JP2000276141A - 電子楽器および電子楽器の制御装置 - Google Patents

電子楽器および電子楽器の制御装置

Info

Publication number
JP2000276141A
JP2000276141A JP11082543A JP8254399A JP2000276141A JP 2000276141 A JP2000276141 A JP 2000276141A JP 11082543 A JP11082543 A JP 11082543A JP 8254399 A JP8254399 A JP 8254399A JP 2000276141 A JP2000276141 A JP 2000276141A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
control data
musical instrument
tone
electronic musical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11082543A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3666291B2 (ja
Inventor
Kazuhito Nakajima
一仁 中嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP08254399A priority Critical patent/JP3666291B2/ja
Publication of JP2000276141A publication Critical patent/JP2000276141A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3666291B2 publication Critical patent/JP3666291B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 楽器の操作に不慣れな複数人の使用者が容易
に演奏に参加できる電子楽器を提供する。 【解決手段】 親機100は演奏データに基づいて自動
演奏を行い、各子機200はそれぞれ割り当てられた音
色の楽音を演奏指示動作に基づいて発音する。FDDに
フロッピー(登録商標)ディスクが挿入されて演奏デー
タが親機100のRAMに転送されると、演奏データに
対応した割当データを音色を各子機200に送信して割
り当てを行うので、フロッピーディスクに記録された演
奏データに基づいて容易に初期設定を行うことができる
ようになる。初期設定が行われた後は、演奏者は子機2
00振るだけで演奏に参加できるので、楽器の操作に不
慣れな使用者でも容易に演奏に参加することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、楽器の操作に不
慣れな使用者が容易に演奏に参加できる電子楽器および
電子楽器の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、演奏者の操作に対応して電気
的に楽音を発生する電子楽器が知られている。このよう
な電子楽器は、例えば、ピアノやギターなどの自然楽器
をモデルにしており、一つの楽器を一人の演奏者が操作
するものが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年は、単
に一人の使用者が演奏を楽しむだけではなく、楽器の演
奏に不慣れな多数の使用者が参加して一つの音楽を演奏
することができるような電子楽器も望まれている。しか
しながら、従来の電子楽器を用いてこのような演奏を行
う場合には多数の電子楽器を必要とするので、電子楽器
の運搬や設置に大変手間がかかるという問題があった。
また、多数の電子楽器で一つの演奏を行う場合には、各
電子楽器を使用する演奏者は、それぞれの電子楽器の演
奏方法や設定方法などの操作方法を知らなくてはなら
ず、楽器の操作に不慣れな使用者にとっては、演奏に参
加することは困難であるという問題があった。
【0004】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、楽器の操作に不慣れな複数人の使
用者が容易に演奏に参加できる電子楽器および電子楽器
の制御装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1記載の発明は、複数の楽音制御データ
を記憶可能な第1の記憶手段を有する第1の機器と、複
数の楽音制御データを記憶可能な第2の記憶手段と、前
記第2の記憶手段に記憶された楽音制御データに基づい
た処理を行う第1の処理手段とを有する第2の機器とを
備える電子楽器であって、前記第1の機器は、前記複数
の第2の機器を収容する複数の収容部から構成される収
容手段と、前記収容部に収容された前記第2の機器に対
して、前記第1の記憶手段に記憶された所定の楽音制御
データを送信する複数の楽音制御データ送信手段とを備
え、前記第2機器の機器は、前記複数の楽音制御データ
送信手段のうちのいずれかが送信する楽音制御データを
受信する楽音制御データ受信手段と、受信した前記楽音
制御データを前記第2の記憶手段に記憶する記憶制御手
段とを備えることを特徴とする。請求項2の発明は、請
求項1記載の電子楽器において、前記収容手段は、所定
数の収容部を一つの構成単位とするものであって、該所
定数の収容部からなる構成単位を1ないし複数有するも
のであることを特徴とする。請求項3の発明は、請求項
2記載の電子楽器において、前記構成単位は、前記構成
単位を構成する各収容部を多角形の頂点に相当する位置
に配置したものであって、前記収容手段は、前記構成単
位を幾何学的に1ないし複数配置したものであることを
特徴とする。
【0006】請求項4の発明は、運動状態を検知する運
動状態検知手段と、楽音制御データを外部から入力する
楽音制御データ入力手段と、前記楽音制御データ入力手
段が入力した前記楽音制御データを記憶する記憶手段
と、前記運動状態検知手段が検知した運動状態に応じて
前記楽音制御データに基づいた処理を行う処理手段とを
備えることを特徴とする。請求項5の発明は、請求項4
記載の電子楽器において、発音指示信号に応じて楽音信
号を形成する楽音信号形成手段を備え、前記楽音制御デ
ータは楽音信号の形成を指示するデータであって、前記
処理手段は、前記運動状態検知手段が検知した運動状態
に応じて、楽音信号の形成を指示する発音指示信号を発
生することを特徴とする。請求項6の発明は、請求項5
記載の電子楽器において、前記楽音信号形成手段が形成
する楽音信号を楽音として外部に出力するものであっ
て、該楽音を所定方向に放音する放音手段を備えること
を特徴とする。請求項7の発明は、請求項4記載の電子
楽器において、所定の制御データを外部に送信する制御
データ送信手段を備え、前記楽音制御データは、所定の
制御データの送信を指示するデータであって、前記処理
手段は、前記運動状態検知手段が検知した運動状態に応
じて、前記楽音制御データが指示する所定の制御データ
を前記制御データ送信手段から送信させる処理を行うも
のであることを特徴とする。請求項8の発明は、請求項
4ないし7いずれかに記載の電子楽器において、前記運
動状態検知手段が検知した運動状態に応じて前記楽音制
御データに基づいた処理を前記処理手段が行った旨を演
奏者に報知する報知手段を備えることを特徴とする。請
求項9の発明は、請求項4ないし8いずれかに記載の電
子楽器において、演奏者が把持する把持部は、一端側の
断面積が他端側の所定の位置における断面積よりも大き
く形成されていることを特徴とする。
【0007】請求項10の発明は、請求項4ないし9い
ずれか記載の電子楽器を制御する制御装置であって、楽
曲の編成を示す演奏データを記憶する演奏データ記憶手
段と、前記楽曲の編成に対応した前記楽音制御データを
前記電子楽器に送信する楽音制御データ送信手段とを備
えたことを特徴とする。請求項11の発明は、請求項7
記載の電子楽器を制御する制御装置であって、楽曲の編
成を示す演奏データを記憶する演奏データ記憶手段と、
前記演奏指示データを受信する演奏指示データ受信手段
と、受信した前記演奏指示データおよび前記演奏データ
に基づいて楽音を生成する楽音生成手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態について説明する。
【0009】A:第1実施形態 1.実施形態の構成 1−1.外観構成 1−1−1.全体構成 図1は、本実施形態の外観構成を示す図である。本実施
形態にかかる電子楽器は、親機100および、i個の子
機200i(iは、0〜11の整数。以下、特定しない
場合は子機200と記す)を備えて構成されており、親
機100が行う自動演奏にあわせて、子機200毎にそ
れぞれ割り当てられた音色の楽音を発音して合奏するも
のである。親機100は、フロッピーディスクから読み
込んだデータに基づいて自動演奏を行うものである。ま
た、データによって指定された音色を各子機200に対
して設定する。本実施形態では、データは、MIDI
(Musical Instrument Digital Interface)規格に基づ
いた演奏データを含み、親機100は、MIDIデータ
に基づいて楽音を生成するように構成されている。本実
施形態では、子機200に対しては楽音制御データとし
て親機100で自動演奏される楽曲の所定の演奏パート
に対応する音色データが割り当てられるものとし、子機
200は親機100とは独立に動作する電子楽器として
機能する。なお、親機100では子機200に割り当て
る演奏パートの楽音は発生しないものとする。子機20
0は、それぞれ割り当てられた演奏パートに対応する音
色の楽音を生成して発音する電子楽器であり、図2に示
すように、演奏者が子機200を振ると、後に説明する
ように電気的に演奏指示を発生して、楽音を生成するよ
うに構成されている。なお、本実施形態において行われ
る演奏としては、楽器の操作に不慣れな使用者が容易に
演奏に参加できるように、例えば、各子機200に太鼓
や掛け声などの音色を割り当てて、親機100が演奏す
る祭り囃子に併せて適宜子機200を振ることによって
太鼓や掛け声を発音するようなものが適している。
【0010】1−1−2.各機器の構成 次に、親機100および子機200の外観構成について
それぞれ説明する。 (1)親機の構成 図3は、親機100の外観構成を示す図であり、(1)
は、親機100の正面を示し、(2)は親機100の上
面を示している。図3に示すように、親機100は、子
機差込部110、操作部120、フロッピーディスクド
ライブ(FDD)130、および電源スイッチ140を
備えて構成されている。子機差込部110は、j個の子
機差込穴111j(jは、0〜11の整数。以下、特定
しない場合は、子機差込穴111と記す)を備え、各子
機差込穴111jには、子機200iと接続するための
コネクタ112j(jは、0〜11の整数。以下、特定
しない場合は、コネクタ112と記す)が設けられてい
る(図6参照)。本実施形態においては、12個の子機
200をそれぞれ子機差込穴111に差し込んで、親機
100と子機200とを接続して、親機100から子機
200への音色割り当てなどを行うようになっている。
操作部120は、親機100の自動演奏に関する操作を
行うためのユーザインターフェイスであり、後に図4を
参照して説明するように、各種スイッチおよび設定表示
用のLED(Light Emitting Diode)などを備えて構成
されている。FDD130は、挿入されたフロッピーデ
ィスクへのデータの読み書きを行う装置であり、本実施
形態では、フロッピーディスクに記憶されたデータ(よ
り詳細には後述する)を読み込むために用いられる。な
お、FDD130に設けられた排出スイッチ131は、
FDD130に挿入されているフロッピーディスクの排
出を指示するスイッチである。電源スイッチ140は、
親機100への電源投入および遮断を指示するスイッチ
である。
【0011】図4は、操作部120の拡大図であり、こ
の図に示すように、操作部120は、再生スイッチ12
1、停止スイッチ122、転調スイッチ123a、12
3b、転調表示LED123c、音量スイッチ124
a、124b、音量表示LED124c、テンポスイッ
チ125a、125b、テンポ表示LED125cを備
えて構成されている。再生スイッチ121は、親機10
0における自動演奏の開始(再生)および、自動演奏の
一時停止を指示するスイッチであり、停止スイッチ12
2は、自動演奏の終了(停止)を指示するスイッチであ
る。転調スイッチ123aおよび123bは、自動演奏
における転調、いわゆる「キーコントロール」を指示す
るスイッチである。そして、転調スイッチ123aはキ
ーを低く設定することを指示するスイッチであり、転調
スイッチ123bはキーを高く設定することを指示する
スイッチである。転調表示LED123cは、設定され
ているキーを表示するLEDであり、転調スイッチ12
3aがオンされる毎に、使用者からみて左に点灯位置が
移動し、転調スイッチ123bがオンされる毎に、使用
者からみて右に点灯位置が移動するようになっている。
【0012】音量スイッチ124aおよび124bは、
自動演奏における音量(ボリューム)を指示するスイッ
チである。そして、音量スイッチ124aはボリューム
を小さく設定することを指示するスイッチであり、音量
スイッチ124bはボリュームを大きく設定することを
指示するスイッチである。音量表示LED124cは、
設定されているボリュームを表示するLEDであり、音
量スイッチ124aがオンされる毎に、使用者からみて
左に点灯位置が移動し、音量スイッチ124bがオンさ
れる毎に、使用者からみて右に点灯位置が移動するよう
になっている。そして、テンポスイッチ125aおよび
125bは、自動演奏の速さ(テンポ)を指示するスイ
ッチである。そして、テンポスイッチ125aはテンポ
を遅く設定することを指示するスイッチであり、テンポ
スイッチ125bはテンポを速く設定することを指示す
るスイッチである。テンポ表示LED125cは、設定
されているテンポを表示するLEDであり、テンポスイ
ッチ125aがオンされる毎に、使用者からみて左に点
灯位置が移動し、テンポスイッチ125bがオンされる
毎に、使用者からみて右に点灯位置が移動するようにな
っている。なお、上記転調スイッチ123、音量スイッ
チ124、テンポスイッチ125は、標準のキー、音
量、テンポからの相対的な値を指定するものであり、各
々正負5段階の幅でキー、音量、テンポを設定するもの
である。この標準のキー、音量、テンポは上記フロッピ
ーディスクが記憶する演奏データ中に含まれているもの
とする。
【0013】(2)子機の構成 図5は、子機200の外観構成を示す図である。図5に
示すように、子機200の筐体は、筐体上部210およ
び筐体下部220に分かれて構成されており、長軸方向
中心部に向かってテーパのつけられた略円筒状の形状に
形成されている。後に説明するように、子機200は、
筐体上部210の内部にライト(図示略)を備えてお
り、筐体上部210は、ライトの発光が外部から認識で
きるように、半透明の樹脂などで形成されている。ま
た、子機200は、音源およびサウンドシステム(図示
略)を備えており、筐体上部210は、生成された楽音
を外部に放音するための開口部211および212を備
えている。また、筐体上部210は、生成された楽音の
共鳴や遠達性などの音響特性を向上させるように、筐体
