JP2017091651A - ケーブルコネクタ及びハーネス - Google Patents

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Abstract

【課題】ケーブルコネクタ自体にフローティング機能を搭載させる技術を提供する。【解決手段】ケーブルコネクタは、ケーブルの端部に取り付けられる。ケーブルコネクタは、複数の端子と、複数の端子を保持するハウジングと、を有するコネクタ本体7と、コネクタ本体7を弾性支持するバネ支持部材8と、ケーブルの端部に固定されると共に、バネ支持部材8を収容して保持する外殻と、を備える。バネ支持部材8は、外殻に固定されるバネ支持固定部と、バネ支持固定部から同一方向に延び、外殻の径方向で弾性変形可能な複数のバネ梁26と、を備える。コネクタ本体7は、複数のバネ梁26よって支持されている。【選択図】図10

Description

本発明は、ケーブルコネクタ及びハーネスに関する。
特許文献1は、本願の図20に示すように、ケーブル100の端部に取り付けられたケーブルコネクタ101をプリント基板102に対してフローティング状態で取り付けるための構造を開示している。具体的には、ケーブルコネクタ101を係止するスナップリング103が、プリント基板102に取り付けられたハウジング104内で、プリント基板102の実装面と平行な方向に移動可能となっている。
特開平9−213423号公報
ところで、ケーブルの端部に取り付けるケーブルコネクタ自体にフローティング機能を搭載する技術の開発が望まれている。
しかしながら、上記特許文献1は、プリント基板102に対してケーブルコネクタ101をフローティング状態とするものであり、ケーブルコネクタ101自体にはフローティング機能が搭載されていない。
本発明の目的は、ケーブルコネクタ自体にフローティング機能を搭載させる技術を提供することにある。
本願発明の観点によれば、ケーブルの端部に取り付けられるケーブルコネクタであって、少なくとも1つの端子と、前記少なくとも1つの端子を保持するハウジングと、を有するコネクタ本体と、前記コネクタ本体を弾性支持する弾性支持部材と、前記ケーブルの前記端部に固定されると共に、前記弾性支持部材を収容して保持する外殻と、を備えたケーブルコネクタが提供される。
前記外殻は筒状であり、前記弾性支持部材は、前記外殻に固定される弾性支持固定部と、前記弾性支持固定部から同一方向に延び、前記外殻の径方向で弾性変形可能な複数の弾性梁と、を備え、前記コネクタ本体は、前記複数の弾性梁によって支持されている。
前記複数の弾性梁の何れかには、前記外殻の長手方向において互いに離れて配置されると共に前記筒状の外殻の中心軸に近付くように突出する2つの弾性梁凸部が形成されており、前記コネクタ本体は、前記中心軸から遠ざかるように突出すると共に前記2つの弾性梁凸部の間に挿入されるコネクタ本体凸部を有する。
前記2つの弾性梁凸部は、第1弾性梁凸部と、前記第1弾性梁凸部よりも前記ケーブルに近い第2弾性梁凸部と、を含み、前記第1弾性梁凸部には、前記ケーブルに近付くにつれて前記中心軸に向かって傾斜する傾斜面が形成されている。
前記第2弾性梁凸部は、前記第1弾性梁凸部よりも前記中心軸に向かって突出している。
前記2つの弾性梁凸部は、第1弾性梁凸部と、前記第1弾性梁凸部よりも前記ケーブルに近い第2弾性梁凸部と、を含み、前記第2弾性梁凸部には、前記ケーブルに近付くにつれて前記中心軸から遠ざかるように傾斜する傾斜面が形成されている。
前記第1弾性梁凸部は、前記第2弾性梁凸部よりも前記中心軸に向かって突出している。
前記第1弾性梁凸部に前記傾斜面が形成されている場合、前記コネクタ本体凸部には、前記ケーブルに近付くにつれて前記中心軸に向かって傾斜する傾斜面が形成されており、前記第2弾性梁凸部に前記傾斜面が形成されている場合、前記コネクタ本体凸部には、前記ケーブルに近付くにつれて前記中心軸から遠ざかるように傾斜する傾斜面が形成されている。
前記コネクタ本体には、前記外殻の長手方向において互いに離れて配置されると共に前記筒状の外殻の中心軸から遠ざかるように突出する2つのコネクタ本体凸部が形成されており、前記複数の弾性梁の何れかは、前記中心軸に向かって突出すると共に前記2つのコネクタ本体凸部の間に挿入される弾性梁凸部を有する。
前記2つのコネクタ本体凸部は、第1コネクタ本体凸部と、前記第1コネクタ本体凸部よりも前記ケーブルに近い第2コネクタ本体凸部と、を含み、前記第1コネクタ本体凸部には、前記ケーブルに近付くにつれて前記中心軸から遠ざかるように傾斜する傾斜面が形成されている。
前記第2コネクタ本体凸部は、前記第1コネクタ本体凸部よりも前記中心軸から遠ざかるように突出している。
前記2つのコネクタ本体凸部は、第1コネクタ本体凸部と、前記第1コネクタ本体凸部よりも前記ケーブルに近い第2コネクタ本体凸部と、を含み、前記第2コネクタ本体凸部には、前記ケーブルに近付くにつれて前記中心軸に向かって傾斜する傾斜面が形成されている。
前記第1コネクタ本体凸部は、前記第2コネクタ本体凸部よりも前記中心軸から遠ざかるように突出している。
前記第1コネクタ本体凸部に前記傾斜面が形成されている場合、前記弾性梁凸部には、前記ケーブルに近付くにつれて前記中心軸から遠ざかるように傾斜する傾斜面が形成されており、前記第2コネクタ本体凸部に前記傾斜面が形成されている場合、前記弾性梁凸部には、前記ケーブルに近付くにつれて前記中心軸に向かって傾斜する傾斜面が形成されている。
前記複数の弾性梁は、前記外殻の内周面に対して前記外殻の径方向で対向しており、前記複数の弾性梁と前記外殻の前記内周面との間には、前記複数の弾性梁の、前記筒状の外殻の中心軸から遠ざかる方向への弾性変形を許容する空間が形成されている。
