JP2000283660A - 復水器 - Google Patents

復水器

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JP2000283660A
JP2000283660A JP11094293A JP9429399A JP2000283660A JP 2000283660 A JP2000283660 A JP 2000283660A JP 11094293 A JP11094293 A JP 11094293A JP 9429399 A JP9429399 A JP 9429399A JP 2000283660 A JP2000283660 A JP 2000283660A
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condenser
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wall surface
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Ryoji Yoshimura
良治 吉村
Katsuya Yamashita
勝也 山下
Takeshi Noma
毅 野間
Shunji Kono
俊二 河野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】蒸気タービンから排出されるタービン排気を凝
縮させる際、圧力損失を低く抑え、凝縮性能のより一層
の向上を図った復水器を提供する。 【解決手段】本発明に係る復水器は、胴体18の壁面に
近い部分の管群22の管配列を、胴体18の壁面から離
れた中央部分側の管群22の管配列に較べて相対的に伝
熱管21の本数を増加させてその高さを高く形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は復水器に係り、特に
胴体内に収容する伝熱管の管配列に改善を加えて凝縮性
能の向上を図った復水器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、復水器は、蒸気タービンで膨張
仕事を終えたタービン排気を凝縮させて復水にし、その
復水を給水としてボイラ、原子炉等の蒸気発生器に供給
するようになっている。
【0003】このような機能を備えた復水器を適用する
発電プラントは、図11に示すように、作動流体の流れ
に沿って順に、蒸気発生器1、蒸気タービン2、発電機
3、復水器4の中間部分に装着した低圧給水加熱器5、
復水ポンプ6、給水ポンプ7を駆動する給水ポンプ駆動
タービン8を備えて閉回路を構成し、蒸気発生器1で発
生した蒸気を蒸気タービン2で膨張させて発電機3を駆
動し、蒸気タービン2で膨張を終えたタービン排気を復
水器4で凝縮して復水にし、その復水を復水ポンプ6を
介して低圧給水加熱器5に供給し、ここでタービン抽気
を熱源として予熱させ、予熱させた復水を給水として給
水ポンプ駆動タービン8で駆動される給水ポンプ7を介
して蒸気発生器1に循環させるようになっている。
【0004】一方、復水器4は、図9及び図10に示す
ように、横断面がほぼ四辺形状の胴体9の両側に冷却
水、例えば海水を給排させる水室10a,10bを備え
ている。
【0005】また、復水器4は、胴体9の頭部に蒸気タ
ービン2を設け、その中間部分に低圧給水加熱器5を装
着するとともに、胴体9の内部に数多の伝熱管11,1
1を収容し、伝熱管11,11の両端を水室10a,1
0bに接続させ伝熱管11,11の内部に冷却水を流す
ようになっている。
【0006】また、胴体9の内部に数多くの伝熱管1
1,11を収容させた復水器4は、伝熱管11,11を
一つのブロックにまとめて管群12,12として複数個
に形成するとともに、各管群12,12内にガス冷却部
13,13を設けている。なお、図9は復水器の概略正
面図を、また、図10は図9のA−A矢視方向から見た
側面図である。また、符号14は、給水ポンプ駆動ター
ビン8で膨張仕事を終えたタービン排気を復水器4の底
部に設けた復水溜(ホットウェル)15に案内するター
ビン排気収集口である。
【0007】このような構成を備えた復水器4におい
て、蒸気タービン2の排気部16から排出されたタービ
ン排気は、管群12,12を流れる間に伝熱管11,1
1内を流れる冷却水と熱交換して凝縮し、復水として復