上部210の形状や、開口部211、212の配置とい
った諸条件が調整されて形成されている。開口部211
は、筐体上部210の先端面に形成されており、周囲の
人間に対して生成された楽音を広がりのある音として聞
かせるための穴として機能する。一方、開口部212
は、筐体上部210の側面に形成されており、当該子機
200を把持している演奏者に対して生成された楽音を
聞かせるための穴として機能する。
【0014】演奏者が把持するための筐体下部220
は、筐体下部220全体、もしくは、少なくとも筐体下
部220の表面部はゴムなどの抵抗の高い素材が使用さ
れている。また、筐体下部220の一端(グリップエン
ド側)の断面積は他端(筐体上部側)の断面積よりも大
きな逆テーパ形状に形成されている。これにより、演奏
者が子機200を振る際に手から抜けてしまうことを防
止する。なお、本実施形態では、筐体下部220の断面
は略円形に形成されており、平均的な成人が把持するの
に適した程度の大きさとなっている。
【0015】また、筐体下部部220の底面部には、図
6に示すように、親機100との電気的接続を行うため
のコネクタ221が設けられている。ここで、図7は、
コネクタ112およびコネクタ221の形状を示す図で
ある。この図に示すように、親機100は、コネクタ1
12の中心から同心円状に配置された、電源端子113
aおよび113b、データ入力端子114a、データ出
力端子114bを備え、子機200は、コネクタ221
の中心から同心円状に配置された、電源端子222aお
よび222b、データ出力端子223a、データ入力端
子223bを備えている。
【0016】子機差込穴111の直径は、筐体下部22
0の底面の直径よりも若干大きめに形成され、これによ
り子機200が位置決めされた状態で親機100の子機
差込穴100に収容されるようになっている。そして、
位置決めされた状態で子機200が子機差込穴111に
収容されたときに、親機100および子機200のコネ
クタ同士は、対応する各端子が対向して接続されるよう
に構成されている。親機100の電源端子113aおよ
び113bは、子機200の電源端子222aおよび2
22bと接続されて、親機100から子機200に対し
て電力供給を行うための端子である。子機200は充電
可能な電池を備えており、子機200が親機100に接
続されているときに、親機100から供給された電力を
充電するように構成されている。また、親機100のデ
ータ出力端子114aは、子機200のデータ入力端子
223aと接続されたときに子機200に対してデータ
を送信するための端子であり、親機100のデータ入力
端子114bは子機200のデータ出力端子223bと
接続されたときに子機200からデータを受信するため
の端子である。
【0017】1−2.電気的構成 次に、本実施形態の電気的構成について説明する。 (1)親機の構成 図8は、親機100の電気的構成を示す図であり、この
図に示すように、親機100は、バス101を介して接
続されたCPU102、ROM103、RAM104、
音源105、コネクタ112、操作部120、FDD1
30、および、音源105に接続されたサウンドシステ
ム(SS)106を備えて構成されている。CPU10
2は、ROM103に記憶されたプログラムに基づい
て、バス101を介して接続された各部の制御を行うも
のである。ROM103には、後述するように、制御プ
ログラムの他、バージョン情報や、初期化データなどが
記憶されている(図12(1)参照)。RAM104
は、読み書き可能なメモリであり、後述するようにデー
タが記憶される他、各種フラグなどを記憶するエリアが
設けられる(図12(2)参照)。音源105は、CP
U102の制御の下で、RAM104に記憶されたMI
DIデータに基づいて楽音信号を生成するものであり、
例えばRAM104に記憶された音色データである波形
データを読み出して、該波形データを再生する方式の音
源で構成され、音源105において生成された楽音信号
は、サウンドシステム(SS)106から増幅されて放
音されるように構成されている。
【0018】(2)子機の構成 図9は、子機200の電気的構成を示す図であり、この
図に示すように、子機200は、CPU201、ROM
202、RAM203、音源204、サウンドシステム
(SS)205、センサ206、A/D変換器207、
ライト208、およびコネクタ221を備えて構成され
ている。CPU201は、ROM202に記憶されたプ
ログラムおよび親機100から送信された楽音制御デー
タに基づいて、接続された各部の制御を行うものであ
る。ROM202には、後述するように、制御プログラ
ムの他、初期化データなどが記憶されている(図13
(1)参照)。RAM203は、読み書き可能なメモリ
であり、後述するように各種フラグなどを記憶するエリ
アが設けられる(図13(2)参照)。音源204は、
親機100の音源105と同じ方式で楽音信号の生成を
行うものであって、CPU201の制御の下で楽音信号
を生成するものであり、音源204において生成された
楽音信号は、サウンドシステム(SS)205から増幅
されて放音されるように構成されている。センサ206
は、子機200の動作を検出する加速度センサであり、
A/D変換器207は、センサ206のアナログ出力を
デジタルデータに変換してCPU201に供給するもの
である。本実施形態では、子機200の動作に応じて、
楽音の生成およびライト208の発光を行うように構成
されている。なお、センサ206の検出値の扱いについ
ては、後に詳しく説明する。ライト208は、点灯ある
いは消灯をCPU201によって制御される発光体であ
り、本実施形態では、センサ206の出力結果に応じて
発音がなされたこと、および、親機200からデータの
受信が完了してスタンバイ状態となったことなどを演奏
者に報知する際に発光するようになっている。
【0019】(3)データ構成 次に、本実施形態で用いるデータ構成について説明す
る。本実施形態では、フロッピーディスク、親機100
のROM103およびRAM104、子機200のRO
M202およびRAM203に、以下に説明する各種デ
ータが記憶されている。
【0020】フロッピーディスク 図10は、フロッピーディスクに記憶されたデータの例
を示す図である。図示するように、フロッピーディスク
には、記憶されているデータのバージョンデータ(図中
“Ver”)、演奏データ(図中“SongDat
a”)、音色データ(図中“Tone[0]〜[M]”)、お
よび、割当指示データ(図中“Spec[0]〜[N]”)な
どが記憶されている。ここで、Mは、前記演奏データに
おいて使用される音色の個数であり、Nは同演奏データ
において使用される子機の個数に対応する数(本実施形
態では0〜11)である。演奏データは、親機100が
自動演奏を行うための音楽情報を示しており、上述のよ
うにMIDIデータから構成されいる。MIDIデータ
としては、例えば、発音を指示する「ノートオン(No
teOn)」や、消音を指示する「ノートオフ(Not
eOff)」などが含まれている。音色データは、例え
ば波形データを読み出し再生する方式の音源などにおい
て楽音を生成する際に用いられる波形データであり、音
色データの種類(図中では、[M]で示している)が異な
れば、生成される楽音の音色も異なるようになってい
る。本実施形態では、音色データは、フロッピーディス
クに記憶されており、親機100は、ここに記憶された
音色データを読み出して、音色データを各子機200に
対して送信することによって音色の割当を行うようにな
っている。割当指示データは、子機200にどのような
楽音制御データを割り当てるかを指示するデータであ
り、例えば、図示するように音色コード(図中“Ton
eCode”)およびしきい値データ(図中“Sen
s”)などを含んでいる。音色コードは、上述の音色デ
ータの種類を指定するコードであり、しきい値データは
センサ206によって演奏動作を検出したと認識するた
めのしきい値を示す数値である。親機100は、割当指
示データの指示に基づいて、各子機200に対して楽音
制御データの割り当てを行うようになっている。
【0021】より具体的には、図3(2)に示した各コ
ネクタ112jを、所定数のグループとして、各グルー
プに属するコネクタ112に接続される子機200に共
通の音色データを送信する。例えば、図11(a)に示
すように、コネクタ1121〜11212までのすべて
のコネクタを一つのグループとして、各コネクタ112
に接続された12個の子機200に対して、共通の音色
データを送信する。また、図11(b)に示すように、
コネクタ1121〜1124およびコネクタ1129、
11210の6個のコネクタを一つのグループとし、コ
ネクタ1125〜1128およびコネクタ11211、
11212を一つのグループとして、各グループに属す
るコネクタ112に接続された6個の子機200に対し
て、共通の音色データを送信する。また、図11(c)
に示すように、コネクタ1121〜1124を一つのグ
ループとし、コネクタ1125〜1128を一つのグル
ープとし、コネクタ1129〜11212を一つのグル
ープとして、各グループに属するコネクタ112に接続
された4個の子機200に対して、共通の音色データを
送信する。
【0022】また、図11(d)に示すように、コネク
タ1121、1122、1129を一つのグループと
し、コネクタ1123、1124、11210を一つの
グループとし、コネクタ1125,1126,1121
1を一つのグループとし、コネクタ1127,112
8,11212を一つのグループとして、各グループに
属するコネクタ112に接続された3個の子機200に
対して、共通の音色データを送信する。また、図11
(e)に示すように、コネクタ1121、1122を一
つのグループとし、コネクタ1123、1124を一つ
のグループとし、コネクタ1125,1126を一つの
グループとし、コネクタ1127,1128を一つのグ
ループとし、コネクタ1129,11210を一つのグ
ループとし、コネクタ11211,11212を一つの
グループとして、各グループに属するコネクタ112に
接続された2個の子機200に対して、共通の音色デー
タを送信する。そして、図11(f)に示すように、グ
ループ化を行わずに、各コネクタ112jに接続された
子機200に対して、共通の音色データを送信する。
【0023】本実施形態では、グループ化を行わずに各
コネクタ112jに接続された子機200に対してそれ
ぞれ異なる音色データを送信するか、各コネクタ112
jを所定のグループに分けて各グループ毎に共通の音色
データを送信するかは、フロッピーディスクに記憶され
た割当指示データによって定められている。フロッピー
ディスクにはコネクタ112の数と同数(本実施形態で
は12個)の割当指示データが記憶されており、コネク
タ112jが対応する割当指示データSpec[j]の内
容は、あらかじめグループ分けした(もしくは個別の)
ものとなっている。グループ化を行って音色の割当を行
う際に、グループを視覚的に認識しやすくする目的で、
コネクタ112は多角形である構成単位を1ないし複数
幾何学的に組み合わせた形態で配置されている。具体的
には、親機100を上から見た場合、1つの構成単位は
図11(d)に示すような三角形を形成し、4つの三角
形が隣接し、かつ同一円周上に所定の間隔でもって配置
されている。本実施形態においては、1つの構成要素を
二等辺三角形とし、各二等辺三角形の等辺が隣接し、か
つ等しい間隔で配置されていることが望ましい。なお、
コネクタ112jは、子機差込穴111jの底面に設け
られているので、コネクタ112jの配置がそのまま子
機差込穴111jの配置となる。
【0024】コネクタ112のグループ化は、三角形を
基本とした簡単な規則に従って行われる。グループ化規
則は、 i)複数の三角形を所定数組み合わせる ii)同心円上に配置された複数の三角形の中心方向に対
向する頂点(二等辺三角形であれば等辺に挟まれた頂
点。図11(f)では9,10,11,12が相当す
る)毎、他の2頂点を組とした底辺毎に所定数組み合わ
せる iii)各コネクタを個別のものとする の3規則である。
【0025】例えば、iの規則に従い三角形を1つずつ
選択して組み合わせた場合は、図11(d)に示した4
グループに分けられ、隣接した三角形を2つずつ組み合
わせた場合は図11(b)に示した2グループに分けら
れる。また、iiの規則に従い、同心円上に配置された複
数の三角形の中心方向に対向する頂点のうち隣接したも
のを2つずつ組み合わせ、底辺を1つずつ組み合わせた
場合は、図11(e)に示した6グループに分けられ、
前者を4つ組み合わせ、隣接した後者を2つずつ組み合
わせた場合は、図11(c)に示した3グループに分け
られる。iiiの規則に従い各コネクタ112を個別のも
のにした場合は、図11(f)に示す12グループ(す
なわちグループ化なし)に分けられる。iの規則もしく
はiiの規則に従いすべてのコネクタ112を組み合わせ
た場合は、図11(a)に示した1グループに分けられ
る。
【0026】親機100 図12は、親機100のメモリに記憶されたデータの例
を示す図であり、(1)はROM103のデータ記憶例
を、(2)はRAM104のデータ記憶例を示してい
る。図12(1)に示すように、ROM103には、親
機100を制御するためのプログラム(図中“Prog
ram”)の他、当該親機100のバージョンデータ
(図中“Ver”)、初期化データなどが記憶されてい
る。
【0027】また、図12(2)に示すように、RAM
104には、フロッピーディスクから読み込んだバージ
ョンデータ(図中“Read Ver”)、演奏データ
(図中“SongData”)および音色データ(図中
“ToneData”)の他、各コネクタ112の状態
を示すコネクタデータ(図中“Com[0]〜[N]”、本実
施形態ではN=11であり、各々対応する添え字のコネ
クタ112の状態を記憶する)、自動演奏における音量
を示すデータ(図中“Volume”)、テンポを示す
データ(図中“Tempo”)、調を示すデータ(図中
“Tune”)が記憶され、親機100の状態を示すフ
ラグ(図中“DataLoaded”、“StandB
y”、“Disk”、“Play”、“Pause”)
などが設定される。コネクタデータとしては、フロッピ
ーディスクから転送された上述の割当指示データ(図中
“Spec[0]”)、子機200が接続されている状態
を示すフラグ(図中“Exist”)、子機200に対
してデータ送信を行ったことを示すフラグ(図中“Up
dated”)がある。このExistフラグが“tr
ue”であるときは、子機200がコネクタ112に接
続されている状態を示し、Updatedフラグが“t
rue”であるときは、当該([0]が示す)コネクタに
接続されている子機200に対してアップデートが完了
している状態を示している。また、音量データは上述の
音量スイッチ124a、124bの操作に基づいて更新
される値であり、同様に、データの送信は上述のテンポ
スイッチ125a、125bの操作に基づいて更新され
る値であり、調データは上述の転調スイッチ123a、
123bの操作に基づいて更新される値である。なお、
DataLoadedフラグが“true”であるとき
は、フロッピーディスクから所定のデータの読み込みが
完了している状態を示し、StandByフラグが“t
rue”であるときは、親機100がスタンバイ状態で
あることを示し、Diskフラグが“true”である
