JP2000283226A - 免震装置 - Google Patents
免震装置Info
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- JP2000283226A JP2000283226A JP10478999A JP10478999A JP2000283226A JP 2000283226 A JP2000283226 A JP 2000283226A JP 10478999 A JP10478999 A JP 10478999A JP 10478999 A JP10478999 A JP 10478999A JP 2000283226 A JP2000283226 A JP 2000283226A
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- rubber
- elastomer
- isolation device
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 上板1及び下板2間に、ゴム状弾性層6と剛
性板層7とが上下方向に交互に積層された積層部5が設
けられ、この上板1、下板2及び積層部5を上下方向に
貫通する貫通孔9が形成された積層ゴムタイプの免震装
置Aに対して、高面圧下において、地震発生時にゴム状
弾性層6に大きなせん断変形が生じたとしても、安定し
た復元力特性が得られるようにする。 【解決手段】 貫通孔9内にウレタンゴム等のエラスト
マー11を充填する。そして、そのラストマー11の貫
通孔9に対する充填率を90〜100%にする。
性板層7とが上下方向に交互に積層された積層部5が設
けられ、この上板1、下板2及び積層部5を上下方向に
貫通する貫通孔9が形成された積層ゴムタイプの免震装
置Aに対して、高面圧下において、地震発生時にゴム状
弾性層6に大きなせん断変形が生じたとしても、安定し
た復元力特性が得られるようにする。 【解決手段】 貫通孔9内にウレタンゴム等のエラスト
マー11を充填する。そして、そのラストマー11の貫
通孔9に対する充填率を90〜100%にする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物等の上部構
造物と基礎との間に設けられ、地震に対する該上部構造
物の揺れを抑えるようにした免震装置に関する技術分野
に属する。
造物と基礎との間に設けられ、地震に対する該上部構造
物の揺れを抑えるようにした免震装置に関する技術分野
に属する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の免震装置としては積
層ゴムタイプのものがよく知られており、このものは、
例えば図4に示すように、上部構造物に連結される上板
aと、該上板aの下側に対向して設けられかつ基礎に連
結される下板bとを備えている。この上板a及び下板b
間には、共に略同じ径を有する円形のゴム状弾性層dと
鋼板等からなる剛性板層eとが上下方向において略同心
状に交互に積層された積層部cが設けられ、この積層部
cの外周側には、該積層部cの剛性板層eの鋼板等が錆
びないようにするための被覆ゴム部fが設けられてい
る。この積層部cのゴム状弾性層dと被覆ゴム部fと
は、通常、積層部cの加硫成形時に一体に形成されるも
のである。上記上下板a,b及び積層部cの略中心部に
は、通常、該上下板a,b並びに積層部cのゴム状弾性
層d及び剛性板層eを上下方向に貫通する貫通孔gが形
成されている。この貫通孔gは、積層部cの加硫成形時
に加熱用熱源と接続した棒状部材を挿入して積層部c内
部にも加熱用熱を良好に伝達させること等を目的として
設けられるものである。そして、上記積層部cのゴム状
弾性層d及び剛性板層eの鉛直剛性で上部構造物の荷重
を支持し、地震時の横揺れに対しては、そのゴム状弾性
層dのせん断変形により水平方向の変位と力とを吸収す
るように構成されている。
層ゴムタイプのものがよく知られており、このものは、
例えば図4に示すように、上部構造物に連結される上板
aと、該上板aの下側に対向して設けられかつ基礎に連
結される下板bとを備えている。この上板a及び下板b
間には、共に略同じ径を有する円形のゴム状弾性層dと
鋼板等からなる剛性板層eとが上下方向において略同心
状に交互に積層された積層部cが設けられ、この積層部
cの外周側には、該積層部cの剛性板層eの鋼板等が錆
びないようにするための被覆ゴム部fが設けられてい
る。この積層部cのゴム状弾性層dと被覆ゴム部fと
は、通常、積層部cの加硫成形時に一体に形成されるも
のである。上記上下板a,b及び積層部cの略中心部に
は、通常、該上下板a,b並びに積層部cのゴム状弾性
層d及び剛性板層eを上下方向に貫通する貫通孔gが形
成されている。この貫通孔gは、積層部cの加硫成形時
に加熱用熱源と接続した棒状部材を挿入して積層部c内
部にも加熱用熱を良好に伝達させること等を目的として
