JP2000272696A - 生ビール樽用フィッティング - Google Patents

生ビール樽用フィッティング

Info

Publication number
JP2000272696A
JP2000272696A JP11077372A JP7737299A JP2000272696A JP 2000272696 A JP2000272696 A JP 2000272696A JP 11077372 A JP11077372 A JP 11077372A JP 7737299 A JP7737299 A JP 7737299A JP 2000272696 A JP2000272696 A JP 2000272696A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stopper
bush
draft beer
fitting
beer barrel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11077372A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Kato
康夫 加藤
Tadahiro Ogawa
忠裕 小川
Kazuyoshi Takahashi
一善 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NAS Toa Co Ltd
Original Assignee
NAS Toa Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NAS Toa Co Ltd filed Critical NAS Toa Co Ltd
Priority to JP11077372A priority Critical patent/JP2000272696A/ja
Publication of JP2000272696A publication Critical patent/JP2000272696A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Dispensing Beverages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィッテングを口金から外す際の安全性の向
上を図る。 【解決手段】 板ばね材から成るストッパ22は立ち上
がり部26の上部に第1と第2のストッパ部28と29
を連設する。ストッパ22を弁体20と一体に移動可能
に設け、第1、第2のストッパ部28、29をブッシュ
5の穴38から突出させる。弁体20、ストッパ22等
を下降させ、生ビール樽本体1を開放して生ビール樽本
体1内の残圧を抜くとともに、第1、第2のストッパ部
28、29を弾性変形によりブッシュ5内に収め、抜け
止め状態を解除し、ブッシュ5等を回転させ、ねじ8、
9を緩めて口金4から外す。ブッシュ5等を口金4から
強制的に外そうとすると、第1のストッパ部28を口金
4の内端面に当接させ、第2のストッパ部29により金
属の圧縮方向でバックアップし、生ビール樽本体1内の
残圧による飛び出しを規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フラットタイプの
生ビール樽用フィッティング、特に、その飛び出し防止
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、生ビールを抽出していない状態で
ダウンチューブの蓋部の上面、弁体の上面をブッシュの
上面とほぼ同一平面になるようにし、塵や注出時に漏れ
た生ビールなどが溜まらないようにして清潔に保つこと
ができるようにしたフラットタイプの生ビール樽用フィ
ッティングが提供されている。この従来のフラットタイ
プの生ビール樽用フィッティングは、口金にディスペン
サを装着して生ビールを注出する際に、弁体を圧縮ばね
の弾性に抗して下降させてブッシュの弁座から離隔さ
せ、弁体とブッシュの間から生ビール樽本体内にガスを
送り込むことにより、生ビール樽本体内の生ビールを加
圧して生ビールをダウンチューブの内側に通し、その上
端部の開口部から外部へ送り出すように構成されてい
る。
【0003】そして、生ビール樽本体およびフィッティ
ングの洗浄、補修等を行う際には、フィッティングの弁
体を圧縮ばねの弾性に抗して下降させ、生ビール樽本体
を外部に開放し、生ビール樽本体内の残圧を抜いて安全
性を図った後、フィッティングを生ビール樽本体の口金
から外す必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例の構成では、生ビール樽本体内の残圧を抜かなくて
もフィッティングを口金から外すことができるため、生
ビール樽本体およびフィッティングの洗浄、補修等に際
