JP2000276776A - 記録媒体、記録再生装置、再生装置および記録装置 - Google Patents

記録媒体、記録再生装置、再生装置および記録装置

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JP2000276776A
JP2000276776A JP11077026A JP7702699A JP2000276776A JP 2000276776 A JP2000276776 A JP 2000276776A JP 11077026 A JP11077026 A JP 11077026A JP 7702699 A JP7702699 A JP 7702699A JP 2000276776 A JP2000276776 A JP 2000276776A
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Masayuki Arai
雅之 新井
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アドレス情報を確実に読み出しができるよう
に、かつ、効率よく記録するようにし、記録データ容量
を向上させるようにした記録媒体を提供する。 【解決手段】 光磁気ディスク100のトラックTR上
に、アドレスデータを記録するアドレス領域と、主デー
タを記録する主データ領域とを時分割するように形成す
る。この場合、アドレス領域の半径方向の幅が、主情報
領域の半径方向の幅よりも広くなるようにアドレス領域
を形成する。このアドレス領域に、アドレス情報は、ピ
ットとしてではなく、光磁気ディスク100に記録され
るべき主情報と同じ記録方法によって記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、情報の書き換え
可能な高密度記録媒体、および、この高密度記録媒体の
記録再生装置、再生装置、記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、書き換え可能な高密度記録媒体と
して、DWDD(Domain Wall Displ
acement Detection)方式の光磁気デ
ィスクが注目されている。このDWDD方式の光磁気デ
ィスクは、特開平6−290496号公報に開示されて
いるように、少なくとも磁壁移動層、スイッチング層、
磁気記録層(メモリ層)の磁性3層膜からなり、信号の
再生時に、磁性膜温度がスイッチング層のキュリー温度
以上となった領域で磁壁移動層の磁璧移動を利用するこ
とにより、実効的に記録された磁区の大きさを拡大し、
再生キャリア信号を大きくすることができるものであ
る。
【0003】図6Bは、DWDD方式の光磁気ディスク
のトラック7(図6A)の断面を示している。図6Bに
示すように、DWDD方式の光磁気記録ディスクは透明
基板2上に形成された磁性層3から成っている。磁性層
3は、磁璧移動層4、スイッチング層5、磁気記録層6
を積層して構成されている。この場合、磁壁移動層4は
磁気記録層6よりも磁壁抗磁力が小さく、磁壁移動度が
大きい垂直磁性膜から成り、スイッチング層5は磁壁移
動層4及び磁気記録層6よりキュリー温度が低い磁性膜
から成り、磁気記録層6は垂直磁化膜から成っている。
【0004】そして、磁気記録層6中には、情報に応じ
て上向き及び下向きに磁化された情報信号マーク(垂直
磁気信号)が記録される。磁気記録層6中の磁化は室温
においては各磁性層間に作用する交換結合力によってス
イッチング層5を介し、磁壁移動層4にも転写される。
図6Bにおいて、上向き及び下向きの矢印は磁化の方向
を示している。また、各層において一方向に磁化された
情報信号マークと、その前後の逆方向に磁化された情報
信号マークとの境界部分、即ち情報信号マークのエッジ
の部分には磁壁Q01,Q02,…,Q07が形成され
る。
【0005】このように形成されるDWDD方式の光磁
気ディスクに記録されている垂直磁気信号は、以下に説
明するように、磁壁移動層4の磁壁移動を利用して再生
するようにされる。
【0006】すなわち、図7に示すように、再生用光ビ
ーム50は、光磁気ディスクのトラック7上に微小な光
スポット51として収束するように磁壁移動層4側から
照射される。再生用光ビーム50は光磁気ディスクの回
転に伴い、矢印aで示す方向に相対的に移動する。再生
用光ビーム50の照射によって磁性層3は加熱され、光
スポット51の中心よりも、その移動方向に対して後方
に寄った位置P1にピークを有する温度分布が形成され
る。
【0007】そして、図7Aにおいて、等温線52は、
スイッチング層5のキュリー温度近傍の温度であるTs
に達した領域を示しており、磁性層3の温度は光スポッ
ト51の後方に寄って位置P2において温度Tsを越え
て上昇し、位置P1においてピークに到達した後は下降
に転じる。
【0008】光スポット51による加熱部位から離れた
位置においては、磁性層3の温度は十分に低く、磁壁移
動層4はスイッチング層5を介して磁気記録層6と交換
結合しており、また磁性層3の温度分布はほぼ一様であ
るため、磁聾移動層4に転写された磁壁を移動させる様
な力は作用せず、従って磁壁は固定されている。
【0009】ここで、スイッチング層5の位置P2に到
達した部分は、温度がTsにまで上昇して磁化が消失す
るので、位置P2に到達した磁壁(図示の例では磁壁Q
06)は磁壁移動層4においては交換結合力による拘束
を受けなくなり、一方では温度の勾配による力を受け
る。その結果、図7Bに示すように、磁壁Q06は磁壁
移動層4において、より温度が高く磁壁エネルギーの低
い矢印bで示す方向、即ち温度のピーク位置P1に向か
って移動する。
【0010】これによって、磁壁移動層4の光スポット
51の照射部位においては図7Aに示すように、元の情
報信号マークの長さとは無関係に一定の長さに伸張した
磁化領域53が形成される。この磁化領域53によって
生じる磁気光学効果を利用し、光スポット51からの反
射光より信号の変化を検出する。
【0011】このようにして磁壁移動層4に転写された
磁壁Q01,Q02,…,Q07は、光スポット51の
移動につれて次々と位置P2に到達する度に温度のピー
ク位置P1に向かって移動し、これに対応した信号の変
化を光へッドで検出することによって情報信号を再生す
る。
【0012】これにより、情報信号マークの長さが再生
用光ビームのスポットの直径よりも小さい場合であって
も、一定の長さに伸張した磁化領域から信号を検出する
ことができるようにされる。したがって、再生光の光学
的な限界分解能以下の周期の微小記録磁区からも非常に
大きな信号を再生することが可能であり、光の波長、対
物レンズの開口数NA等を変更することなく、情報の高
密度記録、高密度記録された情報の再生を実現すること
ができるようにされている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うにDWDD方式の光磁気ディスクを用いれば、高密度
に情報を記録することができるようになるが、情報をD
WDD方式の光磁気ディスクに記録するときにどの位置
から書き始めるかの基準、あるいは、情報をDWDD方
式の光磁気ディスクから読み出すときにどの位置から読
み始めるかの基準となるアドレス情報をどのように記録
しておくかについてが問題となる。
【0014】アドレス情報は、前述のように、情報の読
み出し位置、書き込み位置の基準を提供する重要な情報
であり、確実かつ正確に読み出すことができなければな
らない。このため、通常、光磁気ディスクには、アドレ
ス情報が、光磁気ディスクに物理的にピットとよばれる
微小な凹部により記録するようにされている。
【0015】しかし、アドレス情報をピットにより光磁
気ディスクに記録しておくようにした場合、上述したよ
うな磁区拡大の技術が適用できず、ピットにより記録さ
れるアドレス情報部分は従来の記録密度のままとなる。
このため、情報の高密度記録が可能な光磁気ディスクで
あっても、光磁気ディスクに記録すべき記録データ(主
情報)に対するアドレス情報の占める割合が相対的に増
え、高密度記録が可能な光磁気ディスクにおいての記録
データの記憶容量を減少させる一因となる。
【0016】以上のことにかんがみ、この発明は、アド
レス情報を効率よく記録するようにするとともに、確実
に読み出しができるようにし、記録データ容量を向上さ
せる記録媒体、および、この記録媒体を用いる記録再生
