JP2000273020A - 爪用有機溶剤組成物 - Google Patents
爪用有機溶剤組成物Info
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Abstract
を提供すること。 【解決手段】 着色剤を爪用有機溶剤組成物全量中0.
5〜30重量%、樹脂類を爪用有機溶剤組成物全量中0
〜10重量%、特に0.1〜10重量%含有することを
特徴とする爪用有機溶剤組成物。
Description
する爪用有機溶剤組成物に関する。さらに詳しくは、ネ
ールエナメルに添加してネールエナメルに新たな機能を
発現させるネールエナメルうすめ液に関する。
いられる美爪料には、使う役割によってネールケア製
品、ベースコート、ネールエナメル、トップコート、ネ
ールドライヤー、エナメルリムーバー等がある。これら
の中で、ネールエナメルは、爪を保護すると同時に、爪
に美観を与える最もポピュラーな美爪料である。ネール
エナメルは、一般に被膜形成性樹脂、接着性樹脂、可塑
剤、有機溶剤、色材、ゲル化剤等の成分から構成され、
溶剤を揮発させ爪上で塗膜つくるものである。従って、
溶剤には沸点が80〜140℃前後の低い有機溶剤が用
いられている。そのため、溶剤が使用中容器から揮発し
てネールエナメル製品の粘度が高くなり爪に塗布しにく
くなったり、使用不能になったりして、途中で使われな
くなり、机の引出しにしまわれたり、捨てられたりして
いた。これを改善するために溶剤からなるネールエナメ
ルうすめ液が使われている。
ば、一つのネールエナメルを使っていると途中で飽きが
くることも使わなくなる大きな理由の一つであり、ただ
単にネールエナメルとしての機能を復元させるのみのう
すめ液では不充分であり、使い古したネールエナメルに
新たな機能を発現させるネールエナメルうすめ液の出現
が望まれていた。
みてなされたもので、その目的は、新たな機能を発現さ
せる爪用有機溶剤組成物を提供することにある。
解決するために鋭意研究を行った結果、着色剤の有機溶
剤分散液が、ネールエナメルの機能を復元すると共に、
新たに質感、色調等を改質して、上記課題が解決される
ことを見出し、本発明を完成するに至った。
組成物全量中0.5〜30重量%、樹脂類を爪用有機溶
剤組成物全量中0〜10重量%含有することを特徴とす
る爪用有機溶剤組成物であり、有機溶剤を爪用有機溶剤
組成物全量中70〜99.5重量%及び着色剤を爪用有
機溶剤組成物全量中0.5〜30重量%からなる爪用有
機溶剤組成物を一実施態様とする。
ては、樹脂類の含有量を爪用有機溶剤組成物全量中0.
1〜10重量%とすることが好ましい。この場合の一実
施態様は、有機溶剤、着色剤及び樹脂類からなる爪用有
機溶剤組成物である。
ては、25℃の粘度が2〜100mPa・sであることが好
ましい。
ては、有機溶剤が、総炭素数が5以下の酢酸エステルを
爪用有機溶剤組成物全量中30重量%以上含むものであ
ることが好ましい。
ては、着色剤はラメ剤及び/又はパール剤であることが
好ましい。また、樹脂類はニトロセルロースであること
が好ましい。
ナメル改質用有機溶剤組成物であることができる。
は、ネールエナメル質感改質用有機溶剤組成物であるこ
とができる。また、前記ネールエナメル改質用有機溶剤
組成物は、ネールエナメル色調改質用有機溶剤組成物で
あることができる。
ールエナメルうすめ液であることができる。
詳述する。
来ネールエナメルで用いられているエステル類、アルコ
ール類、炭化水素類等の公知のものを使用することがで
きる。例えば、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピ
ル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル、
酢酸アミル、乳酸エチル、乳酸ブチル等のエステル類、
エチルアルコール、プロピルアルコール、イソプロピル
アルコール、ブチルアルコール等のアルコール類、トル
エン等の炭化水素類等が挙げられる。中でも酢酸ブチ
ル、酢酸エチル、イソプロピルアルコール、ブチルアル
コール、エチルアルコール等が好ましく用いられる。溶
剤は1種または2種以上を組み合わせて用いることがで
きる。
酸エステルを爪用有機溶剤組成物全量中30重量%以上
配合することが、ネールエナメルの速乾性が得られる点
で好ましい。総炭素数が5以下の酢酸エステルとして
は、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸イソ
プロピルが挙げられる。
中30〜99.5重量%が好ましい。さらに好ましく
は、30〜99.4重量%である。特に、42〜96.