設けられるものである。そして、上記積層部cのゴム状
弾性層d及び剛性板層eの鉛直剛性で上部構造物の荷重
を支持し、地震時の横揺れに対しては、そのゴム状弾性
層dのせん断変形により水平方向の変位と力とを吸収す
るように構成されている。
【0003】このような積層ゴムタイプの免震装置は構
造が単純であり、しかも、施工前の設計において地震力
の減衰性能を容易に予測することができ、施工作業や施
工後の維持管理も容易であるので、大型集合住宅や病院
等の大型建築物にかなり普及されている。
造が単純であり、しかも、施工前の設計において地震力
の減衰性能を容易に予測することができ、施工作業や施
工後の維持管理も容易であるので、大型集合住宅や病院
等の大型建築物にかなり普及されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の免
震装置のように上下板a,b及び積層部cを上下方向に
貫通する貫通孔gが存在すると、建築物から加えられる
相当大きな圧縮荷重(例えば100kgf/cm2 )によりゴ
ム状弾性層dが貫通孔g内に膨出し、その膨出した表面
にはかなり大きな引張応力が生じることになる。この引
張応力は長期間発生したままとなるため、地震が発生し
なくても、やがてゴム状弾性層dに亀裂が入る可能性が
ある。
震装置のように上下板a,b及び積層部cを上下方向に
貫通する貫通孔gが存在すると、建築物から加えられる
相当大きな圧縮荷重(例えば100kgf/cm2 )によりゴ
ム状弾性層dが貫通孔g内に膨出し、その膨出した表面
にはかなり大きな引張応力が生じることになる。この引
張応力は長期間発生したままとなるため、地震が発生し
なくても、やがてゴム状弾性層dに亀裂が入る可能性が
ある。
【0005】また、地震発生時には、ゴム状弾性層dに
通常時(非地震時)の2倍近くの圧縮加重(例えば20
0kgf/cm2 )が加えられかつ200%程度のせん断変形
が生じるため、上記ゴム状弾性層dはより一層亀裂が入
り易くなり、破断に至り易くなるという問題がある。
通常時(非地震時)の2倍近くの圧縮加重(例えば20
0kgf/cm2 )が加えられかつ200%程度のせん断変形
が生じるため、上記ゴム状弾性層dはより一層亀裂が入
り易くなり、破断に至り易くなるという問題がある。
【0006】さらに、1つの建築物における免震装置の
使用個数を減らすことで免震化のコストダウンを図るこ
とが考えられるが、この場合は、免震装置1個当たりの
受圧荷重が大きくなってゴム状弾性層dにさらに大きな
圧縮加重(例えば、通常時150kgf/cm2 、地震発生時
300kgf/cm2 )が加えられるため、従来の免震装置
をそのまま適用すると、ゴム状弾性層dの水平方向のせ
ん断変形量が大きい場合にはゴム状弾性層dが局部的に
破断されて、免震装置の復元力特性が著しく低下してし
まう。
使用個数を減らすことで免震化のコストダウンを図るこ
とが考えられるが、この場合は、免震装置1個当たりの
受圧荷重が大きくなってゴム状弾性層dにさらに大きな
圧縮加重(例えば、通常時150kgf/cm2 、地震発生時
300kgf/cm2 )が加えられるため、従来の免震装置
をそのまま適用すると、ゴム状弾性層dの水平方向のせ
ん断変形量が大きい場合にはゴム状弾性層dが局部的に
破断されて、免震装置の復元力特性が著しく低下してし
まう。
【0007】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、上記のように上板、下
板及び積層部に上下方向に貫通する貫通孔を備えた積層
ゴムタイプの免震装置に対して、高面圧下において地震
発生時にゴム状弾性層に大きなせん断変形が生じたとし
ても、ゴム状弾性層の貫通孔内への膨出を防止すること
により、ゴム状弾性層の局部的破断を防止して、安定し
た復元力特性が得られるようにすることにある。
あり、その目的とするところは、上記のように上板、下
板及び積層部に上下方向に貫通する貫通孔を備えた積層
ゴムタイプの免震装置に対して、高面圧下において地震
発生時にゴム状弾性層に大きなせん断変形が生じたとし
ても、ゴム状弾性層の貫通孔内への膨出を防止すること
により、ゴム状弾性層の局部的破断を防止して、安定し
た復元力特性が得られるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明では、上板、下板及び積層部を上下方向
に貫通する貫通孔内にエラストマーを充填するようにし
た。
めに、この発明では、上板、下板及び積層部を上下方向
に貫通する貫通孔内にエラストマーを充填するようにし
た。
【0009】具体的には、請求項1の発明では、上部構
造物に連結される上板と、該上板の下側に対向して設け
られかつ基礎に連結される下板と、上記上板及び下板間
に設けられ、ゴム状弾性層と剛性板層とが上下方向に交
互に積層された積層部と、上記上板、下板及び積層部を
上下方向に貫通する貫通孔とを備え、地震に対する上記
