JP2000279456A - ベッドシステム - Google Patents

ベッドシステム

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JP2000279456A
JP2000279456A JP11089847A JP8984799A JP2000279456A JP 2000279456 A JP2000279456 A JP 2000279456A JP 11089847 A JP11089847 A JP 11089847A JP 8984799 A JP8984799 A JP 8984799A JP 2000279456 A JP2000279456 A JP 2000279456A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】排便機構付のベッドシステムを、排便時の体位
を安定でき、便座18も水を飛散させることなく洗浄で
きるようにする。 【解決手段】便器5の使用時に下半身用ベッド基台前部
19を傾斜させると共に、上半身用ベッド基台35を起
立させ、排便後の便座18は、便座収容室8で洗浄する
ように形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベッドに排便機構
を設けたベッドシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】排便機構を備えたベッドに、排便する使
用者の上半身と下半身を支える機構を設けたものは、従
来種々公開されており、本出願人も種々提案している。
そして、その一つとして、特開平7ー59817号公報
に記載された排便機構付ベッドシステムがある。
【0003】前記排便機構付ベッドシステムは、排便時
の使用者の体位を安定させることができ、使用者である
患者にとって、精神的な安定感をもたらして、排便をス
ムースに行わせられるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、排便機構付
のベッドを、さらに、排便時の体位を安定させられて、
排便をスムースに行なわせられると共に、排便後の操作
も安定して容易に行うことができ、かつ、便座も洗浄水
を飛散させることなく充分に洗浄できるようにすること
を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、ベッド基
台1の中程の位置に、上下貫通状口4を設け、上下貫通
状口4に水洗式の便器5を設け、便器5の前部に、水洗
式の便座収容室8を設け、ベッド基台1の後部に下半身
用ベッド基台17を設け、下半身用ベッド基台17の前
部に便座18を設け、便座18が便座駆動装置16で便
座5の前部の水洗式の便座収容室8に収容された位置
で、便器5が便器18に続く下半身用ベッド基台17で
覆われて、下半身用ベッド基台17の上面が略水平状と
なり、便座18が後退して便器5の上に重なった位置
で、下半身用ベッド基台前部19が下半身用ベッド基台
駆動装置24により、傾斜した起立位置にできるように
形成し、便器5の前方のベッド基台1に、上半身用ベッ
ド基台35を上半身用ベッド基台駆動装置43により、
略水平状の位置と、傾斜した起立位置に回動できるよう
に形成してベッドシステムとした。
【0006】第2の発明は、第1の発明において、前記
便座収容室8と前記便器5とを連通し、便座収容室8か
らの洗浄水が便器5に導水されるよう形成してベッドシ
ステムとした。
【0007】
【発明の実施の形態】以下図に基づいて本発明の実施の
形態の説明をするが、この明細書では、ベッドにおい
て、使用者の頭部を支える側、すなわち、図で右側とな
る部分を前部と記載し、使用者の足を支える側、すなわ
ち、図で左側となる部分を後部と記載している。
【0008】この実施の形態のベッド基台1は、下端部
に自在輪3を設けた4本の脚2によって支持されてい
る。そして、図1及び図5に示すように、ベッド基台1
の後部寄りの中程の位置に、上下貫通状口4を設けてあ
る。
【0009】そして、上下貫通状口4には、図示してな
い水噴出ノズルを備えた水洗式の便器5を設けてあり、
この便器5の排出物は、便器5の底部の排出溝6から排
出管7を経て、外部に排出されるように形成してある。
【0010】そして、便器5の前部には、図示してない
水噴出ノズルを備えた水洗式の便座収容室8を、便座収
容室8内が便器5内と連通するようにして設けてある。
そして、前記便器5は、便座収容室8に噴出して、便座
18を洗浄した後、その水を使って便器5を洗浄するよ
うに形成することも可能である。
【0011】そして、ベッド基台1の後部に、下半身用
ベッド基台17を前後摺動可能に設けてあり、下半身用
ベッド基台17の前端部を、第1軸20で便座18の後
