JP2000279687A - 洗濯乾燥機の運転制御方法 - Google Patents

洗濯乾燥機の運転制御方法

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JP2000279687A
JP2000279687A JP11087767A JP8776799A JP2000279687A JP 2000279687 A JP2000279687 A JP 2000279687A JP 11087767 A JP11087767 A JP 11087767A JP 8776799 A JP8776799 A JP 8776799A JP 2000279687 A JP2000279687 A JP 2000279687A
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JP11087767A
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Hideyo Uchida
秀世 内田
Katsunori Ishii
克典 石井
Kunio Inose
邦夫 猪瀬
Mamoru Katano
衛 片野
Yoshio Yoshida
義雄 吉田
Shinichi Nakamura
新一 中村
Masaji Kukino
政次 久木野
Shinsuke Ise
伸介 伊勢
Kazuhiko Mantani
和彦 萬谷
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Nihon Kentetsu Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Nihon Kentetsu Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 乾燥行程で乾燥させようする洗濯物の量が定
格容量以上であっても、一定の範囲内であれば乾燥行程
を実行して多少でも乾燥させて、洗濯終了後の衣類の重
量を低減し、洗濯物干し場にまで運搬する労力を低減で
き、また、自然乾燥に要する時間も短縮できる洗濯乾燥
機の運転制御方法を得る。 【解決手段】 洗濯乾燥機において、前記洗濯兼脱水槽
内の乾燥させる洗濯物の量を検出する負荷量検出手段
と、この負荷量検出手段で検出された負荷量に基づき、
前記温風供給手段の動作時間を制御する制御手段とを有
し、この制御手段は検出された負荷量が予め設定されて
いる定格負荷量以上の場合に、前記温風供給手段を、定
格時間動作させた後、さらに所定時間動作させて停止す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯物を洗濯兼脱
水槽内で脱水後、乾燥させることのできる洗濯乾燥機の
運転制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】脱水行程終了後の乾燥行程で、洗濯兼脱
水槽内に加熱装置および送風機より発生する温風を送
り、乾燥行程の途中で回転翼を回転させて洗濯物をほぐ
しながら洗濯物を乾かす洗濯乾燥機として、例えば図5
に示すものがあり、1は外箱、2はこの外箱1内に配設
する水槽、3は外箱1の内底部に配置される加熱装置4
および送風機5より発生する温風を後述する洗濯兼脱水
槽の上方開口部へ案内するためのフレキシブルチュー
ブ、27は該フレキシブルチューブ3の先端部に装着さ
れて温風を吹き出すための吹き出しノズル、6は水槽2
の上部周縁に設けられる防水板である。
【0003】また、7は水槽2の外底部に配置するモー
タ、8はモータ7の回転駆動をモータプーリ9から主軸
プーリ10へ伝達するベルト、11は減速機12からの
回転駆動を後述する洗濯兼脱水槽に伝達するかまたは回
転翼に伝達するかを切り換えるためのクラッチ、13は
水槽2の下方端部に取り付けられる排水ホース14から
洗濯液を外部へ排出制御するための排水バルブ、15は
水槽2内に回転自在に設けられる洗濯兼脱水槽、16は
洗濯兼脱水槽15の上部周縁に設けられるバランサー、