前記複数の弾性梁は、前記外殻の周方向において隙間を空けて配置されており、前記コネクタ本体は、前記外殻の周方向において隣り合う2つの弾性梁の間に挿入される回転規制突起を有する。
前記回転規制突起には、前記回転規制突起を前記外殻の周方向において隣り合う前記2つの弾性梁の間に案内するための案内傾斜面が形成されている。
前記外殻は、外殻本体と、前記外殻本体に対してネジ締結された環状の外殻固定部と、を備え、前記弾性支持部材の前記弾性支持固定部は、前記筒状の外殻の中心軸から遠ざかるように突出する環状のフランジを有し、前記フランジは、前記外殻の長手方向において、前記外殻本体と前記外殻固定部との間に挟まれている。
前記ケーブルと、上記のケーブルコネクタと、を備えたハーネスであって、前記ケーブルは、複数の信号線と、前記複数の信号線を覆うシールドと、を含み、前記シールドは、前記外殻の長手方向において、前記フランジと前記外殻固定部との間に挟まれており、前記外殻本体と前記弾性支持部材は導電性であり、前記シールドは、前記弾性支持部材を介して前記外殻本体と導通している、ハーネスが提供される。
本発明によれば、前記コネクタ本体が前記外殻に対して弾性的に変位することができるので、前記ケーブルコネクタ自体にフローティング機能を搭載させることができる。
ハーネスの斜視図である。 ハーネスの分解斜視図である。 コネクタ本体の斜視図である。 コネクタ本体の側面図である。 バネ支持部材の斜視図である。 図5のA部拡大図である。 バネ支持部材の断面図である。 バネ支持部材にコネクタ本体を取り付ける様子を示す斜視図である。 バネ支持部材にコネクタ本体を取り付ける様子を示す側面断面図である。 バネ支持部材にコネクタ本体を取り付けた様子を示す斜視図である。 外殻本体の断面図である。 外殻付属ユニットの分解断面図である。 ハーネスの断面図である。 図13のB部拡大図である。 図13のC部拡大図である。 第1変形例であって、バネ支持部材にコネクタ本体を取り付ける様子を示す側面断面図である。 第2変形例であって、バネ支持部材にコネクタ本体を取り付ける様子を示す側面断面図である。 第3変形例であって、バネ支持部材にコネクタ本体を取り付ける様子を示す側面断面図である。 第4変形例であって、バネ支持部材にコネクタ本体を取り付ける様子を示す斜視図である。 特許文献1の図1に相当する図である。
以下、図1〜図15を参照して、本願発明の一実施形態を説明する。
図1にはハーネス1の斜視図を、図2にはハーネス1の分解斜視図を夫々示している。図1及び図2に示すように、ハーネス1は、ケーブル2と、ケーブル2の端部2Aに取り付けられたケーブルコネクタ3と、を備えている。
図1に示すように、ケーブル2は、複数の信号線4と、複数の信号線4を覆う編組シールド5と、編組シールド5を覆う被覆6と、を有する。
図2に示すように、ケーブルコネクタ3は、コネクタ本体7と、バネ支持部材8(弾性支持部材)と、外殻9と、を有する。外殻9は、外殻本体10と、外殻付属ユニット11と、を有する。
外殻9の外殻本体10は、筒状に細長く延びている。具体的には、外殻9の外殻本体10は、円筒状に細長く延びている。ケーブルコネクタ3を相手コネクタに嵌合したり、ケーブルコネクタ3を相手コネクタから抜去する方向は、外殻9の外殻本体10の長手方向に等しい。従って、外殻9の外殻本体10の長手方向を以下、「挿抜方向」と称する。そして、ケーブルコネクタ3を相手コネクタに嵌合する方向を「嵌合方向」又は「前方」と称し、ケーブルコネクタ3を相手コネクタから抜去する方向を「抜去方向」又は「後方」と称する。また、以降、単に「径方向」「周方向」と言う場合は、それぞれ、「外殻9の外殻本体10の径方向」「外殻9の外殻本体10の周方向」を意味するものとする。ケーブルコネクタ3は、中心軸Cを有する。中心軸Cは、ケーブルコネクタ3の中心軸であると共に、外殻9の外殻本体10の中心軸でもある。外殻9の外殻本体10の中心軸Cは、外殻9の外殻本体10の長手方向に対して平行である。「内方」は中心軸Cに近付く方向を意味し、「外方」は中心軸Cから遠ざかる方向を意味する。
(コネクタ本体7)
以下、図3及び図4を参照して、コネクタ本体7を説明する。図3にはコネクタ本体7の斜視図を、図4にはコネクタ本体7の側面図を夫々示している。図3及び図4に示すように、コネクタ本体7は、複数の端子12と、ハウジング13と、を有する。本実施形態では、コネクタ本体7は、中継基板14を更に有する。
図3に示すように、複数の端子12は、用途に応じて所望の芯数で設けられる。複数の端子12は、例えば銅などの金属によって形成されている。
ハウジング13は、複数の端子12を保持する。ハウジング13は、端子収容部15と被把持部16を有する。
端子収容部15は、挿抜方向に沿って細長く延びると共に複数の端子12を収容する。端子収容部15は、用途に応じて所望の形状に形成される。本実施形態では、端子収容部15の、挿抜方向に対して直交する断面輪郭は角丸長方形であって、前方に開口する嵌合溝17が形成されている。嵌合溝17の開口縁17Aは、丸みを帯びている。
図3及び図4に示すように、被把持部16は、上被把持部18と、下被把持部19と、2つの側方被把持部20と、を有する。
上被把持部18及び下被把持部19は、端子収容部15の後方端から外方に突出して形成されている。上被把持部18は、上方に突出している。下被把持部19は、下方に突出している。上被把持部18の突出方向と下被把持部19の突出方向は反対である。上被把持部18と下被把持部19は中心軸Cを挟んで対称の形状であるから、上被把持部18のみを説明し、下被把持部19の説明は省略する。
