JP2000277448A - 結晶材料の製造方法および半導体素子 - Google Patents

結晶材料の製造方法および半導体素子

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JP2000277448A
JP2000277448A JP11083187A JP8318799A JP2000277448A JP 2000277448 A JP2000277448 A JP 2000277448A JP 11083187 A JP11083187 A JP 11083187A JP 8318799 A JP8318799 A JP 8318799A JP 2000277448 A JP2000277448 A JP 2000277448A
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crystal material
irradiation
pulse
laser beam
laser
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JP11083187A
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English (en)
Inventor
Yuji Hishida
有二 菱田
Tomoaki Yoneda
知晃 米田
Masanori Watanabe
正則 渡辺
Kenjiro Nakajima
堅志郎 中嶋
Osamu Etatsu
修 江龍
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ION KOGAKU KENKYUSHO KK
Original Assignee
ION KOGAKU KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 イオン注入による損傷が十分に回復された結
晶材料の製造方法および半導体素子の製造方法を提供す
ることである。 【解決手段】 n型6H−SiCにAlイオンを注入し
た後、波長248nmのKrFレーザを発振時間が1μ
秒以下の1または複数のパルスとして照射し、SiC結
晶を溶融させずにイオン注入による照射損傷を回復させ
る。レーザ光の1パルス当たりの照射エネルギー密度は
0.2〜1.5J/cm2 とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イオン注入された
結晶材料の製造方法およびイオン注入法を用いた半導体
素子の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体、誘電体結晶等の結晶材料にイオ
ン注入により不純物を添加すると、イオンによる照射損
傷が生じ、結晶性が劣化する。そのため、結晶材料の照
射損傷をアニールすることにより結晶性を回復させる必
要がある。従来は、結晶材料の結晶性を回復させるため
に熱アニールを行っている。例えば、Si(シリコン)
を用いた半導体素子では、イオン注入とその後の熱アニ
ールとの組み合わせが、素子製造プロセスにおいて一般
的に用いられている。
【0003】しかしながら、SiC(炭化ケイ素)、G
aN(窒化ガリウム)、有機半導体等を用いた半導体素
子や誘電体光導波素子などでは、熱アニールを行っても
十分に照射損傷を除去することができない。また、熱ア
ニールを行うと、相転移や真性点欠陥が発生したり、構
成元素が蒸発し、または構成元素の平衡蒸気圧の違いに
起因する分解が生じたり、化学量論比からのずれが生じ
る場合もある。これらの結果、熱アニールによりイオン
注入による照射損傷を実質的に回復させることができな
い。
【0004】熱アニール以外の結晶性回復方法として
は、イオン注入されたSiCにおいてレーザアニールを
行うことが検討されている(S. Ahmed, C. J. Barbero,
and T.W. Sigmon, Appl.Phys. Lett. 66, 712 (199
5))。この論文では、SiCにイオン注入した後にレー
ザアニールを行ったことが報告されている。しかし、レ
ーザ光の照射によりSiC結晶を融解させているため、
表面付近の分解や平坦性の劣化が生じる。このように、
従来のレーザアニールは、表面状態の劣化や低スループ