上部構造物の揺れを抑えるようにした免震装置を対象と
し、上記貫通孔内に、エラストマーが充填されているも
のとする。
造物に連結される上板と、該上板の下側に対向して設け
られかつ基礎に連結される下板と、上記上板及び下板間
に設けられ、ゴム状弾性層と剛性板層とが上下方向に交
互に積層された積層部と、上記上板、下板及び積層部を
上下方向に貫通する貫通孔とを備え、地震に対する上記
上部構造物の揺れを抑えるようにした免震装置を対象と
し、上記貫通孔内に、エラストマーが充填されているも
のとする。
【0010】上記の構成により、高圧縮荷重により積層
部のゴム状弾性層が貫通孔内に膨出しようとしてエラス
トマーを水平方向(貫通孔の径方向)に圧縮しようとし
ても、貫通孔内に充填されたエラストマーは、圧縮応力
が大きいために圧縮され難く、ゴム状弾性層の貫通孔内
への膨出は阻止される。したがって、高面圧下でかつ地
震発生時に大きなせん断変形が生じたとしてもゴム状弾
性層が貫通孔内に膨出して破断することはなく、簡単な
構成でゴム状弾性層の破断による免震装置の復元力特性
の低下を抑制することができる。
部のゴム状弾性層が貫通孔内に膨出しようとしてエラス
トマーを水平方向(貫通孔の径方向)に圧縮しようとし
ても、貫通孔内に充填されたエラストマーは、圧縮応力
が大きいために圧縮され難く、ゴム状弾性層の貫通孔内
への膨出は阻止される。したがって、高面圧下でかつ地
震発生時に大きなせん断変形が生じたとしてもゴム状弾
性層が貫通孔内に膨出して破断することはなく、簡単な
構成でゴム状弾性層の破断による免震装置の復元力特性
の低下を抑制することができる。
【0011】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、エラストマーの貫通孔に対する充填率を、90〜
100%にしている。
いて、エラストマーの貫通孔に対する充填率を、90〜
100%にしている。
【0012】このことにより、貫通孔内に生じる隙間を
最小限にして、エラストマーが水平方向に圧縮変形する
のをより確実に抑えることができ、ゴム状弾性層の貫通
孔内への膨出を効果的に抑制することができる。
最小限にして、エラストマーが水平方向に圧縮変形する
のをより確実に抑えることができ、ゴム状弾性層の貫通
孔内への膨出を効果的に抑制することができる。
【0013】請求項3の発明では、請求項1又は2の発
明において、貫通孔を、該貫通孔内に充填されたエラス
トマーが密封保持されるように上下で封止する。
明において、貫通孔を、該貫通孔内に充填されたエラス
トマーが密封保持されるように上下で封止する。
【0014】このことで、エラストマーはゴム状弾性層
により水平方向に圧縮変形力を受けて上下方向に延びよ
うとするが、貫通孔の上下を塞ぐ蓋部材等によりそれを
阻止することができ、エラストマーの水平方向への圧縮
変形を有効に抑制することができる。
により水平方向に圧縮変形力を受けて上下方向に延びよ
うとするが、貫通孔の上下を塞ぐ蓋部材等によりそれを
阻止することができ、エラストマーの水平方向への圧縮
変形を有効に抑制することができる。
【0015】請求項4の発明では、請求項1、2又は3
の発明において、貫通孔内に充填されるエラストマー
を、ウレタンゴムとする。こうすることで、注型成形等
により貫通穴内に容易に隙間なく充填することができる
と共に、硬化したウレタンゴムがせん断変形への追従性
に優れかつ圧縮応力が大きいので、免震装置の復元力特
性を安定させることができる。
の発明において、貫通孔内に充填されるエラストマー
を、ウレタンゴムとする。こうすることで、注型成形等
により貫通穴内に容易に隙間なく充填することができる
と共に、硬化したウレタンゴムがせん断変形への追従性
に優れかつ圧縮応力が大きいので、免震装置の復元力特
性を安定させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る免
震装置Aを示し、1は、上部構造物に連結される上板で
あり、2は、該上板1の下側に対向して設けられかつ基
礎に連結される下板であり、5は、この上板1及び下板
2間に設けられた積層部であり、6及び7は、同心状に
交互に積層されて上記積層部5を構成するそれぞれゴム
状弾性層及び剛性板層であり、10は、この剛性板層7
の錆や劣化を防止する被覆ゴム部である。
基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る免
震装置Aを示し、1は、上部構造物に連結される上板で
あり、2は、該上板1の下側に対向して設けられかつ基
礎に連結される下板であり、5は、この上板1及び下板
2間に設けられた積層部であり、6及び7は、同心状に
交互に積層されて上記積層部5を構成するそれぞれゴム
状弾性層及び剛性板層であり、10は、この剛性板層7
の錆や劣化を防止する被覆ゴム部である。
【0017】上記免震装置Aは、上板1、下板2及び積
層部5の略中心部を上下方向に貫通する貫通孔9を備え
