JP2000276231A - 自走式台車の非常停止方法及びその装置 - Google Patents

自走式台車の非常停止方法及びその装置

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JP2000276231A
JP2000276231A JP11083151A JP8315199A JP2000276231A JP 2000276231 A JP2000276231 A JP 2000276231A JP 11083151 A JP11083151 A JP 11083151A JP 8315199 A JP8315199 A JP 8315199A JP 2000276231 A JP2000276231 A JP 2000276231A
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traveling
self
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propelled
dolly
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Application number
JP11083151A
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English (en)
Inventor
Yoshiichi Akutsu
由一 圷
Mitsuhiro Sato
光廣 佐藤
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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  • Regulating Braking Force (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】勾配のある走行レール上を走行する自走式台車
が、機械的な滑りにより落下走行を開始した場合に自ら
落下走行を防ぐ、自走式台車の非常停止方法及びその装
置を提供すること。 【解決手段】パルス出力センサ及び走行速度検知装置
と、ブレーキユニット及びブレーキパッドとを具備し、
台車の走行速度を前記パルス出力センサ及び前記走行速
度検知装置により検知し、前記台車が一定の速度を超え
たときに前記台車を停止させるための信号を前記ブレー
キユニットに送り、該ブレーキユニットに設けられた前
記ブレーキパッドが前記台車の走行レールツバを挟むこ
とにより前記台車を停止させたことにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自走式台車、特に勾
配のあるレール上を走行する自走式台車の非常停止方法
及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の自走式台車の非常停止方
法及びその装置を示した概略横断面図である。21は自
走式台車、22は走行制御装置、23は走行用モータ、
24はブレーキ、25はタイミングベルト、26はドラ
イブシャフト、27は駆動車輪、28は従動車輪、29
は走行レール、30は走行レールツバ、31はストッパ
ーである。図4は、走行レール29の斜視図である。
【0003】自走式台車21の、勾配のある走行レール
29上の走行は以下のようにして行なう。走行制御装置
22からの出力により、走行用モータ23に付属してい
るブレーキ24を解放し、走行用モータ23を回転させ
る。その回転動力を動力伝達系統であるタイミングベル
ト25及びドライブシャフト26を介して、駆動車輪2
7に伝える。回転動力が伝えられた駆動車輪27は、走
行レール29に沿って左あるいは右に回転する。通常
は、駆動車輪27及び従動車輪28と走行レール29の
走行面とには機械的な滑りがないため、自走式台車21
は勾配走行を行なうことが可能となる。
【0004】自走式台車21の非常停止が必要となるの
は、次のような場合である。自走式台車21の連続勾配
走行等により、動力伝達系統であるタイミングベルト2
5とドライブシャフト26のギア部と駆動車輪27には
摩耗等が発生する。加えて、走行レール29の走行面上
には、前記摩耗等により発生した塵埃が層になって堆積
している。そのような状況下では、自走式台車21と走
行レール29の走行面との間に機械的な滑りが発生し
て、自走式台車21は登坂走行もしくは走行停止が不可
能となる。すると、自走式台車21は、自然落下走行を
開始し、走行レール29の下端に取り付けられたストッ
パー31に衝突することにより停止する。このストッパ
ー31に自走式台車21を衝突させて止める方法が非常
停止方法であり、ストッパー31が非常停止装置となっ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の自走式台車の非
常停止方法及びその装置には以下の問題点があった。
【0006】自走式台車21が機械的な滑りにより落下
走行を行なうと、自走式台車21がストッパー31に衝
突する際に受けるエネルギーは、自走式台車21の落下
走行距離の鉛直成分に比例して大きくなる。そのため、
走行レール29の敷設勾配が急であったり、長距離敷設
である場合には、自走式台車21がストッパー31に衝
突して破損するという問題があった。
【0007】従って本発明の目的は、前記した従来技術
の欠点を解消し、自走式台車が機械的な滑りにより落下
走行を開始しても自ら落下走行を防ぐ、自走式台車の非
常停止方法及びその装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を実
現するため、台車の走行速度をパルス出力センサ及び走
行速度検知装置により検知し、前記台車が一定の速度を
超えたときに前記台車を停止させるための信号をブレー
キユニットに送り、該ブレーキユニットに設けられたブ
レーキパッドが前記台車の走行レールツバを挟むことに
より前記台車を停止させた。
【0009】また、台車の走行速度を検知するパルス出
力センサ及び走行速度検知装置と、前記台車が一定の速
度を超えたときに前記台車を停止させるブレーキユニッ
ト及びブレーキパッドとを具備した。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の自走式台車の非
常停止方法及びその装置の一実施例を示した概略横断面
