JP2017180058A - インサートを鉄筋トラス付デッキプレートに取付け下部に下階の天井設備類を吊設支持する吊込構造体、及び前記インサートを用いた鉄筋トラス付デッキプレート下部の天井設備類取付方法。 - Google Patents
インサートを鉄筋トラス付デッキプレートに取付け下部に下階の天井設備類を吊設支持する吊込構造体、及び前記インサートを用いた鉄筋トラス付デッキプレート下部の天井設備類取付方法。 Download PDFInfo
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Abstract
Description
この工法に限らず、多層階の建物では、前記床構造材の下部が下階の天井となるため、前記床構造材に下階の天井設備類(例えば、天井裏に設置される空調用ダクト、排煙ダクト、給湯管、給水管、電線管等の配管類、ケーブル類)を吊下げ支持するための支持部材を配設する必要がある。
そのため、デッキプレートに鉄筋を配筋した後、コンクリートを打設する前に、デッキプレート上にインサート位置の墨出しをして貫通孔を穿設し、該貫通孔を利用して、インサートと呼ばれるスラブ床下の吊り支持や固定支持のためにコンクリートスラブ躯体内に埋め込むアンカを配設し、その後デッキプレート上にコンクリートを打設し、前記インサートを該コンクリート内に埋設している。
そして、該コンクリートが硬化し床構造材の強度が保持された状態で初めて前記インサートの固定強度が生じるので、前記インサートの貫通孔の下方から覗く雌ねじに、デッキプレート下方から吊りボルト等を螺着配設し、吊ボルトから吊り下げられる配管提灯バンドや支持金物を介して配管やダクトなど天井設備類の設置がなされる。
また、近年、新築工事現場ではますますの短期工期が要求されているが、慢性的な職人不足により、鉄骨工事、デッキプレートの敷設作業までは完了しても、その後の鉄筋の配筋作業が進まず、コンクリート打設までにかなりの遅れが生じ、下階の付帯設備や内装工事の工程に深刻な影響を及ぼしている。
上記インサートは、インサート金物21と、合成樹脂製スリーブ22と、コイルスプリング23と、鋼製スリーブ24という部品が組み込まれて一体になった構成である。上記インサートは、床スラブ用打込み型枠であるデッキプレート10に開設した貫通孔10aに対し、インサート金物21の下端部に嵌着した合成樹脂製スリーブ22を、当該スリーブ22に形成した抜止め弾性片22aの上端がデッキプレート10の下面と対向する状態に挿入し、インサート金物21の外周に、インサート金物21を上昇付勢するコイルスプリング23と、インサート金物21の大径鍔部21aとの当接によりインサート金物21が一定以上下降することを阻止する鋼製スリーブ24とを套嵌し、インサート金物21のねじ穴21bに天井設備類の吊りボルト20の上端側ねじ部をねじ込んであることを特徴としている。(特許文献1)
また、前記スプリング式のインサートでは、開口に挟める際に便利なスプリングがコンクリート打設前には、不要な縮みを発生するため、打設前に設備の吊込みは不可能となっていた。更に、前記インサートは、合成樹脂製スリーブ22、該スリーブ22に形成した抜止め弾性片22a、インサート金物21の外周にインサート金物21を上昇付勢するコイルスプリング23と、インサート金物21の大径鍔部21aとの当接によりインサート金物21が一定以上下降することを阻止する鋼製スリーブ24とを套嵌した構造であり、構造が複雑であり、製造に費用が掛かるという問題があった。
本発明は、上記背景技術の事情に鑑み、上階の床構造材用のコンクリートを打設する前に、下階の天井設備類の工事を行って工期を短縮し得るようにしたインサートをデッキプレートに取付け下部に下階の天井設備類を吊設支持する吊込構造体及び前記インサートを用いたデッキプレート下部の天井設備類取付方法を提供しようとするものである。
(1)捨型枠として敷設するデッキプレートに予め床用鉄筋トラスが溶接された鉄筋トラス付デッキプレートに下階の天井設備類を吊設するためのインサートを前記鉄筋トラス付デッキプレートに取付け下部に下階の天井設備類を吊設支持する吊込構造体であって、