ている。また、上記上板1の上面中心部及び下板2の下
面中心部には、上記貫通孔9と略同心状に凹部1a,2
aがそれぞれ設けられている。
層部5の略中心部を上下方向に貫通する貫通孔9を備え
ている。また、上記上板1の上面中心部及び下板2の下
面中心部には、上記貫通孔9と略同心状に凹部1a,2
aがそれぞれ設けられている。
【0018】上記貫通孔9内には、エラストマー11が
充填されている。このエラストマー11としては、例え
ば、加硫ゴム、未加硫ゴム、ポリウレタン、ポリオレフ
ィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポ
リアミド系エラストマー等が挙げられるが、容易にかつ
隙間なく充填できる点で、液状原料を注入・硬化させる
タイプのものや、積層部5の加硫成形時の加熱及び加圧
により流動し易いゴムが好ましい。この注入・硬化タイ
プの中でも、弾性率の調整が容易でかつせん断変形に追
従し易い点で、ポリウレタンゴムが特に好ましい。この
エラストマー11の貫通孔9に対する充填率は、90〜
100%にすることが好ましい。これは、充填率が90
%よりも小さいと、生じる隙間にゴム状弾性層6が膨出
し易くなるからである。そして、上下板1,2の各凹部
1a,2a内には、蓋部材12,13がそれぞれ取付固
定され、このことで、貫通孔9は、該貫通孔9内に充填
されたエラストマー11が密封保持されて上下方向に変
形できないように上下で封止されていることになる。
充填されている。このエラストマー11としては、例え
ば、加硫ゴム、未加硫ゴム、ポリウレタン、ポリオレフ
ィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポ
リアミド系エラストマー等が挙げられるが、容易にかつ
隙間なく充填できる点で、液状原料を注入・硬化させる
タイプのものや、積層部5の加硫成形時の加熱及び加圧
により流動し易いゴムが好ましい。この注入・硬化タイ
プの中でも、弾性率の調整が容易でかつせん断変形に追
従し易い点で、ポリウレタンゴムが特に好ましい。この
エラストマー11の貫通孔9に対する充填率は、90〜
100%にすることが好ましい。これは、充填率が90
%よりも小さいと、生じる隙間にゴム状弾性層6が膨出
し易くなるからである。そして、上下板1,2の各凹部
1a,2a内には、蓋部材12,13がそれぞれ取付固
定され、このことで、貫通孔9は、該貫通孔9内に充填
されたエラストマー11が密封保持されて上下方向に変
形できないように上下で封止されていることになる。
【0019】以上の構成からなる本発明の免震装置Aを
製造するには、先ず、図2に示すように、下板2の上側
に、積層部5のゴム状弾性層6を形成する未加硫ゴム1
5と剛性板層7を形成する鋼板16とを上下方向に交互
にかつ上下板1,2との接触部がゴム状弾性層6となる
ように積層した後、その上に上板1を載せる。尚、上下
板1,2の中心部には、予め凹部1a,2aと貫通孔9
を形成するための開口1b,2bとをそれぞれ形成して
おくと共に、未加硫ゴム15及び鋼板16の中心部に
は、予め貫通孔9を形成するための開口15a,16a
をそれぞれ設けておく。また、未加硫ゴム15の外径
は、被覆ゴム部10を形成する分だけ大きくして鋼板1
6よりも外周側に突出しておくか、未加硫ゴム15を厚
めに形成して加硫前に予備圧縮を行って外周側に膨出さ
せる。
製造するには、先ず、図2に示すように、下板2の上側
に、積層部5のゴム状弾性層6を形成する未加硫ゴム1
5と剛性板層7を形成する鋼板16とを上下方向に交互
にかつ上下板1,2との接触部がゴム状弾性層6となる
ように積層した後、その上に上板1を載せる。尚、上下
板1,2の中心部には、予め凹部1a,2aと貫通孔9
を形成するための開口1b,2bとをそれぞれ形成して
おくと共に、未加硫ゴム15及び鋼板16の中心部に
は、予め貫通孔9を形成するための開口15a,16a
をそれぞれ設けておく。また、未加硫ゴム15の外径
は、被覆ゴム部10を形成する分だけ大きくして鋼板1
6よりも外周側に突出しておくか、未加硫ゴム15を厚
めに形成して加硫前に予備圧縮を行って外周側に膨出さ
せる。
【0020】次いで、上記積層成形体を金型21に入れ
て加硫成形を行う。このとき、上下板1,2の開口1
b,2b並びに未加硫ゴム15及び鋼板16の開口15
a,16a内に熱伝達率の良好な棒状部材(図示せず)
を挿入し、その棒状部材は加硫用熱源と接続しておく。
このことで、加硫成形時に積層部5の内部にも加硫用熱
を良好に伝達させることができ、積層部5全体の加硫及
び接着の均一性を向上させることができると共に、加硫
時間を短縮して生産性を向上させることができる。この
加硫成形により、積層部5のゴム状弾性層6及び剛性板
層7並びに貫通孔9が形成される。また、未加硫ゴム1
5の外周部が鋼板16の外周側を覆い、ゴム状弾性層6
と被覆ゴム部10とが一体で形成される。
