JP2000277226A - 極細同軸フラットケーブル加工品の製造方法 - Google Patents

極細同軸フラットケーブル加工品の製造方法

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JP2000277226A
JP2000277226A JP11084152A JP8415299A JP2000277226A JP 2000277226 A JP2000277226 A JP 2000277226A JP 11084152 A JP11084152 A JP 11084152A JP 8415299 A JP8415299 A JP 8415299A JP 2000277226 A JP2000277226 A JP 2000277226A
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flat cable
outer conductor
micro coaxial
exposed
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Hodaka Sakaguchi
穂高 坂口
Naoki Katagiri
直希 片桐
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Totoku Electric Co Ltd
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Totoku Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一括接続の作業が容易に出来、接続作業の効
率化が計られ、またケーブルインピーダンスのマッチン
グ精度の向上が計れる極細同軸フラットケーブルの製造
方法を提供する。 【解決手段】 フラットケーブル体形成工程f1と、外
部導体露出工程f2と、外部導体固定工程f3と、内部
絶縁体露出工程f4と、絶縁導体ピッチ固定工程f5
と、により極細同軸フラットケーブル加工品(20)を製造
する極細同軸フラットケーブル加工品の製造方法。更
に、前記絶縁導体ピッチ固定工程f5に続いて、中心導
体露出工程f6を設けて極細同軸フラットケーブル加工
品(30)を製造する極細同軸フラットケーブル加工品の製
造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はケーブル加工品の製
造方法に関する。更に詳しくは、特にパソコンのLCD
(液晶ディスプレイ)等に適するように、極細同軸ケー
ブルに端末加工を施した高速伝送用の極細同軸フラット
ケーブル加工品の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、パソコンとLCDの接続に
は、多数本の細径ケーブルが使用されている。ディスプ
レイの画素数と色数の向上のため、その画像信号の高速
化が求められており、絶縁体に誘電率の小さいフッ素系
の樹脂を使用した同軸ケーブルが使用されるようになっ
てきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年パソコンは、ノー
ト型の普及もあって、ますます小型化,軽量化が求めら
れるようになっている。そのため、パソコン本体とLC
Dを接続する多数本のケーブル或いは多芯ケーブルもま
すます細径化されてきた。また、多数本のケーブル接続
も、狭いスペースでの配線で、しかも画像信号の高速化
から、高い精度での特性インピーダンスのマッチングが
求められている。そこで、こうした要求に対応するため
に、特にケーブルの接続作業に於いて、多数芯のケーブ
ルの一本一本について、外部導体を確実にアースに落と
し、中心導体を所定のピッチのコネクター端子や基盤の
回路に接続する必要があり、大変手間がかかるという問
題があった。
【0004】なお、前記接続作業を効率よく実施するた
めに、複数本の同軸ケーブルを所定のピッチに並べたフ
ラットケーブルとし、一括接続が行われるようにもなっ