前記鉄筋トラス付デッキプレートのデッキプレート基板に穿設された貫通孔に挿通されるボルトと、前記ボルトに前記デッキプレート基板を挟持するようにして螺着される上部ナットと下部ナットとで構成されるインサートと、
前記ボルトの下方部に螺着された長ナットと、
該長ナットの下方部に螺着された天井設備類の吊込部材と
からなることを特徴とする前記インサートを前記鉄筋トラス付デッキプレートに取付け下部に下階の天井設備類を吊設支持する吊込構造体。
(2)捨型枠として敷設するデッキプレートに予め床用鉄筋トラスが溶接された鉄筋トラス付デッキプレートに下階の天井設備類を吊設するためのインサートを前記鉄筋トラス付デッキプレートに取付け下部に下階の天井設備類を吊設支持する吊込構造体であって、
前記鉄筋トラス付デッキプレートのデッキプレート基板に穿設された貫通孔に挿通される寸切りボルトと、前記寸切りボルトに前記デッキプレート基板を挟持するようにして螺着される上部ナットと下部ナットとで構成されるインサートと、
前記寸切りボルトの上方部に螺着された上方上部ナット及び上方下部ナットで挟持される大ワッシャと
前記寸切りボルトの下方部に螺着された長ナットと、
該長ナットの下方部に螺着された天井設備類の吊込部材と
からなることを特徴とする前記インサートを前記鉄筋トラス付デッキプレートに取付け下部に下階の天井設備類を吊設支持する吊込構造体。
前記ボルトに上部ナットを螺着させたインサートを挿入し、
次いで前記ボルトの鉄筋トラス付デッキプレート下方から下部ナットを螺挿して、前記上部ナットと下部ナットとでデッキプレート基板を挟持するようにして螺着してインサートをデッキプレート基板に締結した後、
前記ボルト下部に長ナットの一端を螺着し、該長ナットの他端のねじ部に天井設備類の吊込部材を螺着して取り付け、
該天井設備類の吊込部材に天井設備類取付部材を接続し、
天井設備類取付部材に天井設備類を取り付けることを特徴とする鉄筋トラス付デッキプレート下部への天井設備類取付方法。
(4)捨型枠として敷設するデッキプレートに予め床用鉄筋トラスが溶接された鉄筋トラス付デッキプレートにコンクリートを打設するのに先立って、予め建物の床用に複数の鉄筋トラス付デッキプレート同士を鉄筋トラス間で現場溶接した、鉄筋トラス付デッキプレートのデッキプレート基板に穿設された挿通孔に、
前記寸切りボルトの上方部に大ワッシャを上方上部ナットと上方下部ナットとによって挟持、締結し、その下方部に上部ナットを螺着させたインサートを挿入し、
次いで前記寸切りボルトの下方から下部ナットを螺挿して、前記上部ナットと下部ナットとでデッキプレート基板を挟持するようにして螺着してインサートをデッキプレート基板に締結した後、
前記寸切りボルト下部に長ナットの一端を螺着し、該長ナットの他端のねじ部に天井設備類の吊込部材を螺着して取り付け、
該天井設備類の吊込部材に天井設備類取付部材を接続し、
天井設備類取付部材に天井設備類を取り付けることを特徴とする鉄筋トラス付デッキプレート下部への天井設備類取付方法。
(5)前記天井設備類が、天井下地、天井裏に設置される空調用ダクト、排煙ダクト、給湯管、給水管、電線管、各種ケーブルであることを特徴とする前記(3)又は(4)に記載の鉄筋トラス付デッキプレート下部への天井設備類取付方法。
(1)鉄筋トラス付デッキプレートに天井設備類を吊設するためのインサートを取付けるデッキプレートとインサートとの取付構造体であって、
鉄筋トラス付デッキプレートのデッキプレート基板に穿設された貫通孔に挿通されるボルトと、前記ボルトに前記デッキプレート基板を挟持するようにして螺着される上部ナットと下部ナットとで構成されるインサートと、
前記ボルトの下方部に螺着された長ナットと、
該長ナットの下方部に螺着された天井設備類の吊込部材と
からなることを特徴とする前記インサートを前記鉄筋トラス付デッキプレートに取付け下部に下階の天井設備類を吊設支持する吊込構造体とからなるので、
インサートが、強度を有する鉄筋トラス付デッキプレートを上部ナットと下部ナットで挟持するように強固に締結され、下方からの加重にも十分耐えうる構造となることから、上階の床構造材のコンクリートを打設する前に、下階の天井設備類の配設工事を行うことができ、コンクリート打設工事の施工を待つ必要がなくなり、工期を大幅に短縮することが出来る。
