JP2000282464A - 移動式杭埋設機 - Google Patents

移動式杭埋設機

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JP2000282464A
JP2000282464A JP11089170A JP8917099A JP2000282464A JP 2000282464 A JP2000282464 A JP 2000282464A JP 11089170 A JP11089170 A JP 11089170A JP 8917099 A JP8917099 A JP 8917099A JP 2000282464 A JP2000282464 A JP 2000282464A
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JP
Japan
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pile
guide frame
drill head
container
rod
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JP11089170A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Umeda
博之 梅田
Shuji Yoshida
周司 吉田
Kentaro Watanabe
健太郎 渡辺
Yukio Moriya
幸雄 森谷
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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  • Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多種類で、かつ従来よりも長い杭に対応可能
で、しかも走行安定性及び輸送性が良好で、狭隘な場所
での作業ができ、構造を簡単にできる移動式杭埋設機を
提供する。 【解決手段】 上部旋回体3に起伏自在に取着され、ロ
ッド及び杭を供給するロッドマガジンを内設したコンテ
ナ20と、上部旋回体3に起伏自在に取着され、供給さ
れたロッド8又は杭9を連結する駆動軸32を回転させ
るドリルヘッド30を昇降自在にガイドするガイドフレ
ーム10とを備えた移動式杭埋設機において、コンテナ
20上部から所定高さのロッドマガジン21までの間
に、ドリルヘッド30との干渉を避けるための干渉回避
部22を設ける。ドリルヘッド30は、駆動モータ31
を駆動軸32の軸心に対してコンテナ20の反対側に有
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地面の所定位置に
掘削ロッドの先端部に取着されたカッタにより穴を掘削
し、この穴に建築物の基礎となる杭を埋設するための移
動式杭埋設機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、狭隘な場所に高い建築物を建設す
ることが多く行われている。高い建築物の基礎には所定
の耐力を与えるために多数の杭を埋設する必要があり、
小型の移動式杭埋設機が使用されている。
【0003】小型の移動式杭埋設機の先行技術について
は、例えば特開平9−151455号公報に記載された
ものがある。同公報によれば、下部走行体に旋回自在に
上部旋回体を搭載し、上部旋回体の一端部に起伏自在に
ガイドフレームとコンテナとを取着している。ガイドフ
レームには穴掘削用のロッド及び杭埋設用の杭等を所定
回転数で回転させるドリルヘッドがガイドフレームに沿
って昇降自在に取着されており、ガイドフレームの上面
にはドリルヘッドを昇降させる給進装置が配設されてい
る。またコンテナには、ロッド及び杭を支持するロッド
マガジンが内設されている。さらに、本機は4mと3m
の両方の長さの杭に対応できるように構成されている。
すなわち、前記ドリルヘッドで杭の上端部をチャッキン
グする(連結させる)場合、ドリルヘッドがガイドフレ
ームの下部まで下降できる構成にはなってないので、ド
リルヘッドが杭を連結し易いように杭の上端部位置を同
一位置にしておく必要がある。そのため、コンテナの下
端部には4mの杭の下端部を支持する長杭受け部材が設
けられており、さらにその位置よりも1m上方に3mの
杭の下端部を支持する短杭受け部材が張り出し自在及び
格納自在に設けられている。
【0004】杭埋設作業は、先ずドリルヘッドにロッド
マガジンに格納してあるロッドを連結してロッド先端部
のカッタで所定の深さの穴を掘削し、次に、ロッドマガ
ジンに杭を設置してドリルヘッドでこの杭をチャッキン
グし、逐次、杭を接続しながら穴に埋設して行く。穴の
深さは土質条件によって異なり、15m乃至30m程度
である。長さ4mと3mの2種類の杭は穴の深さに対応
して選択的に連結して使用するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平9−151455号公報に開示された移動式杭埋設
機においては以下のような問題点がある。 1)4mと3mの長さの杭を使用しているため、深い埋
設穴に対しては杭の接続本数が増加し、作業が煩雑で時
間も多くかかる。これを解決するためには、更に長い6
mや5m等の杭を追加すれば良い。しかしながら、6m
と5m等の杭を追加するためには、全高を高くしたコン
テナに前述のような張り出し自在及び収納自在な杭受け
部材を更に2箇所追加しなければならず、これにより構
造が複雑で、コストも高くなるという問題がある。 2)ドリルヘッドの給進装置は、直立させたガイドフレ