部に回動可能に軸着して設けてある。
【0012】そして、下半身用ベッド基台17の前部で
ある下半身用ベッド基台前部19・19は、前記の第1
軸20のほかに第2軸21及び第3軸22で軸着されて
おり、この第1軸20と第2軸21及び第3軸22で屈
曲できるように形成してある。
【0013】そして、下半身用ベッド基台17の上面に
は、図1及び図7に示す(図7では半裁して示す)、後
部用マット27が着脱可能に装着されている。そして、
下半身用ベッド基台17の前部に設けた、図4に示す便
座18は、便座18の後端部に接続して設けた便座駆動
装置16で、ベッド基台1上を前後に移動できるように
形成してある。なお、前記便座18は、2つの直線状の
部材として形成されているが、便座18は、湾曲して形
成してもよい。
【0014】そして、便座18が便器5の前方に前進し
て、便器5の前部の水洗式の便座収容室8に収容された
位置で、便器5が便座18に続く下半身用ベッド基台1
7で覆われて、下半身用ベッド基台17の上面が略平面
状となるように形成してある。
【0015】そして、便座18が便座駆動装置16で後
退させられると共に、下半身用ベッド基台駆動装置24
の先端部25が下半身用ベッド基台前部19を上方に押
し上げることにより、下半身用ベッド基台前部19・1
9が上方に山形に突出するように形成してある。
【0016】そして、この実施の形態では、下半身用ベ
ッド基台前部19が、図3に示す直線状の形から、図1
に示す山形に移り易くするため、下半身用ベッド基台前
部19を山形に変化させる向きに押す付勢具26が設け
てある。
【0017】そして、便器5の前方のベッド基台1に
は、下半身用ベッド基台17と対向する上半身用ベッド
基台35を、上半身用ベッド基台駆動装置43により、
図3に示す略水平状の位置と図1に示す傾斜した起立位
置に、上半身用ベッド基台35の後部を回動の中心とし
て回動できるように形成してあり、上面には前部用マッ
ト45が、着脱可能に装着されている。
【0018】そして、上半身用ベッド基台後部36の両
側には、それぞれ、第1ピン38と第2ピン40が図5
・図6に示すように設けてある。そして、上半身用ベッ
ド基台35を起立させるときは、図1及び図6に示すよ
うに、第1ピン係合具39に第1ピン38を係合し、第
2ピン40を第2ピン係合具41から外すと、上半身用
ベッド基台35を、上半身用ベッド基台駆動装置43で
起立できるように形成してある。
【0019】そして、図1及び図2に示す、便座18が
便器5の上方に重なり、下半身用ベッド基台前部19・
19が上方に山形に突出し、上半身用ベッド基台35が
傾斜した起立状態に在るベッドシステムは、便座駆動装
置16と下半身用ベッド基台駆動装置24を、便座18
を使用しようとするときと逆向きに駆動すると、便座1
8が便座収容室8内に収容されて洗浄されるように形成
してある。
【0020】そして、便座18が便座収容室8内に収容
されるに伴い、山形に上方に突出していた下半身用ベッ
ド基台前部19・19が平面状となるように形成してあ
る。また、上半身用ベッド基台35は、上半身用ベッド
基台35を起立させるときと逆向きに、上半身用ベッド
基台駆動装置43を駆動すると、上半身用ベッド基台3
5が、略水平状となるように形成してある。
【0021】そして、前記の上半身用ベッド基台35が
上半身用ベッド基台駆動装置43で略水平状となるとと
もに、下半身用ベッド基台17が下半身用ベッド基台駆
動装置24で略水平状になる前(上半身用ベッド基台後
端部37と下半身用ベッド基台前端部23が近接する
前)に、ベッド基台1に設けた第1ピン係合具39か
ら、第1ピン38がピン駆動装置42で外れるように形
成してある。
【0022】そして、第1ピン38が第1ピン係合具3
9から外れるとともに、第2ピン40がピン駆動装置4
2で第2ピン係合具41に係合した上半身用ベッド基台
後部36を、上半身用ベッド基台後端部駆動装置44
で、第2ピン40を支点として上方に押し上げられるよ
うに(使用者の臀部を持ち上げられるように)形成して
ある。なお、ピン駆動装置42の作動は、上半身用ベッ
ド基台後部36が水平位置であれば、上半身用ベッド基
台前部35が傾斜していても可能である。
【0023】そして、下半身用ベッド基台17が略水平
状となる前に上半身用ベッド基台後端部37が上方に押
し上げられた上半身用ベッド基台35(図3参照)は、
下半身用ベッド基台駆動装置24で下半身用ベッド基台
17が略水平状に復帰された後、上半身用ベッド基台後
部36が水平位置に戻るよう形成されている。
【0024】すなわち、前述し図3に示す如く、下半身
用ベッド基台前端部23よりも、上半身用ベッド基台後
端部37が上方に在る状態で下半身用ベッド基台17が
略水平状に復帰した後、上半身用ベッド基台後端部駆動
