JP2000275294A - 酸化亜鉛形避雷器の漏れ電流検出装置 - Google Patents

酸化亜鉛形避雷器の漏れ電流検出装置

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JP2000275294A
JP2000275294A JP11082013A JP8201399A JP2000275294A JP 2000275294 A JP2000275294 A JP 2000275294A JP 11082013 A JP11082013 A JP 11082013A JP 8201399 A JP8201399 A JP 8201399A JP 2000275294 A JP2000275294 A JP 2000275294A
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leakage current
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Nobuo Eto
伸夫 江藤
Yoshikatsu Honda
義勝 本田
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 酸化亜鉛形避雷器の従来の漏れ電流(抵抗分
電流)検出装置は、漏れ電流中の僅かな高調波を測定
し、これをもとに高次方程式を解く方法であったので、
高次方程式を解くのが困難で、高調波の測定が精度よく
実施できない等のため、漏れ電流測定精度が低かった。 【解決手段】 漏れ電流の実効値演算回路11と、ピー
ク値検出回路12と、これらを元にした波形率演算回路
14とを設ける。ピーク値の角度位置が90度以内か以
上かを判定するピーク位相検出回路13を設ける。この
判定結果と波形率とから第1のn値演算回路15によ
り、抵抗分電流の初期値に対する現状値の比率nを求め
る。第1の抵抗分電流ピーク値演算回路17により、予
め測定した避雷器の初期の抵抗分電流ピーク値にnを乗
じて抵抗分電流ピーク値を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、酸化亜鉛形避雷
器の漏れ電流、即ち、抵抗分電流を検出する漏れ電流検
出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】酸化亜鉛形避雷器の劣化の程度を判定す
る方法として、電圧をかけたときの漏れ電流(特に、抵
抗分電流)を測定する方法がある。しかし、漏れ電流に
は容量にもとづく電流(容量分電流という)が多く含ま
れ、抵抗分電流は僅かであるので、その検出はそれほど
容易ではなく、従来、種々の方法が提案されている。図
11は、例えば特開昭59−92720号公報に示され
た従来の避雷器の漏れ電流検出装置を示すブロック図で
ある。図において、1は酸化亜鉛素子で構成された避雷
器で図示しない電力線に接続されている。2は避雷器1
の接地線、3は接地線2に装荷され避雷器1の漏れ電流
を検出するロゴスキー型の変流器である。
【0003】4は変流器3の出力の内、第3高調波のみ
を通す第3高調波フィルター、5は第3高調波フィルタ
ー4の出力を増幅する増幅器、6は抵抗分電流の大きさ
を表示する表示器、7は後述する演算処理を実行するた
めの演算器、8は演算処理を実行する上で必要な定数を
入力する定数入力器である。
【0004】図10に酸化亜鉛形素子で構成された避雷
器1の印加電圧に対する一般的な漏れ電流特性を示す。
劣化するにつれ低電圧での抵抗分電流が増加するが、高
い電圧での電流には変わりがない。劣化の判定には、こ
の特性の変化を、避雷器1を電力線に接続したまま捕ら
える必要がある。図11の酸化亜鉛素子で構成された避
雷器1の漏れ電流検出装置は、変流器3が検出した漏れ
電流の内から、その第3高調波成分を抽出することによ
って、抵抗分電流を求めている。ここで、抵抗分電流と
は、漏れ電流の第3高調波と、これに基づいて計算され
る基本波成分との和を言う。
【0005】次に、図11のものの動作について説明す
