JPH09145759A - 酸化亜鉛形避雷器の漏れ電流検出装置 - Google Patents
酸化亜鉛形避雷器の漏れ電流検出装置Info
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- JPH09145759A JPH09145759A JP7309199A JP30919995A JPH09145759A JP H09145759 A JPH09145759 A JP H09145759A JP 7309199 A JP7309199 A JP 7309199A JP 30919995 A JP30919995 A JP 30919995A JP H09145759 A JPH09145759 A JP H09145759A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 複雑な演算式を用いることもなく、またフィ
ルタも不要となる安価でコンパクトな酸化亜鉛型避雷器
の漏れ電流検出装置を得る。 【解決手段】 漏れ電流の第3高調波電流成分と基本波
電流成分の比率を用いて位相差δを求め、この位相差δ
と検出された漏れ電流の基本波電流成分実効値It1と
に基づいて、上記抵抗分電流を演算するための増幅器
5、演算器10、定数設定器11を備えた。
ルタも不要となる安価でコンパクトな酸化亜鉛型避雷器
の漏れ電流検出装置を得る。 【解決手段】 漏れ電流の第3高調波電流成分と基本波
電流成分の比率を用いて位相差δを求め、この位相差δ
と検出された漏れ電流の基本波電流成分実効値It1と
に基づいて、上記抵抗分電流を演算するための増幅器
5、演算器10、定数設定器11を備えた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、酸化亜鉛形避雷
器の抵抗分電流を検出する避雷器の漏れ電流検出装置に
関するものである。
器の抵抗分電流を検出する避雷器の漏れ電流検出装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、例えば特開昭59−92720
号公報に示された従来の避雷器の漏れ電流検出装置を示
すブロック図であり、図において、1は酸化亜鉛素子で
構成された避雷器、2は避雷器1の接地線、3はロゴス
キー型の変流器、4は変流器3の出力のうち第3高調波
のみを通す第3高調波フィルタ、5は増幅器、6は抵抗
分電流を表示する表示器、7は後述する動作を実行する
ための演算器、8は定数入力器である。
号公報に示された従来の避雷器の漏れ電流検出装置を示
すブロック図であり、図において、1は酸化亜鉛素子で
構成された避雷器、2は避雷器1の接地線、3はロゴス
キー型の変流器、4は変流器3の出力のうち第3高調波
のみを通す第3高調波フィルタ、5は増幅器、6は抵抗
分電流を表示する表示器、7は後述する動作を実行する
ための演算器、8は定数入力器である。
【0003】従来の酸化亜鉛形避雷器の漏れ電流検出装
置は、検出する漏れ電流のうち、その第3調波成分から
抵抗分電流を検出する方式としている。なお、ここで、
抵抗分電流とは、漏れ電流の第3高調波成分とこれに基
づいて計算される基本波成分の和を言う。
置は、検出する漏れ電流のうち、その第3調波成分から
抵抗分電流を検出する方式としている。なお、ここで、
抵抗分電流とは、漏れ電流の第3高調波成分とこれに基
づいて計算される基本波成分の和を言う。
【0004】次に、従来技術の概要とともに、図5を用
いて動作について説明する。従来の漏れ電流検出装置
は、非線形性をもつ抵抗分電流−電圧特性のために、正
弦波電圧が加わったとき抵抗分電流に漏れ電流の第3高
調波成分が含まれることに注目したものである。抵抗分
電流−電圧特性を電圧の奇数次の関数で近似し、各次数
の比例係数がわかれば第3高調波電流から抵抗分電流を
計算できるということが解析により明らかになり構築さ
れたものである。
いて動作について説明する。従来の漏れ電流検出装置
は、非線形性をもつ抵抗分電流−電圧特性のために、正
弦波電圧が加わったとき抵抗分電流に漏れ電流の第3高
調波成分が含まれることに注目したものである。抵抗分
電流−電圧特性を電圧の奇数次の関数で近似し、各次数
の比例係数がわかれば第3高調波電流から抵抗分電流を
計算できるということが解析により明らかになり構築さ
れたものである。
【0005】すなわち酸化亜鉛アレスタに正弦波電圧が
印加されると、その接地線を流れる抵抗分漏れ電流は図
