JP2000279522A - 高照度光照射装置 - Google Patents

高照度光照射装置

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JP2000279522A
JP2000279522A JP11094311A JP9431199A JP2000279522A JP 2000279522 A JP2000279522 A JP 2000279522A JP 11094311 A JP11094311 A JP 11094311A JP 9431199 A JP9431199 A JP 9431199A JP 2000279522 A JP2000279522 A JP 2000279522A
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JP
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high illuminance
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light emitting
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Withdrawn
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JP11094311A
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English (en)
Inventor
Takahiro Yanai
孝博 柳井
Emi Koyama
恵美 小山
Norio Nakano
紀夫 中野
Susumu Watabe
進 渡部
Hozumi Matsubara
穂澄 松原
Takeo Ito
武夫 伊藤
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】作業に適すると同時に光治療の効果が十分に得
られる高照度光照射装置を提供することにある。 【解決手段】作業台1は内部に光源及び点灯回路を内蔵
し、光源の光により発光する発光面3の中心から垂直上
方30cmの位置での照度が800lx以上となる条件
を満足し、発光面3の面積を最低900cm2以上好ま
しくは1500cm2以上とする条件を満足し、更に輝
度比を2.0以下とする条件を満足するとともに、その
厚さを作業を来さないように30mmとしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は生体リズム(体内時
計)異常に対する光治療法のための高照度光照射装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】季節性感情障害や内因性鬱病、睡眠覚醒
リズム障害、痴呆性睡眠覚醒障害等の病的な生体リズム
異常や、時差ボケや交代勤務に伴う疲労に対する治療と
して、高照度光を数時間照射する高照度光治療法が知ら
れている。
【0003】この療法においては、通常午前中の一定時
間帯にほぼ2〜3時間にわたり高照度光を被治療者が見
ることになるわけである。この為に用いられている従来
の高照度光照射装置は高照度光照射装置から被治療者に
照射した時の被治療者の眼球付近での照度“一般的に示
されている光治療のための条件、距離50cmの地点で
の照度2500lx以上”と照射時間の2つの因数によ
り高照度光照射装置を設定していた。
【0004】しかし、光治療の効果には1日に必要な受
光量を被治療者の網膜に与えること、そして継続的に治
療を続けることが必要であるが、被治療者に高照度発光
部を長時間直視させることは、非常に困難であった。そ
こで、出願人は特開平8−150210号において発光
面の輝度を抑えることにより、被治療者が発光面を見づ
らいという問題を解消した高照度光照射装置を提案して
いる。
【0005】この高照度光照射装置を用いると、光治療
の現場において、光を見るように指示を与えたり、介護
者により半強制的に受光量のアップを図る必要がなく、