装置などの装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明の記録媒体は、アドレス情報
が記録再生されるアドレス領域が予め設定され、かつ、
前記アドレス情報が主情報と同一の記録再生形式で記録
されている記録媒体であって、前記アドレス領域は、前
記主情報の記録トラック幅よりも幅広の領域として物理
的に予め形成されてなることを特徴とする。
【0018】この請求項1に記載の記録媒体によれば、
アドレス情報は、ピットとしてではなく、記録媒体に記
録されるべき主情報と同じ記録再生形式によって記録さ
れている。また、アドレス情報が記録されるアドレス領
域の幅は、記録トラック幅よりも広くなるように形成さ
れている。
【0019】これにより、アドレス情報についても、主
情報と同様にして記録するとともに、再生することが可
能な記録媒体を形成することができるようにされる。ま
た、アドレス情報領域の幅は、記録トラック幅よりも広
くされているので、アドレス情報の再生信号量を増加さ
せ、主情報よりもS/N比をよくして確実にアドレス情
報を再生するようにすることができるようにされる。
【0020】また、請求項2に記載の発明の記録媒体
は、請求項1に記載の記録媒体であって、前記記録媒体
は、ディスク記録媒体であって、前記アドレス情報と前
記主情報とが記録されるトラックが、ランドまたはグル
ーブに形成されるものであり、前記アドレス領域は、前
記トラックとなる前記ランドまたは前記グルーブが半径
方向に幅広となるようにされて形成されることを特徴と
する。
【0021】この請求項2に記載の記録媒体によれば、
記録媒体は、ランドとグルーブが形成されたディスク記
録媒体であり、ランドまたはグルーブにアドレス情報や
主情報が記録されるトラックが形成される。アドレス領
域は、トラックとされるランドあるいはグルーブの幅
が、ディスク記録媒体の半径方向に幅広となるようにさ
れて形成される。つまり、ランドトラック、または、グ
ルーブトラックにおいて、アドレス領域は、半径方向の
幅が、記録トラック幅よりも物理的に広くなるようにさ
れる。
【0022】これにより、アドレス情報と、主情報とを
ランドトラック、または、グルーブトラックに、書き込
む領域を異なるようにするが、いづれも同じ記録再生形
式で記録することができるようにされる記録媒体が提供
することができるようにされる。また、アドレス領域の
半径方向の幅は、記録トラック幅より広くなるようにさ
れているので、アドレス情報の再生信号量を多くして、
アドレス情報を良好に再生して利用することができるよ
うにされる。
【0023】また、請求項3に記載の発明の記録媒体
は、請求項2に記載の記録媒体であって、前記主情報
と、前記アドレス情報とが、相変化記録により記録され
る光記録媒体であることを特徴とする。
【0024】この請求項3に記載の記録媒体によれば、
主情報、アドレス情報が書き込まれる記録媒体は、相変
化記録により情報が記録される光記録媒体であり、レー
ザ光が照射された記録媒体上の部分が、急熱、急冷され
ることにより、微細結晶から非晶質に変わり、光反射率
が変わることを利用して情報が記録されるものである。
そして、主情報だけでなく、アドレス情報をも相変化記
録により記録するようにされる。
【0025】これにより、アドレス情報をピットにより
記録しておく必要がなく、アドレス情報を主情報と同様
に相変化記録により効率よく記録し、アドレス情報と主
情報とを同じ再生形式で、確実かつ正確に読み出して利
用することができるようにされる。
【0026】また、請求項4に記載の発明の記録媒体
は、請求項2に記載の記録媒体であって、前記主情報
と、前記アドレス情報とが、光磁気記録により記録され
る光磁気記録媒体であることを特徴とする。
【0027】この請求項4に記載の記録媒体によれば、
主情報、アドレス情報が書き込まれる記録媒体は、光磁
気記録媒体であり、記録媒体の構成材料として磁性体を
用い、この磁性体の磁化の方向をそろえておき、弱い磁
界をかけながら、レーザ光を照射して加熱することによ
り、その部分の磁化の方向が逆転することを利用して、
情報が記録されるものである。あるいは、レーザ光を光
磁気記録媒体に照射して、光磁気記録媒体を加熱しなが
ら、記録データに応じた磁化の方向の磁界を印加して情
報を記録するいわゆる磁界変調方式で情報が記録される
ものである。そして、主情報だけでなく、アドレス情報
をも光磁気記録により記録するようにされる。
【0028】これにより、アドレス情報をピットにより
記録しておく必要がなく、アドレス情報を主情報と同様
に光磁気記録により効率よく記録し、アドレス情報と主
情報とを同じ再生形式で、確実かつ正確に読み出して利
用することができるようにされる。
【0029】また、請求項5に記載の発明の記録媒体
は、請求項4に記載の記録媒体であって、前記光磁気記
録媒体は、磁壁移動を利用し、磁区の大きさを拡大する
ようにして、記録されている情報が読み出される高密度
記録媒体であることを特徴とする。
【0030】この請求項5に記載の記録媒体によれば、
主情報、アドレス情報が書き込まれる記録媒体は、いわ
ゆるDWDD方式の高密度光磁気記録媒体である。そし
て、アドレス情報も、主情報と同様に、光磁気記録され
るので、主情報とアドレス情報との両方を高密度記録す
ることができるようにされる。
【0031】これにより、アドレス情報をも高密度記録
することができるので、より多くの情報を記録すること
ができる記録媒体を実現することができるとともに、ア
ドレス情報は、確実に読み出すことができるように記録
されるので、情報の書き換えや情報の読み出しを迅速か
つ確実に行うことができるようにされた記録媒体が実現
される。
【0032】また、請求項6に記載の発明の記録媒体
は、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4または請
求項5に記載の記録媒体であって、隣り合うトラックの
前記アドレス領域同士は、走査方向と直交する方向に並
ぶことがないように、走査方向にずらされて形成されて
いることを特徴とする。
【0033】この請求項6に記載の記録媒体によれば、
隣り合うトラックのアドレス領域同士は、走査方向に物
理的にずらされて形成される。これにより、アドレス情
報のクロスライトが発生することがなく、また、アドレ
ス情報の記録パワーマージンを大きくとることができる
ので、アドレス情報をより確実に読み出すことができる
ようにされ、記録媒体、および、この記録媒体を用いる
装置の信頼性を向上させることができるようにされる。
【0034】また、請求項7に記載の発明の記録媒体
は、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項
5または請求項6に記載の記録媒体であって、前記アド
レス情報が記録されている前記アドレス領域を検知する
ための目印が、予め決められた位置に設けられているこ
とを特徴とする。
【0035】この請求項7に記載の記録媒体によれば、
例えば、アドレス領域の直前、各トラックの先頭、所定
間隔毎など、予め決められた位置に、例えば溝を設けな
いミラー領域やピットなどの確実に検出することが可能
な目印が設けられる。
【0036】これにより、この目印を基準にして、アド
レス領域の位置を確実に特定できるようにし、アドレス
情報を迅速かつ確実に読み出すことができるようにした
記録媒体が形成される。
【0037】また、請求項8に記載の発明の記録再生装
置は、アドレス情報が記録再生されるアドレス領域が予
め設定され、かつ、前記アドレス情報が主情報と同一の
記録再生形式で記録されているとともに、前記アドレス
領域は、前記主情報の記録トラック幅よりも幅広の領域
として物理的に予め形成された記録媒体の記録再生装置
であって、前記記録媒体から前記アドレス情報と前記主
情報とを読み出すための読み出し手段と、前記記録媒体
に前記記録再生形式で情報を書き込むようにするための
書き込み手段と、前記読み出し手段により読み出された
信号から、前記アドレス情報を抽出するアドレス情報抽
出手段と、前記アドレス情報抽出手段により抽出された
前記アドレス情報に基づいて、前記読み出手段による情
報の読み出し位置、あるいは、前記書き込み手段による
前記主情報の書き込み位置を制御する位置制御手段とを
備えることを特徴とする。
【0038】この請求項8に記載の発明の記録再生装置
によれば、読み出し手段により、記録トラック幅よりも