7に示される歪波形になる。時間をtとして抵抗分漏れ
電流をIR(t)で表すと、IR(t)=−IR(−t)
となり周期的な対象波になる。これは、図5に示す非線
形性をもつ抵抗分電流IR−電圧V特性から説明でき
る。すなわち、VINの電圧が印加されると、IR−V特
性に応じてVINが電流に変換され歪んだIOUTになって
出力される。これは、丁度、トランジスタの電流増幅作
用に似ている。抵抗分漏れ電流IRの電圧Vに対する変
化は、
印加されると、その接地線を流れる抵抗分漏れ電流は図
7に示される歪波形になる。時間をtとして抵抗分漏れ
電流をIR(t)で表すと、IR(t)=−IR(−t)
となり周期的な対象波になる。これは、図5に示す非線
形性をもつ抵抗分電流IR−電圧V特性から説明でき
る。すなわち、VINの電圧が印加されると、IR−V特
性に応じてVINが電流に変換され歪んだIOUTになって
出力される。これは、丁度、トランジスタの電流増幅作
用に似ている。抵抗分漏れ電流IRの電圧Vに対する変
化は、
【0006】 IR(V)=−IR(−V) (1)
【0007】であるため、IRはVの奇数次の関数で表
され(2)式になる。
され(2)式になる。
【0008】 IR=A1V+A3V3+A5V5+・・・・・ (2)
【0009】IR−V特性を最小2乗法で5次迄の項で
近似する。それにより(2)式のA1,A3,A5の係数
が判明する。Vを正弦波電圧
近似する。それにより(2)式のA1,A3,A5の係数
が判明する。Vを正弦波電圧
【0010】 V=V0 sinωt (3)
【0011】で表し、(3)式を(2)式に代入し、三
角関数公式を用いて級数展開すると(4)式になる。
角関数公式を用いて級数展開すると(4)式になる。
【0012】 IR=(A1+3/4A3 V0 2+5/8A5 V0 4)V0 sinωt +(−1/4A3V0 2−5/16A5V0 4)V0 sin3ωt +1/16A5V0 5sin5ωt (4)
【0013】(4)式の右辺第1項は基本波を第2、第
3項はそれぞれ第3、第5高調波を表す。いま、第3高
調波および第5高調波が測定可能な量であり、その内の
第3高調波の測定値をIR3 sin3ωtとすると(5)式
になる。
3項はそれぞれ第3、第5高調波を表す。いま、第3高
調波および第5高調波が測定可能な量であり、その内の
第3高調波の測定値をIR3 sin3ωtとすると(5)式
になる。
【0014】 (−1/4A3V0 2−5/16A5V0 4)V0=IR3 (5)
【0015】A3,A5は既知であるので、不明な量は、
V0のみであり(5)式から計算により求まる。求まっ
たV0を(4)式に代入すれば、基本波、第5高調波の
大きさ、および、抵抗分電流IRが求まる。
V0のみであり(5)式から計算により求まる。求まっ
たV0を(4)式に代入すれば、基本波、第5高調波の
大きさ、および、抵抗分電流IRが求まる。
【0016】特に、(2)式を3次迄の項で近似すると
(4),(5)式は簡単になり(4−1),(5−1)式
になる。
(4),(5)式は簡単になり(4−1),(5−1)式
になる。
【0017】 IR=(A1+3/4A3V0 2)V0 sinωt −1/4A3V0 3 sin3ωt (4−1) −1/4A3V0 3=IR3 (5−1)
【0018】(4−1)式に(5−1)式を代入して、
【0019】 IR=〔A1×(−4IR3/A3)1/3−3IR3〕sinωt +IR3 sin3ωt (6)
【0020】になり、IRはIR3からより一層簡単に計
算される。
算される。
【0021】そして、従来の酸化亜鉛形避雷器の漏れ電
流検出装置は、図6に示されるように、酸化亜鉛素子で
構成された避雷器1の接地線2にロゴウスキー型の変流
器3を装置し、その出力端が第3高調波のみを通す第3
高調波フィルタ4に接続されている。このフィルタ4に
より、接続線2を流れる抵抗分電流の中の第3高調波の
みが抽出され、増幅器5に入力される。増幅器5は演算
器7に接続されている。演算器7には定数入力器8によ
り前述の(2)式の比例定数A1,A3,A5,・・・・が入
力される。演算器7の中で、この入力された定数と増幅
器5から入力される第3高調波電流の大きさとから、
(4)式と(5)式に従って計算が行われ、第3高調波
電流の大きさを抵抗分電流の大きさに変換される。その
変換された値を表示器6で表示し直読する。
流検出装置は、図6に示されるように、酸化亜鉛素子で
構成された避雷器1の接地線2にロゴウスキー型の変流
