JP2000273682A - 電気錫めっき鋼板の表面欠陥防止方法 - Google Patents
電気錫めっき鋼板の表面欠陥防止方法Info
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- JP2000273682A JP2000273682A JP11082787A JP8278799A JP2000273682A JP 2000273682 A JP2000273682 A JP 2000273682A JP 11082787 A JP11082787 A JP 11082787A JP 8278799 A JP8278799 A JP 8278799A JP 2000273682 A JP2000273682 A JP 2000273682A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 コンダクタロール起因の表面欠陥を安定して
防止できる、電気錫めっき鋼板の表面欠陥防止方法を提
案する。 【解決手段】 コンダクタロールを用いて、電気錫めっ
き鋼板のリフロー処理を行うに当たり、コンダクタロー
ルの冷却水温度を30℃超え70℃未満に調整する。なお、
コンダクタロールの冷却水の温度は45〜55℃とするのが
好ましい。コンダクタロールの表面温度を上記温度に調
整してもよい。
防止できる、電気錫めっき鋼板の表面欠陥防止方法を提
案する。 【解決手段】 コンダクタロールを用いて、電気錫めっ
き鋼板のリフロー処理を行うに当たり、コンダクタロー
ルの冷却水温度を30℃超え70℃未満に調整する。なお、
コンダクタロールの冷却水の温度は45〜55℃とするのが
好ましい。コンダクタロールの表面温度を上記温度に調
整してもよい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気錫めっき鋼板
に係り、とくにリフロー処理時に発生するコンダクタロ
ール起因の表面欠陥を防止する方法に関する。本発明に
おける鋼板は、鋼板、鋼帯を含むものとする。
に係り、とくにリフロー処理時に発生するコンダクタロ
ール起因の表面欠陥を防止する方法に関する。本発明に
おける鋼板は、鋼板、鋼帯を含むものとする。
【0002】
【従来の技術】電気錫めっき鋼板(電気めっきぶりき)
の連続的な製造方法の1つにハロゲン法がある。これ
は、めっき液として塩化第一錫、塩化ナトリウム、フッ
化ナトリウム、フッ化水素ナトリウムを含むハロゲン浴
を用い、金属錫を陽極に、搬送される鋼板を陰極として
電気分解し、金属錫を鋼板表面に電着させる電気めっき
方法である。
の連続的な製造方法の1つにハロゲン法がある。これ
は、めっき液として塩化第一錫、塩化ナトリウム、フッ
化ナトリウム、フッ化水素ナトリウムを含むハロゲン浴
を用い、金属錫を陽極に、搬送される鋼板を陰極として
電気分解し、金属錫を鋼板表面に電着させる電気めっき
方法である。
【0003】めっきされたままの金属錫は無光沢である
から、鋼板を錫の融点以上に加熱し錫を溶融させ(リフ
ロー)、ただちに水冷して光沢のある電気めっきぶりき
を製造している。ハロゲン法電気錫めっきラインの概略
を図2に示す。アンコイラ1a 、1b から供給された鋼
板(鋼帯)Sは、入側ルーパ3を経由して、アルカリ洗
浄槽4、酸洗槽5、水洗槽6へ搬送され鋼板表面を清浄
化される。なお、2は、先行する鋼板と、後行する鋼板
を接続し、連続処理を行うための溶接機である。
から、鋼板を錫の融点以上に加熱し錫を溶融させ(リフ
ロー)、ただちに水冷して光沢のある電気めっきぶりき
を製造している。ハロゲン法電気錫めっきラインの概略
を図2に示す。アンコイラ1a 、1b から供給された鋼
板(鋼帯)Sは、入側ルーパ3を経由して、アルカリ洗
浄槽4、酸洗槽5、水洗槽6へ搬送され鋼板表面を清浄
化される。なお、2は、先行する鋼板と、後行する鋼板
を接続し、連続処理を行うための溶接機である。
【0004】表面を清浄化された鋼板Sは、ついで下段
めっき槽7のめっき浴で鋼板下面(裏面)に電気錫めっ
きが施される。ついで、鋼板は反転され、上段めっき槽
9のめっき浴で鋼板下面(表面)に電気錫めっきが施さ
れる。めっき槽を出た鋼板Sは、ドラグアウトタンク1
0、水洗槽11で洗浄されたのち、リフロー装置12でリフ
ロー処理される。
めっき槽7のめっき浴で鋼板下面(裏面)に電気錫めっ
きが施される。ついで、鋼板は反転され、上段めっき槽
9のめっき浴で鋼板下面(表面)に電気錫めっきが施さ
れる。めっき槽を出た鋼板Sは、ドラグアウトタンク1
0、水洗槽11で洗浄されたのち、リフロー装置12でリフ
