JP2000273968A - Alcパネル埋設用アンカー - Google Patents

Alcパネル埋設用アンカー

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JP2000273968A
JP2000273968A JP11083268A JP8326899A JP2000273968A JP 2000273968 A JP2000273968 A JP 2000273968A JP 11083268 A JP11083268 A JP 11083268A JP 8326899 A JP8326899 A JP 8326899A JP 2000273968 A JP2000273968 A JP 2000273968A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ALCパネルの補強用鉄筋に容易に取り付け
られ、自動化も安価にでき、高さ31mを超える建築物
の高層部での使用に必要な取付け強度を有するALCパ
ネル埋設用アンカーを提供する。 【解決手段】 ALCパネル内に埋設され、補強用鉄筋
に固着されるアンカーであって、一端に鍔13を有する
長ナット12と、透孔11bを有するプレート11とを
組み合わせる構成体であり、前記鍔13が内側段部13
aと外側段部13bとからなり、該外側段部13bが前
記透孔11bよりも大きく、該内側段部13aが、前記
透孔11bの形状に合う。外側段部13bに対して、接
する位置の内側段部13aから、離れた位置の内側段部
13aにわたり、軸方向に直交する断面形状が連続的に
小さくなっているとよい。さらに、前記長ナット12の
鍔13を保持する挟持部と、少なくとも1つの係止片と
を備えるクリップ(図示せず)を使用するとよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の外壁とし
て使用される軽量気泡コンクリート(ALC)パネルに
予め埋設されるALCパネル埋設用アンカーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄骨建築物の梁にALCパネルを
取り付けて外壁を構成するには、様々な工法が採用され
ている。
【0003】例えば、図8に示すように、幅600m
m、厚さ100mm、長さ3,000mmのALCパネ
ル(後方および内部を示すため、破線で輪郭を示し
た。)1を、建築物の各階の鉄骨梁2に取り付ける場合
に、L字状の定規アングル3の垂直面3aが所望出幅に
なるように、定規アングル3の水平面3bを梁2の上面
に固着する。一方、ALCパネル1の上下端部近辺の中
心には、パイプ状で中央部にボルト6のためのネジ孔が
設けられているアンカー7を挿入して埋設する。
【0004】そして、ALCパネル1の上部に埋設した
アンカー7には、自重受け金具4をボルト6で仮にネジ
止めしておき、下部に埋設したアンカー7には、イナズ
マプレート5をボルト6で仮にネジ止めしておく。次
に、このALCパネル1を図示していないクレーンなど
で上方から吊り込んで、イナズマプレート5とALCパ
ネル1とで定規アングル3の垂直面3aを挟んだ状態
で、下端小口面を下方の自重受け金具4に載せ、上下の
ボルト6を締着してから、上方の自重受け金具4および
イナズマプレート5を、それぞれ定規アングル3の垂直
面3aに溶接する。このようにして、順次ALCパネル
1を取り付けてから、隣接するALCパネルの縦横目地
部にシーリング材を充填したり、必要に応じて壁面を塗
装するなどの仕上げ作業を行えば外壁が完成する。
【0005】前記アンカー7をALCパネル1に埋設す
るには、埋設現場や工場で、ボルト6を挿入する位置に
設けた穴1bに達するように、一方の長辺小口面から穴
1aを開ける。そして、この穴1aにアンカー7を挿入
する。
【0006】この工法では、上下のボルト6を支点とし
てALCパネル1のロッキングが可能なので、耐震性に
優れている。また、仕上がった外壁面に、座繰り痕がで
きないので外観に優れ、そのうえ、乾式工法なので工期
が短縮でき、また、取付け作業が屋内から施工できるの
で、足場の仮設は必ずしも必要としないなど、優れた特
長がある。しかし、前記アンカー7を埋設するための穴