作業療法を実施することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら作業療法
を実施するにあたり、作業に適すると同時に光治療の効
果が十分に上がるための必要な条件の検討が不足してい
た。
【0007】本発明は、上述の点に鑑みて為されたもの
で、その目的とするところは、作業に適すると同時に光
治療の効果が十分に得られる高照度光照射装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1の発明では、座姿勢における簡単な作業
動作または生活動作用の作業台の上面に、発光面中心か
ら垂直に30cmでの照度が800lx以上であり、発
光面の輝度比がほぼ2.0以下、発光面積がほぼ900
cm2以上とする高照度低輝度の光を作業者に出力する
発光面を備えたことを特徴とする。
【0009】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、前記作業台が、厚さ50mm以下のプレートであ
ることを特徴とする。
【0010】請求項3の発明では、請求項1の発明にお
いて、前記作業台が、テーブルであることを特徴とす
る。
【0011】請求項4の発明では、請求項1の発明にお
いて、前記作業台が、床であることを特徴とする。
【0012】請求項5の発明では、請求項1の発明にお
いて、複数の発光面を備え、各発光面に対応する光源を
それぞれ単独にて制御できることを特徴とする。
【0013】請求項6の発明では、請求項2の発明にお
いて、光源と点灯回路の配置位置を、使用時に使用者側
に対応する前記作業台の辺以外の残りの3辺の少なくと
も1辺に沿った作業台内としたことを特徴とする。
【0014】請求項7の発明では、請求項3の発明にお
いて、光源と点灯回路と反射板と導光板を含めた面発光
機能のための部材をユニット化した部材とし、かつ該ユ
ニット部材がテーブルから取り外せる構造を備えている
ことを特徴する。
【0015】請求項8の発明では、請求項2又は3の発
明において、光源を含む装置本体と、点灯回路を別置と
して、装置本体と点灯回路をコネクタで接続する構造を
備えていることを特徴する。
【0016】請求項9の発明では、請求項3の発明にお
いて、テーブルを構成する作業台の裏面部材の一部を取
り外し自在に設けて該一部を外すことにより裏面側から
の光源の交換を可能としたことを特徴する。
【0017】請求項10の発明では、請求項3の発明に
おいて、発光面に対する面に対して裏方向の面に配置し
たことを特徴する請求項3記載の高照度光照射装置。
【0018】請求項11の発明では、請求項1の発明に
おいて、作業台を構成する天板と該天板周囲を囲むよう
に配設される枠との間に防水パッキンを全周に備えてい
ることを特徴する。
【0019】
【発明の実施の形態】まず作業療法を実施するにあたり
作業に適すると同時に光治療の光治療の効果が十分に上
がるために適した高照度照射装置の条件として、上方照
射型高照度照射装置に関して照度条件を特開平8−15
0210号にて発光面中心から垂直上方30cmの位置
での照度が800lx以上と設定されている。今回、作
業療法といった面から発光面の一部が作業用教材または
作業を行っている手により妨げられることや、被治療者
の静視野を発光面が占める割合が低いと舷しさを感じさ
せることから、発光面積を最低900cm2以上好まし
くは1500cm2以上とした。
【0020】また発光面内の最大輝度と最小輝度の比、
つまり輝度比が2.0以上の場合、作業中に肱しさや違
和感を与え被治療者の集中力を下げる原因となるため輝
度比を2.0以下に抑えた。
【0021】以上の条件を鑑みて実現した本発明の実施
形態について説明する。 (実施形態1)図1はプレート型の作業台1に装置を組
み込んだ本実施形態を示しており、本実施形態のプレー
ト型の作業台1はテーブル2の天板上に載置して使用さ
れるため、被治療者たる使用者Mにとっては厚さが薄け
れば薄い程使いやすい。そこで作業に支障を来さない厚
さtとして50mm好ましくは30mm以下であるとし
た。従って本実施形態の作業台1は上記の厚さの条件に
加えて、上述した発光面3の中心から垂直上方30cm
の位置での照度が800lx以上の条件と、発光面3の