器3を装置し、その出力端が第3高調波のみを通す第3
高調波フィルタ4に接続されている。このフィルタ4に
より、接続線2を流れる抵抗分電流の中の第3高調波の
みが抽出され、増幅器5に入力される。増幅器5は演算
器7に接続されている。演算器7には定数入力器8によ
り前述の(2)式の比例定数A1,A3,A5,・・・・が入
力される。演算器7の中で、この入力された定数と増幅
器5から入力される第3高調波電流の大きさとから、
(4)式と(5)式に従って計算が行われ、第3高調波
電流の大きさを抵抗分電流の大きさに変換される。その
変換された値を表示器6で表示し直読する。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】従来の酸化亜鉛形避雷
器の漏れ電流検出装置は以上のように構成され、第3高
調波電流成分のみ検出してそれをもとに抵抗分電流を求
めている。この方法は(6)式のように立方根などを解
く必要があり、それに応じたソフトウェアの開発が必要
となり、かつフィルタなどのハードウェアが要求される
ため、装置が高価で大形なものとなっていた。また、避
雷器の非劣化時(初期時)には、抵抗分電流の第3調波
成分が漏れ電流の数%と小さいため線路電圧に含まれる
第3高調波成分の影響を受けて抵抗分電流を正しく検出
できない恐れがあった。
器の漏れ電流検出装置は以上のように構成され、第3高
調波電流成分のみ検出してそれをもとに抵抗分電流を求
めている。この方法は(6)式のように立方根などを解
く必要があり、それに応じたソフトウェアの開発が必要
となり、かつフィルタなどのハードウェアが要求される
ため、装置が高価で大形なものとなっていた。また、避
雷器の非劣化時(初期時)には、抵抗分電流の第3調波
成分が漏れ電流の数%と小さいため線路電圧に含まれる
第3高調波成分の影響を受けて抵抗分電流を正しく検出
できない恐れがあった。
【0023】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
るために、この発明の請求項1に係る酸化亜鉛型避雷器
の漏れ電流検出装置によれば、酸化亜鉛形避雷器の漏れ
電流から抵抗分電流を検出する酸化亜鉛形避雷器の漏れ
電流検出装置において、上記漏れ電流の第3高調波電流
成分と基本波電流成分の比率を用いて位相差δを求め、
上記位相差δと検出された上記漏れ電流の基本波電流成
分実効値It1とに基づいて、上記抵抗分電流を演算す
る演算手段を備えたものである。
るために、この発明の請求項1に係る酸化亜鉛型避雷器
の漏れ電流検出装置によれば、酸化亜鉛形避雷器の漏れ
電流から抵抗分電流を検出する酸化亜鉛形避雷器の漏れ
電流検出装置において、上記漏れ電流の第3高調波電流
成分と基本波電流成分の比率を用いて位相差δを求め、
上記位相差δと検出された上記漏れ電流の基本波電流成
分実効値It1とに基づいて、上記抵抗分電流を演算す
る演算手段を備えたものである。
【0024】このような構成によれば、漏れ電流の第3
高調波電流成分と基本波電流成分の比率を用いて位相差
δを求め、所定のα値と検出した漏れ電流の基本波電流
成分から抵抗分電流を求めることができ、従来のように
複雑な演算式を用いることもなく、またフィルタも不要
となるので、安価でコンパクトな酸化亜鉛型避雷器の漏
れ電流検出装置を得ることができる。
高調波電流成分と基本波電流成分の比率を用いて位相差
δを求め、所定のα値と検出した漏れ電流の基本波電流
成分から抵抗分電流を求めることができ、従来のように
複雑な演算式を用いることもなく、またフィルタも不要
となるので、安価でコンパクトな酸化亜鉛型避雷器の漏
れ電流検出装置を得ることができる。
【0025】また、この発明の請求項2に係る酸化亜鉛
型避雷器の漏れ電流検出装置によれば、上記演算手段
は、補正係数をαとし、次の(A)式を用いて、上記抵
抗分電流を演算するものである。
型避雷器の漏れ電流検出装置によれば、上記演算手段
は、補正係数をαとし、次の(A)式を用いて、上記抵
抗分電流を演算するものである。
【0026】 Irp=√2It1・sinδ・α (A)
【0027】このような構成によれば、漏れ電流の第3
高調波電流成分と基本波電流成分の比率を用いて位相差
δを求め、所定のα値と検出した漏れ電流の基本波電流
成分から抵抗分電流を求めることができ、従来のように
複雑な演算式を用いることもなく、またフィルタも不要
となるので、安価でコンパクトな酸化亜鉛型避雷器の漏
れ電流検出装置を得ることができる。
