JP2000277217A - フローティングコネクタ - Google Patents

フローティングコネクタ

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JP2000277217A
JP2000277217A JP11076540A JP7654099A JP2000277217A JP 2000277217 A JP2000277217 A JP 2000277217A JP 11076540 A JP11076540 A JP 11076540A JP 7654099 A JP7654099 A JP 7654099A JP 2000277217 A JP2000277217 A JP 2000277217A
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    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/629Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
    • H01R13/631Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances for engagement only
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R24/00Two-part coupling devices, or either of their cooperating parts, characterised by their overall structure
    • H01R24/38Two-part coupling devices, or either of their cooperating parts, characterised by their overall structure having concentrically or coaxially arranged contacts

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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コネクタ本体(4)を、相手方コネクタ(5
0)の挿入方向に合わせて、揺動及び移動自在に支持す
ることができ、しかも、小型化することができるフロー
ティングコネクタを提供する。 【解決手段】 リング板(14)と、リング板(14)
の外周に沿って湾曲しながら上方に傾斜する少なくとも
3枚の円弧状板バネ片(15)とを、一枚の薄肉金属板
を打ち抜いて一体に成形したスプリングワッシャー
(2)を用いて、コネクタ本体(4)を、筒状シェル
(3)内で揺動若しくは移動自在となるように、起立支
持する。スプリングワッシャー(2)は、円弧状板バネ
片(15)が互いに重ならずに撓み、コイルスプリング
のように、上下に水平な巻端を設ける必要がないので、
狭い収容スペースに配設することが可能で、フローティ
ングコネクタが大型化しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、相手方コネクタ
の挿入方向に合わせて筒状シェル内で、コネクタ本体を
揺動及び移動自在とし、コネクタ本体と相手方コネクタ
の各取付板に対する取り付け誤差が生じていても、両者
を無理なく嵌合接続させるフローティングコネクタに関
する。
【0002】
【従来の技術】フローティングコネクタは、パネルやシ
ャーシなどに取り付けられるレセプタクルコネクタの一
種で、相手方コネクタとの位置合わせを容易にするた
め、コネクタ本体を揺動、移動自在としたものである。
【0003】例えば、嵌合する2つのコネクタが、いず
れもパネルに取り付けられるレセプタクルコネクタであ
ったとすると、電子機器の筺体内では、各パネルを筺体
に固定させると、両者が自然に嵌合接続するように、そ
のパネルへの取付位置が決定される。しかしながら、コ
ネクタの取り付けに、若しくは、パネルの筺体への固定
位置に、設計値との誤差が生じると、両者は嵌合接続せ
ず、強制的に嵌合させようとすると、その部品を破損さ
せることとなる。
【0004】そこで、一方若しくは双方のレセプタクル
コネクタを、フローティングコネクタとすることによっ
て、多少の誤差があっても、コネクタ本体の揺動、移動
によって誤差を吸収し、無理なく両者を嵌合接続させる
ものである。
【0005】この従来のフローティングコネクタ100
の構造を、図5を用いて説明する。図に示すように、こ
