JP2000281939A - フッ素樹脂粉体塗料組成物 - Google Patents
フッ素樹脂粉体塗料組成物Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 白色度の高いフッ素樹脂塗膜を与えるフッ素
樹脂粉体塗料組成物を提供することができ、また、該フ
ッ素樹脂粉体塗料組成物を塗装して得られる白色度の高
い塗膜を外面に有する各種物品を提供する。 【解決手段】 300℃以上で焼付けを行なうフッ素樹
脂粉体塗料組成物において、塗膜形成用フッ素樹脂組成
物が白色剤として表面処理されたルチル型酸化チタン粒
子を含むことを特徴とするフッ素樹脂粉体塗料組成物。
樹脂粉体塗料組成物を提供することができ、また、該フ
ッ素樹脂粉体塗料組成物を塗装して得られる白色度の高
い塗膜を外面に有する各種物品を提供する。 【解決手段】 300℃以上で焼付けを行なうフッ素樹
脂粉体塗料組成物において、塗膜形成用フッ素樹脂組成
物が白色剤として表面処理されたルチル型酸化チタン粒
子を含むことを特徴とするフッ素樹脂粉体塗料組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は白色度の高いフッ素
樹脂塗膜を与えるフッ素樹脂粉体塗料組成物および該フ
ッ素樹脂塗膜を有する各種物品に関する。
樹脂塗膜を与えるフッ素樹脂粉体塗料組成物および該フ
ッ素樹脂塗膜を有する各種物品に関する。
【0002】
【従来の技術】フッ素樹脂コーティングはフッ素樹脂の
耐溶剤性、耐熱性、非粘着性、耐薬品性、電気絶縁性な
どの優れた性質を利用して、化学工業プラントの反応用
や貯蔵用のタンク、反応塔、配管の内張り、撹拌機、加
工用のロールなどの周辺化学装置機材の外面コーティン
グなどとして、広く使用されている。
耐溶剤性、耐熱性、非粘着性、耐薬品性、電気絶縁性な
どの優れた性質を利用して、化学工業プラントの反応用
や貯蔵用のタンク、反応塔、配管の内張り、撹拌機、加
工用のロールなどの周辺化学装置機材の外面コーティン
グなどとして、広く使用されている。
【0003】ところでフッ素樹脂の粉体塗料は、塗装後
に高温、特に300℃以上で焼き付けるためフッ素樹脂
の熱分解による発泡が生じやすく、熱安定剤の添加が必
須である。
に高温、特に300℃以上で焼き付けるためフッ素樹脂
の熱分解による発泡が生じやすく、熱安定剤の添加が必
須である。
【0004】しかし、この熱安定剤を添加することによ
りフッ素樹脂の分解はかなり抑えられるが、今度は熱安
定剤が分解してしまうため、本来透明ないし白色である
フッ素樹脂塗膜がその分解残査により焼き付け塗膜が褐
色ないし黒色に変色してしまったり色むらが生じるとい
う問題がある。変色の原因としてはフッ素樹脂の熱劣化
も考えられる。
りフッ素樹脂の分解はかなり抑えられるが、今度は熱安
定剤が分解してしまうため、本来透明ないし白色である
フッ素樹脂塗膜がその分解残査により焼き付け塗膜が褐
色ないし黒色に変色してしまったり色むらが生じるとい
う問題がある。変色の原因としてはフッ素樹脂の熱劣化
も考えられる。
【0005】一方、近年、医薬や食品、医療衛生などの
分野で化学物質の合成用や貯蔵用のタンクの汚れが暗色
のコーティングでは確認できないため、さらには美観や
清潔感の点から、できるだけ白色に近い色とすることが
求められている。
分野で化学物質の合成用や貯蔵用のタンクの汚れが暗色
のコーティングでは確認できないため、さらには美観や
清潔感の点から、できるだけ白色に近い色とすることが
求められている。
【0006】塗膜の色を白色にする方法の一般的な方法
としては、塗料用の白色顔料を充填する方法がある。そ
うした白色顔料としては酸化チタン、炭酸カルシウム、
酸化亜鉛、硫酸バリウムなどが知られている。しかし、
本発明者らが実験を行なったところ、汎用の塗料用の白
色顔料では色ムラが生じてしまい満足のいく塗膜は形成
できなかった。
としては、塗料用の白色顔料を充填する方法がある。そ
うした白色顔料としては酸化チタン、炭酸カルシウム、
酸化亜鉛、硫酸バリウムなどが知られている。しかし、
本発明者らが実験を行なったところ、汎用の塗料用の白
色顔料では色ムラが生じてしまい満足のいく塗膜は形成
できなかった。
【0007】また、別のアプローチとして熱安定剤を変
更する方法も考えられる。しかしこのアプローチでも、
熱安定剤を変えただけでは変色は抑えられなかった。し
かも塗料用の白色顔料を配合すると相変わらず色ムラが
生じてしまう。
更する方法も考えられる。しかしこのアプローチでも、
熱安定剤を変えただけでは変色は抑えられなかった。し
かも塗料用の白色顔料を配合すると相変わらず色ムラが
生じてしまう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、白色度の高
いフッ素樹脂塗膜を与えるフッ素樹脂粉体塗料組成物を
提供することを目的とする。
いフッ素樹脂塗膜を与えるフッ素樹脂粉体塗料組成物を
提供することを目的とする。
【0009】本発明はまた、該フッ素樹脂粉体塗料組成
物を塗装して得られる白色度の高い塗膜を外面に有する
各種物品を提供することを目的とする。
物を塗装して得られる白色度の高い塗膜を外面に有する
各種物品を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、30
0℃以上で焼付けを行なうフッ素樹脂粉体塗料組成物に
おいて、塗膜形成用フッ素樹脂組成物が白色剤として表
面処理されたルチル型酸化チタン粒子を含むことを特徴
とするフッ素樹脂粉体塗料組成物に関する。