ている。しかし、同軸ケーブル自体が細径化されるに従
って、フラットケーブル化による一括作業では、精度の
安定性や接続部の強度が不足するなどの問題が顕在化し
てきた。更に、所定のピッチのコネクター端子や基盤の
回路に接続するために、ケーブル端末のピッチの精度が
求められている。
【0005】本発明は、上記従来技術が有する各種問題
点を解決するためになされたものであり、本発明者等は
その解決について種々検討した結果、極細同軸ケーブル
であっても、一括接続の作業が容易に出来るような端末
処理を施し、ピッチ精度の向上したケーブル加工品とし
てユーザーに提供することによって、接続作業の効率化
が計られ、またケーブルインピーダンスのマッチング精
度の向上が計れる極細同軸フラットケーブル加工品の製
造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の観点として本発明
は、極細の中心導体(1) の外周に、順次、内部絶縁体
(2) 、横巻き外部導体(3) 、好ましくは更にAl−PE
Tテープ(アルミ−ポリエステルラミネートテープ)巻
回層(3a)、及びシース(4) が設けられてなる極細同軸ケ
ーブル(5) の複数本がフラット状に並べられ、粘着テー
プ(11)により固定された極細同軸フラットケーブル体
(6) の片端部又は両端部近傍の粘着テープ(11)、シース
(4)(及びAl−PETテープ巻回層(3a))が、該フラ
ットケーブル体の長さ方向にずらされることにより横巻
き外部導体(3) が露出され、この露出した外部導体(3)
が1組の金属製のグランドバー(12)により所定のピッチ
で一括接続固定され、また該グランドバー(12)より更に
端部側の外部導体(3) が除去されて内部絶縁体(2) が露
出され、この露出した内部絶縁体(2) (絶縁導体(2a))
が絶縁フィルム(14)により所定のピッチで固定されてい
る極細同軸フラットケーブル加工品(20)の製造方法であ
って、前記極細中心導体(1) の外周に、順次、内部絶縁
体(2) 、横巻き外部導体(3)、好ましくは更にAl−P
ETテープ(アルミ−ポリエステルラミネートテープ)
巻回層(3a)、及びシース(4) が設けられてなる極細同軸
ケーブル(5) の複数本を所定のピッチでフラット状に並
べ、粘着テープ(11)によりピッチを固定し極細同軸フラ
ットケーブル体(6) とするフラットケーブル体形成工程
f1:と、前記極細同軸フラットケーブル体(6) の片端
部又は両端部の所定部の表面に,該ケーブル体(6) の長
さ方向と直角にレーザー光を照射して、粘着テープ(1
1)、シース (4)、(及びAl−PETテープ巻回層(3
a))の表面にスリットを入れてから、端部側の粘着テー
プ(11)、シース (4)、(及びAl−PETテープ巻回層
(3a))を剥離の方向にずらして外部導体(3) を露出させ
る外部導体露出工程f2:と、前記工程f2により露出
した外部導体(3) を、一組の金属製のグランドバー(以
下、グランドバーと略記する)(12)により所定のピッチ
に整列するとともに、はんだにより固定し、また所定の
ピッチで溝(m)のある銅板(以下、溝付き銅板と略記
する)(13)を一方のグランドバー(12)の端部とほぼ突き
合わせるようにしてから、はんだにより露出した外部導
体(3) に固定する外部導体固定工程f3:と、前記グラ
ンドバー(12)と前記溝付き銅板(13)の隙間を支点とし、
上下にケーブル体を屈曲させて外部導体(3) を切断して
から、該外部導体(3) が固定された溝付き銅板(13)をケ
ーブルの端部長さ方向に引っ張り、切断された外部導体
(3) を溝付き銅板(13)ごと除去して内部絶縁体(2) (絶
縁導体(2a))を露出させる内部絶縁体露出工程f4:
と、前記工程f4により露出した絶縁導体(2a)に絶縁フ
ィルム(14)を接着させ、各絶縁導体(2a)のピッチを固定
する絶縁導体ピッチ固定工程f5:と、により極細同軸
フラットケーブル加工品(20)を製造する極細同軸フラッ
トケーブル加工品の製造方法にある。
【0007】上記第1の観点の極細同軸フラットケーブ
ル加工品の製造方法を用いることにより、前記極細同軸
