JP2000283085A - インバーテッドモータ付き真空ポンプ - Google Patents

インバーテッドモータ付き真空ポンプ

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JP2000283085A
JP2000283085A JP11300084A JP30008499A JP2000283085A JP 2000283085 A JP2000283085 A JP 2000283085A JP 11300084 A JP11300084 A JP 11300084A JP 30008499 A JP30008499 A JP 30008499A JP 2000283085 A JP2000283085 A JP 2000283085A
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motor
stator
rotor
stage
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Marsbed Hablanian
ハブラニアン マースベッド
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    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D19/00Axial-flow pumps
    • F04D19/02Multi-stage pumps
    • F04D19/04Multi-stage pumps specially adapted to the production of a high vacuum, e.g. molecular pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
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    • F04D19/04Multi-stage pumps specially adapted to the production of a high vacuum, e.g. molecular pumps
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
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    • F04D25/06Units comprising pumps and their driving means the pump being electrically driven
    • F04D25/0606Units comprising pumps and their driving means the pump being electrically driven the electric motor being specially adapted for integration in the pump
    • F04D25/0613Units comprising pumps and their driving means the pump being electrically driven the electric motor being specially adapted for integration in the pump the electric motor being of the inside-out type, i.e. the rotor is arranged radially outside a central stator
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
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    • F05D2240/60Shafts
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 真空ポンプは、インレットポート114
と排気ポート116を有するハウジング110と、ハウ
ジング110内に配設されたモータ150と、ハウジン
グ110内に配設され、インレットポート114から排
気ポート116へとガスを圧送するためにモータ150
に動作可能に連結された1以上の真空ポンプステージ1