て加硫成形を行う。このとき、上下板1,2の開口1
b,2b並びに未加硫ゴム15及び鋼板16の開口15
a,16a内に熱伝達率の良好な棒状部材(図示せず)
を挿入し、その棒状部材は加硫用熱源と接続しておく。
このことで、加硫成形時に積層部5の内部にも加硫用熱
を良好に伝達させることができ、積層部5全体の加硫及
び接着の均一性を向上させることができると共に、加硫
時間を短縮して生産性を向上させることができる。この
加硫成形により、積層部5のゴム状弾性層6及び剛性板
層7並びに貫通孔9が形成される。また、未加硫ゴム1
5の外周部が鋼板16の外周側を覆い、ゴム状弾性層6
と被覆ゴム部10とが一体で形成される。
【0021】上記加硫成形の後、図3に示すように、下
板2の凹部2a内に蓋部材13をボルト18(又は接着
剤)により固定した後、貫通孔9内にウレタンゴム等の
粘性液状のエラストマー11を容器22から注入して充
填し、硬化させる。このとき、エラストマー11は貫通
孔9に対して隙間なく充填することが好ましく、充填率
が90〜100%となるようにする。そして、エラスト
マー11の硬化後に、上板1の凹部1a内に蓋部材12
をボルト17(又は接着剤)により固定することで、免
震装置Aが完成する。
板2の凹部2a内に蓋部材13をボルト18(又は接着
剤)により固定した後、貫通孔9内にウレタンゴム等の
粘性液状のエラストマー11を容器22から注入して充
填し、硬化させる。このとき、エラストマー11は貫通
孔9に対して隙間なく充填することが好ましく、充填率
が90〜100%となるようにする。そして、エラスト
マー11の硬化後に、上板1の凹部1a内に蓋部材12
をボルト17(又は接着剤)により固定することで、免
震装置Aが完成する。
【0022】尚、エラストマー11が未加硫ゴム(積層
部5の未加硫ゴム15と同じものであっても異なるもの
であってもよい)の場合には、上記積層部5の加硫成形
前にそのエラストマー11を貫通孔9(上下板1,2の
開口1b,2b並びに未加硫ゴム15及び鋼板16の開
口15a,16a)内にある程度充填しておき、積層部
5の加硫成形時に貫通孔9内に流出してくる未加硫ゴム
15と上記エラストマー11とを一体化させることで、
貫通孔9内に隙間なく充填するようにしてもよい。或い
は、積層部5の加硫成形後に、貫通孔9内に未加硫ゴム
であるエラストマー11を入れて上下方向に加圧するこ
とで、エラストマー11を貫通孔9内に隙間なく充填す
るようにしてもよい。
部5の未加硫ゴム15と同じものであっても異なるもの
であってもよい)の場合には、上記積層部5の加硫成形
前にそのエラストマー11を貫通孔9(上下板1,2の
開口1b,2b並びに未加硫ゴム15及び鋼板16の開
口15a,16a)内にある程度充填しておき、積層部
5の加硫成形時に貫通孔9内に流出してくる未加硫ゴム
15と上記エラストマー11とを一体化させることで、
貫通孔9内に隙間なく充填するようにしてもよい。或い
は、積層部5の加硫成形後に、貫通孔9内に未加硫ゴム
であるエラストマー11を入れて上下方向に加圧するこ
とで、エラストマー11を貫通孔9内に隙間なく充填す
るようにしてもよい。
【0023】上記免震装置Aを建築物の上部構造物と基
礎との間に設置して地震に対する該上部構造物の揺れを
抑えるようにした場合、積層部5のゴム状弾性層6は、
その上部構造物の重量により圧縮されて貫通孔9内に膨
出しようとする。しかし、この実施形態では、貫通孔9
内にウレタンゴム等のエラストマー11が充填され、そ
の充填率が90〜100%にされているので、ゴム状弾
性層6に高圧縮荷重が加えられたとしても、エラストマ
ー11は貫通孔9の径方向に殆ど圧縮変形しないため
に、ゴム状弾性層6が貫通孔9内に膨出することはな
い。また、蓋部材12,13により、エラストマー11
の上下方向への伸張変形が抑制されるので、エラストマ
ー11が貫通孔9の径方向により一層圧縮変形し難くな
る。したがって、高面圧下でかつ地震発生時にゴム状弾
性層6に大きなせん断変形が生じたとしてもゴム状弾性
層6が破断することはなく、免震装置Aの復元力特性を
面圧やせん断ひずみ量に関係なく良好に安定させること
ができる。
礎との間に設置して地震に対する該上部構造物の揺れを
抑えるようにした場合、積層部5のゴム状弾性層6は、
その上部構造物の重量により圧縮されて貫通孔9内に膨
出しようとする。しかし、この実施形態では、貫通孔9
内にウレタンゴム等のエラストマー11が充填され、そ
の充填率が90〜100%にされているので、ゴム状弾
性層6に高圧縮荷重が加えられたとしても、エラストマ
ー11は貫通孔9の径方向に殆ど圧縮変形しないため
に、ゴム状弾性層6が貫通孔9内に膨出することはな
い。また、蓋部材12,13により、エラストマー11
の上下方向への伸張変形が抑制されるので、エラストマ
ー11が貫通孔9の径方向により一層圧縮変形し難くな
る。したがって、高面圧下でかつ地震発生時にゴム状弾
性層6に大きなせん断変形が生じたとしてもゴム状弾性