面積が最低900cm2以上好ましくは1500cm2
上の条件と、輝度比が2.0以下の条件を満足する形で
構成される。
【0022】図2は本実施形態の具体例を示しており、
本例では作業台1内に組み込まれた蛍光ランプのような
光源4からの光を導光板5を介して拡散パネル6に導き
拡散パネル6の表面を発光面3として使用者Mに対して
光照射するようになっている。作業台1全体の大きさは
長手方向の寸法を625mm、短手方向の寸法を545
mm、厚さtを30mmとし、拡散パネル6の有効発光
面の面積を487mm×374mm(=略1820cm
2)とし、発光面3の中心から垂直上方30cmの位置
での照度が1500lxで、発光面3の輝度比が2.0
となるように光源4の位置、光源4の種類、拡散パネル
6及び導光板5等を含む光学系を選定してある。
【0023】作業台1の具体的構造を次に説明する。光
源4及び点灯回路たる安定器7を配置する装置本体8は
周辺部8aが中央部8bに対して一段低く形成された矩
形状の鋼板よりなり、図2において、左右両側の周辺部
8aの上面には夫々直管状の蛍光ランプからなる光源4
を装着する対のランプソケット9、9が配設され、また
図2において下側の周辺部8aの上面には点灯回路を構
成する安定器7が配設されている。直管からなる光源4
は対のランプソケット9,9間に装着され、装置本体8
の中央部8b上に配置される。
【0024】そして装置本体8の下部には装置本体8の
下部全体を覆うように鋼板製の平板状の下カバー10が
配置され、この下カバー10の周端部と、装置本体8の
周辺部8aとを重ねて、装置本体8の周囲を囲繞する木
製の枠11の下面の凹所12の天井面にねじ固定して、
これら枠11,装置本体8,下カバー10により作業台
1の基部を構成する。
【0025】ここで、各光源4の配置位置よりも内側に
位置する下カバー10下面の左右両側には短手方向に、
夫々作業中の固定のためのゴム製足14を取り付け、こ
のゴム製足14の下面から枠11の上端までの寸法が作
業台1の厚さt(=30cm)となる。
【0026】装置本体8では、光源4,安定器7で囲ま
れる中央部8a上には反射板たる反射シート13を配置
するとともに反射シート13上にアクリル板よりなる導
光板5を載置する。
【0027】また枠11で囲まれる上面開口部において
は、図3に示すように枠11の上部内側面に内方向に全
周に亘って形成した突出部15上の凹平面15aと、導
光板5周部上面との上に、反射板と目隠し板とを兼ねた
枠状の化粧板16を載置するともに、化粧板16に重ね
るようにしてアクリル板からなる拡散パネル6を配置す
ることにより、化粧板16の枠片で光源4及び安定器7
を隠し、また拡散パネル6により発光面3と作業面とを
構成する。ここで有効発光面は化粧枠16の枠片で囲ま
れた開口部16aに対向する面となる。
【0028】化粧板16及び拡散パネル6の固定は、図
2において上下部の両側において貫挿される樹脂製皿ビ
ス17を装置本体8の対応する周辺部8a上に立設した
柱状のナット(図示せず)に螺入締結することで行うた
め、光源4の交換は皿ビス17を緩めて、化粧板16及
び拡散パネル6を取り外すことで簡単に行えるようにな
っている。
【0029】また皿ビス17を緩めて拡散パネル6を単
独で取り外すことができるから、作業面を構成するため
傷みが早い拡散パネル6の交換も容易に行える。
【0030】更に凹平面15aの下面位置は丁度導光板
5の上面と同じ高さ位置にあり、化粧板16の枠片は導
光板5の上面及び凹平面15aに乗り、導光板5を押さ
えるようになっている。また導光板5と拡散パネル6と
を重ねた厚さは凹平面14aの深さに略対応しており、
そのため拡散パネル6の面は枠11の上面とが面一とな
り、作業中の天面の段差による煩わしさを無くしてい
る。
【0031】安定器7の電源は、安定器7の配置側の枠
11の枠辺より導出した電源コード18のプラグ18a
をコンセントに接続することにより得る。また光源4の
点灯/消灯は電源コード導出部位の近辺に設けた電源ス
イッチ19により行う。
【0032】作業台1は、安定器7の配置位置の反対側
の枠11の枠辺側が使用者M側となり、この枠辺側には