また、直上階の床構造材のコンクリート硬化期間を待たずに下階の設備工事ができることから、投入人員の削減も可能となり、利益を生む工程管理ができる。
さらに、施工が急がれるルーフドレイン配管もでき雨水処理する工事を待つ必要がないことから、工程の圧迫から解放される。
前記鉄筋トラス付デッキプレートのデッキプレート基板に穿設された貫通孔に挿通される寸切りボルトと、前記寸切りボルトに前記デッキプレート基板を挟持するようにして螺着される上部ナットと下部ナットとで構成されるインサートと、
前記寸切りボルトの上方部に螺着された上方上部ナット及び上方下部ナットで挟持される大ワッシャと
前記寸切りボルトの下方部に螺着された長ナットと、
該長ナットの下方部に螺着された天井設備類の吊込部材と
からなることを特徴とする前記インサートを前記鉄筋トラス付デッキプレートに取付け下部に下階の天井設備類を吊設支持する吊込構造体とからなるので、上記効果に加え、万が一上部ナット3aが貫通孔1dから抜け落ちた場合であっても、大ワッシャがストッパとなり、より安全な構造となる。
また、コンクリート打設時には、大ワッシャとそれを挟持するナットがコンクリート内に埋設されるので、さらに強固なアンカー効果を発揮することができる。
図1は、本発明のインサートを鉄筋トラス付デッキプレートに取付け下部に下階の天井設備類を吊設支持する吊込構造体の一例を示す断面図、図2は、本発明のインサートを鉄筋トラス付デッキプレートに取付け下部に下階の天井設備類を吊設支持する吊込構造体の他の例を示す断面図である。
図中、1はデッキプレート、1aはデッキプレート基板、1bは山形の鉄筋、1cは、鉄筋1bを補強する補強鉄筋、1dは貫通孔、であり、2はインサート、2aはボルト、3aは上方上部ナット、3bは上方下部ナット、4は大ワッシャ、5aは上部ナット、5bは下部ナット、6はワッシャ、7は長ナット、8は吊込部材、9は配管ダクト、Aは天井設備類取付部材である。
上記のような構成の鉄筋トラス付デッキプレートは、鉄筋が配筋されていないデッキプレートと比べ、4倍以上の強度を有する。本発明は、このようなコンクリート打設前でも、十分な強度を有するデッキプレートに採用することができる吊込構造体である。
そして、本発明のインサートを鉄筋トラス付デッキプレートに取付け下部に下階の天井設備類を吊設支持する吊込構造体の一例は、図1に示すように、前記鉄筋トラス付デッキプレート1のデッキプレート基板1aに穿設された貫通孔1dに挿通されるボルト2aと、前記ボルト2aに前記デッキプレート基板1aを挟持するようにして螺着される上部ナット5aと下部ナット5bとで構成されるインサート2と、前記ボルト2aの下方部に螺着された長ナット7と、該長ナット7の下方部に螺着された天井設備類の吊込部材8とから構成される。
本実施例においては、上部ナット5aと下部ナット5bで、デッキプレート基板1aを挟持する構成としているが、ボルト2aとして頭部が六角形の六角ボルト等を採用した場合には、前記ボルト2aに上部ナット5aを螺着した後に前記ボルト2aをデッキプレート基板1aに穿設された貫通孔1dに挿通し、その後デッキプレート基板1aの下方から下部ナット5bを螺着し、前記ボルト2aの頭部がスラブコンクリート厚の途中に位置するよう、上部ナット5aと下部ナット5bを締結し、デッキプレート基板1aを挟持する構成とすることもできる。この場合は、前記ボルト2aの頭部がコンクリート打設後のアンカの働きもすることとなる。
すなわち、デッキプレート基板1aを確実に挟持できるインサートを構成できればよく、ボルト2aは、図1に示すような寸切りボルトに限定されるものではなく、六角ボルト等を任意の部材を採用することができる。
なお、前記上部ナット5aとデッキプレート基板1aの間にワッシャ6を介してもよく、その場合には、小径である上部ナット5aがデッキプレート基板1aと直接触れないので、大径であるワッシャ6が自身が撓みにくく補強効果を発揮する。