のフローティングコネクタ100は、筒状シェル101
に一体に形成されたフランジ部101aに、取り付けネ
ジ102を挿通させることによって、パネル103に固
定される。
【0006】筒状シェル101は、前方(図中、右方)
が開口し、後方が底板部104で覆われた円筒状に形成
され、底板部104の前面側である内底面104aの中
央に、後述する同軸ケーブル105を挿通させる貫通孔
106が穿設されている。
【0007】この筒状シェル101に、コネクタ本体1
10が遊嵌する状態で収容される。コネクタ本体110
は、前方にコネクタ挿入孔111が凹設された円筒状の
ハウジング本体112と、コネクタ挿入孔111の後方
でハウジング本体112内に固定された絶縁インシュレ
ータ113と、絶縁インシュレータ113に植設された
プラグピン114と、ハウジング本体112のコネクタ
挿入孔111に臨む内壁面に嵌着された筒状アース金具
115から構成されている。
【0008】このコネクタ本体110は、筒状シェル1
01の内底面104aとの間に設けられたコイルスプリ
ング116により、前方へ付勢され、筒状シェル101
の内側面に形成されたストッパー107にハウジング本
体112が弾性接触し、筒状シェル101から前方へ脱
落しないようになっている。
【0009】プラグピン114の後端には、同軸ケーブ
ル105の中心導体105aが固着され、同軸ケーブル
105は、ハウジング本体112の後方から、筒状シェ
ル101の貫通孔106を挿通して、パネル103の内
方に引き出されている。
【0010】このように構成されたフローティングコネ
クタ100に、図中破線で示すように、位置ずれした方
向(異なる角度θで、中心軸がδ偏位した方向)から、
相手方コネクタ120が挿入される場合について、説明
する。
【0011】相手方コネクタ120の挿入の際には、相
手方コネクタ120のスリーブ部125が筒状アース金
具115の内面に当接し、偏った方向から相手方コネク
タ120の挿入力を受けたコネクタ本体110は、コイ
ルスプリング116が偏って撓み、相手方コネクタ12
0の挿入方向に一致するように、筒状シェル101内で
移動する。
【0012】これにより、相手方コネクタ120は、コ
ネクタ挿入孔111内に挿入可能となり、挿入される
と、帯状ターミナル121が撓んでプラグピン114に
弾性接触し、また、その周囲に固定された接地金具12
2が筒状アース金具115の内側に嵌合接続する。従っ
て、帯状ターミナル121は、同軸ケーブル105の中
心導体105aに電気接続し、フローティングコネクタ
100と相手方コネクタ120は、嵌合接続する。
【0013】尚、このとき、筒状アース金具115は、
外側に撓むことで接地金具122に弾性接触し、これに
よって、相手方コネクタ120が簡単に抜け出さない所
定の抜去力が得られる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】この従来のフローティ
ングコネクタ100にあっては、コイルスプリング11
6を用いて、コネクタ本体110を揺動及び移動自在と
しているので、所定の角度で揺動させる場合には、その
一部を圧縮させて、揺動角度に応じて一定量以上撓ま
せ、また、待機状態に復帰させる必要がある。従って、
一体の弾力で復帰させるため、多数の巻数のコイルスプ
リング116を用いる必要があり、また、撓ませる際に
は、隣り合うコイルが圧縮の際に重なるので、巻数を多
くして、その撓み量分撓ませる必要がある。
【0015】更に、コネクタ本体110を、筒所シェル
101の内側面のいずれにも接触しないように垂直に支
持する必要があるので、筒状シェル101の内底面10
4aと平行となるように、コイルスプリング110の巻
端を形成する必要がある。そこで、螺旋状の巻回部の両
端に、リング状の巻端を少なくとも一巻き余分に形成す
る必要があり、巻数が増加した長いコイルスプリングと
なる。
【0016】これらのことから、コイルスプリング11
6を収容するコネクタ本体110と筒状シェル101の
内底面104a間のバネ収容スペースが大きくなり、筒
状シェル101のパネル103からの突出長さが長くな
るなどによって、小型化が要求される電子機器の筺体に
は適さないものであった。
【0017】この発明は、以上の問題点を解決するため
になされたもので、コネクタ本体110を揺動及び移動
自在に支持することができ、しかも、小型化することが
できるフローティングコネクタを提供することを目的と
する。
【0018】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、請求項1のフローティングコネクタは、前方から