水溜15に一旦集められてから、他の機器、例えば高圧
給水加熱器(図示せず)に供給される。
【0008】また、管群12,12で、タービン排気と
冷却水との熱交換中に生成された不凝縮ガスは、管群1
2,12内のガス冷却部13,13で冷却させた後、器
外にブローされる。
【0009】このように、復水器4は、蒸気タービン2
の排気部16から排出される比較的高温のタービン排気
を凝縮させて真空の維持を図り、プラント熱効率の向上
に寄与させていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図9で示した従来の復
水器4では、その頭部側に設けた蒸気タービン2が対向
流タイプの場合、その排気部16,16が胴体9の壁面
に近いこともあって、タービン排気が胴体9の壁面に近
い管群12,12により多く流れ、その中央部分の管群
12が相対的に少なくなっている。このため、胴体9の
壁面近くの管群12とその中央部分の管群12とでは、
自ずと熱交換量が異なり、圧力損失の発生の要因になっ
ていた。
【0011】また、復水器4は、その中間部分に低圧給
水加熱器5を装着し、設置面積の有効活用を図っている
が、胴体9の近くに配置された同じ管群12,12であ
っても、低圧給水加熱器5側のタービン排気の衝突また
は迂回により一方の管群12に偏流をきたし、管群12
内の局所に淀みが生じることがあった。
【0012】一般に、蒸気タービン2の背圧は、復水器
4の凝縮能力とタービン排気の圧力損失との因子になっ
ている。つまり、蒸気タービン2の背圧は、タービン排
気が凝縮する管群12,12での圧力に、タービン排気
の圧力損失を加えた圧力になっている。このため、ター
ビン排気の圧力損失が大きいと、蒸気タービン2の背圧
も高くなり、タービン出力が下がって発電効率が悪くな
る問題点があった。
【0013】このように、従来の復水器では、タービン
排気の圧力損失を低く押さえることが凝縮性能を向上さ
せるとともに、発電効率を向上させる重要な因子になっ
ている。
【0014】本発明は、このような背景技術に基づいて
なされたもので、タービン排気の流れをより一層良好に
させ、圧力損失を低く抑え、凝縮性能のより一層の向上
を図った復水器を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る復水器は、
上記目的を達成するために、請求項1に記載したよう
に、胴体の頭部側に蒸気タービンを設け、胴体の内部に
複数本の伝熱管を収容させるとともに、複数本の伝熱管
を一つのブロックとしてまとめた管群を形成した復水器
において、上記胴体の壁面に近い部分の管群の管配列
を、上記胴体の壁面から離れた中央部分側の管群の管配
列に較べて相対的に伝熱管の本数を増加させてその高さ
を高く形成したものである。
【0016】本発明に係る復水器は、上記目的を達成す
るために、請求項2に記載したように、胴体の頭部側に
蒸気タービンを設け、胴体の内部に複数本の伝熱管を収
容させるとともに、複数本の伝熱管を一つのブロックと
してまとめた管群を形成した復水器において、上記胴体
の壁面に近い部分の管群の外周側を点で結んだ輪郭線
を、上記胴体の壁面から離れた中央部分側の管群の輪郭
線に較べて上記胴体の壁面側に傾けて形成したものであ
る。
【0017】本発明に係る復水器は、上記目的を達成す
るために、請求項3に記載したように、胴体の頭部側に
蒸気タービンを設け、胴体の内部に複数本の伝熱管を収
容させるとともに、複数本の伝熱管を一つのブロックと
してまとめた管群を形成した復水器において、上記胴体
の壁面に近い部分の管群の管配列を、上記胴体の壁面か
ら離れた中央部分側の管群の管配列に較べて相対的に伝
熱管の本数を増加させてその高さを高く形成するととも
に、上記胴体の壁面に近い部分の管群の外周側を点で結
んだ輪郭線を、上記胴体の壁面から離れた中央部分側の
管群の輪郭線に較べて上記胴体の壁面側に傾けて形成し
たものである。
【0018】本発明に係る復水器は、上記目的を達成す
るために、請求項4に記載したように、胴体の頭部側に
蒸気タービンを設け、胴体の内部に複数本の伝熱管を収
容させるとともに、複数本の伝熱管を一つのブロックと
してまとめた管群を形成した復水器において、上記胴体
の壁面に近い部分の管群の管配列を、上記胴体の壁面か
ら離れた中央部分側の管群の管配列に較べて相対的に伝
熱管の本数を増加させてその高さを高く形成するととも
