JP2000283394A - 強制対流大気熱源式極低温液化ガスの気化装置 - Google Patents

強制対流大気熱源式極低温液化ガスの気化装置

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JP2000283394A
JP2000283394A JP11093351A JP9335199A JP2000283394A JP 2000283394 A JP2000283394 A JP 2000283394A JP 11093351 A JP11093351 A JP 11093351A JP 9335199 A JP9335199 A JP 9335199A JP 2000283394 A JP2000283394 A JP 2000283394A
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JP
Japan
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fin
liquefied gas
cryogenic liquefied
fins
tube
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Pending
Application number
JP11093351A
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English (en)
Inventor
Masaru Sekiguchi
優 関口
Susumu Ito
進 伊藤
Toshiyasu Miura
俊泰 三浦
Yutaka Nishiguchi
豊 西口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Tokyo Gas Engineering Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
Tokyo Gas Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【技術課題】 連続運転を行っても霜着せず、更に大気
を大量に対流させないで済む強制対流大気熱源式極低温
液化ガスの気化装置を提供する。 【解決手段】 縦形フィンチューブ10…内に極低温液
化ガスを供給し、このフィンチューブ10…の外側に大
気を強制循環させることにより、フィンチューブ10…
内に供給した前記極低温液化ガスを加熱して蒸発させる
気化装置において、前記フィンチューブ10…のフィン
10bの枚数を9枚以上に設定し、且つフィンチューブ
10…の中央管10aの外径に対する前記フィン10b
の半径方向の長さの比を2.5以上に設定し、前記フィ
ン10bの半径方向の長さにより決定される隣接したフ
ィンチューブ10…同士のフィン10bの外縁間の距離
を前記中央管10aの外径に対する比において0.5未
満に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LN2、LNG等
の極低温液化ガスを周囲大気の強制対流により蒸発させ
る縦形フィンチューブ型蒸発器を用いる気化装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】LN2、LNG等の極低温液化ガスを蒸
発させるための熱源として、大気を利用する気化装置が
ある。この気化装置は、比較的小規模の施設において用
いられるもので、この構成の従来例を図4に示す。この
図4において、気化装置は、カバー1内に縦形フィンチ
ューブ2…の管束を配列し、カバー1の下部に大気導入
口3を形成し、カバー1の上部にブロワー4を取り付け
ると共に、前記縦形フィンチューブ2…の下部にヘッダ
ー6を介してLNG供給管5を接続し、上部にヘッダー
8を介してNG送出管7を接続した構造である。この気
化装置にあっては、ブロワー4を駆動してカバー1内を
負圧に形成することで大気導入口3から大気をカバー1
内に吸引し、縦形フィンチューブ2…の間を上昇させ、
この上昇する間に縦形フィンチューブ2…内に供給され
た、例えば−162℃のLNGを加熱して蒸発させるも
のである。
【0003】また、この気化装置の場合、縦形フィンチ
ューブ2…におけるフィン2bの数は8枚以下であり、
中央管2aの外径に対するフィン2bの半径方向の長さ
の比は通常2.5未満であり、フィン2bの半径方向の
長さに対する隣接チューブ同士のフィン2bの外縁間の
距離の比は0.5以上に設定されている。例えば、図4
の場合、中央管2a=31m/m、フィン2bの長さ=
52m/m、フィン2bの外縁間の距離65m/mであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の比
較的小規模の気化装置の場合、一般の自然対流式のもの
を使用しているため、大気側の伝熱面積には制約があ
り、隣接チューブ同士のフィンの外縁間についてもある
程度以上の距離が離されている。このため、次のような
欠点がある。
【0005】1.フィン2bの外表面温度が低く(図4
の例では、−85℃程度)抑えられるため、強制対流式
でありながら、霜着による性能低下の影響が大きく、長
時間の連続運転ができない。 2.強制対流式としては大気流路の空隙割合が大きいた
め、大気側の温度変化幅(温度効率)を大きくとること
ができず、より多くの大気流量が必要となる。
【0006】本発明の目的は、連続運転を行っても霜着
せず、更に大気を大量に対流させないで済む強制対流大
気熱源式極低温液化ガスの気化装置を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、強制対流大気熱源式極低温液化ガスの気化装置にお
いて、縦形フィンチューブ内に極低温液化ガスを供給
し、このフィンチューブの外側に大気を強制循環させる
ことにより、フィンチューブ内に供給した前記極低温液
化ガスを加熱して蒸発させる気化装置において、前記フ
ィンチューブのフィンの枚数を9枚以上に設定し、且つ
フィンチューブの中央管の外径に対する前記フィンの半
径方向の長さの比を2.5以上に設定し、前記フィンの
半径方向の長さにより決定される隣接チューブ同士のフ
ィンの外縁間の距離を前記中央管の外径に対する比にお
いて0.5未満に設定したことを特徴とするものであ
る。
【0008】
【作用】縦形フィンチューブには、極低温液化ガスがこ
の下部から供給されると共に、蒸発用の大気もカバーの
下部に形成した大気導入口からカバー内に導入されてカ
バー内を上昇し、この間にフィンチューブ内に供給され
た極低温液化ガスを加熱して蒸発させたのち、カバー上
部に形成した大気排出口から大気中に排出される。フィ
ンチューブ内で蒸発した極低温液化ガスは、フィンチュ
ーブの上部のヘッダーに集められたのち、送出管を経由
して消費側に送出される。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明が適用される気化装置は、
大気を熱源とし、この大気をブロワー等により強制的に
縦向きに多数配列されたフィンチューブ間に対流させ
て、このフィンチューブ内に供給された極低温液化ガス
を加熱し、蒸発させる型のもので、一般に強制対流大気
熱源式と称されるものである。
【0010】この気化装置は、ステンレス等の金属材で
カバーが形成され、このカバー内にフィンチューブが配
列されていて、夫々のフィンチューブには、下部ヘッダ
ーから極低温液化ガスが供給され、蒸発したガスは上部
ヘッダーで集合されたのち、消費側に送出される。フィ
ンチューブもステンレスのような、耐低温伝熱特性を有
する金属で作られている。
【0011】フィンチューブの中央管の周囲に放射状に
形成されるフィンは、等角度で9枚以上、16枚以下が
実用的で、8枚以下になると温度効率が小さく、反対に
17枚以上にすると温度効率は大きいが、大気の対流抵
抗が著しく増大してブロワー等を大型化したりする必要
があると共に騒音も大きくなる。また、フィンの数が増
加すると材料費に加えて、このフィンを中央管に溶接し
たりする手数も増し、製作費の高騰を招き、実用的では
なくなる。
【0012】また、フィンの半径方向の長さは、中央管
の外径に対する比を2.5〜3.5の範囲に設定するこ
とが望ましく、この範囲を超えた場合、温度効率が低下
したり、装置が大型化することになる。
【0013】また、隣接するフィンチューブのフィンの
外縁同士の間隔は、中央管の外径に対して0.1〜0.
4の範囲が好ましく、この範囲を超えた場合、温度効率
が低下したり、製作が難しくなったり、装置が大型化す
るようになる。
【0014】
【実施例】図1に基づいて本発明の実施例を詳述する。
この実施例図は、大気が対流する空間(カバー)内に配
置されたフィンチューブの配列の一部を示す平面図であ
って、従来例を示した図3に相当する。この図1におい
て、符号の10…はフィンチューブ、10aはフィンチ
ューブ10を構成している中央管、10bは前記中央管
10aの周囲に放射状に取り付けられたフィンであっ
て、このフィン10bは、等角度になるように12枚が
取り付けられていると共に、フィン10bの半径方向に
おける長さLは、中央管10aの外径Pに対し、その比
が3.5に設定され、更に、隣接するフィンチューブ1
0におけるフィン10bの先端(外縁間)の間隔(距
離)Wは、中央管10aの外径Pに対し、その比が0.
15に設定されている。実施例の場合、P=31m/
m、L=109m/m、W=15m/mである。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上のように、従来技術に比
べ、強制対流式の利点を活かして大気側の伝熱面積を大
きく設定できるため、フィンの外表面温度を上昇(図2
の例では従来図を同じ条件で−85℃→−44℃)させ
ることができる。このため、霜着による性能低下の影響
が緩和され、より長時間の連続運転が可能となる。
【0016】また、フィンチューブ単位長さ当りの伝熱
量が増大(図2では従来図と同じ条件で約1.64倍)
するため、同一パス数でもフィンチューブ長を短くする
ことができる。この結果、液化ガス側の圧力損失の低減
が可能となる。
【0017】また、大気流路の空隙割合を小さく設定で
きるため、大気側の温度変化幅(温度効率)を大きくと
ることができ、必要大気流量の削減が可能となる。この
結果、ブロワー等の小型化、低騒音化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフィンチューブの配列例の説明
図。
【図2】従来例と本発明との効果の比較例の説明図。
【図3】強制対流大気熱源式極低温液化ガスの気化装置
の説明図。
【図4】A−A′線断面図。
【符号の説明】
10… フィンチューブ 10a 中央管 10b フィン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦 俊泰 神奈川県横浜市都筑区茅ヶ崎東1−1 (72)発明者 西口 豊 神奈川県横浜市緑区白山2−24−19 Fターム(参考) 3E072 AA10 DB03 GA30