上被把持部18は、前方突出部21と後方突出部22(コネクタ本体凸部)、キー23を有する。前方突出部21は、挿抜方向に沿って見ると略半円状に、端子収容部15の後方端から外方へ突出している。前方突出部21は、端子収容部15の後方端から上方に突出している。後方突出部22は、前方突出部21の後方に形成されている。後方突出部22は、挿抜方向に沿って見ると略半円状に、端子収容部15の後方端から外方へ突出している。後方突出部22は、端子収容部15の後方端から上方に突出している。後方突出部22は、前方突出部21よりも大径である。後方突出部22は、前方突出部21よりも外方に突出している。図4に示すように、後方突出部22の後方端には、抜去方向に向かうにつれて内方に傾斜する傾斜面22Aが形成されている。図3に示すように、キー23は、前方突出部21の外周面21Aから更に外方へ柱状に突出している。キー23は、前方突出部21の外周面21Aから更に上方に突出している。
一方の側方被把持部20と他方の側方被把持部20は、中心軸Cを挟んで対称の形状である。各側方被把持部20は、端子収容部15の後方端から外方に突出している。各側方被把持部20は、端子収容部15の後方端から側方に突出している。各側方被把持部20は、抜去方向に細長く延びている。図4に示すように、各側方被把持部20の後方端には、抜去方向に向かって先細るように傾斜する2つの案内傾斜面20Aが形成されている。
中継基板14は、被把持部16の更に後方に配置されている。中継基板14には、ケーブル2の複数の信号線4を複数の端子12に接続するための回路が形成されている。また、中継基板14には、例えば抵抗器やコンデンサーなどの回路素子が搭載されている。
(バネ支持部材8)
次に、図5〜図7を参照して、バネ支持部材8を説明する。バネ支持部材8は、コネクタ本体7を弾性支持する部材である。図5にはバネ支持部材8の斜視図を、図6には図5のA部拡大図を、図7にはバネ支持部材8の断面図を夫々示している。
図5及び図7に示すように、バネ支持部材8は、バネ支持固定部25(弾性支持固定部)と、4つのバネ梁26(弾性梁)と、を有する。
バネ支持固定部25は、外殻9に固定される部分である。即ち、バネ支持固定部25は、外殻9に対する相対的な変位が禁止される。図5及び図7に示すように、バネ支持固定部25は、挿抜方向に延びる円筒状に形成されている。バネ支持固定部25の後方端には、外方及び内方に膨らみ出る環状のフランジ27が形成されている。
各バネ梁26は、バネ支持固定部25の前方端から更に前方に突出している。4つのバネ梁26は、バネ支持固定部25の前方端から同一方向に延びている。各バネ梁26は、バネ支持固定部25の前方端からコネクタ本体7に向かって延びている。各バネ梁26は、バネ支持固定部25の前方端から、ケーブル2から離れる方向に延びている。各バネ梁26は、バネ支持固定部25の前方端から、相手コネクタに向かって延びている。各バネ梁26は、挿抜方向に細長く延びている。各バネ梁26は、径方向に弾性変形可能となるように、径方向において肉薄となるように形成されている。なお、外殻9の中心軸Cに対して直交する断面における各バネ梁26の形状は実質的に円弧状であるものの、径方向において十分に肉薄とされているので、問題なく径方向に弾性変形可能となっている。各バネ梁26は、周方向において隙間Gを空けて配置されている。4つの隙間Gのうち上方に位置する隙間G1の周方向における寸法M1と、下方に位置する隙間G2の周方向における寸法M2は、略等しい。4つの隙間Gのうち側方に位置する2つの隙間G3の周方向における寸法M3は、互いに略等しい。そして、寸法M1及び寸法M2は、寸法M3よりも小さく設定されている。
図6に示すように、各バネ梁26には、挿抜方向において互いに離れて配置されると共に、内方に突出する、前方バネ凸部28(第1弾性梁凸部、弾性梁凸部)及び後方バネ凸部29(第2弾性梁凸部、弾性梁凸部)が形成されている。前方バネ凸部28及び後方バネ凸部29は、各バネ梁26の内方を向く面である内面30から内方に突出している。前方バネ凸部28及び後方バネ凸部29は、各バネ梁26の前方端から内方に突出している。前方バネ凸部28及び後方バネ凸部29は、各バネ梁26から中心軸Cに向かって突出している。
前方バネ凸部28は、後方バネ凸部29よりも前方に配置されている。前方バネ凸部28の前方端には、後方に向かうにつれて内方に傾斜するバネ傾斜面31(傾斜面)が形成されている。後方バネ凸部29は、前方バネ凸部28よりも内方に突出している。即ち、図6及び図7に示すように、前方バネ凸部28と中心軸Cとの間の距離28Dと、後方バネ凸部29と中心軸Cとの間の距離29Dとの間には、距離28D>距離29Dの関係が成立している。
次に、図8〜図10を参照して、コネクタ本体7のバネ支持部材8への取り付けについて説明する。図8はコネクタ本体7をバネ支持部材8に取り付ける直前の様子を示す斜視図を、図9はコネクタ本体7をバネ支持部材8に取り付ける直前の様子を示す断面図を、図10はコネクタ本体7をバネ支持部材8に取り付けた状態を示す斜視図を、夫々示している。
本実施形態においてコネクタ本体7は、バネ支持部材8に対して抜去方向で取り付けるようになっている。具体的には、図8に示すように、先ず、コネクタ本体7とバネ支持部材8を挿抜方向で互いに近づけることで、コネクタ本体7の2つの側方被把持部20をバネ支持部材8の2つの隙間G3へと挿入する。このとき、各側方被把持部20の後方端には2つの案内傾斜面20Aが形成されているので、各側方被把持部20を各隙間G3へ挿入する際、各側方被把持部20が各隙間G3に対して周方向で位置決めされる。従って、各側方被把持部20を各隙間G3へ挿入し易い。
