JP2000279603A - パチンコ球払出装置 - Google Patents

パチンコ球払出装置

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JP2000279603A
JP2000279603A JP9051099A JP9051099A JP2000279603A JP 2000279603 A JP2000279603 A JP 2000279603A JP 9051099 A JP9051099 A JP 9051099A JP 9051099 A JP9051099 A JP 9051099A JP 2000279603 A JP2000279603 A JP 2000279603A
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Japan
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phase excitation
time
stepping motor
phase
pachinko ball
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Yoshimichi Nozaki
祥導 野崎
Hayato Iwase
早人 岩瀬
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MASHIRO KK
Mashiro Co Ltd
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MASHIRO KK
Mashiro Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 励磁方式を切り換えることなく、かつ、簡単
な回路構成で、ステッピングモータの回転トルクを可変
できるようにする。 【解決手段】 ステッピングモータ11をバイポーラ方
式の駆動回路14によって1−2相励磁方式で駆動して
パチンコ球を払い出す。1−2相励磁方式では1相励磁
と2相励磁とを交互に繰り返す。そして、大きな回転ト
ルクを必要とする時(モータ起動時、モータ停止直前及
びリトライ時)には、1相励磁と2相励磁との時間比を
例えば1:5に切り換えて、2相励磁の時間を1相励磁
の時間よりも長くして、ステッピングモータ11の回転
トルクを大きくする。一方、大きな回転トルクを必要と
しないモータ定速回転時には、1相励磁と2相励磁との
時間比を例えば5:1に切り換えて、1相励磁の時間を
2相励磁の時間よりも長くして、回転トルクを小さくし
て、消費電力や発熱を少なくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステッピングモー
タで回転体を回転させてパチンコ球を払い出すようにし
たパチンコ球払出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、パチンコ球払出装置を駆動す
るステッピングモータは、1相励磁、2相励磁、1−2
相励磁のいずれかの励磁方式で各相のコイルを励磁する
ようにしている。ここで、1相励磁方式は各相のコイル
を1相ずつ励磁する方式、2相励磁方式は同時に2相ず
つ励磁する方式、1−2相励磁方式は1相励磁と2相励
磁とを交互に繰り返す方式である。従って、回転トルク
は、1相励磁方式、1−2相励磁方式、2相励磁方式の
順に大きくなる。このような回転トルクと励磁方式との
関係を考慮して、通常時には、1相励磁方式でステッピ
ングモータを駆動することで消費電力や発熱を少なく
し、一方、大きな回転トルクを必要とする時(例えばモ
ータ起動時やステッピングモータがパチンコ球の引っ掛
かり等で正常に回転しない場合に該ステッピングモータ
を再駆動するリトライ時)に、2相励磁方式に切り換え
て回転トルクを大きくするようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、1相励磁方式
と2相励磁方式とでは、ステッピングモータの停止位置
(ステータに対するロータの停止位置)が1/2ステッ
プ角分ずれるため、1相励磁方式から2相励磁方式に切
り換えたままでは、目標停止位置でステッピングモータ
を停止させることができない。このため、励磁方式の切
り換えによる回転トルクアップは、モータ起動時やリト
ライ時等に、モータの回転を立ち上げるまでの極めて短
い時間に限られてしまい、利用範囲が狭い。
【0004】また、1相励磁方式から1−2相励磁方式
への切り換え、又は、1−2相励磁方式から2相励磁方
式への切り換えにより、回転トルクを大きくすることも
考えられるが、1−2相励磁方式では、1相励磁方式や
2相励磁方式と比べてステップ角が半分になるため、1
相(又は2相)励磁方式と1−2相励磁方式との切り換