0℃以上で焼付けを行なうフッ素樹脂粉体塗料組成物に
おいて、塗膜形成用フッ素樹脂組成物が白色剤として表
面処理されたルチル型酸化チタン粒子を含むことを特徴
とするフッ素樹脂粉体塗料組成物に関する。
【0011】本発明において前記塗膜形成用フッ素樹脂
組成物は、フッ素樹脂と熱安定剤と表面処理されたルチ
ル型酸化チタン粒子を含む組成物であることが好まし
く、またフッ素樹脂がパーフルオロ樹脂、特に溶融成形
可能なパーフルオロ樹脂であり、熱安定剤が70℃以上
の融点を有しているのが好ましい。
組成物は、フッ素樹脂と熱安定剤と表面処理されたルチ
ル型酸化チタン粒子を含む組成物であることが好まし
く、またフッ素樹脂がパーフルオロ樹脂、特に溶融成形
可能なパーフルオロ樹脂であり、熱安定剤が70℃以上
の融点を有しているのが好ましい。
【0012】本発明はさらに、前記の本発明の塗料組成
物を塗装し300℃以上で焼き付けて得られるフッ素樹
脂塗膜であって白色度が60以上である塗膜、および該
塗膜を表面に有する物品に関する。
物を塗装し300℃以上で焼き付けて得られるフッ素樹
脂塗膜であって白色度が60以上である塗膜、および該
塗膜を表面に有する物品に関する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の粉体塗料の塗膜形成用フ
ッ素樹脂組成物に使用するフッ素樹脂としては、300
℃での焼付けに耐え得るフッ素樹脂である。このような
フッ素樹脂としてはパーフルオロ樹脂であっても、フッ
化ビニリデン系共重合体やエチレンとテトラフルオロエ
チレンとの共重合体、エチレンとクロロトリフルオロエ
チレンとの共重合体などの非パーフルオロ樹脂であって
もよいが、耐熱性や耐溶剤性、非粘着性、耐薬品性、電
気絶縁性などが優れている点からパーフルオロ樹脂が好
ましい。またパーフルオロ樹脂のうちでも塗膜形成性に
優れピンホールが生じにくいから、溶融成形が困難なポ
リテトラフルオロエチレン(PTFE)よりも、溶融成
形可能なパーフルオロ樹脂が好ましい。
ッ素樹脂組成物に使用するフッ素樹脂としては、300
℃での焼付けに耐え得るフッ素樹脂である。このような
フッ素樹脂としてはパーフルオロ樹脂であっても、フッ
化ビニリデン系共重合体やエチレンとテトラフルオロエ
チレンとの共重合体、エチレンとクロロトリフルオロエ
チレンとの共重合体などの非パーフルオロ樹脂であって
もよいが、耐熱性や耐溶剤性、非粘着性、耐薬品性、電
気絶縁性などが優れている点からパーフルオロ樹脂が好
ましい。またパーフルオロ樹脂のうちでも塗膜形成性に
優れピンホールが生じにくいから、溶融成形が困難なポ
リテトラフルオロエチレン(PTFE)よりも、溶融成
形可能なパーフルオロ樹脂が好ましい。
【0014】溶融成形可能なパーフルオロ樹脂としては
テトラフルオロエチレン(TFE)系の共重合体、たと
えばTFEとパーフルオロ(アルキルビニルエーテル)
(PAVE)、ヘキサフルオロプロピレン(HFP)の
少なくとも1種との共重合体が好ましい。特にTFEお
よびPAVEおよび/またはHFPの共重合体、具体的
にはTFE−PAVE共重合体(PFA)、TFE−H
FP共重合体(FEP)、TFE−PAVE−HFP共
重合体が好ましい。
テトラフルオロエチレン(TFE)系の共重合体、たと
えばTFEとパーフルオロ(アルキルビニルエーテル)
(PAVE)、ヘキサフルオロプロピレン(HFP)の
少なくとも1種との共重合体が好ましい。特にTFEお
よびPAVEおよび/またはHFPの共重合体、具体的
にはTFE−PAVE共重合体(PFA)、TFE−H
FP共重合体(FEP)、TFE−PAVE−HFP共
重合体が好ましい。
【0015】PAVEとしてはパーフルオロ(メチルビ
ニルエーテル)(PMVE)、パーフルオロ(エチルビ
ニルエーテル)(PEVE)、パーフルオロ(プロピル
ビニルエーテル)(PPVE)などの1種または2種以
上があげられ、特にPPVEが好ましい。
ニルエーテル)(PMVE)、パーフルオロ(エチルビ
ニルエーテル)(PEVE)、パーフルオロ(プロピル
ビニルエーテル)(PPVE)などの1種または2種以
上があげられ、特にPPVEが好ましい。
【0016】本発明の特徴の1つは、塗膜形成用フッ素
樹脂組成物がフッ素樹脂のほかに、白色剤として表面処
理されたルチル型酸化チタン粒子を含んでいることであ
る。
樹脂組成物がフッ素樹脂のほかに、白色剤として表面処
理されたルチル型酸化チタン粒子を含んでいることであ
る。
【0017】本発明で使用する酸化チタンは、表面処理
されていること、および結晶型がルチル型であることが
必要である。後述する比較例に示すとおり、一般の塗料
用の白色顔料である未処理の酸化チタンでは色ムラが生
じてしまい、また酸化チタンのもう一方の結晶型である
アナターゼ型の酸化チタンでも色ムラが生じてしまう。
されていること、および結晶型がルチル型であることが
必要である。後述する比較例に示すとおり、一般の塗料
用の白色顔料である未処理の酸化チタンでは色ムラが生
じてしまい、また酸化チタンのもう一方の結晶型である
アナターゼ型の酸化チタンでも色ムラが生じてしまう。
【0018】ルチル型酸化チタンの表面処理剤としては
酸化アルミニウムおよび/または酸化ケイ素を含むもの
が好ましく、さらに酸化ケイ素含有量の多いものが好ま
しい。
酸化アルミニウムおよび/または酸化ケイ素を含むもの
が好ましく、さらに酸化ケイ素含有量の多いものが好ま
しい。
【0019】酸化チタンの平均粒径は特に限定されない
が、通常市販されている大きさ、たとえば0.1〜1.