安定器7及び光源4が配置されていないため、発光面3
と枠11の枠辺との間を狭めることができ、且つ厚さt
を30cmと薄くすることにより、使用者Mの視点から
近い発光部の面積が広がり、治療効果を上げることがで
きるようになっている。
【0033】而して本作業台1において、光源4を点灯
させると、光源4からの光は光源4に面した導光板5の
側面より導光板5内に入射して、反射シート13及び化
粧板16による反射によって拡散パネル6側へ出射し、
拡散パネル6により拡散効果により発光面3を上記条件
を満足するように発光させることができることになる。
【0034】尚光源4から導光板5に入射した光束が導
光板4の側面からロスすることを防ぎ、また最も照度が
低くなりやすいパネルサイドにおいて反射シート13や
化粧板16の反射光も合わせることにより高い輝度を持
たせ、拡散パネル6面の照度の向上、輝度比の一層の均
一化がはかるために、導光板5の光源4と面していない
側面に反射シートを貼り付けると良い。
【0035】また被治療者たる使用者Mの視点から近い
発光部面積を広げることにより治療効果を上げるため
に、光源4と安定器7からなる点灯回路を本作業台1の
使用時に使用者M側にあたる枠辺側の内部に収納しない
構成は図2に示す構成でなくても良く、図4(a)に示
すように光源4と安定器7を並行させるように一側の枠
辺側に配置したり、同図(b)のように光源4を一つと
して一側の枠辺側に配置し、安定器7を使用者M側とは
反対の枠辺側に配置したり、或いは同図(c)に示すよ
うに光源4と安定器7を使用者M側とは反対の辺側に並
行配置したり、また同図(d)に示すように安定器7を
一側の枠辺側に配置し、光源4を使用者M側とは反対の
枠辺側に配置したりしても良い。
【0036】更に生活動作用の作業台として用いる場合
には、食事などで水や汁がこぼしたりすることが考えら
れるので、枠11と天板である拡散パネル6との間に全
周に亘って防水パッキン(図示せず)を備え、簡易防水
とすることにより、食事等の液体を使用した作業を可能
としても良い。またランプソケット9,安定器10など
を防水構造としても同様に対応することができる。
【0037】また更に上記例では、発光面3が一つの場
合であったが、図5に示すように発光面を独立した複数
の発光面30…に細かく分けて、作業内容に適した発光
分布に変更することができるようにして効率的な治療が
行えるようにしても良い。この場合各発光面30に対応
する光源を夫々単独で制御したり、被治療者たる使用者
Mの症状により調光を行って被治療者に合わせた治療を
行うことができるようにしても良い。更に電源スイッチ
19(調光行う場合には調光スイッチ)をリモートコン
トロールできるようにしたり、1箇所に集中配置するこ
とにより、指導する介護側が集中操作しやすくして、的
確に治療を行うことができるようにするとともに、治療
対象となる痴呆症の人や老人の悪戯防止を図っても良
い。 (実施形態2)上記実施形態1はプレート状の作業台1
に組み込んだものであったが、本実施形態は、図6に示
すようにテーブルからなる作業台1’に組み込んだもの
であり、車椅子・一般の椅子のどちらに座っても使用で
き、使い易くするために天板部20の厚さt’を100
mm以下<好ましくは50mm>以下としてある。
【0038】そして枠11で囲繞された発光面3の中心
より垂直上方の30cmの位置の照度を800lxとす
る条件と、発光面3の発光面積を900cm2 以上とす
る条件と、輝度比を2.0以下とする条件を満足させる
ように構成してある。
【0039】而して本実施形態にあっても、被治療者で
ある使用者に対して効率よい光照射による治療を施すこ
とができる。 (実施形態3)上記実施形態2はテーブルからなる作業
台1’に組み込んで発光面3を一つとしたが、本実施形
態は図7に示すように天板部20の上面に設ける発光面
3を4つとしたものである。つまり各発光面3に対応す
る光源を個別に制御することができるようにして、多様
な用途に使い分けを可能としたもので、例えば複数の人
が使う際に、治療のために使用しない発光面3において
は光源を消灯させ、治療することと、治療のために使用
せず通常のテーブルとして使用することが同時にでき、