層6が破断することはなく、免震装置Aの復元力特性を
面圧やせん断ひずみ量に関係なく良好に安定させること
ができる。
【0024】尚、上記実施形態では、エラストマー11
を、貫通孔9の上下板1,2に相当する部分(上下板
1,2の開口1b,2b)にも充填するようにしたが、
積層部5に相当する部分のみに充填するようにしてもよ
い。この場合、蓋部材12,13に、貫通孔9の上下板
1,2に相当する部分に嵌合する突出部を設けるように
することが望ましい。
を、貫通孔9の上下板1,2に相当する部分(上下板
1,2の開口1b,2b)にも充填するようにしたが、
積層部5に相当する部分のみに充填するようにしてもよ
い。この場合、蓋部材12,13に、貫通孔9の上下板
1,2に相当する部分に嵌合する突出部を設けるように
することが望ましい。
【0025】また、上記実施形態では、蓋部材12,1
3により貫通孔9内に充填されたエラストマー11を気
密保持するようにしたが、これら蓋部材12,13は必
ずしも必要ではなく、開放状態のままにしておいてもよ
い。この場合でも、エラストマー11は貫通孔9の径方
向に圧縮され難く、ゴム状弾性層6の貫通孔9内への膨
出を抑制することができる。
3により貫通孔9内に充填されたエラストマー11を気
密保持するようにしたが、これら蓋部材12,13は必
ずしも必要ではなく、開放状態のままにしておいてもよ
い。この場合でも、エラストマー11は貫通孔9の径方
向に圧縮され難く、ゴム状弾性層6の貫通孔9内への膨
出を抑制することができる。
【0026】
【実施例】次に、具体的に実施した実施例について説明
する。先ず、上記実施形態と同様の免震装置を作成した
(実施例)。このとき、加硫成形後に、貫通孔内に、ウ
レタンのプレポリマー(商品名「ハイプレンP−82
0」三井化学(株)社製)100重量部と硬化剤(商品
名「MC−506」三井化学(株)社製)33重量部と
の配合物(粘性液)を注入し、貫通孔に対する配合物の
充填率が略100%となるようにした。そして、その配
合物を室温にて7日間放置して硬化させた。尚、上記配
合物の硬化後の物性を表1に示す。
する。先ず、上記実施形態と同様の免震装置を作成した
(実施例)。このとき、加硫成形後に、貫通孔内に、ウ
レタンのプレポリマー(商品名「ハイプレンP−82
0」三井化学(株)社製)100重量部と硬化剤(商品
名「MC−506」三井化学(株)社製)33重量部と
の配合物(粘性液)を注入し、貫通孔に対する配合物の
充填率が略100%となるようにした。そして、その配
合物を室温にて7日間放置して硬化させた。尚、上記配
合物の硬化後の物性を表1に示す。
【0027】
【表1】
【0028】上記実施例の免震装置における上下板は、
外径1200mm、厚さ36mmの鋼板で、その中心部
には内径140mm、深さ10mmの凹部を設けた。ま
た、積層部は、下板上に、厚み5.7mmのゴム状弾性
層と厚み4.3mmの剛性板層(鋼板)とを交互にそれ
ぞれ28層及び27層積層したものであり、この積層部
の上に上板を載置した。また、積層部の鋼板の外径は8
00mm、被覆ゴム部を含めた積層部の外径は820m
mであった。さらに、貫通孔の内径は40mmであっ
た。
外径1200mm、厚さ36mmの鋼板で、その中心部
には内径140mm、深さ10mmの凹部を設けた。ま
た、積層部は、下板上に、厚み5.7mmのゴム状弾性
層と厚み4.3mmの剛性板層(鋼板)とを交互にそれ
ぞれ28層及び27層積層したものであり、この積層部
の上に上板を載置した。また、積層部の鋼板の外径は8
00mm、被覆ゴム部を含めた積層部の外径は820m
mであった。さらに、貫通孔の内径は40mmであっ
た。
【0029】一方、比較のために、貫通孔内には何も充
填しないで空洞のままとしたものを作製した(比較
例)。つまり、実施例と比較例とは、貫通孔内にウレタ
ンゴムを充填したか充填していないかだけの違いしかな
い。
填しないで空洞のままとしたものを作製した(比較
例)。つまり、実施例と比較例とは、貫通孔内にウレタ
ンゴムを充填したか充填していないかだけの違いしかな
い。
【0030】そして、上記実施例及び比較例の各免震装
置に対して、水平バネ定数の面圧依存性を調べた。すな
わち、上記各免震装置の上板を下板に対して左右水平方
向に数サイクル相対移動させて、最大せん断ひずみが±
100%であるときにせん断ひずみ±100%間の3サ
イクル目におけるバネ定数Kh(割線剛性)と、最大せ
ん断ひずみが±200%であるときにせん断ひずみ±1
00%間の3サイクル目におけるバネ定数KH1(接線
剛性(正負の平均値))と、最大せん断ひずみが±30
0%であるときにせん断ひずみ±150%間の3サイク
ル目におけるバネ定数KH2(接線剛性(正負の平均
値))とを調べた。このとき、積層部のゴム状弾性層の
面圧は50kgf/cm2 、150kgf/cm2 及び250kgf/cm
2 として上記各バネ定数をそれぞれ測定した。尚、この