に、上記胴体の壁面に近い部分の管群の外周側を点で結
んだ輪郭線を、上記胴体の壁面から離れた中央部分側の
管群の輪郭線に較べて上記胴体の壁面側に傾けて形成す
る一方、上記胴体の底部側に噴出口を備えたタービン排
気収集管を設けたものである。
【0019】本発明に係る復水器は、上記目的を達成す
るために、請求項5に記載したように、噴出口を、スリ
ット、円孔、角孔のいずれかを選択して形成したもので
ある。
【0020】本発明に係る復水器は、上記目的を達成す
るために、請求項6に記載したように、胴体の壁面に近
い部分の管群を形成する伝熱管のピッチを、上記胴体の
壁面から離れた中央部分側の管群を形成する伝熱管ピッ
チよりも広く管配列したものである。
【0021】本発明に係る復水器は、上記目的を達成す
るために、請求項7に記載したように、胴体の壁面に近
い部分の管群を形成する伝熱管の管配列を碁盤目状に配
列したものである。
【0022】本発明に係る復水器は、上記目的を達成す
るために、請求項8に記載したように、胴体の壁面から
離れた中央部分側の管群を形成する伝熱管の管配列を千
鳥状に配列したものである。
【0023】本発明に係る復水器は、上記目的を達成す
るために、請求項9に記載したように、胴体の壁面から
離れた中央部分側の管群の外周側を点で結んだ輪郭線を
紡錘型に形成したものである。
【0024】本発明に係る復水器は、上記目的を達成す
るために、請求項10に記載したように、胴体の頭部側
に蒸気タービンを設け、胴体の内部に複数本の伝熱管を
収容させるとともに、複数本の伝熱管を一つのブロック
としてまとめた管群を形成した復水器において、上記胴
体の頭部側に絞り入り口を形成したものである。
【0025】本発明に係る復水器は、上記目的を達成す
るために、請求項11に記載したように、胴体の頭部側
に蒸気タービンを設け、胴体の内部に複数本の伝熱管を
収容させるとともに、複数本の伝熱管を一つのブロック
としてまとめた管群を形成した復水器において、蒸気胴
体の頭部側に絞り板を設けたものである。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る復水器の実施
形態を図面および図中に付した符号を引用して説明す
る。
【0027】図1は、本発明に係る復水器の第1実施形
態を示す概略正面図である。
【0028】本実施形態に係る復水器17は、胴体18
の頭部に蒸気タービン19を設け、その中間部分に低圧
給水加熱器20を装着するとともに、胴体18の内部に
数多くの伝熱管21,21を収容し、数多くの伝熱管2
1,21を一つのブロックにまとめて管群22,22と
し、各管群22,22内にガス冷却部23を設けてい
る。
【0029】また、本実施形態に係る復水器17は、胴
体18の頭部に設けた蒸気タービン19の排気部24か
ら排出されるタービン排気の流量の大小に応じて胴体1
8の近い部分に管本数を多くさせた伝熱管21を設ける
ともに、胴体18の近い部分の管群22の高さを胴体1
8から離れた部分の管群22より高くする管配列になつ
いる。なお、他の構成は、図9で示した従来の復水器4
と同一なので、その説明を省略する。
【0030】このように、本実施形態は、胴体18の壁
面に近い部分にタービン排気が多く流れ、中間部分でタ
ービン排気が相対的に少なくなることに対応させ、胴体
18の壁面に近い部分に伝熱管21の管本数を多くして
管群22の管配列を高くするとともに、胴体18の壁面
から離れた中央部分側の伝熱管21の管本数を相対的に
少なくして管群22の管配列を低くし、蒸気タービン1
9の排気部24から排出する多くのタービン排気を胴体
18の壁面に近い部分の管群22で熱交換させるととも
に、ここで凝縮させたタービン排気を管群22の鉛直方
向に沿って案内して再びタービン排気を凝縮させたの
で、タービン排気の持つ潜熱を奪って効果的に凝縮させ
ることができる。
【0031】したがって、本実施形態によれば、タービ
ン排気が胴体18の壁面に近い部分に多く流れることを
巧みに利用して胴体18の壁面に近い部分に伝熱管21
の管本数を多くしたので、タービン排気の偏流に伴う凝
縮性能を向上させることができるとともに、発電効率を
向上させることができる。
【0032】図2は、本発明に係る復水器の第2実施形
態を示す概略正面図である。なお、第1実施形態の構成
部分と同一部分には同一符号を付す。
【0033】本実施形態に係る復水器17は、伝熱管2
1,21を一つのブロックにまとめて形成する管群2
