JP2000275608A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

Info

Publication number
JP2000275608A
JP2000275608A JP7742999A JP7742999A JP2000275608A JP 2000275608 A JP2000275608 A JP 2000275608A JP 7742999 A JP7742999 A JP 7742999A JP 7742999 A JP7742999 A JP 7742999A JP 2000275608 A JP2000275608 A JP 2000275608A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
inverter
liquid crystal
lines
scanning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7742999A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Morita
哲生 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP7742999A priority Critical patent/JP2000275608A/ja
Publication of JP2000275608A publication Critical patent/JP2000275608A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クロック信号φ及びφバーにパルスディレイ
が生じても、走査線又は信号線駆動回路内に構成される
シフトレジスタの突き抜け誤動作を防止し、シフトレジ
スタの動作信頼性を向上させる。 【解決手段】 走査線及び信号線駆動回路の少なくとも
一方は、シフトレジスタ21を構成するD型フリップフ
ロップのインバータ21a及び21bの出力とクロック
ドインバータ22b及び22dの入力の間に、突き抜け
誤動作の防止を目的とした抵抗29が各々挿入される。
この抵抗29により前記インバータの出力信号は遅延さ
れ、データの突き抜け誤動作が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は駆動回路一体型のア
クティブマトリクス型液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にアクティブマトリクス液晶表示装
置は、液晶層が透明なガラス板で構成されるアレイ基板
及び対向基板間に挟持された構造を有する。アレイ基板
は、マトリクス状に配置される複数の画素電極と、これ
ら画素電極の行に沿って配置される複数の走査線と、こ
れら画素電極の列に沿って配置される複数の信号線、複
数の走査線及び複数の信号線の交差位置付近に配置され
各々対応信号線上の信号電圧を対応画素電極に印加する
ために対応走査線を介して制御される複数のスイッチン
グ素子を有する。この液晶表示装置が駆動回路一体型で
ある場合、複数の走査線がアレイ基板に形成される走査
線駆動回路により駆動され、複数の信号線がアレイ基板
に形成される信号線駆動回路により駆動される。
【0003】走査線駆動回路では、アレイ基板の外部か
ら供給される垂直クロック信号が、垂直シフトレジスタ
に入力される。垂直シフトレジスタはこの垂直クロック
信号に応答して垂直走査パルスをシフトし、複数の出力
端から順次対応走査線を駆動する。
【0004】信号線駆動回路では、複数の信号線がアレ
イ基板の外部から供給される映像信号線を伝送する映像
信号バスに複数のスイッチを介して接続され、アレイ基
板の外部から供給される水平クロック信号が、水平シフ
トレジスタに入力される。水平シフトレジスタはこの水
平クロック信号に応答して水平走査パルスをシフトし複
数の出力端から順次対応スイッチを駆動する。各スイッ
チはこの走査パルスに応答して導通し、映像信号バス上
の信号電圧を対応信号線に供給する。
【0005】ところで、上述のアクティブマトリクス液
晶表示装置では、アレイ基板内において垂直クロック信
号及び水平クロック信号を、液晶表示部を避けて、走査
線駆動回路、信号線駆動回路に供給しなければならな
い。又、走査線駆動回路及び信号線駆動回路は、それぞ
れ液晶表示部の縦寸法、横寸法に、おおむね一致した、
細長い構造をとるため、その中の全てのフリップフロッ
プに接続される垂直クロック信号線、水平クロック信号