ームの上面に搭載されている。すなわち、図16の給進
装置90の側面図に示すように、図示しない歯車装置を
内設した動力伝達ケース91の一端部に駆動モータ92
を取着し、他端部には左右1対の駆動用チェーンスプロ
ケット93,93を設けている。給進装置の重量は約4
00kgもあることから、6mの杭を埋設するために長く
したガイドフレーム10上にこの給進装置90を載置す
ると、安定性上の問題が生じる共に、ガイドフレームの
強度も強化する必要があり、これにより重量増加を招く
という問題がある。 3)移動式杭埋設機は、移動時には上部旋回体上にガイ
ドフレームを水平に俯伏して格納するようになってい
る。しかしながら、6m等の長い杭を埋設するためにガ
イドフレームを長くすると、ガイドフレームを水平に俯
伏した状態での車体の一側への張り出し量が大きくなる
ので、重心位置が偏って走行安定性が悪くなる。さら
に、旋回時の車体最外側の旋回半径が大きくなるという
問題がある。また、トレーラ積載時にトレーラの後端部
からの張り出し量が大きくなるので、トレーラ輸送時の
全長が長くなって輸送規制の解除が困難になると共に、
運搬時に小回りができずに運搬性が低下するという問題
がある。
【0006】本発明は上記の問題点に着目し、多種類
で、かつ従来よりも長い杭に対応可能で、しかも走行安
定性及び輸送性が良好で、狭隘な場所での作業ができ、
構造を簡単にできる移動式杭埋設機を提供することを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記目的
を達成するために、本発明に係る移動式杭埋設機の第1
発明は、下部走行体に旋回自在に搭載された上部旋回体
の一端部に起伏自在に取着され、掘削用ロッド及び杭を
供給するロッドマガジンを内設したコンテナと、上部旋
回体の一端部に起伏自在に取着され、コンテナが供給す
る掘削用ロッド又は杭を連結する駆動軸を回転させるド
リルヘッドを昇降自在にガイドするガイドフレームとを
備えた移動式杭埋設機において、コンテナの上部から所
定高さまで、ガイドフレームを昇降するドリルヘッドと
の干渉を避けるためのコンテナの干渉回避部を設けた構
成としている。
【0008】第1発明によれば、ドリルヘッドをコンテ
ナに内設された所定高さのロッドマガジンの位置までは
下げることが可能となる。このとき、干渉回避部はコン
テナの上部から作業対象の杭長さに応じた位置(例えば
上部、中部等)のマガジンまでの間に設ければよい。し
たがって、コンテナのマガジンにより長さの異なる短い
杭を支持している場合でも、ドリルヘッドをコンテナの
内部まで降ろして杭の上端部をチャッキングすることが
できる。この結果、杭の下端部を受けるための杭受け部
を従来よりも少ない個所で(最も簡単な構造としては、
杭受け部をコンテナの下端部一箇所とすることができ
る)複数種類の長さの杭に対応可能であり、構造が簡単
になるのでコストを安くできる。
【0009】第2発明は、第1発明に基づき、コンテナ
は、起立状態での上部に設けられ、ロッドの上端部を支
持する凹部及び干渉回避部の切り欠き部を有する上部ロ
ッドマガジンと、起立状態での上下方向の中間部の所定
位置に設けられ、杭を支持する杭支持部材と、起立状態
での下部に設けられ、ロッドの下端部を支持するロッド
支持部を有する下部ロッドマガジンとを有する構成とし
ている。
【0010】第2発明によれば、コンテナの起立状態で
の上部にロッドの上端部を支持する凹部を有する上部ロ
ッドマガジンを配設し、下部にロッドの下端部を支持す
るロッド受け部を有する下部ロッドマガジンを配設した
ため、ロッドが多少変形していても上端部の位置は正確
に位置決めされ、ドリルヘッドへの連結に支障を来すこ
とはない。また、中間部の杭支持部材を所定の位置に設
けたため、杭をコンテナ下端部の杭受け部と杭支持部材
で支持して位置決め可能であると共に、複数の長さの異
なる杭に対しても対応可能である。
【0011】第3発明は、第1発明に基づき、ドリルヘ
ッドは、駆動軸を回転させる駆動モータを駆動軸の軸心
に対してコンテナの反対側に有する構成としている。
【0012】第3発明によれば、ドリルヘッドとコンテ
ナの上部から内部の所定高さ位置のロッドマガジンまで
の間との干渉を避けるための干渉回避部が少なくなるの
で、コンテナ上部のフレーム構造等の強度を維持し易く
構成できると共に、ドリルヘッドをコンテナの所定高さ
位置まで下降させることができる。
【0013】第4発明は、下部走行体に旋回自在に搭載
された上部旋回体の一端部に起伏自在に取着され、掘削
用ロッド又は杭を連結して回転駆動するドリルヘッドを
昇降自在にガイドするガイドフレームと、ガイドフレー
ムの長手方向の一端部に回動自在に設けられた駆動チェ
ーンスプロケット及びガイドフレームの長手方向の他端
部に回転自在に設けられたアイドラチェーンスプロケッ
トの間に掛け回されたチェーンの両端部をドリルヘッド
に連結し、駆動チェーンスプロケットを駆動してドリル
ヘッドを昇降駆動するドリルヘッド昇降装置とを備えた
移動式杭埋設機において、駆動チェーンスプロケットを
起立させたガイドフレームの下部に配設し、アイドラチ
ェーンスプロケットをガイドフレームの上部に配設した
構成としている。
【0014】第4発明によれば、重量の重い給進装置を
ガイドフレームの下部に配設したため、長い杭に対応す
べくガイドフレームを長くしても車両全体の安定性を確
保できる。また、ガイドフレームを長くしても安定性が
良くなった分、強化する必要がないので、重量軽減が可
能となり、コストを安くできる。
【0015】第5発明は、第4発明に基づき、アイドラ
チェーンスプロケットは、ガイドフレームの上部に回転