30,132,134とを備えている。モータ150
は、中心軸上に配置されたステータ152と、ステータ
152の周囲に配置されたロータ156とを備えてい
る。モータ152に通電すると、ロータ156は中心軸
回りに回転する。モータ150は、ハウジング110の
中央に配置されていてもよく、真空ポンプステージ13
0,132,134は、環状構成でモータ150の周囲
に配設されていてもよい。 【効果】 インバーテッドモータ構造によって、小型真
空ポンプ構造が容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、密閉真空チャンバ
の脱気に利用される高真空ポンプに関し、特に、小型真
空ポンプ構造体に関する。また、本発明は、例えば、タ
ーボ分子ポンプ、分子吸引ポンプ、ハイブリッドポンプ
など、電気モータを組み込んだタイプの真空ポンプに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のターボ分子真空ポンプは、インレ
ットポートを有するハウジングと、複数の軸方向ポンプ
ステージを収容した内部チャンバと、排気ポートとを備
えている。通常、排気ポートは、粗引き真空ポンプに取
り付けられている。各軸方向ポンプステージは、傾斜ブ
レードを有するステータと、傾斜ブレードを有するロー
タとを備えている。ロータブレードおよびステータブレ
ードは、互いに逆方向に傾斜している。ロータブレード
は、モータにより高速で回転し、インレットポートと排
気ポートとの間でガスを圧送する。典型的なターボ分子
真空ポンプは、9〜12の軸方向ポンプステージを備え
ている。
【0003】当業において、様々な従来型ターボ分子真
空ポンプが公知となっている。ある従来の構成において
は、軸方向ポンプステージのうち1以上の軸方向ポンプ
ステージが、高速で回転し分子吸引ステージとして機能
するディスクに置き換えられている。この構成は、19
93年8月24日にCasaroらに付与された米国特
許No.5,238,362に開示されている。軸方向
ターボ分子コンプレッサと分子吸引コンプレッサを共通
のハウジング内に備えたターボ分子真空ポンプは、Va
rian Associates,Inc.からモデル
No.969−9007として市販されている。分子吸
引ディスクと再生式インペラを利用したターボ分子真空
ポンプが、1990年1月18日発行のドイツ特許N
o.3,919,529に開示されている。
【0004】分子吸引コンプレッサは、回転ディスクと
ステータを備えている。ステータは、正接流路と、正接
流路のインレットとアウトレットを形成している。正接
流路内に配設されたストリッパとしばしば称される固定
バッフルによって、インレットとアウトレットが隔離さ
れている。当業で公知のように、回転ディスクのモーメ
ントは、正接流路内においてガス分子に伝えられ、分子
をアウトレットに導く。
【0005】別のタイプの分子吸引コンプレッサは、ハ
ウジング内で回転する円筒ドラムを備えており、ハウジ
ングはこの回転ドラムに近接する円筒状の内壁を有す
る。円筒ドラムの外面には螺旋溝が設けられている。ド
ラムの回転に伴って、ガスは溝を介して分子吸引によっ
て圧送される。従来の高真空ポンプを図4に示す。ハウ
ジング10は、インレットポート14と排気ポート16
を有する内部チャンバ12を形成している。ハウジング
10は、脱気対象の真空チャンバ(図示せず)へのイン
レットポートを密封するための真空フランジ18を備え
ている。通常、排気ポート16は、粗引き真空ポンプ
(図示せず)に接続されている。真空ポンプが大気圧に
対して排気できるものである場合、粗引きポンプは必要
ない。ハウジング10内には、通常、幾つかの軸方向タ
ーボ分子ステージを備えた軸方向ターボ分子コンプレッ
サ20と、通常、幾つかの分子吸引ステージを備えた分
子吸引コンプレッサ22が配置されている。軸方向ター
ボ分子コンプレッサ20の各ステージは、ロータ24と
ステータ26を備えている。ロータとステータは、それ
ぞれ、当業において公知のように傾斜ブレードを有す
る。分子吸引コンプレッサ22の各ステージは、ロータ
ディスク30とステータ32を備えている。各ターボ分
子ステージのロータ24および各分子吸引ステージのロ
ータ30は、駆動シャフト34に取り付けられている。
駆動シャフト34は、モータハウジング38内に配置さ
れたモータによって高速で回転する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ターボ分子真空ポンプ
および関連タイプの真空ポンプは、広範な用途に用いら