ときは、FDD130にフロッピーディスクが挿入され
ている状態を示し、Playフラグが“true”であ
るときは、自動演奏中であることを示している。そし
て、Pauseフラグが“true”であるときは、自
動演奏を停止中であることを示している。
【0028】子機200 図13は、子機200のメモリに記憶されたデータの例
を示す図であり、(1)はROM202のデータ記憶例
を、(2)はRAM203のデータ記憶例を示してい
る。図13(1)に示すように、ROM103には、親
機100を制御するためのプログラム(図中“Prog
ram”)の他、初期化データなどが記憶されており、
(2)に示すように、RAM203には、親機100か
ら送信された音色データ(図中“Tone”)、しきい
値データ(図中“Sense”)、センサ206におけ
る検出値を示すデータ(図中“Mag”)などが記憶さ
れ、子機200の状態を示すフラグ(図中“Stand
By”、“LightOn”、“NoteOn”)など
が設定される。なお、StandByフラグが“tru
e”であるときは、子機200がスタンバイ状態である
ことを示し、LightOnフラグが“true”であ
るときは、ライト208を点灯中である状態を示し、N
oteOnフラグが“true”であるときは、音源2
04において楽音信号を生成中(発音中)の状態を示し
ている。
【0029】2.実施形態の動作 次に、上記構成を有する実施形態の動作について説明す
る。 2−1.概要動作 まず、本実施形態の概要動作について説明する。本実施
形態は、親機100はデータに基づいて自動演奏を行
い、各子機200は指示動作(子機200を振る動作)
に基づいて、それぞれ割り当てられた音色の楽音を発音
する電子楽器である。親機100は、電源投入時に接続
されている子機200の状態をチェックする。そして、
FDD130にフロッピーディスクが挿入されてデータ
が親機100のRAM104に転送されると、データに
基づいて音色を各子機200に割り当てる。なお、以下
の説明では詳細は省略するが、本実施形態で親機100
と子機200との間で送受信されるデータはヘッダ部と
データ部とから構成され、ヘッダ部にはデータ部に含ま
れるデータの種別を識別する情報が格納されている。親
機100および子機200は、このヘッダ部を参照する
ことにより、受信したデータが動作の指示を行うコマン
ドデータであるか、それとも単なるデータであるか、さ
らにはコマンドやデータの種別を識別することができ
る。以下、このような動作を行うために、CPU102
およびCPU201がプログラムに基づいて行う処理に
ついて、フローチャートを参照しながら説明する。
【0030】2−2.各機器の動作 2−2−1.親機の動作 (1)パワーオン・オフイベント 本実施形態では親機100に電源が投入されるとCPU
102はROM103に記憶されたプログラムに従い、
後述する各種イベントに対応した処理を行う。メインル
ーチン(詳細は省略)はまずRAMの初期化を行い、そ
の後はパネル操作や子機200の接続などによって発生
してRAM104の所定のエリア(図12では省略)に
スタックされる各種イベントを順次読み出し、この読み
出したイベントに対応する処理を実行するものである。
まず、電源スイッチ140の操作にかかる処理につい
て、図13および図14に示すフローチャートを参照し
ながら説明する。
【0031】パワーオンイベント 図14は、電源の投入によってメインルーチンが発生す
るパワーオンイベントに応じてCPU10が実行する処
理(パワーオンイベント:図中“Event.Powe
r.ON”)を示している。CPU102は、パワーオ
ンイベントが発生すると、子機200の接続確認を行う
(S1111)。子機200の接続確認処理において
は、後述するコネクタ接続状態変化イベント(図中“
Event.Com[j].STATUS”。より具体
的には図19参照)を発生する。そして、各コネクタ1
12j(j=0〜n)毎にコネクタ接続状態変化イベン
トを発生した後、パワーオンイベント処理を終了する。
なお、パワーオフイベント処理を終了する前にフロッピ
ーディスクが挿入されているか否かをチェックし、フロ
ッピーディスクが挿入されていれば、後述のディスクイ
ンイベントを発生し、フロッピーディスクからのデータ
読み込み処理を行うようにしてもよい。
【0032】パワーオフイベント 図15は、パワーオフイベントに応じてCPU102が
実行する処理(パワーオフイベント:図中“Even
t.Power.OFF”)を示している。パワーオフ
イベントは電源スイッチ140の操作に応じて発生し、
CPU102は、パワーオフイベントが発生すると、ま
ず、Playフラグの状態、すなわち、自動演奏中であ
るか否かを判定する(S1121)。ここで、自動演奏
中であると判定した場合は(S1121;true)、
演奏終了イベント(図中“Event.Play.ST
OP”)を発生して自動演奏を終了させた後(S112
2)、Diskフラグの状態、すなわち、FDD130
にフロッピーディスクが挿入されているか否かを判定す
る(S1123)。一方、ステップS1121の判定に
おいて、自動演奏中であると判定した場合は(S112
1;false)、そのままステップS1123の判定
に移行する。ステップS1123の判定において、フロ
ッピーディスクがFDD130に挿入されていると判定
した場合は(S1123;true)、ディスク排出イ
ベント(図中“Event.Switch.EJEC
T”)を発生した後(S1124)、所定時間待機する
(S1125)。一方、フロッピーディスクがFDD1
30に挿入されていないと判定した場合には(S112
3;false)、そのまま所定時間待機し(S112
5)、その後親機200の電源は遮断される(S112
6)。ここで、所定時間とは、演奏を終了してフロッピ
ーディスクを排出するために十分な時間である。
【0033】(2)ディスクイベント 次に、フロッピーディスクの挿入および排出にかかる処
理について、図16および図17に示すフローチャート
を参照しながら説明する。
【0034】ディスクインイベント 図16は、デスクインイベントに応じてCPU102が
実行する処理(ディスクインイベント:図中“Even
t.Disk.IN”)を示している。ディスクインイ
ベントはFDD130にフロッピーディスクが挿入され
たことに応じて発生し、CPU102は、ディスクイン
イベントが発生すると、まず、Diskフラグをtru
eとし(S1201)、フロッピーディスクに記憶され
ているバージョンデータを読み込んで変数ReadVe
rに格納する(S1202)。
【0035】そして、ROM103に記憶されたバージ
ョンデータVerとフロッピーディスクから読み込んだ
バージョンデータReadVerとを比較して、挿入さ
れたフロッピーディスクに記憶されたデータのバージョ
ンが、親機100のバージョンと適合しているか否かを
判定する(S1203)。ここで、適合すると判定した
場合は、フロッピーディスクに記憶されているデータを
読み込んでよいと判定できるので、まず、RAM104
の初期化を行い(S1204)、StandByフラグ
およびDataLoadedフラグをfalseとして
(S1205)、演奏データが読み込みされていない状
態とした後、FDD130に挿入されているフロッピー
ディスクから演奏データを読み込む(S1206)。そ
して、演奏データの読み込みが完了した場合はData
Loadedフラグをtrueとし(S1207)、S
tandByフラグをtrueとして(S1208)、
データの読み込みを完了して親機100をスタンバイ状
態とする。
【0036】次に、各コネクタ112jに対応するUp
datedフラグをfalseとして(S1209)、
後述するデータ送信イベント(図中“Event.Co
m[j].DATASEND”:図18参照)を発生す
る(S1210)。このステップS209およびS21
0の処理をj=1〜nまで繰り返した後、ディスクイン
イベント処理を終了する。
【0037】ところで、ステップS1203の判定にお
いて、バージョンが適合しないと判定した場合は、デー
タをフロッピーディスクから読み込みできないと判定で
きるので、フロッピーディスクをFDD130から排出
する処理を行い(S1211)、DisKフラグをfa
lseとする(S1212)。そして、挿入されたフロ
ッピーディスクは適合しないものであった旨を警告音や
音声メッセージを出力するなどしてユーザに報知する処
理を行い(S1213)、ディスクインイベント処理を
終了する。
【0038】排出スイッチイベント 図17は、排出スイッチイベントに応じてCPU102
が実行する処理(排出スイッチイベント:図中“Eve
nt.Switch.EJECT”)を示している。排
出スイッチイベントは排出スイッチ131の操作に応じ
て発生し、CPU102は、排出スイッチイベントが発
生すると、まず、Diskフラグの状態、すなわち、フ
ロッピーディスクがFDD130に挿入されているか否
かを判定する(S1221)。ここで、フロッピーディ
スクがFDD130に挿入されていると判定した場合は
(S1221;true)、次にDataLoaded
フラグの状態、すなわち、データの読み込みが完了して
いるか否かを判定し(S1222)、読み込みが完了し
ていないと判定した場合は(S1222;fals
e)、フロッピーディスクからのデータ読み込み処理を
中断すると同時に誤動作を防止する目的でRAM104
の初期化を行う(S1223)。この場合、フロッピー
ディスクの読み込みを指示したディスクインイベント処
理は強制終了し、図15のステップS1207以後の処
理は行われない。そして、フロッピーディスクを排出す
る旨を報知する処理を行い(S1224)、フロッピー
ディスクをFDD130から排出する(S1225)。
ステップS1222の判定において、読み込みが完了し
ていると判定した場合は(S1222;true)、ス
テップS1223、S1224の処理を行わずに、フロ
ッピーディスクの排出処理を行う(S1225)。フロ
ッピーディスクの排出を終了(S1225)した場合、
あるいは、ステップS221の判定においてフロッピー
ディスクがFDD130に挿入されていないと判定した
場合は(S1221;false)、DisKフラグを
falseとして(S1226)、排出イベント処理を
終了する。
【0039】(3)子機への音色割り当て 次に、子機200への音色を割り当てにかかる処理につ
いて、図18および図19に示すフローチャートを参照
しながら説明する。
【0040】コネクタ状態イベント 図18は、コネクタ状態イベントに応じてCPU102
が実行する処理(コネクタ状態イベント:図中“Eve
nt.Com[j].DATASEND)を示してい
る。コネクタ状態イベントは各コネクタ112iにおい
て子機200が接続された場合、もしくは、コネクタ1
12jと子機200との接続が失われた場合に発生し、
CPU102は、コネクタ状態イベントが発生すると、
CPU102は、コネクタ112jから子機200に対
してreplayコマンドを送信する(S1301)。
replayコマンドとは、親機100から子機200
に対して送信するチェック用のコマンドであり、rep
layコマンドを受信した子機200は、後述するよう
に該コマンドを親機200に返信するようになってい
る。
【0041】親機100は、コネクタ112jを介して
子機200iから受信したデータをkに保持し(S13
02)、k=nullであるか否か、すなわちrepl
ayコマンドに対する応答がなされたか否かを判定する
(S1303)。ここで、子機200iがコネクタ11
2jに接続されていない場合、あるいは接続された子機
200iが破損している場合や誤動作を生じている場合
は、子機200iからreplayコマンドが返信され
ないので、k=nullとなる。従ってステップS13
03の判定において、子機200iから応答があったと
判定した場合は(S1303;false)、当該子機
200iの接続されたコネクタjについてのCom
[j].Existフラグをtrueとする(S130
4)。そして、Com[j].Updatedフラグの状
態、すなわち、コネクタ112jに接続された子機20
0iへのデータ送信を行ったか否かを判定し(S130
5)、子機200iへのデータ送信を行っていないと判
定した場合は(S1305;false)、コネクタ1
12jにおけるデータ送信イベント(図中“Even
t.Com[j].DATASEND”図19参照)を
発生して(S1306)、コネクタ状態イベント処理を
終了する。
【0042】ところで、ステップS1303の判定にお
いて、子機200iからの応答がなかったと判定した場
合は(S1303;true)、コネクタ112jには
子機200が接続されていない、あるいは、接続された
子機200が異常であると判定できるので、Com
[j].Existフラグをfalseとして(S130
7)、コネクタ状態イベント処理を終了する。また、ス
テップS1305の判定において、すでに子機200i
へのデータ送信を行ったと判定した場合は(S130
5;true)、子機200に対して新たにデータ送信
を行う必要がないと判定できるので、ステップS130
6の処理を行わずにコネクタ状態イベント処理を終了す
る。
【0043】データ送信イベント 図19は、データ送信イベントに応じてCPU102が
実行する処理(データ送信イベント処理:図中“Eve
nt.Com[j].DATASEND”)を示してい
る。なお、この処理も、各コネクタ112j毎に行わ
れ、これにより、各コネクタ112jに接続された子機
200iへのデータ送信が行われるようになる。
【0044】データ送信イベントは上述のディスクイン
イベント処理もしくはコネクタ状態イベント処理の過程
において発生し、コネクタ112jから対応する割当デ
ータを送信する処理を指示するものである。CPU10
2は、データ送信イベント処理が発生すると、Stan
dByフラグの状態、すなわち、親機100がスタンバ
イ状態であるか否かを判定する(S1311)。ここ
で、親機100がスタンバイ状態であると判定した場合
は(S1311;true)、次に、Com[j].Ex
istフラグの状態、すなわち、コネクタjに子機20
0iが正常に接続されているか否かを判定し(S131
2)、正常に接続されていると判定した場合は(S13
12;true)、RAM104に記憶されている音色
コードデータ(図中“Tone[Com[i].ToneC
ode]”)および、しきい値データ(図中“Com
[i].Sens”)を、子機200に送信する(S13
13)。CPU102は、音色コードデータおよびしき
い値データの送信を終了すると、データ送信終了コマン
ド(図中“complete”)を子機200に送信し
(S1314)、Com[j].Updatedフラグを
trueとして(S1315)、データ送信イベント処
理を終了する。
【0045】なお、ステップS1311の判定において
親機100がスタンバイ状態ではないと判定した場合
(S1311;false)、あるいは、ステップS1
312の判定においてコネクタjの子機200iが正常
に接続されていないと判定した場合は(S1312;f
alse)、音色コードデータおよびしきい値データを
送信することができないので、ステップS1313〜S
1315の処理を行わずに、データ送信イベント処理を
終了する。
【0046】(4)スイッチ操作 次に、操作部120のスイッチ操作にによって発生する
イベントに応じてCPU102が実行する処理につい