次に、コネクタ本体7をバネ支持部材8に向かって押し込む。すると、図9に示すコネクタ本体7の被把持部16の上被把持部18の後方突出部22の傾斜面22Aがバネ支持部材8の上方に位置する2つのバネ梁26の前方バネ凸部28のバネ傾斜面31に対して接触することで、上方に位置する2つのバネ梁26が外方へと弾性的に押し広げられる。同様に、コネクタ本体7の被把持部16の下被把持部19の後方突出部22の傾斜面22Aがバネ支持部材8の下方に位置する2つのバネ梁26の前方バネ凸部28のバネ傾斜面31に対して接触することで、下方に位置する2つのバネ梁26が外方へと弾性的に押し広げられる。このように、コネクタ本体7をバネ支持部材8に向かって押し込むと、4つのバネ梁26が外方へと弾性変形し、これにより、図9及び図10に示すように、コネクタ本体7の被把持部16の上被把持部18の後方突出部22は、各バネ梁26の前方バネ凸部28を乗り越えて、各バネ梁26の前方バネ凸部28及び後方バネ凸部29の間に挿入される。同様に、これにより、コネクタ本体7の被把持部16の下被把持部19の後方突出部22は、各バネ梁26の前方バネ凸部28を乗り越えて、各バネ梁26の前方バネ凸部28及び後方バネ凸部29の間に挿入される。
コネクタ本体7の被把持部16の上被把持部18の後方突出部22、及び、コネクタ本体7の被把持部16の下被把持部19の後方突出部22が、各バネ梁26の前方バネ凸部28及び後方バネ凸部29の間に挿入されることで、コネクタ本体7はバネ支持部材8によって保持されると共に、コネクタ本体7のバネ支持部材8に対する挿抜方向での変位が禁止される。
なお、各バネ梁26において後方バネ凸部29は前方バネ凸部28よりも内方に突出しているので、上被把持部18の後方突出部22は、各バネ梁26の前方バネ凸部28を乗り越えた際、同時に各バネ梁26の後方バネ凸部29も乗り越えてしまうことがない。下被把持部19の後方突出部22についても同様である。
図10に示すように、コネクタ本体7がバネ支持部材8によって保持されると、コネクタ本体7のキー23は、隙間G1に挿入される。同様に、コネクタ本体7の各側方被把持部20は、各隙間G3に挿入される。これにより、コネクタ本体7のバネ支持部材8に対する周方向での相対的な変位が禁止される。
(外殻9)
次に、図11及び図12を参照して、外殻9を説明する。図11には外殻本体10の断面図を、図12にはケーブル2に取り付けられた外殻付属ユニット11の断面図を、夫々示している。
図11に示すように、外殻本体10は、金属製であって、挿抜方向に筒状に延びている。外殻本体10は、内周面35及び外周面36を有する。内周面35は、前方内周面35Aと、前方内周面35Aの後方に位置する後方内周面35Bを有する。後方内周面35Bの内径は前方内周面35Aの内径よりも大きい。従って、前方内周面35Aと後方内周面35Bの境界には、抜去方向を向く支持面37が環状に形成されている。前方内周面35Aには、挿抜方向に延びるキー38が形成されている。外周面36の後方端には、ネジ39が形成されている。外周面36には、カバー40が設けられている。
図12に示すように、外殻付属ユニット11は、抜去方向に向かって順に、スリーブ41、ケーブルグリップ42、ワッシャー43、キャップ44、スパイラルケーブルグランド45を有する。
スリーブ41は、金属製である。ケーブルグリップ42は、弾力性のある素材によって形成されている。ワッシャー43は、ポリイミドやナイロンによって形成されている。キャップ44は、金属によって形成されている。スパイラルケーブルグランド45は、例えばポリアミド及びニトリルゴムによって形成されている。
キャップ44は、ケーブル2の外周面に対して接触するキャップ本体46と、キャップ本体46から嵌合方向に突出する筒部47と、を有する。筒部47は、挿抜方向に沿って筒状に延びている。筒部47は、スリーブ41やケーブルグリップ42、ワッシャー43を収容可能な収容空間48を有する。筒部47の内周面49には、ネジ50が形成されている。
次に、図13〜図15を参照して、ハーネス1の組み立て方法を説明する。図13はハーネス1の断面図を、図14は図13のB部拡大図を、図15は図13のC部拡大図を夫々示している。
先ず、バネ支持部材8及び外殻9の外殻付属ユニット11にケーブル2の端部2Aを通した上で、ケーブル2の端部2Aで露出させた複数の信号線4をコネクタ本体7の中継基板14にハンダ付けする。
次に、図8〜図10に示すように、コネクタ本体7をバネ支持部材8に保持させる。
次に、ケーブル2の前方端から所定長さ露出させた編組シールド5を略180度後方に折り返す。
次に、図13に示すように、外殻9の内側にバネ支持部材8を嵌合方向で挿入する。すると、図14に示すように、バネ支持部材8のバネ支持固定部25のフランジ27が外殻9の支持面37に突き当り、バネ支持部材8のそれ以上の挿入が禁止される。
次に、図14に示すように、外殻本体10に外殻付属ユニット11を取り付ける。具体的には、先ず、図14に示すように、スリーブ41を編組シールド5に対して軽く接触させた上で、ケーブルグリップ42、ワッシャー43、キャップ44を前方に向かってケーブル2上で滑らせて、各要素間の隙間を詰める。なお、スパイラルケーブルグランド45は、適切なタイミングでキャップ44のキャップ本体46に嵌めておく。