0μm程度である。
が、通常市販されている大きさ、たとえば0.1〜1.
0μm程度である。
【0020】本発明で特に好ましく使用される表面処理
ルチル型酸化チタンとしては、たとえば石原産業(株)
製のタイペーク(登録商標)CR−90、CR−95、
CR−97;テイカ(株)製のチタニックス(登録商
標)R−805;デュポン社製のタイピュアー(登録商
標)R−960、R−902などがあげられ、これらと
同等の表面処理がなされたルチル型酸化チタンも同様に
好ましく使用できる。
ルチル型酸化チタンとしては、たとえば石原産業(株)
製のタイペーク(登録商標)CR−90、CR−95、
CR−97;テイカ(株)製のチタニックス(登録商
標)R−805;デュポン社製のタイピュアー(登録商
標)R−960、R−902などがあげられ、これらと
同等の表面処理がなされたルチル型酸化チタンも同様に
好ましく使用できる。
【0021】表面処理ルチル型酸化チタンの配合量は、
フッ素樹脂100重量部(以下、[部]という)に対し
て0.1〜10部、好ましくは0.5〜10部、さらに
好ましくは1〜5部である。0.1部よりも少なくなる
と塗膜に目的とする白色度を与えることができず、20
部を超えるとフッ素樹脂塗膜の非粘着性および耐食性が
低下する。
フッ素樹脂100重量部(以下、[部]という)に対し
て0.1〜10部、好ましくは0.5〜10部、さらに
好ましくは1〜5部である。0.1部よりも少なくなる
と塗膜に目的とする白色度を与えることができず、20
部を超えるとフッ素樹脂塗膜の非粘着性および耐食性が
低下する。
【0022】本発明のフッ素樹脂粉体塗料組成物には熱
安定剤が配合される。熱安定剤としては種々の公知の熱
安定剤が使用できるが、各成分をドライ混合して粉体塗
料組成物を調製する際、60℃以上、通常70℃以上に
なるため、熱安定剤は融点が70℃以上、好ましくは8
0℃以上のものを使用する。この点が熱安定剤に関して
粉体塗料に特徴的な点である。
安定剤が配合される。熱安定剤としては種々の公知の熱
安定剤が使用できるが、各成分をドライ混合して粉体塗
料組成物を調製する際、60℃以上、通常70℃以上に
なるため、熱安定剤は融点が70℃以上、好ましくは8
0℃以上のものを使用する。この点が熱安定剤に関して
粉体塗料に特徴的な点である。
【0023】かかる熱安定剤としては、有機イオウ系熱
安定剤、アミン系熱安定剤および/または金属粉末系熱
安定剤を含むものが好ましくあげられる。
安定剤、アミン系熱安定剤および/または金属粉末系熱
安定剤を含むものが好ましくあげられる。
【0024】好ましい組合せとしては、有機イオウ系熱
安定剤とアミン系熱安定剤との併用系、さらに有機イオ
ウ系熱安定剤とアミン系熱安定剤と金属粉末系熱安定剤
との併用系があげられる。
安定剤とアミン系熱安定剤との併用系、さらに有機イオ
ウ系熱安定剤とアミン系熱安定剤と金属粉末系熱安定剤
との併用系があげられる。
【0025】有機イオウ系熱安定剤としては、たとえば
式(I):
式(I):
【0026】
【化7】
【0027】(式中、XはH、Zn、SnまたはCd、
nは1〜4の整数)で示されるベンゾイミダゾール系メ
ルカプタン化合物;式(II):
nは1〜4の整数)で示されるベンゾイミダゾール系メ
ルカプタン化合物;式(II):
【0028】
【化8】
【0029】(式中、XはH、Zn、SnまたはCd、
nは1〜4の整数)で示されるベンゾチアゾール系メル
カプタン化合物;式(III):
nは1〜4の整数)で示されるベンゾチアゾール系メル
カプタン化合物;式(III):
【0030】
【化9】
【0031】(式中、R1およびR2は炭素数2〜16の
アルキル基またはアリール基、MはZn、Sn、Cdま
たはCu、nは1〜4の整数)で示されるチオカルバミ
ン酸またはその塩;式(IV):
アルキル基またはアリール基、MはZn、Sn、Cdま
たはCu、nは1〜4の整数)で示されるチオカルバミ
ン酸またはその塩;式(IV):
【0032】
【化10】
【0033】(式中、R1、R2、R3およびR4は炭素数
2〜16のアルキル基またはアリール基)で示されるチ
ウラムモノサルファイド;式(V):
2〜16のアルキル基またはアリール基)で示されるチ
ウラムモノサルファイド;式(V):
【0034】
【化11】
【0035】(式中、R1、R2、R3およびR4は炭素数
2〜16のアルキル基またはアリール基)で示されるチ
ウラムジサルファイド;または式(VI):
2〜16のアルキル基またはアリール基)で示されるチ
ウラムジサルファイド;または式(VI):
【0036】
【化12】
【0037】(式中、Yはメルカプタン残基、R1およ
びR2は同じかまたは異なりいずれも炭素数2〜16の
アルキル基またはアリール基)で示される有機スズメル
カプチド化合物の1種または2種以上があげられる。
びR2は同じかまたは異なりいずれも炭素数2〜16の
アルキル基またはアリール基)で示される有機スズメル
カプチド化合物の1種または2種以上があげられる。
【0038】具体例としては、たとえば式(I)で示さ
れる2メルカプトンベンゾチアゾール、2メルカプトン
ベンゾイミダアゾールなどのベンゾイミダゾール系メル
カプタン化合物;式(II)で示される2−メルカプトベ
ンゾチアゾール亜鉛塩などのベンゾチアゾール系メルカ
プタン化合物;式(III)で示されるエチルフェニルジ
チオカルバミン酸亜鉛、ジブチルジチオカルバミン酸亜
鉛などのチオカルバミン酸またはその塩;式(IV)で示
されるテトラーメチルーチウラムモノサルファイドなど
チウラムモノサルファイド;式(V)で示されるテトラ
