JP2000280207A - 木質割裂片積層材の加熱圧着方法 - Google Patents

木質割裂片積層材の加熱圧着方法

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JP2000280207A
JP2000280207A JP11087364A JP8736499A JP2000280207A JP 2000280207 A JP2000280207 A JP 2000280207A JP 11087364 A JP11087364 A JP 11087364A JP 8736499 A JP8736499 A JP 8736499A JP 2000280207 A JP2000280207 A JP 2000280207A
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wood split
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Junji Yagami
純二 矢上
Toshio Yamaoka
俊雄 山岡
Takamasa Niimi
隆征 新見
Hifumi Shiraishi
一二三 白石
Kazuo Yasumatsu
一穂 安松
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱圧着段階での接着剤の硬化不良に起因す
る接着層破裂所謂パンク発生の問題を解決し、品質に優
れた木質割裂片積層材製品を安定して得ることができる
加熱圧着方法を提供すること。 【解決手段】 木、竹等の木質割裂片積層材の加熱圧着
方法であって、上下に対向したプレス盤により、熱硬化
性合成樹脂接着剤が塗布された木質割裂片を積層し、加
熱圧着する途次、プレス圧力が0.5kgf/cm2
上の段階でプレス盤に穿設した細孔群から高圧水蒸気を
木質割裂片積層材に向けて噴射し、該木質割裂片積層材
芯層部を90℃以上の温度域まで昇温せしめた後、プレ
ス盤による加圧を継続するとともに、上下に対向したプ
レス盤の細孔群から高圧水蒸気を噴射したり、一方のプ
レス盤の細孔群から高圧水蒸気を噴射し、他方のプレス
盤の細孔群から真空引きを行って高圧水蒸気を前記木質
割裂片積層材の層中に流通せしめて熱硬化性合成樹脂接
着剤の硬化に必要な温度域に必要時間保持する加熱圧着
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小径木、建築廃
材、竹等の木質材を長手方向に割裂して割り箸状の木質
割裂片(以下、ストランドという。)を得、これに接着
剤を塗布して積層し、木質割裂片積層材(以下、ストラ
ンドマットという。)とし、スチームインジェクション
プレスによって加熱圧着する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】梁や柱等の木質系構造用材として用いら
れてきた製材品は、鋸等によって所定の形状、寸法に加
工されるため多くの鋸屑や背板等が発生して歩留りが低
くまた、製材品には節等の欠陥が存在するため強度上の
性能のバラツキがあるという問題がある。
【0003】そこで、木材を繊維方向に割裂してストラ
ンドと称する割り箸状の木質材を得、これにフェノール
樹脂等の熱硬化性樹脂接着剤を塗布して多数積層し、ス
チームインジェクションプレスや高周波プレス、その他
ホットプレスで加熱圧着することによって、大きな断面
積をもつ板状の木質材料を製造する方法およびそのため
の装置が、特開平7−195313号公報に開示されて
いる。
【0004】この先行技術によれば、原材料として小径
木や背板等を用いることができ、製材品に比し歩留りが
向上するとともに、ストランド同士は繊維方向が一様に
整列しているためバラツキの小さな安定した強度をもつ
木質材料を得ることができる効果がある。
【0005】この特開平7−195313号公報に開示
の先行技術は、小径木、建築廃材、竹等の木質材を長手
方向に割裂して割り箸状のストランドを得ることに開示
の力点が置かれ、加熱圧着段階に関しては、それ自体周
知のホットプレスの圧力、温度、時間が示されているに
止まっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、割り箸
状のストランドを加熱圧着するに際しては、加熱圧着に
よってストランドマットの圧密化と接着剤の硬化が進行
せしめられるが、実操業においては、接着剤硬化の進行
が困難で硬化不良を招くことがあり、このことに起因し
て空気、水分の膨張による接着層の破裂、所謂パンクが
発生する。
【0007】本発明は、従来技術における加熱圧着段階
での接着剤の硬化不良に起因する上記問題を解決し、品
質に優れた木質割裂片積層材製品を安定して得ることが