1aと、ボルト6を通す穴1bを加工する作業には熟練
を必要とし、手数のかかる問題があった。さらに、高さ
31mを超える建築物の高層部で前記工法を使用するた
めに必要な取付け強度を得るために、ボルト6およびア
ンカー7を大きな形状にするなどの工夫をしなければな
らなかった。
【0007】また、ALCパネル1の取付け作業を効率
化するとともに、取付け強度を向上させ、高さ31mを
超える建築物の高層部にも適応可能とするために、図9
に断面図を示したALCパネル1cのように、長ナット
12を備えたアンカー8を、予め埋設する方法がある。
【0008】ALCパネル1cの製造工程では、長ナッ
ト12に固着された矩形状のプレート8bを、ALCパ
ネル1cの両端部近辺の所望位置の補強用鉄筋9の主筋
9aに固着しておく。この長ナット12の先端開口部に
は、スラリーの注入時に、ナット孔へスラリーが流入す
るのを防止するとともに、オートクレーブ養生後に開口
しやすいように、オートクレーブ時に粉化または溶融す
る材質の栓または蓋14を取り付けておく。
【0009】このようなアンカー8を固着し、防錆処理
をした複数の補強用鉄筋9を、通常のように、図示して
いない型枠に、並列にセットする。図9では、補強用鉄
筋9が上下に2列が示されているが、型枠にセットされ
た状態では、補強用鉄筋9は多数列が配列される(図9
の左右方向が型枠の上下方向になる。)。
【0010】この状態でスラリーを注入して、発泡硬化
させる。所望時間経過後に、得られた半可塑性体を型枠
から取り出して、ピアノ線などで所望厚さに切断し、オ
ートクレーブに装入して、高温高圧で蒸気養生すれば、
図9に示すようなアンカー8が補強用鉄筋9に固着され
た状態で埋設されたALCパネル1cが得られる。該A
LCパネル1cは、所望外形寸法に切断されたり、小口
面の面取りや、溝加工をされたり、必要に応じ表面に模
様を切削加工されるなどの仕上げ工程を経て製品化され
る。
【0011】このALCパネル1cには、アンカー8が
予め埋設されているので、図8に示したようなアンカー
7などを埋設する手数が省略できる利点がある。さら
に、取付け強度も向上するので、高さ31mを超える建
築物の高層部にも使用することができる。前記アンカー
8を形成する方法としては、例えばプレート8bの上面
に長ナット12を垂直に立てて溶接したり、あるいはプ
レート8bの中心にネジ孔を設け、長ナット12の下端
部外面にネジ山を設け、長ナット12をネジ込んで固定
する。
【0012】また、他の方法としては、プレート8bの
中心に透孔を設け、長ナット12の下端部に小径のボル
トを同軸状に固着し、該ボルトを前記透孔に通し、プレ
ート8bの裏面でナットに締着して固定する方法もあ
る。
【0013】しかし、予め長ナット12がプレート8b
に固着されているアンカー8を、補強用鉄筋9に固着す
るには、位置決めに熟練を要する。また、補強用鉄筋9
の主筋9aへの溶接作業の自動化は、アンカー8自体の
嵩が大きいために、設備が大型化する問題があった。一
方、プレート8bを、先に補強用鉄筋9の主筋9aに溶
接してから、このプレート8bに長ナット12をねじ込
んだり、ナットで締着する前述の方法では、補強用鉄筋
9の主筋9aの狭い間に指を入れての作業になるため、
時間と手数がかかるという問題があった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、AL
Cパネルの補強用鉄筋に容易に取り付けられ、自動化も
安価にでき、高さ31mを超える建築物の高層部での使
用に必要な取付け強度を有するALCパネル埋設用アン
カーを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】ALCパネル内に埋設さ
れ、補強用鉄筋に固着される本発明のALCパネル埋設
用アンカーは、一端に鍔を有する長ナットと、非円形の
透孔を有するプレートとを組み合わせる構成体である。
さらに、前記鍔が内側段部と外側段部とからなり、該外
側段部が前記透孔よりも大きく、該内側段部が、前記透
孔の形状に合う。
【0016】外側段部に対して、接する位置の内側段部
から、離れた位置の内側段部にわたり、軸方向に直交す
る断面形状が連続的に小さくなっているとよい。
【0017】また、前記内側段部の軸方向に直交する断