また被治療者の症状により調光を加えることにより、夫
々の被治療者に合わせた治療を同時に行うことができる
ようにしたものである。
【0040】図8は本実施形態の具体例を示しており、
テーブルを構成する作業台1’は、厚さt’が53mm
の天板部20と、該天板部20の下面4隅に長手方向の
ピッチが1450mmで短手方向のピッチが860mm
で取り付けられ、下端のキャスター21を含めた高さが
700mmの鋼管製の脚体22とで構成される。
【0041】キャスター21は一般のテーブルよりも重
量がある作業台1’の移動を容易にするためのものであ
り、4つのキャスター21の内、2つのキャスター21
にストッパー付きを採用することにより、不注意などに
よる移動によって人に怪我を負わせるようなことを防止
できるようにしてある。
【0042】天板部20は長手方向の寸法が1655m
mで、短手方向の寸法が1065mmの木製の枠23の
上面開口内に1561mm×971mmのノングレア強
化ガラスからなる天板ガラス24を嵌め込み、天面とし
てある。そしてこの天板ガラス24の裏面側に553m
m×463mmの4枚の拡散パネル6を、天板部20の
長手方向を2分する中心線を挟んで両側に隣接する拡散
パネル6,6の中心間の距離が700mmで且つ図にお
いて上下方向に隣接する拡散パネル6,6の中心間の距
離が482mmとなるように配設してある。
【0043】天板部20の内部構造は図9に示すように
MDF合板からなる本体天板27に各拡散パネル6に対
応して開口した開口窓26周辺の下面に開口窓26を囲
むように断面コ字状の鋼板製本体フレーム28をL型金
具25で固定配設し、この本体フレーム28で囲まれる
上記開口窓26下方の空所に、鋼板製ランプ取り付け台
29を配置してある。このランプ取り付け台29は、周
辺が下方にL状に折り曲げられており、このL状周辺部
30の水平片30aの上面を本体フレーム28の下面に
当ててねじ31で固定されることにより本体フレーム2
8に支えられている。
【0044】そして、ランプ取り付け台29の図におい
て左右両側の上部には直管状の光源4を装着する対のラ
ンプソケット9,9を夫々対向配置配設してある。また
ランプ取り付け台29の下面部には点灯回路である安定
器7を取り付け、また両側の光源4,4間の上面には反
射シート13を介してアクリル板からなる導光板5を載
置してある。ここで安定器10を上記のように発光面側
に対して安定器10を裏側となるランプ取り付け台29
の下面側に配置することにより、作業面に対する発光面
積の割合が大きくとれる構造としている。
【0045】これらランプソッケット9,光源4,安定
器10、反射シート13、導光板5はランプ取り付け台
29に配設されることにより全体としてユニット化され
た部材を構成し、ランプ取り付け台29を固定している
ねじ31を緩めて本体フレーム28からランプ取り付け
台29を取り外すことによりユニット部材全体を取り外
せ、そのため配送時にユニット部材全体を取り外してお
くことにより、テーブルを構成する作業台1’の重量を
軽くして輸送負担を軽減でき、また作業台1’そのもの
に比べて故障の起きやすい電源回りを取り外せることに
よって修理を容易にしている。
【0046】また光源4の交換も作業台1’の天板部2
0の背面(下面)部材の一部を構成するユニット部材を
外すことにより、作業台1’の天板部20の裏面(下
面)側から行えるようにしてある。
【0047】さて拡散パネル6は周縁部を本体天板27
の開口窓26に臨む面に突設してある受け台部27a上
に目隠し板及び反射板を兼ねた化粧板16の周縁部と重
ねるようにして載置して、導光板5と天板ガラス24と
の間に配置され、化粧板16の開口部16aに対応する
部位が発光面3を構成し、有効発光面の面積は487m
m×374mmとなり、上述の発光面積の条件を満足す
る。拡散パネル6は天板ガラス24により保護され、作
業による汚れや傷が付きにくく、また熱による膨張によ
りそりが発生するのを防ぐことができ、またノングレア
強化ガラスからなる天板ガラス24を用いるため、ベー
ス照明などが映り込むのを防止でき、使用者である被治
療者の負担を軽減している。また複数の発光面3を持っ