94重量%が好ましい。また、61〜92.85重量%
が最も好ましい。
料に配合できる着色剤であれば特に制限されない。着色
剤の例を挙げれば、例えば、ラメ剤、パール剤、顔料、
染料等である。これらの着色剤は1種または2種以上を
組み合わせて用いることができる。これらの中でラメ
剤、パール剤が意匠的に特に好ましい。
レンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末、
アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等の金属粉
末、アクリル樹脂被覆アルミニウム末等のポリマー積層
被覆粉末等である。
ン、黄酸化鉄・カーミン被覆雲母チタン、ベンガラ・紺
青被覆雲母チタン、紺青被覆雲母チタン、酸化チタンコ
ーテッドオキシ塩化ビスマス、オキシ塩化ビスマス、魚
燐箔、酸化チタン被覆マイカ、着色酸化チタン被覆マイ
カ、酸化チタン被覆合成雲母等が挙げられる。
亜鉛、酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄、γ−酸化鉄、
黄酸化鉄、黄土、カーボンブラック、低次酸化チタン、
マンゴバイオレット、コバルトバイオレット、酸化クロ
ム、水酸化クロム、チタン酸コバルト、群青、紺青、赤
色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205
号、赤色206号、赤色220号、赤色226号、赤色
228号、赤色405号、橙色203号、橙色204
号、黄色205号、黄色401号、青色404号、赤色
3号、赤色104号、赤色106号、赤色227号、赤
色230号、赤色401号、赤色505号、橙色205
号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203
号、緑色3号、青色1号、クロロフィル、β−カロチン
等が挙げられる。
量中0.5〜30重量%である。配合量が0.5重量%
未満では、質感変化、色調変化等の効果が得られない。
一方、30重量%を超えて配合すると、操作性が悪くな
る。好ましい配合量は、爪用有機溶剤組成物全量中2〜
15重量%である。さらに好ましくは、4〜10重量%
である。
5℃の粘度が2〜100mPa・sであることが操作性の点
から好ましい。特に、4〜50mPa・sが好ましい。な
お、上記粘度は、爪用有機溶剤組成物調製時に、ロータ
ーNo.1/60rpmの条件で測定した値である。
脂類を配合することが好ましい。樹脂類の配合によっ
て、爪用有機溶剤組成物の粘度を上げ、爪への塗布の際
の操作性を向上することができる。本発明において用い
られる樹脂類は、従来ネールエナメルで用いられている
樹脂類を使用することができる。例えば、ニトロセルロ
ース、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エス
テル等のアクリル系樹脂、アクリルシリコーン樹脂、バ
ーサティック酸グリシジルエステル変性アルキッド樹脂
等の変性アルキッド樹脂、スルホンアミド樹脂、ショ糖
酢酸イソ酪酸エステル、シリコーン系グラフト共重合
体、シュークローズベンゾエート等が挙げられる。
剤であるニトロセルロース配合のネールエナメルとの相
溶性の観点から、ニトロセルロース、変性アルキッド樹
脂、スルホアミド樹脂、シュークローズベンゾエートが
好ましい。操作性の向上を考えればニトロセルロースが
最も好ましい。
メルで用いられている公知のものを、1種または2種以
上を組み合わせて用いることができる。例えば、ニトロ
セルロース1/16秒、ニトロセルロース1/8秒、ニ
トロセルロース1/4秒、ニトロセルロース1/2秒、
ニトロセルロース1秒、ニトロセルロース2秒、ニトロ
セルロース7秒、ニトロセルロース20秒等である。こ
れらの中で、ニトロセルロース1/8秒、ニトロセルロ
ース1/4秒、ニトロセルロース1/2秒が好ましい。
なお、ニトロセルロースは、イソプロピルアルコールで
湿潤させた状態、すなわちニトロセルロース(70重量
%)とイソプロピルアルコール(30重量%)の混合物
(以下、30%IPAと称する。)で配合されるのが好
適である。
の多塩基酸とグリセリン、ペンタエリスリトールなどの
多価アルコールのエステルを基体とし、さらに各種の油
又は脂肪酸、その他の変性剤で変性した合成樹脂である
が、特に好ましい例としては特公昭57−27082号
公報に記載されているバーサティック酸グリシジルエス
テル変性アルキッド樹脂等が挙げられる。
一工業製薬株式会製の商品名モノペットSBやシューク
ローズベンゾエート(米国ヴェルシコールケミカルコー
ポレーション社製)等である。
組成物全量中10重量%以下である。さらに好ましく
は、8重量%以下である。特に、6重量%以下が好まし
い。爪用有機溶剤組成物全量中10重量%を超えると、
使用性改善効果が得られず、操作性が悪化する。下限
は、樹脂類の配合効果を充分に発揮させるためには、爪
用有機溶剤組成物全量中0.1重量%が好ましく、特
に、1重量%が好ましい。さらに、3重量%が好まし
い。