上記寸切りボルト2aの上方上部ナット3a及び上方下部ナット3bにより挟持され締結された大ワッシャ4は、コンクリート打設後においては強固なアンカー効果を発揮する。
図3−1〜4は、本発明の鉄筋トラス付デッキプレート下部への天井設備類取付方法の例を示している。
鉄筋トラス付デッキプレート1にコンクリートを打設するのに先立って、予め建物の床用に配設した鉄筋トラス付デッキプレート1のデッキプレート基板1aに挿通孔1dが穿設される(図3−1(a))
そして、前記挿通孔1dに、前記ボルト2aに上部ナット5aが螺着させた状態のインサート2が挿入される(図3−1(b))。
次いで前記ボルト2aの下方から下部ナット5bが螺挿される(図3−1(c))。
そして、前記上部ナット5aと下部ナット5bとが、デッキプレート基板1aを挟持するようにして螺着され、インサート2がデッキプレート基板1aに締結される(図3−2(d))。
その後、前記ボルト2a下部に長ナット7の一端が螺着され(図3−2(e)、(f))、該長ナット7の他端のねじ部に天井設備類の吊込部材8が螺着されて取り付けられる(図3−3(g))。
そして、該天井設備類の吊込部材8に天井設備類取付部材Aが接続され(図3−3(h))、天井設備類取付部材Aに天井設備類が取り付けられ(図5参照)、その後、上階の床構造材となるデッキプレート1上にコンクリートが打設される(図3−4(i))。
本発明の実施形態においては、前記のように上部ナット5a及び下部ナット5bでデッキプレート基板1aを挟持し、インサート2をデッキプレート基板1aに締結しているので、インサート2がデッキプレート本体1に強固に固定されるため、コンクリート打設前にインサートを利用して配管等を吊り込んでもインサート2が落下することもなく、配管等の天井設備類がずれることがない。
鉄筋トラス付デッキプレート1にコンクリートを打設するのに先立って、予め建物の床用に配設した鉄筋トラス付デッキプレート1のデッキプレート基板1aに挿通孔1dが穿設される(図3−1(a))
そして、前記挿入孔1dに、前記寸切りボルト2aの上方部に大ワッシャ4が上方上部ナット3aと上方下部ナット3bとによって挟持、締結され、その下方部に上部ナット5aを螺着させた状態のインサート2が挿入される。(図4−1(b))。
次いで前記ボルト2aの下方から下部ナット5bが螺挿される(図4−1(c))。
そして、前記上部ナット5aと下部ナット5bとが、デッキプレート基板1aを挟持するようにして螺着され、インサート2がデッキプレート基板1aに締結される(図4−2(d))。
その後、前記ボルト2a下部に長ナット7の一端が螺着され(図4−2(e)、(f))、該長ナット7の他端のねじ部に天井設備類の吊込部材8が螺着されて取り付けられる(図4−3(g))。
そして、該天井設備類の吊込部材8に天井設備類取付部材Aが接続され(図4−3(h))、天井設備類取付部材Aに天井設備類が取り付けられ(図5参照)、その後、上階の床構造材となる鉄筋トラス付デッキプレート1上にコンクリートが打設される(図4−4(i))。
本発明の実施形態においては、前記のようにボルト2aの上方部に、大ワッシャ4が、上方上部ナット3a及び上方下部ナット3bで挟持され締結されているので、コンクリート打設前においては、デッキプレート基板1aからの落下を防止し、コンクリート打設後においては、強固なアンカー効果を発揮する構造となる。
1a:デッキプレート基板
1b:山形の鉄筋
1c:補強鉄筋
1d:貫通孔
2:インサート
2a:ボルト
3a:上方上部ナット
3b:上方下部ナット
4:大ワッシャ
5a:上部ナット
5b:下部ナット
6:ワッシャ
7:長ナット
8:吊込部材
9:配管ダクト
A:天井設備類取付部材
Claims (5)
- 捨型枠として敷設するデッキプレートに予め床用鉄筋トラスが溶接された鉄筋トラス付デッキプレートに下階の天井設備類を吊設するためのインサートを前記鉄筋トラス付デッキプレートに取付け下部に下階の天井設備類を吊設支持する吊込構造体であって、