ていても、一枚の天板ガラス24によって全体として一
体感を得ることができる。
【0048】尚上記本体フレーム28の下面部は周囲に
設けた鋼板製の天板受け座38により支持される。
【0049】而して上記のようにランプソッケット9,
光源4,安定器10、反射シート13、導光板5及びラ
ンプ取り付け台29からなるユニット部材を各発光面3
に対応して配設するとともに、また各点灯回路の電源ス
イッチ19を図8に示すように天板部20の片側下面に
集中配設することにより、各発光面3に対応して夫々独
立して光源4の点灯/消灯が行える装置が完成すること
になる。プラグ18a付きの電源コード18は脚22の
下部より導出してある。
【0050】尚各光源4を調光するできるようにして被
治療者に合わせた治療ができようにしてもよい。また電
源スイッチ19や調光スイッチをリモートコントロール
できるようにしたり、1箇所に集中配置することによ
り、指導する介護側が集中操作しやすくして、的確に治
療を行うことができるようにするとともに、治療対象と
なる痴呆症の人や老人の悪戯防止を図っても良い。
【0051】また生活動作用の作業台として用いる場合
には、食事などで水や汁がこぼしたりすることが考えら
れるので、枠23と天板ガラス24との間に全周に亘っ
て防水パッキンを備え、簡易防水とすることにより、食
事等の液体を使用した作業が可能となる。またランプソ
ケット9,安定器7などを防水構造としても同様に対応
することができる。
【0052】更にまた本実施形態においても、光源4か
ら導光板5に入射した光束が導光板4の側面からロスす
ることを防ぎ、また最も照度が低くなりやすいパネルサ
イドにおいて反射シート13や化粧板16の反射光も合
わせることにより高い輝度を持たせ、拡散パネル6面の
照度の向上、輝度比の一層の均一化がはかるために、導
光板5の光源4と面していない側面に反射シートを貼り
付けても良い。 (実施形態4)上記実施形態1ではプレート状の作業台
1内に光源4及び安定器7を組み込み、また実施形態
1,2ではテーブルを構成する作業台1の天板部20内
に光源4及び安定器7を組み込んだものであるが、本本
実施形態は、図10に示すように拡散パネル、導光板及
び光源を内蔵して上面を発光面3としたプレート状の装
置本体32と、安定器7等からなる点灯回路を天板部2
0に内蔵したテーブル本体33とを切り離し自在とし
て、テーブル本体33の天板部20の上面に装置本体3
2を必要に応じて装着することにより作業台1”を構成
するようにしたものである。
【0053】ここで装置本体32の下面には装置本体3
2を載置する天板部20に設けた接続コネクタ34に接
続する接続プラグ(図示せず)を設け、装置本体32を
天板部20の所定位置に載置するときに、接続プラグを
接続コネクタ34に接続して装置本体33側の光源と、
テーブル本体33側に別置してある安定器7とを電気的
に接続するようになっている。
【0054】本実施形態によればプレート状の装置本体
32は実施形態1の作業台1に比べて軽量となり、また
安定器7が内蔵されない分厚みを実施形態1の作業台1
に比べて薄くできる。
【0055】(実施形態5)上記の実施形態1はプレー
ト状の作業台1に組み込んだものであり、また実施形態
2乃至4はテーブル状の作業台1’或いは1”を構成す
るものであったが、図11に示すように床35に埋め込
む構造としてもよい。この場合床埋込本体36内に光
源、安定器などからなる点灯回路を内蔵し、上面、つま
り床面側に発光面3を露出させてある。勿論枠37で囲
まれる発光面3の中心より垂直上方30cmの位置の照
度を800lx以上とし、その発光面積を900cm2
以上、輝度比を2.0以下の各条件を満足させるような
構造とする。
【0056】本実施形態の場合には、被治療者たる使用
者は床に直接座った状態で、あるいはうつぶせになった
状態で作業をすることになるが、座った場合、テーブル
での作業と異なり発光面3と眼との距離が大きくなるた
め、発光面積を好ましくは2500cm2以上にすると
良い。
【0057】また、使い勝手を考えて複数の発光面を設
け、各発光面に対応する光源をそれぞれ単独にて制御す
ることにより、多様な用途に使い分けることができるよ