は充填剤を配合することもできる。可塑剤及び/又は充
填剤の配合により、爪塗膜のつや、はがれ具合等の化粧
持ちを向上することができる。
ネールエナメルに一般的に配合されるフタル酸エステル
系、クエン酸エステル系、二塩基酸エステル等の周知の
可塑剤を使用することができる。可塑剤の例を挙げれ
ば、例えば、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレー
ト、フタル酸ジ−(2−エチルヘキシル)、フタル酸ジ
イソオクチル、フタル酸ブチルエチルヘキシル、フタル
酸ジデシル、フタル酸エチルヘキシルデシル、イソフタ
ル酸ジ−(2−エチルヘキシル)、アジピン酸ジ−(2
−エチルヘキシル)、アジピン酸ジデシル、アジピン酸
ジブチル、セバシン酸ジブチル、セバシン酸ジオクチ
ル、クエン酸トリエチル、クエン酸トリブチル、クエン
酸アセチルトリエチル、クエン酸アセチルトリブチル等
である。これらの中から一種または二種以上が任意に選
択される。これらのうち、クエン酸トリエチル、クエン
酸トリブチル、クエン酸アセチルトリエチル及びクエン
酸アセチルトリブチル等のクエン酸エステルが好まし
く、クエン酸アセチルトリエチル、クエン酸アセチルト
リブチルが特に好ましい。
ネールエナメルに一般的に配合される得る周知の充填剤
を使用することができる。充填剤の例を挙げれば、例え
ば、シリカ、ケイソウ土、アルミナ、酸化チタン、酸化
亜鉛、酸化カルシウム、酸化マグネシウム等の酸化物、
水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミ
ニウム、板状水酸化アルミニウム、塩基性炭酸マグネシ
ウム等の水酸化物、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム、炭酸亜鉛、炭酸バリウム、ドーソナイト、ハイドロ
タルサイト等の炭酸塩、硫酸バリウム、板状硫酸バリウ
ム、硫酸カルシウム等の硫酸塩、ケイ酸マグネシウム、
ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸アルミニウ
ム、クレー、タルク、マイカ、モンモリロナイト、ベン
トナイト、活性白土、セリサイト等のケイ酸塩、リン酸
カルシウム等のリン酸塩、窒化ホウ素、窒化アルミニウ
ム、窒化ケイ素等の窒化物、木炭粉末等の炭素類、フッ
素アパタイト、ヒドロキシアパタイト等のアパタイト類
等の無機質充填剤、テフロン粉、パルプ、セルロース、
ナイロンパウダー、ポリエチレンパウダー等の有機質充
填剤である。これらの中から一種または二種以上が任意
に選択される。また、前記可塑剤と併用しても構わな
い。これらの充填剤のうち、シリカ、炭酸カルシウム、
板状硫酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸カルシ
ウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸アルミニウム、タルク、
マイカ、セリサイト、窒化ホウ素が特に好ましい。
有機溶剤組成物全量中0.05〜10重量%が好まし
い。配合量が0.05重量%未満では、化粧持ち等の効
果が得られない。一方、10重量%を超えて配合する
と、操作性が悪くなる。好ましい配合量は、爪用有機溶
剤組成物全量中0.1〜8重量%であり、特に好ましく
は1〜5重量%である。
を配合することもできる。エモリエント剤の配合によ
り、爪にエモリエント性を付与することができる。
料でエモリエント効果が発揮されるものであればいずれ
も配合することができ、特に限定されるものではない。
エモリエント剤の例を挙げれば、例えば、動物油脂、植
物油脂等の油脂、ロウ、炭化水素、エステル油等の油
分、植物抽出物等が挙げられる。以下にエモリエント剤
の具体的な例を挙げる。ホホバ油、米胚芽油、小麦胚芽
油、ヒマシ油、硬化ヒマシ油、マカデミアナッツ油、ヤ
シ油、硬化ヤシ油、ゴマ油、ツバキ油、茶実油、オリー
ブ油、グレープシードオイル、ピスタチオオイル、ヒマ
ワリ油、水添綿実油、綿実油、ローマカミツレ油、ラベ
ンダーオイル、紅花油、オレンジ油、ハッカ油、ローズ
マリー油、月見草油、セージ油、大豆油、カカオ脂、ア
ボガド油、硬化アボガドオイル、水添ホホバ油、植物性
スクワラン、トウモロコシ油、ナタネ油、アマニ油、落
花生油、コメヌカ油、パーム核油、モクロウ、モクロウ
核油、硬化油等の植物油脂、ミンク油、馬脂、牛脂、羊
脂、硬化牛脂、豚脂、牛骨脂、牛脚脂等の動物油脂、ミ
ツロウ、キャンデリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、
ベイベリーロウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、
ヌカロウ、ラノリン、カポックロウ、酢酸ラノリン、液
状ラノリン、サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロ
ピル、還元ラノリン、ジョジョバロウ、硬質ラノリン、
セラックロウ等のロウ類、流動パラフィン、オゾケライ