れる。多数の用途において、真空ポンプの物理的サイズ
は、システム設計上の重要な考慮事項である。例えば、
真空ポンプは、クリーンルーム施設の内部あるいは近隣
に配置される半導体処理装置に頻繁に使用される。この
様な用途においては、装置サイズに対して厳しい制約が
課される。小型化が要求される別の用途として携帯装置
がある。再び図4を参照すると、モータハウジング38
が、真空ポンプの全長の大半を占めていることが分か
る。
【0007】したがって、小型で製造が簡単な真空ポン
プ構造が必要である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様によ
れば、真空ポンプが提供される。この真空ポンプは、イ
ンレットポートと排気ポートを有するハウジングと、ハ
ウジング内に配設されたモータと、ハウジング内に配設
され、インレットポートから排気ポートへとガスを圧送
するためにモータに動作可能に連結された1以上の真空
ポンプステージとを備えている。モータは反転構造を有
し、ステータは中心軸上に配置され、ロータはステータ
の周囲に配置される。モータに通電すると、ロータは中
心軸回りに回転する。
【0009】モータの少なくとも一部は、真空ポンプス
テージの中央部に配置されていてもよく、真空ポンプス
テージは、モータの周囲に配置された環状構造である。
真空ポンプステージは、ロータとハウジングとの間に配
置されていてもよく、これによって小型の真空ポンプ構
造が達成される。各真空ポンプステージは、ハウジング
に取り付けられた固定部材と、モータのロータに取り付
けられた回転部材とで構成されていてもよい。第1の実
施形態においては、真空ポンプステージのうち1以上の
真空ポンプステージが、軸方向ターボ分子ポンプステー
ジで構成され、それぞれ、傾斜ブレードを有する固定部
材と傾斜ブレードを有する回転部材とを備えている。第
2の実施形態においては、真空ポンプステージのうち1
以上の真空ポンプステージが、分子吸引ステージで構成
され、それぞれ、正接流路を有する固定部材とディスク
形状の回転部材とを備えている。第3の実施形態におい
ては、真空ポンプステージのうち1以上の真空ポンプス
テージが、近接配置された回転部材と固定部材とを備
え、これらの部材の一方は、回転部材が固定部材に対し
て相対回転した時にガスを圧送するための分子吸引溝を
有する。
【0010】別の実施形態において、真空ポンプステー
ジは、ロータとハウジングとの間に配置された少なくと
も1つの外部ステージと、ロータとステータとの間に配
置された少なくとも1の内部ステージとを含み、外部ス
テージと内部ステージは直列に接続されている。モータ
のステータは、モータコイルがその上に配設されている
中心ポストを備えていてもよい。ロータは、ステータの
周囲に配置された円筒部材を備えていてもよい。円筒部
材は、モータコイルと整合配置された磁石部材を有す
る。
【0011】本発明の別の態様によれば、真空ポンプ
は、インレットポートと排気ポートを有するハウジング
と、ハウジング内に配設されたモータと、真空ポンプス
テージとを備えている。モータは、ステータと、モータ
に通電すると中心軸回りに回転するロータとを備えてい
る。ステータは、ステータ面を有し、ロータは、ステー
タ面から小さな間隙により離隔されたロータ面を有す
る。真空ポンプステージは、ステータ面またはロータ面
に分子吸引溝が設けられている。モータに通電すると、
ガスは、分子吸引溝を介してインレットポートから排気
ポートへと圧送される。モータは、反転構造を有してい
ても、非反転構造を有していてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施形態に係る高
真空ポンプの簡略横断面図を図1に示す。ハウジング1
10は、インレットポート114と排気ポート116を
有する内部チャンバ112を形成している。ハウジング
110は、脱気対象の真空チャンバ(図示せず)へのイ
ンレットポート114を密封するための真空フランジ1
18を備えている。排気ポート116は、粗引き真空ポ
ンプ(図示せず)に接続されていてもよい。真空ポンプ
が大気圧に対して排気できるものである場合、粗引きポ
ンプは必要ない。
【0013】ハウジング110内には、1以上の真空ポ
ンプステージ130、132、134等が配置されてい
る。通常、真空ポンプは、幾つかの真空ポンプステージ
を備えている。各真空ポンプステージは、固定部材14
0と回転部材142を備えている。下記の通り、真空ポ