うにしても良い。この場合治療をしていない箇所の発光
面に対応する光源を消しておくことにより治療に使用す
ること、通常の床として使用することが同時にできるこ
とになる。また症状により調光を加えることによりそれ
ぞれの被治療者に合わせた治療を行うことも可能とな
る。
【0058】尚各実施形態では発光面3は矩形で平面形
状であったが、図12に示すように矩形、平面以外の形
状としても良い。尚図12ではプレート状の作業台1の
場合の例を示している。
【0059】また各実施形態に用いる光源を蛍光ランプ
の代わりに、冷陰極ランプなどの厚さが薄い光源を用い
れば内照式として構成することもできる。
【0060】
【発明の効果】請求項1の発明は、座姿勢における簡単
な作業動作または生活動作用の作業台の上面に、発光面
中心から垂直に30cmでの照度が800lx以上であ
り、発光面の輝度比がほぼ2.0以下、発光面積がほぼ
900cm2以上とする高照度低輝度の光を作業者に出
力する発光面を備えているので、被治療者である使用者
が、食事などの生活動作やパズルなどの簡単な作業動作
を作業台で行っているときに、効果的な光量を受光する
ことができ、その結果治療効果を上げることができると
いう効果がある。
【0061】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記作業台が、厚さ50mm以下のプレートである
ので、作業台を机、テーブルなどの上に置いて作業する
とき、違和感を感じさせることがない。
【0062】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、前記作業台が、テーブルであるので、車椅子や、一
般の椅子に座って不自由無く作業ができる。
【0063】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、前記作業台が、床であるので、被治療者である使用
者が床に直接座った状態或いはうつぶせになった状態で
作業することがきる。
【0064】請求項5の発明は、請求項1の発明におい
て、複数の発光面を備え、各発光面に対応する光源をそ
れぞれ単独にて制御できるので、作業内容に適した発光
分布や、被治療者の症状に合わせた発光状態を得ること
ができ、また複数の人に対する治療を行うことも可能と
なる。
【0065】請求項6の発明は、請求項2の発明におい
て、光源と点灯回路の配置位置を、使用時に使用者側に
対応する前記作業台の辺以外の残りの3辺の少なくとも
1辺に沿った作業台内としたので、被治療者側の発光部
位と枠との間を狭めることができ、その結果使用者側の
視点から近い発光部面積を広げることにより治療効果を
上げることができる。
【0066】請求項7の発明は、請求項3の発明におい
て、光源と点灯回路と反射板と導光板を含めた面発光機
能のための部材をユニット化した部材とし、かつ該ユニ
ット部材がテーブルから取り外せる構造を備えているの
で、配送などのときにユニット部材を取り外して、作業
台側の重量を軽くすることが可能となり、その結果輸送
負担を軽減でき、また故障のおきやすい電気回りを取り
外すことができるため、修理が容易となる。
【0067】請求項8の発明は、請求項2又は3の発明
において、光源を含む装置本体と、点灯回路を別置とし
て、装置本体と点灯回路をコネクタで接続する構造を備
えているので、装置本体を軽量化することができ、また
その厚さを薄くすることもできる。
【0068】請求項9の発明は、請求項3の発明におい
て、テーブルを構成する作業台の裏面部材の一部を取り
外し自在に設けて該一部を外すことにより裏面側からの
光源の交換を可能としたので、光源の交換が容易に行え
る。
【0069】請求項10の発明は、請求項3の発明にお
いて、発光面に対する面に対して裏方向の面に配置した
ので、作業面に対する発光面積の割合を大きくすること
ができる。
【0070】請求項11の発明は、請求項1の発明にお
いて、作業台を構成する天板と該天板周囲を囲むように
配設される枠との間に防水パッキンを全周に備えている
ので、簡易的な防水が図れ、水や汁がこぼれる恐れのあ
る食事や液体を使用する作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の使用状態を示す斜視図で