て、図20〜図23に示すフローチャートを参照しなが
ら説明する。
【0047】再生スイッチイベント 図20は、再生スイッチイベントに応じてCPU102
によって実行される処理(再生スイッチイベント:図中
“Event.Switch.PLAY”)を示してい
る。なお、本イベントにおいて判定に用いるフラグ
(“Play”、“Pause”)は、“Play”が
trueであるときは、親機100において自動演奏を
行っている状態を示し、“Pause”がtrueであ
るときは、親機100において自動演奏を行っている状
態を示している。
【0048】再生スイッチイベントは、再生スイッチ1
21の操作に応じて発生し、CPU102は、再生スイ
ッチイベントが発生すると、StandByフラグの状
態、すなわち、親機100がスタンバイ状態であるか否
かを判定する(S1401)。ここで、親機100がス
タンバイ状態であると判定した場合は(S1401;t
rue)、次に、Playフラグの状態、すなわち、自
動演奏中であるか否かを判定し(S1402)、自動演
奏中ではないと判定した場合は(S1402;fals
e)、自動演奏イベントを発生させて(S1403)、
Playフラグをtrueにして(S1404)、再生
スイッチイベント処理を終了する。
【0049】ステップS1402の判定において、自動
演奏中であると判定した場合は(S1402;tru
e)、Pauseフラグの状態、すなわち、自動演奏を
中断しているか否かを判定する(S1405)。ここ
で、自動演奏を中断していると判定した場合は(S14
05;true)、演奏再開イベント(図中“Even
t.Play.CONT”)を発生させて(S140
6)、Pauseフラグをfalseとした後に(S1
407)、再生スイッチイベント処理を終了する。一
方、ステップS1405の判定において、自動演奏を中
断していないと判定した場合は(S1405;fals
e)、自動演奏中断イベント(図中“Event.Pl
ay.PAUSE”)を発生させて(S1408)、P
auseフラグをtrueとした後に(S1409)、
再生スイッチイベント処理を終了する。
【0050】ところで、ステップS1401の判定にお
いて、親機100がスタンバイ状態ではないと判定した
場合は(S1401;false)、演奏の開始あるい
は中断を行うことはできないと判定できるので、そのま
まスイッチイベント処理を終了する。
【0051】停止スイッチイベント 図21は、停止スイッチイベントに応じてCPU102
が実行する処理(停止スイッチイベント:図中“Eve
nt.Switch.STOP”)を示している。停止
スイッチイベントは、停止スイッチ122の操作に応じ
て発生し、CPU102は、停止スイッチイベントが発
生すると、Playフラグの状態、すなわち、自動演奏
中であるか否かを判定し(S1411)、自動演奏中で
あると判定した場合は(S1411;true)、Pa
useフラグをfalseとして、Pauseフラグの
状態、すなわち、自動演奏を中断しているか否かを判定
する(S1413)。ここで、自動演奏を中断している
と判定した場合は(S1413;true)、Paus
eフラグをfalseとして、自動演奏停止イベント
(図中“Event.Play.STOP”)を発生し
た後(S1415)、停止スイッチイベント処理を終了
する。
【0052】一方、ステップS1413の判定におい
て、自動演奏を中断していないと判定した場合は(S1
413;false)、ステップS1414の処理を行
わずに自動演奏停止イベントを発生した後(S141
5)、停止スイッチイベント処理を終了する。なお、ス
テップS1411の判定において、自動演奏中ではない
と判定した場合は(S1411;false)、演奏を
停止する必要がないと判定できるので、そのまま、停止
スイッチイベント処理を終了する。
【0053】その他のスイッチイベント 図22は、転調スイッチイベントに応じてCPU102
が実行する処理(転調スイッチイベント:図中“Eve
nt.Switch.TUNE”)を示している。な
お、音量スイッチイベント(音量スイッチ124a、1
24bの操作に応じて発生)、テンポスイッチイベント
(テンポスイッチ125a、125bの操作に応じて発
生)に応じてCPU102が実行する処理(“Even
t.Switch.VOLUME”、“Event.S
witch.TEMPO”)も共通するので、ここで
は、転調スイッチイベントに応じてCPU102が実行
する処理の説明を行う。転調スイッチイベントは転調ス
イッチ123a、123bの操作に応じて発生し、転調
スイッチ123aの操作に応じた転調スイッチイベント
が発生すると、RAM104に記憶されたTuneの値
を1減算し、転調スイッチ123bの操作に応じた転調
スイッチイベントが発生すると、RAM104に記憶さ
れたTuneの値に1加算する(S1240)。なお、
本実施形態では、各スイッチに対応して設定される値は
−5〜+5の範囲の整数である。各値の初期値は0であ
り、CPU102は、演奏データをフロッピーディスク
から読み込んだ時点で各々の値を0にリセットする(図
15:S1204)。また、転調スイッチイベント(音
量スイッチイベント、テンポスイッチイベント)の発生
に応じた処理によって各値が−5〜+5の範囲を逸脱す
ることはない。このようにTuneの値を更新した後
は、転調スイッチイベント処理を終了する。
【0054】(5)自動演奏処理 次に、自動演奏にかかる処理について説明する。図23
は、自動演奏処理を示すフローチャートである。自動演
奏処理については公知の技術であるので詳細は省略する
が、本実施形態では、自動演奏はテンポに応じた割り込
み処理によって行われ、前述の自動演奏イベント、自動
演奏中断イベント、自動演奏再開イベント、自動演奏終
了イベントによって、自動演奏の開始、一時停止、終了
が制御される。割り込み処理を開始すると、CPU10
2は、データ中のMIDIデータを順次読み出して、M
IDIデータによって指示される演奏を再生する(S1
430)。なお、割り込み周期(テンポ)は、上述のT
empoに応じて制御される。また、演奏再生において
は、Volumeの値に応じて音量が制御され、Tun
eの値に応じて転調が制御される。
【0055】2−2−2.子機の動作 次に、図24〜図28を参照しながら、子機200の動
作について説明する。本実施形態では、子機200も親
機100と同様、CPU201で実行される処理プログ
ラムのメインルーチンは、子機200の動作に伴い発生
し、RAM203の所定のエリア(図12では省略)に
スタックされる各種イベントを順次読み出し、この読み
出したイベントに対する処理を実行するものである。
【0056】(1)子機200の指示動作検出 図24は、子機200の指示動作を検出するための処理
概念を示す図である。上述したように、子機200に
は、センサ206が設けられており、センサ206は、
子機断面におけるxyz軸方向の各々の加速度を検出し
て出力している。A/D変換器207においてデジタル
値に変換された各軸方向の検出値に基づいて、CPU2
01は、子機200の操作状態を示す検出値Magを生
成する。検出値Magは、図24に示すように、各軸方
向の加速度(力)の和、速度(力積)の和、あるいは、
速度の二乗和(運動エネルギー)などを示すように算出
すればよい。
【0057】(2)親機からの音色割り当て まず、親機100から音色の割り当てを受ける際の処理
について説明する。 コネクタ状態イベント 図25は、コネクタ状態イベントに応じてCPU201
が実行する処理(コネクタ状態イベント:図中“Eve
nt.Com.STATUS”)を示している。コネク
タ状態イベントは、親機100と同様、コネクタ221
が親機100のコネクタ112と接続された場合、もし
くは、コネクタ221と親機100のコネクタ112と
の接続が失われた場合に発生し、CPU201は、コネ
クタ状態イベントが発生すると、CPU201は、No
teOnフラグの状態、すなわち、発音処理中であるか
否かを判定し(S2101)、発音処理中であると判定
した場合は(S2101;true)、ノートオフイベ
ント(図中“Event.NOTEOff”)を発生し
て、発音を停止する(S2102)。そして、Note
Onフラグをfalseとする(S2103)。ステッ
プS2101の判定において、発音処理中ではないと判
定した場合(S2101;false)、あるいは、発
音を停止した後(S2102、S2013)、CPU2
01は、LightOnフラグの状態、すなわち、ライ
ト208が点灯中であるか否かを判定し(S210
4)、ライト208が点灯中であると判定した場合は
(S2104;true)、ライトオフイベント(図中
“Event.LIGHTOFF”)を発生してライト
208を消灯する(S2105)。そして、Light
Onフラグfalseとする(S2106)。
【0058】ステップS2104の判定において、ライ
ト208を点灯中ではないと判定した場合(S210
4;false)、あるいは、ライト208を消灯した
後(S2105、S2016)、CPU201は、St
andByフラグの状態、すなわち、子機200がスタ
ンバイ状態にあるいか否かを判定し(S2107)、ス
タンバイ状態ではないと判定した場合は(S2107;
false)、誤動作を防止するためにRAM203を
初期化した後に(S2108)、コネクタ状態イベント
処理をする。一方、子機200がスタンバイ状態である
と判定した場合は(S2107;true)、RAM2
03の初期化を行わずに、コネクタ状態イベント処理を
終了する。
【0059】データ受信イベント 図26は、データ受信イベントに応じてCPU201が
実行する処理(データ受信イベント:図中“Even
t.Com.DATAIN”)を示している。データ受
信処理イベントは、コネクタ221において親機100
からのデータ受信要求信号を受信したことに応じて発生
し、データ受信イベントが発生すると、CPU201
は、受信したデータをいったんRAM203のテンポラ
リエリアに格納し(S2111)、受信したデータがc
omplateコマンドであるか否かを判定する(S2
112)。ここで、受信したデータがcomplate
コマンドであると判定した場合は(S2112;YE
S)、親機100からのデータ受信が完了したと判定で
きるので、ライトオンイベント(図中“Event.L
IGHTON” )を発生してライト208を点灯する
(S2113)。そして、LightONフラグをtr
ueとし(S2114)、StandByフラグをtr
ueとして(S2115)、子機200をスタンバイ状
態とした後にデータ受信イベント処理を終了する。
【0060】ところで、ステップS2112の判定にお
いて、受信したデータがcomplateコマンドでは
ないと判定した場合は(S2112;NO)、受信した
データがreplayコマンドであったか否かを判定す
る(S2116)。ここで、受信したデータがrepl
ayコマンドであったと判定した場合は(S2116;
YES)、親機100は、子機200が正常に接続され
ているか否かを検査する信号を送信してきたと判定でき
るので、これに応答してreplayコマンドをコール
バックして(S2117)、子機200をスタンバイ状
態とした後にデータ受信イベント処理を終了する。
【0061】一方、ステップS2116の判定におい
て、受信したデータがreplayコマンドではなかっ
たと判定した場合は(S2116;NO)、受信したデ
ータは、割当データであると判定できるので、まず、S
tandByフラグの状態、すなわち、子機200がス
タンバイ状態にあるか否かを判定し(S2118)、ス
タンバイ状態であると判定した場合は(S2118;t
rue)、いったんStandByフラグをfalse
とした後に(S2119)、RAM203の初期化を行
い(S2120)、受信したデータをRAM203の所
定のエリアに書き込む(S2121)。ステップS21
18の判定において、子機200がスタンバイ状態では
ないと判定した場合は(S2118;false)、受
信したデータをRAM203の所定のエリアに書き込ん
だ後(S2121)、受信イベント処理を終了する。
【0062】(2)演奏処理 次に、子機200の操作に応じた演奏処理について図2
7および図28を参照しながら説明する。
【0063】タイマ割り込み1 図27は、センサ206の出力値を定期的に検出して、
発音およびライト208の点灯を行う処理(タイマ割り
込み1)を示している。この割り込み処理は、プログラ
ムされたタイマによって、演奏者の演奏動作を十分検知
できる時間間隔毎に周期的に実行される。タイマ割り込
み1を開始すると、CPU201は、上述したようにセ
ンサ206の出力値から変数Magを算出する(S22
01)。そして、動作方向をレジスタSIGN1にセッ
トして(S2202)、Magがしきい値Sense以
上であるか否かを判定する(S2203)。ここで、M
agがしきい値Sense未満であると判定した場合は
(S2203;false)、発音処理および点灯処理
を行う必要がないと判定できるので、タイマ割り込み1
を終了する。
【0064】Magがしきい値Sense以上であると
判定した場合は(S2203;true)、SIGN0
が示す方向が、SIGN1の示す方向と異なるか否かを
判定する(S2204)。本実施形態では、SIGN0
に前回の処理(S2205)における方向がセットさ
れ、SIGN1に今回検出した方向(S2202)がセ
ットされており、SIGN0とSIGN1とを比較する
ことによって、方向を判定することができるようになっ
ている。
【0065】ステップS2204の判定において、今回
の動作方向と前回の動作方向が同じであると判定した場
合は(S2204;false)、新たな発音処理およ
び点灯処理を行う必要がない場合であるとみなし、タイ
マ割り込み1を終了する。一方、今回の動作方向と前回
の動作方向が異なると判定した場合は(S2204;t
rue)、今回検出した方向SIGN1の値をSIGN
0にセットする(S2205)。そして、NoteOn
フラグをtrueとして(S2206)、ノートオンイ
ベント(図中“Event.NOTEON”)を発生
し、CPU201は音源204に対して、RAM203
に記憶した音色データに基づいた楽音を生成するように
指示する(S2207)。CPU201は、楽音の生成
を開始すると、発音時間をTIMER1にセットする
(S2208)。この、TIMER1にセットされた値
は、後述するタイマ割り込み2において消音するタイミ
ングを決定するために用いられる。発音開始処理(S2
206〜S2208)を行った後、CPU201は、ラ
イト208を点灯する処理を行う。ここでは、まず、L
ightOnフラグをtrueとして(S2209)、
ライトオンイベント(図中“Event.LIGHTO
N”)を発生して、CPU201はライト208の点灯
を指示する(S2210)。CPU201は、ライト2
08の点灯を開始すると、点灯時間をTIMER2にセ
ットする(S2211)。この、TIMER2にセット
された値は、後述するタイマ割り込み2において消灯す
るタイミングを決定するために用いられる。そして、発
音開始処理および点灯開始処理のいずれもが終了する
と、タイマ割り込み1を終了する。
【0066】タイマ割り込み2 図28は、タイマ割り込み1においてセットしたTIM
ER1およびTIMER2の値を所定周期でデクリメン
トして、消音およびライト208の消灯を行う処理(タ
イマ割り込み2)を示している。タイマ割り込み2を開