面形状は、楕円形、多角形、あるいは一カ所以上の凸部
を備えた円形であるとよい。
【0018】また、前記長ナットの鍔を保持する挟持部
と少なくとも1つの係止片とを備えるクリップを有し、
該係止片は、少なくとも1つの突起を備え、該クリップ
により前記長ナットを保持した状態で、前記係止片を前
記プレートの透孔に通すことにより、長ナットをプレー
トに固着するとよい。すなわち、係止片が前記透孔を通
ると突起がプレートに掛かり、長ナットが固定される形
状である。
【0019】本明細書で、非円形とは、楕円、多角形、
凸部を備えた円形をいう。
【0020】
【発明の実施の形態】ALCパネル内に埋設され、補強
用鉄筋に固着される本発明のALCパネル埋設用アンカ
ーは、一端に鍔を有する長ナットと、非円形の透孔を有
するプレートとを組み合わせる構成である。さらに、前
記鍔が内側段部と外側段部とからなり、該外側段部が前
記透孔よりも大きく、該内側段部が、前記透孔の形状に
合う。前記長ナットは、角柱状でも、円柱状でも構わな
い。
【0021】前記内側段部の軸方向に直交する断面形状
は、三角、四角、六角などの多角形や、円形、楕円形、
星形、菊型などのいずれかか、あるいは一カ所以上の凸
部を備えた円形である。該断面形状は、加工が容易な形
状を適宜選択する。また、該凸部は、多角形や半円形な
ど、加工が容易な形状を適宜選択すればよく、必要に応
じ二カ所以上に配設してもよい。
【0022】また、外側段部に対して、接する位置の内
側段部から、離れた位置の内側段部にわたり、軸方向に
直交する断面形状が連続的に小さくなっているとよい。
すなわち、前記プレートの透孔に挿通させ易いように、
先に挿入される内側段部先端を細くする。
【0023】また、前記長ナットの鍔を保持する挟持部
と、少なくとも1つの係止片とを備えるクリップを有
し、該係止片は、少なくとも1つの突起を備え、該クリ
ップにより前記長ナットを保持した状態で、前記係止片
を前記プレートの透孔に通すことにより、長ナットをプ
レートに固着するとよい。すなわち、係止片が前記透孔
を通ると突起がプレートに掛かり、長ナットが固定され
る形状である。クリップの形状は、加工が容易であれば
よく、材質は適宜選定する。
【0024】前記クリップの狭持部は、例えば、長ナッ
トの鍔の外側基部を覆い被せる形状で、長ナットの鍔を
保持し、ボルトを長ナットに締着する際に、長ナットを
空転させない構造であればよい。
【0025】前記クリップの係止片は、プレートの透孔
に容易に挿通可能で、かつ、長ナットの脱落を防止する
突起を備える構造であればよい。
【0026】本発明のALCパネル埋設用アンカーを使
用して、ALCパネルを製造する手順を説明する。
【0027】先ず、プレートのみを、手作業による溶接
や、機械設備による溶接などで、ALCパネルの補強用
鉄筋に固着する。その後、手作業か機械設備により、前
記長ナットを、前記プレートの中心部に穿孔された透孔
に挿入するか、あるいは、前記クリップを長ナットと一
体化させてから、前記プレートの透孔に挿入し、固着す
る。
【0028】また、予め、長ナットをプレートの中心部
に穿孔された透孔に挿入するか、あるいは、前記クリッ
プを長ナットと一体化させてから、前記プレートの透孔
に挿入しておき、手作業による溶接や、機械設備による
溶接などで、ALCパネルの補強用鉄筋に固着してもよ
い。
【0029】その後は、従来技術と同様に、ALCパネ
ルを製造する。
【0030】[実施例]以下、本発明の一実施例を図面
によって説明する。
【0031】図1は、本発明の一実施例を示す組立斜視
図である。図2は、図1に示したALCパネル埋設用ア
ンカーの斜視図である。
【0032】プレート11は、大きさ55×140m
m、厚さ2.3mmの矩形の板状で、長手方向両側に
は、全長にわたって高さ13mmのリブ11aが形成さ
れている。また、中央部には、20mm角の透孔11b
が穿孔されており、ハウジング加工されている。
【0033】また、長ナット12は、外径16mmの円
柱状で、一端には段状の鍔13が一体に形成されてお
り、外側段部13bは外径24mmの円盤状で、内側段
部13aは、四角台形である。該四角台形は、一辺20
mmの正方形を上面とし、高さ3.5mmで、最も内側
がやや細くなるように、側面が傾斜している。