フラットケーブル加工品(20)が効率よく製造できる。更
に、該製造方法の特徴として、先ず、粘着テープ(11)及
びシース (4)をずらせて横巻き外部導体(3) を露出させ
るために、レーザー光により粘着テープ(11)及びシース
(4)にスリットを入れるが、本願発明に用いる極細同軸
ケーブルとして、横巻き外部導体(3) の外周にAl−P
ETテープ層(3a)を設けた場合は、レーザー光によっ
て、外部導体(3) が傷つけられないという作用がある。
また、露出した外部導体(3) は、溝付き銅板(13)の溝
(m)により所定のピッチで精度良く整列することがで
き、半田付けにより精度良く固定される。また、露出し
た外部導体(3) にグランドバー(12)と溝付き銅板(13)を
半田付けしてから屈曲させることにより、溝付き銅板(1
3)とともに複数芯の外部導体(3)を一括切断、除去が可
能であり、大変効率が良い。この時、溝付き銅板(13)を
掴んで引抜き方向に力を加えることにより、内部絶縁体
(2) に応力をかけずに外部導体(3) を除去することが出
来るので、ケーブル特性に影響を与えやすい内部絶縁体
(2) を保護する作用も果す。また、前記溝付き銅板(13)
の溝(m)の形状としては、三角形状、円形状等が好ま
しいが、特に限定されるものではない。
【0008】上記第1の観点の製造方法により得られた
極細同軸フラットケーブル加工品(20)は、端部がグラン
ドバー(12)と絶縁フィルム(14)とで所定のピッチに固定
されているので、コネクターの端子への接続、基板の回
路への接続ともに、一括接続の作業が容易である。更
に、接続の信頼性も高く、かつ接続部の機械的強度も充
分とすることが出来る。また、横巻き外部導体(3) がグ
ランドバー(12)により一括導通されているので、外部導
体をアースに落とす作業も容易である。更に、粘着テー
プ(11)を剥がすことにより端部のみピッチが固定された
状態になり、配線の自由度や配線後の使用状態の自由度
を増すことが出来る。
【0009】第2の観点として本発明は、前記極細同軸
フラットケーブル加工品(20)のグランドバー(12)と絶縁
フィルム(14)との間の各内部絶縁体(2) の一部が剥離さ
れ、露出した中心導体(1) が所定のピッチで固定されて
いる極細同軸フラットケーブル加工品(30)の製造方法で
あって、前記絶縁導体ピッチ固定工程f5に続いて、前
記グランドバー(12)と絶縁フィルム(14)との間の各絶縁
導体(2a)の所定部の表面に該絶縁導体(2a)の長さ方向と
直角にレーザー光を照射して内部絶縁体(2) 表面にスリ
ットを入れてから、端部側の内部絶縁体(2) を剥離の方
向にずらして中心導体(1) を露出させる中心導体露出工
程f6:と、により極細同軸フラットケーブル加工品(3
0)を製造する極細同軸フラットケーブル加工品の製造方
法にある。
【0010】上記第2の観点の極細同軸フラットケーブ
ル加工品の製造方法を用いることにより、前記極細同軸
フラットケーブル加工品(30)が効率よく製造できる。ま
た、上記第1の観点の製造方法と同様の作用,効果を奏
する。また、上記第1の観点の製造方法により得られた
極細同軸フラットケーブル加工品(30)は、上記極細同軸
フラットケーブル加工品(20)と同様に特性等良好であ
る。また、中心導体に撚り線を用い、一括半田コートを
施すことにより更に強調される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の内容を、図に示す
実施の形態により更に詳細に説明する。なお、これによ
り本発明が限定されるものではない。図1は本発明の極
細同軸フラットケーブル加工品の製造方法の一実施形態
を示すフロー図である。図2は本発明の極細同軸フラッ
トケーブル加工品の製造方法に用いる溝付き銅板の一実
施形態を示す略図である。図3は本発明の製造方法に用
いる極細同軸ケーブルの一実施形態を示す断面図であ
る。図4は本発明の外部導体固定工程f3終了後のケー
ブル加工品中間体を示す略図であり、接着テープ、端部
のシース及びAl−PET層をずらして横巻き外部導体