線の配線長も、きわめて長い構造となる。そのため、垂
直クロック信号線、水平クロック信号線はいずれも非常
に大きな寄生負荷を持ち、走査線、信号線駆動回路の先
端において、垂直、水平クロック信号は非常に大きなパ
ルスディレイが生じる。
【0006】クロック信号にパルスディレイが生じる
と、シフトレジスタにおいてデータの突き抜け誤動作が
生じやすくなる。この突き抜け誤動作について次に説明
する。
【0007】図1はクロックドインバータで構成したD
型フリップフロップの回路図とタイミングチャートであ
る。クロックドインバータは、図1(b)に示すように
2つのPチャンネルTFT・T1、T2、及び2つのN
チャンネルTFT・T3、T4が電源とグランド間に直
列に接続されている。トランジスタT2及びT3のゲー
トは入力端子として共に接続されている。図1(a)の
クロックドインバータ41aのように、φが表記された
クロックドインバータの場合、トランジスタT1のゲー
トにはクロック信号φバーが入力され、トランジスタT
4のゲートにはクロック信号φが入力される。一方、図
1(a)のクロックドインバータ41bのように、φバ
ーが表記されたクロックドインバータの場合、トランジ
スタT1のゲートにはクロック信号φが入力され、トラ
ンジスタT4のゲートにはクロック信号φバーが入力さ
れる。
【0008】図1(a)のように、D型フリップフロッ
プはデータの取り込みを行うマスター回路とデータを保
持するスレーブ回路から成り、入力データの確定及び出
力データの変化が、共にクロックのエッジに同期して行
われる。マスター側がデータを取り込んでいるタイミン
グではスレーブ側は一つ前のサイクルのデータを保持し
て出力し、マスター側のデータ取り込み口が閉まるのと
同時にスレーブ側のデータ取り込み口を開けてマスター
のデータを取り込み、出力データを更新する。
【0009】この時、図2のようにクロック信号φとφ
バーにパルスディレイが生じると、クロック信号がHi
ghとLowの中間電位の間、マスター側とスレーブ側
の全てのクロックドインバータが開き、入力側から出力
側へとデータが突き抜け誤動作を起こす。
【0010】図3は突き抜け誤動作を実際の波形を用い
て説明するための図である。図1(b)の期間Aでは、
図3(a)のクロックドインバータ41aの出力はLo
w、クロックドインバータ41bの出力はHighを出
力し、出力同士がかち合ってしまう。従って、ノード
B、C及びDの電位が不安定になり、High、Low
の認識が正常に行われなくなる。ここでDの電位が時刻
にHighと認識されれてしまうと突き抜け誤動作
が生じる。期間Bでも同様である。
【0011】駆動回路一体型の液晶表示装置では、上述
の通り、クロック信号にパルスディレイが生じやすい
為、走査線、信号線駆動回路において、シフトレジスタ
にデータの突き抜け誤動作が生じやすく、動作信頼性に
支障をきたしている。シフトレジスタに突き抜け誤動作
が生じると、走査線、アナログスイッチが正規のタイミ
ングでオン、オフせず、表示画像の品質を劣化させる結
果となる。
【0012】本発明は、上述のような問題点に鑑みてな
されたもので、クロック信号にパルスディレイが生じて
も、シフトレジスタに突き抜け誤動作が生じにくく、高
い信頼性を確保した液晶表示装置を提供することを目的
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、マトリ
クス状に配置される複数の画素電極、これら画素電極の
行に沿って配置される複数の走査線、これら画素電極の
列に沿って配置される複数の信号線、複数の走査線及び
複数の信号線の交差位置付近に配置され各々対応信号線
上の信号電圧を対応画素電極に印可するために対応走査
線を介して制御される複数のスイッチング素子、複数の
走査線を駆動する走査線駆動回路、及び複数の信号線を
駆動する信号線駆動回路を含むアレイ基板と、複数の画
素電極に対向される対向電極を含む対向基板と、アレイ
基板及び対向基板間に挟持される液晶層とを備え、走査
線駆動回路及び信号線駆動回路の少なくとも一方は、イ
ンバータの出力にシフトレジスタの突き抜け誤動作の防
止を目的とした抵抗を挿入したD型フリップフロップタ
イプのシフトレジスタを備えた液晶表示装置が提供され
る。
【0014】この液晶表示装置では、D型フリップフロ
ップのインバータ出力に抵抗が挿入される。従って、ク
ロック信号にパルスディレイが生じても、クロック信号
が中間電位の間に、データの突き抜け誤動作が生じにく
く、シフトレジスタの動作信頼性を大きく向上させるこ
とができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態に係
る駆動回路一体型アクティブマトリクス液晶表示装置を
図4から図7を参照して説明する。
【0016】図4はこのアクティブマトリクス液晶表示
装置の構成を示す。
【0017】この液晶表示装置は、液晶層1が従来と同
様に透明なガラス板で構成されるアレイ基板2A及び対
向基板2B間に挟持された構造を有する。アレイ基板2
Aは、マトリクス状に配置される複数の画素電極8と、
これら画素電極8の行に沿って配置される複数の走査線
5、これら画素電極8の列に沿って配置される複数の信
号線3、複数の走査線5及び複数の信号線3の交差位置
付近にスイッチング素子として配置され各々対応信号線
3上の信号電圧を対応画素電極8に印加するために対応
走査線5を介して制御される複数のポリシリコン薄膜ト
ランジスタ(TFT)7を有する透明なガラス板であ
る。アレイ基板2Aはさらに複数の走査線5を駆動する
走査線駆動回路20及び複数の信号線3を駆動する信号
線駆動回路10を有する。走査線駆動回路20及び信号
線駆動回路10の各々はスイッチング素子となるTFT
7と一緒に形成される複数のポリシリコン薄膜トランジ
スタで構成される。
【0018】走査線駆動回路20は、アレイ基板2Aの
外部から供給される垂直クロック信号に応答して垂直走
査パルスをシフトし複数の出力端から順次出力する垂直
シフトレジスタ21と、垂直シフトレジスタ21の各出
力端から得られる走査パルスを増幅して対応走査線5に
供給する走査線バッファ回路23を含む。垂直シフトレ
ジスタ21は縦列接続される複数のフリップフロップで
構成され、これらの出力端がそれぞれ垂直シフトレジス
タ21の出力端となる。
【0019】信号線駆動回路10は、アレイ基板2Aの
外部から供給される映像信号を伝送する映像信号バス1
7、各々この映像信号バス17と対応信号線3との間に
アナログスイッチとして接続される複数のトランスミッ
ションゲート(TG)18、アレイ基板2Aの外部から
供給される水平クロック信号に応答して水平走査パルス
をシフトし複数の出力端から順次出力する水平シフトレ
ジスタ11、及び水平シフトレジスタ11の各出力端か
ら得られる走査パルスを増幅して対応トランスミッショ
ンゲート18を駆動するTGバッファ回路13を含む。
各トランスミッションゲート18はこの走査パルスに応
答して導通し、映像信号バス17上の信号電圧を対応信
号線3に供給する。水平シフトレジスタ11は縦列接続
される複数のフリップフロップで構成され、これらの出
力端がそれぞれ水平シフトレジスタ11の出力端とな
る。各トランスミッションゲート18はポリシリコン薄
膜トランジスタ(TFT)で構成される。
【0020】図5は走査線駆動回路20の詳細な構成を
示す。
【0021】垂直シフトレジスタ21のフリップフロッ
プは複数の走査線5にそれぞれ割当てられ縦列接続され
たD型フリップフロップである。各フリップフロップは
クロックドインバータ22a〜22d及びインバータ2
1a、21bで構成される。これらクロックドインバー
タ及びインバータの各々は、Pチャネル及びNチャネル
TFTを組合わせて構成される。クロックドインバータ
22a〜22dはクロック信号φ及び反転クロック信号
φバーを受取るためにクロック線26a及び反転クロッ
ク線26bに接続される。クロックドインバータ22
a、22b及びインバータ21aはデータの取り込みを
行うマスター回路、クロックドインバータ22c、22
d及びインバータ21bはデータを保持するスレーブ回
路として機能し、入力データの確定及び出力データの変
化が共にクロックのエッジに同期して行われる。マスタ
ー側がデータを取り込んでいるタイミングではスレーブ
側は一つ前のサイクルのデータを保持して出力し、マス
ター側のデータ取り込み口であるクロックドインバータ
22aが閉まるのと同時にスレーブ側のデータ取り込み
口であるクロックドインバータ22cを開けてマスター
のデータを取り込み、出力データを走査線バッファ回路
23側に送出すると共に、次段のフリップフロップ側に
送出する。インバータ21a出力とクロックドインバー
タ22bのデータ入力間、及びインバータ21b出力と
クロックドインバータ22dのデータ入力間には、各々
抵抗29が接続される。
【0022】走査線バッファ回路23は、複数の走査線
にそれぞれ割当てられた複数のバッファで構成される。
各バッファは縦列接続されたインバータ23a〜23d
で構成される。これらのインバータ23a〜23dの各
々は、Pチャネル及びNチャネルTFTを組合わせて構
成される。