えは、制御が複雑になる欠点がある。
【0005】そこで、大きな回転トルクを必要とする時
に、モータ駆動電圧を通常制御時より高い電圧に切り換
えることで、励磁方式を切り換えずに、回転トルクを大
きくすることが考えられるが、この場合、駆動電圧を切
り換えるための電圧切換回路が必要となり、その分、回
路構成が複雑化してしまう。
【0006】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、従ってその目的は、励磁方式を切り換え
ることなく、かつ、簡単な回路構成で、要求トルクに応
じたステッピングモータの回転トルクを得ることができ
るパチンコ球払出装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1のパチンコ球払出装置は、1相励
磁と2相励磁とを交互に繰り返す1−2相励磁方式でス
テッピングモータの各相のコイルを励磁する駆動制御手
段を備え、この駆動制御手段によって、要求トルクに応
じて1相励磁の時間と2相励磁の時間との時間比を可変
制御するようにしたものである。
【0008】従来の1−2相励磁方式では、1相励磁の
時間と2相励磁の時間との時間比を1:1に設定してい
るが、2相励磁の時間を1相励磁の時間よりも長くする
と、回転トルクが大きくなる。また、1相励磁の時間を
2相励磁の時間よりも長くすると、回転トルクが小さく
なる。このような特性に着目して、要求トルクに応じて
1相励磁の時間と2相励磁の時間との時間比を変化させ
れば、要求トルクに応じたステッピングモータの回転ト
ルクを得ることができる。この場合、1−2相励磁方式
のままで回転トルクを制御できるため、ステッピングモ
ータの停止位置やステップ角は変わらない。しかも、駆
動電圧を変える必要がないため、電圧切換回路も不要で
ある。
【0009】この場合、請求項2のように、ステッピン
グモータの起動時及び/又はステッピングモータが過負
荷で正常に回転しない場合に該ステッピングモータを再
駆動する時(リトライ時)に、2相励磁の時間が1相励
磁の時間よりも長くなるように時間比を変化させるよう
にすると良い。このようにすれば、大きな回転トルクを
必要とするモータ起動時やリトライ時に、1相励磁と2
相励磁の時間比の切り換えによってステッピングモータ
の回転トルクを大きくすることができる。
【0010】更に、請求項3のように、ステッピングモ
ータの定速回転時に、1相励磁の時間が2相励磁の時間
よりも長くなるように時間比を変化させるようにしても
良い。つまり、ステッピングモータの定速回転時は、大
きな回転トルクを必要としないため、1相励磁の時間を
2相励磁の時間よりも長くして、回転トルクを小さくす
ることで、消費電力や発熱を少なくすることができる。
【0011】また、1相励磁と2相励磁の時間比を可変
制御せずに、請求項4のように、1相励磁の時間と2相
励磁の時間とを異なる時間に固定して1−2相励磁を行
っても良い。例えば、2相励磁の時間を1相励磁の時間
よりも長く設定すれば、通常仕様(時間比が1:1)よ
りも回転トルクを大きくしたステッピングモータとする
ことができ、反対に、1相励磁の時間を2相励磁の時間
よりも長く設定すれば、通常仕様よりも消費電力や発熱
を少なくしたステッピングモータとすることができる。
【0012】一般に、ステッピングモータの駆動回路
は、ユニポーラ方式とバイポーラ方式の2通りの駆動回
路がある。ここで、ユニポーラ方式は、コイルの一方向
だけに駆動電流を流す方式であり、バイポーラ方式は、
コイルの両方向に駆動電流を流す方式である。バイポー
ラ方式は、ユニポーラ方式と比べて、コイルの利用率が
高いため、同じトルクであればステッピングモータの体
格、重量を小さくできる利点がある。この観点から、請
求項5のように、バイポーラ方式の駆動回路で各相のコ
イルを励磁するようにすると良い。このようにすれば、
ユニポーラ方式の駆動回路を用いた場合と比較して、ス
テッピングモータ、ひいてはパチンコ球払出装置を小型
化、軽量化することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】[実施形態(1)]以下、本発明
の実施形態(1)を図1乃至図4に基づいて説明する。
まず、図1に基づいてパチンコ球払出装置の概略構成を
説明する。パチンコ球払出装置は、ステッピングモータ
11でスプロケット等の回転体(図示せず)を回転させ
ることで、パチンコ球を払い出すようにしている。この
ステッピングモータ11は、例えばバイポーラ方式の2
相のステッピングモータとして構成され、そのステータ
に設けられた2組の駆動コイルA,Bには、バイポーラ
方式の駆動回路14によって、両方向に駆動電流が流さ
れる。
【0014】駆動回路14には、払出制御回路15の出
力に基づいて駆動コイルA,Bの通電をスイッチングす