高調波電流成分と基本波電流成分の比率を用いて位相差
δを求め、所定のα値と検出した漏れ電流の基本波電流
成分から抵抗分電流を求めることができ、従来のように
複雑な演算式を用いることもなく、またフィルタも不要
となるので、安価でコンパクトな酸化亜鉛型避雷器の漏
れ電流検出装置を得ることができる。
【0028】また、この発明の請求項3に係る酸化亜鉛
型避雷器の漏れ電流検出装置によれば、上記演算手段
は、補正係数をαとしてδ’=δ・αを求め、次の
(B)式を用いて、上記抵抗分電流を演算するものであ
る。
型避雷器の漏れ電流検出装置によれば、上記演算手段
は、補正係数をαとしてδ’=δ・αを求め、次の
(B)式を用いて、上記抵抗分電流を演算するものであ
る。
【0029】 Irp=√2It1・δ’ (B)
【0030】このような構成によれば、請求項2のよう
に三角関数の計算を行う必要がなく、計算が簡単とな
り、より安価でコンパクトな酸化亜鉛型避雷器の漏れ電
流検出装置を得ることができる。
に三角関数の計算を行う必要がなく、計算が簡単とな
り、より安価でコンパクトな酸化亜鉛型避雷器の漏れ電
流検出装置を得ることができる。
【0031】また、この発明の請求項4に係る酸化亜鉛
型避雷器の漏れ電流検出装置によれば、上記補正係数α
をα=1として上記抵抗分電流を求めることにより劣化
診断を行うものである。
型避雷器の漏れ電流検出装置によれば、上記補正係数α
をα=1として上記抵抗分電流を求めることにより劣化
診断を行うものである。
【0032】このような構成によれば、抵抗分電流の基
本波電流成分のピーク値を容易に求めることができる。
本波電流成分のピーク値を容易に求めることができる。
【0033】また、この発明の請求項5に係る酸化亜鉛
型避雷器の漏れ電流検出装置によれば、上記漏れ電流の
第3高調波電流成分と基本波電流成分の比率が所定値以
上のときは、上記第3高調波電流成分と上記基本波電流
成分の比率から位相差δを求め、上記比率が所定値未満
のときは、上記位相差δを一定とするものである。
型避雷器の漏れ電流検出装置によれば、上記漏れ電流の
第3高調波電流成分と基本波電流成分の比率が所定値以
上のときは、上記第3高調波電流成分と上記基本波電流
成分の比率から位相差δを求め、上記比率が所定値未満
のときは、上記位相差δを一定とするものである。
【0034】このような構成によれば、避雷器の非劣化
時(初期時)の抵抗分電流の第3調波成分が漏れ電流の
数%と小さいときでも精度良く漏れ電流を検出すること
ができる。
時(初期時)の抵抗分電流の第3調波成分が漏れ電流の
数%と小さいときでも精度良く漏れ電流を検出すること
ができる。
【0035】さらに、この発明の請求項6に係る酸化亜
鉛型避雷器の漏れ電流検出装置によれば、上記漏れ電流
の基本波電流成分実効値It1の代わりに高調波を含ん
だ上記漏れ電流の実効値Itを用いるものである。
鉛型避雷器の漏れ電流検出装置によれば、上記漏れ電流
の基本波電流成分実効値It1の代わりに高調波を含ん
だ上記漏れ電流の実効値Itを用いるものである。
【0036】このような構成によっても、上記各請求項
と同様な効果を得ることができる。
と同様な効果を得ることができる。
【0037】
実施の形態1.以下、この発明の一実施形態を図につい
て説明する。図1において、図6と同一対象物には、図
6と同一の符号を付している。9は入力回路で従来のよ
うなフィルタ機能を有しないバッファにより構成され
る。10は後述する位相差δ及び補正係数α、検出され
た漏れ電流の基本波電流成分の実効値It1から後述す
るように抵抗分電流ピーク値Irpを演算する演算器で
ある。11は後述するように補正係数α、位相差δを演
算器10に出力する定数設定器である。
て説明する。図1において、図6と同一対象物には、図
6と同一の符号を付している。9は入力回路で従来のよ
うなフィルタ機能を有しないバッファにより構成され
る。10は後述する位相差δ及び補正係数α、検出され
た漏れ電流の基本波電流成分の実効値It1から後述す
るように抵抗分電流ピーク値Irpを演算する演算器で
ある。11は後述するように補正係数α、位相差δを演
算器10に出力する定数設定器である。
【0038】漏れ電流Itは容量分電流Icと抵抗分電
流Irの合成したものとなる。酸化亜鉛形避雷器の等価
回路と基本周波成分のベクトル図を図2と図3に示す。
ここでは、容量分電流Icが素子の劣化により変らない
条件の下での抵抗分電流の検出を考えており、そのとき