幅が広くなるように形成されているアドレス領域に、主
情報と同じ記録再生形式で記録されているアドレス情報
が読み出され、この読み出されたアドレス情報に基づい
て位置制御手段により、情報の読み出し位置や、情報の
書き込み位置が制御するようにされる。
【0039】アドレス領域の幅は、記録トラック幅より
も広いので、その再生信号量は多くなり、アドレス領域
に記録されているアドレス情報が確実かつ正確に読み出
され、読み出されたアドレス情報に基づいて、読み出し
位置、書き込み位置が正確に制御することができるよう
にされる。
【0040】また、請求項9に記載の発明の記録再生装
置は、請求項8に記載の記録再生装置であって、前記ア
ドレス情報抽出手段からのアドレス情報の誤り訂正を行
って、正しいアドレス情報を復元するアドレス情報復元
手段と、前記書き込み手段を用いて、前記アドレス情報
復元手段からの前記正しいアドレス情報を、対応するア
ドレス領域に書き直すようにするアドレス情報修整手段
とを備えることを特徴とする。
【0041】この請求項9に記載の発明の記録再生装置
によれば、読み出されたアドレス情報に、例えば、エラ
ーが発生しているなどの場合には、アドレス情報復元手
段により、エラー訂正がされて元のアドレス情報に復元
され、これがアドレス情報修整手段により書き込み手段
が用いられて、目的のアドレス領域に書き直される。
【0042】これにより、アドレス領域に記録されてい
るアドレス情報を正確な情報として保つことができるよ
うにされ、この記録媒体、この記録媒体を用いる記録再
生装置の信頼性を向上させることができるようにされ
る。
【0043】また、請求項16に記載の発明の記録再生
装置は、請求項9、請求項10、請求項11、請求項1
2、請求項13、請求項14または請求項15に記載の
記録再生装置であって、前記主情報を前記記録媒体に書
き込む記録処理時以外のときに、前記読み出し手段を制
御して、前記アドレス領域の前記アドレス情報を読み出
し、前記アドレス情報復元手段によりアドレス情報を復
元するするとともに、前記アドレス情報修整手段によ
り、前記書き込み手段を制御して、前記アドレス情報復
元手段からの前記アドレス情報を該当するアドレス領域
に書き直すようにするアドレス情報書き直し制御手段を
備えることを特徴とする。
【0044】この請求項16に記載の記録再生装置によ
れば、記録処理を行ってないときに、アドレス領域に記
憶されているアドレス情報を読み出し、自動的に書き直
すようにすることが行われる。
【0045】これにより、すべてのアドレス記憶領域の
アドレス情報を常に正確に保つことができるようにさ
れ、記録媒体、この記録媒体を用いる記録再生装置の信
頼性を向上させることができる。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながらこの発明
による記録媒体、記録再生装置、再生装置、記録装置の
一実施の形態について説明する。なお、以下に説明する
実施の形態においては、この発明による記録媒体を、前
述したDWDD方式の光磁気ディスクに適用した場合を
例にして説明する。
【0047】図1は、この実施の形態の記録再生装置を
説明するためのブロック図である。図1に示すように、
スピンドルモータ11、光ピックアップ部12、スピン
ドルサーボ回路13、サーボ回路14、イコライザー2
1、データ復調回路22、ECC(Error Cor
recting Code)復号回路23、主データの
出力端子24、アドレス復調回路25、アドレスECC
復号回路26、コントロール部27、アドレス用ECC
付加回路31、アドレス変調回路32、スイッチ回路3
3、主データの入力端子34、データ用ECC付加回路
35、データ変調回路36、マグネットドライブ回路3
7、外部磁界発生用コイル38を備えている。
【0048】ディスク100は、前述もしたように、こ
の発明による記録媒体が適用されたDWDD方式の光磁
気ディスクであり、データの書き換えが可能なものであ
る。そして、光磁気ディスク100上のトラックには、
例えば、オーディオデータやテキストデータ、あるい
は、画像データなどの主データ(主情報)と、アドレス
データ(アドレス情報)とが、時分割多重するようにさ
れるが、アドレスデータも主データと同様に光磁気記録
されているものである。
【0049】まず、この実施の形態の記録再生装置を説
明するに先立って、この実施の形態の記録再生装置で用
いられる光磁気ディスク100について説明する。図2
は、この実施の形態の光磁気ディスク100について説
明するための図である。この実施の形態の光磁気ディス
ク100は、1スパイラルの基板を用いたものである。
【0050】この例においては、ディスク100には、
スパイラル状にグルーブ(溝)を形成することにより、
グルーブ部分と、ランド部分が形成される。このランド
部分は、グルーブとグルーブに挟まれるようにして形成
された凸部分である。そして、後述もするように、この
実施の形態においては、このようにして光磁気ディスク
に形成されるランドまたはグルーブにアドレスデータ、
主データが記録されるトラックが形成される。なお、こ
の図2は、ランド部分に情報を記録するようにするラン
ド記録の場合の例である。
【0051】そして、図2に示すように、この実施の形
態の光磁気ディスク100上の一部分を拡大して示す
と、ランドトラックTRには、主データとアドレスデー
タとが時分割多重して記録することができるように、主
データを記録する主データ領域DTと、アドレスデータ
を記録するアドレス領域ARとが交互に形成される。
【0052】そして、図2に示すように、この実施の形
態の光磁気ディスク100の場合、アドレス領域AR
は、そのトラック幅TAが、主データ領域DTのトラッ
ク幅TD、すなわち、記録トラック幅よりも広くなるよ
うにして物理的に予め形成される。ここで、アドレス領
域ARのトラック幅TAおよび主データ領域DTのトラ
ック幅TDは、図2に示すように、トラックの走査方向
であるトラック方向と交差する方向、すなわち半径方向
の幅である。
【0053】この例の場合には、アドレス領域ARは、
その幅TAが、主データ領域の幅であり、記録トラック
幅であるTDより広くなるようにされ、隣接するグルー
ブ領域に突出するようにして形成されている。そして、
このようにして形成されたアドレス領域ARには、アド
レスデータが光磁気記録されている。この実施の形態の
光磁気ディスク100は、前述したようにDWDD方式
の高密度記録媒体であり、アドレスデータも主データと
同様に光磁気記録により高密度記録されている。
【0054】このように、この実施の形態の光磁気ディ
スク100には、アドレスデータを物理的な凹凸のピッ
トとして記録しておくのではなく、主データと同様に光
磁気信号として記録しておく。これにより、光磁気ディ
スク100全体の記憶容量を増加させるようにすること
ができる。つまり、アドレスデータを光磁気記録により
高密度記録するようにすれば、その記録領域であるアド
レス領域は、アドレスデータをピットを用いて記録する
ようにした場合の3分の1から4分の1で済むからであ
る。
【0055】また、図2に示したように、アドレスデー
タを記録しておくアドレス領域ARのトラック幅TA
は、主データ領域DTのトラック幅TDより広くされて
いるので、アドレス領域ARに記録されている、あるい
は、記録するアドレスデータの再生信号量を増加させ、
主データの再生信号よりもS/N比をよくして、アドレ
スデータを読み出すことができるようにしている。した
がって、光磁気ディスク100のアドレス領域に記録さ
れているアドレスデータの信頼性を向上させることがで
きる。
【0056】次に、アドレスデータも光磁気記録方式に
より高密度記録された光磁気ディスク100を利用する
ことができる、図1に示したこの実施の形態の記録再生
装置について説明する。
【0057】図1に示すように、光磁気ディスク100
は、スピンドルサーボ回路22により規定の回転数を保
つように制御されるスピンドルモータ11によって回転
するようにされている。光ピックアップ部12は、例え
ば、レーザダイオード等のレーザ光源、コリンメータレ
ンズ、対物レンズ、偏光ビームスプリッタ、シリンドリ
カルレンズなどの光学部品およびフォトディテクタなど
から構成されている。
【0058】そして、光ピックアップ部12は、光磁気
ディスク100の所定の位置にデータを記録したり、あ
るいは、光磁気ディスク100の所定の位置からデータ