るための8個のトランジスタTr1〜Tr8が設けられ
ている。これら8個のトランジスタTr1〜Tr8は、
2個ずつ対となって電源電圧(+V)側とグランド側と
の間にブリッジ状に接続され、各対の2つのトランジス
タの中間接続点が、それぞれ駆動コイルA,Bの端子A
1,A2,B1,B2に接続されている。各トランジス
タTr1〜Tr8のエミッタとコレクタとの間には、フ
ライホイールダイオードD1〜D8が並列に接続されて
いる。
【0015】一方の駆動コイルAは、図1の上側の4つ
のトランジスタTr1〜Tr4によって通電が次のよう
にスイッチングされる。2つのトランジスタTr1,T
r4をオンすると、駆動コイルAに順方向(端子A1か
ら端子A2に向かう方向)に電流IA が流れて、駆動コ
イルAがA(+)相として励磁される。また、トランジ
スタTr2,Tr3をオンすると、駆動コイルAに逆方
向(端子A2から端子A1に向かう方向)に電流−IA
が流れて、駆動コイルAがA(−)相として励磁され
る。
【0016】他方の駆動コイルBは、図1の下側の4つ
のトランジスタTr5〜Tr8によって通電が次のよう
にスイッチングされる。トランジスタTr5,Tr8を
オンすると、駆動コイルBに順方向(端子B1から端子
B2に向かう方向)に電流IB が流れて、駆動コイルB
がB(+)相として励磁される。また、トランジスタT
r6,Tr7をオンすると、駆動コイルBに逆方向(端
子B2から端子B1に向かう方向)に電流−IB が流れ
て、駆動コイルBがB(−)相として励磁される。
【0017】払出制御回路15は、マイクロコンピュー
タを主体として構成され、メイン制御回路(図示せず)
から送信されてくる賞球要求信号や球貸し用のカードユ
ニット(図示せず)から送信されてくる貸球要求信に基
づいて、駆動回路14のトランジスタTr1〜Tr8を
順次スイッチングして、ステッピングモータ11を1−
2相励磁方式で駆動する駆動制御手段として機能する。
1−2相励磁方式は1相励磁と2相励磁とを交互に繰り
返す方式である(図3参照)。
【0018】この際、払出制御回路15は、図2に示す
ように、ステッピングモータ11の起動時(払出動作開
始時)には、ステッピングモータ11の運転モードを高
出力モードに切り換え、ステッピングモータ11の回転
がある程度まで立ち上がった後に、運転モードを中出力
モードに切り換え、ステッピングモータ11の定速回転
中は、運転モードを低出力モードに切り換える。その
後、ステッピングモータ11を停止させる際には、運転
モードを、起動時とは反対に、中出力モード、高出力モ
ードの順に切り換えて、ブレーキをかけながらステッピ
ングモータ11を目標停止位置に停止させる。
【0019】高出力モードでは、図3(b)に示すよう
に、払出制御回路15は、1相励磁の時間t1 と2相励
磁の時間t2 との時間比が例えば1:5となるようにト
ランジスタTr1〜Tr8をスイッチングして1相励磁
と2相励磁とを交互に繰り返して、ステッピングモータ
11を駆動する。この場合、2相励磁の時間t2 が1相
励磁の時間t1 よりも長くなるため、回転トルクが大き
くなる[図4(a)参照]。つまり、大きな回転トルク
を必要とするモータ起動時やモータ停止直前に回転トル
クを大きくすることで、モータ起動時にはステッピング
モータ11の回転を速やかに立ち上げ、モータを停止さ
せる際には、ステッピングモータ11を速やかに減速し
て目標停止位置に停止させる。
【0020】低出力モードでは、図3(c)に示すよう
に、払出制御回路15は、1相励磁の時間t1 と2相励
磁の時間t2 との時間比が例えば5:1となるようにト
ランジスタTr1〜Tr8をスイッチングして1相励磁
と2相励磁とを交互に繰り返して、ステッピングモータ
11を駆動する。この場合、1相励磁の時間t1 が2相
励磁の時間t2 よりも長くなるため、回転トルクが小さ
くなる[図4(a)参照]。つまり、大きな回転トルク
を必要としないステッピングモータ11の定速回転中
は、回転トルクを小さくすることで、消費電力や発熱を
少なくして温度上昇を少なくする[図4(b)参照]。
【0021】尚、中出力モードでは、図3(a)に示す
ように、払出制御回路15は、1相励磁の時間t1 と2
相励磁の時間t2 との時間比が例えば1:1となるよう
にトランジスタTr1〜Tr8をスイッチングして1相
励磁と2相励磁とを交互に繰り返して、ステッピングモ
ータ11を駆動する。この場合、1相励磁の時間t1と
2相励磁の時間t2 が同じになるため、回転トルクは、
高出力モード時と低出力モード時の中間のトルクとなる
[図4(a)参照]。
【0022】更に、払出制御回路15は、ステッピング
モータ11がパチンコ球の引っ掛かり等で正常に回転し
ない場合にステッピングモータ11を再駆動する時(リ
トライ時)に、ステッピングモータ11の運転モードを
高出力モードに切り換えて、1相励磁の時間t1 と2相
励磁の時間t2 との時間比を例えば1:5に切り換え
る。これにより、リトライ時のステッピングモータ11
の回転トルクが大きくなり、ステッピングモータ11を
速やかに再駆動することが可能となる。
【0023】以上説明した実施形態(1)によれば、1
−2相励磁方式では、1相励磁の時間t1 と2相励磁の
時間t2 との時間比に応じてステッピングモータ11の
回転トルクが変化する点に着目して、必要な回転トルク
に応じて1相励磁の時間t1と2相励磁の時間t2 との
時間比を変化させるようにしたので、必要な回転トルク
に応じてステッピングモータ11の回転トルクを可変す
ることができる。これにより、1−2相励磁方式のま
ま、回転トルクを可変制御でき、ステッピングモータ1
1の停止位置やステップ角が変わらないため、モータを
停止させる際にも回転トルクアップ制御することがで
き、回転トルク可変制御の利用範囲が広がると共に、制
御も複雑にならない。しかも、駆動電圧を変える必要が
ないため、電圧切換回路も不要であり、回路構成も簡単
にすることができる。
【0024】また、本実施形態(1)では、大きな回転
トルクを必要とする時(モータ起動時、モータ停止直前
及びリトライ時)に、2相励磁の時間t2 を1相励磁の
時間t1 よりも長くして、ステッピングモータ11の回
転トルクを大きくするので、大きな回転トルクを必要と
する時でも、ステッピングモータ11を確実に回転させ
ることができ、パチンコ球払出装置の動作信頼性を向上
することができる。一方、大きな回転トルクを必要とし
ないモータ定速回転時は、1相励磁の時間t1を2相励
磁の時間t2 よりも長くして、回転トルクを小さくする
ので、消費電力や発熱を少なくすることができる。
【0025】更に、本実施形態(1)では、バイポーラ
方式の駆動回路14でステッピングモータ11を駆動す
るようにしているので、ユニポーラ方式の駆動回路を用
いた場合と比較して、駆動コイルA,Bの利用率を高め
ることができ、ステッピングモータ11、ひいてはパチ
ンコ球払出装置を小型化、軽量化することができる。
【0026】尚、上記実施形態(1)では、ステッピン
グモータ11の運転モードを、高出力モード、中出力モ
ード、低出力モードの3段階に切り換えるようにした
が、運転モードを2段階に切り換えるようにしても良
く、例えば、大きな回転トルクを必要とする時(モータ
起動時、モータ停止直前及びリトライ時)のみ高出力モ
ードに切り換え、それ以外の時は中出力モード或は低出
力モードとしたり、リトライ時のみ高出力モードに切り
換え、リトライ時以外の時は中出力モードとしたりして
も良い。
【0027】また、高出力モード、中出力モード、低出
力モードの以外に、1相励磁と2相励磁の時間比を新た
に設定した出力モードを設け、運転モードを4段階以上
に切り換えるようにしても良い。
【0028】[実施形態(2)]上記実施形態(1)で
は、1相励磁と2相励磁の時間比を可変制御して、ステ
ッピングモータ11の回転トルクを可変制御するように
したが、図5に示す本発明の実施形態(2)では、1相
励磁の時間t1 と2相励磁の時間t2 との時間比を例え
ば1:5(高出力モード)に固定して、常に、2相励磁
の時間t2 が1相励磁の時間t1 よりも長くなるように
設定している。このようすれば、通常仕様(時間比が
1:1)のステッピングモータよりも回転トルクを大き
くすることができ、大きなトルクを必要とするモータ起
動時やリトライ時等にも対応することができる。
【0029】尚、上記実施形態(2)では、2相励磁の
時間t2 を1相励磁の時間t1 よりも長くなるように設
定したが、あまり回転トルクを必要としない場合には、
1相励磁の時間t1 を2相励磁の時間t2 よりも長くな
るように設定しても良い。このようにすれば、通常仕様
のステッピングモータよりも消費電力や発熱を小さくす
ることができる。
【0030】尚、上記各実施形態(1),(2)におい
て、各出力モードの1相励磁と2相励磁の時間比を適宜
変更しても良いことは言うまでもない。一般に、2相励
磁の時間t2 を1相励磁の時間t1 よりも長くするほ
ど、回転トルクが大きくなる。
【0031】その他、本発明は、バイポーラ方式の2相
のステッピングモータに限定されず、1−2相励磁で駆
動可能なステッピングモータに広く適用することができ
る。また、駆動回路もバイポーラ方式に限らず、ユニポ
ーラ方式としても良い等、要旨を逸脱しない範囲内で種
々変更して実施できることは言うまでもない。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1のパチンコ球払出装置によれば、要求トルク
に応じて1相励磁の時間と2相励磁の時間との時間比を
可変制御するようにしたので、1−2相励磁方式のまま
で回転トルクを可変制御することができ、回転トルク可
変制御の利用範囲を広げることができると共に、制御も
簡単化できる。しかも、駆動電圧を切り換えるための電
圧切換回路も不要であり、回路構成も簡単にすることが
できる。
【0033】また、請求項2では、モータ起動時及び/
又はリトライ時に、2相励磁の時間が1相励磁の時間よ
りも長くなるように時間比を変化させるので、大きな回
転トルクを必要とするモータ起動時やリトライ時に、ス
テッピングモータの回転トルクを大きくすることがで
き、動作性を向上させることができる。
【0034】更に、請求項3では、大きな回転トルクを
必要としないステッピングモータの定速回転時に、1相
励磁の時間が2相励磁の時間よりも長くなるように時間
比を変化させるので、ステッピングモータの定速回転時
は、回転トルクを小さして、消費電力や発熱を少なくす
ることができる。
【0035】また、請求項4では、1相励磁の時間と2
相励磁の時間とを異なる時間に設定するようにしたの
で、通常仕様(時間比が1:1)よりも回転トルクを大
きくしたステッピングモータや、通常仕様よりも消費電
力や発熱を小さくしたステッピングモータとすることが
できる。
【0036】更に、請求項5では、バイポーラ方式の駆
動回路で各相のコイルを励磁するようにしたので、ユニ
ポーラ方式の駆動回路を用いた場合と比較して、ステッ
ピングモータ(パチンコ球払出装置)を小型化、軽量化
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態(1)におけるパチンコ球払
出装置の電気的構成を示す回路図
【図2】運転モード(1相励磁と2相励磁の時間比)の
切換タイミングを説明するためのタイムチャート
【図3】(a)は中出力モードの各相の励磁シーケンス
を示すタイムチャート、(b)は高出力モードの各相の
励磁シーケンスを示すタイムチャート、(c)は低出力
モードの各相の励磁シーケンスを示すタイムチャート
【図4】(a)は回転トルクの上昇特性を示すタイムチ
ャート、(b)は温度の上昇特性を示すタイムチャート
【図5】本発明の実施形態(2)の運転モード(1相励
磁と2相励磁の時間比)を説明するためのタイムチャー
【符号の説明】
11…ステッピングモータ、14…駆動回路、15…払
出制御回路(駆動制御手段)、A,B…駆動コイル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C088 BA32 DA09 5H580 AA10 BB10 CA12 CA15 CA16 CB04 EE02 FA10 FA14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステッピングモータで回転体を回転させ
    てパチンコ球を払い出すようにしたパチンコ球払出装置
    において、 1相励磁と2相励磁とを交互に繰り返す1−2相励磁方
    式で前記ステッピングモータの各相のコイルを励磁する
    駆動制御手段を備え、 前記駆動制御手段は、要求トルクに応じて1相励磁の時
    間と2相励磁の時間との時間比を可変制御することを特
    徴とするパチンコ球払出装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動制御手段は、前記ステッピング
    モータの起動時及び/又は前記ステッピングモータが過
    負荷で正常に回転しない場合に該ステッピングモータを
    再駆動する時に、2相励磁の時間が1相励磁の時間より
    も長くなるように前記時間比を変化させることを特徴と
    する請求項1に記載のパチンコ球払出装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動制御手段は、前記ステッピング
    モータの定速回転時に、1相励磁の時間が2相励磁の時
    間よりも長くなるように前記時間比を変化させることを
    特徴とする請求項1又は2に記載のパチンコ球払出装
    置。
  4. 【請求項4】 ステッピングモータで回転体を回転させ
    てパチンコ球を払い出すようにしたパチンコ球払出装置
    において、 1相励磁と2相励磁とを交互に繰り返す1−2相励磁方
    式で前記ステッピングモータの各相のコイルを励磁する
    駆動制御手段を備え、 前記駆動制御手段は、1相励磁の時間と2相励磁の時間
    とを異なる時間に設定することを特徴とするパチンコ球
    払出装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動制御手段は、バイポーラ方式の
    駆動回路で各相のコイルを励磁することを特徴とする請
    求項1乃至4のいずれかに記載のパチンコ球払出装置。
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