自在に支持されたスプロケット軸と、スプロケット軸に
設けられた1対のチェーンスプロケットとより構成して
いる。
【0016】第5発明によれば、左右のチェーンは確実
に同期するため、複雑な機構や制御回路を使用せずにド
リルヘッドの昇降を円滑に行うことができる。
【0017】第6発明は、下部走行体に旋回自在に搭載
された上部旋回体の一端部に、起伏自在に設けられ、掘
削用ロッド及び杭を回転するドリルヘッドを昇降自在に
ガイドするガイドフレームを有する移動式杭埋設機にお
いて、ガイドフレームは、上部旋回体の一端部に起伏自
在に取着されたブラケットに長手方向に摺動自在に支持
されている構成としている。
【0018】第6発明によれば、ガイドフレームは上部
旋回体に対して長手方向に摺動自在に支持されているの
で、ガイドフレームを俯伏した状態で長手方向前方に摺
動させることにより、ガイドフレームを下部走行体に対
して安定の良い位置に移動可能である。したがって、走
行時の安定性が向上すると共に、車両を小型にし、狭隘
な場所での移動及び作業を可能にすることができる。ま
た、トレーラ搭載時にも全長を短くすることができ、輸
送性が向上する。
【0019】第7発明は、第6発明に基づき、ガイドフ
レームを摺動自在に支持するブラケットが、ガイドフレ
ームの左右をそれぞれ摺動自在に支持する左右1対のブ
ラケットであり、この左右1対のブラケットは連結部材
により互いに結合された構成としている。
【0020】第7発明によれば、左右1対のブラケット
を連結部材により互いに結合しているので、ブラケット
の剛性が高くなり、ガイドフレームの摺動を安定して支
持でき、よって摺動を円滑に行うことができる。
【0021】第8発明は、第6発明に基づき、ガイドフ
レームの側面部に、ガイドフレームの摺動方向への移動
を固定するストッパ部を設けた構成としている。
【0022】第8発明によれば、ガイドフレームはスト
ッパ部によりブラケットに対して摺動方向の所定位置に
固定されるので、作業時及び移動時共にガイドフレーム
ががたつくことなく安定する。これにより、作業性及び
移動時の安定性を向上できる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る実施形態に
ついて図1〜図15を参照して詳述する。
【0024】図1は、移動式杭埋設機1の側面図であ
る。下部走行体2には、上部旋回体3が旋回自在に搭載
されている。上部旋回体3の一端部に設けられたフレー
ム4には枢軸ピン5によりガイドフレーム10の基端部
及びコンテナ20の基端部が起伏自在に取着されてい
る。同図は、ガイドフレーム10及びコンテナ20を直
立させた状態を示している。コンテナ20は、穴掘削用
のロッド及び杭を格納する。ガイドフレーム10には、
穴掘削用のドリルの駆動及び杭の埋設を行うドリルヘッ
ド30が昇降自在に取着されている。
【0025】図2は、起立させたガイドフレーム10及
びコンテナ20の側面図である。ガイドフレーム10と
コンテナ20とは並列し、共にフレーム4に枢軸ピン5
により起伏自在に取着されている。ガイドフレーム10
の上部にはドリルヘッド30の昇降駆動を行うドリルヘ
ッド昇降装置40のアイドラチェーンスプロケット41
が回転自在に取着されており、下端部にはドリルヘッド
昇降装置40の給進装置42が取着されている。給進装
置42は油圧モータ等により構成され、その出力軸には
駆動チェーンスプロケット42aが取着されている。ま
た、アイドラチェーンスプロケット41と駆動チェーン
スプロケット42aとにはチェーン44が掛け回されて
おり、チェーン44の両端部はドリルヘッド30に連結
されている。給進装置42により駆動チェーンスプロケ
ット42aを駆動することにより、ドリルヘッド30は
ガイドフレーム10に沿って昇降するようになってい
る。ドリルヘッド30を最上位置に上昇させた場合、ド
リルヘッド30の駆動軸32の下端部がコンテナ20に
格納した最長(本例では長さ6m)の杭の上方に位置す
るように、ガイドフレーム10及びコンテナ20の長さ
は設定されている。
【0026】また、ドリルヘッド30の駆動軸32の上
部には、水やコンクリートミルクを供給するためのスイ
ベルジョイント33が設けられている。さらに、駆動軸
32の軸心線Y−Yに対してコンテナ20の反対側(本
実施形態では前方)に偏心して、駆動モータ31が配設
されている。
【0027】コンテナ20の上部には、コンテナ20の
長手方向に沿って回転自在に設けたコンテナシャフト2
6に取着された上部ロッドマガジン21が配設されてい
る。コンテナ20の上部及び上部ロッドマガジン21に
は、ドリルヘッド30の駆動軸32が所定長さの杭を連
結するために下降するときにドリルヘッド30との干渉
を避けるための干渉回避部22を設けている。すなわ
ち、コンテナ20の上部フレームは上端部から中部にわ
たって前方に開口した開口部を有しており、上部ロッド
マガジン21は詳細は後述するが円弧状の切り欠き部2
2aを有している。また、コンテナ20の下部には、駆
動軸32の軸心線Y−Y上に杭受け部50が配設されて
いる。
【0028】図3は、起立させたコンテナ20の側面図
である。前述のように、コンテナ20の下端部はフレー
ム4に枢軸ピン5により回動自在に取着され、コンテナ
20とフレーム4とはコンテナシリンダ6により連結さ
れている。コンテナシリンダ6を伸縮することにより、
コンテナ20は枢軸ピン5を中心として起伏するように
なっている。コンテナ20の上部には複数個の掘削カッ
タ用のロッドの上端部を支持する上部ロッドマガジン2
1が設けられており、長手方向の中間部には杭を支持す
る杭支持部材23が設けられ、さらに下部にはロッドの