る。図11の漏れ電流検出装置は非線形特性である図1
0の抵抗分電流−電圧特性を利用して、正弦波電圧が加
わったとき、抵抗分電流に漏れ電流の第3高調波成分が
含まれることを利用したものである。即ち、抵抗分電流
−電圧特性を電圧の奇数次の関数で近似し、各次数の比
例係数がわかれば第3高調波電流から抵抗分電流を計算
できるわけである。
【0006】即ち、避雷器1に図示しない電力線から正
弦波電圧が印加されると、その接地線2を流れる抵抗分
漏れ電流は図12に示される歪波形になる。即ち、図1
0に示す非線形性を持つ 抵抗分電流IR −電圧V 特
性にVINの電圧が印加されると、 VINが電流に変換さ
れ歪んだIOUT になって出力される。これは、丁度、ト
ランジスタの電流増幅作用に似ている。また、印加電圧
が対象なら抵抗分漏れ電流波形IR (t)は I
R (t)=−IR (−t) となり、周期的な対象波に
なる。
【0007】抵抗分漏れ電流IR (t)の電圧Vに対す
る変化は、 IR (V)=−IR (−V) …(1) であるため、IR はVの奇数次の関数で表され (2)
式となる。 IR =A1 V+A33+A55+・・・・・ …(2)
【0008】IR −V特性を最小2乗法で5次までの項
で近似する。それにより(2)式のA1 ,A3 ,A5
係数が判明する。即ち、 電圧Vを正弦波電圧 V=V0 sinωt …(3) で表し、(3)式を(2)式に代入し、級数展開すると
(4)式が得られる。 IR =(A1 +3/4A30 2+5/8A50 4)V0 sinωt +(−1/4A30 2−5/16A50 4)V0 sin3ωt +1/16A5 0 5 sin5ωt …(4)
【0009】(4)式の右辺第1項は基本波を、第2項
は第3高調波を、第3項は第5高調波を表す。いま、第
3高調波および第5高調波が測定可能な量であり、その
内の第3高調波の測定値を IR3 sinωtとする
と(5)式になる。 (−1/4A3 0 2 −5/16A5 0 4)V0 = IR3 …(5) A3 、A5 は既知であるので、不明な量は、V0 のみで
あるが、 V0 は(5)式から計算により求まる。求ま
ったV0 を(4)式に代入すれば、基本波と第5高調波
の大きさ、及び、抵抗分電流IR が求まる。
【0010】特に、(2)式を3次までの項で近似する
と(4)、(5)式は(4−1)、(5−1)のように
簡単になる。 IR =(A1 +3/4A30 2)V0 sinωt −1/4A30 3・sin3ωt …(4−1) −1/4A3 0 3= IR3 …(5−1)
【0011】(4−1)式に(5−1)式を代入すると IR =〔A1 ×(−4IR3/A31/3 −3IR3〕sinωt +IR3・sin3ωt …(6) となり、IR は IR3から、即ち第3高調波の測定値か
ら計算される。
【0012】そして、従来の酸化亜鉛形避雷器の漏れ電
流検出装置は、図11に示されるように、酸化亜鉛素子
で構成された避雷器1の接地線2に変流器3を装荷し、
その出力端が第3高調波フィルタ4に接続されている。
この第3高調波フィルタ4により、接続線2を流れる抵
抗分電流の中の第3高調波のみが抽出され、増幅器5に
入力される。増幅器5の出力は演算器7に送られ、定数
入力器8により、前述の(2)式の比例定数 A1 、A
3 、A5 ・・・・・が入力される。演算器7では入力さ
れたこの定数と、増幅器5から送られた第3高調波電流
の大きさとから、(4)式と(5)式、(又は、(4−
1)式と(5−1)式)に従って計算が行われ、第3高
調波電流の大きさを抵抗分電流の大きさに変換される。
その変換された値を表示器6で表示する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の酸化亜鉛形避雷
器の漏れ電流検出装置は以上のように構成され、第3高
調波電流成分のみを検出して、これをもとに抵抗分電流
を求めていた。この方法では、(4)式、(5)式など
の高次の方程式を解く必要があり、計算が複雑であると
いう問題があった。