ーメチルーチウラムジサルファイドなどのチウラムジサ
ルファイド;式(VI)で示されるジブチル錫マレエー
ド、ジブチル錫メルカプチドなどの有機スズメルカプチ
ド化合物があげられる。
れる2メルカプトンベンゾチアゾール、2メルカプトン
ベンゾイミダアゾールなどのベンゾイミダゾール系メル
カプタン化合物;式(II)で示される2−メルカプトベ
ンゾチアゾール亜鉛塩などのベンゾチアゾール系メルカ
プタン化合物;式(III)で示されるエチルフェニルジ
チオカルバミン酸亜鉛、ジブチルジチオカルバミン酸亜
鉛などのチオカルバミン酸またはその塩;式(IV)で示
されるテトラーメチルーチウラムモノサルファイドなど
チウラムモノサルファイド;式(V)で示されるテトラ
ーメチルーチウラムジサルファイドなどのチウラムジサ
ルファイド;式(VI)で示されるジブチル錫マレエー
ド、ジブチル錫メルカプチドなどの有機スズメルカプチ
ド化合物があげられる。
【0039】これらのうち熱安定性効果、耐薬品性の点
からベンゾチアゾール系メルカプタン化合物が好まし
く、特に2−メルカプトベンゾチアゾール亜鉛塩が好ま
しい。
からベンゾチアゾール系メルカプタン化合物が好まし
く、特に2−メルカプトベンゾチアゾール亜鉛塩が好ま
しい。
【0040】アミン系熱安定剤としては、ベンゼン環を
3個以上、好ましくは3〜4個含む芳香族アミン系熱安
定剤が好ましく、さらに融点が80℃以上のものが好適
である。この芳香族アミン系熱安定剤は特に有機イオウ
系熱安定剤と併用するときに分解温度の違いにより熱安
定性効果を向上させる働きをする。
3個以上、好ましくは3〜4個含む芳香族アミン系熱安
定剤が好ましく、さらに融点が80℃以上のものが好適
である。この芳香族アミン系熱安定剤は特に有機イオウ
系熱安定剤と併用するときに分解温度の違いにより熱安
定性効果を向上させる働きをする。
【0041】芳香族アミン系熱安定剤の具体例として
は、たとえば4,4−ビス(α,α−ジメチルベンジ
ル)ジフェニルアミン、ジナフチルアミン、フェニル−
α−ナフチルアミン、フェニル−β−ナフチルアミン、
ジフェニル−p−フェニレンジアミン、フェニルシクロ
ヘキシル−p−フェニレンジアミン、アルドール−α−
ナフチルアミン、ジフェニルアミンなどがあげられ、特
に4,4−ビス(α,α−ジメチルベンジル)ジフェニ
ルアミンが好ましい。
は、たとえば4,4−ビス(α,α−ジメチルベンジ
ル)ジフェニルアミン、ジナフチルアミン、フェニル−
α−ナフチルアミン、フェニル−β−ナフチルアミン、
ジフェニル−p−フェニレンジアミン、フェニルシクロ
ヘキシル−p−フェニレンジアミン、アルドール−α−
ナフチルアミン、ジフェニルアミンなどがあげられ、特
に4,4−ビス(α,α−ジメチルベンジル)ジフェニ
ルアミンが好ましい。
【0042】金属粉末系熱安定剤としては、コバルト粉
末、鉄粉末、亜鉛粉末、スズ粉末または銅粉末の1種ま
たは2種以上があげられる。金属粉末系熱安定剤は単独
で使用するよりも前記有機イオウ系熱安定剤およびアミ
ン系熱安定剤と併用することが好ましい。
末、鉄粉末、亜鉛粉末、スズ粉末または銅粉末の1種ま
たは2種以上があげられる。金属粉末系熱安定剤は単独
で使用するよりも前記有機イオウ系熱安定剤およびアミ
ン系熱安定剤と併用することが好ましい。
【0043】有機イオウ系熱安定剤とアミン系熱安定剤
と金属粉末系熱安定剤との比率は重量比で50〜100
/0〜50/0〜50、好ましくは50〜99/1〜5
0/0〜30である。
と金属粉末系熱安定剤との比率は重量比で50〜100
/0〜50/0〜50、好ましくは50〜99/1〜5
0/0〜30である。
【0044】熱安定剤の配合量は、フッ素樹脂100部
に対して0.1〜3部、好ましくは0.5〜3.0であ
る。0.1部よりも少ないと充分な熱安定効果が得られ
ず、3部よりも多いと得られう塗膜の白色度が低下す
る。
に対して0.1〜3部、好ましくは0.5〜3.0であ
る。0.1部よりも少ないと充分な熱安定効果が得られ
ず、3部よりも多いと得られう塗膜の白色度が低下す
る。
【0045】特に好ましい熱安定剤の組合せとしては、
式(II)で示される有機イオウ系熱安定剤と融点が80
℃以上でベンゼン環を3個以上有する芳香族アミン系熱
安定剤との組合せであり、さらに具体的には、2−メル
カプトベンゾチアゾール亜鉛塩と4,4−ビス(α,α
−ジメチルベンジル)ジフェニルアミンとを望ましくは
重量比で50/50〜99/1の割合で組合せたものが
好ましい。
式(II)で示される有機イオウ系熱安定剤と融点が80
℃以上でベンゼン環を3個以上有する芳香族アミン系熱
安定剤との組合せであり、さらに具体的には、2−メル
カプトベンゾチアゾール亜鉛塩と4,4−ビス(α,α
−ジメチルベンジル)ジフェニルアミンとを望ましくは
重量比で50/50〜99/1の割合で組合せたものが
好ましい。
【0046】本発明のフッ素樹脂粉体塗料組成物におい
て、得られる塗膜の白色度を大きく低下させない限り、
粉体塗料用の各種の添加剤を配合してもよい。そうした
添加剤としては、たとえばカーボン繊維、チタン酸ウイ
スカー、フッ化カーボンなどの帯電防止剤、ガラス繊
維、マイカなどの補強剤などがあげられる。
て、得られる塗膜の白色度を大きく低下させない限り、
粉体塗料用の各種の添加剤を配合してもよい。そうした
添加剤としては、たとえばカーボン繊維、チタン酸ウイ
スカー、フッ化カーボンなどの帯電防止剤、ガラス繊
維、マイカなどの補強剤などがあげられる。
【0047】本発明の粉体塗料は従来と同様の方法によ
り混合し調製することにより得られる。たとえばサンプ
ルミル、V型ブレンダー、円錐型ブレンダー、リボンミ