ト、スクワレン、プリスタン、パラフィン、セレシン、
ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水
素、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミ
リスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピ
ル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリス
チン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタ
ン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢
酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン
酸イソセチル、12−ヒドロキシステアリン酸コレステ
リル、ジ−2−エチルヘキシル酸エチレングリコール、
ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステ
アリン酸N−アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペ
ンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2
−へプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチル
ヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリ
ン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキ
サン酸ペンタエリスリトール、トリ−2−エチルヘキサ
ン酸グリセリン、セチル2−エチルヘキサノエート、2
−エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチン酸グリ
セリン、トリ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、
ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オレイル、
セトステアリルアルコール、アセトグリセライド、パル
ミチン酸2−ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソブ
チル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−2−オクチ
ルドデシルエーテル、アジピン酸ジ−2−ヘプチルウン
デシル、エチルラウレート、セバシン酸ジ−2−エチル
ヘキシル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、アジピン
酸2−ヘキシルデシル、セバシン酸ジイソプロピル、コ
ハク酸2−エチルヘキシル等のエステル油、キイチゴ、
十六夜バラ、カモミール、サボンソウ、ハトムギ、西洋
ノコギリ草、タイム、テンチャ、ヘチマ、ユキノシタ、
海藻、人参、ホワイトリリー、地黄等の植物の抽出物等
である。これらの中で、好ましいエモリエント剤として
は、動物油脂、植物油脂等の油脂、植物抽出物を挙げる
ことができる。特に、植物油脂、植物抽出物が好まし
い。これらのエモリエント剤は1種または2種以上を組
み合わせて用いることができる。
組成物全量中0.01〜20重量%が好ましい。配合量
が0.01重量%未満では、エモリエント性付与の効果
が得られない。一方、20重量%を超えて配合すると、
操作性が悪くなる。好ましい配合量は、爪用有機溶剤組
成物全量中0.05〜10重量%重量%である。さらに
好ましくは、0.1〜5重量%である。
の効果を損なわない程度に必要に応じて、香料、薬剤、
保湿剤、紫外線吸収剤、艶消剤、界面活性剤、金属石鹸
等の一般にネールエナメルに配合される原料を配合する
ことができる。
ナメル改質用有機溶剤組成物を一実施態様とし、ネール
エナメルのうすめ液を好ましい実施形態とする。前記ネ
ールエナメル改質用有機溶剤組成物の最も特徴的な改質
は質感又は色調である。
使用の結果、溶剤が揮発して使用性が悪くなったり、使
用できなくなったりしたネールエナメルに添加して使用
することにより、ネールエナメルを蘇生すると共に、新
たな質感、色調等の機能をネールエナメルに与えること
ができる。従って、新しい機能を持った、使用済のネー
ルエナメルのうすめ液として使用することができる。
量中0.5〜30重量%、樹脂類を爪用有機溶剤組成物
全量中0〜10重量%含有することを特徴とする爪用有
機溶剤組成物であるが、以下の実施態様を含むものであ
る。(1)有機溶剤を爪用有機溶剤組成物全量中70〜
99.5重量%及び着色剤を爪用有機溶剤組成物全量中
0.5〜30重量%からなる爪用有機溶剤組成物。
(2)有機溶剤を爪用有機溶剤組成物全量中60〜9
9.4重量%、着色剤を爪用有機溶剤組成物全量中0.