【0023】このような構成の走査線駆動回路20で
は、クロック線26a及び反転クロック線26bは、垂
直シフトレジスタ21において縦列接続され複数の走査
線5にそれぞれ割当てられた全てのフリップフロップに
接続される。又、クロック線26a及び反転クロック線
26bは画面表示部9を避けて配線されるため、アレイ
基板用コネクタ部1Aから、走査線駆動回路20までの
配線長も長くなる。そのため、クロック線26a、及び
反転クロック線26bはアレイ基板内において、非常に
大きな寄生負荷を持ち、配線終端付近において、大きな
パルスディレイが生じる。パルスディレイが大きくなる
と、クロック信号及び反転クロック信号が中間電位の間
に、データの突き抜け誤動作が生じやすくなる。しか
し、図5のフリップフロップにおいては、帰還用インバ
ータである21a、21bの出力に抵抗29を各々配置
してあるので、帰還回路の出力がクロック信号及び反転
クロック信号が中間電位の間に反転しにくく、その場
合、伝送ラインの電位は帰還回路の出力によって、正し
い値にセットされる。
【0024】図6は本発明によるシフトレジスタの動作
を実際の波形を用いて説明するための図である。図6
(a)のようにインバータ21a出力とクロックドイン
バータ22b入力間に抵抗29を接続することにより、
インバータ21aの出力は遅延されてクロックドインバ
ータ22bに伝わる。なぜなら、クロックドインバータ
22bの入力回路の容量成分とノードDの配線の容量成
分及び抵抗29により遅延回路が構成されるからであ
る。従って、図6(b)の期間Aにおいて、クロックド
インバータ22bへの入力信号すなわちノードDの電位
は緩やかに上昇し、時刻tでHighとはならず、ク
ロックドインバータ22bの出力すなわちノードBの電
位は時刻t以後、Highを維持する。
【0025】以上の結果、シフトレジスタの出力データ
は、正規のタイミングで走査線バッファ回路23及び次
段のフリップフロップ側に送出され、走査線5は正規の
タイミングでオン、オフされる。従って、走査線のオ
ン、オフのタイミングずれに起因する表示不良のない良
好な画像品質を得ることが出来る。
【0026】抵抗29の抵抗値は、クロック信号及び反
転クロック信号が中間電位の間に、帰還出力が反転せ
ず、クロックドインバータ22a、21dがデータを取
り込んでいる間に、帰還回路のクロックドインバータ2
2b、21eの入力が正規の電位になる値にすればよ
い。この値はシミュレーションによって決定できる。駆
動回路一体型液晶表示装置の場合、抵抗29はポリシリ
コン等の半導体層で成膜すれば、比較的短い配線スペー
スで、適切な抵抗値を得ることが出来る。
【0027】又、図5のフリップフロップにおいて、抵
抗29を挿入する代わりに、帰還用インバータ21a、
21bのトランジスタのW/L比を、クロックドインバ
ータ22a〜22dのトランジスタのW/L比より小さ
くしても、帰還回路の出力が反転しにくく、同様に突き
抜け誤動作防止の効果がある。
【0028】図7は信号線駆動回路10の詳細な構成を
示す。
【0029】水平シフトレジスタ11のフリップフロッ
プは複数の信号線3にそれぞれ割当てられ縦列接続され
たD型フリップフロップである。各フリップフロップは
クロックドインバータ12a〜12d及びインバータ1
1a、11bで構成される。これらクロックドインバー
タ及びインバータの各々は、Pチャネル及びNチャネル
TFTを組合わせて構成される。クロックドインバータ
12a〜12dはクロック信号φ及び反転クロック信号
φバーを受取るためにクロック線16a及び反転クロッ
ク線16bに接続される。クロックドインバータ12
a、12b及びインバータ11aはデータの取り込みを
行うマスター回路、クロックドインバータ12c、12
d及びインバータ11bはデータを保持するスレーブ回
路として機能し、入力データの確定及び出力データの変
化がともにクロックのエッジに同期して行われる。マス
ター側がデータを取り込んでいるタイミングではスレー
ブ側は一つ前のサイクルのデータを保持して出力し、マ
スター側のデータ取り込み口であるクロックドインバー
タ12aが閉まるのと同時にスレーブ側のデータ取り込
み口であるクロックドインバータ12cを開けてマスタ
ーのデータを取り込み、出力データをTGバッファ回路
13側に送出すると共に、次段のフリップフロップ側に
送出する。インバータ11a、11bの出力には、抵抗
19が配置される。
【0030】TGバッファ回路13は、複数の信号線3
にそれぞれ割当てられた複数のバッファで構成される。
各バッファは縦列接続されたインバータ13a〜13d