次に、キャップ44を前方に向かって押し付けながらキャップ44を時計回りに回転させる。すると、キャップ44は、キャップ44のネジ50が外殻本体10のネジ39と噛み合いながら外殻本体10に向かって移動する。やがて、キャップ44が外殻本体10のカバー40に突き当たると、キャップ44のそれ以上の移動が禁止される。このとき、ケーブルグリップ42は挿抜方向で圧縮変形されており、ケーブルグリップ42の弾性復元力により編組シールド5がフランジ27に対して押し付けられることになる。これにより、編組シールド5とフランジ27、外殻本体10が相互に導通し、もって、外殻本体10がシールド効果を発揮できるようになる。
図15に示すように、各バネ梁26は、外殻9の外殻本体10の内周面35に対して径方向で対向している。そして、各バネ梁26と内周面35との間には、各バネ梁26の外方への弾性変形を許容する空間51が形成されている。この空間51の存在により、コネクタ本体7は径方向に弾性変位自在となり、もって、コネクタ本体7は外殻9に対してフローティング状態となる。また、各バネ梁26が外方へ過度に弾性変形しようとすると、各バネ梁26は内周面35に突き当たり、それ以上の弾性変形が禁止される。これにより、各バネ梁26の外方への過度な弾性変形が内周面35によって阻止されるようになっている。
以上に、本願発明の実施形態を説明したが、上記実施形態は、以下の特長を有する。
即ち、ケーブルコネクタ3は、ケーブル2の端部2Aに取り付けられる。ケーブルコネクタ3は、複数の端子12と、複数の端子12を保持するハウジング13と、を有するコネクタ本体7と、コネクタ本体7を弾性支持するバネ支持部材8(弾性支持部材)と、ケーブル2の端部2Aに固定されると共に、バネ支持部材8を収容して保持する外殻9と、を備える。以上の構成によれば、コネクタ本体7が外殻9に対して弾性的に変位することができるので、ケーブルコネクタ3自体にフローティング機能を搭載させることができる。
なお、上記実施形態では、ケーブルコネクタ3が複数の端子12を備えることとしたが、これに代えて、ケーブルコネクタ3は1つの端子12を備えることとしてもよい。
また、バネ支持部材8は、外殻9に固定されるバネ支持固定部25(弾性支持固定部)と、バネ支持固定部25から同一方向に延び、外殻9の径方向で弾性変形可能な複数のバネ梁26(弾性梁)と、を備える。コネクタ本体7は、複数のバネ梁26よって支持されている。以上の構成によれば、簡素な構成で、コネクタ本体7が外殻9に対して弾性的に変位できるようになる。
各弾性バネ梁26には、挿抜方向(外殻9の長手方向)において互いに離れて配置されると共に内方に突出する前方バネ凸部28及び後方バネ凸部29(2つの弾性梁凸部)が形成されている。コネクタ本体7は、外方に突出すると共に前方バネ凸部28及び後方バネ凸部29の間に挿入される後方突出部22(コネクタ本体凸部)を有する。以上の構成によれば、簡素な構成で、挿抜方向における、バネ支持部材8に対するコネクタ本体7の相対的な変位を禁止できる。
なお、バネ支持部材8がコネクタ本体7を保持する際、複数のバネ梁26が、コネクタ本体7を中心軸Cに向かって押圧する場合としない場合とが考えられる。後者の場合、外殻9の径方向において複数のバネ梁26とコネクタ本体7との間には若干の隙間が存在することになる。このように、外殻9の径方向において複数のバネ梁26とコネクタ本体7との間に若干の隙間が存在していても、挿抜方向におけるバネ支持部材8に対するコネクタ本体7の相対的な変位を禁止することができる。
なお、上記実施形態では、各バネ梁26が前方バネ凸部28及び後方バネ凸部29を有することとしたが、これに代えて、何れか1つのバネ梁26のみが前方バネ凸部28及び後方バネ凸部29を有することとしてもよい。
2つの弾性梁凸部は、前方バネ凸部28(第1弾性梁凸部)と、前方バネ凸部28よりもケーブルに近い後方バネ凸部29(第2弾性梁凸部)と、を含む。前方バネ凸部28には、ケーブル2に近付くにつれて内方に傾斜するバネ傾斜面31(傾斜面)が形成されている。以上の構成によれば、ケーブル2に近付く方向で後方突出部22が前方バネ凸部28を簡単に乗り越えられるようになるので、バネ支持部材8に対してコネクタ本体7をケーブル2に近付く方向で取り付け易くなる。
後方バネ凸部29は、前方バネ凸部28よりも内方に突出している。以上の構成によれば、ケーブル2に近付く方向で後方突出部22が前方バネ凸部28を乗り越える際、後方突出部22が誤って後方バネ凸部29も乗り越えてしまうことを阻止することができる。
また、後方突出部22には、ケーブル2に近付くにつれて内方に傾斜する傾斜面22Aが形成されている。以上の構成によれば、バネ支持部材8に対してコネクタ本体7を一層取り付け易くなる。
複数のバネ梁26は、外殻9の内周面35に対して外殻9の径方向で対向している。複数のバネ梁26と外殻9の内周面35との間には、複数のバネ梁26の外方への弾性変形を許容する空間51が形成されている。以上の構成によれば、複数のバネ梁26の外方への弾性変形が許容されると共に、複数のバネ梁26の外方への過度な弾性変形が外殻9の内周面35によって阻止される。
複数のバネ梁26は、外殻9の周方向において隙間Gを空けて配置されている。コネクタ本体7は、外殻9の周方向において隣り合う2つのバネ梁26の間に挿入されるキー23(回転規制突起)及び側方被把持部20(回転規制突起)を有する。以上の構成によれば、コネクタ本体7とバネ支持部材8との相対的な回転を簡素な構成で規制することができる。
側方被把持部20には、側方被把持部20を外殻9の周方向において隣り合う2つのバネ梁26の間に案内するための案内傾斜面20Aが形成されている。以上の構成によれば、側方被把持部20を外殻9の周方向において隣り合う2つのバネ梁26の間に挿入し易くなる。