17は洗濯兼脱水槽15の壁面に形成する脱水孔、18
は洗濯兼脱水槽15内に入っている洗濯物、19は洗濯
兼脱水槽15の内底部に配設する回転翼である。
【0004】20は外箱1の上部のトップカバー21内
に配置されモータ7の回転数および回転時間、加熱装置
4、送風機5などの駆動を制御する制御部、22は外箱
1の底部に形成する吸気孔、23は外箱1の上部壁面に
形成する排気孔、24は水槽2と洗濯兼脱水槽15との
空間の最上部に連通するフレキシブル排気ダクト、25
は水槽2と洗濯兼脱水槽15との空間の上部に配置する
温度検出器、26は主軸プーリ10の回転数を検出する
回転数検出器、28は回転翼19に形成された回転翼通
気孔である。
【0005】なお、前記クラッチ11は、従来周知のよ
うにクラッチ11の作動時は主軸プーリ10の回転を洗
濯兼脱水槽15へ直に伝達し、不作動時は主軸プーリ1
0の回転を減速機12を介して回転翼19へ伝達するよ
うに構成される。
【0006】かかる構成の洗濯乾燥機では、洗い行程、
すすぎ行程が終了した後に洗濯兼脱水槽15を高速回転
させて洗濯物18に含まれている水分を遠心力で飛ばす
脱水行程へと移行し、この脱水行程に続く乾燥行程では
外箱1の内底部に配置される加熱装置4および送風機5
より発生する温風を洗濯兼脱水槽15の上方開口部へフ
レキシブルチューブ3により案内し、その先端に装着さ
れている吹き出しノズル27から洗濯兼脱水槽15の上
方開口部へ吹き出して温風を供給し、洗濯兼脱水槽15
内の洗濯物18に温風を当てて乾燥させる。
【0007】この乾燥行程では、洗濯物18の乾燥が進
行すると、洗濯物18の空気層が増し、全体の容量が増
えて洗濯兼脱水槽15から溢れるおそれもあるために、
洗濯行程では洗濯物18の定格容量が例えば7Kgであ
っても、乾燥行程では定格容量を1Kgに設定してい
る。そして、乾燥運転時間は、この定格容量を基準にし
て予め所定時間が設定されており、この乾燥時間に達す
れば、乾燥行程が終了する。
【0008】そこで洗濯物18の負荷量が設定されてい
る乾燥時間に対応する定格容量であるかを判定する必要
があるが、この負荷量判定の方法は、先行する脱水行程
で洗濯兼脱水槽15の側壁にへばりついた洗濯物18を
ほぐすために、乾燥行程の初期の段階で回転翼19を回
転させるようにしているが、この時に、回転翼19にか
かる負荷によって変化する回転翼19の慣性回転パルス
数を計測して洗濯物18の負荷量を検出したり、あるい
は、負荷量により変動するモータ7の電流値を測定する
ことなどにより行う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】乾燥行程の定格時間が
予め設定されているため、定格容量を越えた量が洗濯物
が洗濯兼脱水槽内に投入され場合は、定格時間内では乾
燥しきれないことから、また、製品保護のために、従来
は過負荷と判断して乾燥運転を停止し、または異常表示
を行って使用者に停止を促していた。このため、例え
ば、定格容量を僅かに越えただけのような場合で、洗濯
兼脱水槽から洗濯物が溢れるおそれもないような場合で
も、乾燥行程が全く開始せず、その結果、脱水行程まで
終了した後の洗濯物を洗濯物干し場へ運搬することにな
り、水分を含んで重量の大きい洗濯物を持ち運ばねばな
らず、労力を要して、自然乾燥に要する時間も長時間を
要した。
【0010】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、乾燥行程で乾燥させようする洗濯物の量が定格容量
以上であっても、一定の範囲内であれば乾燥行程を実行
して多少でも乾燥させて、洗濯終了後の衣類の重量を低
減し、洗濯物干し場にまで運搬する労力を低減でき、ま
た、自然乾燥に要する時間も短縮できる洗濯乾燥機の運
転制御方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、第1に、外箱と、この外箱内に配設する水槽
と、上面を開口し底部に回転翼を備え、前記水槽内に回
転自在に配設する洗濯兼脱水槽と、乾燥行程時にこの洗
濯兼脱水槽の内に温風を供給する温風供給手段とを具備