し、弁体の押圧操作を行うことなく、フィッティングを
口金から外すと、生ビール樽本体内の残圧があった場合
には、フィッティングを口金から外す終端部で、フィッ
ティングが残圧により口金から勢いよく飛び出し、人身
事故につながるおそれがあり、危険である。
【0005】本発明は、上記のような従来の問題を解決
するものであり、弁体を押圧して生ビール樽本体内を外
部に対して開放し、生ビール樽本体内の残圧を抜いた後
でなければ、生ビール樽本体の口金から外すことができ
ないようにし、したがって、常に安全に取り外すことが
できて安全性の向上を図ることができるようにしたフラ
ットタイプの生ビール樽用フィッティングを提供するこ
とを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の生ビール樽用フィッティングは、生ビール樽
本体の口金に取外し可能に螺合され、上端部内側に弁座
を有し、スカート部に開放部を有するブッシュと、この
ブッシュの内側に設けられ、上端が閉塞され、上端部の
外周部に開口部を有するダウンチューブと、このダウン
チューブの外側に固定され、このダウンチューブを上記
ブッシュに固定関係に保持するリテイニングディスク
と、上記ブッシュおよび上記ダウンチューブの上端部間
で昇降可能に設けられ、上昇位置で上記ブッシュの弁座
に当接されて上記ダウンチューブの開口部を外部に対し
て閉塞し、下降位置で上記ブッシュの弁座から離隔され
て上記ダウンチューブの開口部を外部に対して開放する
弁体と、この弁体を上昇位置に付勢するばねと、上記弁
体と共に移動し得るように設けられ、上記開放部から突
出し得るストッパ部を有する金属製のストッパとを備
え、上記ストッパは、少なくとも上記生ビール樽本体内
の残圧の抜き取り時における上記弁体の下降位置で、上
記ストッパ部が上記ブッシュの開放部の下縁部で押圧さ
れることによる弾性変形により上記ブッシュ側に後退さ
れ、上記弁体の上昇位置で、反撥弾性により上記ストッ
パ部が上記ブッシュの開放部から外方へ抜け止め状態に
突出され、上記ストッパ部の抜け止め状態における上記
ブッシュの回転による上記口金からの離脱時に、上記ス
トッパ部が上記口金の内端面、若しくは上記生ビール樽
本体の上鏡の内側面に係合されることにより、ブッシュ
等を飛び出し規制するように構成されたものである。
【0007】そして、上記構成において、弁体をストッ
パと共に生ビール注出位置に下降させる際に、上記スト
ッパのストッパ部を弾性変形しないように構成するのが
好ましく、また、弁体およびストッパの上昇位置で、上
記ストッパのストッパ部先端と口金の内端面との鉛直方
向の距離がブッシュの上記口金に対する螺合部の鉛直方
向の長さよりも長くなるように設定するのが好ましい。
【0008】ストッパとしては、下垂部と立ち上がり部
とを折り返し部を介して間隔を有するように連設し、第
1のストッパ部を上記立ち上がり部に折り曲げ部により
先端側に至るに従い、次第に口金側に接近するように傾
斜させて連設し、第2のストッパ部を上記立ち上がり部
に上記第1のストッパ部の下側で直角方向に連設し、上
記第1のストッパ部を口金の内端面、若しくは生ビール
樽本体の上鏡の内側面に係合してブッシュ等の飛び出し
を規制する際、上記第1のストッパ部を上記第2のスト
ッパ部により金属の圧縮方向でバックアップするように
構成することができる。
【0009】ブッシュの開放部が、ストッパの第1のス
トッパ部に対応する幅広部と、ストッパの第2のストッ
パ部に対応し、上記幅広部より深く形成された幅狭の溝
状部とを有し、弁体および上記ストッパの下降時に上記
第1および第2のストッパ部の少なくとも一方が上記開
放部における自身の対応する下縁部で押圧されることに
より、上記ストッパが上記第1および第2のストッパ部
を上記ブッシュ側に後退するように弾性変形させるよう
に構成することができる。
【0010】第2のストッパ部の突出長さを第1のスト
ッパ部の突出長さより短くなるように構成し、また、生
ビール樽本体の残圧抜き取りに伴う弁体およびストッパ
の下降時に上記ストッパの内端部側がリテイニングディ
スクの上方に収められるように構成し、また、ブッシュ
が上端部にフランジ部を有し、このフランジ部を口金の
上端外方へ突出するように形成し、上記フランジ部の外
周部に、生ビール樽本体内の残圧抜き取り時に弁体をば
ねの弾性に抗して押圧する治具と一体に回転し得るよう
に係合する係合部を形成するのが好ましい。また、スト
ッパを板ばね材により形成するのが好ましい。
【0011】上記のように構成された本発明によれば、
弁体をストッパと共にばねの弾性に抗して後退させ、生
ビール樽本体を開放して生ビール樽本体内の残圧を抜く
とともに、ストッパの弾性変形によりそのストッパ部を
ブッシュ側に後退させて抜け止め状態を解除し、この解
除状態でブッシュ等のフィッティングを一体的に回転さ