プット等の問題から実用化されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、Si
C、GaN、有機半導体、誘電体結晶等においては、熱
アニールではイオン注入による照射損傷を十分に除去す
ることができない。そのため、不純物のドーピング手段
としてイオン注入法は採用されず、結晶成長時に不純物
をドーピングする等の手段が用いられている。
【0006】しかしながら、結晶成長時の不純物のドー
ピングでは、ドーピング場所の選択性がなく、素子構造
および素子形成プロセスに著しい制約が生じる。
【0007】また、プロセス上やむなくイオン注入法を
採用する場合においては、イオン注入による照射損傷を
十分に除去することができないため、ドーパントの活性
化率が低いなど、素子の特性面が不十分となる。
【0008】本発明の目的は、イオン注入による損傷が
十分に回復された結晶材料の製造方法を提供することで
ある。
【0009】本発明の他の目的は、イオン注入による損
傷を十分に回復させることが可能な半導体素子の製造方
法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段および発明の効果】本発明
に係る結晶材料の製造方法は、所定の元素がイオン注入
された結晶材料に、その結晶材料のバンドギャップのエ
ネルギーとほぼ同じかまたはその結晶材料のバンドギャ
ップのエネルギーよりも高いエネルギーのレーザ光を結
晶材料を溶融させない状態で照射するものである。
【0011】本発明に係る結晶材料の製造方法において
は、結晶材料中の価電子の励起が可能なエネルギーの波
長を有するレーザ光を照射することにより、結晶材料が
溶融しない状態で結晶材料中の価電子が励起される。そ
れにより、結晶材料の分解または相転移の発生なしに結
晶材料を構成する原子間の結合が弱められる。その結
果、イオン注入された結晶材料が固相を保った状態で、
イオン注入の照射損傷により変位した原子および注入さ
れた原子が所定の格子位置に移動し、イオン注入に伴う
照射損傷が除去され、結晶材料の結晶性が回復するとと
もに所望の特性が出現する。
【0012】特に、本発明に係る結晶材料の製造方法に
よると、結晶材料を溶融させない状態で結晶材料のイオ
ン注入に伴う照射損傷が除去されるので、熱アニールが
困難な結晶材料に対しても表面状態の劣化を伴うことな
く結晶性の回復を行うことが可能となる。
【0013】レーザ光を発振時間が1μ秒以下のパルス
として1または複数回の結晶材料に照射することが好ま
しい。この場合、結晶材料の表面にエネルギーが瞬間的
に集中し、結晶材料の表面の温度が瞬間的に上昇するの
と同様に原子の移動が可能になるが、短時間であり、熱
平衡に至らずにエネルギーが拡散するので、熱アニール
で問題となる前記不都合を生じることなく結晶材料の照
射損傷が瞬時にアニールされる。その結果、結晶材料を
溶融させることなく結晶性を回復させることが可能とな
る。
【0014】また、結晶材料が溶融しないようにレーザ
光の照射エネルギー密度を設定することが好ましい。そ
れにより、結晶材料の表面状態を劣化させることなく結
晶性を回復させることが可能となる。
【0015】結晶材料にレーザ光のパルスを1回照射し
てもよい。この場合にも、結晶材料の表面に瞬間的にエ
ネルギーが集中するので、結晶材料を溶融させることな
く結晶性を回復させることが可能となる。また、結晶材
料にレーザ光のパルスを複数回照射してもよい。それに
より、アニールがさらに進行し、結晶性が十分に回復す
るとともに、十分な特性が得られる。
【0016】イオン注入およびレーザ光の照射を交互に
複数回行ってもよい。レーザ光の照射により結晶性の回
復が可能なイオン注入量には限度がある。そのため、結
晶性の回復可能な量のイオン注入およびレーザ光の照射
を交互に複数回繰り返すことにより、結晶材料の結晶性
を回復させつつ多量の元素をイオン注入することが可能
となる。
【0017】結晶材料が化合物半導体であってもよい。
この場合にも、化合物半導体を溶融させない状態でレー
ザ光の照射が行われるので、化合物半導体の構成元素の
平衡蒸気圧の違いに起因する分解や化学量論比からのず
れが生じない。特に、化合物半導体が炭化ケイ素であっ
てもよい。この場合にも、炭化ケイ素の表面状態を劣化
させることなく結晶性を十分に回復させることができ
る。
【0018】レーザ光を1パルス当たり0.2J/cm
2 以上1.5J/cm2 以下の照射エネルギー密度のパ