キサーなどの通常の混合機および粉砕機がいずれも特別
な制限なしで使用しうる。また、組成物を有機媒体や水
性媒体中に分散した液状または、スラリー状の形態とし
て使用することもできる。
り混合し調製することにより得られる。たとえばサンプ
ルミル、V型ブレンダー、円錐型ブレンダー、リボンミ
キサーなどの通常の混合機および粉砕機がいずれも特別
な制限なしで使用しうる。また、組成物を有機媒体や水
性媒体中に分散した液状または、スラリー状の形態とし
て使用することもできる。
【0048】得られる粉体塗料の平均粒径は従来より使
用されている範囲、たとえば10〜500μm、好まし
くは20〜300μm程度である。
用されている範囲、たとえば10〜500μm、好まし
くは20〜300μm程度である。
【0049】塗装方法も従来と同様の塗装法が採用で
き、たとえば吹き付け、流動浸漬などの静電塗装法;回
転成形によるライニングなどが適宜適用できる。
き、たとえば吹き付け、流動浸漬などの静電塗装法;回
転成形によるライニングなどが適宜適用できる。
【0050】塗装されたのち塗膜は300℃以上、通常
300〜400℃で焼き付けられる。形成する塗膜の厚
さは30〜5000μmの範囲とされるが、具体的な膜
厚は目的や用途に応じて適宜選定すればよく、1回で厚
塗りしてもよいし、1回の塗装膜厚を30〜150μm
とし複数回重ね塗りしてもよい。重ね塗りする場合は1
回ごとに焼付けを行なう方が膜厚調整の点から好まし
い。塗装する基材は従来フッ素樹脂粉体塗料を塗装し得
る基材であれば限定されない。たとえばアルミニウム、
ステンレススチール、Ni合金、金属ダイカストなどの
金属系基材;ガラス、碍子などのセラミック系基材など
が例示できるが、これらのみに限定されるものではな
い。
300〜400℃で焼き付けられる。形成する塗膜の厚
さは30〜5000μmの範囲とされるが、具体的な膜
厚は目的や用途に応じて適宜選定すればよく、1回で厚
塗りしてもよいし、1回の塗装膜厚を30〜150μm
とし複数回重ね塗りしてもよい。重ね塗りする場合は1
回ごとに焼付けを行なう方が膜厚調整の点から好まし
い。塗装する基材は従来フッ素樹脂粉体塗料を塗装し得
る基材であれば限定されない。たとえばアルミニウム、
ステンレススチール、Ni合金、金属ダイカストなどの
金属系基材;ガラス、碍子などのセラミック系基材など
が例示できるが、これらのみに限定されるものではな
い。
【0051】基材の種類によっては、基材の塗装すべき
表面に、予めサンドブラスト処理や酸化皮膜処理などの
表面処理を施すことも有効である。また、プライマー層
を形成することもよい。特にプライマー層を形成するこ
とにより、得られる塗膜の色ムラをさらに抑えることが
できる。
表面に、予めサンドブラスト処理や酸化皮膜処理などの
表面処理を施すことも有効である。また、プライマー層
を形成することもよい。特にプライマー層を形成するこ
とにより、得られる塗膜の色ムラをさらに抑えることが
できる。
【0052】本発明のフッ素樹脂粉体塗料組成物を用い
るときは、白色度(L値)が60以上の白色に富む塗膜
が得られる。さらに、前記の好ましい表面処理ルチル型
酸化チタンの量を増やし、かつ前記の好ましい熱安定剤
を組合せて使用することにより、白色度が70以上、さ
らには80以上の塗膜までも形成することができる。
るときは、白色度(L値)が60以上の白色に富む塗膜
が得られる。さらに、前記の好ましい表面処理ルチル型
酸化チタンの量を増やし、かつ前記の好ましい熱安定剤
を組合せて使用することにより、白色度が70以上、さ
らには80以上の塗膜までも形成することができる。
【0053】本発明は、かかる白色度の高いフッ素樹脂
塗膜を表面に有する物品にも関する。具体的な物品とし
ては、たとえば反応タンク、貯蔵タンク、配管、撹拌
機、ロール、弁、反応塔、遠心脱水機などの化学物質と
接触する面の化学装置機材のコーティングなどとして本
発明の塗膜を用いる物品が例示できるが、これらのみに
限定されるものではない。
塗膜を表面に有する物品にも関する。具体的な物品とし
ては、たとえば反応タンク、貯蔵タンク、配管、撹拌
機、ロール、弁、反応塔、遠心脱水機などの化学物質と
接触する面の化学装置機材のコーティングなどとして本
発明の塗膜を用いる物品が例示できるが、これらのみに
限定されるものではない。
【0054】特に本発明の物品は、白色度が高く汚れの
検出が容易なため、医薬、食品、医療衛生などの分野で
使用される物品として好適である。
検出が容易なため、医薬、食品、医療衛生などの分野で
使用される物品として好適である。
【0055】
【実施例】つぎに本発明を実施例に基づいて説明する
が、本発明はかかる実施例のみに限定されるものではな
い。
が、本発明はかかる実施例のみに限定されるものではな
い。
【0056】実施例1 平均粒径60μmのFEP粉体塗料(ダイキン工業
(株)製のNC1500)10kgを4枚羽根撹拌翼を
備えた撹拌室の大きさが50リットルの撹拌機(昭和エ
ンジニアリング(株)製のスピードニーダー)に投入
し、ついで4,4−ビス(α,α−ジメチルベンジル)
ジフェニルアミンと2−メルカプトベンゾチアゾール亜
鉛塩とコバルト粉末との3:3:2(重量比)の混合物
(表1の安定剤種類I)を0.2kgおよび表面処理ル
チル型酸化チタン(酸化アルミニウム/酸化ケイ素の重
量比が2〜5/3〜5の混合物で表面処理されたもの。
石原産業(株)製のタイペークCR−93)を0.5k
g投入し、1500rpmで30分間ドライブレンドし
てFEP系粉体塗料を製造した。
(株)製のNC1500)10kgを4枚羽根撹拌翼を