を読み出すことができるように、サーボ回路14によ
り、フォーカスサーボやトラッキングサーボ、あるい
は、半径方向への移動制御などの各種の制御がされる。
また、光ピックアップ部12から出射されるレーザビー
ムは、レーザパワーコントロール回路15によって所定
のパワーとなるように制御される。
【0059】なお、この実施の形態の記録再生装置にお
いて、サーボ回路14には、光ピックアップ部12から
のフォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号など
が供給されるとともに、コントロール部27から、例え
ば、光磁気ディスク100上の位置を指示する情報など
が供給される。また、スピンドルサーボ回路13、レー
ザパワーコントロール回路15にも、光ピックアップか
らの情報や、コントロール部27からの制御信号が供給
され、目的の制御を行うことができるようにされてい
る。
【0060】そして、光ピックアップ部12から出射さ
れるレーザビームの延長線上には、光磁気ディスク10
0を挟んで、光ピックアップ部12と対向するように外
部磁界発生用コイル38が設けられている。この外部磁
界発生用コイル38は、光ピックアップ12と同期し
て、光磁気ディスク100の半径方向に移動することが
できるようにされている。この外部磁界発生用コイル3
8は、後述もするように、マグネットドライブ回路37
により駆動するようにされ、データを光磁気ディスク1
00に光磁気信号として記録する場合の磁界を発生させ
るものである。
【0061】そして、この実施の形態の場合、光磁気デ
ィスク100には、図2を用いて前述したように、トラ
ック上に主データ領域DRの幅TD以上の幅TAを有す
るように形成されたアドレス領域ARにアドレスデータ
が予め、例えば、変調方式として、(1,7)RLL
(Run Length Limited)が用いられ
て高密度記録されている。
【0062】そして、光磁気ディスク100に主データ
を記録する場合、あるいは、光磁気ディスク100に記
録されている主データを再生する場合には、まず、光ピ
ックアップ部12は、レーザビームを光磁気ディスク1
00に照射し、その反射光を受光することにより、光磁
気ディスク100からアドレスデータを読み出して、主
データの書き込み位置、あるいは、主データの読み出し
位置をサーチするようにする。
【0063】そして、光ピックアップ部12を通じて光
磁気ディスク100から読み出された光磁気信号(MO
RF信号)は、イコライザ21に供給される。イコライ
ザ21は、アドレスデータと主データとが時分割多重さ
れているMORF信号を波形整形し、これをデータ復調
回路22と、アドレス復調回路25に供給する。
【0064】この場合、アドレスデータが記録されてい
るアドレス領域ARの幅TAは、主データ領域DTの幅
TDよりも広くなるようにされているので、アドレスデ
ータ部分の信号量は、主データ部分の信号量よりも多く
なるようにされる。これにより、アドレスデータを主デ
ータよりもS/N比をよくして、確実かつ正確に読み出
すことができるようにされる。
【0065】そして、アドレス復調回路25は、波形成
型後のMORF信号からアドレスデータを抽出して、
(1,7)RLL復調復調し、復調したアドレスデータ
をアドレスECC復号回路26に供給する。このよう
に、この実施の形態においては、アドレス復調回路25
は、アドレスデータ抽出手段としての機能を備えてい
る。なお、主データもアドレスデータと同じ変調方式に
より変調されていれば、復調回路は、アドレスデータと
主データとで共用できるので、1つでよいことになる。
【0066】アドレスECC復号回路26は、光磁気デ
ィスク100の傷などにより情報が欠落してしまった場
合のエラー検出やエラー訂正を行って、光磁気ディスク
100に記録されていたアドレスデータをコントロール
部27に供給する。したがって、アドレスECC回路2
6は、読み出したアドレスデータから正確なアドレスデ
ータを復元するアドレスデータの復元手段としての機能
を備えている。
【0067】コントロール部27は、CPUやROM、
RAMなどを備えたマイクロコンピュータであり、この
実施の形態の記録再生装置の各部を制御するものであ
る。そして、前述したように、コントロール27が、光
磁気ディスク100に記録されているアドレスデータを
取得し、このアドレス情報を基準として、光磁気ディス
ク100上の主データの書き込み位置、あるいは、主デ
ータの読み出し位置をサーチして、光磁気ディスク10
0上の主データの書き込み位置に、書き込み手段として
の光ピックアップ12と外部磁界発生用コイル38とを
位置付けたり、あるいは、読み出し位置に、読み出し手
段としての光ピックアップ12を位置付けるように各部
を制御する。
【0068】これにより、この実施の形態の記録再生装
置は、光磁気ディスク100の目的とする位置に主デー
タを書き込んだり、光磁気ディスク100から目的とす
る主データを読み出すことができるようにされる。つま
り、コントロール部27は、アドレスデータに応じて、
主データの書き込み位置や読み出し位置を制御する位置
制御手段としての機能を備えている。
【0069】また、このとき、アドレスECC復号回路
26において、読み出されたアドレスデータに誤り(エ
ラー)があったと判断された場合は、アドレスECC復
号回路26において誤り訂正された正しいアドレスデー
タを光磁気ディスク100に記録し直すようにした方
が、光磁気ディスク100に記録されているアドレスデ
ータの信頼性が向上する。
【0070】そこで、読み出されたアドレスデータを再
度光磁気ディスク100に書き込み直すようにするた
め、コントロール部27に供給された正しいアドレスデ
ータを、アドレス用ECC付加回路31に供給する。ア
ドレス用ECC付加回路31は、供給されたアドレス情
報に対して、誤り訂正符号を付加し、アドレス変調回路
32に供給する。
【0071】アドレス変調回路32は、この実施の形態
においては、供給されたアドレス情報を(1,7)RL
L変調し、セレクタ(スイッチ回路)33に供給する。
この場合、セレクタ33は、コントロール部27からの
制御信号により、アドレス変調回路32からのアドレス
データを出力するように切り換えられる。これにより、
マグネットドライブ回路37には、(1,7)RLL変
調されたアドレスデータが供給される。
【0072】マグネットドライブ回路37は、供給され
たアドレスデータに応じて外部磁界発生コイル38を駆
動する。これにより、外部磁界発生コイル38は、アド
レスデータに応じた磁界を発生させる。このとき、コン
トロール27は、スピンドルサーボ回路14、サーボ回
路14を通じて、前述したように、光磁気ディスク10
0の回転を一定にし、また、目的とするアドレス領域A
Rにレーザビームを照射するように光ピックアップ部1
2の位置を制御する。また、外部磁界発生用コイル38
も、光ピックアップ部12に同期して、磁界をかける光
磁気ディスク100上の位置が制御される。
【0073】そして、レーザパワーコントロール回路1
5により、光ピックアップ部12から照射されるレーザ
ビームの強さ(レーザパワー)が記録に必要な高いパワ
ーになるようにされ、目的とするアドレス領域ARにア
ドレスデータが光磁気記録により高密度記録される。つ
まり、アドレス領域のアドレスデータが書き直される。
これにより、エラーが生じていたアドレスデータは、正
常なアドレスデータとして光磁気ディスク100のアド
レス領域に書き直されるので、光磁気ディスク100に
記録されているアドレスデータの信頼性を高めることが
できる。
【0074】また、この実施の形態の記録再生装置が、
入力端子34を通じて入力される主データを光磁気ディ
スク100に記録するようにする記録モードに切り換え
られているときには、以下のようにして、主データを光
磁気ディスク100に記録する。
【0075】すなわち、入力端子34を通じて入力され
た主データは、ECC付加回路35に供給され、ここで
誤り訂正符号が付加された後、データ変調回路36に供
給される。データ変調回路36は、誤り訂正符号が付加
された主データを、光磁気ディスク100に記録する際
に適当な、例えば、(1,7)RLL変調方式で変調
し、これをセレクタ33に供給する。
【0076】この実施の形態の記録再生装置の場合に
は、記録モードに切り換えられた時に、セレクタ33も
コントロール部27からの制御信号によりデータ変調回