外殻9は、外殻本体10と、外殻本体10に対してネジ締結された環状のキャップ44(外殻固定部)と、を備える。バネ支持部材8のバネ支持固定部25は、外方に突出する環状のフランジ27を有する。フランジ27は、外殻9の長手方向において、外殻本体10とキャップ44との間に挟まれている。以上の構成によれば、簡素な構成で、バネ支持部材8を外殻9に固定することができる。
ハーネス1は、ケーブル2と、ケーブルコネクタ3と、を備える。ケーブル2は、複数の信号線4と、複数の信号線4を覆う編組シールド5(シールド)と、を含む。編組シールド5は、外殻9の長手方向において、フランジ27とキャップ44との間に挟まれている。外殻本体10とバネ支持部材8は導電性である。編組シールド5は、バネ支持部材8を介して外殻本体10と導通している。以上の構成によれば、簡素な構成で、外殻本体10にシールド機能を搭載させることができる。
(第1変形例)
以下、図16を参照して、第1変形例を説明する。ここでは、第1変形例が上記実施形態と相違する点を説明し、重複する説明は省略する。
上記実施形態では、図9に示すように、前方バネ凸部28の前方端に、後方に向かうにつれて内方に傾斜するバネ傾斜面31を形成し、後方バネ凸部29を前方バネ凸部28よりも内方に突出させ、後方突出部22の後方端に、後方に向かうにつれて内方に傾斜する傾斜面22Aを形成することとした。
しかし、これに代えて、本第1変形例では、図16に示すように、後方バネ凸部29の後方端に、後方に向かうにつれて外方に傾斜するバネ傾斜面32(傾斜面)を形成し、前方バネ凸部28を後方バネ凸部29よりも内方に突出させ、後方突出部22の前方端に、前方に向かうにつれて内方に傾斜する傾斜面22Bを形成している。
本第1変形例では、コネクタ本体7をバネ支持部材8に対して嵌合方向で取り付ける。即ち、バネ支持部材8に対してコネクタ本体7を相対的に嵌合方向に移動させると、傾斜面22Bがバネ傾斜面32に接触することで各バネ梁26が外方に押し広げられる。後方突出部22が後方バネ凸部29を乗り越えると、各バネ梁26がバネ復元力により内方へ復帰すると共に、後方突出部22は、前方バネ凸部28と後方バネ凸部29の間に挿入される。前方バネ凸部28が後方バネ凸部29よりも内方に突出しているので、後方突出部22が誤って前方バネ凸部28を乗り越えてしまうことがない。
(第2変形例)
以下、図17を参照して、第2変形例を説明する。ここでは、第2変形例が上記実施形態と相違する点を説明し、重複する説明は省略する。
上記実施形態では、バネ支持部材8の各バネ梁26に前方バネ凸部28及び後方バネ凸部29を設け、コネクタ本体7のハウジング13に後方突出部22を設け、前方バネ凸部28と後方バネ凸部29の間に後方突出部22を挿入することとした。
しかし、これに代えて、本第2変形例では、コネクタ本体7のハウジング13に、挿抜方向において互いに離れて配置されると共に、外方に突出する、前方ハウジング凸部60(第1コネクタ本体凸部、コネクタ本体凸部)及び後方ハウジング凸部61(第2コネクタ本体凸部、コネクタ本体凸部)が形成されている。後方ハウジング凸部61は、前方ハウジング凸部60の後方に配置されている。前方ハウジング凸部60は、後方ハウジング凸部61よりも外方に突出している。後方ハウジング凸部61の後方端には、抜去方向に向かうにつれて内方に傾斜するハウジング傾斜面62(傾斜面)が形成されている。
また、バネ支持部材8の各バネ梁26の前方端には、内方へ突出するバネ凸部63(弾性梁凸部)が形成されている。バネ凸部63の前方端には、嵌合方向へ向かうにつれて外方に突出するバネ傾斜面64(傾斜面)が形成されている。
本第2変形例では、コネクタ本体7に対してバネ支持部材8を嵌合方向で取り付ける。即ち、コネクタ本体7に対してバネ支持部材8を嵌合方向に移動させると、ハウジング傾斜面62がバネ傾斜面64に接触することで各バネ梁26が外方に押し広げられる。バネ凸部63が後方ハウジング凸部61を乗り越えると、各バネ梁26がバネ復元力により内方へ復帰すると共に、バネ凸部63は、前方ハウジング凸部60と後方ハウジング凸部61の間に挿入される。前方ハウジング凸部60が後方ハウジング凸部61よりも外方に突出しているので、バネ凸部63が誤って前方ハウジング凸部60を乗り越えてしまうことがない。
(第3変形例)
以下、図18を参照して、第3変形例を説明する。ここでは、第3変形例が上記実施形態と相違する点を説明し、重複する説明は省略する。
上記実施形態では、バネ支持部材8の各バネ梁26に前方バネ凸部28及び後方バネ凸部29を設け、コネクタ本体7のハウジング13に後方突出部22を設け、前方バネ凸部28と後方バネ凸部29の間に後方突出部22を挿入することとした。
しかし、これに代えて、本第3変形例では、コネクタ本体7のハウジング13に、挿抜方向において互いに離れて配置されると共に、外方に突出する、前方ハウジング凸部60(第1コネクタ本体凸部、コネクタ本体凸部)及び後方ハウジング凸部61(第2コネクタ本体凸部、コネクタ本体凸部)が形成されている。後方ハウジング凸部61は、前方ハウジング凸部60の後方に配置されている。後方ハウジング凸部61は、前方ハウジング凸部60よりも外方に突出している。前方ハウジング凸部60の前方端には、嵌合方向に向かうにつれて内方に傾斜するハウジング傾斜面65(傾斜面)が形成されている。
また、バネ支持部材8の各バネ梁26の前方端には、内方へ突出するバネ凸部63(弾性梁凸部)が形成されている。バネ凸部63の後方端には、抜去方向へ向かうにつれて外方に突出するバネ傾斜面66(傾斜面)が形成されている。