始すると、CPU201は、まず、NoteOnフラグ
の状態、すなわち、子機200が発音中であるか否かを
判定する(S2221)。ここで、発音中であると判定
した場合は(S2221;true)、次に、TIME
R1のカウント値が0より大きいか否かを判定し(S2
222)、カウント値が0より大きいと判定した場合は
(S2222;true)、TIMER1のカウント値
を所定値D1だけデクリメントする(S2223)。一
方、ステップS2222の判定において、カウント値が
0以下になったと判定した場合は(S2222;fal
se)、消音タイミングになったと判定できるので、ノ
ートオフイベント(図中“Event.NOTEOF
F”)を発生して、CPU201は音源204に消音を
指示した後(S2224)、NoteOnフラグをfa
lseとする(S2225)。
【0067】ステップS2221の判定において、発音
中ではないと判定した場合(S2221;fals
e)、あるいは、TIMER1をデクリメントした後
(S2223)、または、消音処理を行った後(S22
24、S2225)、CPU201は、LightOn
フラグの状態、すなわち、ライト208が点灯されてい
るか否かを判定する(S2226)。ここで、ライト2
08が点灯中であると判定した場合は(S2226;t
rue)、次に、TIMER2のカウント値が0より大
きいか否かを判定し(S2227)、カウント値が0よ
り大きいと判定した場合は(S2227;true)、
TIMER2のカウント値を所定値D2だけデクリメン
トする(S2228)。一方、ステップS2227の判
定において、カウント値が0以下になったと判定した場
合は(S2227;false)、消灯タイミングにな
ったと判定できるので、ライトオフイベント(図中“E
vent.LIGHTOFF”)を発生して、CPU2
01はライト208の消灯を指示した後(S222
9)、LightOnフラグをfalseとする(S2
230)。そして、ステップS2226の判定において
ライト208を点灯中ではないと判定した場合(S22
26;false)、あるいは、TIMER2をデクリ
メントした後(S2228)、または、消灯処理を行っ
た後(S2229、S2230)、タイマ割り込み2を
終了する。なお、上記説明において詳細は省略したが、
本実施形態の子機200の音源204は、前述のノート
オンイベントの発生に応じて、RAM203に記憶され
た音色データに基づいた楽音信号の生成を開始し、ノー
トオフイベントの発生に応じて発生している楽音信号の
消音を行うようCPU201によって制御されるもので
ある。また、ライト208は前述のライトオンイベント
に応じて発光し、ライトオフイベントに応じて消灯する
ようにCPU201によって制御されるものである。
【0068】3.第1実施形態の効果 上述した処理によって、親機100は演奏データに基づ
いて自動演奏を行い、各子機200はそれぞれ割り当て
られた音色の楽音を演奏指示動作に基づいて発音する。
FDD130にフロッピーディスクが挿入されて演奏デ
ータが親機100のRAM104に転送されると、演奏
データに対応した割当データ(音色データ、しきい値デ
ータ)を音色を各子機200iに送信して割り当てを行
うので、フロッピーディスクに記録された演奏データに
基づいて容易に初期設定を行うことができるようにな
る。各子機200iは、それぞれ音源204および演奏
指示動作(子機200を振る動作)を検出するセンサ備
え、検出された演奏指示動作に対応して、送信された音
色データに基づいた楽音の生成を行うので、演奏者は、
各子機200を振るだけで容易に演奏を行うことができ
るようになる。
【0069】B:第2実施形態 次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第1
実施形態は、各子機200において発音を行う場合を例
として説明したが、第2実施形態では、子機200は、
親機100における発音を制御する場合を例として説明
する。
【0070】1.第2実施形態の構成 まず、第2実施形態の構成について説明する。第2実施
形態においては、外観構成および、親機100の電気的
構成については、異なる部分についてのみ説明して、図
示は省略する。第2実施形態においては、子機200
は、親機100における自動演奏を制御するので、子機
200は、親機100に対して、上述のMagに応じて
発生する演奏指示データ(トリガ信号)をリアルタイム
で送信する。従って、第1実施形態では、コネクタ11
2およびコネクタ221が接触している態様の接続を行
うものとして説明したが、第2実施形態においては、コ
ネクタ112およびコネクタ221は、例えば赤外線な
どを用いて、非接触(ワイヤレス)でデータの送受信を
行うことができるように構成されている。
【0071】本実施形態では、特定の割当データCom
[j]には、第1実施形態の音色データのかわりに、子
機200に対して親機100の自動演奏のテンポを制御
する機能を割り当てることを指示するtriggerコ
マンドが記憶されている。また、子機200のRAM2
03には、上記第1実施形態の場合において記載したフ
ラグに加え、Triggerフラグが設けられており、
Triggerフラグが“true”のときは、子機2
00は親機100の自動演奏のテンポを制御するもので
あることを示している。
【0072】2.第2実施形態の動作 次に、第2実施形態の動作について説明する。図29
は、第2実施形態におけるデータ受信イベントのフロー
チャートであり、図30は、第2実施形態におけるタイ
マ割り込み1のフローチャートである。なお、その他の
処理については、第1実施形態と同様であるので、図示
および説明は省略する。
【0073】(1)データ受信イベント 図29に示す各ステップのうち、ステップS2111〜
S2120までは、第1実施形態と同様の処理であるの
で説明を省略し、ここでは、ステップS2121〜S2
124について説明する。子機200のCPU201
は、RAM203を初期化した後(S2120)、受信
した割当データの内容を判定する(S2121)。すな
わち、割当データが、親機100が子機200iからの
トリガ信号を受信することを示すtriggerコマン
ドであるか否かを判定し、triggerコマンドであ
ると判定した場合は(S2121;true)、RAM
203に設定されたTriggerフラグをtrueと
して(S2122)、データ受信イベント処理を終了す
る。一方、triggerコマンドではないと判定した
場合は(S2121;false)、Triggerフ
ラグをfalseとした後(S2123)、親機100
から受信したデータをRAM203の所定のエリアに書
き込むと(S2124)、データ受信イベント処理を終
了する。
【0074】(2)タイマ割り込み1 図30に示す各ステップのうち、ステップS2201〜
S2211は第1実施形態と同様の処理であるが、本実
施形態では、ステップS2203とS2204との間に
のステップS2203’およびステップS2203”が
行われる点で異なるので、ここでは、ステップS220
3’およびS2203”の処理について説明する。第2
実施形態においては、CPU201は、センサ206の
検出値Magがしきい値Sense以上であるか否かを
判定し(S2203)、しきい値以上であると判定した
場合は(S2203;true)、子機200iにおけ
る指示動作を検出したと判定できるので、Trigge
rフラグの状態、すなわち、親機100にトリガ信号を
送る必要があるか否かを判定する(S2203’)。こ
こで、トリガ信号を送信する必要があると判定した場合
には(S2203’;true)、トリガ信号を親機1
00に送信して(S2203”)、ステップS2204
に移行する。一方、ステップS2203の判定におい
て、トリガ信号を送信する必要がないと判定した場合に
は(S2203;true)、子機200において指示
動作を検出していないと判定できるので、タイマ割り込
み1を終了する。
【0075】このように子機200が送信するトリガ信
号を受信する親機100は、該トリガ信号を受信する間
隔に基づいて(例えばトリガ信号間隔を4分音符の長さ
であるとみなし)、自動演奏のテンポを制御する。
【0076】3.第2実施形態の効果 このように、第2実施形態においては、親機100は各
子機200に対してトリガ信号を受信するか否かを示す
triggerコマンドを送信し、triggerコマ
ンドを受信した子機200は、指示動作を検出した場合
に親機100に対してトリガ信号を送信する。そして、
親機100は、受信したトリガ信号に応じて上述のテン
ポデータ(Tempo)の値を更新するので、親機10
0における自動演奏を子機200の指示動作に基づいて
制御できるようになる。
【0077】C:第3実施形態 次に、本発明の第3の実施形態について説明する。第3
実施形態においては、子機200に備えられたライト2
08を用いて、演奏者に対して操作タイミングを指示す
る例について説明する。
【0078】1.第3実施形態の構成 まず、第3実施形態の構成について説明する。第3実施
形態においては、外観構成および、親機100の電気的
構成については、異なる部分についてのみ説明して、図
示は省略する。第3実施形態においては、親機100
は、子機200における発音タイミングを指示するの
で、親機100は、子機200に対して、発音タイミン
グを指示するタイミング信号をリアルタイムで送信す
る。従って、第1実施形態では、コネクタ112および
コネクタ221が接触している態様の接続を行うものと
して説明したが、第2実施形態においては、コネクタ1
12およびコネクタ221は、例えば赤外線などを用い
て、非接触(ワイヤレス)でデータの送受信を行うこと
ができるように構成されている。また、第3実施形態に
おけるデータには、各子機200i毎に、発音タイミン
グを指示するためのタイミング指示データを含んでいる
(図示略)。
【0079】2.第3実施形態の動作 次に、第3実施形態の動作について説明する。第3実施
形態では、親機100がデータに基づいてタイミングデ
ータを各子機200に送信する。タイミングデータに
は、演奏タイミングとなる子機200iのIDを示すデ
ータが含まれており、親機100は、タイミングデータ
を各子機200iに対して一斉に送信し、タイミングデ
ータを受信した子機200iは、受信したIDが自己の
IDと一致している場合に演奏者に対して指示動作を行
うタイミングを報知する。図32は、第3実施形態にお
けるデータ受信イベントのフローチャートであり、図3
3は、第2実施形態におけるタイマ割り込み3のフロー
チャートである。なお、その他の処理については、第1
実施形態と同様であるので、図示および説明は省略す
る。子機200iには、各々固有のIDが設定され、各
子機のRAM203には、このIDを記憶するためのエ
リアが設けられている。このIDは、ROM202に予
め記憶しておいたIDをRAM203に転送するといっ
た固定的なものであってもよいし、親機100が子機2
00iに割当データを送信する際。子機200iが接続
されている親機100のコネクタ112jに対応した番
号をIDとして、割当データとともに子機200iに送
信するといった動的なものであってもよい。
【0080】(1)タイマ割り込み3 図31に示すタイマ割り込み3は、親機100からタイ
ミング信号(図中“Event.TIMING”)を所
定周期で受信して、受信したタイミングデータが自己宛
のデータであれば、演奏者に対して指示動作を行うタイ
ミングを報知する処理である。より詳細には、タイマ割
り込み3にかかる処理を開始すると、CPU201は、
親機100からタイミングデータを受信したか否かを判
定し(S2301)、タイミングデータを受信したと判
定した場合は(S2301;true)、タイミングデ
ータに含まれるID(図中“TIMING.ID”)が
自己のIDと一致するか否かについて判定する(S23
02)。なお、自己のIDは、上述したようにRAM2
03に記憶されている。
【0081】ステップS2302の判定において、受信
したIDと自己のIDとが一致したと判定した場合は
(S2302;true)、LightOnフラグをt
rueとして(S2303)、ライトオンイベントを発
生してライト208の点灯を開始した後(S230
4)、点灯時間をTIMER2にセットして(S230
5)、タイマ割り込み3を終了する。ステップS230
1の判定において、タイミングデータを受信していない
と判定した場合(S2301;false)、あるい
は、ステップS2302の判定において、受信したID
と自己のIDとが一致しないと判定した場合は(S23
02;false)、ライト208を転送する必要がな
いと判定できるので、ステップS2303〜S2305
にかかる処理を行わずに、タイマ割り込み3を終了す
る。
【0082】3.第3実施形態の効果 このように、第3実施形態においては、親機100は、
子機200に対して演奏タイミングを示すタイミングデ
ータを送信し、子機200は、受信したタイミングデー
タに基づいてライト208を点灯することによって、子
機200を振る動作を行うタイミングを演奏者に報知す
るので、演奏者は容易に演奏を行うことができるように
なる。
【0083】D:変形例 本発明は、上述した実施形態に限定されるものではな
く、以下のような各種の変形が可能である。
【0084】(1)親機100に関する変形 上記実施形態では、親機100は、子機200の数に対
応する子機差込穴111を有する半球状の形状をしてい
るが(図1参照)、子機200を収容した状態で持ち運
びすることができる形状および大きさであればどのよう
なものでもよい。子機200を収容する部分の形状も、
子機200との接続が行えればどのような形状でもよ
い。また、必ずしも上記実施形態のように音源を備えて
自動演奏を行う必要はなく、単に各子機200に対する
音色などの割当を行う機能を備えるだけでもよい。この
ような場合は、テンポや調を変更するスイッチも不要と
なる。上記実施形態においては、フロッピーディスクか
ら、あらかじめ音色データを記憶していない親機100
に対して音色データを供給しているが、親機100にあ
らかじめ複数の音色データを記憶しておき、フロッピー
ディスクから音色コードを供給するようにしても構わな
い。
【0085】(2)子機200に関する変形 上記実施形態においては、子機200は、あらかじめ音
色データを記憶しておかずに、親機100から送信され
た音色データを用いて楽音の生成を行っているが、あら
かじめ複数の音色データを記憶しておき、親機100か
ら送信された音色コードによって割り当てが行われるよ
うにしても構わない。あるいは、あらかじめ予備の音色
データを子機200に記憶しておいて、親機100から
正常に音色データが送信されなかった場合に、予備の音
色データを用いるようにしてもよい。このように、子機
200が予め音色データを記憶している場合は、親機1
00から各子機200に送信されるデータは、子機20
0を振ったときに発音される楽音の音高、音量、発音時
間などの音楽要素のうちのいずれかに関して制御を指示
するデータであってもよい。例えば、子機200の動作
によって音高を制御する場合は、親機100は、子機2
00にいずれの音高の楽音を生成するかを指示するデー
タを送信する。
【0086】また、子機差込穴111および筐体下部2
20の断面形状も、上記実施形態のように略円形に限ら
ず、楕円形や多角形など他の形状であっても良く、演奏
者が筐体下部220を把持しやすい形状であればどのよ