下端部を支持する下部ロッドマガジン25が設けられて
いる。上部ロッドマガジン21と杭支持部材23と下部
ロッドマガジン25とはコンテナシャフト26により連
結され、かつ同時に回転自在に設けられており、コンテ
ナシャフト26はコンテナ20の上部に配設された油圧
モータ27の出力軸に連結されている。油圧モータ27
の回転駆動により、上部ロッドマガジン21と杭支持部
材23と下部ロッドマガジン25とは回転するようにな
っている。また、下部ロッドマガジン25の下方には、
杭の下端部を支持する杭受け部50が設けられている。
杭支持部材23の杭受け部50からの高さHは、本例機
が取り扱う最も短い杭(本実施形態では長さ3m)の上
端部を支持する位置に設定されている。
【0029】次に、コンテナ20に設けられた各部材の
詳細について説明する。図4は図3のA−A矢視図であ
り、コンテナ20の上部フレームの断面図及び上部ロッ
ドマガジン21の平面図を表している。コンテナ20の
上部から中部までの間の前側には、左右方向にわたるフ
レームが設けられることなく、前方に開口する開口部2
2bを有している。コンテナシャフト26に取着された
略円形の上部ロッドマガジン21の外周部の一部には、
ロッド8を支持する複数個(本例では6個)の凹部21
aが設けられ、外周部の他の一部にはガイドフレーム1
0に昇降自在に取着されたドリルヘッド30との干渉を
避けるための切り欠き部22aが設けられている。
【0030】図5は図3のB−B矢視図であり、杭支持
部材23の平面図である。コンテナシャフト26に取着
された杭支持部材23には、細い2点鎖線に示す杭9を
支持する支持面23aが形成されている。コンテナ20
の前部で、かつ支持面23aの近傍には実線及び細い2
点鎖線に示すように油圧シリンダ24aにより開閉され
るホルダ24が取着されており、ホルダ24を閉じるこ
とにより支持面23aに当接した杭9を前方から押さえ
つけて支持するようになっている。
【0031】図6は図3のC−C矢視図であり、下部ロ
ッドマガジン25及び杭受け部50の平面図である。コ
ンテナシャフト26に取着された略円形の下部ロッドマ
ガジン25の外周部にはロッド8の下端部を支持する複
数個(本例では6個)のロッド支持部25aが設けら
れ、外周部の一部には杭9との干渉を避けるための逃げ
部25bが設けられている。
【0032】図7は図6のD−D矢視図であり、図6及
び図7を参照して杭受け部50の構成について説明す
る。下部ロッドマガジン25の下方にコンテナ20の底
板28が配設されており、底板28の下方には杭受け板
51が設けられている。杭受け板51の上面には左右1
対の杭受け座52,52が固設され、杭受け座52,5
2の内側には左右1対の杭位置決め部材53,53が設
けられており、これらの杭受け板51,杭受け座52,
52及び杭位置決め部材53,53により杭受け部50
を構成している。また、杭位置決め部材53,53には
それぞれ位置決め溝54が設けられている。杭受け座5
2,52に杭9の下端面を載置し、位置決め溝54に杭
9の下端部に固設されたピン9aを挿入することによ
り、杭9の位置を決めることができるようになってい
る。
【0033】図8は、ドリルヘッド昇降装置40の構成
を示すガイドフレーム10の正面図である。同図では、
ドリルヘッド30は省略してある。ガイドフレーム10
の上面には、アイドラチェーンスプロケット41(以
後、アイドラスプロケット41と言う)が回転自在に取
着されている。アイドラスプロケット41は左右1対の
チェーンスプロケット41a,41a(以後、単にスプ
ロケット41aと言う)をスプロケット軸41bの両端
部に固設して構成されている。スプロケット軸41bは
2個の軸受45,45により回転自在に支持されてい
る。またガイドフレーム10の下部には左右1対の給進
装置42,42がそれぞれ取着されており、給進油圧モ
ータ43により駆動される。それぞれの給進装置42,
42に取着された駆動チェーンスプロケット42a,4
2a(以後、駆動スプロケット42aと言う)とスプロ
ケット41a,41aとにはチェーン44,44が掛け
回されている。アイドラスプロケット41の左右のスプ
ロケット41a,41aはスプロケット軸41bにより
結合されているため左右のチェーン44,44は完全に
同期し、ドリルヘッド30は円滑に昇降可能となってい
る。
【0034】ドリルヘッド30には自重で常に下降する
力が発生しており、自重による落下を防止する必要があ
る。また、ドリルヘッド30を下降させ、ロッド8や杭
9の上端部に連結する場合、給進速度と押し付け力とを
適性な値に制御しないと下降時の衝撃等で接続ネジ部を
損傷することがある。あるいは、掘削時、杭埋設時等に
給進速度と押し付け力とを制御する必要がある場合があ
る。このために、図9に示すように給進油圧モータ43
の駆動油圧回路が構成されている。
【0035】図9に示すように、1対の給進装置42,
42の給進油圧モータ43,43は油圧ポンプ60とパ
イロット油圧作動式の流量制御方向切換弁61を介して
並列に接続しており、流量制御方向切換弁61のパイロ
ット部61a,61bは電磁圧力比例制御弁62と接続
している。流量制御方向切換弁61と給進油圧モータ4
3,43とを接続する上昇回路63上にはアンロード弁
64aとチェック弁64bとを有するカウンタバランス
弁64が介装され、上昇回路63と下降回路65との間
には電磁圧力制御弁66が介装されている。下降回路6
5とカウンタバランス弁64のアンロード弁64aとは
パイロット回路67により接続している。電磁圧力制御
弁66のソレノイド部66aはコントローラ68と接続
しており、コントローラ68の指令に基づいて圧力制御