本第3変形例では、バネ支持部材8に対してコネクタ本体7を嵌合方向で取り付ける。即ち、バネ支持部材8に対してコネクタ本体7を嵌合方向に移動させると、ハウジング傾斜面65がバネ傾斜面66に接触することで各バネ梁26が外方に押し広げられる。バネ凸部63が前方ハウジング凸部60を乗り越えると、各バネ梁26がバネ復元力により内方へ復帰すると共に、バネ凸部63は、前方ハウジング凸部60と後方ハウジング凸部61の間に挿入される。後方ハウジング凸部61が前方ハウジング凸部60よりも外方に突出しているので、バネ凸部63が誤って後方ハウジング凸部61を乗り越えてしまうことがない。
(第4変形例)
次に、図19を参照して、第4変形例を説明する。以下、ここでは、第4変形例が上記実施形態と相違する点を説明し、重複する説明は省略する。
上記実施形態では、図2に示すように、外殻9は円筒形状であるとした。しかし、これに代えて、外殻9は角筒形状としてもよい。
この場合、図19に示すように、例えばバネ支持部材8のフランジ27は矩形状となる。各バネ梁26は、コネクタ本体7の上方及び下方、側方に夫々配置される。コネクタ本体7の被把持部16の後方突出部22は、嵌合方向で見て半円形状ではなく矩形状となる。ただし、バネ支持部材8のフランジ27の形状は例示した矩形状に限られず、用途に応じて自由に決定することができる。また、外殻9の中心軸Cに対して直交する断面における、外殻9の形状も、複数のバネ梁26やフランジ27の形状等に応じて自由に決定することができる。
なお、バネ梁26の長さ、数、断面形状、材料は、要求される弾性力や耐久性に応じて適切に設定すればよく上記実施形態に限られない。上記実施形態では各バネ梁26の強度及び耐久性を考慮してバネ支持部材8を金属製としたが、これに代えてバネ支持部材8を樹脂製とすることもできる。
また、上記実施形態では、ケーブル2の複数の信号線4をコネクタ本体7の複数の端子12に電気的に接続するに際し、ケーブル2の複数の信号線4を、複数の端子12が搭載された中継基板14にハンダ付けすることとした。しかし、これに代えて、中継基板14を省略し、ケーブル2の複数の信号線4を直接、複数の端子12にはんだ等で接続してもよい。
1 ハーネス
2 ケーブル
2A 端部
3 ケーブルコネクタ
4 信号線
5 編組シールド(シールド)
6 被覆
7 コネクタ本体
8 バネ支持部材(弾性支持部材)
9 外殻
10 外殻本体
11 外殻付属ユニット
12 端子
13 ハウジング
14 中継基板
15 端子収容部
15A 端部
16 被把持部
17 嵌合溝
17A 開口縁
18 上被把持部
19 下被把持部
20 側方被把持部(回転規制突起)
20A 案内傾斜面
21 前方突出部
21A 外周面
22 後方突出部(コネクタ本体凸部)
22A 傾斜面
22B 傾斜面
23 キー(回転規制突起)
25 バネ支持固定部(弾性支持固定部)
26 バネ梁(弾性梁)
27 フランジ
28 前方バネ凸部(第1弾性梁凸部、弾性梁凸部)
28D 距離
29 後方バネ凸部(第2弾性梁凸部、弾性梁凸部)
29D 距離
30 内面
31 バネ傾斜面(傾斜面)
32 バネ傾斜面(傾斜面)
35 内周面
35A 前方内周面
35B 後方内周面
36 外周面
37 支持面
38 キー
39 ネジ
40 カバー
41 スリーブ
42 ケーブルグリップ
43 ワッシャー
44 キャップ(外殻固定部)
45 スパイラルケーブルグランド
46 キャップ本体
47 筒部
48 収容空間
49 内周面
50 ネジ
51 空間
60 前方ハウジング凸部(第1コネクタ本体凸部、コネクタ本体凸部)
61 後方ハウジング凸部(第2コネクタ本体凸部、コネクタ本体凸部)
62 ハウジング傾斜面(傾斜面)
63 バネ凸部(弾性梁凸部)
64 バネ傾斜面(傾斜面)
65 ハウジング傾斜面(傾斜面)
66 バネ傾斜面(傾斜面)
C 中心軸
G 隙間
G1 隙間
G2 隙間
G3 隙間
M1 寸法
M2 寸法
M3 寸法

Claims (19)

  1. ケーブルの端部に取り付けられるケーブルコネクタであって、
    少なくとも1つの端子と、前記少なくとも1つの端子を保持するハウジングと、を有するコネクタ本体と、
    前記コネクタ本体を弾性支持する弾性支持部材と、
    前記ケーブルの前記端部に固定されると共に、前記弾性支持部材を収容して保持する外殻と、
    を備えたケーブルコネクタ。
  2. 請求項1に記載のケーブルコネクタであって、
    前記外殻は筒状であり、
    前記弾性支持部材は、
    前記外殻に固定される弾性支持固定部と、
    前記弾性支持固定部から同一方向に延び、前記外殻の径方向で弾性変形可能な複数の弾性梁と、
    を備え、
    前記コネクタ本体は、前記複数の弾性梁によって支持されている、
    ケーブルコネクタ。
  3. 請求項2に記載のケーブルコネクタであって、
    前記複数の弾性梁の何れかには、前記外殻の長手方向において互いに離れて配置されると共に前記筒状の外殻の中心軸に近付くように突出する2つの弾性梁凸部が形成されており、
    前記コネクタ本体は、前記中心軸から遠ざかるように突出すると共に前記2つの弾性梁凸部の間に挿入されるコネクタ本体凸部を有する、
    ケーブルコネクタ。
  4. 請求項3に記載のケーブルコネクタであって、
    前記2つの弾性梁凸部は、第1弾性梁凸部と、前記第1弾性梁凸部よりも前記ケーブルに近い第2弾性梁凸部と、を含み、
    前記第1弾性梁凸部には、前記ケーブルに近付くにつれて前記中心軸に向かって傾斜する傾斜面が形成されている、
    ケーブルコネクタ。