できる加熱圧着方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明における技術的課
題を解決するための請求項1に記載の発明は、木、竹等
の木質割裂片積層材の加熱圧着方法であって、上下に対
向したプレス盤により、熱硬化性合成樹脂接着剤が塗布
された木質割裂片を積層し、加熱圧着する途次、プレス
圧力が0.5kgf/cm2以上の段階でプレス盤に穿
設した細孔群から高圧水蒸気を木質割裂片積層材に向け
て噴射し、該木質割裂片積層材芯層部を90℃以上の温
度域まで昇温せしめた後、プレス盤による加圧を継続す
るとともに上下のプレス盤の細孔群から木質割裂片積層
材へ高圧水蒸気の噴射を行い熱硬化性合成樹脂接着剤の
硬化に必要な温度域に必要時間保持する加熱圧着を行う
ようにしたことを特徴とする木質割裂片積層材の加熱圧
着方法である。
【0009】請求項2に記載の発明は、木、竹等の木質
割裂片積層材の加熱圧着方法であって、上下に対向した
プレス盤による接着剤が塗布された木質割裂片を積層
し、加熱圧着する途次、プレス圧力が0.5kgf/c
2以上の段階でプレス盤に穿設した細孔群から高圧水
蒸気を木質割裂片積層材に向けて噴射し、該木質割裂片
積層材芯層部を90℃以上の温度域まで昇温せしめた
後、プレス盤による加圧を継続するとともに一方のプレ
ス盤の細孔群から高圧水蒸気を噴射し、他方のプレス盤
の細孔群から真空引きを行って高圧水蒸気を前記木質割
裂片積層材の層中に流通せしめて熱硬化性合成樹脂接着
剤の硬化に必要な温度域に必要時間保持する加熱圧着を
行うようにしたことを特徴とする木質割裂片積層材の加
熱圧着方法である。
【0010】請求項3に記載の発明は、上下に対向した
プレス盤の一方のプレス盤の細孔群からの木質割裂片積
層材への高圧水蒸気の噴射と、他方のプレス盤の細孔群
からの真空引きを、上下両プレス盤間で交互に繰り返し
て実施する請求項2に記載の木質割裂片積層材の加熱圧
着方法である。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明は叙上の構成によって、ス
トランドマットの加熱不良に起因する接着剤の硬化不良
の問題を解決することができる。図1に、本発明を実施
するときのプレス盤を模式的に示す。
【0012】図1において、蒸気インジェクションプレ
スは、上部のプレス盤1aと、下部のプレス盤1bとか
らなっている。プレス盤1a、1bは、ボイラーBから
の高圧水蒸気によってヒータ2a、2bで熱交換して加
熱され所謂熱盤となる。
【0013】また、図1に示すプレス盤1aには、この
実施例においては、2640箇の直径2.5mmの細孔
3a群が穿設されており、ボイラーBからの高圧水蒸気
が、弁Vhaを開くことによって分岐され、噴射系統配
管5aを経て細孔3aからストランドマットへ噴射され
る。
【0014】上部プレス盤1aの両側に設けられている
弁Vvaは、細孔3a群から上下プレス盤1a、1b間
の水蒸気等の流体を真空ポンプVPへの吸引系統配管4
へ流通せしめるときに開く。そのときは、ボイラーBか
らの高圧水蒸気を噴射系統配管5aへ分岐するための弁
Vhaを閉じておく。
【0015】下部のプレス盤1bにも、この実施例にお
いては、2212箇の直径2.5mmの細孔3b群が穿
設されており、ボイラーBからの高圧水蒸気が弁Vhb
を開くことによって分岐され、噴射系統配管5bを経て
細孔3b群からストランドマットに噴射される。
【0016】下部プレス盤1bの両側に設けられている
弁Vvbは、細孔3b群から上下に対向したプレス盤1
a、1b間の水蒸気等の流体を真空ポンプVPへの吸引
系統配管4へ流通せしめるときに開く。そのときは、ボ
イラーBからの高圧水蒸気を噴射系統配管5bへ分岐す
るための弁Vhbを閉じておく。
【0017】本発明においては、プレス圧力が0.5k
gf/cm2以上の、ストランドマットが低密度の段階
で、ストランドマット芯層部の温度を少なくとも90℃
とする予備加熱過程を採ることがポイントである。
【0018】この過程を採らないときは、ストランドマ
ットが十分に昇温せず、接着剤の硬化不良を招き、この
ことに起因して所謂パンクが発生し木質割裂片積層材製
品が不良となる。
【0019】ストランドマットが低密度の段階で、芯層
の温度を90℃以上とするには、プレス盤1a、1bの
少なくとも一方の細孔群から高圧水蒸気をストランドマ
ットに向けて噴射する。好ましくは、上下に対向したプ
レス盤1a、1bの双方から高圧水蒸気を噴射すると、
90℃以上の温度域へのストランドマットの昇温が速
い。
【0020】ストランドマット芯層が90℃〜100℃
の温度域に達したら、プレス盤1aの降下を継続せしめ
てストランドマットを更に加圧するとともに、請求項1