【0014】また、全漏れ電流は、その大部分が容量分
電流であり、第3高調波はたかだか3%程度の割合でし
か存在しない、この割合は、全漏れ電流をフルスケール
とした場合の一般的電気計器の計測精度に近い数値であ
るため、これを高精度で検出することは相当困難であ
り、誤差の大きい検出結果を用いた計算では、演算誤差
も大きくなってしまうという問題があった。
【0015】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、高次の方程式を解く必要がな
く、高い精度が容易に得られる酸化亜鉛形避雷器の漏れ
電流検出装置を得ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明による避雷器の
漏れ電流検出装置は、電力線と接地間に接続され、前記
電力線から電圧を印加される酸化亜鉛形避雷器、この避
雷器の接地線に装荷された変流器、この変流器に流れる
全漏れ電流波形を検出しその実効値を演算する実効値演
算回路、前記全漏れ電流波形のピーク値を検出するピー
ク値検出回路、前記実効値と前記ピーク値とから波形率
を演算する波形率演算回路、前記全漏れ電流波形が零と
なる位相角から90度以内に前記ピーク値があるか、9
0度を越える位置にあるかを判定するピーク位相検出回
路、前記ピーク値の位相角位置と前記波形率から前記避
雷器に流れる抵抗分電流の現状値対初期値の倍数nを演
算する第1のn値演算回路、前記避雷器の初期の抵抗分
抵抗分電流ピーク値を設定する第1の設定器、この設定
器の設定値と前記第1のn値演算回路が演算した前記n
値とを乗算して前記避雷器の抵抗分電流ピーク値を演算
する第1の抵抗分電流ピーク値演算回路を備えたもので
ある。
【0017】また、電力線と接地間に接続され、前記電
力線から電圧を印加される酸化亜鉛形避雷器、この避雷
器の接地線に装荷された変流器、この変流器に流れる全
漏れ電流波形を検出しその実効値を演算する実効値演算
回路、前記全漏れ電流波形のピーク値を検出するピーク
値検出回路、前記実効値と前記ピーク値とから波形率を
演算する波形率演算回路、前記全漏れ電流波形が零とな
る位相角から90度以内に前記ピーク値があるか、90
度を越える位置にあるかを判定するピーク位相検出回
路、前記ピーク値の位相角位置と前記波形率から前記避
雷器に流れる抵抗分電流の現状値対初期値の倍数nを演
算する第1のn値演算回路、前記避雷器の初期状態で予
め測定した、抵抗分電流の全漏れ電流に対する割合を設
定する第2の設定器、前記ピーク位相検出回路の判定出
力が90度以内のとき、ピーク値と前記第2の設定器の
値との積に、更に、前記第1のn値演算回路が演算した
前記n値を乗じた結果を抵抗分電流ピーク値とし、90
度を越えるとき、ピーク値をそのまま抵抗分電流ピーク
値とする第2の抵抗分電流ピーク値演算回路を備えたも
のである。
【0018】また、電力線と接地間に接続され、前記電
力線から電圧を印加される酸化亜鉛形避雷器、この避雷
器の接地線に装荷された変流器、この変流器に流れる全
漏れ電流波形を検出しその平均値を演算する平均値演算
回路、前記全漏れ電流波形のピーク値を検出するピーク
値検出回路、前記平均値と前記ピーク値とから波高率を
演算する波高率演算回路、前記全漏れ電流波形が零とな
る位相角から90度以内に前記ピーク値があるか、90
度を越える位置にあるかを判定するピーク位相検出回
路、前記ピーク値の位相角位置と前記波高率から前記避
雷器に流れる抵抗分電流の現状値対初期値の倍数nを演
算する第2のn値演算回路、前記避雷器の初期の抵抗分
電流ピーク値を設定する第1の設定器、第1の設定器の
設定値と前記第2のn値演算回路が算出した前記n値と
を乗算して前記避雷器の抵抗分電流ピーク値を演算する
第3の抵抗分電流ピーク値演算回路を備えたものであ
る。
【0019】また、電力線と接地間に接続され、前記電
力線から電圧を印加される酸化亜鉛形避雷器、この避雷
器の接地線に装荷された変流器、この変流器に流れる全
漏れ電流波形を検出しその平均値を演算する平均値演算
回路、前記全漏れ電流波形のピーク値を検出するピーク