図2のベクトル図から抵抗分電流の基本周波成分Ir1
は、次の(7)式となる。
流Irの合成したものとなる。酸化亜鉛形避雷器の等価
回路と基本周波成分のベクトル図を図2と図3に示す。
ここでは、容量分電流Icが素子の劣化により変らない
条件の下での抵抗分電流の検出を考えており、そのとき
図2のベクトル図から抵抗分電流の基本周波成分Ir1
は、次の(7)式となる。
【0039】 Ir1=It1・sinδ (7)
【0040】実際には、抵抗分電流に高調波成分の補正
が必要であり、抵抗分電流ピーク値Irpを表す式とし
て(8)式が成立する。
が必要であり、抵抗分電流ピーク値Irpを表す式とし
て(8)式が成立する。
【0041】 Irp=√2It1・sinδ・α (8)
【0042】但し、It1は漏れ電流の基本周波成分実
効値、δは漏れ電流と容量分電流の基本周波成分での位
相差、αは高調波成分等を考慮した補正係数(=Irp
/(√2Ir1))である。
効値、δは漏れ電流と容量分電流の基本周波成分での位
相差、αは高調波成分等を考慮した補正係数(=Irp
/(√2Ir1))である。
【0043】ここで演算器10は、上述した抵抗分電流
ピーク値Irpを演算する他にも、漏れ電流をフーリエ
級数展開することにより、その基本波電流成分実効値I
t1と第3高調波電流成分実効値It3を検出し、さら
にIt3/It1比を演算する機能を有する。
ピーク値Irpを演算する他にも、漏れ電流をフーリエ
級数展開することにより、その基本波電流成分実効値I
t1と第3高調波電流成分実効値It3を検出し、さら
にIt3/It1比を演算する機能を有する。
【0044】被検出避雷器の特性により(8)式におけ
る補正係数αは工場試験での実測により、製造方法が同
一素子では、初期状態より劣化状態に至るまでほぼ一定
であることが知られている。位相差δと漏れ電流の第3
高調波電流成分実効値(It3)/基本波電流成分実効
値(It1)の関係は、工場での試験結果から図4のよ
うな関係があることが分かっている。
る補正係数αは工場試験での実測により、製造方法が同
一素子では、初期状態より劣化状態に至るまでほぼ一定
であることが知られている。位相差δと漏れ電流の第3
高調波電流成分実効値(It3)/基本波電流成分実効
値(It1)の関係は、工場での試験結果から図4のよ
うな関係があることが分かっている。
【0045】このことから定数設定器11では、演算器
10からの入力値(It3/It1)に応じたδ値を、
図4に対応させて記憶しており、入力された(It3/
It1)値に相当するδ値を選び出して、演算器10に
出力するように構成されている。
10からの入力値(It3/It1)に応じたδ値を、
図4に対応させて記憶しており、入力された(It3/
It1)値に相当するδ値を選び出して、演算器10に
出力するように構成されている。
【0046】この実施形態における補正係数αは、工場
試験によりα=1.4に設定されている。上述のδ値、
α値、及び基本波電流成分実効値It1を用いて、演算
器10は(8)式の演算を行い、抵抗分電流ピーク値I
rpを求める。その値が表示器6aで表示される。
試験によりα=1.4に設定されている。上述のδ値、
α値、及び基本波電流成分実効値It1を用いて、演算
器10は(8)式の演算を行い、抵抗分電流ピーク値I
rpを求める。その値が表示器6aで表示される。
【0047】実施の形態2.上述した実施形態1では、
sinδとαの変数を取り扱う場合について示したが、
δが小さくsinδ・α=α・δと近似できる場合に
は、このα・δの値を用いることにより、三角関数のテ
ーブルを用いる必要がなくなり、演算が簡単に行えるよ
うになる。
sinδとαの変数を取り扱う場合について示したが、
δが小さくsinδ・α=α・δと近似できる場合に
は、このα・δの値を用いることにより、三角関数のテ
ーブルを用いる必要がなくなり、演算が簡単に行えるよ
うになる。
【0048】なお、そのときには、位相差と補正係数と
から、δ・α=δ’なる値を定数設定器11で演算して
出力し、この定数設定器11からのδ’値(図示しな
い)と演算器10で求められた漏れ電流の基本波電流成
分実効値It1を用いて、演算器10で次の(9)式の
演算を行う。このような構成によれば、抵抗分電流ピー
ク値Irpを求める演算が簡単になり、ソフトウェア、
メモリ等の軽減ができ実施形態1より経済的なものとな
る。
から、δ・α=δ’なる値を定数設定器11で演算して
