JP2000280932A - 車両の前部車体構造 - Google Patents
車両の前部車体構造Info
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Abstract
された車両の前部車体構造において、部品点数の増加を
抑制し且つスペースの有効利用を図りつつ、ラジエータ
ブラケットを効果的に補強できるようにする。 【解決手段】 シュラウドパネル10の前側にラジエー
タRが配置された車両の前部車体構造であって、ラジエ
ータの左右両側においてシュラウドパネルを補強する上
下方向のシュラウドサイドステー15と、ラジエータを
シュラウドパネルに対して支持するラジエータブラケッ
ト20とが設けられ、シュラウドサイドステーには、ラ
ジエータブラケットと結合される結合部19が形成され
ていることを特徴とする。
Description
構造、特に、シュラウドパネルの前側にラジエータが配
置された車両の前部車体構造に関する。
は、エンジン冷却系の放熱手段としてのラジエータが配
置され、このラジエータは、通常、エンジンルーム前部
において車幅方向に配設されたシュラウドパネルに支持
される(例えば、特開平6−286657号公報参
照)。このラジエータとシュラウドパネルとの前後方向
のレイアウトに関して、車種によっては、ラジエータが
シュラウドパネルよりも前側に配置される場合がある。
うに、ラジエータをシュラウドパネルよりも前側に配置
した場合、ラジエータコアやファンなどの補機類を含め
てラジエータを支障無くレイアウトするためには、一般
に、ラジエータとシュラウドパネルとの間隔を、両者の
前後位置が逆の場合に比べて、より大きく設定する必要
が生じる。このため、ラジエータをシュラウドパネルに
支持させるブラケット(ラジエータブラケット)の長さ
も不可避的により長くなり、ラジエータのような重量物
を安定かつ確実に支持させるためには、上記ラジエータ
ブラケットを有効に補強する必要がある。この場合、一
般にスペースの余裕に乏しく手狭なエンジンルーム内で
の補強であるので、極力小さなスペースでまた少ない部
品点数で行うことが求められる。
前側にラジエータが配置された車両の前部車体構造にお
いて、部品点数の増加を抑制し且つスペースの有効利用
を図りつつ、ラジエータブラケットを有効に補強できる
ようにすることを目的としてなされたものである。
1の発明(以下、これを本願の第1の発明という。)に係
る車両の前部車体構造は、エンジンルーム前部において
車幅方向に配設されたシュラウドパネルの前側にラジエ
ータが配置された車両の前部車体構造であって、上記ラ
ジエータの左右両側において上記シュラウドパネルを補
強する上下方向のシュラウドサイドステーと、上記ラジ
エータをシュラウドパネルに対して支持するラジエータ
ブラケットとが設けられ、上記シュラウドサイドステー
には、上記ラジエータブラケットと結合される結合部が
形成されていることを特徴としたものである。
これを本願の第2の発明という。)は、上記第1の発明
において、上記シュラウドサイドステーは、上記ラジエ
ータと上記フロントランプとの間に位置していることを
特徴としたものである。
これを本願の第3の発明という。)は、上記第1または
第2の発明において、上記ラジエータブラケットの前部
に、フロントバンパを支持するバンパ支持部が設けられ
ていることを特徴としたものである。
付図面に基づいて詳細に説明する。図1及び図2は、本
実施の形態に係る車両の右側(車室内から見た右側)の
車体前部におけるラジエータの支持構造を示す平面説明
図および正面説明図である。これらの図に示すように、
本実施の形態に係る前部車体構造では、エンジンルーム
1の前部において車幅方向に配設されたシュラウドパネ
ル10よりも前側に、エンジン冷却系の放熱手段として
のラジエータRが配置され、該ラジエータRはその上部
がブラケット20(ラジエータブラケット)を介してシュ
ラウドパネル10の上部(シュラウドアッパ12)に支持
されている。
すように左右側部に側端パネル部11がそれぞれ設けら
れ、この側端パネル部11の内側には、図12に示すよ
うに補強用のステー15(シュラウドサイドステー)が
それぞれ配置されている。尚、具体的には図示しなかっ
たが、左右の側端パネル部11の下方には、車体前後方
向に延びる左右一対のフロントフレームが配設されてお
り、上記シュラウドサイドステー15は、より好ましく
は、その下端側が車体前部において前後方向の強度・剛
性が最も高い上記フロントフレームに結合されている。
ドパネル10の上部を形成する上記シュラウドアッパ1
2によって互いに連結されている。本実施の形態では、
左右の側端パネル部11とシュラウドアッパ12とは、
プレス加工によって一体成形されている。尚、上記側端
パネル部11の外側には、フロントランプやフロントフ