値検出回路、前記平均値と前記ピーク値とから波高率を
演算する波高率演算回路、前記全漏れ電流波形が零とな
る位相角から90度以内に前記ピーク値があるか、90
度を越える位置にあるかを判定するピーク位相検出回
路、前記ピーク値の位相角位置と前記波高率から前記避
雷器に流れる抵抗分電流の現状値対初期値の倍数nを演
算する第2のn値演算回路、前記避雷器の初期状態で予
め測定した、抵抗分電流の全漏れ電流に対する割合を設
定する第2の設定器、前記ピーク位相検出回路の判定出
力が90度以内のとき、ピーク値と前記第2の設定器の
値との積に、更に、前記第2のn値演算回路が演算した
前記n値を乗じた結果を抵抗分電流ピーク値とし、90
度を越えるとき、ピーク値をそのまま抵抗分電流ピーク
値とする第4の抵抗分電流ピーク値演算回路を備えたも
のである。
【0020】
【発明の実施の形態】この発明による漏れ電流検出装置
の実施の形態の説明に先立ち、本発明の理解を助けるた
め、本発明の発明者が酸化亜鉛形避雷器1の劣化の進展
をシミュレーションして得た、劣化の進行に伴う漏れ電
流波形の数値解析結果について説明する。酸化亜鉛形避
雷器の漏れ電流は、劣化の程度に関係なく、その抵抗分
電流の基本波と各次高調波(第3、第5・・・・)との
間に一定比率の関係が成立し、劣化して基本波が増えた
ときでも、その比率は変化しないことを確認した。
【0021】また、被測定避雷器1の抵抗分電流に含ま
れる高調波成分は3次、5次の高調波成分がほとんどで
ある。そこで、劣化していない時の容量分電流のピーク
値を1.0p.u.と置き、抵抗分電流を基本波、3
次、5次の高調波成分に特化させる。抵抗分電流ピーク
値は使用電圧における初期状態での値を0.1p.u.
とする。また、各次高調波成分の抵抗分電流の大きさ
は、実測値をもとに基本波:3次:5次=0.06:
0.03:0.01の割合とする。
【0022】劣化の進行程度を表す数値として、抵抗分
電流の初期値(劣化していないときの抵抗分電流)に対
する現在の抵抗分電流値の倍率nを定義する。即ち、 n=(抵抗分電流の現状値)/(抵抗分電流の初期値)
である。 前述の抵抗分電流の大きさにnを掛け、n=1,2,3
・・・・と増加させていくと抵抗分電流が大きくなり、
劣化による状態を模擬できる。図1はこの状態を横軸に
n、縦軸に波形率(=ピーク値/実効値)(A曲線)、
全漏れ電流のピーク値(B曲線)、および抵抗分電流の
ピーク値(C曲線)を採ったものである。
【0023】図1から波形率はn=9までは単調に減少
する特性となる。これは、劣化が進んでも初期値の電流
波形(図2(a)のほぼ正弦波)に対して、図2(b)
のようにピーク値はほぼそのままで実効値のみが徐々に
増加するためである。また、nが9以下の場合は、全漏
れ電流のピーク値が図2(b)に示すようにt=0点か
ら見て、最初のピーク点t1(0点より90度以内)に
なる。
【0024】また、nが9を越えると、波形率は単調に
増加する特性に変わる。この状態のとき、波形は図2
(c)のような形となり、波形のピーク値がほぼ抵抗分
電流を示すものとなり、ピーク値の増加のほうが実効値
の増加よりも大きくなるからである。nが9を越える場
合は、全漏れ電流のピーク値が、図2(c)に示すよう
に、t=0点から見て、二番目のピーク点t2(0点よ
り90度を越える)になる。この発明は、以上のような
漏れ電流特性の劣化時の波形解析結果に合致するように
演算回路を構成したものである。
【0025】実施の形態1.この発明の実施の形態1に
よる避雷器の漏れ電流検出装置のブロック図を、図3に
示す。なお、以下の各図に於いて、従来の図の符号と同
一符号は同一、又は相当部分を示すので、その詳細な説
明は省略する。図3に於いて、9は変流器3からの電流
信号を電圧信号に変換する変換回路、10は変換回路9
からの電圧信号を演算し、抵抗分電流を算出する演算回
路である。演算回路10の構成要素の一つである11
は、変換回路9の出力電圧信号(以下、変換回路9の出
力電圧信号を全漏れ電流と呼ぶ)の全漏れ電流の実効値