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦形フィンチューブ内に極低温液化ガス
    を供給し、このフィンチューブの外側に大気を強制循環
    させることにより、フィンチューブ内に供給した前記極
    低温液化ガスを加熱して蒸発させる気化装置において、
    前記フィンチューブのフィンの枚数を9枚以上に設定
    し、且つフィンチューブの中央管の外径に対する前記フ
    ィンの半径方向の長さの比を2.5以上に設定し、前記
    フィンの半径方向の長さにより決定される隣接チューブ
    同士のフィンの外縁間の距離を前記中央管の外径に対す
    る比において0.5未満に設定したことを特徴とする強
    制対流大気熱源式極低温液化ガスの気化装置。
JP11093351A 1999-03-31 1999-03-31 強制対流大気熱源式極低温液化ガスの気化装置 Pending JP2000283394A (ja)

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JP11093351A JP2000283394A (ja) 1999-03-31 1999-03-31 強制対流大気熱源式極低温液化ガスの気化装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105299451A (zh) * 2015-07-02 2016-02-03 浙江海洋学院 可拆卸连接有伸缩式外换热片的液化天然气气化器
CN105299457A (zh) * 2015-09-23 2016-02-03 浙江海洋学院 立式可气动除霜的液化天然气气化器
CN105443980A (zh) * 2015-07-02 2016-03-30 浙江海洋学院 可拆卸连接有外换热片的液化天然气气化器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105299451A (zh) * 2015-07-02 2016-02-03 浙江海洋学院 可拆卸连接有伸缩式外换热片的液化天然气气化器
CN105443980A (zh) * 2015-07-02 2016-03-30 浙江海洋学院 可拆卸连接有外换热片的液化天然气气化器
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