  5. 請求項4に記載のケーブルコネクタであって、
    前記第2弾性梁凸部は、前記第1弾性梁凸部よりも前記中心軸に向かって突出している、
    ケーブルコネクタ。
  6. 請求項3に記載のケーブルコネクタであって、
    前記2つの弾性梁凸部は、第1弾性梁凸部と、前記第1弾性梁凸部よりも前記ケーブルに近い第2弾性梁凸部と、を含み、
    前記第2弾性梁凸部には、前記ケーブルに近付くにつれて前記中心軸から遠ざかるように傾斜する傾斜面が形成されている、
    ケーブルコネクタ。
  7. 請求項6に記載のケーブルコネクタであって、
    前記第1弾性梁凸部は、前記第2弾性梁凸部よりも前記中心軸に向かって突出している、
    ケーブルコネクタ。
  8. 請求項4〜7の何れかに記載のケーブルコネクタであって、
    前記第1弾性梁凸部に前記傾斜面が形成されている場合、前記コネクタ本体凸部には、前記ケーブルに近付くにつれて前記中心軸に向かって傾斜する傾斜面が形成されており、
    前記第2弾性梁凸部に前記傾斜面が形成されている場合、前記コネクタ本体凸部には、前記ケーブルに近付くにつれて前記中心軸から遠ざかるように傾斜する傾斜面が形成されている、
    ケーブルコネクタ。
  9. 請求項2に記載のケーブルコネクタであって、
    前記コネクタ本体には、前記外殻の長手方向において互いに離れて配置されると共に前記筒状の外殻の中心軸から遠ざかるように突出する2つのコネクタ本体凸部が形成されており、
    前記複数の弾性梁の何れかは、前記中心軸に向かって突出すると共に前記2つのコネクタ本体凸部の間に挿入される弾性梁凸部を有する、
    ケーブルコネクタ。
  10. 請求項9に記載のケーブルコネクタであって、
    前記2つのコネクタ本体凸部は、第1コネクタ本体凸部と、前記第1コネクタ本体凸部よりも前記ケーブルに近い第2コネクタ本体凸部と、を含み、
    前記第1コネクタ本体凸部には、前記ケーブルに近付くにつれて前記中心軸から遠ざかるように傾斜する傾斜面が形成されている、
    ケーブルコネクタ。
  11. 請求項10に記載のケーブルコネクタであって、
    前記第2コネクタ本体凸部は、前記第1コネクタ本体凸部よりも前記中心軸から遠ざかるように突出している、
    ケーブルコネクタ。
  12. 請求項9に記載のケーブルコネクタであって、
    前記2つのコネクタ本体凸部は、第1コネクタ本体凸部と、前記第1コネクタ本体凸部よりも前記ケーブルに近い第2コネクタ本体凸部と、を含み、
    前記第2コネクタ本体凸部には、前記ケーブルに近付くにつれて前記中心軸に向かって傾斜する傾斜面が形成されている、
    ケーブルコネクタ。
  13. 請求項12に記載のケーブルコネクタであって、
    前記第1コネクタ本体凸部は、前記第2コネクタ本体凸部よりも前記中心軸から遠ざかるように突出している、
    ケーブルコネクタ。
  14. 請求項10〜13の何れかに記載のケーブルコネクタであって、
    前記第1コネクタ本体凸部に前記傾斜面が形成されている場合、前記弾性梁凸部には、前記ケーブルに近付くにつれて前記中心軸から遠ざかるように傾斜する傾斜面が形成されており、
    前記第2コネクタ本体凸部に前記傾斜面が形成されている場合、前記弾性梁凸部には、前記ケーブルに近付くにつれて前記中心軸に向かって傾斜する傾斜面が形成されている、
    ケーブルコネクタ。
  15. 請求項2〜14の何れかに記載のケーブルコネクタであって、
    前記複数の弾性梁は、前記外殻の内周面に対して前記外殻の径方向で対向しており、
    前記複数の弾性梁と前記外殻の前記内周面との間には、前記複数の弾性梁の、前記筒状の外殻の中心軸から遠ざかる方向への弾性変形を許容する空間が形成されている、
    ケーブルコネクタ。
  16. 請求項2〜15の何れかに記載のケーブルコネクタであって、
    前記複数の弾性梁は、前記外殻の周方向において隙間を空けて配置されており、
    前記コネクタ本体は、前記外殻の周方向において隣り合う2つの弾性梁の間に挿入される回転規制突起を有する、
    ケーブルコネクタ。
  17. 請求項16に記載のケーブルコネクタであって、
    前記回転規制突起には、前記回転規制突起を前記外殻の周方向において隣り合う前記2つの弾性梁の間に案内するための案内傾斜面が形成されている、
    ケーブルコネクタ。
  18. 請求項2〜17の何れかに記載のケーブルコネクタであって、
    前記外殻は、
    外殻本体と、
    前記外殻本体に対してネジ締結された環状の外殻固定部と、
    を備え、
    前記弾性支持部材の前記弾性支持固定部は、前記筒状の外殻の中心軸から遠ざかるように突出する環状のフランジを有し、
    前記フランジは、前記外殻の長手方向において、前記外殻本体と前記外殻固定部との間に挟まれている、
    ケーブルコネクタ。
  19. 前記ケーブルと、
    請求項18に記載のケーブルコネクタと、
    を備えたハーネスであって、
    前記ケーブルは、複数の信号線と、前記複数の信号線を覆うシールドと、を含み、
    前記シールドは、前記外殻の長手方向において、前記フランジと前記外殻固定部との間に挟まれており、
    前記外殻本体と前記弾性支持部材は導電性であり、
    前記シールドは、前記弾性支持部材を介して前記外殻本体と導通している、
    ハーネス。
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