を計算する実効値演算回路、12は全漏れ電流の正側の
ピーク値を検出するピーク値検出回路である。
【0026】13は全漏れ電流の波形のピーク値の位相
角度位置がこの波形のゼロ点から見て90度以内の角度
にあるか、90度を越える角度にあるかを判定するピー
ク位相検出回路、14は実効値とピーク値から波形率
(=ピーク値/実効値)を計算する波形率演算回路、1
5はピーク位相検出回路13の判定結果と波形率から、
抵抗分電流の初期値Z(劣化していない状態での抵抗分
電流)に対する抵抗分電流の現状値の比率n、即ち
n=(抵抗分電流の現状値)/Zを決定する第1の
n値演算回路、16は抵抗分電流のピーク値の初期値P
(非劣化時の値)を設定する第1の設定器、17は第1
のn値演算回路15の出力の数値nと第1の設定器16
に設定されたPを乗算する第1の抵抗分電流ピーク値演
算回路である。
【0027】ピーク位相検出回路13は、全漏れ電流波
形のピーク値の位相角度位置が、電流波形がゼロとなる
角度から見て90度以内の角度位置にあるときHレベル
を、90度を越える位置にあるときLレベルを出力す
る。また、n値演算回路15は図1のA曲線データ(波
形率)を記憶しており、ピーク位相検出回路13の出力
がHレベルのときnが9以下のA曲線データから波形率
に応じたn値を選択し、Lレベルの時はnが9を越える
A曲線データの中から波形率に応じたn値を選択する。
【0028】以下、図3の漏れ電流検出回路の動作につ
いて説明する。まず抵抗分電流が初期の2倍の大きさと
なったn=2の状態での抵抗分電流の検出動作を図4の
フローチャートを用いて説明する。避雷器1に流れる全
漏れ電流は変流器3で変換され変換回路9に入力され
る。変換回路9で電流−電圧変換された全漏れ電流波形
は演算回路10に入力される(ステップST1)。ここ
で実効値演算回路11により全漏れ電流の実効値が演算
される(ステップST2)。又、ピーク値検出回路12
によりピーク値が求められる(ステップST3)。そし
て、両方の結果から波形率演算回路14により波形率=
1.4が求められて、第1のn値演算回路15にその値
(波形率=1.4)が入力される(ステップST4)。
【0029】また、全漏れ電流のピーク値の角度位置が
最初の90度以内にくるので、ピーク位相検出回路13
の出力はHレベルとなり(ステップST5)、第1のn
値演算回路15に入力される。この両信号により第1の
n値演算回路15にあらかじめ記憶された図1のA曲線
から、n=2であることが分かる(ステップST6)。
そして、第1の抵抗分電流ピーク値演算回路17はあら
かじめ測定され第1の設定器16に設定された(ST
7)、抵抗分電流ピーク値の初期値設定=0.1p.
u.、n=2の入力から(7)式の計算を実施する(ス
テップST8) 抵抗分電流ピーク値=抵抗分電流の初期値設定(Z)×n …(7) =0.1×2=0.2 これにより、抵抗分電流ピーク値=0.2p.u.が求
められる。
【0030】次に、抵抗分電流が初期の10倍の大きさ
となったn=10での抵抗分電流ピーク値の演算過程を
説明する。実効値演算回路11とピーク値検出回路12
は前述の場合と同様に動作し、両方の結果から波形率演
算回路14により波形率が1.3であることが求めら
れ、第1のn値演算回路15にその値が入力される。ま
た全漏れ電流のピーク値が最初の90度を越えるのでピ
ーク位相検出回路13の出力はLレベルとなり第1のn
値演算回路15に入力される。
【0031】この両信号により第1のn値演算回路15
に記憶された図1のA曲線からn=10であることが分
かる。図1のA曲線からは波形率=1.3を満たすn
は、n=7とn=10の2つの解があるが、Lレベルで
は n≧9の条件があるので、n=10となるのであ
る。そして、第1の抵抗分電流ピーク値演算回路17
は、抵抗分電流の初期値設定=0.1p.u.、n=1
0から(7)式の計算によって、抵抗分電流ピーク値=
1.0p.u.を求め、結果は表示器6に表示される。
【0032】実施の形態2.実施の形態1に説明した漏
れ電流の検出装置の演算回路は、従来に比べて演算の内