挿入される相手方コネクタと嵌合接続するコネクタ本体
と、前方に開口し、コネクタ本体を遊嵌させた状態で収
容する筒状シェルと、コネクタ本体の後方から、筒状シ
ェルの内底面に穿設された貫通孔を挿通して引き出され
るケーブルと、コネクタ本体と筒状シェルの内底面の間
に配設され、コネクタ本体を、前方へ付勢し、筒状シェ
ルの内側面に設けられたストッパーへ弾性接触させる弾
性部材とを備え、相手方コネクタの挿入方向に合わせ
て、コネクタ本体を、筒状シェル内で揺動及び移動自在
とするフローティングコネクタにおいて、弾性部材は、
リング板と、リング板の外周に沿って湾曲する少なくと
も3枚の円弧状板バネ片とを、一枚の薄肉金属板を打ち
抜いて一体に成形したスプリングワッシャーであり、各
板バネ片は、リング板をほぼ等角度で分割するリング板
の外周位置から、緩やかに立ち上がるように片持ち支持
されていることを特徴とする。
【0019】リング板を等角度で分割する位置に片持ち
支持された少なくとも3枚の円弧状板バネ片で、コネク
タ本体を支持するので、相手方コネクタがいずれの方向
から挿入されても、いずれかの円弧状板バネ片が撓み、
その挿入方向にコネクタ本体を一致させることができ
る。
【0020】円弧状板バネ片は、リンク板とともに、一
枚の薄肉金属板を打ち抜いて形成されるので、互いの板
バネ片やリング板と重なることなく、バネ収容スペース
が大きくならない。
【0021】コネクタ本体の後方から引き出されるケー
ブルは、リング板を挿通させて、筒状シェルの貫通孔へ
挿通させることができる。
【0022】また、請求項2のフローティングコネクタ
は、2枚のスプリングワッシャーを、互いのリング板の
背面が対向するように積み重ね、各スプリングワッシャ
ーの円弧状板バネ片を、それぞれ、コネクタ本体と、筒
状シェルの内底面に弾性接触させたことを特徴とする。
【0023】2枚のスプリングワッシャーを、互いのリ
ング板の背面が対向するように積み重ねることによっ
て、各スプリングワッシャーの板バネ片は、それぞれコ
ネクタ本体と筒状シェルの内底面に弾性接触し、コネク
タ本体を筒状シェル内に起立支持する。
【0024】2枚のスプリングワッシャーを積み重なる
だけで、弾性部材による撓み量を2倍の長さとすること
ができ、同一部品を、異なる弾力と撓み量が要求される
2種類のフローティングコネクタの弾性部材に兼用でき
る。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態を図
1乃至図4で説明する。
【0026】図1は、本実施の形態に係るフローティン
グコネクタ1の縦断面図、図2は、同フローティングコ
ネクタ1の平面図、図3(a)は、スプリングワッシャ
ー2の斜視図、(b)は、同平面図、(c)は、(b)
のA−A線断面図、図4は、揺動した状態を示すフロー
ティングコネクタ1の縦断面図である。
【0027】このフローティングコネクタ1も、前述の
従来のコネクタ100と同様、筒状シェル3に一体に形
成されたフランジ部3aへ、図示しない取り付けネジを
挿通させることによって、パネルに固定されるレセプタ
クルコネクタである。
【0028】筒状シェル3は、導電性の金属材料によっ
て、後述する円筒状のコネクタ本体4を収容するよう
に、全体がほぼ円筒形状に形成されている。筒状シェル
3の前方(図1において上方)は、開口し、前方から挿
入される相手方コネクタ50をコネクタ本体4へ挿入可
能とし、後方は、貫通孔5が中央に穿設された底板部6
で覆われている。図のように、貫通孔5は、コネクタ本
体4の引き出し部4aと、引き出し部4a内に挿入され
た同軸ケーブル7を、パネルの内方へ挿通させるもので
ある。
【0029】引き出し部4aと貫通孔5の内面との間を
含め、コネクタ本体4と筒状シェル3の内側面3aの間
には、所定の間隙が形成され、これによって、コネクタ
本体4は、筒状シェル3内に遊嵌され、揺動及び水平方
向へ移動自在となっている。
【0030】コネクタ本体4は、円筒状絶縁インシュレ
ータ8の外周面に、金属製のアース筒体9が、円筒の内
周面にコンタクトターミナル10が、それぞれ取り付け
られている。
【0031】アース筒体9の後方(図1において下方)
は、前述した同軸ケーブル7を挿通させるコネクタ本体
4の引き出し部4aとなり、アース筒体9の前方は、前
後方向に複数のすり割り9aが形成されて、アース筒体
9の半径方向に弾性変形するようになっている。このす
り割り9aと交差するように、アース筒体9の外周面に
は、帯状のロックスプリング11が巻回され、相手方コ
ネクタ50が挿入された際に、その接地金具51を外方
から締め付けるようにしている。
【0032】アース筒体9の前方とロックスプリング1