2,22のうち、胴体18の壁面に近い管群22の外周
側を点で結んだ輪郭線OSLを胴体18の壁面に向って
傾けるとともに、胴体18の壁面から離れた中央部分側
の管群22との頭部側の空間Sを広く形成したものであ
る。
【0034】このように、本実施形態は、胴体18の壁
面に近い管群22の外周側を点で結んだ輪郭線OSLを
胴体18の壁面に向って傾け、タービン排気をより多く
凝縮させるとともに、胴体18の壁面に近い管群22の
輪郭線OSLと胴体18の壁面から離れた中央部分側の
管群22の輪郭線OSLとの距離を広くしてタービン排
気の圧力損失を低くさせたので、タービン排気をより一
層効果的に凝縮させて発電効率を向上させることができ
る。
【0035】図3は、本発明に係る復水器の第3実施形
態を示す概略正面図である。なお、第1実施形態の構成
部分と同一部分には同一符号を付す。
【0036】本実施形態に係る復水器17は、第1実施
形態と第2実施形態とを組み合せたもので、胴体18の
壁面に近い管群22の外周側を点で結んだ輪郭線OSL
を胴体18の壁面に向って傾け、隣の管群22の外周側
を点で結んだ輪郭線OSLとの空間Sを広く形成すると
ともに、胴体18の壁面に近い伝熱管21の管本数を増
して管群22の高さを、胴体18の壁面から離れた中央
部分側の紡錘型に形成した管群22の高さよりも高く
し、胴体18の壁面近くを流れるより多くのタービン排
気と熱交換させてタービン排気をより多く凝縮させ、隣
の伝熱管21の輪郭線OSLを紡錘型にしたものとの空
間Sを広くして、圧力損失を低くさせたので、タービン
排気を効果的に冷却させて発電効率を向上させることが
できる。
【0037】図4は、本発明に係る復水器の第4実施形
態を示す概略正面図である。なお、第1実施形態の構成
部分と同一部分には同一符号を付す。
【0038】本実施形態に係る復水器17は、第3実施
形態と同様に、胴体18の壁面近くの管群22を胴体1
8の壁面に向って傾け、隣の輪郭線OSLを紡錘型にし
た管群22との間の空間Sを広くし、かつ胴体18の壁
面近くの伝熱管21の管本数を増してその高さを隣の管
群22の高さよりも高くする一方、管群22の底部側で
あって胴体18の中央部分側に給水ポンプ駆動タービン
から供給されたタービン排気を集めるタービン排気収集
管25を設けたものである。
【0039】また、本実施形態に係る復水器17は、タ
ービン排気収集管25にスリット、円孔、角孔等の多孔
状の噴出口26を形成し、噴出口26から噴出された給
水ポンプ駆動タービンのタービン排気により胴体18の
壁面近くの管群22から隣の管群22に移動させる熱を
かなり多く持った凝縮水に押圧力を与えて良好に案内さ
せたものである。
【0040】このように、本実施形態は、胴体18の底
部の中央部分に噴出口26を備えたタービン排気収集管
25を設け、タービン排気収集管25の噴出口26から
噴出される給水ポンプ駆動タービン排気の噴出力を利用
して一方の管群22から隣の管群22に移動する凝縮水
の流れを良好にさせたので、凝縮性能をより一層向上さ
せることができる。
【0041】図5は、本発明に係る復水器の第5実施形
態を示す概略正面図である。なお、第1実施形態の構成
部分と同一部分には同一符号を付す。
【0042】本実施形態に係る復水器17は、基本的に
第3実施形態の構成と同一にし、胴体18の壁面に近い
管群22を形成する伝熱管21のピッチを、胴体18の
壁面から離れた中央部分側の管群22を形成する伝熱管
21のピッチよりも広く管配列したものである。
【0043】このように、本実施形態では、胴体18の
壁面に近い管群22を形成する伝熱管21のピッチを広
く管配列してより多量に流れるタービン排気の流入を良
好にさせたので、圧力損失を少なくさせてタービン排気
の凝縮性能をより一層向上させることができる。
【0044】図6は、本発明に係る復水器の第6実施形
態を示す概略正面図である。なお、第1実施形態の構成
部分と同一部分には同一符号を付す。
【0045】本実施形態に係る復水器17は、基本的に
第3実施形態の構成と同一にし、胴体18の壁面に近い
管群22を形成する伝熱管21の管配列を碁盤目状に配
列するとともに、胴体18の壁面から離れた中央部分側
の伝熱管21の管配列を千鳥状に配列したものである。
【0046】このように、本実施形態では、胴体18の
壁面に近い管群22を形成する伝熱管21の管配列を碁