容が簡単になったとはいえ、まだ、ある程度の演算を行
わなければならない。実施の形態2の漏れ電流検出装置
の演算回路は、nが9以上のとき、全漏れ電流ピーク値
が抵抗分電流ピーク値と等しいとみなすことにより、演
算の回数を減らすものである。図5に実施の形態2によ
る漏れ電流の検出装置のブロック図を示す。図に於い
て、18は演算回路、19は初期全漏れ電流に対する初
期抵抗分電流(n=1)の割合を抵抗分電流ピーク演算
回路に入力する第2の設定器、20はn値の大きさに応
じて数値nと全漏れ電流波形のピーク値とn値から抵抗
分電流のピーク値を演算する第2の抵抗分電流ピーク値
演算回路である。
【0033】実効値演算回路11、ピーク値検出回路1
2、ピーク位相検出回路13、波形率演算回路14、第
1のn値演算回路15は実施の形態1の図3と同様なの
で、その詳細な説明は省略する。第2の設定器19に設
定される割合は、前述のように初期状態の全漏れ電流に
対する初期状態の抵抗分電流の割合であるので0.1
p.u.としている。第2の抵抗分電流演算回路20の
演算内容はnが9以下のとき、(8)式となる。 抵抗分電流ピーク値 =全漏れ電流ピーク値×第2の設定器の設定値×n …(8)
【0034】nが9を越えると図1のB曲線とC曲線値
がほぼ等しい値となるから、単純に(抵抗分電流ピーク
値)=(全漏れ電流ピーク値)とおく。ゆえに、演算式
は(9)式に示すものとすることができる。 抵抗分電流ピーク値=全漏れ電流ピーク値 …(9) (8)式と(9)式のいずれを用いるかの切り換え操作
は、第1のn値演算回路15からのn値を用いて、第2
の抵抗分電流ピーク値演算回路20の内部で実施してい
る。実施の形態2に説明したものは、実効値を元に波形
率を求め、更に、抵抗分電流ピーク値を求めるものであ
るということが出来る。
【0035】実施の形態3.図1のグラフにおける波形
率(A)に代えて、波高率(D)(ピーク値/平均値)
を、又、全漏れ電流ピーク値(B)に代えて、平均値
(E)を示したものを図6に示す。波高率(D)は、波
形率(A)にきわめて類似した特性を示すこと、また、
平均値(E)は容易に測定できることから、平均値を元
に、波高率を求め、更に抵抗分電流ピーク値を求めるこ
とでも、実施の形態1と同様の結果を得ることが出来
る。
【0036】このようにした避雷器の漏れ電流検出装置
の演算回路を図7に示す。図に於いて、21は本実施の
形態による演算回路、22は全漏れ電流の正、又は、負
の半サイクルの平均値を求める平均値演算回路、23は
全漏れ電流の波高値と平均値とから波高率を演算する波
高率演算回路、24はピーク位置検出回路13の出力が
Hレベルか、Lレベルかを検出し、波形率に応じて、図
6のD曲線データ(波高率)を保有するn値を決定する
第2のn値演算回路、25は第2の設定器16の初期の
抵抗分電流ピーク値と第2のn値演算回路24の出力n
値を乗算し、抵抗分電流ピーク値を演算する第3の抵抗
分電流ピーク値演算回路を示す。
【0037】なお、平均値の演算は図8の波形のA又は
B(いずれも半波波形の面積)の平均値をとっている。
図1に示した波形率と、図6の波高率の特性がほぼ同じ
であることから、実施の形態1の波形率を波高率(=ピ
ーク値/平均値)に変えただけで、演算内容は実施の形
態1の説明と同様である。
【0038】実施の形態4.実施の形態4による避雷器
の漏れ電流検出装置のブロック図を図9に示す。図に於
いて、平均値演算回路22、ピーク値検出回路12、ピ
ーク位相検出回路13、波高率演算回路23、第2のn
値演算回路24は、いずれも実施の形態3の図7で説明
したものと同じなので、その詳細な説明は省略する。
【0039】26は本実施の形態による演算回路、19
は初期抵抗分電流(n=1)の全漏れ電流に対する割合
を後述する第4の抵抗分電流ピーク演算回路28に入力
する第2の設定器、28はn値の大きさに応じて全漏れ
電流波形のピーク値と第2のn値演算回路24のn値か
ら抵抗分電流のピーク値を演算する第4の抵抗分電流ピ
ーク値演算回路を示す。実施の形態2で説明した演算方