を露出させ、外部導体に1 組のグランドバーと溝付き銅
板を半田付けしている様子を拡大して示している。図5
は本発明の実施形態1の製造方法により得られた極細同
軸フラットケーブル加工品の端部を拡大して示す略図で
ある。また、図6は本発明の実施形態2の製造方法によ
り得られた極細同軸フラットケーブル加工品の端部を拡
大して示す略図である。
【0012】これらの図において、1は中心導体、2は
内部絶縁体、2aは絶縁導体、3は横巻き外部導体( シー
ルド層) 、3aはAl−PETテープ巻回層、4はシー
ス、5は極細同軸ケーブル、11は接着テープ、12は
グランドバー、13は溝付き銅板、14は絶縁フィル
ム、20,30は極細同軸フラットケーブル加工品、ま
たmは溝である。
【0013】−実施の形態1− 実施の形態1について、図1〜図5を用いて説明する。
先ず中心導体(1) として、0.03mmφ錫メッキ銅合金線
の7本撚りの外周に、内部絶縁体(2) として、厚さ0.06
mmのフッ素系樹脂を被覆した。次に前記内部絶縁体
(2) の外周に、素線径0.03mmφの錫メッキ銅合金線に
より、横巻き外部導体(3) を施し、更にAl面を内側に
向けたAl−PETテープ(3a)を巻き付け、シース (4)
として着色PETテープ巻きを施して、外径0.33mmφ
の極細同軸ケーブル(5) とした。次に、前記極細同軸ケ
ーブル(5) の20芯を0.5 mmピッチで並べて上下から
接着テープ(11)を貼り合わせてピッチを固定し、極細同
軸フラットケーブル体(6) とした。──(フラットケー
ブル体形成工程f1)
【0014】次に、前述のようにして得られた極細同軸
フラットケーブル体(6) を長さ130mmに切断した。
次に両端からそれぞれ15mmの位置にレーザー光により
両面からスリットを入れ、粘着テープ(11)、シース (4)
及びAl−PETテープ層(3a)を一括して除去する方向
にずらし、横巻き外部導体(3) を露出させた。──(外
部導体露出工程f2)
【0015】次に、前記露出した横巻き外部導体(3)
を、上下から1 組の幅1 mm×厚さ0.5mmの錫メッキ
平角銅線のグランドバー(12)で挟む。次いで、前記極細
同軸フラットケーブル体(6) と同等の幅で、事前に0.
5mmピッチの三角形状の溝(m)が加工して有る厚さ
0.1 mmの銅板(13)の1 枚をグランドバー(12)の1枚に
接するようにし、また溝(m)に横巻き外部導体(3) の
それぞれを、0.5mmピッチに精度良く整列して固定
し、外部導体(3) とグランドバー(12)と溝付き銅板(13)
をはんだ付けした。──(外部導体固定工程f3)
【0016】次に、前記グランドバー(12)と溝付き銅板
(13)の境目近傍を支点として上下方向にケーブルを一回
以上屈曲させ、外部導体(3) を切断した。そして、複数
芯の端部の外部導体(3) を一括して除去して内部絶縁体
(2) ( 絶縁導体(2a)) を露出させた。──(内部絶縁体
露出工程f4)
【0017】次に、各絶縁導体(2a)のピッチを保持した
まま、該各絶縁導体(2a)の端部に絶縁フィルム(14)を貼
付けピッチを固定することにより、一括接続が容易な極
細同軸フラットケーブル加工品(20)を完成した。──
(絶縁導体ピッチ固定工程f5)
【0018】−実施の形態2− 実施の形態2について、図1〜図4、及び図6を用いて
説明する。前記実施形態1により得られた極細同軸フラ
ットケーブル加工品(20)の絶縁フィルム(14)とグランド
バー(12)との間の内部絶縁体(2) にレーザー光でスリッ
トを入れ、ピッチを固定した絶縁フィルム(14)を端部側
にずらして内部絶縁体(2) の一部を剥離し、中心導体
(1) を露出させた。──(中心導体露出工程f6) 次に絶縁体ピッチを固定した絶縁フィルム(14)より先端
の部分を切断して、端末処理済で一括接続が容易な極細
同軸フラットケーブル加工品(30)を完成した。
【0019】更に、図示はしないが、前記ケーブル加工
品の端部を半田浴に浸漬させ、露出した撚り線の中心導
体に半田コートを施す事により、一括接続の作業性をよ