出力し、この定数設定器11からのδ’値(図示しな
い)と演算器10で求められた漏れ電流の基本波電流成
分実効値It1を用いて、演算器10で次の(9)式の
演算を行う。このような構成によれば、抵抗分電流ピー
ク値Irpを求める演算が簡単になり、ソフトウェア、
メモリ等の軽減ができ実施形態1より経済的なものとな
る。
【0049】 Irp=√2It1・δ’ (9)
【0050】実施の形態3.実施形態2では、高調波電
流成分を含んだ抵抗分電流ピーク値Irpを求めている
が、抵抗分電流の基本波電流成分のピーク値√2Ir1
(√2を(7)式に掛けて得られる)の大きさに基づい
て劣化診断(その大きさが大きくなれば劣化が進行して
いる)する場合は、α=1として、定数設定器11aの
出力をδとして、演算器10で実施形態1もしくは実施
形態2の演算式の(8)式もしくは(9)式に基づいて
演算すれば良い。
流成分を含んだ抵抗分電流ピーク値Irpを求めている
が、抵抗分電流の基本波電流成分のピーク値√2Ir1
(√2を(7)式に掛けて得られる)の大きさに基づい
て劣化診断(その大きさが大きくなれば劣化が進行して
いる)する場合は、α=1として、定数設定器11aの
出力をδとして、演算器10で実施形態1もしくは実施
形態2の演算式の(8)式もしくは(9)式に基づいて
演算すれば良い。
【0051】実施の形態4.実施形態4は避雷器の非劣
化時(初期時)には、抵抗分電流の第3調波成分が漏れ
電流の数%と小さいため電圧に含まれる第3高調波成分
の影響を受けてδを正しく検出できない恐れがあるとき
に適用する方式である。
化時(初期時)には、抵抗分電流の第3調波成分が漏れ
電流の数%と小さいため電圧に含まれる第3高調波成分
の影響を受けてδを正しく検出できない恐れがあるとき
に適用する方式である。
【0052】上述した定数設定器11において、非劣化
時(初期時)には、図4の特性曲線のようにIt3/I
t1の変化に対してδ値がほぼ一定(変化量が小さい)
と見なせることからδ値を一定とする。一方、劣化時に
は、図4の特性曲線から予めこの(It3/It1)の
値とδとの関係式を図4の直線近似式として内部メモリ
に記憶し、演算器10からの(It3/It1)値入力
からδ値を演算出力するようにすればよい。
時(初期時)には、図4の特性曲線のようにIt3/I
t1の変化に対してδ値がほぼ一定(変化量が小さい)
と見なせることからδ値を一定とする。一方、劣化時に
は、図4の特性曲線から予めこの(It3/It1)の
値とδとの関係式を図4の直線近似式として内部メモリ
に記憶し、演算器10からの(It3/It1)値入力
からδ値を演算出力するようにすればよい。
【0053】この方式が上述した実施形態1〜3のいず
れにも適用できることは、言うまでもない。この実施形
態での定数設定器では、(It3/It1)の大きさに
基づいて、δ値を一定もしくは演算するかを切り変える
機能も有することになる。
れにも適用できることは、言うまでもない。この実施形
態での定数設定器では、(It3/It1)の大きさに
基づいて、δ値を一定もしくは演算するかを切り変える
機能も有することになる。
【0054】なお、非劣化時か劣化時かの境界は、電圧
に含まれる第3調波成分を約1.5%と想定しており、
そのとき(It3/It1)値が約4.5%となること
から、これを越える5%に設定している。つまりこの実
施形態では、演算器から出力される(It3/It1)
の値が5%以上のときは、この値(It3/It1)に
基づいて定数設定器がδ値を上記直線近似式から演算出
力し、5%未満のときはδ値を一定として出力するよう
にしている。
に含まれる第3調波成分を約1.5%と想定しており、
そのとき(It3/It1)値が約4.5%となること
から、これを越える5%に設定している。つまりこの実
施形態では、演算器から出力される(It3/It1)
の値が5%以上のときは、この値(It3/It1)に
基づいて定数設定器がδ値を上記直線近似式から演算出
力し、5%未満のときはδ値を一定として出力するよう
にしている。
【0055】実施の形態5.上述してきた実施形態で
は、検出された漏れ電流の基本波電流成分実効値It1
を用いたが、抵抗分電流の高調波成分の実効値がIt1
の1割程度以下の大きさのときは、高調波成分を含んだ
漏れ電流の実効値ItとIt1が1%程度しか違わない
ので、検出された漏れ電流の基本波電流成分実効値It
1の代わりに高調波成分を含んだ漏れ電流の実効値It
を演算し、上記実施形態1〜4で使用する(7)〜