【0034】以下に、前記プレート11と長ナット12
からなるALCパネル埋設用アンカー10を、前述の補
強用鉄筋9の主筋9a(図9参照)に取り付ける手順を
説明する。
【0035】先ず、手作業でプレート11を水平な主筋
9aの所望位置に位置決めし、両者の接点をスポット溶
接する。
【0036】その後、長ナット12を前記プレート11
の裏面から透孔11bに挿通し、外側段部13bの内側
面がプレート11の裏面に当接するまで押し込めば、前
記内側段部13aが透孔11bにはまり、堅固に固定さ
れる。次に、長ナット12の上端開口部に前述の栓14
で蓋をしてから、その後の工程は、従来の技術と同様に
してアンカーを埋設したALCパネルを製造する。
【0037】図3は、本発明の異なる一実施例を示す組
立斜視図である。
【0038】プレート21の外形や寸法は前述の実施例
と同様であるが、中央部には一辺5mmの角孔21cを
備えた内径20mmの円形の透孔21bが穿孔されてい
る。また、長ナット22の外形は前述の実施例と同様で
あるが、鍔23の内側段部23aには、一辺の長さ5m
m、高さ15mmの角柱状の突起23cが本体と一体に
形成されており、該突起23cと、鍔23の内側段部2
3aとが前記透孔21bにはめ合わされるようになって
いる。
【0039】補強用鉄筋に取り付ける方法や、その後の
工程などは前述の実施例と同様にする。
【0040】図4は、本発明の異なる一実施例を示した
組立斜視図である。図5は、図4に示したALCパネル
埋設用アンカーの斜視図である。図6は、クリップの平
面図であり、図7は、図6のVII−VIIの断面矢視図であ
る。
【0041】クリップ30は、長ナット12の鍔13に
覆い被せる狭持部30aと、プレート11の透孔11b
にはめ込む係止片30bと、プレート11から脱落しな
いための突起30cとからなる。
【0042】狭持部30aは一辺25mmの四角柱状
で、5mmの高さがあり、長ナット12の鍔13を保持
する構造である。
【0043】係止片30bは、狭持部30aに垂直に形
成されていて、突起30cは、透孔11bにはめ込んだ
際に引っかかるように、かつ長ナット12を容易にスラ
イドして挟めるように、外方向に開いて伸びる。また、
プレート11の透孔11bに容易にはめ込めるように、
先端部から連続する傾斜面を構成させる。クリップ30
の材質を可撓性のある薄い材質で構成する。従って、該
クリップ30のバネ性により、該突起30bは、透孔1
1bにはめる際の障害とはならない。
【0044】図示した突起30cは、係止片30bの両
側に、一対に設けたが、位置、形状および数は適宜選定
すればよく、プレート1の上面を堅固に固定する面を備
えた形状でもよい。また、係止片30bの中央に一つづ
つでもよい。
【0045】図3に示した鍔に設ける突起を、本実施例
の長ナット12に備え、透孔11bにも該突起に合う凹
部を設けることも可能である。その際、クリップの使用
方向を誤らずに長ナット12と一体化させ、ALCパネ
ル埋設用アンカーを構成する。
【0046】なお、前述の各プレートや長ナットの表面
は、いずれも防錆のためにメッキ加工される。
【0047】説明のために実施例として示したプレート
や長ナットおよびクリップの形状や寸法などは、必要に
応じ適宜選定すればよい。
【0048】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
ALCパネル埋設用アンカーは、以下の効果を有する。
【0049】(1)プレートのみを先に補強用鉄筋に固
着し、後に長ナットを該プレートにはめ合わせるので、
プレートと長ナットが一体のALCパネル埋設用アンカ
ーを、補強用鉄筋に固着するよりも、容易に位置決めを
行うことができる。
【0050】(2)プレートと長ナットが一体のALC
パネル埋設用アンカーを、補強用鉄筋に固着する自動化
手段に比べ、本発明のALCパネル埋設用アンカーのプ
レートのみを、補強用鉄筋に固着する自動化手段は、最
小限の空間と費用で実施できる。
【0051】(3)プレートを補強用鉄筋に固着した
後、プレートの透孔に挿通させるか、あるいは押し込む
だけで、長ナットを固定でき、従来のような、長ナット
をプレートにねじ込んだり、ナット止めする作業が必要
ではないので、取付け作業が、狭い空間で行え、簡略化