備えた撹拌室の大きさが50リットルの撹拌機(昭和エ
ンジニアリング(株)製のスピードニーダー)に投入
し、ついで4,4−ビス(α,α−ジメチルベンジル)
ジフェニルアミンと2−メルカプトベンゾチアゾール亜
鉛塩とコバルト粉末との3:3:2(重量比)の混合物
(表1の安定剤種類I)を0.2kgおよび表面処理ル
チル型酸化チタン(酸化アルミニウム/酸化ケイ素の重
量比が2〜5/3〜5の混合物で表面処理されたもの。
石原産業(株)製のタイペークCR−93)を0.5k
g投入し、1500rpmで30分間ドライブレンドし
てFEP系粉体塗料を製造した。
【0057】このFEP系粉体塗料をつぎのようにアル
ミニウム板および鉄板に粉体塗装し、焼き付け、得られ
た塗膜の白色度(L値)、色ムラおよび発泡の有無を調
べた。結果を表1に示す。
ミニウム板および鉄板に粉体塗装し、焼き付け、得られ
た塗膜の白色度(L値)、色ムラおよび発泡の有無を調
べた。結果を表1に示す。
【0058】(白色度)表面にプライマー層(ダイキン
工業(株)製のEK1959DGN)が設けられたアル
ミニウム板(100×100×1.5mm)に、静電塗
装機(小野田セメント(株)製のGX3300)を用い
て印加電圧40kVにて粉体塗料を焼付け後の膜厚が約
100μmとなるように静電塗装する。塗装後、電気炉
中で350℃で30分間焼き付ける。ついで同じ塗装を
2回繰り返し(3回目の焼付け条件は340℃×60分
間)、合計膜厚が約250〜300μmのフッ素樹脂塗
膜が形成されたテストパネルを作製する。この塗膜をス
ガ試験機(株)製のSMカラーコンピュータ(型式SM
−7)により、白色度(L値)を測定する。
工業(株)製のEK1959DGN)が設けられたアル
ミニウム板(100×100×1.5mm)に、静電塗
装機(小野田セメント(株)製のGX3300)を用い
て印加電圧40kVにて粉体塗料を焼付け後の膜厚が約
100μmとなるように静電塗装する。塗装後、電気炉
中で350℃で30分間焼き付ける。ついで同じ塗装を
2回繰り返し(3回目の焼付け条件は340℃×60分
間)、合計膜厚が約250〜300μmのフッ素樹脂塗
膜が形成されたテストパネルを作製する。この塗膜をス
ガ試験機(株)製のSMカラーコンピュータ(型式SM
−7)により、白色度(L値)を測定する。
【0059】(色ムラ)白色度の測定用に作製したテス
トパネルの塗膜を目視で観察し、つぎの基準で評価す
る。
トパネルの塗膜を目視で観察し、つぎの基準で評価す
る。
【0060】 A:色ムラがない。 B:若干色ムラがある。 C:明らかに色ムラがある。
【0061】(発泡度)サンドブラスト処理した鉄板に
プライマー(ダイキン工業(株)製のEK1083G
B)を塗装し90℃で10分間、乾燥後380℃で10
分間焼き付ける。さらにプライマー(ダイキン工業
(株)製のEK1883GB)を塗装、乾燥、焼付けす
る。このプライマー層面に10cm×10cmの長方形
の型枠を載置し、型枠内に粉体塗料を焼付け後に膜厚が
約2000μmとなるように充填する。型枠を静かに取
り外したのち、340℃にて14時間電気炉中で焼成
し、焼成後の塗膜の発泡状態を目視で観察し、つぎの基
準で評価する。
プライマー(ダイキン工業(株)製のEK1083G
B)を塗装し90℃で10分間、乾燥後380℃で10
分間焼き付ける。さらにプライマー(ダイキン工業
(株)製のEK1883GB)を塗装、乾燥、焼付けす
る。このプライマー層面に10cm×10cmの長方形
の型枠を載置し、型枠内に粉体塗料を焼付け後に膜厚が
約2000μmとなるように充填する。型枠を静かに取
り外したのち、340℃にて14時間電気炉中で焼成
し、焼成後の塗膜の発泡状態を目視で観察し、つぎの基
準で評価する。
【0062】 A:発泡が認められなかった。 B:わずかに発泡が認められた。 C:全面に発泡が認められた。
【0063】実施例2〜6 実施例1において、熱安定剤の種類および量、酸化チタ
ンの量を表1に示すとおりに変更したほかは実施例1と
同様にしてフッ素樹脂粉体塗料を調製し、実施例1と同
様に白色度(L値)、色ムラおよび発泡度を調べた。結
果を表1に示す。
ンの量を表1に示すとおりに変更したほかは実施例1と
同様にしてフッ素樹脂粉体塗料を調製し、実施例1と同
様に白色度(L値)、色ムラおよび発泡度を調べた。結
果を表1に示す。
【0064】実施例5〜6で使用した熱安定剤は4,4
−ビス(α,α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミン
と2−メルカプトベンゾチアゾール亜鉛塩の1:1(重
量比)(表1の安定剤種類II)である。
−ビス(α,α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミン
と2−メルカプトベンゾチアゾール亜鉛塩の1:1(重
量比)(表1の安定剤種類II)である。
【0065】比較例1〜6 実施例1において、熱安定剤の種類および量、酸化チタ
ンの量を表1に示すとおりに変更したほかは実施例1と
同様にしてフッ素樹脂粉体塗料を調製し、実施例1と同
様に白色度(L値)、色ムラおよび発泡度を調べた。結
果を表1に示す。
ンの量を表1に示すとおりに変更したほかは実施例1と
同様にしてフッ素樹脂粉体塗料を調製し、実施例1と同
様に白色度(L値)、色ムラおよび発泡度を調べた。結
果を表1に示す。
【0066】比較例1〜2では熱安定剤を使用せず、比
較例3〜4では熱安定剤として2−メルカプトベンゾチ
アゾール亜鉛塩とジ−β−ナフチル−p−フェニレンジ
アミンとの1:1(重量比)(表1の安定剤種類III)