1は、円筒状の保護金具12で覆われている。保護金具
12は、コネクタ本体4の外形を形成するものであり、
異なる方向から相手方コネクタ50が挿入されるとその
外周に当接し、相手方コネクタ50の挿入方向と一致す
るように、コネクタ本体4全体を移動させるように作用
する。
【0033】コンタクトターミナル10には、前端から
コンタクト接触部10aが、後端から導体接続部10b
が、それぞれその中心軸方向に凹設されている。コンタ
クト接触部10aは、相手方コネクタ50のプラグピン
52を挿入させるもので、挿入されるプラグピン52が
嵌合接触するように、その内径が定められている。導体
接続部10bは、同軸ケーブル7の中心導体7aと電気
接続するもので、後方から中心導体7aを挿入した後、
その周囲を加締めて、機械的、及び電気的に接続するも
のである。尚、この接続の際、同軸ケーブル7の外部導
体(図示せず)は、同軸ケーブル7の外皮上に折り返さ
れた後、引き出し部4aでその周囲が加締められ、アー
ス筒体9に電気接続する。
【0034】このように構成されたコネクタ本体4は、
アース筒体9と筒状シェル3の底板部6との間に設けら
れた2枚のスプリングワッシャー2、2により前方へ付
勢され、筒状シェル3の内側面3aに形成されたストッ
パー13に当接し、筒状シェル3内で、揺動及び移動自
在に位置決めされている。
【0035】スプリングワッシャー2は、図3に示すよ
うに、リング板14と3枚の板バネ片15を、例えば銅
合金などの一枚の薄肉金属板から打ち抜いて、一体に形
成したものである。
【0036】リング板14の内径は、その中心にコネク
タ本体4の引き出し部4aを挿通させるように、引き出
し部4aの外径よりわずかに大きい内径となっている。
板バネ片15は、リング板14の外周位置に連結される
もので、3枚の板バネ片15は、それぞれ、リング板1
4を120度間隔で分割した3カ所の位置に連結されて
いる。
【0037】図のように、3枚の板バネ片15は、同一
形状に形成され、リング板14の外周に沿って湾曲する
円弧状となっている。また、板バネ片15は、リング板
14と連結する基端から、緩やかな傾斜面が形成される
ように斜め上方に折り曲げられ、板バネ片15を、基端
を固定端とした片持ちバネとして作用させている。
【0038】板バネ片15の先端、すなわち自由端は、
リング板14と平行となるように折り曲げられた当接部
15aとなっている。従って、3箇所の当接部15a上
に支持されるコネクタ本体4は、スプリングワッシャー
2によって、リング板14と平行に支持することができ
る。
【0039】本実施の形態では、図1、図4に示すよう
に、同形状のスプリングワッシャー2を、2枚積み重ね
て、弾性部材として用いる。すなわち、それぞれのリン
グ板部14の背面14aが向かい合い、一方の板バネ片
15が上方に傾斜し、他方が下方に傾斜するように、2
枚のスプリングワッシャー2を積み重ね、アース筒体9
(コネクタ本体4)の段部と底板部6の前面側、すなわ
ち筒状シェル3の内底面6aとの間に配設する。
【0040】このとき、板バネ片15先端の当接部15
aは、リング板14と平行となっているので、上下の当
接部15aも互いに平行となり、コネクタ本体9を内底
面6aと平行に支持することができるので、コネクタ本
体9は、図1に示す待機状態で、筒状シェル3のいずれ
の内側面3aにも接触せず、筒状シェル3の中心軸に沿
って起立支持される。
【0041】このように構成されたフローティングコネ
クタ1に、図中一点鎖線で示す相手方コネクタ50が、
偏った方向から挿入される場合について、説明する。
【0042】偏った方向から相手方コネクタ50が挿入
されると、始めに保護金具12が当接し、偏った方向か
ら相手方コネクタ50の挿入力を受ける。図4に示すよ
うに、この挿入力によって、2枚のスプリングワッシャ
ー2は、その偏った方向にある板バネ片15が大きく撓
み、コネクタ本体4を、相手方コネクタ50の挿入方向
に一致するように、筒状シェル3内で揺動若しくは移動
させる。
【0043】これによって、相手方コネクタ50は、保
護金具12に案内され、アース筒体9内に無理なく挿入
可能となる。完全に挿入されると、プラグピン52は、
コンタクト接触部10aに嵌合接触し、接地金具51
は、ロックスプリング11に付勢されたアース筒体9と
弾性接触する。従って、相手方コネクタ50のプラグピ
ン52は、同軸ケーブル7の中心導体7aに電気接続
し、接地金具51は、同軸ケーブル7の外部導体に電気
接続する。
【0044】相手方コネクタ50を引き抜くと、各板バ
ネ片15の弾性によって、スプリングワッシャー2は、
原位置に復帰し、コネクタ本体4は、筒状シェル3内で