でき、作業効率が向上する。
【0052】(4)長ナットの鍔に設ける突起が、プレ
ートの透孔にはめ合わされるので、ALCパネルを建築
物の躯体などに取り付けるボルトを、長ナットに締着す
る際に、長ナットが空転することがない。
【0053】(5)長ナットの鍔に設ける突起が、先端
方向に細くなるように、側面をやや傾斜させたり、長ナ
ットと一体化させるクリップの係止片に、プレートの上
面に掛ける突起を設けたので、長ナットをプレートに取
り付けた際、堅固に固定され、ALCパネル埋設用アン
カーを取り付けた後のALCパネルの製造工程におい
て、長ナットが脱落することがない。
【0054】(6)補強用鉄筋に、本発明のALCパネ
ル埋設用アンカーを固着したALCパネルは、取付け強
度が向上するため、高さが31mを超える建築物にも使
用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す組立斜視図である。
【図2】 図1に示したALCパネル埋設用アンカーを
示す斜視図である。
【図3】 本発明の一実施例を示す組立斜視図である。
【図4】 本発明の一実施例を示す組立斜視図である。
【図5】 図4に示したALCパネル埋設用アンカーを
示す斜視図である。
【図6】 クリップの平面図である。
【図7】 図6のVII−VII断面矢視図である。
【図8】 従来技術により、ALCパネルを取り付ける
様子を示す斜視図である。
【図9】 従来技術によるALCパネルを示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1、1c ALCパネル 1a、1b 孔 2 梁 3 定規アングル 3a 垂直面 3b 水平面 4 自重受け金具 5 イナズマプレート 6 ボルト 7、10 アンカー 11、21 プレート 11a、21a リブ 11b、21b 透孔 12、22 長ナット 13、23 鍔 13a、23a 内側段部 13b、23b 外側段部 14 栓 21c 凹部 23c 突起 30 クリップ 30a 狭持部 30b 係止片 30c 突起

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ALCパネル内に埋設され、補強用鉄筋
    に固着されるアンカーであって、一端に鍔を有する長ナ
    ットと、非円形の透孔を有するプレートとを組み合わせ
    る構成体であり、前記鍔が内側段部と外側段部とからな
    り、該外側段部が前記透孔よりも大きく、該内側段部
    が、前記透孔の形状に合うことを特徴とするALCパネ
    ル埋設用アンカー。
  2. 【請求項2】 外側段部に対して、接する位置の内側段
    部から、離れた位置の内側段部にわたり、軸方向に直交
    する断面形状が連続的に小さくなっていることを特徴と
    する請求項1に記載のALCパネル埋設用アンカー。
  3. 【請求項3】 前記内側段部の軸方向に直交する断面形
    状は、楕円形、多角形、あるいは一カ所以上の凸部を備
    えた円形であることを特徴とする請求項1または2に記
    載のALCパネル埋設用アンカー。
  4. 【請求項4】 前記長ナットの鍔を保持する挟持部と少
    なくとも1つの係止片とを備えるクリップを有し、該係
    止片は、少なくとも1つの突起を備え、該クリップによ
    り前記長ナットを保持した状態で、前記係止片を前記プ
    レートの透孔に通すことにより、長ナットをプレートに
    固着することを特徴とする請求項1から3のいずれかに
    記載のALCパネル埋設用アンカー。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008162746A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Sefuteikkusu:Kk コンクリートブロック吊り上げ用アンカー
JP2015194068A (ja) * 2014-03-18 2015-11-05 住友金属鉱山シポレックス株式会社 埋込み式アンカー用のクリップ金物及びそれを用いた埋込み式アンカー

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