装置44で上半身用ベッド基台後部36が上半身用ベッ
ド基台35と同様の水平状に戻る。さらに、ピン駆動装
置42により、第1ピン38が第1ピン係合具39に係
合し、第2ピン40は第2ピン係合具41に係合した状
態を維持するように形成してある。
【0025】なお、このベッドシステムは、上面に後部
用マット27、前部用マット45などを載せることによ
りベッドとして使用できるように形成してあるが、上半
身用ベッド基台35及び下半身用ベッド基台17自体の
表面を弾力性を有する部材にて形成すれば、別部材のマ
ットを装着しなくてもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明は、下半身用ベッド基台17の前
部に便座18を設け、便座18が便器5の前方に前進し
た位置で、便器5が便座18に続く下半身用ベッド基台
17で覆われ、便座18が後退して便器5の上に重なっ
た位置で、便器5が使用できるので、便器5を使用でき
る状態にし、また、便器5を不使用状態にすることが容
易にできる。
【0027】そして、本発明は、便器5の前部に水洗式
の便座収容室8を設け、便座18を収容できるように形
成しているので、排便に使用した便座18を、便座収容
室8内で周辺に洗浄水を飛散させることなく、充分に洗
浄できる。
【0028】また、便座収容室8と便器5とを連通させ
ているので、便座18を洗浄しながら便器5内も洗浄す
ることができ、洗浄水を節約できるとともに、全体の洗
浄時間も短時間で済ますことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の説明用の側面図
【図2】本発明の一実施の形態の説明用の便器の使用状
態を示す側面図
【図3】本発明の一実施の形態の説明用の図で、上半身
用ベッド基台後部が水平状態となる直前を示す側面図
【図4】本発明の一実施の形態の説明用の図で、便器が
使用できる状態にある平面図
【図5】本発明の一実施の形態の説明用の図で、上半身
用ベッド基台後部のピンの位置を示す図
【図6】本発明の一実施の形態の説明用の図で、図5に
示すピンを拡大して示す部分図
【図7】本発明の一実施の形態の説明用のベッドシステ
ムの上に敷くマットの半裁図
【符号の説明】
1 ベッドの基台 2 脚 3 自在輪 4 上下貫通状口 5 便器 6 排出溝 7 排出管 8 便座収容室 16 便座駆動装置 17 下半身用ベッド基台 18 便座 19 下半身用ベッド基台前部 20 第1軸 21 第2軸 22 第3軸 23 下半身用ベッド基台前端部 24 下半身用ベッド基台駆動装置 25 先端部 26 付勢具 27 後部用マット 35 上半身用ベッド基台 36 上半身用ベッド基台後部 37 上半身用ベッド基台後端部 38 第1ピン 39 第1ピン係合具 40 第2ピン 41 第2ピン係合具 42 ピン駆動装置 43 上半身用ベッド基台駆動装置 44 上半身用ベッド基台後部駆動装置 45 前部用マット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベッド基台1の中程の位置に、上下貫通状
    口4を設け、上下貫通状口4に水洗式の便器5を設け、
    便器5の前部に、水洗式の便座収容室8を設け、ベッド
    基台1の後部に下半身用ベッド基台17を設け、下半身
    用ベッド基台17の前部に便座18を設け、便座18が
    便座駆動装置16で便座5の前部の水洗式の便座収容室
    8に収容された位置で、便器5が便器18に続く下半身
    用ベッド基台17で覆われて、下半身用ベッド基台17
    の上面が略水平状となり、便座18が後退して便器5の
    上に重なった位置で、下半身用ベッド基台前部19が下
    半身用ベッド基台駆動装置24により、傾斜した起立位
    置にできるように形成し、便器5の前方のベッド基台1
    に、上半身用ベッド基台35を上半身用ベッド基台駆動
    装置43により、略水平状の位置と、傾斜した起立位置
    に回動できるように形成したベッドシステム。
  2. 【請求項2】前記便座収容室8と前記便器5とを連通
    し、便座収容室8からの洗浄水が便器5に導水されるよ
    う形成した請求項1記載のベッドシステム。
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KR101123760B1 (ko) 2010-08-27 2012-03-16 한국생산기술연구원 고령친화형 샤워 캐리어
CN113143639A (zh) * 2021-06-11 2021-07-23 宁波欣雷医疗设备有限公司 一种护理床的马桶联动机构

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