ルスとして炭化ケイ素に照射することが好ましい。それ
により、炭化ケイ素の構成元素の蒸発を防止しつつ結晶
性を十分に回復させることができる。
【0019】炭化ケイ素にイオン注入される原子は、B
(ホウ素)、Ga(ガリウム)、In(インジウム)、
P(リン)、As(砒素)、Sb(アンチモン)、Sc
(スカンジウム)、Ti(チタン)、V(バナジウ
ム)、O(酸素)、C(炭素)、Si(シリコン)、G
e(ゲルマニウム)、Sn(スズ)、Al(アルミニウ
ム)およびN(窒素)のうちいずれか1種類の原子また
は複数種類の原子であってもよい。それにより、n型ま
たはp型または半絶縁性の炭化ケイ素が得られる。
【0020】また、化合物半導体が、ガリウム、アルミ
ニウム、インジウムおよびホウ素の少なくとも1つを含
むIII 族窒化物半導体であってもよい。この場合にも、
III族窒化物半導体の表面状態を劣化させることなく、
結晶性を回復させ、導電性を制御することができる。
【0021】さらに、結晶材料が、誘電体結晶、または
ダイヤモンドであってもよい。この場合に、表面状態を
劣化させることなく、結晶性を回復させることができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る結晶材料の製
造方法および半導体素子の製造方法の例を説明する。
【0023】第1の例では、SiCに不純物元素をイオ
ン注入する。不純物元素としては、B、Ga、In、
P、As、Sb、Ti、V、O、C、Si、Ge、S
n、Sc、Al、N等を用いる。これらの複数種類の不
純物元素のうちいずれか1種類または複数種類の不純物
元素をイオン注入してもよい。
【0024】その後、SiCに波長248nmのKrF
パルスレーザまたは波長308nmのXeClパルスレ
ーザの光パルスを1回または複数回照射することにより
レーザアニールを行う。
【0025】KrFパルスレーザまたはXeClパルス
レーザの1パルス当たりの発振時間は1μ秒以下とす
る。また、KrFパルスレーザまたはXeClパルスレ
ーザの1パルス当たりの照射エネルギー密度は0.2〜
1.5J/cm2 とする。
【0026】このようにして、イオン注入による照射損
傷が回復するとともに、注入された不純物元素が活性化
する。このSiCを用いてトランジスタ、発光素子、受
光素子等の種々の半導体素子を製造することができる。
【0027】第2の例として、GaN系半導体に不純物
元素をイオン注入する。ここで、GaN系半導体とは、
GaN、GaInN、AlGaN、AlGaInN等の
III族窒化物半導体である。不純物元素としては、B
e、Mg、Zn、Cd、Hg、O、S、Se、Te、
C、Si、Ge、Sn、Pb、B、Al、Ga、In、
N、P、As、Sb、Bi、Ca、Ba等を用いる。
【0028】その後、GaN系半導体に所定の波長のパ
ルスレーザの光パルスを1回または複数回照射すること
によりレーザアニールを行う。この場合、GaN系半導
体のバンドギャップのエネルギーとほぼ同じかまたはG
aN系半導体のバンドギャップのエネルギーよりも高い
エネルギーの波長を有するレーザ光を用いる。
【0029】また、レーザ光の照射によりGaN系半導
体が溶融しないようにレーザ光の1パルス当たりの発振
時間および1パルス当たりの照射エネルギー密度を設定
する。
【0030】このようにして、GaN系半導体の照射損
傷が回復するとともに、注入された不純物元素が活性化
する。このGaN系半導体を用いてトランジスタ、発光
素子、受光素子等の種々の半導体素子を製造することが
できる。
【0031】第3の例として、誘電体結晶に不純物元素
をイオン注入した後、パルスレーザの光パルスを1回ま
たは複数回照射することによりレーザアニールを行う。
誘電体結晶としては、ニオブ酸リチウム、チタン酸リチ
ウム等が挙げられる。
【0032】この場合にも、誘電体結晶のバンドギャッ
プのエネルギーとほぼ同じかまたは誘電体結晶のバンド
ギャップのエネルギーよりも高いエネルギーの波長を有
するレーザ光を用いる。また、レーザ光の照射により誘
電体結晶が溶融しないようにレーザ光の1パルス当たり
の発振時間および1パルス当たりの照射エネルギー密度
を設定する。
【0033】第4の例として、ダイヤモンドに不純物元
素をイオン注入した後、パルスレーザの光パルスを1回
または複数回照射することによりレーザアニールを行
う。
【0034】この場合にも、ダイヤモンドのバンドギャ