法の波形率を波高率(=ピーク値/平均値)に変えるだ
けで、演算内容は変わらないので、動作の詳細な説明は
省略する。
【0040】
【発明の効果】以上のように、この発明の酸化亜鉛形避
雷器の漏れ電流検出装置は、抵抗分電流の現状値と初期
値の倍数nを演算するとともに、初期の抵抗分電流ピー
ク値を設定し、この設定値と前記n値とを乗算して抵抗
分電流ピーク値を得るようにしたので、高次の方程式を
解く必要がなく、また、高調波の測定の必要もないので
漏れ電流の測定を精度よく、容易に行うことが出来る。
【0041】また、抵抗分電流の現状値と初期値の倍数
nを演算するとともに、初期の抵抗分電流の全漏れ電流
に対する割合を設定し、ピーク位相が90度以内のと
き、ピーク値と、この設定値と前記n値とを乗算して抵
抗分電流ピーク値を得、また、ピーク位相が90どを越
えるときピーク値をそのまま抵抗分電流ピーク値とする
ようにしたので、高次の方程式を解く必要がなく、ま
た、高調波の測定の必要もないので漏れ電流の測定を精
度よく、容易に行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 酸化亜鉛形避雷器の特性を解析したグラフで
ある。
【図2】 酸化亜鉛形避雷器の漏れ電流波形の説明図で
ある。
【図3】 酸化亜鉛形避雷器のこの発明の実施の形態1
による漏れ電流検出装置のブロック図である。
【図4】 図3の漏れ電流検出装置の動作を説明するフ
ローチャートである。
【図5】 実施の形態2による漏れ電流検出装置のブロ
ック図である。
【図6】 酸化亜鉛形避雷器の特性を解析したグラフで
ある。
【図7】 実施の形態3による漏れ電流検出装置のブロ
ック図である。
【図8】 図7のブロック図における平均値の説明図で
ある。
【図9】 実施の形態4による漏れ電流検出装置のブロ
ック図である。
【図10】 酸化亜鉛形避雷器の特性説明図である。
【図11】 酸化亜鉛形避雷器の従来の漏れ電流検出装
置のブロック図である。
【図12】 漏れ電流波形の説明図である。
【符号の説明】
1 避雷器、 2 接地線、 3 変流器、
10 演算回路、11 実効値演算回路、 12 ピー
ク値検出回路、13 ピーク位相検出回路、 14 波
形率演算回路、15 第1のn値演算回路、 16
第1の設定器、17 第1の抵抗分電流ピーク値演算回
路、 19 第2の設定器、20 第2の抵抗分電流ピ
ーク値演算回路、 22 平均値演算回路、23 波高
率演算回路、 24 第2のn値演算回路、25 第
3の抵抗分電流ピーク値演算回路、28 第4の抵抗分
電流ピーク値演算回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G035 AB13 AC03 AC04 AC05 AC06 AD19 2G036 AA21 BA06 CA01 CA10 5E034 EA07 ED08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力線と接地間に接続され、前記電力線
    から電圧を印加される酸化亜鉛形避雷器、この避雷器の
    接地線に装荷された変流器、この変流器に流れる全漏れ
    電流波形を検出しその実効値を演算する実効値演算回
    路、前記全漏れ電流波形のピーク値を検出するピーク値
    検出回路、前記実効値と前記ピーク値とから波形率を演
    算する波形率演算回路、前記全漏れ電流波形が零となる
    位相角から90度以内に前記ピーク値があるか、90度
    を越える位置にあるかを判定するピーク位相検出回路、
    前記ピーク値の位相角位置と前記波形率とから前記避雷
    器に流れる抵抗分電流の現状値対初期値の倍数nを演算
    する第1のn値演算回路、前記避雷器の予め求めた初期
    の抵抗分電流ピーク値を設定する第1の設定器、この設
    定器の設定値と前記第1のn値演算回路が演算した前記
    n値とを乗算して前記避雷器の抵抗分電流ピーク値を演
    算する第1の抵抗分電流ピーク値演算回路を備えたこと