起立した図1に示す待機状態にもどる。
【0045】尚、上述の実施の形態においては、筒状シ
ェル3は、円筒状であるが、コネクタ本体の外形に合わ
せて任意の形状でよく、例えば、角筒状であってもよ
い。
【0046】また、上述の実施の形態では、スプリング
ワッシャー2を二枚積み重ねて、弾性部材としたが、弾
性部材として使用するスプリングワッシャー2の数は、
これに限らず、要求される撓み量に合わせて、一枚のみ
若しくは3枚以上を積み重ねて用いてもよい。
【0047】また、1枚のスプリングワッシャー2につ
いて、4枚以上の板バネ片15をリング板14の周囲の
位置に連結してもよく、また、その自由端の当接部15
aは、コネクタ本体4を筒状シェル3内に起立支持でき
るものであれば、必ずしも、リング板14と平行に折り
曲げなくてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
コネクタ本体4がいずれの方向に揺動若しくは移動して
も、いずれかの板バネ片が大きく撓むことによって、原
位置に復帰させることができる。
【0049】また、コイルスプリングのように平行な巻
端を形成する必要がなく、撓んだ際に、互いの板バネ片
やリング板が重ならないスプリングワッシャー2を用い
るので、弾性部材の収容スペースを、大きくとらず、フ
ローティングコネクタ1の小型化が可能となる。
【0050】また、請求項2の発明によれば、上記に加
えて、2枚のスプリングワッシャーを積み重なるだけ
で、弾性部材による撓み量を2倍の長さとすることがで
き、同一部品を、異なる弾力と撓み量が要求される2種
類のフローティングコネクタの弾性部材に兼用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るフローティングコネクタ1
の縦断面図である。
【図2】フローティングコネクタ1の平面図である。
【図3】スプリングワッシャー2の(a)は、斜視図、
(b)は、平面図、(c)は、(b)のA−A線断面図
である。
【図4】図4は、揺動した状態を示すフローティングコ
ネクタ1の縦断面図である。
【図5】従来のフローティングコネクタ100と相手方
コネクタ120の要部縦断面図である。
【符号の説明】
1 フローティングコネクタ 2 弾性部材(スプリングワッシャー) 3 筒状シェル 4 コネクタ本体 5 貫通孔 6a 内底面 7 ケーブル 14 リング板 14a リング板の背面 15 円弧状板バネ片 50 相手方コネクタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前方から挿入される相手方コネクタ(5
    0)と嵌合接続するコネクタ本体(4)と、 前方に開口し、コネクタ本体(4)を遊嵌させた状態で
    収容する筒状シェル(3)と、 コネクタ本体(4)の後方から、筒状シェル(3)の内
    底面(6a)に穿設された貫通孔(5)を挿通して引き
    出されるケーブル(7)と、 コネクタ本体(4)と筒状シェル(3)の内底面(6
    a)の間に配設され、コネクタ本体(4)を、前方へ付
    勢し、筒状シェル(3)の内側面に設けられたストッパ
    ー(13)へ弾性接触させる弾性部材(2)とを備え、 相手方コネクタ(50)の挿入方向に合わせて、コネク
    タ本体(4)を、筒状シェル(3)内で揺動及び移動自
    在とするフローティングコネクタにおいて、 弾性部材(2)は、リング板(14)と、リング板(1
    4)の外周に沿って湾曲する少なくとも3枚の円弧状板
    バネ片(15)とを、一枚の薄肉金属板を打ち抜いて一
    体に成形したスプリングワッシャー(2)であり、 各板バネ片(15)は、リング板(14)をほぼ等角度
    で分割するリング板(14)の外周位置から、緩やかに
    立ち上がるように片持ち支持されていることを特徴とす
    るフローティングコネクタ。
  2. 【請求項2】 2枚のスプリングワッシャー(2)を、
    互いのリング板(14)の背面(14a)が対向するよ
    うに積み重ね、各スプリングワッシャー(2)の円弧状
    板バネ片(15)を、それぞれ、コネクタ本体(4)
    と、筒状シェル(3)の内底面(6a)に弾性接触させ
    たことを特徴とする請求項1記載のフローティングコネ
    クタ。
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Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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