5〜30重量%及び樹脂類を爪用有機溶剤組成物全量中
0.1〜10重量%からなる爪用有機溶剤組成物。
(1)総炭素数が5以下の酢酸エステルを爪用有機溶剤
組成物全量中30〜99.5重量%含む有機溶剤を爪用
有機溶剤組成物全量中70〜99.5重量%及び着色剤
を爪用有機溶剤組成物全量中0.5〜30重量%からな
る爪用有機溶剤組成物。(2)総炭素数が5以下の酢酸
エステルを爪用有機溶剤組成物全量中30〜99.4重
量%含む有機溶剤を爪用有機溶剤組成物全量中60〜9
9.4重量%、着色剤を爪用有機溶剤組成物全量中0.
5〜30重量%及び樹脂類を爪用有機溶剤組成物全量中
0.1〜10重量%からなる爪用有機溶剤組成物であ
る。
示するならば、(1)総炭素数が5以下の酢酸エステル
を爪用有機溶剤組成物全量中30〜99.4重量%含む
有機溶剤を爪用有機溶剤組成物全量中30〜99.4重
量%、着色剤を爪用有機溶剤組成物全量中0.5〜30
重量%、樹脂類を爪用有機溶剤組成物全量中0.1〜1
0重量%、可塑剤及び/又は充填剤を爪用有機溶剤組成
物全量中0〜10重量%、エモリエント剤を爪用有機溶
剤組成物全量中0〜20重量%含有する爪用有機溶剤組
成物、(2)総炭素数が5以下の酢酸エステルを爪用有
機溶剤組成物全量中30〜96.94重量%含む有機溶
剤を爪用有機溶剤組成物全量中42〜96.94重量
%、着色剤を爪用有機溶剤組成物全量中2〜15重量
%、樹脂類を爪用有機溶剤組成物全量中1〜8重量%、
可塑剤及び/又は充填剤を爪用有機溶剤組成物全量中
0.05〜10重量%、エモリエント剤を爪用有機溶剤
組成物全量中0.01〜20重量%含有する爪用有機溶
剤組成物、(3)総炭素数が5以下の酢酸エステルを爪
用有機溶剤組成物全量中30〜92.85重量%含む有
機溶剤を爪用有機溶剤組成物全量中61〜92.85重
量%、着色剤を爪用有機溶剤組成物全量中4〜10重量
%、樹脂類を爪用有機溶剤組成物全量中3〜6重量%、
可塑剤及び/又は充填剤を爪用有機溶剤組成物全量中
0.1〜8重量%、エモリエント剤を爪用有機溶剤組成
物全量中0.05〜10重量%含有する爪用有機溶剤組
成物である。
に説明する。なお、配合量は重量%である。
各評価方法について説明する。
ネールエナメル100gを充填した後、15gの溶剤を
揮発させた。それを10名の専門パネルが各人の左手の
爪に塗布した。次いで、前記溶剤を揮発させた標準ネー
ルエナメルに各試料15gを添加し、再度同じ10名の
専門パネルが各人の右手の爪に塗布した。各試料添加前
後の使用性を比較し、使用性改善効果を評価した。評価
は10名の合議で行った。 (評価基準) ◎:改善効果が大きい。 ○:改善効果がやや大きい。 △:改善効果がやや小さい。 ×:改善効果がない。
試料添加後のネールエナメルを、10名の専門パネルが
各人の爪に塗布する際の操作性を評価した。評価は10
名の合議で行った。 (評価基準) ◎:操作しやすい。 ○:操作ややしやすい。 △:やや操作しにくい。 ×:操作しにくい。
と同様にして、各試料添加前後の質感の変化を視感で評
価した。評価は10名の合議で行った。 (評価基準) ◎:変化が大きい。 ○:変化がやや大きい。 △:変化がやや小さい。 ×:変化が小さい。
と同様にして、各試料添加前後の色調の変化を視感で評
価した。評価は10名の合議で行った。 (評価基準) ◎:変化が大きい。 ○:変化がやや大きい。 △:変化がやや小さい。 ×:変化が小さい。
にして、各試料添加前後の速乾性を比較し、速乾性を評