うなものでもよい。筐体下部220の断面積について
も、上記実施形態においては、平均的な成人が把持する
のに適した大きさとして説明したが、子供が把持するの
に適した大きさであっても構わない。
【0087】上記形態においては、筐体上部210の形
状は、図5に示すように、一端側の断面積が他端側の断
面積よりも大きな略円筒状の形状に形成されているが、
生成された楽音の共鳴や遠達性などの音響特性を向上さ
せるように調整されていればどのような形状でもよく、
例えば球状の形状であってもよいし、断面が多角形の柱
状や錐状の形状であってもよい。この場合において、放
音用の開口部は、当該子機200を把持している演奏者
に対してよく聞こえる位置や、他の演奏者に対してよく
聞こえるような位置に設けられていれば、どのような位
置であっても構わない。
【0088】上記実施形態においては、子機200にお
いて演奏指示動作を検出したことや発音タイミング、ま
たは、データの受信完了を報知する手段としてランプ2
08を設けたが、これに限らず、例えばモータなどの振
動体を設けて、該モータを駆動することによって発生す
る振動によって演奏者に報知を行ってもよい。また、演
奏指示動作を検出したことを報知する場合には、上記モ
ータなどの振動体にかえて、子機200の筐体上部21
0および筐体下部220の全体もしくは一部を硬質の材
料で形成し、子機200のサウンドシステム(SS)2
05で楽音の発生に伴うスピーカの振動によって子機2
00を振動させるようにしてもよい。さらにまた、この
ような報知手段を、例えば、子機200の異常など他の
情報を演奏者に報知するために用いても構わない。
【0089】また、上記実施形態の音源として、PCM
音源などの波形データを用いるものを例示したが、FM
音源や物理モデル音源など、いかなる形式の音源を使用
しても構わない。音色データは音源に適合する形式のデ
ータであればいかなる形式のものであっても構わないの
は勿論である。音色も、特定の楽器(例えばピアノ)の
異なる音高であってもよいし、波の音や小鳥のさえずり
といった効果音でもいい。
【0090】(3)親機100と子機200との接続に
関する変形 記実施形態においては、親機100に子機200が正常
に接続されている場合に割当データの送信を行っている
が、データ送信が完了する前に子機200が親機100
から離された場合には、例えば警告音の発音など、その
旨を警告する手段を設けてもよい。また、上記実施形態
においては、図7に示すような同心円状のコネクタ11
2および221によって親機100と子機200とを接
続しているが、これに限らず、図36に示すような非対
称のコネクタ形状でもよい。図7に示す形状によれば、
子機200を子機差込穴111に差し込む際の方向を意
識する必要がなくなり、図36に示すような非対称の形
状によれば、差込方向の間違えを防止することができ
る。
【0091】上記実施形態では、コネクタ112のグル
ープ化は図11を用いて説明した6パターンのみなら
ず、上述したiの規則およびiiの規則に従っていれば任
意のグループにグループ分けしてもよく、iの規則とii
の規則を組み合わせてグループ化を行ってもよい。例え
ば、三角形二つをiの規則に従って各々1つのグループ
とし、残りの三角形をiiの規則に従って同心円上に配置
された複数の三角形の中心方向に対向する頂点と底辺と
を各々1つのグループとした6つのグループに分けても
よい。また、グループ化規則も、その他の規則を適用し
ても構わず、グループが幾何学的に容易に認識できるよ
うな規則であればどのようなものでも構わない。上記実
施形態では、あらかじめグループ化した各コネクタ11
2に対応した数の割当指示データをフロッピーディスク
に記憶しておく例を説明したが、フロッピーディスクに
はグループの数(本実施形態では1〜12)だけの割当
指示データを用意しておき、親機100がフロッピーデ
ィスクからデータを読み込む際、割当指示データの数に
基づいて、CPU102がコネクタ112を適宜所定の
グループに分けるようにしてもよい。例えば、割当指示
データの数とグループ分けのパターンを対応つけて記憶
したテーブルや、割当指示データの数に基づいてコネク
タ112をグループに分ける関数もしくはプログラム
を、親機100のROM103もしくはフロッピーディ
スクなどに用意し、該テーブルを参照した結果や関数も
しくはプログラムの処理結果に応じて、コネクタ112
を上述した規則に従った所定のグループに分けるように
すればよい。
【0092】上記実施形態では、子機200を12個備
えた電子楽器を例として説明したが、子機200は12
個に限定されるものではない。親機100における子機
差込穴111の配置についても、子機200の個数に応
じて適宜変更可能である。例えば子機200を12個用
いる場合においても、三角形のみならず正方形や菱形と
いった四辺形を一つの構成単位とし、四辺形を同心円上
に3つ、各四辺形の一つの対角線が放射状に並ぶように
コネクタ112を配置するようにしてもよい。四辺形を
構成単位とする場合、グループ化規則は、 iv)四辺形を所定の数組み合わせる v)放射状に並んだ四辺形の対角線上の頂点毎、その他
の頂点毎に組み合わせる vi)四辺形の各頂点を個別とする といったように、グループが幾何学的に容易に認識でき
るような規則であればどのようなものでもよい。また、
上述したように、三角形もしくは四辺形を同心円上に配
置するのではなく、直線上に並べて配置するものとして
もよい。要するに、子機差込穴111の配置方法は、一
つの構成要素が多角形を形成し、この構成要素を1ない
し複数幾何学的に配置したのであればよく、各構成要素
である多角形が視覚的に容易に認識できるような配置方
法であればどのようなものでもよい。
【0093】(4)データに関する変形 上記実施形態では、演奏データは、親機100における
自動演奏用のMIDIデータとして説明したが、親機1
00における楽音の発生を制御する複数種類の制御デー
タを含むものであればどのようなデータでもよく、プロ
グラムであってもよい。また、自動演奏に用いられる演
奏データはMIDIデータに限らず、楽曲の自動演奏を
制御できるものであればどのような形式のデータであっ
ても構わない。
【0094】上記実施形態では、フロッピーディスクに
よって供給され、子機200に割り当てられるものとし
て、子機200のセンサの検出結果に対するしきい値、
音色データもしくは、子機200が発生すべき信号を指
示するデータを例示したが、これに限定されるものでは
なく、その他のデータであってもよいし、子機200の
動作を制御するプログラムであってもよい。
【0095】なお、上記実施形態においては、フロッピ
ーディスクから各種データを読み込むものとして説明を
行ったが、CD(Compact Disc)やMO(Magneto Opti
caldisk)などの他の可搬型の記録媒体を用いてもよい
し、親機100の内部に設置されたハードディスクドラ
イブなどの大容量の記憶媒体(図示略)に記憶されたデ
ータを読み込むようにしてもよい。また、任意の通信プ
ロトコル(例えば、MIDI、TCP/IP、IEEE
1394など)に準拠した通信インターフェイス(図示
略)を介して、他の機器からデータを受信するようにし
てもよい。また、上記実施形態では、制御プログラムは
ROM103およびROM202に記憶されているが、
これに限らず、不揮発性メモリカード、CD−ROM、
フロッピーディスク、光磁気ディスク、および磁気ディ
スク等の可搬型の記録媒体に記録されたデータをハード
ディスク等の記憶装置に転送できるように構成してもよ
い。このようにすれば、制御情報や制御プログラム等の
追加(インストール)や更新(バージョンアップ)の際
に便利である。また、可搬型の記録媒体から直接RAM
203へデータを転送するようにしてもよい。
【0096】2.処理の変形 (1)演奏動作検出処理に関する変形 上記実施形態のように子機200を振る動作を検出する
場合に限らず、子機200を打撃する動作を検出しても
よい。上記実施形態においては、子機200は、前回検
出した運動方向SIGN0と今回検出したSIGN1と
を比較し、SIGN0とSIGN1とが異なるときに発
音指示を行うようにしたが、SIGN0とSIGN1と
を比較する際にある程度程度の幅を持たせ、SIGN0
を基準とした範囲(例えば、SIGN0を法線ベクトル
とする平面に対してSIGN0と対向する方向)であっ
た場合に発音指示を行うようにしてもよい。
【0097】上記実施形態においては、子機200の運
動状態を3方向において検出しているが、これに限ら
ず、少なくとも1以上の方向を検出できればよい。ま
た、運動状態を検出する際に用いられるしきい値は、親
機100が子機200に送信するものに限らず、子機2
00のROM203などにあらかじめしきい値を記憶さ
せておき、このしきい値を使用するものとしてもよい。
さらにまた、別途しきい値設定手段を設け、演奏者がこ
のしきい値設定手段を操作することでしきい値を設定す
るようにしてもよいし、このしきい値設定手段は演奏者
の動作特徴を解析するものであって、この解析結果に応
じて自動的にしきい値を設定するものであってもよい。
【0098】(2)演奏指示に関する変形 上記実施形態では、演奏指示としては、第1および第3
実施形態では楽音生成(発音)指示をあげて、第2実施
形態ではテンポ変更指示をあげて説明したが、これに限
らず、演奏内容に関する指示であればどのよう指示内容
でもよく、例えば、音量や調などの演奏の属性を指示し
てもよいし、音高、音色、発音時間など種々の音楽要素
に関する指示を行ってもよい。
【0099】(3)楽音制御データ送信に関する変形 上記実施形態においては、演奏データが親機100に入
力されて、RAM104に記憶された際に、各子機20
0に対する楽音制御データの種類の割り当てを行うもの
としたが、割り当てタイミングはこれに限らず、例え
ば、割り当てを指示する操作子を親機100あるいは子
機200に設けて、当該操作子の操作が検出されたとき
に割り当てを行うようにしてもよし、いったん割り当て
の行われた子機200が、再度コネクタ112jに接続
されたことが検出された場合には、再度割り当てを行う
ようにしてもよい。また、親機100と子機200とを
無線によって接続している場合には、定期的に割り当て
を更新するようにしてもよい。
【0100】また、第1実施形態においては演奏データ
中には、コネクタ112毎に割り当てを行うことができ
るように楽音制御データが含まれているが、第3実施形
態のように、子機200に個別のIDが設定されている
場合は、子機200のID毎に割り当てを行えるように
しても構わない。複数種類の制御についても、上記実施
形態のように、複数種類の音色といった同種類の制御内
容に限らず、楽音の生成とテンポ制御といった異なる種
類の制御の組み合わせであっても構わない。
【0101】上記実施形態では、制御データの受信が完
了したことを演奏者に報知するために、各子機200は
ライト208を点灯する処理を行っているが、ライト2
08の発光色を制御できる構成とすれば、当該子機20
0に割り当てられた音色などのグループに対応する発光
色での点灯を行うようにすることができる。このように
すれば、同一のグループに割り当てられた子機200の
ライト208は同一色で発光するので、演奏者は各子機
200が属するグループを視覚的に認識しやすくなる。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
楽器の操作に不慣れな複数人の使用者が容易に演奏に参
加できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態の外観構成を示す図である。
【図2】 子機の使用態様を説明する図である。
【図3】 親機の外観構成を示す図である。
【図4】 操作部の外観構成を示す図である。
【図5】 子機の外観構成を示す図である。
【図6】 親機と子機との接続形態を説明する図であ
る。
【図7】 コネクタの形状を示す図である。
【図8】 親機の電気的構成を示すブロック図である。
【図9】 子機の電気的構成を示すブロック図である。
【図10】 フロッピーディスクに記憶されたデータの
例である。
【図11】 子機差込穴の配置とグループ化との関係を
説明する図である。
【図12】 親機のメモリに記憶されたデータの例であ
る。
【図13】 子機のメモリに記憶されたデータの例であ
る。
【図14】 親機における電源オンイベントを示すフロ
ーチャートである。
【図15】 親機における電源オフイベントを示すフロ
ーチャートである。
【図16】 親機におけるディスク挿入イベントを示す
フローチャートである。
【図17】 親機におけるディスク排出イベントを示す
フローチャートである。
【図18】 親機におけるコネクタ状態イベントを示す
フローチャートである。
【図19】 親機におけるデータ送信イベントを示すフ
ローチャートである。
【図20】 親機における再生スイッチイベントを示す
フローチャートである。
【図21】 親機における停止スイッチイベントを示す
フローチャートである。
【図22】 親機における転調スイッチイベントを示す
フローチャートである。
【図23】 親機における割り込み処理を示すフローチ
ャートである。
【図24】 子機における指示動作の検出手段を説明す
る図である。
【図25】 子機におけるコネクタ状態イベントを示す
フローチャートである。
【図26】 子機におけるデータ受信イベントを示すフ
ローチャートである。
【図27】 子機における割り込み処理1を示すフロー
チャートである。
【図28】 子機における割り込み処理2を示すフロー
チャートである。
【図29】 第2実施形態における子機のデータ受信イ
ベントを示すフローチャートである。
【図30】 第2実施形態における子機の割り込み処理
1を示すフローチャートである。
【図31】 第3実施形態における子機の割り込み処理
3を示すフローチャートである。
【図32】 コネクタ形状の変形例を示す図である。
【符号の説明】
100……親機、101……バス、102……CPU、
103……ROM、104……RAM、105……音
源、106……サウンドシステム、110……子機差込
部、111……子機差込穴、112……コネクタ、11
3a、113b……電源端子、114a……データ入力
端子、114b……データ出力端子、120……操作
部、121……再生スイッチ、122……停止スイッ
チ、123a、123b……転調スイッチ、123c…
…転調表示部、124a、124b……音量スイッチ、
123c……音量表示部、125a、125b……テン
ポスイッチ、125c……テンポ表示部、130……F
DD、140……電源スイッチ、200……子機、20
1……CPU、202……ROM、203……RAM、
204……音源、205……サウンドシステム、206
……センサ、207……A/D変換器、208……ライ
ト、210……筐体上部、211、212……開口部、
220……筐体下部、221……コネクタ、222a、
222b……電源端子、223a……データ出力端子、
223b……データ入力端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D378 BB02 FF07 GG19 KK12 KK38 KK44 KK50 MM58 MM64 MM65 MM79 MM92 QQ02 QQ05 QQ22 QQ26 QQ27 QQ30 QQ35 TT04 TT17 TT23 TT35 UU19 UU33 UU35 XX01 XX03 XX17 ZZ03 ZZ05