(9)式のIt1の代わりにItを代入して演算するよ
うにしてもよい。
は、検出された漏れ電流の基本波電流成分実効値It1
を用いたが、抵抗分電流の高調波成分の実効値がIt1
の1割程度以下の大きさのときは、高調波成分を含んだ
漏れ電流の実効値ItとIt1が1%程度しか違わない
ので、検出された漏れ電流の基本波電流成分実効値It
1の代わりに高調波成分を含んだ漏れ電流の実効値It
を演算し、上記実施形態1〜4で使用する(7)〜
(9)式のIt1の代わりにItを代入して演算するよ
うにしてもよい。
【図1】 実施形態1を示す酸化亜鉛形避雷器の漏れ電
流検出装置の回路図である。
流検出装置の回路図である。
【図2】 実施形態1の動作説明図である。
【図3】 実施形態1の動作説明図である。
【図4】 位相差δと漏れ電流の第3高調波電流成分実
効値(It3)/基本波電流成分実効値(It1)の関
係を示す図である。
効値(It3)/基本波電流成分実効値(It1)の関
係を示す図である。
【図5】 従来技術の動作を示す図である。
【図6】 従来の酸化亜鉛形避雷器の漏れ電流検出装置
の回路図である。
の回路図である。
【図7】 図6の動作説明図である。
1 避雷器、10 演算器、11 定数設定器、It1
基本波電流成分実効値、It3 第3高調波電流成分
実効値、δ 位相差、α 補正係数。
基本波電流成分実効値、It3 第3高調波電流成分
実効値、δ 位相差、α 補正係数。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前川 洋 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 酸化亜鉛形避雷器の漏れ電流から抵抗分
電流を検出する酸化亜鉛形避雷器の漏れ電流検出装置に
おいて、上記漏れ電流の第3高調波電流成分と基本波電
流成分の比率を用いて位相差δを求め、上記位相差δと
検出された上記漏れ電流の基本波電流成分実効値It1
とに基づいて、上記抵抗分電流を演算する演算手段を備
えたことを特徴とする酸化亜鉛形避雷器の漏れ電流検出
装置。 - 【請求項2】 上記演算手段は、補正係数をαとし、次
の(A)式を用いて、上記抵抗分電流を演算することを
特徴とする請求項1記載の酸化亜鉛形避雷器の漏れ電流
検出装置。 Irp=√2It1・sinδ・α (A) - 【請求項3】 上記演算手段は、補正係数をαとして
δ’=δ・αを求め、次の(B)式を用いて、上記抵抗
分電流を演算することを特徴とする請求項1記載の酸化
亜鉛形避雷器の漏れ電流検出装置。 Irp=√2It1・δ’ (B) - 【請求項4】 上記補正係数αをα=1として上記抵抗
分電流を求めることにより劣化診断を行うことを特徴と
する請求項2または請求項3記載の酸化亜鉛形避雷器の
漏れ電流検出装置。 - 【請求項5】 上記漏れ電流の第3高調波電流成分と基
本波電流成分の比率が所定値以上のときは、上記第3高
調波電流成分と上記基本波電流成分の比率から位相差δ
を求め、上記比率が所定値未満のときは、上記位相差δ
を一定とすることを特徴とする請求項1乃至請求項4の
いずれかに記載の酸化亜鉛形避雷器の漏れ電流検出装
置。 - 【請求項6】 上記漏れ電流の基本波電流成分実効値I
t1の代わりに高調波を含んだ上記漏れ電流の実効値I
tを用いることを特徴とする請求項1乃至請求項5のい
ずれかに記載の酸化亜鉛形避雷器の漏れ電流検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7309199A JPH09145759A (ja) | 1995-11-28 | 1995-11-28 | 酸化亜鉛形避雷器の漏れ電流検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7309199A JPH09145759A (ja) | 1995-11-28 | 1995-11-28 | 酸化亜鉛形避雷器の漏れ電流検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09145759A true JPH09145759A (ja) | 1997-06-06 |
Family
ID=17990128