前記鉄筋トラス付デッキプレート(1)のデッキプレート基板(1a)に穿設された貫通孔(1d)に挿通されるボルト(2a)と、前記ボルト(2a)に前記デッキプレート基板(1a)を挟持するようにして螺着される上部ナット(5a)と下部ナット(5b)とで構成されるインサート(2)と、
前記ボルト(2a)の下方部に螺着された長ナット(7)と、
該長ナット(7)の下方部に螺着された天井設備類の吊込部材(8)と
からなることを特徴とする前記インサートを前記鉄筋トラス付デッキプレートに取付け下部に下階の天井設備類を吊設支持する吊込構造体。 - 捨型枠として敷設するデッキプレートに予め床用鉄筋トラスが溶接された鉄筋トラス付デッキプレートに下階の天井設備類を吊設するためのインサートを前記鉄筋トラス付デッキプレートに取付け下部に下階の天井設備類を吊設支持する吊込構造体であって、
前記鉄筋トラス付デッキプレート(1)のデッキプレート基板(1a)に穿設された貫通孔(1d)に挿通される寸切りボルト(2a)と、前記寸切りボルト(2a)に前記デッキプレート基板(1a)を挟持するようにして螺着される上部ナット(5a)と下部ナット(5b)とで構成されるインサート(2)と、
前記寸切りボルト(2a)の上方部に螺着された上方上部ナット(3a)及び上方下部ナット(3b)で挟持される大ワッシャ(4)と
前記寸切りボルト(2a)の下方部に螺着された長ナット(7)と、
該長ナット(7)の下方部に螺着された天井設備類の吊込部材(8)と
からなることを特徴とする前記インサートを前記鉄筋トラス付デッキプレートに取付け下部に下階の天井設備類を吊設支持する吊込構造体。 - 捨型枠として敷設するデッキプレートに予め床用鉄筋トラスが溶接された鉄筋トラス付デッキプレート(1)にコンクリートを打設するのに先立って、予め建物の床用に複数の鉄筋トラス付デッキプレート(1)同士を鉄筋トラス間で現場溶接した、鉄筋トラス付デッキプレート(1)のデッキプレート基板(1a)に穿設された挿通孔(1d)に、
ボルト(2a)に上部ナット(5a)を螺着させたインサート(2)を挿入し、
次いで前記ボルト(2a)の鉄筋トラス付デッキプレート(1)の下方から下部ナット(5b)を螺挿して、前記上部ナット(5a)と下部ナット(5b)とでデッキプレート基板(1a)を挟持するようにして螺着してインサート(2)をデッキプレート基板(1a)に締結した後、
前記ボルト(2a)下部に長ナット(7)の一端を螺着し、該長ナット(7)の他端のねじ部に天井設備類の吊込部材(8)を螺着して取り付け、
該天井設備類の吊込部材(8)に天井設備類取付部材(A)を接続し、
天井設備類取付部材(A)に天井設備類を取り付けることを特徴とする鉄筋トラス付デッキプレート下部への天井設備類取付方法。 - 捨型枠として敷設するデッキプレートに予め床用鉄筋トラスが溶接された鉄筋トラス付デッキプレートにコンクリートを打設するのに先立って、予め建物の床用に複数の鉄筋トラス付デッキプレート同士を鉄筋トラス間で現場溶接した、鉄筋トラス付デッキプレートのデッキプレート基板(1a)に穿設された挿通孔(1d)に、
寸切りボルト(2a)の上方部に大ワッシャ(4)を上方上部ナット(3a)と上方下部ナット(3b)とによって挟持、締結し、その下方部に上部ナット(5a)を螺着させたインサート(2)を挿入し、
次いで前記寸切りボルト(2a)の下方から下部ナット(5b)を螺挿して、前記上部ナット(5a)と下部ナット(5b)とでデッキプレート基板を挟持するようにして螺着してインサートをデッキプレート基板(1a)に締結した後、
前記寸切りボルト(2a)下部に長ナット(7)の一端を螺着し、該長ナット(7)の他端のねじ部に天井設備類の吊込部材(8)を螺着して取り付け、
該天井設備類の吊込部材(8)に天井設備類取付部材(A)を接続し、
天井設備類取付部材(A)に天井設備類を取り付けることを特徴とする鉄筋トラス付デッキプレート下部への天井設備類取付方法。 - 前記天井設備類が、天井下地、天井裏に設置される空調用ダクト、排煙ダクト、給湯管、給水管、電線管、各種ケーブルであることを特徴とする請求項3又は4に記載の鉄筋トラス付デッキプレート下部への天井設備類取付方法。
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