    を特徴とする酸化亜鉛形避雷器の漏れ電流検出装置。
  2. 【請求項2】 電力線と接地間に接続され、前記電力線
    から電圧を印加される酸化亜鉛形避雷器、この避雷器の
    接地線に装荷された変流器、この変流器に流れる全漏れ
    電流波形を検出しその実効値を演算する実効値演算回
    路、前記全漏れ電流波形のピーク値を検出するピーク値
    検出回路、前記実効値と前記ピーク値とから波形率を演
    算する波形率演算回路、前記全漏れ電流波形が零となる
    位相角から90度以内に前記ピーク値があるか、90度
    を越える位置にあるかを判定するピーク位相検出回路、
    前記ピーク値の位相角位置と前記波形率とから前記避雷
    器に流れる抵抗分電流の現状値対初期値の倍数nを演算
    する第1のn値演算回路、前記避雷器の初期状態で予め
    測定した、抵抗分電流の全漏れ電流に対する割合を設定
    する第2の設定器、前記ピーク位相検出回路の判定出力
    が90度以内のとき、前記ピーク値と前記第2の設定器
    の値との積に、更に、前記第1のn値演算回路が演算し
    た前記n値を乗じた結果を抵抗分電流ピーク値とし、9
    0度を越えるとき、前記ピーク値をそのまま抵抗分電流
    ピーク値とする第2の抵抗分電流ピーク値演算回路を備
    えたことを特徴とする酸化亜鉛形避雷器の漏れ電流検出
    装置。
  3. 【請求項3】 電力線と接地間に接続され、前記電力線
    から電圧を印加される酸化亜鉛形避雷器、この避雷器の
    接地線に装荷された変流器、この変流器に流れる全漏れ
    電流波形を検出しその平均値を演算する平均値演算回
    路、前記全漏れ電流波形のピーク値を検出するピーク値
    検出回路、前記平均値と前記ピーク値とから波高率を演
    算する波高率演算回路、前記全漏れ電流波形が零となる
    位相角から90度以内に前記ピーク値があるか、90度
    を越える位置にあるかを判定するピーク位相検出回路、
    前記ピーク値の位相角位置と前記波高率とから前記避雷
    器に流れる抵抗分電流の現状値対初期値の倍数nを演算
    する第2のn値演算回路、前記避雷器の予め求めた初期
    の抵抗分電流ピーク値を設定する第1の設定器、第1の
    設定器の設定値と前記第2のn値演算回路が算出した前
    記n値とを乗算して前記避雷器の抵抗分電流ピーク値を
    演算する第3の抵抗分電流ピーク値演算回路を備えたこ
    とを特徴とする酸化亜鉛形避雷器の漏れ電流検出装置。
  4. 【請求項4】 電力線と接地間に接続され、前記電力線
    から電圧を印加される酸化亜鉛形避雷器、この避雷器の
    接地線に装荷された変流器、この変流器に流れる全漏れ
    電流波形を検出しその平均値を演算する平均値演算回
    路、前記全漏れ電流波形のピーク値を検出するピーク値
    検出回路、前記平均値と前記ピーク値とから波高率を演
    算する波高率演算回路、前記全漏れ電流波形が零となる
    位相角から90度以内に前記ピーク値があるか、90度
    を越える位置にあるかを判定するピーク位相検出回路、
    前記ピーク値の位相角位置と前記波高率とから前記避雷
    器に流れる抵抗分電流の現状値対初期値の倍数nを演算
    する第2のn値演算回路、前記避雷器の初期状態で予め
    測定した、抵抗分電流の全漏れ電流に対する割合を設定
    する第2の設定器、前記ピーク位相検出回路の判定出力
    が90度以内のとき、前記ピーク値と前記第2の設定器
    の値との積に、更に、前記第2のn値演算回路が演算し
    た前記n値を乗じた結果を抵抗分電流ピーク値とし、9
    0度を越えるとき、前記ピーク値をそのまま抵抗分電流
    ピーク値とする第4の抵抗分電流ピーク値演算回路を備
    えたことを特徴とする酸化亜鉛形避雷器の漏れ電流検出
    装置。
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