盤目状に配列し、より多量に流れるタービン排気の流入
抵抗を少なくさせたので、圧力損失を少なくさせてター
ビン排気の凝縮性能をより一層向上させることができ
る。
【0047】図7は、本発明に係る復水器の第7実施形
態を示す概略正面図である。なお、第1実施形態の構成
部分と同一部分には同一符号を付す。
【0048】本実施形態に係る復水器17は、伝熱管2
1,21を一つのブロックにまとめて形成する管群2
2,22の外周側を点で結んだ輪郭線OSLおよび管群
22,22の高さを、胴体18の壁面の近い部分と胴体
18の壁面から離れた中央部分側の管群22の輪郭線O
SLおよび高さと同一にする一方、胴体18の頭部側に
絞り入口27を形成し、蒸気タービン19の排気部24
から排出されるタービン排気を胴体18の中央部分側に
向わせ、胴体18の壁面に近い管群22と、胴体18の
壁面から離れた中央部分側のそれぞれへの流入量を均一
化させたものである。
【0049】このように、本実施形態では、胴体18の
頭部側に絞り入口27を形成し、蒸気タービン19の排
気部24から排出するタービン排気を胴体18の中央部
分側にも向わせるようにしたので、各管群22,22に
むらのない均一な凝縮をタービン排気に行わせることが
でき、凝縮性能を向上させて発電効率を増加させること
ができる。
【0050】なお、本実施形態は、胴体18の頭部側に
絞り入口27を形成し、タービン排気を胴体18の中央
部分側にも向わせるようにしたが、この例に限らず、例
えば図8に示すように、胴体18の頭部側に絞り板28
を設けても良い。
【0051】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明に係る復水
器は、タービン排気が胴体の壁面に近い部分に多く流れ
ることを巧みに利用して胴体の壁面に近い部分の管群
を、その中央部分側の管群に較べてより多くの熱交換を
行わせるとともに、圧力損失を低くさせた手段を設けた
ので、凝縮性能を向上させて発電効率を増加させること
ができる。
【0052】また、本発明に係る復水器は、胴体の頭部
側に流入するタービン排気を絞る手段を設けて中央部分
側にも向わせるようにしたので、各管群に均一な凝縮を
行わせることができ、タービン排気の熱回収をより高く
維持させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る復水器の第1実施形態を示す概略
正面図。
【図2】本発明に係る復水器の第2実施形態を示す概略
正面図。
【図3】本発明に係る復水器の第3実施形態を示す概略
正面図。
【図4】本発明に係る復水器の第4実施形態を示す概略
正面図。
【図5】本発明に係る復水器の第5実施形態を示す概略
正面図。
【図6】本発明に係る復水器の第6実施形態を示す概略
正面図。
【図7】本発明に係る復水器の第7実施形態を示す概略
正面図。
【図8】本発明に係る復水器の第7実施形態における変
形例を示す概略正面図。
【図9】従来の復水器を示す概略正面図。
【図10】図9のA−A矢視方向から見た側面図。
【図11】従来の発電プラントを示す概略系統図。
【符号の説明】
1 蒸気発生器 2 蒸気タービン 3 発電機 4 復水器 5 低圧給水加熱器 6 復水ポンプ 7 給水ポンプ 8 給水ポンプ駆動タービン 9 胴体 10a,10b 水室 11 伝熱管 23 管群 13 ガス冷却部 14 タービン排気収集口 15 復水溜 16 排気部 17 復水器 18 胴体 19 蒸気タービン 20 低圧給水加熱器 21 伝熱管 22 管群 23 ガス冷却部 24 排気部 25 タービン排気収集管 26 噴出口 27 絞り入口 28 絞り板
フロントページの続き (72)発明者 野間 毅 神奈川県横浜市鶴見区末広町二丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 河野 俊二 神奈川県横浜市鶴見区末広町二丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胴体の頭部側に蒸気タービンを設け、胴
    体の内部に複数本の伝熱管を収容させるとともに、複数
    本の伝熱管を一つのブロックとしてまとめた管群を形成
    した復水器において、上記胴体の壁面に近い部分の管群
    の管配列を、上記胴体の壁面から離れた中央部分側の管
    群の管配列に較べて相対的に伝熱管の本数を増加させて
    その高さを高く形成したことを特徴とする復水器。