路36からの主データを出力するように切り換えられ
る。そして、セレクタ33からの主データは、マグネッ
トドライブ回路37に供給される。
【0077】そして、前述したアドレスデータの書き換
えの場合と同様に、外部磁界発生用コイル38は、マグ
ネットドライブ回路37により駆動するようにされ、主
データに応じて、+(プラス)、−(マイナス)の記録
磁界を発生させる。
【0078】同時に、光ピックアップ部12から照射さ
れるレーザビームの光磁気ディスク100上に照射位置
と、外部磁界発生用コイルからの磁界がかけられる光磁
気ディスク100上の位置とが、アドレスデータを基準
として用いて調整されるとともに、コントロール部27
からの制御に応じて、レーザパワーコントロール回路1
5により、光ピックアップ部12からのレーザビームの
パワーが記録に適したパワーとなるようにされる。これ
により、外部磁界の極性に応じた記録マークが光磁気デ
ィスク100上に形成され、主データが光磁気ディスク
100の主データの主データ領域に記録される。
【0079】また、この実施の形態の記録再生装置が、
光磁気ディスク100に記録されている主データを再生
するようにする再生モードに切り換えられているときに
は、以下のようにして主データの再生を行う。
【0080】つまり、前述したように、アドレス領域A
Rに記録されているアドレスデータを読み出し、読み出
したアドレスデータを基として、指示された主データが
記録されている光磁気ディスク100上の位置に、光ピ
ックアップ部12からのレーザビームを照射するように
し、指示された主データを光ピックアップ部12を通じ
て、光磁気ディスク100から読み出す。
【0081】そして、光ピックアップ部12を通じて読
み出されたMORF信号は、前述したアドレスデータを
読み出した場合と同様に、イコライザ21に供給され、
ここで波形整形された後に、データ復調回路22に供給
される。データ復調回路22は、波形成型後のMORF
信号を“0”、“1”のデータに変換し、これをECC
復号回路23に供給する。ECC復号回路23は、エラ
ー検出および誤り訂正を行って、元の主データを再生
し、これを主データの出力端子24を通じて出力する。
【0082】このように、この実施の形態の記録再生装
置は、光磁気ディスク100のアドレス領域に光磁気記
録により高密度記録されているアドレスデータを読み出
し、読み出したアドレスデータに基づいて、光磁気ディ
スク100の目的とする位置に主データを記録したり、
目的とする位置から主データを読み出すことができる。
【0083】そして、この実施の形態の光磁気ディスク
は、アドレスデータが、ピットとしてではなく、主デー
タと同じように、光磁気記録により高密度記録されるの
で、アドレス領域が大きくなることがなく、光磁気ディ
スクの記憶容量を増加させることができる。また、アド
レスデータが記録されているアドレス領域は、その幅
が、主データ領域の幅よりも広くなるようにされている
ので、アドレスデータの再生信号量を多くすることがで
き、アドレスデータを確実かつ正確に読み出すことがで
きるようにされる。
【0084】また、アドレスデータを読み出した場合に
は、エラー訂正後の正しいアドレスデータを光磁気ディ
スクに書き直すようにすることによって、光磁気ディス
クに記録されているアドレスデータを正確なものとして
保ち、アドレスデータの信頼性を高めることができ、光
磁気ディスク自体の信頼性も向上する。
【0085】ところで、アドレスデータが記録されるア
ドレス領域ARの幅TAは、主データが記録される主デ
ータ領域DTの幅TD(記録トラック幅)よりも広くな
るように形成するようにした。このため、隣接するトラ
ックに形成されたアドレス領域が、半径方向に並んで形
成されてしまった場合には、クロスライトや記録パワー
の問題が生じる。
【0086】つまり、アドレス領域ARの幅TAが広く
されているので、アドレス領域が半径方向に隣り合って
形成された場合、一方のアドレス領域に記録するアドレ
スデータが、他方のアドレス領域の一部にまで記録され
てしまうようないわゆるクロスライトが発生してしまう
可能性がある。このため、アドレスデータの記録パワー
を制限しなければならなくなるなど、アドレスデータを
好適な記録パワーで光磁気ディスクに記録することがで
きなくなる可能性がある。
【0087】そこで、隣接するトラック間では、アドレ
ス領域が半径方向に隣り合って形成されることがないよ
うに、アドレス領域をトラック方向にずらして、形成す
るようにする。
【0088】図3は、図2の場合と同様に、光磁気ディ
スクの一部分を拡大して表したものであり、アドレス領
域をトラック方向にずらして形成するようする場合の例
を説明するための図である。この図3に示す例も、1ス
パイラルの基板を用いた場合の例であり、ランド記録の
例である。
【0089】したがって、各アドレス領域は、その半径
方向の幅TAが、主データ領域の半径方向の幅TD(記
録トラック幅)よりも広くなるように形成される。つま
り、ランドトラックT1、T2のアドレス領域AR1、
AR2は、隣接するグルーブGRにまでその領域が突出
するようにして形成され、アドレス領域の幅TAが、主
データ領域の幅TDより広くなるようにされている。
【0090】そして、この例の場合には、図3に示すよ
うに、隣接するランドトラックT1と、ランドトラック
T2とに形成されるアドレス領域は、半径方向に並ぶこ
とがないようにトラック方向にずらして形成する。
【0091】これにより、各アドレス領域AR1、AR
2、…、は、光磁気ディスクの半径方向には並ぶことが
ないように形成することができるので、クロスライトや
記録パワーの問題を解決し、クロスライトを発生させる
ことなく、最適な記録パワーで、各アドレス領域のそれ
ぞれにアドレスデータを記録することができるようにさ
れる。
【0092】また、図2、図3に示した光磁気ディスク
は、1スパイラルの基板を用いたものとして説明した
が、この発明による記録媒体を、ランドとグルーブにデ
ータを記録をしてより高密度化を図るランドグルーブ基
板(L/G基板)に対しても適用することができる。
【0093】図4は、L/G基板を用いた光磁気ディス
クの一部分を拡大して表したものである。そして、図4
に示すように、ランドトラックT1の主データ領域の半
径方向の幅(トラック幅)TD1より大きくアドレス領
域AR1の半径方向の幅(トラック幅)TA1をとる。
【0094】同様に、グルーブトラックT2のトラック
幅TD2より大きくアドレス領域AR2のトラック幅T
A5をとり、ランドトラックT3の主データ領域のトラ
ック幅TD3より大きくアドレス領域AR3のトラック
幅TA3をとるというようにして、アドレス領域を形成
する。
【0095】つまり、ランドトラックに形成するアドレ
ス領域は、隣接するグルーブトラックにまで突出するよ
うに、ランド部分を広く取るようにしてアドレス領域を
形成する。また、グルーブトラックに形成するアドレス
領域は、隣接するランドトラックにまで突出するよう
に、グルーブ部分を広く取るようにしてアドレス領域を
形成する。
【0096】さらに、この例の場合にも、クロスライ
ト、記録パワーの点を考慮し、アドレス領域が、隣接す
るトラック間では、半径方向に並ぶことがないように、
アドレス領域をトラック方向にずらして形成することに
より、アドレスデータの信頼性をあげるようにする。こ
のようにすることによって、L/G基板を用いた光磁気
ディスクにもこの発明を適用し、光磁気記録により高密
度にアドレスデータ、主データとも記録するようにする
ことができる。
【0097】なお、前述のように、アドレス領域を隣合
うトラックにおいては、半径方向に並ぶことがないよう
に形成した場合には、各アドレス領域をどのようにずら
したかはディスクの作成段階において分かっているの
で、この情報をコントロール部27が保持するようにし
ておけば、コントロール部27がアドレス復調回路25
においてのアドレス情報の抽出タイミングを制御するよ
うにすることによりアドレス情報を確実に抽出し利用す
ることができる。
【0098】このようにして、アドレスデータも主デー
タも磁壁移動を利用して、情報の記録再生ができるよう
にすることができる。つまり、物理的なピットによりア
ドレスデータを記録するよりも高密度にアドレスデータ
を記録することができるため、アドレス領域を減少させ
ることができ、これによって、光磁気ディスク全体の記
録容量を増加させることができる。つまり、光磁気ディ