ップのエネルギーとほぼ同じかまたはダイヤモンドのバ
ンドギャップのエネルギーよりも高いエネルギーの波長
を有するレーザ光を用いる。また、レーザ光の照射によ
りダイヤモンドが溶融しないようにレーザ光の1パルス
当たりの発振時間および1パルス当たりの照射エネルギ
ー密度を設定する。
【0035】また、上記の第1〜第4の例において、イ
オン注入およびレーザ光の照射を交互に複数回繰り返し
てもよい。それにより、アニールが進行し、イオン注入
による照射損傷を十分に回復させることが可能となる。
【0036】
【実施例】(第1の実施例)第1の実施例として、n型
6H−SiCにAlイオン(Al+ )を注入した試料
に、波長248nmのKrFパルスレーザの光パルスを
1回照射することによりレーザアニールを行った。
【0037】図1はAlイオンが注入されたレーザアニ
ール前の試料のRBS(ラザフォード後方散乱)スペク
トルを示す図である。図1において、〈0001〉軸ア
ラインスペクトルが白抜き丸印で示され、ランダムスペ
クトルが実線で示されている。
【0038】試料は、n型6H−SiC(キャリア濃度
約2×1018cm-3)に加速電圧50kVでAlイオン
を4×1014cm-2注入したものである。
【0039】図1において、600チャンネルから70
0チャンネルの範囲がイオン注入部に相当する。図1か
ら読み取ったイオン注入部のアラインスペクトルの収量
とランダムスペクトルとの収量の比(以下、収量比と呼
ぶ)χは約75%である。
【0040】このように、Alイオンの注入により照射
損傷を受けた試料に、波長248nmのKrFパルスレ
ーザ光を1パルス照射することによりレーザアニールを
行った。KrFパルスレーザ光の1パルス当たりの発振
時間は20n秒である。また、1パルス当たりの照射エ
ネルギー密度は0.8J/cm2 である。
【0041】図2はAlイオンが注入された試料のKr
Fパルスレーザ光の照射後のRBSスペクトルを示す図
である。図2において、〈0001〉軸アラインスペク
トルが黒丸印で示され、ランダムスペクトルが実線で示
されている。
【0042】図2に示すように、レーザ光の照射による
アニール効果によりレーザ照射部の収量比χは約44%
まで減少した。
【0043】次に、このレーザアニールを施した試料に
電極を形成して通電特性を測定した。図3は通電特性の
測定に用いた試料の電極配置を示す図である。図3に示
すように、n型6H−SiC基板3の表面にAlイオン
注入層2が形成されている。このAlイオン注入層2に
は、上記のようにレーザ光が照射されている。Alイオ
ン注入層2の表面に所定間隔を隔てて1対のAl/Ti
電極1を形成し、n型6H−SiC基板3の裏面に所定
間隔を隔てて1対のW/Ti電極4を形成し、各電極間
の通電特性を調べた。なお、試料の各電極部のみが電極
アニールのためのレーザ光の照射によりオーミック特性
を示すようにアニールされ、試料の電極部以外の領域に
は電極アニールのためのレーザ光および熱は一切加えら
れていない。
【0044】図4はn型6H−SiC基板3の裏面に形
成されたW/Ti電極4間に通電した場合の電流−電圧
特性の測定結果を示す図である。また、図5はAlイオ
ン注入層2の表面に形成されたAl/Ti電極1間に通
電した場合の電流−電圧特性の測定結果を示す図であ
る。さらに、図6はAlイオン注入層2の表面のAl/
Ti電極1とn型6H−SiC基板3の裏面のW/Ti
電極4との間に通電した場合の電流−電圧特性の測定結
果を示す図である。
【0045】図4に示すように、W/Ti電極4間に通
電した場合にはオーミック特性が得られた。すなわち、
n型6H−SiC基板3は通電性を有することがわか
る。また、図5に示すように、Al/Ti電極1間に通
電した場合にもオーミック特性が得られた。すなわち、
レーザ光が照射されたAlイオン注入層2は導電性を有
することがわかる。また、図6に示すように、Al/T
i電極1とW/Ti電極4との間に通電した場合には整
流特性が得られた。したがって、Alイオン注入層2と
n型6H−SiC基板3との界面にpn接合が形成され
ていることが示された。
【0046】このように、n型6H−SiCにAlイオ
ンを注入し、レーザアニールを行うことにより、照射損
傷が回復するとともに、注入されたAlが活性化し、p
型SiC層が形成される。
【0047】次に、Alイオンが注入された上記の試料