ンプステージは、軸方向ターボ分子ステージ、分子吸引
ステージ、あるいはその組み合わせとして実施される。
図1に示す真空ポンプは、ハウジング110内に位置す
るモータ150を備えている。本発明の一態様によれ
ば、モータ150は、従来のモータに比較して反転構造
を有する。すなわち、モータ150は、中心軸154上
に配置されたステータ152と、ステータ152の周囲
に配置されたロータ156とを備えている。ロータ15
6は、中心軸154回りにロータ156を回転させるた
めの軸受160、162を用いてステータ152に取り
付けられている。
【0014】ステータ152は、中心ポスト170と、
中心ポスト170上に配設されたモータコイル172と
を備えている。中心ポスト170は、中心軸154上に
配置され、ハウジング110に強固に取り付けられてい
る。ロータ156は、円筒状壁部180aと端部壁部1
80bを備えた逆カップ状の形状を有していてもよい。
円筒状壁部180a内には、磁石部材182が、モータ
コイル172の周囲に整合配置されている。モータ15
0に通電すると、電流がモータコイル172に供給され
る。電気モータ技術分野の当業者に公知のように、モー
タコイル172により生成された磁場と磁石部材182
により生成された磁場との相互作用によって、ロータ1
56が中心軸154回りに回転する。
【0015】モータ150は、従来のモータと比較して
反転構造を有する。すなわち、従来のモータは、ステー
タが中心軸上に配置されたロータを取り囲んでいるが、
モータ150は、ロータ156がステータ152を取り
囲んでいる。インバーテッドモータ構造は、小型真空ポ
ンプの構造上有利である。図1に示すように、各真空ポ
ンプステージ130、132、134等の回転部材14
2は、モータ150のロータ156上に取り付けられて
いてもよい。各真空ポンプステージ130、132、1
34等の固定部材140は、ハウジング110に取り付
けられていてもよい。特に、インバーテッドモータ構造
によって、モータ150を真空ポンプステージに取り囲
まれるように真空ポンプの中央部に配置することができ
る。結果的に、モータを真空ポンプの一端部に設けるこ
とによる真空ポンプの長寸化が回避され、小型の真空ポ
ンプ構造が達成される。インバーテッドモータ構造は、
従来の非反転構造モータを真空ポンプステージ内に取り
付けられないような小型の真空ポンプにおいて特に有利
である。
【0016】各真空ポンプステージ130、132、1
34等は、どの様なタイプのモータ駆動真空ポンプステ
ージであってもよい。第1の実施例においては、真空ポ
ンプステージは、軸方向ターボ分子ステージである。各
軸方向ターボ分子ステージは、回転部材と固定部材を備
えている。各回転部材と各固定部材は、傾斜ブレードを
有し、回転部材と固定部材のブレードは互いに逆方向に
傾斜している。回転部材のブレードは、高速で回転して
ガスを圧送する。軸方向ターボ分子ステージの構造は、
真空ポンプ技術分野の当業者に周知である。
【0017】第2の実施例においては、各真空ポンプス
テージ130、132、134等は、回転ディスクと固
定部材とを備えた分子吸引ステージで構成されていても
よい。固定部材は、1以上の正接流路が設けられてい
る。各正接流路は、固定バッフルにより隔離されたイン
レットとアウトレットを有する。回転ディスクが高速で
回転すると、ガスは、回転ディスクにより生成された分
子吸引によって正接流路を介して圧送される。
【0018】第3の実施例においては、真空ポンプは分
子吸引コンプレッサを備えており、回転部材は円筒ドラ
ムを備え、固定部材は円筒ドラムに対して近接離隔され
た円筒状の内壁を有する。回転部材は、その外面に螺旋
溝が設けられている。ドラムの回転に伴って、ガスは溝
を介して分子吸引によって圧送される。第4の実施例に
おいて、真空ポンプは、2以上のタイプの真空ポンプス
テージを組み合わせたものを備えている。例えば、真空
ポンプは、1以上の軸方向ターボ分子ステージと1以上
の分子吸引ステージを備えていてもよい。何れの場合
も、各真空ポンプステージの回転部材は、モータ150
のロータ156に取り付けられている。
【0019】図1に示す上記の真空ポンプ構造の利点
は、真空ポンプが非常に小型であることである。ポンプ
長は、真空ポンプステージに必要な長さに限られてい
る。モータは、真空ポンプステージ内の中央に配置され
ている。インバーテッドモータ構造は、従来の非反転構
造モータを真空ポンプステージ内に取り付けられないよ
うな小型の真空ポンプにおいて特に有利である。もう一