する。また、電磁圧力比例制御弁62のソレノイド部は
コントローラ68と接続しており、コントローラ68の
指令に基づいて電磁圧力比例制御弁62は方向切換及び
流量制御を行う。
【0036】次に、上記駆動油圧回路の作動について説
明する。上昇時にはコントローラ68は所定の制御信号
を電磁圧力比例制御弁62に出力し、流量制御方向切換
弁61をA位置に切り換える。油圧ポンプ60からの圧
油はカウンタバランス弁64のチェック弁64bを開い
て上昇回路63を経由し、左右の給進油圧モータ43,
43にそれぞれ供給され、給進装置42,42を駆動し
てドリルヘッド30を上昇させる。このとき、コントロ
ーラ68は電磁圧力比例制御弁62を制御して流量制御
方向切換弁61のストロークを制御し、流量を制御して
給進油圧モータ43の回転速度を制御する。また、コン
トローラ68は電磁圧力制御弁66に制御信号を出力し
て上昇回路63の圧油を所定の圧力に制御し、上昇力を
制御する。すなわち、ドリルヘッド30は所定の上昇速
度と上昇力に制御される。
【0037】下降時にはコントローラ68は所定の制御
信号を電磁圧力比例制御弁62に出力し、流量制御方向
切換弁61をC位置に切り換える。油圧ポンプ60から
の圧油は、下降回路65を経由して給進油圧モータ4
3,43に供給される。下降の当初はカウンタバランス
弁64は閉じており、上昇回路63の油圧はドリルヘッ
ド30の自重による落下を防止している。そして下降回
路65の圧力が上昇するとパイロット回路67の圧力が
上昇し、カウンタバランス弁64のアンロード弁64a
を開いて下降を開始する。このとき、コントローラ68
は電磁圧力比例制御弁62を制御して流量制御方向切換
弁61のストロークを制御し、流量を制御して給進油圧
モータ43の回転速度を制御すると共に、電磁圧力制御
弁66に制御信号を出力して下降回路65の圧油を所定
の圧力に制御し、下降する力を制御する。すなわち、ド
リルヘッド30は所定の下降速度と下降力に制御され
る。これにより、ドリルヘッド30とロッド8あるいは
杭9との連結は、互いに衝突させることなくスムース
に、容易に行うことができる。
【0038】次に、ロッド8及び杭9とドリルヘッド3
0との連結時の作動について、それぞれ図10及び図1
1を参照して説明する。図10において、まず、細い2
点鎖線に示すように、ロッド8の下端部を下部ロッドマ
ガジン25のロッド支持部25aによって支持し、上端
部を上部ロッドマガジン21によって支持して位置決め
する。次に、ドリルヘッド30をドリルヘッド昇降装置
40により所定速度及び下降力で下降させ、駆動軸32
の下端部をロッド8の上端部に連結する。この場合、ロ
ッド8の下端部と上端部とを支持するため、ロッド8に
多少の変形があっても上端部の中心位置は正確に位置決
め可能である。したがって、ドリルヘッド30とロッド
8との連結は円滑に行われる。
【0039】図11は、杭の連結時の説明図である。同
図において、まず、細い2点鎖線に示す最大長さL(本
例では6m)の杭9をコンテナ20の杭受け部50に載
置し、中間部を杭支持部材23で支持して位置決めす
る。次にドリルヘッド30をドリルヘッド昇降装置40
により所定速度及び下降力で下降させ、ドリルヘッド3
0の駆動軸32の下端部で杭9をチャッキングする。こ
の場合、杭9は新品であり、曲がりは無いため、杭9の
中間部を支えていても上端部の位置の精度は確保でき
る。したがって、ドリルヘッド30と杭9とのチャッキ
ングは容易に行われる。最小長さ(本実施形態ではL/
2で、例えば3m)の杭9aを杭受け部50に載置し、
杭9aの上端部を杭支持部材23で支持した場合には、
杭9aの上端部は正確に位置決めされる。ドリルヘッド
30は前述のように、上部ロッドマガジン21に干渉す
ることなく下降可能としているので、ドリルヘッド30
を破線に示す位置まで下降させてチャッキングすること
ができる。すなわち、本構成により、一箇所の杭受け部
50のみで最大長さLから最小長さL/2までの任意の
長さの杭に対応可能となっている。
【0040】上述のように、本発明の移動式杭埋設機1
は、最長(例えば6m)の杭から最短(例えば3m)の
杭まで一箇所の杭受け部50に載置することで対応可能
であり、構造が簡単でコストを安くすることができる。
また、6m、5m、4m、3mの杭に対応可能であるた
め、従来の4m、3mの2種類のみの杭を用いていたも
のに比して埋設する杭の本数が少なくてすみ、作業時間
が少なく作業コストを低減できる。
【0041】以下に、ガイドフレーム10のスライド機
構部77について説明する。図12はガイドフレーム1
0の側面図であり、スライド機構部77の構成を示して
いる。上部旋回体3のフレーム4には枢軸ピン5により
左右1対のブラケット70,70が回動自在に取着され
ており、ガイドフレーム10はブラケット70,70に
摺動自在に取着されている。ブラケット70とフレーム
4とはガイドフレームシリンダ7により連結されてお
り、ガイドフレームシリンダ7を伸縮することによりブ
ラケット70,70及びガイドフレーム10は起伏す
る。図12は、ガイドフレーム10を俯伏させた状態を
示している。
【0042】図13は、図12のE−E矢視図である。
図12及び図13において、ガイドフレーム10の左右
の下面には脚部材12,12を介して所定長さの1対の
ガイドロッド11,11が並列してそれぞれ固設されて
いる。左右それぞれのブラケット70の先端部及び基端
部には、上部に割溝72を有する左右1対のパイプ部材
71a,71a及び左右1対のパイプ部材71b,71
bがそれぞれ固設されている。ガイドロッド11,11
には、パイプ部材71a,71a及びパイプ部材71