で構成される。これらのインバータの各々は、Pチャネ
ル及びNチャネルTFTを組合わせて構成される。
【0031】このような構成の信号線駆動回路10で
は、クロック線16a及び反転クロック線16bは、水
平シフトレジスタ11において縦列接続され複数の信号
線3にそれぞれ割当てられた全てのフリップフロップに
接続される。又、クロック線16a及び反転クロック線
16bは画面表示部9を避けて配線されるため、アレイ
基板用コネクタ部1Aから、信号線駆動回路10までの
配線長も長くなる。そのため、クロック線16a、及び
反転クロック線16bはアレイ基板内において、非常に
大きな寄生負荷を持ち、配線終端付近において、大きな
パルスディレイが生じる。パルスディレイが大きくなる
と、クロック信号及び反転クロック信号が中間電位の間
に、データの突き抜け誤動作が生じやすくなる。
【0032】しかし、図7のフリップフロップにおいて
は、帰還用インバータである11a、11bの出力に抵
抗19を配置してあるので、帰還回路の出力が図6で説
明したように、クロック信号及び反転クロック信号が中
間電位の間に反転しにくい。その結果、伝送ラインの電
位は帰還回路の出力によって、正しい値にセットされ
る。従って、シフトレジスタの出力データは、正規のタ
イミングでTGバッファ回路23、及び、次段のフリッ
プフロップ側に送出され、正規のタイミングで、トラン
スミッションゲート18をオン、オフすることができ
る。すなわち、信号線3には正規のタイミングで、映像
信号バスから、トランスミッションゲートを介して、映
像信号が取り込まれ、トランスミッションゲートのオ
ン、オフのタイミングずれに起因する表示不良のない良
好な画像品質を得ることができる。
【0033】抵抗19の抵抗値は、クロック信号及び反
転クロック信号が中間電位の間に、帰還出力が反転せ
ず、クロックドインバータ12a、12cがデータを取
り込んでいる間に、帰還回路のクロックドインバータ1
2b、12dの入力が正規の電位になる値にすればよ
い。この値はシミュレーションによって決定できる。駆
動回路一体型液晶表示装置の場合、抵抗19はポリシリ
コン等の半導体層で成膜すれば、比較的短い配線スペー
スで、適切な抵抗値を得ることが出来る。
【0034】又、図7のフリップフロップにおいて、抵
抗19を挿入する代わりに、帰還インバータのトランジ
スタのW/L比を、クロックドインバータのトランジス
タのW/L比より小さくしても、帰還回路の出力が反転
しにくく、同様に突き抜け誤動作防止の効果がある。
【0035】なお、上記の実施の形態においては、信号
線駆動回路10及び走査線駆動回路20の両方に突き抜
け誤動作防止のための抵抗を備えていたが、信号線駆動
回路10と走査線駆動回路20のどちらか一方のみ、突
き抜け誤動作防止のための抵抗を備えた液晶表示装置に
本発明を適用できることは云うまでもない。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明によれば表示画面の
品質が、信号線及び走査線駆動回路内に設けられたシフ
トレジスタの突き抜け誤動作の影響で劣化することを防
止できる液晶表示装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クロックドインバータで構成したD型フリップ
フロップの回路図及びタイミングチャートを示す図であ
る。
【図2】クロックドインバータで構成したD型フリップ
フロップがクロックディレイにより誤動作することを説
明する図である。
【図3】突き抜け誤動作を実際の波形を用いて説明する
ための図である。
【図4】本発明による駆動回路一体型アクティブマトリ
クス液晶表示装置の構成を示す図である。
【図5】図1に示す走査線駆動回路の構成を示す図であ
る。
【図6】本発明によるシフトレジスタの動作を実際の波
形を用いて説明するための図である。
【図7】図1に示す信号線駆動回路の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…液晶層 1A…アレイ基板用コネクタ部 2A…アレイ基板 2B…対向基板 3…信号線 5…走査線 7…TFT 8…画素電極 9…画面表示部 10…信号線駆動回路 11…シフトレジスタ 11a、11b…インバータ 12a〜12d…クロックドインバータ 13…TGバッファ回路 16a…クロック線 16b…クロックバー線 17…ビデオバスライン 18…トランスミッションゲート 19…抵抗 20…走査線駆動回路 21…シフトレジスタ 21a、21b…インバータ 22a〜22d…クロックドインバータ 23…走査線バッファ回路 26a…クロック線 26b…クロックバー線 29…抵抗