面圧の数値をKh、KH1又はKH2の後に括弧を付け
て表示するものとし、例えばKh(50)は面圧が50
kgf/cm2 のときのバネ定数を示す。
置に対して、水平バネ定数の面圧依存性を調べた。すな
わち、上記各免震装置の上板を下板に対して左右水平方
向に数サイクル相対移動させて、最大せん断ひずみが±
100%であるときにせん断ひずみ±100%間の3サ
イクル目におけるバネ定数Kh(割線剛性)と、最大せ
ん断ひずみが±200%であるときにせん断ひずみ±1
00%間の3サイクル目におけるバネ定数KH1(接線
剛性(正負の平均値))と、最大せん断ひずみが±30
0%であるときにせん断ひずみ±150%間の3サイク
ル目におけるバネ定数KH2(接線剛性(正負の平均
値))とを調べた。このとき、積層部のゴム状弾性層の
面圧は50kgf/cm2 、150kgf/cm2 及び250kgf/cm
2 として上記各バネ定数をそれぞれ測定した。尚、この
面圧の数値をKh、KH1又はKH2の後に括弧を付け
て表示するものとし、例えばKh(50)は面圧が50
kgf/cm2 のときのバネ定数を示す。
【0031】上記測定により得られたバネ定数から、各
最大せん断ひずみにおける面圧150kgf/cm2 に対する
低面圧側50kgf/cm2 及び高面圧側250kgf/cm2 の比
Kh(50)/Kh(150)、Kh(250)/Kh
(150)、KH1(50)/KH1(150)、KH
1(250)/KH1(150)、KH2(50)/K
H2(150)及びKH2(250)/KH2(15
0)を計算した。
最大せん断ひずみにおける面圧150kgf/cm2 に対する
低面圧側50kgf/cm2 及び高面圧側250kgf/cm2 の比
Kh(50)/Kh(150)、Kh(250)/Kh
(150)、KH1(50)/KH1(150)、KH
1(250)/KH1(150)、KH2(50)/K
H2(150)及びKH2(250)/KH2(15
0)を計算した。
【0032】上記試験の結果を表2に示す。尚、この表
2では、バネ定数の面圧依存性を同表に併記した判定基
準により評価し、この基準を満足する場合には判定欄に
○を、満足しない場合には×を付している。
2では、バネ定数の面圧依存性を同表に併記した判定基
準により評価し、この基準を満足する場合には判定欄に
○を、満足しない場合には×を付している。
【0033】
【表2】
【0034】このことより、最大せん断ひずみが±10
0%であるときには、実施例及び比較例共に面圧による
バネ定数の変化はあまり見られないものの、最大せん断
ひずみが大きくなると、比較例のものはバネ定数が面圧
により大きく変化してしまう。これに対し、実施例のも
のは、最大せん断ひずみが大きくなっても面圧によるバ
ネ定数の変化は殆どなく安定していることが判る。
0%であるときには、実施例及び比較例共に面圧による
バネ定数の変化はあまり見られないものの、最大せん断
ひずみが大きくなると、比較例のものはバネ定数が面圧
により大きく変化してしまう。これに対し、実施例のも
のは、最大せん断ひずみが大きくなっても面圧によるバ
ネ定数の変化は殆どなく安定していることが判る。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よると、上板、下板及び積層部を上下方向に貫通する貫
通孔を備えた積層ゴムタイプの免震装置に対して、その
貫通孔内にエラストマーを充填したことにより、高面圧
下で大きなせん断変形が生じたとしてもゴム状弾性層の
破断を防止して免震装置の復元力特性の安定化を図るこ
とができる。
よると、上板、下板及び積層部を上下方向に貫通する貫
通孔を備えた積層ゴムタイプの免震装置に対して、その
貫通孔内にエラストマーを充填したことにより、高面圧
下で大きなせん断変形が生じたとしてもゴム状弾性層の
破断を防止して免震装置の復元力特性の安定化を図るこ
とができる。
【0036】請求項2の発明によると、エラストマーの
貫通孔に対する充填率を90〜100%にしたことによ
り、ゴム状弾性層の貫通孔内への膨出を効果的に抑える
ことができる。
貫通孔に対する充填率を90〜100%にしたことによ
り、ゴム状弾性層の貫通孔内への膨出を効果的に抑える
ことができる。
【0037】請求項3の発明によると、貫通孔を、該貫
通孔内に充填されたエラストマーが密封保持されるよう
に上下で封止したことにより、ゴム状弾性層が貫通孔内
に膨出するのをより確実に抑制することができる。
通孔内に充填されたエラストマーが密封保持されるよう
に上下で封止したことにより、ゴム状弾性層が貫通孔内
に膨出するのをより確実に抑制することができる。
【0038】請求項4の発明によると、エラストマーを
ウレタンゴムとしたことにより、貫通孔内への充填が容
易であり、しかも、免震装置の復元力特性を良好に安定
させることができる。
ウレタンゴムとしたことにより、貫通孔内への充填が容
易であり、しかも、免震装置の復元力特性を良好に安定