ロー処理される。
【0005】リフロー処理された鋼板Sは、ついで化学
処理装置14でクロム酸系の水溶液に浸漬されるか、ある
いは電解され表面の錫酸化物を除去され、クロム水和酸
化物などが形成される。ついで、鋼板Sは、乾燥装置15
で乾燥されたのち、出側ルーパ16を経由して表面検査装
置17、介在物センサ18を通過し、所定の検査を行い、巻
取りリール20a 、20b で巻き取られる。
処理装置14でクロム酸系の水溶液に浸漬されるか、ある
いは電解され表面の錫酸化物を除去され、クロム水和酸
化物などが形成される。ついで、鋼板Sは、乾燥装置15
で乾燥されたのち、出側ルーパ16を経由して表面検査装
置17、介在物センサ18を通過し、所定の検査を行い、巻
取りリール20a 、20b で巻き取られる。
【0006】リフロー装置12では、鋼板Sは、所定の間
隔をおいて設置されたコンダクタロール12a 、12a 間で
通電され、錫の融点以上に抵抗加熱されて、表面の錫を
溶融し、ただちに、クエンチロール12b でクエンチタン
ク13に誘導され冷却されるリフロー処理を施される。従
来から、このようなリフロー処理を施された電気錫めっ
き鋼板には、錫粉、アークスポットが発生する場合があ
り、問題となっていた。錫粉は、白粉とも呼ばれ、錫の
粉が鋼板表面に付着する表面欠陥であり、一方、アーク
スポットは、鋼板の一部が溶融し痕跡として残る表面欠
陥である。アークスポットは、コンダクタロール12a と
鋼板S間の過電流によるものであり、これら表面欠陥
は、リフロー装置12のコンダクタロール12a 起因である
とされている。これら表面欠陥が発生すると、操業を停
止し、コンダクタロール12a 表面を洗浄し清浄化してい
た。
隔をおいて設置されたコンダクタロール12a 、12a 間で
通電され、錫の融点以上に抵抗加熱されて、表面の錫を
溶融し、ただちに、クエンチロール12b でクエンチタン
ク13に誘導され冷却されるリフロー処理を施される。従
来から、このようなリフロー処理を施された電気錫めっ
き鋼板には、錫粉、アークスポットが発生する場合があ
り、問題となっていた。錫粉は、白粉とも呼ばれ、錫の
粉が鋼板表面に付着する表面欠陥であり、一方、アーク
スポットは、鋼板の一部が溶融し痕跡として残る表面欠
陥である。アークスポットは、コンダクタロール12a と
鋼板S間の過電流によるものであり、これら表面欠陥
は、リフロー装置12のコンダクタロール12a 起因である
とされている。これら表面欠陥が発生すると、操業を停
止し、コンダクタロール12a 表面を洗浄し清浄化してい
た。
【0007】しかし、コンダクタロール12a 表面の洗浄
は、作業負荷が過大であり、また生産性を低下するとい
う問題があった。
は、作業負荷が過大であり、また生産性を低下するとい
う問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した問
題を解決し、電気錫めっき鋼板におけるコンダクタロー
ル起因の表面欠陥である、錫粉、アークスポットの発生
を安定して防止できる、電気錫めっき鋼板の表面欠陥防
止方法を提案することを目的とする。
題を解決し、電気錫めっき鋼板におけるコンダクタロー
ル起因の表面欠陥である、錫粉、アークスポットの発生
を安定して防止できる、電気錫めっき鋼板の表面欠陥防
止方法を提案することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】錫粉は、冬季に発生する
ことが多く、また、アークスポットは夏季に発生するこ
とが経験的に知られていた。しかし、その原因について
は不明確のままであった。そこで、上記した課題を達成
するため、本発明者らは、錫粉、アークスポットの発生
原因について、鋭意検討した。
ことが多く、また、アークスポットは夏季に発生するこ
とが経験的に知られていた。しかし、その原因について
は不明確のままであった。そこで、上記した課題を達成
するため、本発明者らは、錫粉、アークスポットの発生
原因について、鋭意検討した。
【0010】まず、本発明者らは、コンダクタロールに
着目した。コンダクタロールは、一般に、鋼、銅、ステ
ンレス鋼などの円筒にクロム、ニッケル等のめっきを施
したものが使用されている。いずれの材料を用いても、
電気抵抗熱により温度が上昇し、ロール表面が乾燥し導
電性が阻害されるため、通常はコンダクタロール内面を
水冷している。しかし、水冷すると、冬季に錫粉が多発
し、一方、水冷を行わないと、夏季にアークスポットが
多発する。
着目した。コンダクタロールは、一般に、鋼、銅、ステ