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリクス状に配置される複数の画素電
    極、これら画素電極の行に沿って配置される複数の走査
    線、これら画素電極の列に沿って配置される複数の信号
    線、前記複数の走査線及び複数の信号線の交差位置付近
    に配置され各々対応信号線上の信号電圧を対応画素電極
    に印加するために対応走査線を介して制御される複数の
    スイッチング素子、前記複数の走査線を駆動する走査線
    駆動回路、及び複数の信号線を駆動する信号線駆動回路
    を含むアレイ基板と、 前記複数の画素電極に対向される対向電極を含む対向基
    板と、 前記アレイ基板及び前記対向基板間に挟持される液晶層
    とを備え、 前記走査線駆動回路及び前記信号線駆動回路の少なくと
    も一方は前記アレイ基板の外部から供給されるクロック
    信号に応答して順次前記複数の走査線又は信号線を走査
    するD型フリップフロップタイプのシフトレジスタを備
    えた液晶表示装置において、 前記フリップフロップを構成するインバータの出力に、
    シフトレジスタの突き抜け誤動作の防止を目的とした抵
    抗を挿入したことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記フリップフロップは、同一構成のマ
    スター回路及びスレーブ回路より構成され、該マスター
    及びスレーブ各回路は、クロック信号及び反転クロック
    信号に応じて入力信号を反転して出力する第1クロック
    ドインバータと、前記第1クロックドインバータの出力
    信号を反転するインバータと、前記インバータの出力に
    接続された抵抗と、前記インバータから前記抵抗を介し
    て提供される前記インバータの出力信号を前記クロック
    信号及び反転クロック信号に応じて反転する第2クロッ
    クドインバータとを具備し、 前記第1及び第2クロックドインバータの出力は共に次
    段の第1クロックドインバータに接続されていることを
    特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記抵抗の代わりに、前記フリップフロ
    ップ中のインバータを構成するトランジスタのW/L比
    が、前記フリップフロップ中のクロックドインバータを
    構成するトランジスタのW/L比に比べ小さくなるよう
    チャネル長が調整されていることを特徴とする請求項1
    又は2記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 前記抵抗は、ポリシリコンにより構成さ
    れていることを特徴とする請求項1又は2記載の液晶表
    示装置。
  5. 【請求項5】 マトリクス状に配置される複数の画素電
    極、これら画素電極の行に沿って配置される複数の走査
    線、これら画素電極の列に沿って配置される複数の信号
    線、前記複数の走査線及び複数の信号線の交差位置付近
    に配置され各々対応信号線上の信号電圧を対応画素電極
    に印加するために対応走査線を介して制御される複数の
    スイッチング素子、前記複数の走査線を駆動する走査線
    駆動回路、及び複数の信号線を駆動する信号線駆動回路
    を含むアレイ基板と、 前記複数の画素電極に対向される対向電極を含む対向基
    板と、 前記アレイ基板及び前記対向基板間に挟持される液晶層
    とを備え、 前記走査線駆動回路及び前記信号線駆動回路の少なくと
    も一方は前記アレイ基板の外部から供給されるクロック
    信号に応答して順次前記複数の走査線又は信号線を走査
    するD型フリップフロップタイプのシフトレジスタを備
    えた液晶表示装置において、 前記フリップフロップは、クロック信号及び反転クロッ
    ク信号に応じて入力信号を反転して出力する第1クロッ
    クドインバータと、前記第1クロックドインバータの出
    力信号を反転する帰還用インバータと、前記インバータ
    の出力に接続された抵抗素子と、前記インバータから前
    記抵抗素子を介して提供される前記インバータの出力信
    号を前記クロック信号及び反転クロック信号に応じて反
    転する帰還用第2クロックドインバータとを具備し、前
    記第1及び第2クロックドインバータの出力は共に次段