b,71bが把持するように摺動自在に係合している。
先端側の左右1対のパイプ部材71a,71aにはそれ
ぞれ位置決め板73,73が固設されており、左右1対
の位置決め板73,73は連結部材74により連結さ
れ、左右のブラケット70,70と一体構成されて剛性
を高めている。それぞれの位置決め板73には、固定ピ
ン孔75が設けられている。また、ガイドフレーム10
の左右両外側面には所定の隙間を設けて長手方向にガイ
ドプレート13,13が取着され、その隙間には位置決
め板73,73が移動自在に挿入されている。ガイドプ
レート13の長手方向の両端部にはそれぞれストッパ部
材14,14と、ガイドフレーム10に貫通する固定ピ
ン孔15,15とが設けられている。これらの位置決め
板73、固定ピン孔75、ストッパ部材14、固定ピン
孔15,15及び固定ピン17は、ストッパ部16を構
成している。
【0043】ブラケット70の先端部とガイドフレーム
10とは摺動シリンダ76により連結されており、摺動
シリンダ76を伸縮するとガイドフレーム10はブラケ
ット70に沿って長手方向に摺動する。ガイドフレーム
10を長手方向に摺動させるとブラケット70の位置決
め板73の端面はストッパ部材14に当接し、ガイドプ
レート13及びガイドフレーム10のそれぞれの固定ピ
ン孔15,15と位置決め板73の固定ピン孔75とは
整合する。固定ピン孔15,15と固定ピン孔75とに
固定ピン17を嵌入し、さらに抜け止めピン18で抜け
止めして、ガイドフレーム10とブラケット70との相
対位置を固定するようになっている。
【0044】次に、上記のガイドフレーム10のスライ
ド機構部77の作動について、図12、図13及び図1
4に基づいて説明する。図14はガイドフレーム10を
俯伏させた状態の移動式杭埋設機1の側面図である。杭
埋設作業開始時には摺動シリンダ76を伸張してガイド
フレーム10を図14の細い2点鎖線に示す位置まで摺
動させ、固定ピン17でブラケット70とガイドフレー
ム10とを固定した後、ガイドフレームシリンダ7を伸
張してガイドフレーム10を枢軸ピン5を中心として回
動させ、起立させる。移動時又は輸送時には図14に示
すようにガイドフレーム10は俯伏させるが、細い2点
鎖線に示す位置では下部走行体2に対する前後方向の位
置が偏っていて車両の前後安定性が良くないため、固定
ピン17を抜いて固定を解除した後、摺動シリンダ76
を縮小してガイドフレーム10を実線の位置に移動し、
固定ピン17でブラケット70とガイドフレーム10と
を固定する。これにより、杭埋設作業時にガイドフレー
ム10が長さ6m等の長杭に対応できるように長くして
あっても、移動時又は輸送時にはガイドフレーム10を
前方に移動させるので、車両全体の前後安定性が向上
し、安全に走行可能であると共に、狭隘な場所への移
動、進入も容易になる。また、図15に示すようにトレ
ーラ輸送の場合、トレーラ80に搭載したときにガイド
フレーム10を細い2点鎖線に示すように後方に張り出
した状態では、後方への突出量F2が大きく、かつ車両
全長が長くなるので輸送が困難になる。この場合に、ガ
イドフレーム10を実線に示すような位置に移動させれ
ば、突出量F1は小さくなって車両全長が短くなり、よ
って輸送性が向上する。
【0045】以上の構成によると、コンテナの上部から
所定高さのロッドマガジンまで、ガイドフレームを昇降
するドリルヘッドとの干渉を避けるための干渉回避部を
設けているので、ドリルヘッドをコンテナに内設された
ロッドマガジンの所定の位置までは下げることが可能と
なる。このとき、干渉回避部はコンテナの上部から作業
対象の杭長さに応じた位置(例えば上部、中部等)のマ
ガジンまでの間に設ければよい。したがって、コンテナ
のマガジンにより長さの異なる短い杭を支持している場
合でも、ドリルヘッドをコンテナの内部まで降ろして杭
の上端部をチャッキングすることができる。この結果、
杭の下端部を受けるための杭受け部をコンテナの下端部
一箇所として複数種類の長さの杭に対応できるので、構
造が簡単になり、コストを安くできる。なお、コンテナ
の干渉回避部(前方開口部)を設ける上下方向の長さを
長くし過ぎると、上部フレームの充分な強度を確保する
のが困難となり、またそのためにコストアップを招くの
で、干渉回避部の上下方向の長さはなるべく短くする必
要がある。したがって、複数種類の長さの杭に対応する
際に、コンテナの干渉回避部を設けることと、従来のよ
うな複数の杭受け部を設けることとを組み合わせて対応
するようにしてもよい。この場合でも、従来よりも少な
い個所の杭受け部で(最も簡単な構造として、上記のよ
うに杭受け部をコンテナの下端部一箇所とする場合があ
る)対応可能であり、構造を簡単にできる。
【0046】また、コンテナの上部にロッドの上端部を
支持する上部ロッドマガジンを配設し、下部にロッドの
下端部を支持するロッド受け部を有する下部ロッドマガ
ジンを配設したため、ロッドが多少変形していても上端
部の位置は正確に位置決めされる。よって、ドリルヘッ
ドによるロッドの連結を円滑に行うことができる。ま
た、中間部の杭支持部材を所定の位置に設けたため、杭
をコンテナ下端部の杭受け部と杭支持部材とで支持して
位置決めでき、また複数の長さの異なる杭に対しても容
易に対応可能である。また、ドリルヘッドの駆動軸を回
転させる駆動モータを駆動軸の軸心に対してコンテナの
反対側に設けたので、ドリルヘッドの昇降時にコンテナ
内には駆動軸側のみが入ることになり、ドリルヘッドと
コンテナとの干渉を避けるための干渉回避部が少なくな
る。したがって、干渉回避部を形成するためのコンテナ
上部から所定高さ位置のロッドマガジンまでの間の開口