図である。1は自走式台車、2は走行制御装置、3は走
行用モータ、4はブレーキ、5はタイミングベルト、6
はドライブシャフト、7は駆動車輪、8は従動車輪、9
は走行レール、10は走行レールツバ、11はブレーキ
ユニット、12はブレーキパッド、13はパルス出力セ
ンサ、14は走行速度検知装置ある。
【0011】自走式台車1は、勾配のある走行レール9
を長時間に亘り連続走行を行なっていると、動力伝達系
統であるタイミングベルト5やドライブシャフト6のギ
ア部及び駆動車輪7の摩耗等により、更には走行レール
9の走行面へ塵埃等が堆積することにより、自走式台車
1と走行レール9との間に機械的な滑りが発生して、自
走式台車1が登坂走行もしくは走行停止を行なうことが
不可能になる。このような状態になると、自走式台車1
は自然落下走行を始めてしまう。以下に、落下走行を始
めた自走式台車の非常停止方法について説明する。
【0012】図2は、図1に示した自走式台車の系統図
である。自走式台車1の非常停止装置は、ブレーキユニ
ット11と、パルス出力センサ13と、走行速度検知装
置14とから構成される。ブレーキユニット11には、
自走式台車1のガイドレールである走行レール9の走行
レールツバ10を上下から挟み込むことが可能なブレー
キパッド12が具備されている。ブレーキユニット11
とパルス出力センサ13と走行制御装置2とは走行速度
検知装置14に接続されている。
【0013】パルス出力センサ13は、ドライブシャフ
ト6を介して従動車輪8の軸に接続されており、従動車
輪8の1回転あたりの出力パルス数は一定になるように
構成されている。従って、走行速度検知装置14は、パ
ルス出力センサ13から出力される単位時間あたりの入
力パルス数をカウントすることにより、自走式台車1の
走行速度を検知することができる。
【0014】自走式台車1に機械的な滑りが発生してい
る場合、自走式台車1は自然落下走行を始め、重力加速
度の落下走行方向成分により加速され、走行速度検知装
置14の検知速度が自走式台車1の予め定めている上限
速度を上回るようになる。その時、走行速度検知装置1
4はブレーキユニット11に自走式台車1を停止させる
信号を送る。ブレーキユニット11がその信号を受ける
と、ブレーキユニット11に具備されているブレーキパ
ッド12が走行レールツバ10を上下から挟み込むこと
により、自走式台車1は制動力を得て非常停止すること
ができる。
【0015】以上で説明したように自走式台車1は、機
械的な滑りが発生して落下走行を始めても、上限速度を
上回ると自ら走行速度異常を認識して、動力伝達系統と
は別系統の制動力により非常停止することができるた
め、従来技術で見られたような自走式台車の破損の問題
はまったくない。
【0016】なお、自走式台車の走行速度を検知するの
に走行速度検知装置を用いたが、この装置の代わりに自
走式台車の落下加速度を検知する加速度検知装置を用い
ても同様の効果を得ることができる。また、本発明の非
常停止方法とその装置は勾配のある走行レールを走行す
る自走式台車についてのみならず、ガイドレールに沿っ
て走行する搬送台車や自走式監視ロボット等へ運用する
ことができる。
【0017】
【発明の効果】本発明の自走式台車の非常停止方法及び
その装置は、自走式台車に動力伝達系統とは別系統のブ
レーキユニット及び走行速度検知装置を搭載し、自走式
台車が機械的な滑りにより落下走行を始めて落下速度が
自走式台車の走行速度上限値を超えた時に、走行速度検
知装置が異常を検知してブレーキユニットを動作させて
非常停止する方法を採用したために、自走式台車が外部
制動機器に衝突して破損する問題が解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自走式台車の非常停止方法及びその装
置の一実施例を示した概略横断面図である。
【図2】図1の自走式台車の系統図である。
【図3】従来の自走式台車の非常停止方法及びその装置
を示した概略横断面図である。
【図4】図3の走行レールの斜視図である。
【符号の説明】
1、21 自走式台車 2、22 走行制御装置 3、23 走行用モータ 4、24 ブレーキ 5、25 タイミングベルト 6、26 ドライブシャフト 7、27 駆動車輪 8、28 従動車輪 9、29 走行レール 10、30 走行レールツバ 11 ブレーキユニット 12 ブレーキパッド 13 パルス出力センサ 14 走行速度検知装置 31 ストッパー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D046 AA06 BB01 CC01 CC04 CC06 EE00 HH23 HH36 JJ05 5H115 PA14 PC03 PU01 QE14 QI07 TB03 TR07 TR09 TU08 TW07 TZ06 5H301 AA02 AA09 BB05 CC03 EE02 EE12 GG14 MM04 MM09

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】台車の走行速度をパルス出力センサ及び走
    行速度検知装置により検知し、前記台車が一定の速度を
    超えたときに前記台車を停止させるための信号をブレー
    キユニットに送り、該ブレーキユニットに設けられたブ
    レーキパッドが前記台車の走行レールツバを挟むことに
    より前記台車を停止させることを特徴とする自走式台車
    の非常停止方法。
  2. 【請求項2】台車の走行速度を検知するパルス出力セン
    サ及び走行速度検知装置と、前記台車が一定の速度を超
    えたときに前記台車を停止させるブレーキユニット及び
    ブレーキパッドとを具備したことを特徴とする自走式台
    車の非常停止装置。
JP11083151A 1999-03-26 1999-03-26 自走式台車の非常停止方法及びその装置 Pending JP2000276231A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102837705A (zh) * 2012-08-31 2012-12-26 中铁三局集团有限公司 一种钢箱内运输小车
JP2013151273A (ja) * 2011-12-26 2013-08-08 Senyo Kogyo Kk 低高地用交通システム

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