スクにより多くの情報を記録することが可能になり、光
磁気ディスクをより有効に活用することができるように
される。
【0099】また、アドレスデータを記録するアドレス
領域は、主データ領域のトラック幅より大きくなるよう
に設定してあるため、アドレス領域に記録されているア
ドレスデータを、主データ領域に記憶されている主デー
タよりも信頼性高く記録再生することができる。
【0100】更に、隣り合うトラック同士のアドレス領
域をトラック方向にずらし、ディスクの半径方向には隣
合うことがないようにされるので、クロスライトや記録
パワーマージンに強くなり、信頼性の高い記録媒体、信
頼性の高い記録再生装置を実現することができる。
【0101】なお、光磁気記録により高密度記録される
アドレス情報の信頼性をより高めるために、例えば、主
情報の記録を行う記録モード時以外の時に、光磁気ディ
スクの各アドレス領域からアドレスデータを読み出し
て、エラー訂正した後に記録し直すようにする処理を行
うようにしてももちろんよい。
【0102】例えば、光磁気ディスクが装填されたま
ま、何の指示も与えられない状態の時に、すなわち、所
定時間以上、記録や再生の指示が与えられなかった時
に、アドレス領域に記録されているアドレスデータを読
み出して、これを書き直すようにしたり、再生、あるい
は、記録が停止された直後には、必ずアドレスデータを
書き直すようにするなど、記録モード時以外のときに、
アドレスデータの書き直しを行うようにすれば、光磁気
ディスクに記録されているアドレスデータの信頼性をよ
り高めることができる。
【0103】ところで、前述したように、アドレスデー
タは、アドレス領域に主データと同じように光磁気記録
により高密度記録される。したがって、アドレスデータ
の主データも、全く同様の方法で読み出すことができ
る。しかし、アドレスデータがピットとして記録されて
いる場合と異なり、例えば、データの記録や再生を行う
ようにした直後においては、アドレス領域を見付け出し
て、アドレスデータを読み出すまでに、若干の時間が必
要になることも考えられる。
【0104】そこで、アドレス領域に記録されているア
ドレスデータをできるだけスムースに読み出すために、
光磁気ディスクの予め決められた位置に、アドレス領域
を見付け安くするための目印を付加しておくようにす
る。目印としては、例えば、微細なピットを用いるよう
にする。
【0105】図5は、アドレス領域を見付け安くするた
めの目印を付加する場合の一例を説明するための図であ
る。この例の場合には、図5Aに示すように、トラック
TRに設けられる各アドレス領域ARの直前に、1個の
ピットPTを設けるようにする。つまり、図5Bに示す
ように、すべてのアドレス領域ARの直前には、1個の
ピットが存在するように光磁気ディスクを形成してお
く。
【0106】これにより、レーザビームによりトラック
を走査していくと、ピットを走査した時には、レーザビ
ームの反射光は変換するので、これを検知することによ
り、その直後にアドレス領域があることが分かるので、
アドレス領域に記録されているアドレス情報を確実に読
み出すことができるようにされる。
【0107】また、この例の場合には、各アドレス領域
の直前に設けられるピットは、微細なものが1つだけで
あるので、このピットを設けることにより、光磁気ディ
スクの記録容量が大きく減少することもない。
【0108】なお、各アドレス領域の先頭にピットを設
けるのではなく、複数個のアドレス領域に1個の割合で
ピットを付加するようにしたり、あるいは、光磁気ディ
スクの1回転に1個、目印としてのピットを設けるよう
にするなどしてももちろんよい。
【0109】また、目印として、ピットにより、トラッ
クの先頭にトラックアドレスを記録するようにしておい
てももちろんよい。トラックアドレスを検出することが
できれば、それを基にして、アドレス領域の位置を特定
してアドレスデータを読み出すようにすることができ
る。
【0110】このように、この実施の形態においては、
アドレスデータは、主データと同じように、光磁気記録
により高密度記録するようにする。これに対し、アドレ
スデータを従来にようにピットにより記録し、さらに記
録データ容量をも増やそうとすれば、アドレスデータを
非常に微細なピットとして形成しなければならない。
【0111】しかし、非常に微細なピットを記録媒体上
に形成するには、高価なマスタリング設備が必要にな
り、ディスク製作も非常に難しくなる。このため、ディ
スクの製造コストが高くなったり、ディスクに対する信
頼性の低下が起こることが考えられるが、前述したよう
に、アドレスデータも主データと同じ記録方式で記録す
るようにすることにより、ディスクの製造コストが高く
なったり、ディスクに信頼性が低下するようなこともな
いようにすることができる。
【0112】また、ピットアドレスの再生限界は、再生
の光学系の定数(レーザ波長、レンズのNAなど)で決
まるため、アドレスをピットとして高密度に記録しよう
とすれば、光学系を高密度化に対応させなければならな
い。このため、記録再生装置が高価なものとなってしま
うことが考えられるが、光磁気ディスクの場合、特に、
磁壁移動を利用して記録データを再生するようにする場
合には、記録再生装置の光学系を記録データの高密度化
に対応させることもないので、記録再生装置の価格が高
くなることもない。
【0113】また、アドレスデータと、主データとは、
同じ記録方式により記録されているので、復調回路やE
CC回路などをアドレスデータと主データとで共通に利
用することができる部分が多くなるので、ハードウェア
の構成を小さくすることも可能となる。
【0114】また、前述したDWDD方式の光磁気ディ
スクに、自宅の記録再生装置を用いて主データを記録
し、この主データが記録された光磁気ディスクを電車の
中などの外出先で再生して使用する場合などに便利な、
例えば、携帯用の再生装置(再生専用装置)を形成する
こともできる。
【0115】つまり、前述したDWDD方式の光磁気デ
ィスクであって、半径方向の幅が、主データ領域の半径
方向の幅よりも広くなるように形成されたアドレス領域
に、アドレスデータが主データと同様に光磁気記録によ
り高密度記録された光磁気ディスクの再生装置を構成す
ることもできる。すなわち、図1を用いて前述した記録
再生装置の記録系を省いた装置を形成することにより再
生専用装置を形成することができる。
【0116】また、データ復調回路やECC回路を持た
ない記録装置(記録専用装置)を形成することももちろ
んできるし、前述したDWDD方式の光磁気ディスクで
あって、半径方向の幅が、主データ領域の半径方向の幅
よりも広くなるように形成されたアドレス領域に、少な
くともアドレスデータを主データと同様に光磁気記録に
より高密度記録する記録装置、つまり、主に光磁気ディ
スクの製造業者側において用いられる記録装置を形成す
ることももちろんできる。
【0117】この、アドレスデータを記録する記録装置
の場合には、光磁気ディスクに形成されたアドレス領域
に対応してアドレスデータを発生させるアドレス情報発
生手段を設け、ここで発生させたアドレスデータを、前
述した記録させ装置の場合と同様に、主データと同じ光
磁気記録により高密度記録するようにすればよい。ま
た、アドレスデータとともに、主データをも光磁気ディ
スクに記録し、一般の使用者に提供する光磁気ディスク
を作成するようにすることももちろんできる。
【0118】また、アドレス領域は、前述もしたよう
に、光磁気ディスクの予め決められた位置や、隣合うト
ラック間では、半径方向に重なり合うことがないように
形成することができる。このような場合には、アドレス
領域の光磁気ディスクの位置は、予め決められるので、
発生させたアドレス情報の記録位置を目的とするアドレ
ス領域に位置づけて、光磁気記録により高密度記録する
ことができる。
【0119】また、前述したように、アドレス領域を見
付け出すためのピットなどの目印を設けておくことによ
り、この目印を基準として用いて、アドレスデータを目
的とするアドレス領域に記録するようにすることができ
る。
【0120】なお、前述した実施の形態においては、こ
の発明による記録媒体をDWDD方式の光磁気ディスク
に適用したものとして説明したが、これに限るものでは
ない。例えば、相変化型の記録媒体などにもこの発明を
適用することができる。また、DWDD方式以外の光磁
気ディスクなど、トラックにアドレスデータと主データ
とを記録するようにする各種の記録媒体にこの発明を適