を使用した。また比較例5では白色剤として表面処理さ
れていないルチル型酸化チタン(古河鉱業(株)製のF
R−22)を使用し、比較例6では表面処理されていな
いアナターゼ型酸化チタン(古河鉱業(株)製のFA−
65)を使用した。
較例3〜4では熱安定剤として2−メルカプトベンゾチ
アゾール亜鉛塩とジ−β−ナフチル−p−フェニレンジ
アミンとの1:1(重量比)(表1の安定剤種類III)
を使用した。また比較例5では白色剤として表面処理さ
れていないルチル型酸化チタン(古河鉱業(株)製のF
R−22)を使用し、比較例6では表面処理されていな
いアナターゼ型酸化チタン(古河鉱業(株)製のFA−
65)を使用した。
【0067】実施例7〜8 フッ素樹脂としてPFA粉体塗料(ダイキン工業(株)
製のAC5500)を用い、表1に示す熱安定剤および
白色剤を使用したほかは実施例と同様にしてフッ素樹脂
粉体塗料を調製し、実施例1と同様にして白色度、色ム
ラおよび発泡度を調べた。結果を表1に示す。
製のAC5500)を用い、表1に示す熱安定剤および
白色剤を使用したほかは実施例と同様にしてフッ素樹脂
粉体塗料を調製し、実施例1と同様にして白色度、色ム
ラおよび発泡度を調べた。結果を表1に示す。
【0068】比較例7 実施例7において、熱安定剤の種類および量、酸化チタ
ンの量を表1に示すとおりに変更したほかは実施例6と
同様にしてフッ素樹脂粉体塗料を調製し、実施例7と同
様に白色度(L値)、色ムラおよび発泡度を調べた。結
果を表1に示す。
ンの量を表1に示すとおりに変更したほかは実施例6と
同様にしてフッ素樹脂粉体塗料を調製し、実施例7と同
様に白色度(L値)、色ムラおよび発泡度を調べた。結
果を表1に示す。
【0069】
【表1】
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、白色度の高いフッ素樹
脂塗膜を与えるフッ素樹脂粉体塗料組成物を提供するこ
とができ、また、該フッ素樹脂粉体塗料組成物を塗装し
て得られる白色度の高い塗膜を外面に有する各種物品を
提供することができる。
脂塗膜を与えるフッ素樹脂粉体塗料組成物を提供するこ
とができ、また、該フッ素樹脂粉体塗料組成物を塗装し
て得られる白色度の高い塗膜を外面に有する各種物品を
提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮谷 敏雄 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内 Fターム(参考) 4J038 CD121 CD131 CE051 GA09 GA13 HA066 HA216 JB06 JB32 JC02 KA08 KA15 KA20 MA02
Claims (26)
- 【請求項1】 300℃以上で焼付けを行なうフッ素樹
脂粉体塗料組成物において、塗膜形成用フッ素樹脂組成
物が白色剤として表面処理されたルチル型酸化チタン粒
子を含むことを特徴とするフッ素樹脂粉体塗料組成物。 - 【請求項2】 前記表面処理されたルチル型酸化チタン
粒子が、酸化アルミニウムおよび/または酸化ケイ素で
表面処理されたルチル型酸化チタンである請求項1記載
の塗料組成物。 - 【請求項3】 前記塗膜形成用フッ素樹脂組成物が、フ
ッ素樹脂と熱安定剤と表面処理されたルチル型酸化チタ
ン粒子を含む請求項1または2記載の塗料組成物。 - 【請求項4】 前記塗膜形成用フッ素樹脂組成物が、フ
ッ素樹脂100重量部に対して熱安定剤0.3〜3重量
部および表面処理されたルチル型酸化チタン粒子0.5
〜10重量部を含む請求項3記載の塗料組成物。 - 【請求項5】 前記フッ素樹脂がパーフルオロ樹脂であ
る請求項1〜4のいずれかに記載の塗料組成物。 - 【請求項6】 前記パーフルオロ樹脂が、溶融成形可能
なパーフルオロ樹脂である請求項5記載の塗料組成物。 - 【請求項7】 前記パーフルオロ樹脂が、テトラフルオ
ロエチレンおよびパーフルオロ(アルキルビニルエーテ
ル)および/またはヘキサフルオロプロピレンの共重合
体である請求項6記載の塗料組成物。 - 【請求項8】 前記熱安定剤が、70℃以上の融点を有
する熱安定剤である請求項3〜7のいずれかに記載の塗
料組成物。 - 【請求項9】 前記熱安定剤が、有機イオウ系熱安定
剤、アミン系熱安定剤および/または金属粉末系熱安定
剤を含む請求項3〜8のいずれかに記載の塗料組成物。 - 【請求項10】 前記熱安定剤が、有機イオウ系熱安定
剤とアミン系熱安定剤とを併用してなる請求項9記載の
塗料組成物。 - 【請求項11】 前記熱安定剤が、有機イオウ系熱安定
剤とアミン系熱安定剤と金属粉末系熱安定剤とを併用し
てなる請求項9記載の塗料組成物。 - 【請求項12】 前記有機イオウ系熱安定剤が、式
(I): 【化1】 (式中、XはH、Zn、SnまたはCd、nは1〜4の
整数)で示されるベンゾイミダゾール系メルカプタン化
合物;式(II): 【化2】 (式中、XはH、Zn、SnまたはCd、nは1〜4の
整数)で示されるベンゾチアゾール系メルカプタン化合
物;式(III): 【化3】 (式中、R1およびR2は炭素数2〜16のアルキル基ま
たはアリール基、MはZn、Sn、CdまたはCu、n
は1〜4の整数)で示されるチオカルバミン酸またはそ
の塩;式(IV): 【化4】 (式中、R1、R2、R3およびR4は炭素数2〜16のア
ルキル基またはアリール基)で示されるチウラムモノサ
ルファイド;式(V): 【化5】 (式中、R1、R2、R3およびR4は炭素数2〜16のア
ルキル基またはアリール基)で示されるチウラムジサル
ファイド;または式(VI): 【化6】 (式中、Yはメルカプタン残基、R1およびR2は同じか