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7309199A Pending JPH09145759A (ja) | 1995-11-28 | 1995-11-28 | 酸化亜鉛形避雷器の漏れ電流検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09145759A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1327235C (zh) * | 2002-03-24 | 2007-07-18 | 淄博科汇电气有限公司 | 直流系统接地故障的探测方法 |
US7336193B2 (en) | 2003-09-25 | 2008-02-26 | Siemens Aktiengesellschaft | Device for monitoring the leakage current of a surge arrester |
EP2352038A1 (en) * | 2008-10-27 | 2011-08-03 | Tsinghua University | Method for detecting single phase grounding fault based on harmonic component of residual current |
CN105319451A (zh) * | 2014-06-25 | 2016-02-10 | 国家电网公司 | 氧化锌避雷器运行状态的检测方法和装置 |
CN106018998A (zh) * | 2016-05-12 | 2016-10-12 | 广东电网有限责任公司电力科学研究院 | 一种避雷器测试方法及系统 |
CN106443307A (zh) * | 2013-05-07 | 2017-02-22 | 陈国栋 | 变电设备绝缘在线监测系统 |
EP3147677A1 (de) * | 2015-09-23 | 2017-03-29 | Hochschule Konstanz | Strommessvorrichtung |
CN106646034A (zh) * | 2016-11-28 | 2017-05-10 | 电子科技大学 | 一种避雷器结构健康在线监测分析系统 |
CN111579905A (zh) * | 2020-05-18 | 2020-08-25 | 云南电网有限责任公司红河供电局 | 一种串补氧化锌避雷器带电测试的方法 |
-
1995
- 1995-11-28 JP JP7309199A patent/JPH09145759A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP2352038A4 (en) * | 2008-10-27 | 2014-07-09 | Univ Tsinghua | METHOD FOR DETECTING A SINGLE-PHASE GROUNDING ERROR BASED ON THE RESUSUAL WHEAT COMPONENT OF THE RESTSTROME |
US8918296B2 (en) | 2008-10-27 | 2014-12-23 | Tsinghua University | Method for detecting single phase grounding fault based on harmonic component of residual current |
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CN105319451A (zh) * | 2014-06-25 | 2016-02-10 | 国家电网公司 | 氧化锌避雷器运行状态的检测方法和装置 |
US10132840B2 (en) | 2015-09-23 | 2018-11-20 | Wilhelm Fromm | Electrical current measuring device for measuring AC current |
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CN106646034B (zh) * | 2016-11-28 | 2019-04-05 | 电子科技大学 | 一种避雷器结构健康在线监测分析系统 |
CN111579905A (zh) * | 2020-05-18 | 2020-08-25 | 云南电网有限责任公司红河供电局 | 一种串补氧化锌避雷器带电测试的方法 |
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