用することができる。
【0121】また、アドレス領域の幅は、少なくとも主
データ領域の幅以上にしておけばよい。このため、アド
レス領域の幅は、すべてのアドレス領域で同じにする必
要はない。例えば、各トラック毎にアドレス領域の幅を
変えたり、1トラックおきにアドレス領域の幅を変える
などしてももちろんよい。
【0122】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、アドレスデータも主データと同じ記録再生方式で記
録再生できるので、アドレス領域がピットアドレスの場
合と比較して少なくなり、そのぶん記録媒体全体の記録
データ容量を増加させることができる。
【0123】また、アドレス領域のトラック幅を主デー
タ領域のトラック幅以上にすることで、アドレスデータ
の再生信号量が多くなるようにし、アドレスデータを確
実かつ正確に読み出して利用するようにすることができ
る。また、隣接トラックのアドレス領域を物理的にずら
すことによって、クロスライトや記録パワーマージンを
向上させることができる。したがって、信頼性の高い記
録媒体を形成し、この記録媒体を用いる各種の装置の信
頼性も高くすることができる。
【0124】また、アドレスデータに誤りがあった場会
でも、再度正しいアドレスデータを記録し直すようにす
ることによって、正しいアドレスデータを保ち、アドレ
スデータの信頼性を向上させることができる。つまり、
アドレスデータの信頼性を向上させ、記録媒体の信頼性
を高く維持することができるとともに、この記録媒体を
用いる各種の装置の信頼性も高く維持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による記録再生装置の一実施の形態を
説明するためのブロック図である。
【図2】この発明による記録媒体の一実施の形態を説明
するための図である。
【図3】この発明による記録媒体の他の例を説明するた
めの図である。
【図4】この発明による記録媒体の他の例を説明するた
めの図である。
【図5】この発明による記録媒体の他の例を説明するた
めの図である。
【図6】DWDD方式の光磁気ディスクを説明するため
の図である。
【図7】図6に示した光磁気ディスクからのデータの再
生原理を説明するための図である。
【符号の説明】
11…スピンドルモータ、12…光ピックアップ部、1
3…スピンドルサーボ回路、14…サーボ回路、21…
イコライザー、22…データ復調回路、23…ECC
(Error Correcting Code)復号
回路、24…主データの出力端子、25…アドレス復調
回路、26…アドレスECC復号回路、27…コントロ
ール部、31…アドレス用ECC付加回路、32…アド
レス変調回路、33…スイッチ回路、34…主データの
入力端子、35…データ用ECC付加回路、36…デー
タ変調回路、37…マグネットドライブ回路、38…外
部磁界発生用コイル
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 11/10 586 G11B 11/10 586E 20/12 20/12

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アドレス情報が記録再生されるアドレス領
    域が予め設定され、かつ、前記アドレス情報が主情報と
    同一の記録再生形式で記録されている記録媒体であっ
    て、 前記アドレス領域は、前記主情報の記録トラック幅より
    も幅広の領域として物理的に予め形成されてなる記録媒
    体。
  2. 【請求項2】前記記録媒体は、ディスク記録媒体であっ
    て、前記アドレス情報と前記主情報とが記録されるトラ
    ックが、ランドまたはグルーブに形成されるものであ
    り、 前記アドレス領域は、前記トラックとなる前記ランドま
    たは前記グルーブが半径方向に幅広となるようにされて
    形成されることを特徴とする請求項1に記載の記録媒
    体。
  3. 【請求項3】前記主情報と、前記アドレス情報とが、相
    変化記録により記録される光記録媒体であることを特徴
    とする請求項2に記載の記録媒体。
  4. 【請求項4】前記主情報と、前記アドレス情報とが、光
    磁気記録により記録される光磁気記録媒体であることを
    特徴とする請求項2に記載の記録媒体。
  5. 【請求項5】前記光磁気記録媒体は、磁壁移動を利用
    し、磁区の大きさを拡大するようにして、記録されてい
    る情報が読み出される高密度記録媒体であることを特徴
    とする請求項4に記載の記録媒体。
  6. 【請求項6】隣り合うトラックの前記アドレス領域同士
    は、走査方向と直交する方向に並ぶことがないように、
    走査方向にずらされて形成されていることを特徴とする
    請求項1、請求項2、請求項3、請求項4または請求項
    5に記載の記録媒体。
  7. 【請求項7】前記アドレス情報が記録されている前記ア
    ドレス領域を検知するための目印が、予め決められた位
    置に設けられていることを特徴とする請求項1、請求項
    2、請求項3、請求項4、請求項5または請求項6に記
    載の記録媒体。
  8. 【請求項8】アドレス情報が記録再生されるアドレス領
    域が予め設定され、かつ、前記アドレス情報が主情報と
    同一の記録再生形式で記録されているとともに、前記ア
    ドレス領域は、前記主情報の記録トラック幅よりも幅広
    の領域として物理的に予め形成された記録媒体の記録再
    生装置であって、 前記記録媒体から前記アドレス情報と前記主情報とを読
    み出すための読み出し手段と、 前記記録媒体に前記記録再生形式で情報を書き込むよう
    にするための書き込み手段と、 前記読み出し手段により読み出された信号から、前記ア
    ドレス情報を抽出するアドレス情報抽出手段と、 前記アドレス情報抽出手段により抽出された前記アドレ
    ス情報に基づいて、前記読み出手段による情報の読み出
    し位置、あるいは、前記書き込み手段による前記主情報
    の書き込み位置を制御する位置制御手段とを備えること
    を特徴とする記録再生装置。
  9. 【請求項9】前記アドレス情報抽出手段からのアドレス
    情報の誤り訂正を行って、正しいアドレス情報を復元す
    るアドレス情報復元手段と、 前記書き込み手段を用いて、前記アドレス情報復元手段
    からの前記正しいアドレス情報を、対応するアドレス領
    域に書き直すようにするアドレス情報修整手段とを備え
    ることを特徴とする請求項8記載の記録再生装置。
  10. 【請求項10】前記記録媒体は、ディスク記録媒体であ
    って、前記アドレス情報と前記主情報とが記録されるト
    ラックが、ランドまたはグルーブに形成されるものであ
    り、前記アドレス領域は、前記トラックとなる前記ラン
    ドまたは前記グルーブが半径方向に幅広となるようにさ
    れて形成される前記記録媒体を用いることを特徴とする
    請求項8または請求項9に記載の記録再生装置。
  11. 【請求項11】前記記録媒体は、前記主情報と、前記ア
    ドレス情報とが、相変化記録により書き込まれる光記録
    媒体であり、前記光記録媒体を用いることを特徴とする
    請求項10に記載の記録再生装置。
  12. 【請求項12】前記記録媒体は、前記主情報と、前記ア
    ドレス情報とが、光磁気記録により書き込まれる光磁気
    記録媒体であり、前記光磁気記録媒体を用いることを特
    徴とする請求項10に記載の記録再生装置。
  13. 【請求項13】前記光磁気記録媒体は、磁壁移動を利用
    し、磁区の大きさを拡大するようにして、記録されてい
    る情報が読み出される高密度記録媒体であり、前記高密
    度記録媒体を用いることを特徴とする請求項12に記載
    の記録再生装置。
  14. 【請求項14】隣り合うトラックの前記アドレス領域同
    士は、走査方向と直交する方向に並ぶことがないよう
    に、走査方向にずらされて形成されており、 前記アドレス領域のそれぞれからアドレス情報を抽出す
    るように、前記アドレス情報抽出手段の抽出タイミング
    を制御する抽出タイミング制御手段を備えることを特徴
    とする請求項8、請求項9、請求項10、請求項11、
