JP2000275278A - 電流値の測定方法及び装置 - Google Patents

電流値の測定方法及び装置

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JP2000275278A
JP2000275278A JP11077034A JP7703499A JP2000275278A JP 2000275278 A JP2000275278 A JP 2000275278A JP 11077034 A JP11077034 A JP 11077034A JP 7703499 A JP7703499 A JP 7703499A JP 2000275278 A JP2000275278 A JP 2000275278A
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temperature
output
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photocurrent sensor
sensor
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JP11077034A
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Fumito Ishida
文人 石田
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NGK Insulators Ltd
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NGK Insulators Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストアップを抑制しつつ、光電流センサの
非直線性や温度特性による測定誤差を解消することがで
きる電流値の測定方法及び装置を提供する。 【解決手段】 光電流センサ2の出力から実効値を算出
するCPU9に接続されたメモリ10に、光電流センサ
2の非直線性を持つ出力を直線補正する補正式と、光電
流センサ2の温度誤差特性を補正する補正式とを記憶さ
せておく。CPU9は、光電流センサ2の出力をCPU
9で実効値を算出し、これらの補正式を用い直線補正
し、また付設された温度センサにより検出された温度を
用い温度補正する。これにより光電流センサ2自体の改
良にコストをかけなくても、正確な測定値が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電線等の導体に流
れる電流値を正確に測定するための電流値の測定方法及
び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電線等の導体に流れる電流値の測定を光
電流センサにより行う方法は広く普及しているが、光電
流センサを構成する部材には不可避的な非直線性や温度
特性がある。このために光電流センサの出力と実際の電
流値との間には厳密な比例関係が成立せず、測定誤差が
生ずる。
【0003】そこでセンサユニットの材質の改良等によ
ってこれらの誤差を解消する試みもなされているが、こ
の方法はコストアップを伴うという問題がある。また、
温度特性の影響を避けるためにペルチェ素子等を用いて
センサ基板周辺の温度を一定に保つ試みもなされている
が、ペルチェ素子が高価であるうえ消費電力も増大して
しまう問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決し、コストアップを抑制しつつ光電流セ
ンサの非直線性や温度特性による測定誤差を解消するこ
とができる電流値の測定方法及び装置を提供するために
なされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた第1の発明の電流値の測定方法は、光電流
センサの出力から実効値を算出するCPUに接続されて
いるメモリに、光電流センサの非直線性を持つ出力をブ
ロック別に直線補正する補正式を記憶させておき、光電
流センサの出力から算出された実効値をこの補正式を用
いて直線補正することを特徴とするものである。また第
2の発明の電流値の測定方法は、光電流センサの出力か
ら実効値を算出するCPUに接続されているメモリに、
光電流センサの温度誤差特性を補正する補正式を記憶さ
せておき、光電流センサの出力から算出された実効値及
び検出された温度をこの補正式に代入し、温度補正する
ことを特徴とするものである。さらに第3の発明の電流
値の測定方法は、光電流センサの出力から実効値を算出
するCPUに接続されているメモリに、光電流センサの
非直線性を持つ出力をブロック別に直線補正する補正式
と、光電流センサの温度誤差特性を補正する補正式を記
憶させておき、光電流センサの出力から算出された実効
値をこれらの補正式を用いて直線補正及び温度補正する
ことを特徴とするものである。
【0006】また上記の課題を解決するためになされた
第4の発明の電流値の測定装置は、導線に取り付けられ
た光電流センサと、感温抵抗を備えた温度センサと、光
電流センサの出力から実効値を算出するCPUと、光電
流センサの非直線性を持つ出力をブロック別に直線補正
する補正式及び光電流センサの温度誤差特性を補正する
補正式を記憶させたメモリとを備え、CPUが光電流セ
ンサの出力から算出された実効値をこれらの補正式を用
いて直線補正及び温度補正するプログラムをインストー
ルされたものであることを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好ましい実施の形
態を説明する。図1において、1は配電線等の導体、2
はこの導体1の電流を検出する光電流センサである。光
電流センサ2は周知のように駆動回路3により発光素子
4を発光させて光線をセンサ素子5に入力し、センサ素
子5からの出力を受光素子6で受けて電気信号に変換
し、増幅回路7で増幅して出力する機能を持つ。この出
力はA/D変換器8でディジタル信号に変換されたう
え、CPU9で実効値の演算が行われる。以上の構成は
従来と変わるところはない。
【0008】図2は、A/D変換器8に入力される光電
流センサ2の出力と、導体1の電流(一次電流)との関
係を示すグラフであり、前記したように光電流センサ2
の持つ非直線性により、両者の関係は比例直線から外れ
ることが避けられない。このため単純に演算された実効
値にはこの誤差がそのまま現れることとなる。
【0009】しかしこのような非直線性は、個々の光電
流センサ2によりそれぞれ異なるが、特定の光電流セン
サ2については一定である。そこで本発明では図2に示
すような直線補正用の補正式を、個々の測定装置のCP
U9に接続されたメモリ10に記憶させておく。この実
施形態では、補正式は補正前の実効値に応じていくつか
のブロックに区分され、各ブロック毎に一次式で補正式
が設定されている。しかし複数ブロックにわたり共通の
補正式が定義できればそのようにしてもよい。なお、補
正式を記憶させるメモリ10としては、書き換え可能な
読み出し専用素子であるEEPROMが適当である。ま
たCPU9にはこの補正式を用いた補正を実効するため
のプログラムをインストールしておくことはいうまでも
ない。
【0010】第1の発明によれば、光電流センサ2の出
力に基づいてそのまま演算された実効値を、CPU9が
この補正式を用いて直線補正する。補正に際しては補正
前の実効値が図2のどのブロックに入るかを見分け、そ
のブロックの補正式により補正実効値を演算すればよ
い。これにより光電流センサ2自体の改良にコストをか
けなくても、メモリ10の補正式を個々の光電流センサ
2の特性に合わせて書き換えるだけで、光電流センサ2
に図2の理想出力を持たせた場合と同様な正確な測定値
を得ることができる。
【0011】しかし冒頭に記したように、光電流センサ
2には温度誤差特性があるために、第1の発明により補
正された実効値はなお温度誤差を持つ可能性がある。図
4は横軸に温度を取り、縦軸に光電流センサ2の出力に
基づいてそのまま演算された実効値を採ったグラフであ
り、一次電流を一定とした場合の光電流センサ2には温
度誤差特性を示している。
【0012】そこで図1に示すように、感温抵抗11と
金被抵抗12とを直列接続した温度センサを測定装置に
設けておき、温度によって変化する感温抵抗11の分圧
電圧を内蔵A/D13を介してCPU9に取り込む。ま
たCPU9に接続されたメモリ10には図5のような補
正式を記憶させておき、光電流センサ2の出力から算出
された実効値及び温度センサにより検出された温度とを
この補正式に代入し、実効値の温度補正を行う。これに
より光電流センサ2の温度誤差特性を補正したより正確
な測定値を得ることができる。
【0013】これらの第1及び第2の発明は、個別に実
施しても効果がある。しかし第3の発明のように、CP
U9に直線補正及び温度補正用のプログラムをインスト
ールしておき、光電流センサ2の出力から算出された実
効値をこれらの補正式を用いて直線補正及び温度補正す
ることがより好ましい。
【0014】
【発明の効果】以上に説明した通り、本発明によれば個
々の光電流センサの非直線誤差特性や温度誤差特性に対
応させた補正式をメモリに記憶させることにより、光電
流センサ自体の特性改良にコストをかけることなく、ま
たペルチェ素子等を用いてセンサ基板周辺の温度を一定
に保つことなく、正確な測定値を得ることができる利点
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の測定装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】光電流センサの非直線誤差特性を示すグラフで
ある。
【図3】非直線誤差の補正式を示すグラフである。
【図4】光電流センサの温度誤差特性を示すグラフであ
る。
【図5】非直線誤差の補正式を示すグラフである。
【符号の説明】
1 導体、2 光電流センサ、3 駆動回路、4 発光
素子、5 センサ素子、6 受光素子、7 増幅回路、
8 A/D変換器、9 CPU、10 メモリ、11
感温抵抗、12 金被抵抗、13 内蔵A/D