ンレス鋼などの円筒にクロム、ニッケル等のめっきを施
したものが使用されている。いずれの材料を用いても、
電気抵抗熱により温度が上昇し、ロール表面が乾燥し導
電性が阻害されるため、通常はコンダクタロール内面を
水冷している。しかし、水冷すると、冬季に錫粉が多発
し、一方、水冷を行わないと、夏季にアークスポットが
多発する。
【0011】このように、表面欠陥(錫粉、アークスポ
ット)の発生が、季節により変動することから、本発明
者らは、錫粉、アークスポットの発生を通年で防止する
には、コンダクタロールの温度の制御が重要であること
に想到した。本発明は、上記した知見に基づいて、さら
に検討を加え、完成されたものである。
ット)の発生が、季節により変動することから、本発明
者らは、錫粉、アークスポットの発生を通年で防止する
には、コンダクタロールの温度の制御が重要であること
に想到した。本発明は、上記した知見に基づいて、さら
に検討を加え、完成されたものである。
【0012】すなわち、本発明は、電気錫めっきライン
において、鋼板に錫めっきを施したのち、一定の間隔で
配設された2個のコンダクタロールを用いて、該2個の
コンダクタロール間の鋼板に通電し前記鋼板を加熱し
て、前記鋼板表面の錫を溶融させたのち水冷するリフロ
ー処理を行うに当たり、前記コンダクタロールの表面温
度を30℃超え70℃未満の温度範囲に調整することを特徴
とする電気錫めっき鋼板の表面欠陥防止方法である。
において、鋼板に錫めっきを施したのち、一定の間隔で
配設された2個のコンダクタロールを用いて、該2個の
コンダクタロール間の鋼板に通電し前記鋼板を加熱し
て、前記鋼板表面の錫を溶融させたのち水冷するリフロ
ー処理を行うに当たり、前記コンダクタロールの表面温
度を30℃超え70℃未満の温度範囲に調整することを特徴
とする電気錫めっき鋼板の表面欠陥防止方法である。
【0013】また、本発明は、電気錫めっきラインにお
いて、鋼板に錫めっきを施したのち、一定の間隔で配設
された2個のコンダクタロールを用いて、該2個のコン
ダクタロール間の鋼板に通電し前記鋼板を加熱して、前
記鋼板表面の錫を溶融させたのち水冷するリフロー処理
を行うに当たり、前記コンダクタロールの冷却水の温度
を30℃超え70℃未満に調整することを特徴とする電気錫
めっき鋼板の表面欠陥防止方法であり、また、本発明で
は、前記コンダクタロールの冷却水の温度を45〜55℃に
調整することが好ましい。
いて、鋼板に錫めっきを施したのち、一定の間隔で配設
された2個のコンダクタロールを用いて、該2個のコン
ダクタロール間の鋼板に通電し前記鋼板を加熱して、前
記鋼板表面の錫を溶融させたのち水冷するリフロー処理
を行うに当たり、前記コンダクタロールの冷却水の温度
を30℃超え70℃未満に調整することを特徴とする電気錫
めっき鋼板の表面欠陥防止方法であり、また、本発明で
は、前記コンダクタロールの冷却水の温度を45〜55℃に
調整することが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明では、電気錫めっき鋼板の
リフロー処理に適用する、リフロー装置12のコンダクタ
ロール12a の冷却水温度を30℃超え70℃未満の温度範囲
に調整する。図1に、表面欠陥(錫粉およびアークスポ
ット)の発生頻度とコンダクタロール冷却水の温度との
関係を示す。
リフロー処理に適用する、リフロー装置12のコンダクタ
ロール12a の冷却水温度を30℃超え70℃未満の温度範囲
に調整する。図1に、表面欠陥(錫粉およびアークスポ
ット)の発生頻度とコンダクタロール冷却水の温度との
関係を示す。
【0015】図1から、コンダクタロールの冷却水温度
を30℃超え70℃未満とすることにより、錫粉、およびア
ークスポットの発生が顕著に減少し、また、コンダクタ
ロールの冷却水温度を45〜55℃の範囲とすることによ
り、錫粉、アークスポットのいずれも発生しなくなるこ
とがわかる。このように、コンダクタロールの冷却水温
度が30℃以下では、錫粉の発生が顕著となる。一方、70
℃以上ではアークスポットの発生が顕著となるため、本
発明では、コンダクタロールの冷却水温度を30℃超え70
℃未満の温度範囲に限定した。なお、コンダクタロール
の冷却水温度は45〜55℃の範囲とするのがさらに好適で
ある。
を30℃超え70℃未満とすることにより、錫粉、およびア
ークスポットの発生が顕著に減少し、また、コンダクタ
ロールの冷却水温度を45〜55℃の範囲とすることによ
り、錫粉、アークスポットのいずれも発生しなくなるこ
とがわかる。このように、コンダクタロールの冷却水温