    請求項12または請求項13に記載の記録再生装置。
  15. 【請求項15】前記記録媒体には、前記アドレス情報が
    記録されている前記アドレス領域を検知するための目印
    が、予め決められた位置に設けられており、 前記アドレス情報抽出手段は、前記読み出し手段により
    読み出された信号に、前記目印を読み取ったことを示す
    信号が含まれていることを検知したときには、前記目印
    の読取り位置を基準にして、前記アドレス領域の位置を
    特定し、前記アドレス情報を抽出することを特徴とする
    請求項8、請求項9、請求項10、請求項11、請求項
    12、請求項13または請求項14に記載の記録再生装
    置。
  16. 【請求項16】前記主情報を前記記録媒体に書き込む記
    録処理時以外のときに、前記読み出し手段を制御して、
    前記アドレス領域の前記アドレス情報を読み出し、前記
    アドレス情報復元手段によりアドレス情報を復元するす
    るとともに、前記アドレス情報修整手段により、前記書
    き込み手段を制御して、前記アドレス情報復元手段から
    の前記アドレス情報を該当するアドレス領域に書き直す
    ようにするアドレス情報書き直し制御手段を備えること
    を特徴とする請求項9、請求項10、請求項11、請求
    項12、請求項3、請求項14または請求項15に記載
    の記録再生装置。
  17. 【請求項17】アドレス情報が記録再生されるアドレス
    領域が予め設定され、かつ、前記アドレス情報が主情報
    と同一の記録再生形式で記録されているとともに、前記
    アドレス領域は、前記主情報の記録トラック幅よりも幅
    広の領域として物理的に予め形成された記録媒体の再生
    装置であって、 前記記録媒体から前記アドレス情報と前記主情報とを読
    み出すための読み出手段と、 前記読み出し手段により読み出された信号から、前記ア
    ドレス情報を抽出するアドレス情報抽出手段と、 前記アドレス情報抽出手段により抽出された前記アドレ
    ス情報に基づいて、前記読み出し手段による情報の読み
    出し位置を制御する位置制御手段とを備えることを特徴
    とする再生装置。
  18. 【請求項18】前記記録媒体は、ディスク記録媒体であ
    って、前記アドレス情報と前記主情報とが記録されるト
    ラックが、ランドまたはグルーブに形成されるものであ
    り、前記アドレス領域は、前記トラックとなる前記ラン
    ドまたは前記グルーブが半径方向に幅広となるようにさ
    れて形成される前記記録媒体を用いることを特徴とする
    請求項17に記載の再生装置。
  19. 【請求項19】前記記録媒体は、相変化記録により情報
    が書き込まれる光記録媒体であり、前記光記録媒体を用
    いることを特徴とする請求項18に記載の再生装置。
  20. 【請求項20】前記記録媒体は、前記主情報と、前記ア
    ドレス情報とが、光磁気記録により書き込まれる光磁気
    記録媒体であり、前記光磁気記録媒体を用いることを特
    徴とする請求項18に記載の再生装置。
  21. 【請求項21】前記光磁気記録媒体は、磁壁移動を利用
    し、磁区の大きさを拡大するようにして、記録されてい
    る情報が読み出される高密度記録媒体であり、前記高密
    度記録媒体を用いることを特徴とする請求項20に記載
    の再生装置。
  22. 【請求項22】隣り合うトラックの前記アドレス領域同
    士は、走査方向と直交する方向に並ぶことがないよう
    に、走査方向にずらされて形成されており、 前記アドレス領域のそれぞれからアドレス情報を抽出す
    るように、前記アドレス情報抽出手段の抽出タイミング
    を制御する抽出タイミング制御手段を備えることを特徴
    とする請求項17、請求項18、請求項19、請求項2
    0または請求項21に記載の再生装置。
  23. 【請求項23】前記記録媒体には、前記アドレス情報が
    記録されている前記アドレス領域を検知するための目印
    が、予め決められた位置に設けられており、 前記アドレス情報抽出手段は、前記読み出し手段により
    読み出された信号に、前記目印を読み取ったことを示す
    信号が含まれていることを検知したときには、前記目印
    の読取り位置を基準にして、前記アドレス領域の位置を
    特定し、前記アドレス情報を抽出することを特徴とする
    請求項17、請求項18、請求項19、請求項20、請
    求項21または請求項22に記載の再生装置。
  24. 【請求項24】アドレス情報が記録再生されるアドレス
    領域が予め設定され、かつ、前記アドレス情報が主情報
    と同一の記録再生形式で記録されているとともに、前記
    アドレス領域は、前記主情報の記録トラック幅よりも幅
    広の領域として物理的に予め形成された記録媒体の記録
    装置であって、 前記記録媒体から前記アドレス情報を読み出すための読
    み出手段と、 前記記録媒体に前記記録再生形式で前記主情報を書き込
    むようにするための書き込み手段と、 前記読み出し手段により読み出された信号から、前記ア
    ドレス情報を抽出するアドレス情報抽出手段と、 前記アドレス情報抽出手段により抽出された前記アドレ
    ス情報に基づいて、前記書き込み手段による前記主情報
    の書き込み位置を制御する位置制御手段とを備えること
    を特徴とする記録装置。
  25. 【請求項25】前記記録媒体は、ディスク記録媒体であ
    って、前記アドレス情報と前記主情報とが記録されるト
    ラックが、ランドまたはグルーブに形成されるものであ
    り、前記アドレス領域は、前記トラックとなる前記ラン
    ドまたは前記グルーブが半径方向に幅広となるようにさ
    れて形成される前記記録媒体を用いることを特徴とする
    請求項24に記載の記録装置。
  26. 【請求項26】前記記録媒体は、前記主情報と、前記ア
    ドレス情報とが、相変化記録により書き込まれる光記録
    媒体であり、前記光記録媒体を用いることを特徴とする
    請求項25に記載の記録装置。
  27. 【請求項27】前記記録媒体は、前記主情報と、前記ア
    ドレス情報とが、光磁気記録により書き込まれる光磁気
    記録媒体であり、前記光磁気記録媒体を用いることを特
    徴とする請求項25に記載の記録装置。
  28. 【請求項28】前記光磁気記録媒体は、磁壁移動を利用
    し、磁区の大きさを拡大するようにして、記録されてい
    る情報が読み出される高密度記録媒体であり、前記高密
    度記録媒体を用いることを特徴とする請求項27に記載
    の記録装置。
  29. 【請求項29】隣り合うトラックの前記アドレス領域同
    士は、走査方向と直交する方向に並ぶことがないよう
    に、走査方向にずらされて形成されており、 前記アドレス領域のそれぞれからアドレス情報を抽出す
    るように、前記アドレス情報抽出手段の抽出タイミング
    を制御する抽出タイミング制御手段を備えることを特徴
    とする請求項24、請求項25、請求項26、請求項2
    7または請求項28に記載の記録装置。
  30. 【請求項30】前記記録媒体には、前記アドレス情報が
    記録されている前記アドレス領域を検知するための目印
    が、予め決められた位置に設けられており、 前記アドレス情報抽出手段は、前記読み出し手段により
    読み出された信号に、前記目印を読み取ったことを示す
    信号が含まれていることを検知したときには、前記目印
    の読取り位置を基準にして、前記アドレス領域の位置を
    特定し、前記アドレス情報を抽出することを特徴とする
    請求項24、請求項25、請求項26、請求項27、請
    求項28または請求項29に記載の記録装置。
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WO2002071398A1 (fr) * 2001-03-02 2002-09-12 Sony Corporation Dispositif d'enregistrement/lecture
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