部が少なくなるので、コンテナ上部のフレーム構造等の
充分な強度を維持し易く構成でき、これによりドリルヘ
ッドをコンテナの所定高さ位置まで下降させることがで
きるようになる。
【0047】さらに、重量の重い給進装置をガイドフレ
ームの下部に配設したので、長い杭に対応するためにガ
イドフレームを長くしても車両全体の安定性を確保でき
る。また、ガイドフレームを長くしても安定性が良くな
った分、フレーム構造を強化する必要がないので、重量
軽減が可能となり、コストを安くできる。また、アイド
ラチェーンスプロケットを、ガイドフレームの上部に回
転自在に支持されたスプロケット軸と、スプロケット軸
の両端部に設けられた左右1対のチェーンスプロケット
とより構成しているので、左右のチェーンは確実に同期
する。これにより、複雑な機構や制御回路を使用せず
に、ドリルヘッドの昇降を円滑に行うことができる。
【0048】また、さらに、ガイドフレームは上部旋回
体に対して長手方向に摺動自在に支持されているので、
ガイドフレームを俯伏した状態で長手方向前方に摺動さ
せることにより、ガイドフレームを下部走行体に対して
安定の良い位置に移動可能となるので、走行時の安定性
を向上できる。また、ガイドフレームを長くしたにもか
かわらず、俯伏時は車両全長を縮小できるので、狭隘な
現場での移動及び作業が可能となり、作業性がよい。ま
た、トレーラ搭載時にも全長を短くできるので、輸送性
が向上する。ガイドフレームの左右フレームをそれぞれ
摺動自在に支持する左右1対のブラケットを連結部材に
より互いに結合しているので、このブラケットの剛性が
高くなる。したがって、ガイドフレームの摺動を安定し
て支持でき、よって摺動を円滑に行うことができる。ま
た、ガイドフレームシリンダ7の取付部にこの連結部材
を設けたことにより、ガイドフレームシリンダ7の伸縮
時の上記ブラケットとガイドフレームの変形も防止して
いる。また、ガイドフレームはストッパ部によりブラケ
ットに対して摺動方向の所定位置に固定されるので、作
業時及び移動時共にガイドフレームががたつくことなく
安定する。これにより、作業性及び移動時の安定性を向
上できる。
【0049】以上説明したように、本発明に係る移動式
杭埋設機は、長い杭に対応可能なように高く構成したコ
ンテナを使用しても、ドリルヘッドがコンテナ内に下降
可能な構成としたので、多種類の、しかも従来よりも長
い杭に対しても本杭移動式杭埋設機により対応でき、杭
埋設作業の効率を向上できる。また、長いガイドフレー
ムを有していても、移動時又は輸送時にはガイドフレー
ムを車両前方にスライドさせるようにしたので、走行安
定性及び輸送性を低下させず、一層杭埋設作業の効率を
向上できる。さらに、上記ガイドフレームの車両前後方
向のスライド機構を、車体フレームに起伏自在に取着し
たブラケットに対してスライド自在にガイドフレームを
取着する構成としたので、簡単な構造で構成でき、また
コストを安くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る移動式杭埋設機の作業時の状態を
示す側面図である。
【図2】起立状態のガイドフレーム及びコンテナの側面
図である。
【図3】起立状態のコンテナの側面図である。
【図4】図3のA−A矢視図である。
【図5】図3のB−B矢視図である。
【図6】図3のC−C矢視図である。
【図7】図6のD−D矢視図である。
【図8】ドリルヘッド昇降装置の正面図である。
【図9】給進装置の駆動油圧回路図である。
【図10】ドリルヘッドとロッドの連結時の説明図であ
る。
【図11】ドリルヘッドと杭の連結時の説明図である。
【図12】ガイドフレーム摺動機構の側面図である。
【図13】図12のE−E矢視図である。
【図14】本発明に係る移動式杭埋設機の移動時の側面
図である。
【図15】本発明に係る移動式杭埋設機のトレーラ輸送
時の側面図である。
【図16】従来技術に係る給進装置の側面図である。
【符号の説明】
1:移動式杭埋設機、2:下部走行体、3:上部旋回
体、4:フレーム、5:枢軸ピン、6:コンテナシリン
ダ、7:ガイドフレームシリンダ、8:ロッド、9,9
a:杭、10:ガイドフレーム、11:ガイドロッド、
12:脚部材、13:ガイドプレート、14:ストッパ
部材、15,75:固定ピン孔、16:ストッパ部、1
7:固定ピン、20:コンテナ、21:上部ロッドマガ
ジン、22:干渉回避部、22a:切り欠き部、22
b:開口部、23:杭支持部材、23a:支持面、2
4:ホルダ、25:下部ロッドマガジン、25a:ロッ
ド支持部、25b:逃げ部、28:底板、30:ドリル
ヘッド、31:駆動モータ、32:駆動軸、40:ドリ
ルヘッド昇降装置、41:アイドラチェーンスプロケッ
ト、41a:チェーンスプロケット、41b:スプロケ
ット軸、42:給進装置、42a:駆動チェーンスプロ
ケット、43:給進油圧モータ、44:チェーン、5
0:杭受け部、51:杭受け板、52:杭受け座、5
3:杭位置決め部材、54:位置決め溝、60:油圧ポ
ンプ、62:電磁圧力比例制御弁、63:上昇回路、6
4:カウンタバランス弁、64a:アンロード弁、64
b:チェック弁、65:下降回路、66:電磁圧力制御
弁、67:パイロット回路、68:コントローラ、7
0:ブラケット、71a,71b:パイプ部材、72:
割溝、73:位置決め板、74:連結部材、76:摺動
シリンダ、77:スライド機構部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森谷 幸雄 神奈川県川崎市川崎区中瀬3−20−1 株 式会社小松製作所建設ロボット事業部内 Fターム(参考) 2D050 AA01 CA01 CB07 EE14