度が30℃以下では、錫粉の発生が顕著となる。一方、70
℃以上ではアークスポットの発生が顕著となるため、本
発明では、コンダクタロールの冷却水温度を30℃超え70
℃未満の温度範囲に限定した。なお、コンダクタロール
の冷却水温度は45〜55℃の範囲とするのがさらに好適で
ある。
【0016】また、上記したようにコンダクタロールの
冷却水温度を調整することにより、コンダクタロールの
表面温度を30℃超え70℃未満、より好ましくは45〜55℃
の範囲として調整することができる。コンダクタロール
の表面温度を測定し、コンダクタロールの表面温度が30
℃超え70℃未満、より好ましくは45〜55℃の範囲となる
ように冷却水温度を調整してもよい。
冷却水温度を調整することにより、コンダクタロールの
表面温度を30℃超え70℃未満、より好ましくは45〜55℃
の範囲として調整することができる。コンダクタロール
の表面温度を測定し、コンダクタロールの表面温度が30
℃超え70℃未満、より好ましくは45〜55℃の範囲となる
ように冷却水温度を調整してもよい。
【0017】
【実施例】C:0.005wt %の普通鋼鋼板(板厚0.2 mm)
に、図2のハロゲン法電気錫めっきラインで、目付量2
mg/m2 (片面で)の電気錫めっきを連続して施した。め
っき処理後、鋼板は、洗浄されたのち、リフロー装置12
でリフロー処理された。リフロー装置12では、コンダク
タロール間で鋼板に通電し、錫の融点以上に加熱し表面
の錫を溶融させ、直ちに水冷した。そして、リフロー処
理時には、コンダクタロール12a の冷却水の温度を30〜
70℃の間で変化させた。
に、図2のハロゲン法電気錫めっきラインで、目付量2
mg/m2 (片面で)の電気錫めっきを連続して施した。め
っき処理後、鋼板は、洗浄されたのち、リフロー装置12
でリフロー処理された。リフロー装置12では、コンダク
タロール間で鋼板に通電し、錫の融点以上に加熱し表面
の錫を溶融させ、直ちに水冷した。そして、リフロー処
理時には、コンダクタロール12a の冷却水の温度を30〜
70℃の間で変化させた。
【0018】リフロー処理後、鋼板は、化学処理を施さ
れ、乾燥された。これら鋼板の表面検査を実施し、表面
欠陥(錫粉、アークスポット)の発生率を求めた。な
お、実施期間は12カ月とした。表1に実施結果を示す。
れ、乾燥された。これら鋼板の表面検査を実施し、表面
欠陥(錫粉、アークスポット)の発生率を求めた。な
お、実施期間は12カ月とした。表1に実施結果を示す。
【0019】
【表1】
【0020】表1から、本発明例では、表面欠陥の発生
が少なく、とくに冷却水温度が45〜55℃の範囲にあるN
o.4、No.5は、表面欠陥の発生が年間を通じて極めて低
かった。一方、本発明の範囲を外れる比較例では、表面
欠陥の発生率が高く不良品の発生が多く見られた。
が少なく、とくに冷却水温度が45〜55℃の範囲にあるN
o.4、No.5は、表面欠陥の発生が年間を通じて極めて低
かった。一方、本発明の範囲を外れる比較例では、表面
欠陥の発生率が高く不良品の発生が多く見られた。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、コンダクタロール起因
の、錫粉、アークスポットといった表面欠陥を安定して
防止でき、不良品の発生を防ぐとともに生産性が向上す
るという、産業上格段の効果を奏する。
の、錫粉、アークスポットといった表面欠陥を安定して
防止でき、不良品の発生を防ぐとともに生産性が向上す
るという、産業上格段の効果を奏する。
【図1】表面欠陥の発生頻度に及ぼすコンダクタロール
冷却水温度の影響を示すグラフである。
冷却水温度の影響を示すグラフである。
【図2】ハロゲン法電気錫めっき設備の概要を示す概念
図である。
図である。
1a 、1b アンコイラ 2 溶接機 3 入側ルーパ 4 アルカリ洗浄槽 5 酸洗槽 6 水洗槽 7 下段めっき槽 9 上段めっき槽 10 ドラグアウトタンク 11 水洗槽 12 リフロー装置 12a コンダクタロール 12b クエンチロール 13 クエンチタンク 14 化学処理装置 15 乾燥装置 16 出側ルーパ 17 表面検査装置 18 介在物センサ 19 トリマ 20a 、20b 巻取りリール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 文男 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 河村 勝人 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内 Fターム(参考) 4K023 AA17 BA08 CA09 4K024 AA07 BA03 BC01 CB10 CB20 DB02 DB04 DB10 GA16