または異なりいずれも炭素数2〜16のアルキル基また
はアリール基)で示される有機スズメルカプチド化合物
の1種または2種以上である請求項9〜11にいずれか
に記載の塗料組成物。 - 【請求項13】 前記有機イオウ系熱安定剤が、式(I
I)で示されるベンゾチアゾール系メルカプタン化合物
である請求項12記載の塗料組成物。 - 【請求項14】 前記有機イオウ系熱安定剤が、2−メ
ルカプトベンゾチアゾール亜鉛塩である請求項12記載
の塗料組成物。 - 【請求項15】 前記アミン系熱安定剤が、ベンゼン環
を3個以上含む芳香族アミン系熱安定剤である請求項3
〜14のいずれかに記載の塗料組成物。 - 【請求項16】 前記芳香族アミン系熱安定剤が、80
℃以上の融点を有する化合物である請求項15記載の塗
料組成物。 - 【請求項17】 前記芳香族アミン系熱安定剤が、4,
4−ビス(α,α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミ
ンである請求項16記載の塗料組成物。 - 【請求項18】 前記金属粉末系熱安定剤が、コバルト
粉末、鉄粉末、亜鉛粉末、スズ粉末または銅粉末の1種
または2種以上である請求項3〜9または11〜15の
いずれかに記載の塗料組成物。 - 【請求項19】 前記熱安定剤が、式(II)で示される
有機イオウ系熱安定剤と融点が80℃以上でベンゼン環
を3個以上有する芳香族アミン系熱安定剤とを含む請求
項3〜7のいずれかに記載の塗料組成物。 - 【請求項20】 前記熱安定剤が、2−メルカプトベン
ゾチアゾール亜鉛塩と4,4−ビス(α,α−ジメチル
ベンジル)ジフェニルアミンとを含む請求項19記載の
塗料組成物。 - 【請求項21】 前記熱安定剤が、2−メルカプトベン
ゾチアゾール亜鉛塩と4,4−ビス(α,α−ジメチル
ベンジル)ジフェニルアミンとを重量比で50/50〜
99/1の割合で含む請求項19記載の塗料組成物。 - 【請求項22】 請求項1〜21のいずれかに記載の粉
体塗料組成物を塗装し300℃以上で焼き付けて得られ
るフッ素樹脂塗膜であって、白色度が60以上である塗
膜。 - 【請求項23】 白色度(L値)が70以上である請求
項22記載の塗膜。 - 【請求項24】 請求項22または23に記載の塗膜を
表面に有する物品。 - 【請求項25】 内面に請求項22または23記載の塗
膜を有する医薬、食品または医療衛生用のタンク。 - 【請求項26】 外面に請求項22または23記載の塗
膜を有する化学装置機材。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8689899A JP2000281939A (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | フッ素樹脂粉体塗料組成物 |
EP00911291A EP1188808A4 (en) | 1999-03-29 | 2000-03-23 | PAINTING COMPOSITION BASED ON FLUORINATE POWDER |
PCT/JP2000/001756 WO2000058414A1 (fr) | 1999-03-29 | 2000-03-23 | Composition de revetement de resine fluoree en poudre |
US09/937,705 US6734236B1 (en) | 1999-03-29 | 2000-03-23 | Fluorine-containing resin powder coating composition |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8689899A JP2000281939A (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | フッ素樹脂粉体塗料組成物 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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EP (1) | EP1188808A4 (ja) |
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JPWO2016088846A1 (ja) * | 2014-12-05 | 2017-09-28 | 旭硝子株式会社 | 塗膜の補修方法及び塗装物品 |
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JP7397390B1 (ja) | 2022-08-26 | 2023-12-13 | ダイキン工業株式会社 | 組成物、射出成形体、粉体塗料および被覆電線 |
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WO2003006566A1 (fr) * | 2001-06-18 | 2003-01-23 | Daikin Industries, Ltd. | Matiere de revetement en poudre |
US20050016610A1 (en) | 2002-12-06 | 2005-01-27 | Jacob Lahijani | Fluoropolymer composition for oil pipe |
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