つの利点は、圧送ガスとの接点から電磁駆動装置を隔離
するのが簡単なことである。これによって、腐食作用か
らコイルを保護することができ、さらに、コイルから発
生するガスから高真空環境を保護することができる。ポ
ンプの中央部を、より簡単に隔離し、モータコイルの冷
却のための熱伝導を向上させる圧力環境に保持すること
ができる。
【0020】本発明の第2の実施形態に係る高真空ポン
プの簡略横断面図を図2に示す。ハウジング210は、
インレットポート214と排気ポート216を有する内
部チャンバ212を形成している。ハウジング210
は、脱気対象の真空チャンバ(図示せず)へのインレッ
トポート214を密封するための真空フランジ218を
備えている。排気ポート216は、粗引き真空ポンプ
(図示せず)に接続されていてもよいし、大気圧に対し
て排気してもよい。図2に示す真空ポンプは、ハウジン
グ210内に配置されたモータ250を備えている。モ
ータ250は、反転構造を有する。すなわち、モータ2
50は、中心軸254上に配置されたステータ252
と、ステータ252の周囲に配置されたロータ256と
を備えている。ロータ256は、中心軸254回りにロ
ータ256を回転させるための軸受260、262を用
いてステータ252に取り付けられている。
【0021】ステータ252は、中心ポスト270と、
中心ポスト270上に配設されたモータコイル272と
を備えている。中心ポスト270は、中心軸254上に
配置され、ハウジング210に強固に取り付けられてい
る。ステータ252は、軸受260取付用の下側プレー
ト264と軸受262取付用の上側プレート266をさ
らに備えている。ロータ256は、円筒状壁部280a
と端部壁部280bを備えた逆カップ状の形状を有して
いてもよい。磁石部材282が、円筒状壁部280a内
に、モータコイル272の周囲に整合配置されている。
モータ250に通電すると、電流がモータコイル272
に供給される。モータコイル272により生成された磁
場と磁石部材282により生成された磁場との相互作用
によって、ロータ256が中心軸254回りに回転す
る。
【0022】図2に示す真空ポンプは、ロータ256と
ハウジング210との間に1以上の真空ポンプステージ
を備えていてもよく、モータ250のロータ256とス
テータ252との間に1以上の真空ポンプステージを更
に備えていてもよい。図2の実施形態において、ロータ
256は略円筒形状の外壁を有し、ハウジング210は
ロータ256に近接した略円筒形状の内壁を有する。ロ
ータ256の外壁には、分子吸引圧送のための分子吸引
溝284が設けられており、この分子吸引溝は螺旋状で
あってもよい。
【0023】ハウジング210内のロータ256の下端
部の空間は、プレート264の開口部286を介して、
ロータ256とステータ252との間の空間に連通して
いる。モータコイル272は、円筒状の外壁を有し、ロ
ータ256の円筒状の内壁に対して近接離隔されてい
る。モータコイル272は、ロータ256とステータ2
52の間のガス圧送のための分子吸引溝288がその円
筒状の外壁上に設けられていてもよい。ロータ256と
ステータ252の間の空間の上端は、プレート266の
開口部290を介して、端部壁280bとプレート26
6との間の空間292に連通している。そして、ガス
は、中心ポスト270内の通路294を介して真空ポン
プから排気される。通路294は、排気ポート216に
接続されている。図2に示す真空ポンプは、圧送容量増
加のために、傾斜ブレード296がロータ256の上端
部に適宜設けられていてもよい。
【0024】これによって、図2に示す真空ポンプは、
ロータ256とハウジング210の間の空間を介した真
空圧送を提供し、さらに、ロータ256とステータ25
2の間の空間を介した付加的な真空圧送を提供する。こ
の実施形態は、ロータ256がハウジング210に対し
て相対回転し、さらに、モータのステータ252に対し
ても相対回転するということに基づいている。ロータ2
56とハウジング210の間の空間に、図1と共に上述
した真空ポンプステージのうち如何なるタイプのものを
設けてもよい。ロータ256とステータ252の間での
真空圧送は、ロータ256とステータ252との間に小
さな間隙を維持するために、分子吸引溝を利用すること
が好ましい。図2、図3に示す上記のインバーテッドモ
ータ構造と共に、様々な真空ポンプ構造を利用すること
ができると理解される。
【0025】本発明の第3の実施形態に係る真空ポンプ
の簡略横断面図を図3に示す。図2の真空ポンプにおい