り一層改善することも出来る。また、接着テープ(11)を
剥がすことにより、端部のピッチのみが固定されてい
て、他の部分は自由に動き得る使い勝手の良いケーブル
加工品とすることも出来る。
【0020】
【発明の効果】本発明のケーブル加工品の製造方法の特
徴として、先ず、シースをずらせて横巻き外部導体を露
出させるために、レーザー光により接着テープ及びシー
スにスリットを入れるが、本願発明に用いる同軸ケーブ
ルは横巻き外部導体の外周にAl−PETテープ層があ
るので、このときレーザー光によって、外部導体が傷つ
けられないという特徴がある。また、露出した外部導体
にグランドバーと溝付き銅板を半田付けすることによ
り、該銅板とともに複数芯の外部導体を一括切断,除去
が可能であり、大変効率が良い。この時、銅板を掴んで
引抜き方向に力を加えることにより、内部絶縁体に応力
をかけずに外部導体を除去することが出来るので、ケー
ブル特性に影響を与えやすい内部絶縁体を保護する役目
も果す。
【0021】また、本発明の製造方法により得られたケ
ーブル加工品は、端部がグランドバーと絶縁テープとで
所定のピッチに固定されているので、コネクターの端子
への接続、基板の回路への接続ともに一括接続の作業が
容易である。更に、中心導体が露出しているケーブル加
工品に於いても同様であり、共に接続の信頼性が高く、
かつ接続部の機械的強度も充分とすることが出来る。こ
のことは、撚り線の中心導体に一括半田コートを施すこ
とにより、更に強調される。また、横巻き外部導体がグ
ランドバーにより一括導通されているので、外部導体を
アースに落とす作業も容易である。更に、粘着テープを
剥がすことにより端部のみピッチが固定された状態にな
り、配線の自由度や配線後の使用状態の自由度を増すこ
とが出来る。従って、本発明の製造方法により得られた
ケーブル加工品は、パソコンの液晶ディスプレイ用等に
使用される、複数本の極細同軸ケーブルの接続作業を効
率よく実施し、接続の精度、確実性、強度を向上した端
末加工処理済みのケーブル加工品となるので、産業に寄
与する効果は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の極細同軸フラットケーブル加工品の製
造方法の一実施形態を示すフロー図である。
【図2】本発明の極細同軸フラットケーブル加工品の製
造方法に用いる溝付き銅板の一実施形態を示す略図であ
る。
【図3】本発明の製造方法に用いる極細同軸ケーブルの
一実施形態を示す断面図である。
【図4】本発明の外部導体固定工程f3終了後のケーブ
ル加工品中間体を示す略図である。
【図5】本発明の実施形態1の製造方法により得られた
極細同軸フラットケーブル加工品の端部を拡大して示す
略図である。
【図6】本発明の実施形態2の製造方法により得られた
極細同軸フラットケーブル加工品の端部を拡大して示す
略図である。
【符号の説明】
1 中心導体 2 内部絶縁体 2a 絶縁導体 3 横巻き外部導体( シールド層) 3a Al−PETテープ巻回層 4 シース 5 極細同軸ケーブル 11 接着テープ 12 グランドバー 13 溝付き銅板 14 絶縁フィルム 20,30 極細同軸フラットケーブル加工品 m 溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 極細の中心導体(1) の外周に、順次、内
    部絶縁体(2) 、横巻き外部導体(3) 、好ましくは更にA
    l−PETテープ(アルミ−ポリエステルラミネートテ
    ープ)巻回層(3a)、及びシース(4) が設けられてなる極
    細同軸ケーブル(5) の複数本がフラット状に並べられ、
    粘着テープ(11)により固定された極細同軸フラットケー
    ブル体(6) の片端部又は両端部近傍の粘着テープ(11)、
    シース(4)(及びAl−PETテープ巻回層(3a))が、
    該フラットケーブル体の長さ方向にずらされることによ
    り横巻き外部導体(3) が露出され、この露出した外部導
    体(3) が1組の金属製のグランドバー(12)により所定の