する洗濯乾燥機において、前記洗濯兼脱水槽内の乾燥さ
せる洗濯物の量を検出する負荷量検出手段と、この負荷
量検出手段で検出された負荷量に基づき、前記温風供給
手段の動作時間を制御する制御手段とを有し、この制御
手段は検出された負荷量が予め設定されている定格負荷
量以上の場合に、前記温風供給手段を、定格時間動作さ
せた後、さらに所定時間動作させて停止するようにした
から、洗濯物の量が定格負荷量よりも多少多くても、定
格時間に所定時間をプラスした時間で温風供給手段を動
作させて洗濯物を多少でも乾燥させる。よって、洗濯物
が定格容量以上であっても、乾燥させ、または生乾きの
状態にまではできる。
【0012】第2に、外箱と、この外箱内に配設する水
槽と、上面を開口し底部に回転翼を備え、前記水槽内に
回転自在に配設する洗濯兼脱水槽と、乾燥行程時にこの
洗濯兼脱水槽の内に温風を供給する温風供給手段とを具
備する洗濯乾燥機において、前記洗濯兼脱水槽内の乾燥
させる洗濯物の量を検出する負荷量検出手段と、前記負
荷量検出手段で検出された負荷量に基づき、前記温風供
給手段の動作時間を制御するコースを有し、このコース
は、負荷量検出手段で検出された負荷量の値によって、
定格負荷量のn倍以下の場合は温風供給手段の動作時間
を標準のコースより所定時間を短く設定し、n倍以上の
場合は定格時間+αに設定するようにしたから、洗濯物
の量が定格負荷量以下であっても以上であっても、負荷
量に応じた生乾きで運転が終了するような温風供給手段
の動作時間が設定されて洗濯物の量に適した乾燥時間が
設定される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面について本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図1は本発明の洗濯乾燥機の
運転制御方法の第1実施形態を示す乾燥行程のフローチ
ャートで、本発明方法が実施される洗濯乾燥機は図4の
縦断側面図について既に説明したとおりであるから、こ
こでの詳細な説明は省略する。本発明の方法も洗い行
程、すすぎ行程、脱水行程、さらに乾燥行程と運転が進
行し、または乾燥行程だけを単独で運転するものである
が、乾燥させる洗濯物18の量を検出する負荷量検出手
段として、回転翼19の回転状態を検出する、例えばモ
ータ7に取り付けたパルス発生装置、主軸プーリ10の
回転数を検出する回転数検出器26などを設ける。
【0014】また、乾燥行程時に洗濯兼脱水槽15内に
温風を供給する温風供給手段として、外箱1の内底部に
加熱装置4および送風機5を配置し、ここから発生する
温風を洗濯兼脱水槽15の上方開口部へフレキシブルチ
ューブ3で案内し、その先端に吹き出しノズル27を装
着した。
【0015】そして、トップカバー21内に配設したマ
イクロコンピュータなどを利用する制御部20の入力側
に前記負荷量検出手段を接続し、出力側に温風供給手段
を接続した。
【0016】次に乾燥運転方法の第1実施形態を図1の
フローチャートについて説明する。洗濯兼脱水槽15内
に洗濯物18を投入し〔ステップ(イ)〕、乾燥行程が
開始すると〔ステップ(ロ)〕、初期の段階で洗濯物の
負荷量が判定される〔ステップ(ハ)〕。この負荷量判
定は、例えば、回転翼19を正逆反転させて洗濯物18
を回転させ、この回転翼19の回転状態を検出し、ここ
からの出力を制御部20に導入する。
【0017】該回転翼回転状態の検出方法は、例えばモ
ータ7に取り付けたパルス発生装置、主軸プーリ10の
回転数を検出する回転数検出器26、モータ7を使用す
るもので、パルス発生装置で検出される慣性回転パルス
数や変動するモータ7の電流値により回転翼19の回転
の変化を検知するものであり、回転翼19の上にある洗
濯物18の量により回転翼19が慣性で回転した後に停
止するまでの時間が異なるから、この慣性回転パルス数
を計測して、洗濯物18の負荷量(重量)を検出する。
【0018】判定された負荷量が定格負荷量、例えば1
Kgのn倍以上でなければ〔ステップ(ニ)〕、負荷量
に応じた乾燥時間が制御部20で設定され〔ステップ