価した。評価は10名の合議で行った。 (評価基準) ◎:乾燥時間が短くなった。 ○:乾燥時間がやや短くなった。 △:乾燥時間の変化が小さい。 ×:乾燥時間の変化がない。
れぞれにつき上記評価方法により、使用性改善効果、操
作性、質感変化効果、色調変化効果、速乾性を評価し
た。結果を表1、2に示す。
を添加して撹拌分散して爪用有機溶剤組成物を得た。な
お、ニトロセルロース配合のものは、溶剤にニトロセル
ロースを添加し攪拌溶解した後、それにパール剤、ラメ
材又は顔料を添加して撹拌分散して爪用有機溶剤組成物
を得た。
1〜12は、使用性改善効果、操作性、質感変化効果、
色調変化効果、速乾性のいずれも優れていることが分か
る。
1、3及び5は、質感変化効果、色調変化効果に劣り、
また、配合量が多い比較例2、4及び6は、操作性に劣
ることが分かる。さらに、樹脂類を多量に配合すると、
使用性改善効果、操作性に問題が起こってくることが分
かる。
うすめ液を得た。評価は、6gの標準ネールエナメルを
1/2になるまで使用して、0.5gの試料を添加した
以外は前記と同様にして行った。いずれも、使用性改善
効果、操作性、質感変化効果、色調変化効果、速乾性に
優れていた。
使用性改善効果、操作性、質感変化効果、色調変化効果
に優れるネールエナメルをうすめる爪用有機溶剤組成物
が得られる。また、有機溶剤として、総炭素数が5以下
の酢酸エステルを爪用有機溶剤組成物全量中30重量%
以上含んだものを使用すれば、速乾性に優れるネールエ
ナメルをうすめる爪用有機溶剤組成物が得られる。
Claims (12)
- 【請求項1】 着色剤を爪用有機溶剤組成物全量中0.
5〜30重量%、樹脂類を爪用有機溶剤組成物全量中0
〜10重量%含有することを特徴とする爪用有機溶剤組
成物。 - 【請求項2】 有機溶剤及び着色剤からなる請求項1記
載の爪用有機溶剤組成物。 - 【請求項3】 樹脂類の含有量が爪用有機溶剤組成物全
量中0.1〜10重量%であることを特徴とする請求項
1記載の爪用有機溶剤組成物。 - 【請求項4】 有機溶剤、着色剤及び樹脂類からなる請
求項3記載の爪用有機溶剤組成物。 - 【請求項5】 25℃の粘度が2〜100mPa・sである
請求項1乃至4のいずれか一項に記載の爪用有機溶剤組
成物。 - 【請求項6】 有機溶剤が、総炭素数が5以下の酢酸エ
ステルを爪用有機溶剤組成物全量中30重量%以上含む
ものである請求項1乃至5のいずれか一項に記載の爪用
有機溶剤組成物。 - 【請求項7】 着色剤がラメ剤及び/又はパール剤であ
る請求項1乃至6のいずれか一項に記載の爪用有機溶剤
組成物。 - 【請求項8】 樹脂類がニトロセルロースである請求項
3乃至7のいずれか一項に記載の爪用有機溶剤組成物。 - 【請求項9】 爪用有機溶剤組成物が、ネールエナメル
改質用有機溶剤組成物である請求項1乃至8のいずれか
一項に記載の爪用有機溶剤組成物。 - 【請求項10】 ネールエナメル改質用有機溶剤組成物
が、ネールエナメル質感改質用有機溶剤組成物である請
求項9記載の爪用有機溶剤組成物。 - 【請求項11】 ネールエナメル改質用有機溶剤組成物
が、ネールエナメル色調改質用有機溶剤組成物である請
求項9記載の爪用有機溶剤組成物。 - 【請求項12】 爪用有機溶剤組成物が、ネールエナメ
ルうすめ液である請求項1乃至11のいずれか一項に記
載の爪用有機溶剤組成物。
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