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の楽音制御データを記憶可能な第1
    の記憶手段を有する第1の機器と、 複数の楽音制御データを記憶可能な第2の記憶手段と、
    前記第2の記憶手段に記憶された楽音制御データに基づ
    いた処理を行う第1の処理手段とを有する第2の機器と
    を備える電子楽器であって、 前記第1の機器は、 前記複数の第2の機器を収容する複数の収容部から構成
    される収容手段と、 前記収容部に収容された前記第2の機器に対して、前記
    第1の記憶手段に記憶された所定の楽音制御データを送
    信する複数の楽音制御データ送信手段とを備え、 前記第2機器の機器は、 前記複数の楽音制御データ送信手段のうちのいずれかが
    送信する楽音制御データを受信する楽音制御データ受信
    手段と、 受信した前記楽音制御データを前記第2の記憶手段に記
    憶する記憶制御手段とを備えることを特徴とする電子楽
    器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子楽器において、 前記収容手段は、所定数の収容部を一つの構成単位とす
    るものであって、該所定数の収容部からなる構成単位を
    1ないし複数有するものであることを特徴とする電子楽
    器。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の電子楽器において、 前記構成単位は、前記構成単位を構成する各収容部を多
    角形の頂点に相当する位置に配置したものであって、 前記収容手段は、前記構成単位を幾何学的に1ないし複
    数配置したものであることを特徴とする電子楽器。
  4. 【請求項4】 運動状態を検知する運動状態検知手段
    と、 楽音制御データを外部から入力する楽音制御データ入力
    手段と、 前記楽音制御データ入力手段が入力した前記楽音制御デ
    ータを記憶する記憶手段と、 前記運動状態検知手段が検知した運動状態に応じて前記
    楽音制御データに基づいた処理を行う処理手段とを備え
    ることを特徴とする電子楽器。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の電子楽器において、 発音指示信号に応じて楽音信号を形成する楽音信号形成
    手段を備え、 前記楽音制御データは楽音信号の形成を指示するデータ
    であって、 前記処理手段は、前記運動状態検知手段が検知した運動
    状態に応じて、楽音信号の形成を指示する発音指示信号
    を発生することを特徴とする電子楽器。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の電子楽器において、 前記楽音信号形成手段が形成する楽音信号を楽音として
    外部に出力するものであって、該楽音を所定方向に放音
    する放音手段を備えることを特徴とする電子楽器。
  7. 【請求項7】 請求項4記載の電子楽器において、 所定の制御データを外部に送信する制御データ送信手段
    を備え、 前記楽音制御データは、所定の制御データの送信を指示
    するデータであって、 前記処理手段は、前記運動状態検知手段が検知した運動
    状態に応じて、前記楽音制御データが指示する所定の制
    御データを前記制御データ送信手段から送信させる処理
    を行うものであることを特徴とする電子楽器。
  8. 【請求項8】 請求項4ないし7いずれかに記載の電子
    楽器において、 前記運動状態検知手段が検知した運動状態に応じて前記
    楽音制御データに基づいた処理を前記処理手段が行った
    旨を演奏者に報知する報知手段を備えることを特徴とす
    る電子楽器。
  9. 【請求項9】 請求項4ないし8いずれかに記載の電子
    楽器において、 演奏者が把持する把持部は、一端側の断面積が他端側の
    所定の位置における断面積よりも大きく形成されている
    ことを特徴とする電子楽器。
  10. 【請求項10】 請求項4ないし9いずれか記載の電子
    楽器を制御する制御装置であって、 楽曲の編成を示す演奏データを記憶する演奏データ記憶
    手段と、 前記楽曲の編成に対応した前記楽音制御データを前記電
    子楽器に送信する楽音制御データ送信手段とを備えたこ
    とを特徴とする電子楽器の制御装置。
  11. 【請求項11】 請求項7記載の電子楽器を制御する制
    御装置であって、 楽曲の編成を示す演奏データを記憶する演奏データ記憶
    手段と、 前記演奏指示データを受信する演奏指示データ受信手段
    と、 受信した前記演奏指示データおよび前記演奏データに基
    づいて楽音を生成する楽音生成手段とを備えたことを特
    徴とする電子楽器の制御装置。
JP08254399A 1999-03-25 1999-03-25 電子楽器 Expired - Fee Related JP3666291B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08254399A JP3666291B2 (ja) 1999-03-25 1999-03-25 電子楽器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08254399A JP3666291B2 (ja) 1999-03-25 1999-03-25 電子楽器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000276141A true JP2000276141A (ja) 2000-10-06
JP3666291B2 JP3666291B2 (ja) 2005-06-29