(ホ)〕、この設定時間だけ制御部20からの出力に基
づいて加熱装置4および送風機5に通電されこれらが動
作し、洗濯兼脱水槽15内に温風が供給され乾燥運転が
行われる〔ステップ(ヘ)〕。そして、設定時間が経過
すれば乾燥行程が終了する〔ステップ(ト)〕。この場
合は、前記のように負荷量に応じた乾燥時間が設定され
るから、図2の乾燥時間と負荷量の関係を示すグラフに
示すように洗濯物は定格容量以上であっても定格量の場
合と同様に完全に乾燥される。
【0019】一方、前記〔ステップ(ニ)〕の段階で、
判定された負荷量が定格負荷量、例えば1Kgのn倍以
上であれば、制御部20では負荷量が定格容量の場合に
乾燥に必要な時間として設定されている定格時間に所定
時間αをプラスして、この所定時間αをプラスした時間
を乾燥時間として設定し〔ステップ(チ)〕、この設定
時間だけ加熱装置4および送風機5に通電してこれらを
動作し、洗濯兼脱水槽15内に温風を供給して乾燥運転
を行う〔ステップ(ヘ)(ト)〕。
【0020】この場合は、図2に示すように負荷量が所
定時間としてプラスαされた時間内で完全に乾燥される
量であれば、洗濯物は完全に乾燥するが、負荷量が大き
い場合はプラスαされた時間内に乾燥しきれず、生乾き
の状態で乾燥行程が終了する。
【0021】ここで、前記〔ステップ(ニ)〕の段階で
判定する負荷量の、定格負荷量に対するn倍値は、例え
ば1,5倍、2倍、2,5倍など、定格容量よりもオー
バーした場合の値であって、乾燥時に洗濯兼脱水槽15
から溢れ出ない程度の値を任意に選択して設定可能であ
る。
【0022】以上のようにして洗濯物の負荷量が定格容
量以上であっても、定格時間以上に乾燥運転を実行する
ことで負荷量が一定の範囲内であれば完全に乾燥され、
一定の範囲以上であれば生乾きの状態にまでは乾燥を行
う。
【0023】図3は第2実施形態を示し、洗濯物を完全
に乾燥させる標準コースとは別に、洗濯物に水分を多少
残したままの生乾きの状態で乾燥運転を終了することの
できるコースとして、温風供給手段の動作時間を制御す
るコースを制御部20に設定したもので、負荷量が定格
負荷量のn倍以下の場合は温風供給手段の動作時間を標
準のコースより所定時間を短く設定し、n倍以上の場合
は定格時間+αに設定する。なお、図示は省略するが洗
濯乾燥機の操作部にこのコースを選択する設定スイッチ
を設けることができる。
【0024】そして、洗濯兼脱水槽15内に洗濯物18
を投入し〔ステップ(リ)〕、コース選択を行い〔ステ
ップ(ヌ)〕、選択したコースが標準コースの場合は
〔ステップ(ル)〕、第1実施形態の場合と同様にして
洗濯物の負荷量を判定し〔ステップ(ヲ)〕、その結
果、定格負荷量以上でなければ〔ステップ(ワ)〕、制
御部20で負荷量に応じた乾燥時間を設定して〔ステッ
プ(カ)〕、この設定時間だけ加熱装置4および送風機
5に通電してこれらを動作し、洗濯兼脱水槽15内に温
風を供給して乾燥運転を行う〔ステップ(ヨ)
(タ)〕。この状態で洗濯物は完全に乾燥する。
【0025】この標準コースは定格容量の洗濯物を定格
時間内で完全に乾燥させるコースであるから、判定した
負荷量が前記〔ステップ(ワ)〕の段階で定格負荷量以
上であると判断されると、過負荷とされてその旨を表示
部に表示し、乾燥運転は行わない〔ステップ(レ)〕。
【0026】一方、コース選択を行い〔ステップ
(ヌ)〕、選択したコースが負荷量に基づいて温風供給
手段の動作時間を設定するコースの場合も〔ステップ
(ソ)〕、第1実施形態の場合と同様にして洗濯物の負
荷量を判定し〔ステップ(ツ)〕、その結果、判定され
た負荷量が定格負荷量、例えば1Kgのn倍以上であれ
ば〔ステップ(ネ)〕、制御部20では負荷量が定格容
量の場合に乾燥に必要な時間として設定されている定格
時間に所定時間αをプラスして、この所定時間αをプラ
スした時間を乾燥時間として設定し〔ステップ
(ウ)〕、この設定時間だけ加熱装置4および送風機5
に通電してこれらを動作し、洗濯兼脱水槽15内に温風
を供給して乾燥運転を行う〔ステップ(ラ)(ム)〕。
【0027】この場合の所定時間としてプラスαする時