て採用した態様を、非インバーテッドモータ構造に適用
する。すなわち、モータのステータに対するロータの相
対回転を利用して、図3の実施形態における真空圧送を
提供する。ハウジング310は、インレットポート31
4と排気ポート316を有する内部チャンバ312を形
成している。ハウジング310内には、従来の非反転構
造を有するモータ330が配置されている。モータ33
0は、中心軸334上に配置されたロータ332と、ロ
ータ332の周囲に配置された固定モータコイル336
とを備えている。ロータ332は、シャフト340と、
シャフト340上に配設された磁石部材342とを備え
ている。シャフト340は、軸受344、348内で回
転するように取り付けられている。モータコイル336
に通電すると、ロータ332は軸334回りに回転す
る。
【0026】磁石部材342は略円筒状の外面を有し、
モータコイル336は磁石部材342に近接した略円筒
状の内面を有する。磁石部材342の外面には分子吸引
溝350が設けられており、この分子吸引溝は螺旋状で
あってもよい。ロータ332が高速で回転すると、イン
レットポート314から分子吸引溝を介して排気ポート
316へとガスが圧送される。図3の実施形態において
は、モータ330は、非反転構造を有し、真空ポンプと
して機能する。図2の実施形態においては、モータ25
0は、反転構造を有し、真空ポンプとして機能する。大
抵の用途において、例えばターボ分子真空ポンプなどの
別の真空ポンプを補助するために、図3に示す真空ポン
プを使用しているようである。
【0027】現時点において本発明の好適な実施形態で
あると考えられるものを図示、説明したが、添付の請求
項により定義される本発明の範囲から逸脱することな
く、様々な変更、修正が可能であることは、当業者にと
って明白であろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る真空ポンプの簡
略横断面図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係る真空ポンプの簡
略横断面図である。
【図3】本発明の第3の実施形態に係る真空ポンプの簡
略横断面図である。
【図4】従来の真空ポンプの部分断面立面図である。
【符号の説明】
110,210,310 ハウジング 114,214,314 インレット 116,216,316 排気 150,250,330 モータ 130 真空ポンプステージ 132 真空ポンプステージ 134 真空ポンプステージ 152,252 ステータ 156,256,332 ロータ 140 固定部材 142 回転部材 282,342 磁石部材 172,272,336 モータコイル 284 分子吸引溝 296,350 傾斜ブレード

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インレットポートと排気ポートを有するハ
    ウジングと、 前記インレットポートから前記排気ポートへとガスを圧
    送するために前記ハウジング内に配設された複数の真空
    ポンプステージであって、それぞれ、固定部材と回転部
    材を含む真空ポンプステージと、 前記各真空ポンプステージの回転部材に中心軸回りの回
    転動作を与えるために前記各真空ポンプステージに連結
    されたモータであって、前記中心軸上に配設されたステ
    ータと前記モータのステータの周囲に配設されたロータ
    とからなる反転構造を有するモータとを含む真空ポン
    プ。
  2. 【請求項2】前記モータの少なくとも一部が、前記真空
    ポンプステージ内に配置されている請求項1に記載の真
    空ポンプ。
  3. 【請求項3】前記真空ポンプステージのうち1以上の真
    空ポンプステージが、軸方向ターボ分子ポンプステージ
    で構成され、各回転部材と各固定部材が、傾斜ブレード
    を有する請求項1に記載の真空ポンプ。
  4. 【請求項4】前記真空ポンプステージのうち1以上の真
    空ポンプステージが、固定バッフルにより隔離されたイ
    ンレットとアウトレットを有する正接流路を設けた固定
    部材と、ディスクからなる回転部材とを有する分子吸引
    ステージで構成されている請求項1に記載の真空ポン
    プ。
  5. 【請求項5】前記真空ポンプステージが、1以上の軸方
    向ターボ分子ステージと、1以上の分子吸引ステージを
    含む請求項1に記載の真空ポンプ。
  6. 【請求項6】インレットポートと排気ポートを有するハ