のレーザアニール前後の深さ方向の分布をSIMS(2
次イオン質量分析法)により測定した。図7はイオン注
入された試料のレーザアニール前後の深さ方向のAlの
分布の測定結果示す図である。図7において、レーザ光
の照射前の試料中のAl濃度を点線で示し、レーザ光の
照射後の試料中のAl濃度を実線で示す。図7に示すよ
うに、レーザアニール前後でAl濃度の深さ方向の分布
に変化がないことから、レーザ照射による溶融は生じて
いないことが示された。
【0048】なお、Alイオンが注入された上記の試料
のSEM(走査型電子顕微鏡)による観察では、レーザ
光の照射によるSiC結晶の溶解やアブレーションを示
す痕跡は見られなかった。
【0049】(第2の実施例)第2の実施例として、n
型6H−SiCにAlイオンを注入した試料に、波長3
08nmのXeClパルスレーザの光パルスを多回数照
射することによりレーザアニールを行った。
【0050】試料は、n型6H−SiC(キャリア濃度
約2×1018cm-3)に加速電圧30kVでAlイオン
を3×1014cm-2注入したものである。この試料の一
部の領域に、波長308nmのXeClパルスレーザ光
を30000パルスを照射することによりレーザアニー
ルを行い、同じ試料の他の一部の領域に同じXeClパ
ルスレーザ光を300000パルス照射することにより
レーザアニールを行った。XeClパルスレーザ光の1
パルス当たりの発振時間は20n秒である。また、1パ
ルス当たりの照射エネルギー密度は約1J/cm2 であ
る。
【0051】図8はAlイオンが注入された試料のRB
SスペクトルのXeClレーザ光照射量依存性の測定結
果を示す図である。図8において、レーザ光を3000
0パルス照射した領域の〈0001〉軸アラインスペク
トルを白抜き丸印で示し、レーザ光を300000パル
ス照射した領域の〈0001〉軸アラインスペクトルを
黒丸印で示し、レーザ光未照射領域の〈0001〉軸ア
ラインスペクトルを実線で示し、ランダムスペクトルを
点線で示す。
【0052】図8において、630チャンネルから69
5チャンネルの範囲がイオン注入部に相当する。実線で
示したレーザ光未照射領域のイオン注入部の収量比χは
約64%である。これに対して、白抜き丸印で示したレ
ーザ光を30000パルス照射した領域では、収量比χ
は約20%まで減少した。さらに、黒印で示したレーザ
光を300000パルス照射した領域では、収量比χは
約10%まで減少した。
【0053】次に、上記の試料の各領域に電極を形成し
て通電特性を測定した。図9は通電特性の測定に用いた
試料の電極配置を示す斜視図である。図9に示すよう
に、n型6H−SiC基板12の表面にAlイオン注入
層11が形成されている。Alイオン注入層11は、X
eClレーザ光を300000パルス照射した照射領域
(以下、300000パルス照射領域と呼ぶ。)8、レ
ーザ光未照射領域9、およびXeClレーザ光をパルス
を30000パルス照射した照射領域(以下、3000
0パルス照射領域と呼ぶ。)10に分かれる。
【0054】300000パルス照射領域8には1対の
Al/Ti電極7を形成し、レーザ光未照射領域6には
1対のAl/Ti電極6を形成し、30000パルス照
射領域10には1対のAl/Ti電極5を形成した。
【0055】なお、電極は、Ti膜およびAl膜をこの
順に連続的に真空蒸着することにより形成したものであ
り、熱処理等は一切行っていない。
【0056】図10は図9の試料の通電特性の測定結果
を示す図である。図10において、白抜き丸印は電極5
間に通電した場合の電流−電圧特性を示し、黒丸印は電
極7間に通電した場合の電流−電圧特性を示し、実線は
電極6間に通電した場合の電流−電圧特性を示す。
【0057】図10に示すように、レーザ光未照射領域
9に形成された電極6間に10V印加したときの電流値
は数μA以下であった。これに対して、30000パル
ス照射領域10に形成された電極5間に10V印加した
場合には、電流が0.1mA程度に流れた。また、30
0000パルス照射領域8に形成された電極7間に10
V印加した場合には、電流が0.8mAから2.6mA
流れた。
【0058】このように、波長308nmのXeClレ
ーザ光を照射することにより、波長248nmのKrF
レーザ光を照射した場合と同様に、イオン注入に伴う照
射損傷がアニールにより回復し、注入されたAlが活性
化し、導電性が得られることが示された。
【0059】また、レーザ光の照射をさらに繰り返すこ
とにより、アニールおよび活性化が進行し、さらに低抵
抗化することも示された。
【0060】(第3の実施例)第3の実施例として、n
型6H−SiCにN(窒素)イオン(N+ )を注入した
試料に、波長308nmのXeClレーザの光パルスを
多数回照射した。
【0061】試料は、n型6H−SiC(キャリア濃度
約2×1018cm-3)に加速電圧30kVでNイオンを
1×1015cm-2注入したものである。この試料の一部
の領域に波長308nmのXeClパルスレーザ光を3
000パルス照射することによりレーザアニールを行
い、この試料の他の一部の領域に同じXeClパルスレ
ーザ光を30000パルス照射することによりレーザア
ニールを行った。レーザ光の1パルス当たりの発振時間
は20n秒である。また、1パルス当たりの照射エネル
ギー密度は約1J/cm2 である。
【0062】上記の試料のRBSスペクトルを測定し
た。図11はNイオンが注入された試料のRBSスペク
トルのXeClレーザ光照射量依存性の測定結果を示す
図である。
【0063】図11において、620チャンネルから6
90チャンネルの範囲がイオン注入部に相当する。レー
ザ光を3000パルス照射した領域の〈0001〉軸ア
ラインスペクトルを白抜き丸印で示し、レーザ光を30
000パルス照射した領域の〈0001〉軸アラインス
ペクトルを黒印で示し、レーザ光未照射領域の〈000
1〉軸アラインスペクトルを実線で示し、ランダムスペ
クトルを破線で示す。
【0064】実線で示したレーザ光未照射領域のイオン
注入部の収量比χは約89%である。これに対して、白
抜き丸印で示したレーザ光を3000パルス照射した領
域では、収量比χは約44%まで減少した。さらに、黒
丸印で示したレーザ光を30000パルス照射した領域
では、収量比χは約24%まで減少した。
【0065】次に、上記の試料の各領域に電極を形成し
て通電特性を測定した。図12は通電特性の測定に用い
た試料の電極配置を示す斜視図である。図12に示すよ
うに、n型6H−SiC基板19の表面にNイオン注入
層18が形成されている。Nイオン注入層18は、Xe
Clレーザ光を30000パルス照射した領域(以下、
30000パルス照射領域と呼ぶ。)15、レーザ光未
照射領域16およびXeClレーザ光を3000パルス
照射した領域(以下、3000照射領域と呼ぶ。)17
に分かれる。
【0066】30000パルス照射領域15に1対のN
i電極13を形し、レーザ光未照射領域16に1対のN
i電極14を形成した。
【0067】なお、電極は、Ni膜を真空蒸着すること
により形成したものであり、熱処理等は一切行っていな
い。
【0068】図13は図12の試料の通電特性の測定結
果を示す図である。図13において、白抜き丸印は電極
13間に通電した場合の電流−電圧特性を示し、実線は
電極14間に通電した場合の電流−電圧特性を示す。
【0069】図13に示すように、実線で示した未照射
領域16に形成された電極14間に10V印加したとき
の電流値は1μA以下であった。これに対して、白抜き
丸印で示した30000パルス照射領域15に形成され
た電極13間に10V印加した場合には、電流が0.8
mAから1.2mA流れた。
【0070】このように、n型SiCにNイオンを注入
した場合でも、波長308nmのXeClレーザ光を照
射することにより、イオン注入に伴う照射損傷がアニー
ルにより回復し、導電性が回復することが示された。ま
た、レーザ照射をさらに繰り返すことにより、アニール
が進行することが示された。
【図面の簡単な説明】
【図1】Alイオンが注入されたレーザアニール前の試
料のRBSスペクトルを示す図である。
【図2】Alイオンが注入された試料のKrFパルスレ
ーザ光の照射後のRBSスペクトルを示す図である。
【図3】通電特性の測定に用いた第1の実施例の試料の
電極配置を示す図である。
【図4】図3の試料のn型6H−SiC基板の裏面に形
成されたW/Ti電極間に通電した場合の電流−電圧特
性の測定結果を示す図である。
【図5】図3の試料のAlイオン注入層の表面に形成さ
れたAl/Ti電極間に通電した場合の電流−電圧特性
の測定結果を示す図である。
【図6】図3の試料のAlイオン注入層の表面のAl/
Ti電極とn型6H−SiC基板の裏面のW/Ti電極
との間に通電した場合の電流−電圧特性の測定結果を示
す図である。