間は、このコースが負荷量に基づいて温風供給手段の動
作時間を設定するコースであることから、図4にも示す
ように負荷量が定格負荷量、例えば1Kgの2倍以上の
場合、すなわち2Kg以上の場合に、この2Kgの負荷
量に対し完全には乾燥されずに生乾き状態で乾燥運転が
終了する時間として設定する。よって、この設定した乾
燥時間に到達した時点で、洗濯物は生乾き状態である。
【0028】一方、前記〔ステップ(ツ)〕の段階で判
定された負荷量が定格負荷量、例えば1Kgのn倍以下
であれば〔ステップ(ネ)〕、制御部20では負荷量に
応じた乾燥時間から所定時間βを差し引いた時間を乾燥
時間として設定し〔ステップ(ナ)〕、この設定時間だ
け加熱装置4および送風機5に通電してこれらを動作
し、洗濯兼脱水槽15内に温風を供給して乾燥運転を行
う〔ステップ(ラ)(ム)〕。
【0029】この場合も、負荷量に応じた乾燥時間から
所定時間βを差し引いた時間が乾燥時間として設定され
るから、図4に示すように同じ負荷量に対して乾燥時間
は標準コースよりも短時間に設定され、洗濯物は完全に
は乾燥されず設定した運転時間が終了した時点で洗濯物
は生乾き状態である。
【0030】この生乾き乾燥コースは、例えは洗濯物の
容量が大きく、標準のコースでは定格時間に乾燥しきれ
ないことが予め明白な場合や、洗濯物の布質などにより
完全には乾燥させたくない場合などに設定して有効であ
り、かかる場合に、多少でも水分を減少させることで洗
濯物干し場に洗濯物を運搬する労力を低減できる。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように本発明の洗濯乾燥機の
運転制御方法は、第1に、外箱と、この外箱内に配設す
る水槽と、上面を開口し底部に回転翼を備え、前記水槽
内に回転自在に配設する洗濯兼脱水槽と、乾燥行程時に
この洗濯兼脱水槽の内に温風を供給する温風供給手段と
を具備する洗濯乾燥機において、前記洗濯兼脱水槽内の
乾燥させる洗濯物の量を検出する負荷量検出手段と、こ
の負荷量検出手段で検出された負荷量に基づき、前記温
風供給手段の動作時間を制御する制御手段とを有し、こ
の制御手段は検出された負荷量が予め設定されている定
格負荷量以上の場合に、前記温風供給手段を、定格時間
動作させた後、さらに所定時間動作させて停止するよう
にしたから、洗濯物の量が定格負荷量よりも多少多くて
も、定格時間に所定時間をプラスした時間で温風供給手
段を動作させて洗濯物を多少でも乾燥させる。よって、
洗濯物が定格容量以上であっても、乾燥させ、または生
乾きの状態にまではでき、洗濯物の重量を低減できて洗
濯物を洗濯物干し場に運搬する労力を低減でき、また、
自然乾燥に要する時間も短縮できる。
【0032】第2に、外箱と、この外箱内に配設する水
槽と、上面を開口し底部に回転翼を備え、前記水槽内に
回転自在に配設する洗濯兼脱水槽と、乾燥行程時にこの
洗濯兼脱水槽の内に温風を供給する温風供給手段とを具
備する洗濯乾燥機において、前記洗濯兼脱水槽内の乾燥
させる洗濯物の量を検出する負荷量検出手段と、前記負
荷量検出手段で検出された負荷量に基づき、前記温風供
給手段の動作時間を制御するコースを有し、このコース
は、負荷量検出手段で検出された負荷量の値によって、
定格負荷量のn倍以下の場合は温風供給手段の動作時間
を標準のコースより短く設定し、n倍以上の場合は定格
時間+αに設定するようにしたから、洗濯物の量が定格
負荷量以下であっても以上であっても、負荷量に応じた
温風供給手段の動作時間が設定されて生乾き乾燥され
る。よって、洗濯物の重量を低減できて洗濯物を洗濯物
干し場に運搬する労力を低減でき、また、自然乾燥に要
する時間も短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の洗濯乾燥機の運転制御方法の第1実施
形態を示す乾燥行程のフローチャートである。
【図2】本発明の洗濯乾燥機の運転制御方法の第1実施
形態を示す乾燥時間と負荷量の関係を示すグラフであ
る。
【図3】本発明の洗濯乾燥機の運転制御方法の第2実施
形態を示す乾燥行程のフローチャートである。