ェンダパネルあるいはタイダウンフック(いずれも不図
示)などの複数の構成部材を支持して上記フロントフレ
ームに最終的に結合されるユニットブラケット40が取
り付けられている。
エータRの外方にはフロントランプLが配置されてお
り、該フロントランプLは、その上部が取付ブラケット
41及び42を介してシュラウドアッパ12に、その下
部内側が取付ブラケット43を介して側端パネル部11
にそれぞれ支持され、更に、その外側部が上記ユニット
ブラケット40で支持される。上記シュラウドサイドス
テー15は、このフロントランプLとラジエータRとの
間に位置している。このように、上記シュラウドサイド
ステー15はラジエータRとフロントランプLとの間に
位置しているので、両者間の空きスペースを有効に利用
してシュラウドサイドステー15を配設することができ
る。
及び図10に詳しく示すように、基本的には上部が平板
状で下部が断面L字状に形成されたステー本体16を有
し、該本体16の平板状の上部には、側端パネル部11
及びシュラウドアッパ12への固定用の突出片17,1
7が設けられている。また、ステー本体16の下部には
フロントフレームへの取付用の取付部18が設けられて
いる。更に、ステー本体16の上端には、上記ラジエー
タブラケット20と結合される上端結合部19が形成さ
れている。尚、この上端結合部19が、本願請求項に記
載した「(ラジエータブラケットと結合される)結合
部」に相当している。
テー15は、図7及び図8に示すように、上側の突出片
17がシュラウドアッパ12と側端パネル部11のほぼ
境界部分に、また、下側の突出片17が側端パネル部1
1に、それぞれ例えばスポット溶接で接合することによ
り、側端パネル部11の内端部に固定されてシュラウド
パネル10を補強している。そして、このシュラウドサ
イドステー15の下部は、フロントフレーム(不図示)に
接合されるようになっている。
図6に示すように、例えば、所定厚さの鋼板をプレス加
工により一体成形したもので、シュラウドアッパ12へ
の結合用穴部21hを有する第1取付部21と、ラジエ
ータRの上部との結合用穴部22hを有する第2取付部
22と、フロントバンパ7との結合用穴部23hを有す
る第3取付部23とを備えている。この第3取付部23
が、本願請求項に記載した「バンパ支持部」に相当して
いる。該第3取付部23は第2取付部22の前側に位置
し該第2取付部22に対して所定量だけ段下げされ、ま
た、該第2取付部22は第1取付部21に対して一定量
だけ断下げして形成されている。
は、ラジエータRへの振動入力を抑制するために例えば
ゴム製のマウント部材24が取り付けられている。ま
た、この第2取付部22には、上記シュラウドサイドス
テー15の上端結合部19との結合のために、ステー結
合用穴部22aが設けられている。そして、図6に示す
ように、上記第1取付部21をボルト21Bによりシュ
ラウドアッパ12に締結固定するとともに、上記シュラ
ウドサイドステー15の上端結合部19と第2取付部2
2とをボルト22Bにより結合させることにより、ラジ
エータブラケット20は、強度部材であるシュラウドサ
イドステー15に結合支持されて補強されることにな
る。
前側にラジエータRがレイアウトされることに起因して
ラジエータブラケット20が長く設定され、ラジエータ
ブラケット20の固定部とラジエータ支持部との間隔E
が広くなっても、ラジエータブラケット20を有効に補
強することができる。この場合において、このラジエー
タブラケット20の補強は、シュラウドパネル10を補
強するために元々設けられているシュラウドサイドステ
ー15を利用して行われるので、部品点数の増加を招く
ことはない。
0をシュラウドアッパ12及びシュラウドサイドステー
15に対して固定した後、ラジエータRの上端側をナッ
ト22Nにより第2取付部22に取り付けると共に、フ
ロントバンパ7の上端後部をボルト23Bにより第3取
付部23に締結固定するようになっている。このよう
に、ラジエータブラケット20の前部に、フロントバン
パ7を支持する第3取付部23が設けられているので、
部品点数を特に増やすことなくフロントバンパ7の支持
部を設けることができる。
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、
種々の変更あるいは設計上の改良等が可能であることは
言うまでもない。
構造によれば、シュラウドパネルを補強するシュラウド
サイドステーの上部にラジエータブラケットと結合され
る結合部が形成されているので、該ラジエータブラケッ
トは、強度部材であるシュラウドサイドステーに結合支
持されて補強されることになる。したがって、シュラウ
ドパネルよりも前側にラジエータがレイアウトされるこ
とに起因してラジエータブラケットが長く設定されて
も、該ラジエータブラケットを有効に補強することがで
きる。この場合において、このラジエータブラケットの