    ピッチで一括接続固定され、また該グランドバー(12)よ
    り更に端部側の外部導体(3) が除去されて内部絶縁体
    (2) が露出され、この露出した内部絶縁体(2) (絶縁導
    体(2a))が絶縁フィルム(14)により所定のピッチで固定
    されている極細同軸フラットケーブル加工品(20)の製造
    方法であって、 前記極細中心導体(1) の外周に、順次、内部絶縁体(2)
    、横巻き外部導体(3)、好ましくは更にAl−PETテ
    ープ(アルミ−ポリエステルラミネートテープ)巻回層
    (3a)、及びシース(4) が設けられてなる極細同軸ケーブ
    ル(5) の複数本を所定のピッチでフラット状に並べ、粘
    着テープ(11)によりピッチを固定し極細同軸フラットケ
    ーブル体(6) とするフラットケーブル体形成工程f1:
    と、 前記極細同軸フラットケーブル体(6) の片端部又は両端
    部の所定部の表面に,該ケーブル体(6) の長さ方向と直
    角にレーザー光を照射して、粘着テープ(11)、シース
    (4)、(及びAl−PETテープ巻回層(3a))の表面に
    スリットを入れてから、端部側の粘着テープ(11)、シー
    ス (4)、(及びAl−PETテープ巻回層(3a))を剥離
    の方向にずらして外部導体(3) を露出させる外部導体露
    出工程f2:と、 前記工程f2により露出した外部導体(3) を、一組の金
    属製のグランドバー(12)により所定のピッチに整列する
    とともに、はんだにより固定し、また所定のピッチで溝
    (m)のある銅板(13)を一方のグランドバー(12)の端部
    とほぼ突き合わせるようにしてから、はんだにより露出
    した外部導体(3) に固定する外部導体固定工程f3:
    と、 前記グランドバー(12)と前記溝(m)のある銅板(13)の
    隙間を支点とし、上下にケーブル体を屈曲させて外部導
    体(3) を切断してから、該外部導体(3) が固定された溝
    (m)のある銅板(13)をケーブルの端部長さ方向に引っ
    張り、切断された外部導体(3) を溝(m)のある銅板(1
    3)ごと除去して内部絶縁体(2) (絶縁導体(2a))を露出
    させる内部絶縁体露出工程f4:と、 前記工程f4により露出した絶縁導体(2a)に絶縁フィル
    ム(14)を接着させ、各絶縁導体(2a)のピッチを固定する
    絶縁導体ピッチ固定工程f5:と、 により極細同軸フラットケーブル加工品(20)を製造する
    ことを特徴とする極細同軸フラットケーブル加工品の製
    造方法。
  2. 【請求項2】前記極細同軸フラットケーブル加工品(20)
    のグランドバー(12)と絶縁フィルム(14)との間の各内部
    絶縁体(2) の一部が剥離され、露出した中心導体(1) が
    所定のピッチで固定されている極細同軸フラットケーブ
    ル加工品(30)の製造方法であって、 前記請求項1の絶縁導体ピッチ固定工程f5に続いて、
    前記グランドバー(12)と絶縁フィルム(14)との間の各絶
    縁導体(2a)の所定部の表面に該絶縁導体(2a)の長さ方向
    と直角にレーザー光を照射して内部絶縁体(2) 表面にス
    リットを入れてから、端部側の内部絶縁体(2) を剥離の
    方向にずらして中心導体(1) を露出させる中心導体露出
    工程f6:と、により極細同軸フラットケーブル加工品
    (30)を製造することを特徴とする極細同軸フラットケー
    ブル加工品の製造方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6837741B2 (en) 2003-03-17 2005-01-04 Fujikura Ltd. Connector and cable positioning member of connector
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