  2. 【請求項2】 胴体の頭部側に蒸気タービンを設け、胴
    体の内部に複数本の伝熱管を収容させるとともに、複数
    本の伝熱管を一つのブロックとしてまとめた管群を形成
    した復水器において、上記胴体の壁面に近い部分の管群
    の外周側を点で結んだ輪郭線を、上記胴体の壁面から離
    れた中央部分側の管群の輪郭線に較べて上記胴体の壁面
    側に傾けて形成したことを特徴とする復水器。
  3. 【請求項3】 胴体の頭部側に蒸気タービンを設け、胴
    体の内部に複数本の伝熱管を収容させるとともに、複数
    本の伝熱管を一つのブロックとしてまとめた管群を形成
    した復水器において、上記胴体の壁面に近い部分の管群
    の管配列を、上記胴体の壁面から離れた中央部分側の管
    群の管配列に較べて相対的に伝熱管の本数を増加させて
    その高さを高く形成するとともに、上記胴体の壁面に近
    い部分の管群の外周側を点で結んだ輪郭線を、上記胴体
    の壁面から離れた中央部分側の管群の輪郭線に較べて上
    記胴体の壁面側に傾けて形成したことを特徴とする復水
    器。
  4. 【請求項4】 胴体の頭部側に蒸気タービンを設け、胴
    体の内部に複数本の伝熱管を収容させるとともに、複数
    本の伝熱管を一つのブロックとしてまとめた管群を形成
    した復水器において、上記胴体の壁面に近い部分の管群
    の管配列を、上記胴体の壁面から離れた中央部分側の管
    群の管配列に較べて相対的に伝熱管の本数を増加させて
    その高さを高く形成するとともに、上記胴体の壁面に近
    い部分の管群の外周側を点で結んだ輪郭線を、上記胴体
    の壁面から離れた中央部分側の管群の輪郭線に較べて上
    記胴体の壁面側に傾けて形成する一方、上記胴体の底部
    側に噴出口を備えたタービン排気収集管を設けたことを
    特徴とする復水器。
  5. 【請求項5】 噴出口を、スリット、円孔、角孔のいず
    れかを選択して形成したことを特徴とする請求項4に記
    載の復水器。
  6. 【請求項6】 胴体の壁面に近い部分の管群を形成する
    伝熱管のピッチを、上記胴体の壁面から離れた中央部分
    側の管群を形成する伝熱管ピッチよりも広く管配列した
    ことを特徴とする請求項1、2、3または4に記載の復
    水器。
  7. 【請求項7】 胴体の壁面に近い部分の管群を形成する
    伝熱管の管配列を碁盤目状に配列したことを特徴とする
    請求項1、2、3または4に記載の復水器。
  8. 【請求項8】 胴体の壁面から離れた中央部分側の管群
    を形成する伝熱管の管配列を千鳥状に配列したことを特
    徴とする請求項1、2、3または4に記載の復水器。
  9. 【請求項9】 胴体の壁面から離れた中央部分側の管群
    の外周側を点で結んだ輪郭線を紡錘型に形成したことを
    特徴とする請求項1、2、3または4に記載の復水器。
  10. 【請求項10】 胴体の頭部側に蒸気タービンを設け、
    胴体の内部に複数本の伝熱管を収容させるとともに、複
    数本の伝熱管を一つのブロックとしてまとめた管群を形
    成した復水器において、上記胴体の頭部側に絞り入り口
    を形成したことを特徴とする復水器。
  11. 【請求項11】 胴体の頭部側に蒸気タービンを設け、
    胴体の内部に複数本の伝熱管を収容させるとともに、複
    数本の伝熱管を一つのブロックとしてまとめた管群を形
    成した復水器において、蒸気胴体の頭部側に絞り板を設
    けたことを特徴とする復水器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005326065A (ja) * 2004-05-13 2005-11-24 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 復水器
JP2012189279A (ja) * 2011-03-11 2012-10-04 Toshiba Corp 復水器
JP2015096802A (ja) * 2015-01-08 2015-05-21 三菱日立パワーシステムズ株式会社 復水器

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