    の第1クロックドインバータに接続されていることを特
    徴とする液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 前記抵抗素子は、ポリシリコンにより構
    成されていることを特徴とする請求項5記載の液晶表示
    装置。
JP7742999A 1999-03-23 1999-03-23 液晶表示装置 Pending JP2000275608A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7742999A JP2000275608A (ja) 1999-03-23 1999-03-23 液晶表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7742999A JP2000275608A (ja) 1999-03-23 1999-03-23 液晶表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000275608A true JP2000275608A (ja) 2000-10-06

Family

ID=13633762

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7742999A Pending JP2000275608A (ja) 1999-03-23 1999-03-23 液晶表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000275608A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113971940A (zh) * 2020-07-24 2022-01-25 京东方科技集团股份有限公司 栅驱动电路和显示面板

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113971940A (zh) * 2020-07-24 2022-01-25 京东方科技集团股份有限公司 栅驱动电路和显示面板

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100255835B1 (ko) 시프트 레지스터 및 화상 표시 장치
US7492853B2 (en) Shift register and image display apparatus containing the same
US7133017B2 (en) Shift register and display device using same
US9336740B2 (en) Shift register, display drive circuit, display panel, and display device
JP3424320B2 (ja) アクティブマトリクス表示装置
JP2585463B2 (ja) 液晶表示装置の駆動方法
KR890010594A (ko) 매트릭스 표시장치
KR19990029652A (ko) 액정 표시 소자
JP4043112B2 (ja) 液晶表示装置およびその駆動方法
US9293099B2 (en) Display drive circuit, display panel, and display device
JP2001325798A (ja) 論理回路およびこれを用いた表示装置
KR101294016B1 (ko) 부분 화면 표시가 가능한 표시장치 및 그 구동방법
JP3243945B2 (ja) 表示素子
JP2000187461A (ja) シフトレジスタ回路および画像表示装置
KR101002331B1 (ko) 액정표시장치
JPH05241536A (ja) 水平走査回路
US7639227B2 (en) Integrated circuit capable of synchronizing multiple outputs of buffers
KR20080030795A (ko) 부분 화면 표시가 가능한 표시장치 및 그 구동방법
JPH06202588A (ja) シフトレジスタ及びこれを用いた液晶表示装置
JP2000275608A (ja) 液晶表示装置
JP3146959B2 (ja) 液晶表示装置及びそのシフトレジスタ回路
JPH08305322A (ja) 表示装置
JP2000122027A (ja) 液晶表示装置
JP2000307415A (ja) 論理回路及び画像表示装置
JPH10228262A (ja) 表示装置の駆動回路