Family

ID=13777431

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08254399A Expired - Fee Related JP3666291B2 (ja) 1999-03-25 1999-03-25 電子楽器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3666291B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005316410A (ja) * 2004-03-30 2005-11-10 Rohm Co Ltd 電子機器
WO2007032155A1 (ja) 2005-09-12 2007-03-22 Yamaha Corporation 合奏システム
WO2007037068A1 (ja) 2005-09-28 2007-04-05 Yamaha Corporation 合奏システム
WO2007037067A1 (ja) 2005-09-28 2007-04-05 Yamaha Corporation 合奏システム
JP2007298598A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Nintendo Co Ltd 音出力制御プログラムおよび音出力制御装置
US7381882B2 (en) 2006-03-16 2008-06-03 Yamaha Corporation Performance control apparatus and storage medium
JP2009020539A (ja) * 2008-10-27 2009-01-29 Yamaha Corp 自動演奏装置及びプログラム
JP2009276781A (ja) * 2009-08-24 2009-11-26 Yamaha Corp 楽音制御システム
US7633003B2 (en) 2006-03-23 2009-12-15 Yamaha Corporation Performance control apparatus and program therefor
US11232774B2 (en) 2017-04-13 2022-01-25 Roland Corporation Electronic musical instrument main body device and electronic musical instrument system

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1677483B (zh) * 2004-03-30 2011-03-23 罗姆股份有限公司 同步控制发光元件的发光和声音的电子装置
US7754960B2 (en) 2004-03-30 2010-07-13 Rohm Co., Ltd. Electronic equipment synchronously controlling light emission from light emitting devices and audio control
JP2005316410A (ja) * 2004-03-30 2005-11-10 Rohm Co Ltd 電子機器
JP4536554B2 (ja) * 2004-03-30 2010-09-01 ローム株式会社 電子機器
JP2007078751A (ja) * 2005-09-12 2007-03-29 Yamaha Corp 合奏システム
WO2007032155A1 (ja) 2005-09-12 2007-03-22 Yamaha Corporation 合奏システム
US7939740B2 (en) 2005-09-12 2011-05-10 Yamaha Corporation Ensemble system
US7888576B2 (en) 2005-09-28 2011-02-15 Yamaha Corporation Ensemble system
WO2007037067A1 (ja) 2005-09-28 2007-04-05 Yamaha Corporation 合奏システム
WO2007037068A1 (ja) 2005-09-28 2007-04-05 Yamaha Corporation 合奏システム
US7947889B2 (en) 2005-09-28 2011-05-24 Yamaha Corporation Ensemble system
US7381882B2 (en) 2006-03-16 2008-06-03 Yamaha Corporation Performance control apparatus and storage medium
US7633003B2 (en) 2006-03-23 2009-12-15 Yamaha Corporation Performance control apparatus and program therefor
JP2007298598A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Nintendo Co Ltd 音出力制御プログラムおよび音出力制御装置
US7890199B2 (en) 2006-04-28 2011-02-15 Nintendo Co., Ltd. Storage medium storing sound output control program and sound output control apparatus
JP4679431B2 (ja) * 2006-04-28 2011-04-27 任天堂株式会社 音出力制御プログラムおよび音出力制御装置
JP2009020539A (ja) * 2008-10-27 2009-01-29 Yamaha Corp 自動演奏装置及びプログラム
JP4572980B2 (ja) * 2008-10-27 2010-11-04 ヤマハ株式会社 自動演奏装置及びプログラム
JP2009276781A (ja) * 2009-08-24 2009-11-26 Yamaha Corp 楽音制御システム
US11232774B2 (en) 2017-04-13 2022-01-25 Roland Corporation Electronic musical instrument main body device and electronic musical instrument system

Also Published As

Publication number Publication date
JP3666291B2 (ja) 2005-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4817484A (en) Electronic stringed instrument
US9452358B2 (en) System and method for playing a music video game with a drum system game controller
US9378717B2 (en) Synchronized multiple device audio playback and interaction
JP3666291B2 (ja) 電子楽器
JP4195232B2 (ja) 楽器
JP2011501234A (ja) Midi技術を用いた打奏的ハーモニック音楽合成装置(aphams)
JP2010256923A (ja) 自動演奏装置、操作ガイド方法、及び、コンピュータプログラム
JP3666290B2 (ja) 電子楽器および電子楽器の制御方法
CN1961349A (zh) 乐器
EP0322846A2 (en) Electronic wind instrument with a pitch data delay function
US20230098657A1 (en) Sensor module, system of modules for a piano keyboard, and corresponding method
JP3972619B2 (ja) 音発生装置
JP2003029747A (ja) 楽音発生制御システム、楽音発生制御方法、楽音発生制御装置、操作端末、楽音発生制御プログラム及び楽音発生制御プログラムを記録した記録媒体
TW201039339A (en) An apparatus for percussive harmonic musical synthesis utilizing MIDI technology (APHAMS)
CN110889994A (zh) 一种根据提示信号弹奏的乐器
JP3584826B2 (ja) 楽音信号発生装置
US20230306940A1 (en) Digital keyboard instrument with access to microtonal notes
TWM444206U (zh) 合唱玩具系統
CN211209865U (zh) 一种新型多面鼓蓝牙音箱
CN219936668U (zh) 一种脚踏鼓击器
JP2005349077A (ja) 音声発生玩具
CN109675298B (zh) 一种多米诺骨牌编程玩具
JPS59206895A (ja) 自動演奏システム
JP2002333877A (ja) 演奏練習装置、演奏練習装置の制御方法、演奏支援用プログラムおよび記録媒体
JP4403894B2 (ja) 楽音生成システム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050315

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050328

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090415

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090415

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100415

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110415

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120415

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130415

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees