JP2000277244A - 電磁調理器 - Google Patents

電磁調理器

Info

Publication number
JP2000277244A
JP2000277244A JP7877099A JP7877099A JP2000277244A JP 2000277244 A JP2000277244 A JP 2000277244A JP 7877099 A JP7877099 A JP 7877099A JP 7877099 A JP7877099 A JP 7877099A JP 2000277244 A JP2000277244 A JP 2000277244A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
top plate
cooking device
burns
heated
caution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7877099A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Watanabe
一郎 渡辺
Satoshi Shinoda
聡 篠田
Tatsushi Arai
達志 荒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Appliances Inc
Original Assignee
Hitachi Home Tech Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Home Tech Ltd filed Critical Hitachi Home Tech Ltd
Priority to JP7877099A priority Critical patent/JP2000277244A/ja
Publication of JP2000277244A publication Critical patent/JP2000277244A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 やけど防止用の注意喚起表示が耐用期間中劣
化しないようにする。 【解決手段】 本体ケース1の上部に設置されて鍋等の
金属製被加熱容器の設置面をなすトッププレート2を、
耐熱性ならびに対衝撃性にすぐれた透明材の結晶化ガラ
スで形成するとともに、そのトッププレートの裏面の誘
導コイル3の設置される側に、例えば80℃以上で色表
出する可逆性サーモペイントによってやけど防止用の注
意喚起表示を記載し、その注意喚起表示が被加熱容器の
底で削り取られることがないようにした。それにより、
調理器の耐用期間中やけど防止喚起表示をいささかも劣
化することなく行うことができるようになった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透明なトッププレ
ートの裏面にやけど防止のための注意喚起表示を記載し
た電磁調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電磁調理器は、外郭をなす本体ケースと
トッププレート、本体ケース内に設けられた誘導コイ
ル、制御基盤(電子回路)、それに冷却ファンといった
部品を主体に構成されており、トッププレート上に載置
された金属製の鍋(容器)を、電磁誘導作用によって発
熱させ、容器内の被加熱物を調理するようにしている。
その際、トッププレートには、鍋の載置時や調理操作時
の衝撃に耐えられる十分な強度と鍋底からの高温の伝導
熱に対する十分な耐熱性、さらに優れた清掃性を備えて
いなければならない、という理由から、従来より白色の
結晶化ガラスが採用されてきた。
【0003】ところで、電磁調理器を利用すると、燃焼
炎や赤熱ヒーター等の直火によらないで調理をすること
ができるので、引火や立ち消えなどの危険がなく、ま
た、燃焼炎によるときのような部屋の空気の汚染の心配
がないなどのメリットがあるため、子供から年配者に至
るまで幅広い年齢層の人たちに安心して便利に利用でき
る調理器であると評価されている。
【0004】しかし反面、直火を使わないために、加熱
中であるのかどうかが分かりずらい上に、調理の終了後
にトッププレートが高温になっていることが目視で確認
しずらく、ついうっかり高温の鍋やトッププレートに素
手で触れてしまってやけどを負ってしまう危険性が高か
った。
【0005】従来はこの種の危険を回避するために、ト
ッププレートの表面に、注意喚起のための文字や絵柄を
印刷表示したり、あるいはサーモペイントによって実際
に高温であることが色彩的に確認できるようにしてき
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】実際問題として、トッ
ププレートの表面にやけどを防止するための、すなわち
安全確保を促すのための注意喚起表示を印刷塗布によっ
て記載した場合、鍋底との接触によって次第に磨滅欠損
してしまい、表示内容が次第にあやふやになってしまっ
たり、あるいは外観が醜くなって、注意喚起の機能が十
分に発揮されなくなってしまうという問題があった。ま
た、煮こぼれのこびり付きを、擦ったり削ったりして取
り除くことがまま行われていたが、その場合にも同様の
問題があった。
【0007】本発明は、このような従来の問題に鑑み、
調理器の耐用期間中やけど防止の注意を喚起する効果が
低下することのない、つまり、注意喚起表示が経時的に
いささかも磨滅欠損しない電磁調理器を提供することを
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するためになされたもので、本体ケースの上部に設置
されて金属製被加熱物の設置面をなすトッププレートを
耐熱性ならびに対衝撃性にすぐれた透明材で形成すると
ともに、そのトッププレートの裏面に可逆性サーモペイ
ントによりやけど防止用注意喚起表示を記載して、電磁
調理器を構成した。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は上述の構成であり、本体
ケースの上部に設置されて鍋等の金属製被加熱容器の設
置面をなすトッププレートを、耐熱性ならびに対衝撃性
にすぐれた透明材の結晶化ガラスで形成するとともに、
そのトッププレートの裏面の誘導コイルの設置される側
に、例えば80℃以上で色表出する可逆性サーモペイン
トによってやけど防止用の注意喚起表示を記載し、その
注意喚起表示が被加熱容器の底で削り取られることがな
いようにし、調理器の耐用期間中その記載がいささかも
劣化しないようにした。
【0010】
【実施例】以下、図1、2、3を用いて本発明の一実施
例を説明する。
【0011】各図において、1は本体ケースであり、2
はこの本体ケース1の上面に取り付けられたトッププレ
ートである。
【0012】このトッププレート2の素材は、Li2O・
Al23・SiO2を主成分とする結晶化ガラスであり、
従来の白色不透明なものの結晶構造がβ-スポジューメ
ンであるのに対し、本発明に利用するものはβ-石英型
のものである。なお、このβ-石英型のものの結晶の大
きさは、0.1ミクロン程度であって、可視光の波長の
約0.5〜0.7ミクロンより小さいため、また、結晶と
残存ガラスの屈折率が同じなため、光は散乱することな
く透過し、したがって透明である。さらに、耐熱性や耐
衝撃性等の強度にについても、白色で不透明なものと同
等である。
【0013】3は本体ケース1内のトッププレート2の
裏面側に一定の間隙を隔てて設置された誘導コイルで、
4はトッププレート2の裏面の表面に可逆性のサーモペ
イントによって記載された注意文である。この注意文4
は、加熱調理の行われていない冷間時には発色せず、し
たがって何ら視認されることはないが、トッププレート
2が高温の鍋底によって加熱されてやけどの危険のある
温度(例えば80℃以上)になったときには、例えば図
2のように、文字の形で発色し、トッププレート表面か
ら透けて見えるようにしたものである。
【0014】5はトッププレート2と誘導コイル3との
間に配置された不透明シートで、トッププレート2を通
して本体ケース1内に収納された加熱コイル3等の構成
部品が見えないようにするための目隠し用のものであ
り、ポリアミド樹脂等で作られたものである。なお、こ
の不透明シート5の色調を発色時のサーモペイントの補
色の関係にあるものにしておくと、注意文を際立たせる
のに効果的である。
【0015】そして6は加熱出力や加熱時間等を設定す
るための操作部である。
【0016】ところで、以上の説明では、トッププレー
ト2の表面に通常設けられている鍋置き位置等の表示に
ついては何ら触れなかった。しかし、この種の誘導加熱
調理器においては、誘導コイルと鍋との位置関係こそ
が、高効率加熱を実行する場合の最重要事項であるの
で、適正設置位置の表示がなされていることは言うまで
もない。
【0017】このように構成されたものにおいて、トッ
ププレート2上に鍋が設置され、操作部6が適宜操作さ
れると、加熱動作が開始される。すると、鍋底の熱が伝
わってトッププレート2も加熱され温度上昇を起こす。
【0018】加熱調理が終了して、トッププレート2上
から鍋が下ろされたときに、トッププレート2の温度が
やけどを起こす危険な域に達している場合には、サーモ
ペイントによって記載された注意文4が図2のように発
色してトッププレート2の裏面から浮き出て視認される
ようになり、トッププレート2をうっかり素手でさわる
ことがないよう、周囲の者に対して注意を促す。
【0019】なお、言うまでもなく、鍋の設置時や位置
の調節時にトッププレート2表面との間で摩擦が発生し
ても、注意文4はトッププレート2の裏面に記載されて
いるので、磨滅・損傷を被ることはない。それ故、調理
器の耐用期間中に劣化するこはいささかもなく、常にや
けど防止の注意を表示し続けることが可能である。
【0020】そして時間が経過してトッププレート2の
温度がやけどの危険のない安全な温度に下がると、それ
までの発色表示が消える。
【0021】このように、トッププレート2を透明材で
構成するとともに、焼けど防止に関する注意文4を、そ
のトッププレート2の裏面に、やけどの危険のある温度
で色表出するサーモペイントを用いて記載したので、鍋
の設置や位置調節の際に起こす摩擦接触によって注意文
4がいたずらに削り取られることもなくなり、調理器の
耐用期間中その表示効果がいささかも劣化することな
く、常に効果的に表示されるようになった。
【0022】
【発明の効果】以上本発明によれば、トッププレートを
透明材で構成するとともに、やけど防止を喚起する注意
文を、そのトッププレートの裏面に、やけどの危険のあ
る温度で色表出するサーモペイントを用いて記載したの
で、注意文が鍋の設置や位置調節によって磨滅すること
がなくなり、調理器の耐用期間中その表示効果をいささ
かも劣化させることなく、やけど防止を常に効果的に呼
び掛けることができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明電磁調理器の斜視図である。
【図2】本発明電磁調理器の斜視図である。
【図3】本発明電磁調理器の要部の断面図である。
【符号の説明】
1:本体ケース、2:トッププレート、3:誘導コイ
ル、4:サーモペイントによる注意文、5:不透明シー
ト、6:操作部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケース(1)の上部に設置されて金
    属製被加熱物の設置面をなすトッププレート(2)を耐
    熱性ならびに対衝撃性にすぐれた透明材で形成するとと
    もに、そのトッププレートの裏面に可逆性サーモペイン
    トにより、やけど防止用注意喚起表示を記載したことを
    特徴とする電磁調理器。
JP7877099A 1999-03-24 1999-03-24 電磁調理器 Pending JP2000277244A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7877099A JP2000277244A (ja) 1999-03-24 1999-03-24 電磁調理器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7877099A JP2000277244A (ja) 1999-03-24 1999-03-24 電磁調理器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000277244A true JP2000277244A (ja) 2000-10-06

Family

ID=13671151

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7877099A Pending JP2000277244A (ja) 1999-03-24 1999-03-24 電磁調理器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000277244A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007055218A1 (ja) * 2005-11-14 2007-05-18 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 誘導加熱装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007055218A1 (ja) * 2005-11-14 2007-05-18 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 誘導加熱装置
US8426782B2 (en) 2005-11-14 2013-04-23 Panasonic Corporation Induction heating device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7087865B2 (en) Heat warning safety device using fiber optic cables
US4388520A (en) Electric cookers with warning lights
US20040238524A1 (en) Method using light emitting diodes of warning individuals about hot surfaces on stoves
US7173221B2 (en) Excessive temperature warning device using warning symbol outside fiber optic cable or light guide
JP2000277244A (ja) 電磁調理器
US20040112887A1 (en) Method of warning individuals about hot surfaces on stoves including cooktops
US20040188414A1 (en) Heat alert safety device for hot surfaces
US20030192873A1 (en) Heat warning safety device using light emitting diodes
GB2368634A (en) Cook top status indicator
KR200430581Y1 (ko) 용기온도 표시장치를 갖는 조리용기 손잡이
CN210399019U (zh) 一种电磁灶
JP2018165586A (ja) ビルトイン式加熱調理器
JP2010169270A5 (ja)
GB2083327A (en) Warning light for electric cookers
JP2822608B2 (ja) 調理器の残熱表示装置
JP2790487B2 (ja) 調理器の残熱表示装置
JPH05231649A (ja) 調理器
KR930011940A (ko) 조리기
JPH0523142Y2 (ja)
JPH1012362A (ja) 加熱調理器
JP2979211B2 (ja) 加熱調理器
JP2009150622A (ja) 加熱調理器用シート及び加熱調理器
JP2003338359A (ja) 調理器用トッププレート
JPH07158864A (ja) 加熱調理器およびその扉に用いる耐熱性透明体の製造方法
KR200266743Y1 (ko) 변색도료를 이용한 주방기구