補強は、シュラウドパネルを補強するために元々設けら
れているシュラウドサイドステーを利用して行われるの
で、部品点数の増加を招くことはない。
には上記第1の発明と同様の効果を奏することができ
る。特に、上記シュラウドサイドステーはラジエータと
フロントランプとの間に位置しているので、両者間の空
きスペースを有効に利用してシュラウドサイドステーを
配設することができる。
には上記第1または第2の発明と同様の効果を奏するこ
とができる。しかも、その上、上記ラジエータブラケッ
トの前部に、フロントバンパを支持するバンパ支持部が
設けられているので、部品点数を特に増やすことなくフ
ロントバンパの支持部を設けることができる。
部におけるラジエータの支持構造を示す平面説明図であ
る。
である。
ットの全体斜視図である。
る。
る。
ブラケットの縦断面説明図で、
パネルとシュラウドサイドステーの組立構造を示す平面
説明図である。
テーの組立構造を示す正面説明図である。
る。
である。
ステーを取り付けた組立斜視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 エンジンルーム前部において車幅方向に
配設されたシュラウドパネルの前側にラジエータが配置
された車両の前部車体構造であって、 上記ラジエータの左右両側において上記シュラウドパネ
ルを補強する上下方向のシュラウドサイドステーと、上
記ラジエータをシュラウドパネルに対して支持するラジ
エータブラケットとが設けられ、上記シュラウドサイド
ステーには、上記ラジエータブラケットと結合される結
合部が形成されていることを特徴とする車両の前部車体
構造。 - 【請求項2】 上記シュラウドサイドステーは、上記ラ
ジエータと上記フロントランプとの間に位置しているこ
とを特徴とする請求項1記載の車両の前部車体構造。 - 【請求項3】 上記ラジエータブラケットの前部に、フ
ロントバンパを支持するバンパ支持部が設けられている
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両
の前部車体構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08864899A JP4224886B2 (ja) | 1999-03-30 | 1999-03-30 | 車両の前部車体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08864899A JP4224886B2 (ja) | 1999-03-30 | 1999-03-30 | 車両の前部車体構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000280932A true JP2000280932A (ja) | 2000-10-10 |
JP4224886B2 JP4224886B2 (ja) | 2009-02-18 |
Family
ID=13948649
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08864899A Expired - Fee Related JP4224886B2 (ja) | 1999-03-30 | 1999-03-30 | 車両の前部車体構造 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4224886B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003118517A (ja) * | 2001-10-15 | 2003-04-23 | Nishikawa Kasei Co Ltd | 自動車のバンパ補強構造 |
JP2010023792A (ja) * | 2008-07-24 | 2010-02-04 | Honda Motor Co Ltd | 車体前部構造 |
JP2014031085A (ja) * | 2012-08-02 | 2014-02-20 | Suzuki Motor Corp | 車両用冷却部品設置構造 |
-
1999
- 1999-03-30 JP JP08864899A patent/JP4224886B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4639248B2 (ja) * | 2008-07-24 | 2011-02-23 | 本田技研工業株式会社 | 車体前部構造 |
JP2014031085A (ja) * | 2012-08-02 | 2014-02-20 | Suzuki Motor Corp | 車両用冷却部品設置構造 |
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