ある。
【図2】(a)は同上の具体例の上面図である。(b)
は同上の具体例の側断面図である。(c)は同上の具体
例の一部破断せる正面図である。
【図3】同上の具体例の図2(c)の丸枠内の拡大断面
図である。
【図4】(a)〜(d)は同上のその他の具体例の上面
図である。
【図5】同上の複数の発光面を設けた具体例の斜視図で
ある。
【図6】本発明の実施形態2の斜視図である。
【図7】本発明の実施形態3の斜視図である。
【図8】(a)は同上の具体例の上面図である。(b)
は同上の具体例の一部破断せる側面図である。(c)は
同上の具体例の一部破断せる正面図である。
【図9】同上の具体例の図8(c)の丸枠内の拡大断面
図である。
【図10】本発明の実施形態4の使用状態を示す分解斜
視図である。
【図11】本発明の実施形態5の一部省略せる斜視図で
ある。
【図12】本発明のその他の実施形態の使用状態の斜視
図である。
【符号の説明】
1 作業台 2 テーブル 3 発光面 M 使用者
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中野 紀夫 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 渡部 進 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 松原 穂澄 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 伊藤 武夫 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】座姿勢における簡単な作業動作または生活
    動作用の作業台の上面に、発光面中心から垂直に30c
    mでの照度が800lx以上であり、発光面の輝度比が
    ほぼ2.0以下、発光面積がほぼ900cm2以上とす
    る高照度低輝度の光を作業者に出力する発光面を備えた
    ことを特徴とする高照度光照射装置。
  2. 【請求項2】前記作業台が、厚さ50mm以下のプレー
    トであることを特徴とする請求項1記載の高照度光照射
    装置。
  3. 【請求項3】前記作業台が、テーブルであることを特徴
    とする請求項1記載の高照度光照射装置。
  4. 【請求項4】前記作業台が、床であることを特徴とする
    請求項1記載の高照度光照射装置。
  5. 【請求項5】複数の発光面を備え、各発光面に対応する
    光源をそれぞれ単独にて制御できることを特徴とする請
    求項1記載の高照度光照射装置。
  6. 【請求項6】光源と点灯回路の配置位置を、使用時に使
    用者側に対応する前記作業台の辺以外の残りの3辺の少
    なくとも1辺に沿った作業台内としたことを特徴とする
    請求項2記載の高照度光照射装置。
  7. 【請求項7】光源と点灯回路と反射板と導光板を含めた
    面発光機能のための部材をユニット化した部材とし、か
    つ該ユニット部材がテーブルから取り外せる構造を備え
    ていることを特徴する請求項3記載の高照度光照射装
    置。
  8. 【請求項8】光源を含む装置本体と、点灯回路を別置と
    して、装置本体と点灯回路をコネクタで接続する構造を
    備えていることを特徴する請求項2又は3記載高照度光
    照射装置。
  9. 【請求項9】テーブルを構成する作業台の裏面部材の一
    部を取り外し自在に設けて該一部を外すことにより裏面
    側からの光源の交換を可能としたことを特徴する請求項
    3記載の高照度光照射装置。
  10. 【請求項10】発光面に対する面に対して裏方向の面に
    配置したことを特徴する請求項3記載の高照度光照射装
    置。
  11. 【請求項11】作業台を構成する天板と該天板周囲を囲
    むように配設される枠との間に防水パッキンを全周に備
    えていることを特徴する請求項1記載の高照度光照射装
    置。
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