    ウジングと、 前記ハウジング内に配設され、中心軸上に配設されたス
    テータと、前記ステータの周囲に配設されたロータとを
    含むモータであって、前記モータに通電すると、前記ロ
    ータが中心軸回りに回転するように構成されたモータ
    と、 前記ハウジング内に配設され、前記インレットポートか
    ら前記排気ポートへとガスを圧送するために前記モータ
    に動作可能に連結された1以上の真空ポンプステージと
    を含む真空ポンプ。
  7. 【請求項7】前記各真空ポンプステージが、前記ハウジ
    ングに取り付けられた固定部材と、前記ロータに固定さ
    れた回転部材とを含む請求項6に記載の真空ポンプ。
  8. 【請求項8】前記真空ポンプステージのうち1以上の真
    空ポンプステージが、傾斜ブレードを有する固定部材と
    傾斜ブレードを有する回転部材とを備えた軸方向ターボ
    分子ポンプステージで構成された請求項6に記載の真空
    ポンプ。
  9. 【請求項9】前記真空ポンプステージのうち1以上の真
    空ポンプステージが、正接流路を有する固定部材とディ
    スク形状の回転部材とを備えた分子吸引ステージで構成
    された請求項6に記載の真空ポンプ。
  10. 【請求項10】前記1以上の真空ポンプステージが、近
    接配置された回転部材と固定部材を含み、これらの部材
    の一方は、前記回転部材が前記固定部材に対して相対回
    転した時にガスを圧送するための分子吸引溝を有する請
    求項6に記載の真空ポンプ。
  11. 【請求項11】前記1以上の真空ポンプステージが、前
    記ロータと前記ハウジングとの間に配置されている請求
    項6に記載の真空ポンプ。
  12. 【請求項12】前記1以上の真空ポンプステージが、前
    記ロータと前記ハウジングとの間に配置された少なくと
    も1つの外部ステージと、前記ロータと前記ステータと
    の間に配置された少なくとも1の内部ステージとを含
    み、前記外部ステージと前記内部ステージが、直列に接
    続されている請求項6に記載の真空ポンプ。
  13. 【請求項13】前記内部ステージが、前記ロータと連結
    された回転部材と、前記ステータと連結された固定部材
    とを含み、これらの部材の一方が、前記回転部材が前記
    固定部材に対して相対回転した時にガスを圧送するため
    の分子吸引溝を有する請求項12に記載の真空ポンプ。
  14. 【請求項14】前記ステータが、前記真空ポンプステー
    ジによって圧送されたガスを排気するための通路を有す
    る中心ポストを含む請求項13に記載の真空ポンプ。
  15. 【請求項15】前記モータの少なくとも一部が、前記真
    空ポンプステージ内に配置され、前記真空ポンプステー
    ジが、前記モータの周囲に配置された環状構造を有する
    請求項6に記載の真空ポンプ。
  16. 【請求項16】前記モータのステータは、モータコイル
    がその上に配設されている中心ポストを含み、前記モー
    タのロータは、前記ステータの周囲に配置された円筒部
    材を含み、前記円筒部材は、前記モータコイルと整合配
    置された磁石部材を有する請求項6に記載の真空ポン
    プ。
  17. 【請求項17】インレットポートと排気ポートを有する
    ハウジングと、 前記ハウジング内に配設されモータであって、ステータ
    と、前記モータに通電すると中心軸回りに回転するロー
    タとを備え、前記ステータがステータ面を有し、前記ロ
    ータが前記ステータ面から小さな間隙により離隔された
    ロータ面を有するように構成されたモータと、 前記ステータ面または前記ロータ面に設けられた分子吸
    引溝を含む真空ポンプステージであって、前記モータに
    通電すると前記分子吸引溝を介して前記インレットポー
    トから前記排気ポートへとガスが圧送されるように構成
    された真空ポンプステージとを含む真空ポンプ。
  18. 【請求項18】前記ロータが、前記中心軸上の前記ステ
    ータ内に配置されている請求項17に記載の真空ポン
    プ。
  19. 【請求項19】前記ステータが前記中心軸上に配設さ
    れ、前記ロータが前記ステータの周囲に配設されている
    請求項17に記載の真空ポンプ。
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