Claims (3)
- 【請求項1】 電気錫めっきラインにおいて、鋼板に錫
めっきを施したのち、一定の間隔で配設された2個のコ
ンダクタロールを用いて、該2個のコンダクタロール間
の鋼板に通電し前記鋼板を加熱して、前記鋼板表面の錫
を溶融させたのち水冷するリフロー処理を行うに当た
り、前記コンダクタロールの表面温度を30℃超え70℃未
満の温度範囲に調整することを特徴とする電気錫めっき
鋼板の表面欠陥防止方法。 - 【請求項2】 電気錫めっきラインにおいて、鋼板に錫
めっきを施したのち、一定の間隔で配設された2個のコ
ンダクタロールを用いて、該2個のコンダクタロール間
の鋼板に通電し前記鋼板を加熱して、前記鋼板表面の錫
を溶融させたのち水冷するリフロー処理を行うに当た
り、前記コンダクタロールの冷却水の温度を30℃超え70
℃未満に調整することを特徴とする電気錫めっき鋼板の
表面欠陥防止方法。 - 【請求項3】 前記コンダクタロールの冷却水の温度を
45〜55℃に調整することを特徴とする請求項2に記載の
電気錫めっき鋼板の表面欠陥防止方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11082787A JP2000273682A (ja) | 1999-03-26 | 1999-03-26 | 電気錫めっき鋼板の表面欠陥防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11082787A JP2000273682A (ja) | 1999-03-26 | 1999-03-26 | 電気錫めっき鋼板の表面欠陥防止方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000273682A true JP2000273682A (ja) | 2000-10-03 |
Family
ID=13784132
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11082787A Pending JP2000273682A (ja) | 1999-03-26 | 1999-03-26 | 電気錫めっき鋼板の表面欠陥防止方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000273682A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007297668A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Om Sangyo Kk | メッキ製品の製造方法 |
CN105002538A (zh) * | 2014-04-25 | 2015-10-28 | 宝山钢铁股份有限公司 | 延长镀锡机组的软熔出口导电辊使用寿命的方法 |
CN110565127A (zh) * | 2019-09-04 | 2019-12-13 | 首钢京唐钢铁联合有限责任公司 | 一种消除k板表面锡花缺陷的方法 |
-
1999
- 1999-03-26 JP JP11082787A patent/JP2000273682A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007297668A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Om Sangyo Kk | メッキ製品の製造方法 |
CN105002538A (zh) * | 2014-04-25 | 2015-10-28 | 宝山钢铁股份有限公司 | 延长镀锡机组的软熔出口导电辊使用寿命的方法 |
CN105002538B (zh) * | 2014-04-25 | 2017-06-23 | 宝山钢铁股份有限公司 | 延长镀锡机组的软熔出口导电辊使用寿命的方法 |
CN110565127A (zh) * | 2019-09-04 | 2019-12-13 | 首钢京唐钢铁联合有限责任公司 | 一种消除k板表面锡花缺陷的方法 |
CN110565127B (zh) * | 2019-09-04 | 2022-02-22 | 首钢京唐钢铁联合有限责任公司 | 一种消除k板表面锡花缺陷的方法 |
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