させることができる。
【図1】本発明の実施形態に係る免震装置を示す断面図
である。
である。
【図2】免震装置の製造過程において積層部を形成して
いる状態を示す説明図である。
いる状態を示す説明図である。
【図3】免震装置の製造過程においてエラストマーを充
填している状態を示す説明図である。
填している状態を示す説明図である。
【図4】免震装置の従来例を示す断面図である。
A 免震装置 1 上板 2 下板 5 積層部 6 ゴム状弾性層 7 剛性板層 9 貫通孔 11 エラストマー
フロントページの続き Fターム(参考) 3J048 AA02 BA08 BA23 BB03 CB05 DA01 EA38 3J059 AA04 AC05 BA43 BC05 BD01 BD05 GA42
Claims (4)
- 【請求項1】 上部構造物に連結される上板と、該上板
の下側に対向して設けられかつ基礎に連結される下板
と、上記上板及び下板間に設けられ、ゴム状弾性層と剛
性板層とが上下方向に交互に積層された積層部と、上記
上板、下板及び積層部を上下方向に貫通する貫通孔とを
備え、地震に対する上記上部構造物の揺れを抑えるよう
にした免震装置であって、 上記貫通孔内に、エラストマーが充填されていることを
特徴とする免震装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の免震装置において、 エラストマーの貫通孔に対する充填率が、90〜100
%であることを特徴とする免震装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の免震装置におい
て、 貫通孔は、該貫通孔内に充填されたエラストマーが密封
保持されるように上下で封止されていることを特徴とす
る免震装置。 - 【請求項4】 請求項1、2又は3記載の免震装置にお
いて、 エラストマーは、ウレタンゴムであることを特徴とする
免震装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10478999A JP2000283226A (ja) | 1999-01-27 | 1999-04-13 | 免震装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1795399 | 1999-01-27 | ||
JP11-17953 | 1999-01-27 | ||
JP10478999A JP2000283226A (ja) | 1999-01-27 | 1999-04-13 | 免震装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000283226A true JP2000283226A (ja) | 2000-10-13 |
Family
ID=26354556
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10478999A Pending JP2000283226A (ja) | 1999-01-27 | 1999-04-13 | 免震装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000283226A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002340089A (ja) * | 2001-05-18 | 2002-11-27 | Bridgestone Corp | 免震用ゴム組成物及び免震構造体 |
JP2012077599A (ja) * | 2011-03-29 | 2012-04-19 | Ihi Infrastructure Systems Co Ltd | 支承装置 |
JP6064075B1 (ja) * | 2016-08-23 | 2017-01-18 | 株式会社ビービーエム | 構造物用免震支承装置及び構造物用免震支承装置の製造方法 |
-
1999
- 1999-04-13 JP JP10478999A patent/JP2000283226A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002340089A (ja) * | 2001-05-18 | 2002-11-27 | Bridgestone Corp | 免震用ゴム組成物及び免震構造体 |
JP2012077599A (ja) * | 2011-03-29 | 2012-04-19 | Ihi Infrastructure Systems Co Ltd | 支承装置 |
JP6064075B1 (ja) * | 2016-08-23 | 2017-01-18 | 株式会社ビービーエム | 構造物用免震支承装置及び構造物用免震支承装置の製造方法 |
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