の場合は、上下に対向したプレス盤1aおよび1bの、
噴射系統配管5a或は5bへの分岐のための弁Vha及
びVhbの両方を開く。
【0021】請求項2の場合は、噴射系統配管5a或は
5bへの分岐のための弁Vha及びVhbの何れか一方
を開き、弁弁Vha及びVhbのうちの開いた方とは反
対側のプレス盤の吸引系統配管4に連通する弁Vva或
はVvbを開いて、細孔3a或は3bから流体を吸引し
て吸引系統配管4を経由して真空ポンプVPに導く。
【0022】請求項3の場合は、一方のプレス盤の細孔
からの高圧水蒸気の噴射と、他方のプレス盤の細孔から
の真空引きを交互に繰り返して行うと、ストランドマッ
ト層内温度の均一化を短時間で図ることができる。
【0023】かくしてストランドマットは、プレス盤1
a、1b間で圧密化されて行くとともに温度が上昇し、
芯層部で130℃〜160℃、表層部で150℃〜17
5℃の温度域に達しその温度域に少なくとも5分間保持
する。
【0024】而して、ストランドマットは最終厚さにま
で圧着されるとともに、接着剤の硬化が十分に進む。然
る後、内圧を開放し、減圧を行った後加熱圧着を終了す
る。
【0025】本発明において用いる接着剤としては、木
材接着に常用される熱硬化性樹脂接着剤を用いることが
できるが、特にフェノール樹脂やイソシアネート化合物
であるジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)と
いった熱硬化性合成樹脂接着剤を好適に用いることがで
きる。
【0026】
【実施例】実施例1 小径木や背板を割裂して得たストランド(比重:0.3
5)マットを、図1に示すプレス盤間に装入し、プレス
盤1aを降下せしめた。
【0027】プレス盤圧力が1.0kgf/cm2とな
った時点でプレス盤1aの降下を止め、ストランドマッ
トの密度が低い段階で弁Vva(2箇)及びVvb(2
箇)を閉じ、弁Vha及びVhbを開いてプレス盤1a
及び1bの細孔3a群及び3b群から高圧水蒸気をスト
ランドマットへ噴射し昇温せしめた。
【0028】ストランドマット芯層の温度が97℃とな
った段階で、プレス盤1aの降下を再開するとともに、
プレス盤1aのボイラーBから噴射系統配管5aへの分
岐のための弁Vhaを開いて、ボイラーBからの高圧水
蒸気を噴射系統配管5aを経て細孔3a群からストラン
ドマットへの噴射を7.5分間継続した。
【0029】この過程でストランドマットの芯層の温度
が157℃に、表層温度は170℃に達した。プレス圧
力は45kgf/cm2であった。ストランドマットの
温度が130℃以上で8.5分間保持した時点で加熱圧
着を終了した。
【0030】その後、内圧開放を行い、2分間経過後、
減圧を行い3.5分間後に加熱圧着作業を終了した。
【0031】130mm厚さの木質割裂片積層材製品が
得られ、接着剤硬化が十分に進行しており、所謂パンク
発生は皆無であった。木質割裂片積層材製品は、比重:
0.58、曲げ強度:300kgf/cm2、曲げヤン
グ率:80000kgf/cm2の物性を有していた。
【0032】実施例2 実施例1に用いたと同様の小径木や背板を割裂して得た
ストランド(比重:0.35)マットを、図1に示すプ
レス盤間に装入し、プレス盤1aを降下せしめた。
【0033】プレス盤圧力が1.2kgf/cm2とな
った時点でプレス盤1aの降下を止め、ストランドマッ
トの密度が低い段階で弁Vva(2箇)及びVvb(2
箇)を閉じ、弁Vha及びVhbを開いてプレス盤1a
及び1bの細孔3a群及び3b群から高圧水蒸気をスト
ランドマットへ噴射し昇温せしめた。
【0034】芯層の温度が95℃となった段階で、プレ
ス盤1aの降下を再開するとともに、ボイラーBから噴
射系統配管5bへの分岐のための弁Vhbを閉じ、吸引
系統配管4への、プレス盤両側に配設されている弁Vv
bを開いてプレス盤1bの細孔3b群からプレス盤1a
及び1b間の流体を真空ポンプVPによって真空引きし
た。同時に、プレス盤1aのボイラーBから噴射系統配
管5aへの分岐のための弁Vhaを開いて、ボイラーB
からの高圧水蒸気を噴射系統配管5aを経て細孔3a群
からストランドマットへの噴射を7.0分間継続した。
【0035】この過程でストランドマットの芯層の温度
が160℃に、表層温度は170℃に達した。プレス圧
力は40kgf/cm2であった。そしてストランドマ
ットの温度が130℃以上で7.5分間保持した時点で
加熱圧着を終了した。
【0036】その後、内圧開放を行い、2分間経過後、
減圧を行い3.0分間後に加熱圧着作業を終了した。
【0037】下のプレス盤の細孔から真空引きを行うこ
とにより、実施例1の場合よりも供給する水蒸気の圧力
が10%〜20%低い条件で芯層の温度は計画通り上昇
した。
【0038】実施例3 別のロットにおいて、一方のプレス盤の細孔からの高圧