【図7】SIMSによる第1の実施例の試料のレーザア
ニール前後の深さ方向のAl濃度の分布の測定結果を示
す図である。
【図8】第2の実施例の試料におけるRBSスペクトル
のXeClレーザ光照射量依存性の測定結果を示す図で
ある。
【図9】通電特性の測定に用いた第2の実施例の試料の
電極配置を示す斜視図である。
【図10】図9の試料の通電特性の測定結果を示す図で
ある。
【図11】第3の実施例における試料のRBSスペクト
ルのXeClレーザ光照射量依存性の測定結果を示す図
である。
【図12】通電特性の測定に用いた第2の実施例の試料
の電極配置を示す斜視図である。
【図13】図12の試料の通電特性の測定結果を示す図
である。
【符号の説明】
1,5,6,7 Al/Ti電極 2,11 Alイオン注入層 3,12,19 n型6H−SiC基板 4 W/Ti電極 8 300000パルス照射領域 9,16 レーザ光未照射領域 10 30000パルス照射領域 13,14 Ni電極 15 30000パルス照射領域 17 3000パルス照射領域 18 Nイオン注入層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 正則 大阪府枚方市津田山手2−8−1 株式会 社イオン工学研究所内 (72)発明者 中嶋 堅志郎 愛知県名古屋市名東区高針原1−801 (72)発明者 江龍 修 愛知県名古屋市昭和区狭間町27−1−25

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の元素がイオン注入された結晶材料
    に、前記結晶材料のバンドギャップのエネルギーとほぼ
    同じかまたは前記結晶材料のバンドギャップのエネルギ
    ーよりも高いエネルギーのレーザ光を前記結晶材料を溶
    融させない状態で照射することを特徴とする結晶材料の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 前記レーザ光を発振時間が1μ秒以下の
    パルスとして1または複数回前記結晶材料に照射するこ
    とを特徴とする請求項1記載の結晶材料の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記結晶材料が溶融しないように前記レ
    ーザ光の照射エネルギー密度を設定することを特徴とす
    る請求項1または2記載の結晶材料の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記イオン注入および前記レーザ光の照
    射を交互に複数回行うことを特徴とする請求項1〜3の
    いずれかに記載の結晶材料の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記結晶材料は化合物半導体であること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の結晶材料
    の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記化合物半導体は炭化ケイ素であるこ
    とを特徴とする請求項5記載の結晶材料の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記レーザ光を1パルス当たり0.2J
    /cm2 以上1.5J/cm2 以下の照射エネルギー密
    度のパルスとして炭化ケイ素に照射することを特徴とす
    る請求項6記載の結晶材料の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記化合物半導体はガリウム、アルミニ
    ウム、インジウムおよびホウ素の少なくとも1つを含む
    III 族窒化物半導体であることを特徴とする請求項6記
    載の結晶材料の製造方法。
  9. 【請求項9】 半導体材料に所定の元素をイオン注入し
    た後、前記半導体材料のバンドギャップのエネルギーと
    ほぼ同じかまたは前記半導体材料のバンドギャップのエ
    ネルギーよりも高いエネルギーのレーザ光を前記半導体
    材料を溶融させない状態で前記半導体材料に照射するこ
    とを特徴とする半導体素子の製造方法。
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