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部走行体(2) に旋回自在に搭載された
    上部旋回体(3) の一端部に起伏自在に取着され、掘削用
    ロッド及び杭を供給するロッドマガジンを内設したコン
    テナと、上部旋回体(3) の一端部に起伏自在に取着さ
    れ、コンテナが供給する掘削用ロッド又は杭を連結する
    駆動軸を回転させるドリルヘッドを昇降自在にガイドす
    るガイドフレームとを備えた移動式杭埋設機において、
    コンテナ(20)の上部から所定高さまで、ガイドフレーム
    (10)を昇降するドリルヘッド(30)との干渉を避けるため
    のコンテナ(20)の干渉回避部(22)を設けたことを特徴と
    する移動式杭埋設機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の移動式杭埋設機におい
    て、コンテナ(20)は、起立状態での上部に設けられ、ロ
    ッド(8) の上端部を支持する凹部(21a) 及び干渉回避部
    (22)の切り欠き部(22a) を有する上部ロッドマガジン(2
    1)と、起立状態での上下方向の中間部の所定位置に設け
    られ、杭を支持する杭支持部材(23)と、起立状態での下
    部に設けられ、ロッド(8) の下端部を支持するロッド支
    持部(25a) を有する下部ロッドマガジン(25)とを有する
    ことを特徴とする移動式杭埋設機。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の移動式杭埋設機におい
    て、ドリルヘッド(30)は、駆動軸(32)を回転させる駆動
    モータ(31)を駆動軸(32)の軸心に対してコンテナ(20)の
    反対側に有することを特徴とする移動式杭埋設機。
  4. 【請求項4】 下部走行体(2) に旋回自在に搭載された
    上部旋回体(3) の一端部に起伏自在に取着され、掘削用
    ロッド又は杭を連結して回転駆動するドリルヘッドを昇
    降自在にガイドするガイドフレームと、ガイドフレーム
    の長手方向の一端部に回動自在に設けられた駆動チェー
    ンスプロケット及びガイドフレームの長手方向の他端部
    に回転自在に設けられたアイドラチェーンスプロケット
    の間に掛け回されたチェーンの両端部をドリルヘッドに
    連結し、駆動チェーンスプロケットを駆動してドリルヘ
    ッドを昇降駆動するドリルヘッド昇降装置とを備えた移
    動式杭埋設機において、駆動チェーンスプロケット(43)
    を起立させたガイドフレーム(10)の下部に配設し、アイ
    ドラチェーンスプロケット(41)をガイドフレーム(10)の
    上部に配設したことを特徴とする移動式杭埋設機。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の移動式杭埋設機におい
    て、アイドラチェーンスプロケット(41)は、ガイドフレ
    ーム(10)の上部に回転自在に支持されたスプロケット軸
    (41b) と、スプロケット軸(41b) に設けられた1対のチ
    ェーンスプロケット(41a) とよりなることを特徴とする
    移動式杭埋設機。
  6. 【請求項6】 下部走行体(2) に旋回自在に搭載された
    上部旋回体(3) の一端部に、起伏自在に設けられ、掘削
    用ロッド及び杭を回転するドリルヘッドを昇降自在にガ
    イドするガイドフレームを有する移動式杭埋設機におい
    て、ガイドフレーム(10)は、上部旋回体(3) の一端部に
    起伏自在に取着されたブラケット(70)に長手方向に摺動
    自在に支持されていることを特徴とする移動式杭埋設
    機。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の移動式杭埋設機におい
    て、ガイドフレーム(10)を摺動自在に支持するブラケッ
    ト(70)が、ガイドフレーム(10)の左右をそれぞれ摺動自
    在に支持する左右1対のブラケット(70)であり、この左
    右1対のブラケット(70)は連結部材(74)により互いに結
    合されたことを特徴とする移動式杭埋設機。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の移動式杭埋設機におい
    て、ガイドフレーム(10)の側面部に、ガイドフレーム(1
    0)の摺動方向への移動を固定するストッパ部(16)を設け
    たことを特徴とする移動式杭埋設機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009209588A (ja) * 2008-03-05 2009-09-17 Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd 建設機械
JP2015030976A (ja) * 2013-07-31 2015-02-16 日本車輌製造株式会社 建設機械

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009209588A (ja) * 2008-03-05 2009-09-17 Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd 建設機械
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