水蒸気の噴射と、他方のプレス盤の細孔からの真空引き
サイクルを交互に1回行ったところ、ストランドマット
内の温度差が5℃以内に均一化された。
【0039】これによって、より品質の優れた木質割裂
片積層材製品を得ることができた。
【0040】
【発明の効果】本発明は以上述べたように構成しかつ作
用せしめるようにしたから、ストランドマットの加熱圧
着過程における接着剤硬化不良の問題を解決し得、これ
まで建築材料として利用されていなかった小径・低質
木、製材工場からの背板、端材、建築廃材などを建築材
料等として利用することができ、歩留りも高いから森林
資源の有効利用を図ることができる。
【0041】また、製造工程における圧着圧力を変化さ
せたり、割裂片の原材料を種々選択することによって軽
重、硬軟、強弱等多種の木質割裂片積層材製品を得るこ
とができ、永続性のある森林資源活用に資することがで
きる。
【0042】特に、請求項1に記載の発明によれば、プ
レス盤内流体の吸引機構を省略でき、装置を簡素化でき
る。
【0043】請求項2に記載の発明によれば、木質割裂
片積層材の内部温度の上昇速度が促進され、より品質の
高い木質割裂片積層材製品を得ることができる。
【0044】請求項3に記載の発明によれば、木質割裂
片積層材の内部温度の均質化が短時間で促進され、より
一層品質の高い木質割裂片積層材製品を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明を実施するときのプレス盤の一例を
示す模式図である。
【符号の説明】
1a 上部プレス盤 1b 下部プレス盤 2a ヒータ 2b ヒータ 3a 細孔 3b 細孔 4 吸引系統配管 5a 噴射系統配管 5b 噴射系統配管 B ボイラー VP 真空ポンプ Vha 弁(噴射系統) Vhb 弁(噴射系統) Vva 弁(吸引系統) Vvb 弁(吸引系統)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白石 一二三 福岡県北九州市小倉北区東港二丁目5番12 号 段谷産業株式会社内 (72)発明者 安松 一穂 福岡県北九州市小倉北区東港二丁目5番12 号 段谷産業株式会社内 Fターム(参考) 2B260 AA20 BA01 BA02 BA07 BA18 CB04 CD02 DA01 DA17 DD02 EA05 EB02 EB06 EB19 EB21 EB25 EC08 EC18

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木、竹等の木質割裂片積層材の加熱圧着
    方法であって、上下に対向したプレス盤により、熱硬化
    製合成樹脂接着剤が塗布された木質割裂片を積層し、加
    熱圧着する途次、プレス圧力が0.5kgf/cm2
    上の段階でプレス盤に穿設した細孔群から高圧水蒸気を
    木質割裂片積層材に向けて噴射し、該木質割裂片積層材
    芯層部を90℃以上の温度域まで昇温せしめた後、プレ
    ス盤による加圧を継続するとともに上下のプレス盤の細
    孔群から木質割裂片積層材へ高圧水蒸気の噴射を行い熱
    硬化性合成樹脂接着剤の硬化に必要な温度域に必要時間
    保持する加熱圧着を行うようにしたことを特徴とする木
    質割裂片積層材の加熱圧着方法。
  2. 【請求項2】 木、竹等の木質割裂片積層材の加熱圧着
    方法であって、上下に対向したプレス盤により、接着剤
    が塗布された木質割裂片を積層し、加熱圧着する途次、
    プレス圧力が0.5kgf/cm2以上の段階でプレス
    盤に穿設した細孔群から高圧水蒸気を木質割裂片積層材
    に向けて噴射し、該木質割裂片積層材芯層部を90℃以
    上の温度域まで昇温せしめた後、プレス盤による加圧を
    継続するとともに一方のプレス盤の細孔群から高圧水蒸
    気を噴射し、他方のプレス盤の細孔群から真空引きを行
    って高圧水蒸気を前記木質割裂片積層材の層中に流通せ
    しめて熱硬化性合成樹脂接着剤の硬化に必要な温度域に
    必要時間保持する加熱圧着を行うようにしたことを特徴
    とする木質割裂片積層材の加熱圧着方法。
  3. 【請求項3】 上下に対向したプレス盤の一方のプレス
    盤の細孔群からの木質割裂片積層材への高圧水蒸気の噴
    射と、他方のプレス盤の細孔群からの真空引きを、上下
    両プレス盤間で交互に繰り返して実施する請求項2に記
    載の木質割裂片積層材の加熱圧着方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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