【図4】本発明の洗濯乾燥機の運転制御方法の第2実施
形態を示す乾燥時間と負荷量の関係を示すグラフであ
る。
【図5】本発明方法が実施される選択乾燥機の縦断側面
図である。
【符号の説明】
1…外箱, 2…水槽, 3…フ
レキシブルチューブ,4…加熱装置, 5…送
風機, 6…防水板,7…モータ,
8…ベルト, 9…モータプーリ,10…主軸プ
ーリ, 11…クラッチ, 12…減速機,13
…排水バルブ, 14…排水ホース, 15…洗濯
兼脱水槽,16…バランサー, 17…脱水孔,
18…洗濯物,19…回転翼, 20…制
御部, 21…トップカバー,22…吸気孔,
23…排気孔, 24…排気ダクト,25…
温度検出器, 26…回転数検出器,27…吹き出
しノズル,28…回転翼通気孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 克典 千葉県船橋市山手一丁目1番1号 日本建 鐵株式会社内 (72)発明者 猪瀬 邦夫 千葉県船橋市山手一丁目1番1号 日本建 鐵株式会社内 (72)発明者 片野 衛 千葉県船橋市山手一丁目1番1号 日本建 鐵株式会社内 (72)発明者 吉田 義雄 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 中村 新一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 久木野 政次 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 伊勢 伸介 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 萬谷 和彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3B155 AA16 CB07 JC12 JC13 JC16 KA02 KA26 KB02 LA13 LB02 MA01 MA05 MA06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外箱と、この外箱内に配設する水槽と、
    上面を開口し底部に回転翼を備え、前記水槽内に回転自
    在に配設する洗濯兼脱水槽と、乾燥行程時にこの洗濯兼
    脱水槽の内に温風を供給する温風供給手段とを具備する
    洗濯乾燥機において、前記洗濯兼脱水槽内の乾燥させる
    洗濯物の量を検出する負荷量検出手段と、この負荷量検
    出手段で検出された負荷量に基づき、前記温風供給手段
    の動作時間を制御する制御手段とを有し、この制御手段
    は検出された負荷量が予め設定されている定格負荷量以
    上の場合に、前記温風供給手段を、定格時間動作させた
    後、さらに所定時間動作させて停止することを特徴とす
    る洗濯乾燥機の運転制御方法。
  2. 【請求項2】 外箱と、この外箱内に配設する水槽と、
    上面を開口し底部に回転翼を備え、前記水槽内に回転自
    在に配設する洗濯兼脱水槽と、乾燥行程時にこの洗濯兼
    脱水槽の内に温風を供給する温風供給手段とを具備する
    洗濯乾燥機において、前記洗濯兼脱水槽内の乾燥させる
    洗濯物の量を検出する負荷量検出手段と、前記負荷量検
    出手段で検出された負荷量に基づき、前記温風供給手段
    の動作時間を制御するコースを有し、このコースは、負
    荷量検出手段で検出された負荷量の値によって、定格負
    荷量のn倍以下の場合は温風供給手段の動作時間を標準
    コースより所定時間を短く設定し、n倍以上の場合は定
    格時間+αに設定することを特徴とする洗濯乾燥機の運
    転制御方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101748586B (zh) * 2009-02-24 2011-09-28 南京乐金熊猫电器有限公司 衣物处理装置的控制方法

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