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光電流センサの出力から実効値を算出す
    るCPUに接続されているメモリに、光電流センサの非
    直線性を持つ出力をブロック別に直線補正する補正式を
    記憶させておき、光電流センサの出力から算出された実
    効値をこの補正式を用いて直線補正することを特徴とす
    る電流値の測定方法。
  2. 【請求項2】 光電流センサの出力から実効値を算出す
    るCPUに接続されているメモリに、光電流センサの温
    度誤差特性を補正する補正式を記憶させておき、光電流
    センサの出力から算出された実効値及び検出された温度
    をこの補正式に代入し、温度補正することを特徴とする
    電流値の測定方法。
  3. 【請求項3】 光電流センサの出力から実効値を算出す
    るCPUに接続されているメモリに、光電流センサの非
    直線性を持つ出力をブロック別に直線補正する補正式
    と、光電流センサの温度誤差特性を補正する補正式を記
    憶させておき、光電流センサの出力から算出された実効
    値をこれらの補正式を用いて直線補正及び温度補正する
    ことを特徴とする電流値の測定方法。
  4. 【請求項4】 導線に取り付けられた光電流センサと、
    感温抵抗を備えた温度センサと、光電流センサの出力か
    ら実効値を算出するCPUと、光電流センサの非直線性
    を持つ出力をブロック別に直線補正する補正式及び光電
    流センサの温度誤差特性を補正する補正式を記憶させた
    メモリとを備え、CPUが光電流センサの出力から算出
    された実効値をこれらの補正式を用いて直線補正及び温
    度補正するプログラムをインストールされたものである
    ことを特徴とする電流値の測定装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004245804A (ja) * 2003-02-17 2004-09-02 Matsushita Electric Works Ltd 電気量検出センサ
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