せ、生ビール樽本体の口金から外すことができる。ま
た、弁体の開放操作を行わないで生ビール樽本体内の残
圧を抜くことなくブッシュを強制的に回転させ、ブッシ
ュ等のフィッティングを生ビール樽本体から取り出そう
としても、ストッパのストッパ部が口金の内端面、若し
くは生ビール樽本体の上鏡の内側面に係合するので、ブ
ッシュ等のフィッティングが口金から飛び出すのを規制
することができる。このように弁体等を押圧して生ビー
ル樽本体の開放操作を行わなければストッパのストッパ
部をブッシュ側へ後退させてフィッティングの口金から
の抜け止め状態を解除することができないので、フィッ
ティングの取外し時には生ビール樽本体内の残圧を確実
に抜くことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1ないし図11は本
発明の一実施形態に係る生ビール樽用フィッティングを
示し、図1はダウンチューブの開口部を閉塞した状態の
断面図、図2、図3はそれぞれ同状態の平面図、一部側
面図、図4は生ビールの注出に際し、ディスペンサを取
付けた状態の断面図、図5は生ビール注出時の断面図、
図6は生ビール注出時の一部側面図、図7はフィッティ
ングの取り外しに際し、治具を取付けた状態の断面図、
図8はフィッティングの取り外しに際し、ガス抜きする
状態の断面図、図9はガス抜き時の一部側面図、図10
はフィッティングの飛び出し規制状態の断面図、図11
は同状態の一部側面図である。
【0013】図1ないし図3に示すように、ステンレス
等の金属から成る生ビール樽本体1の上鏡2の中央部に
穴3が形成され、この穴3の縁に口金4の基部が溶接に
より固定されている。ブッシュ5はステンレス等の金属
製で、本体部6とスカート部7とから成り、本体部6の
下端周縁部にスカート部7の上端周縁部が溶接されてい
る。ブッシュ5は口金4および生ビール樽本体1内の上
部に挿入され、口金4の上部内周に形成された雌ねじ8
にブッシュ5の本体部6の外周に形成された雄ねじ9が
取外し可能に螺合されている。口金4の上端面とブッシ
ュ5の上端のフランジ部10との間にパッキン11が介
在されてシールされるとともに、口金4の基部内周に形
成された環状の突出部12とブッシュ5の中間部外周に
形成された環状の段部13との間にシールリング14が
介在されてシールされている。ブッシュ5内にはダウン
チューブ15の上部が挿入され、ダウンチューブ15は
その下端が生ビール樽本体1の底部付近に位置されてい
る。ダウンチューブ15はステンレス等の金属製で、上
端が蓋部16により閉塞され、上端部にフランジ部17
を有し、上端部には蓋部16の下側に位置して開口部1
8が周上、複数箇所に形成されている。ダウンチューブ
15の上端部外周にはシリコンゴム等から成る弁体20
が緊密に、かつ軸方向に移動可能に嵌合されている。弁
体20の下側にはステンレス等の金属から成るリング状
の受け具21が一体的に設けられている。
【0014】ストッパ22はステンレス等の板ばね材か
ら成り、リング状部23に下垂部24の上端部(基端
部)が連設され、下垂部24の下端部に折り返し部25
を介して立ち上がり部26が下垂部24とに間隔を有す
るように連設され、立ち上がり部26の上端部に折り曲
げ部27を介して第1のストッパ部28が連設されてい
る。この第1のストッパ部28は下垂部24および立ち
上がり部26と同様の幅で、折り曲げ部27から先端側
に至るに従い、次第に下垂部24から離隔し、かつ口金
4側に接近するように傾斜されている。立ち上がり部2
6の上部両側には第1のストッパ部28の下側に位置し
て第2のストッパ部29が直角方向に突設されている。
この第2のストッパ部29はその上面29aが第1のス
トッパ部28の両側下面と狭い間隔で対向するように傾
斜され、下縁29bが基端から先端側に至るに従い、次
第に幅狭となるように傾斜した直線状に形成され、先端
部が第1のストッパ部28よりブッシュ5側に後退され
ている。すなわち、第2のストッパ部29の突出長さが
第1のストッパ部28の突出長さよりも短くなるように
設定されている。
【0015】ストッパ22はその基部のリング状部23
が受け具21における中間部の段部から下方へ突出され
た筒状下垂部の外周に嵌合され、リング状部23が受け
具21の中間段部の下面に当接されている。ダウンチュ
ーブ15の外周にはブッシュ5の下部に位置してステン
レス等の金属から成るリテイニングディスク30が嵌合
され、ダウンチューブ15におけるリテイニングディス
ク30の上側と下側の両側外周部に突出部31、32が
形成され、ダウンチューブ15の突出部31、32間が
リテイニングディスク30の内周縁部に圧設されること
により、リテイニングディスク30がダウンチューブ1
5に固定されている。リテイニングディスク30はその
外周部に1箇所以上、上方へ突出するように形成された
係止部33がブッシュ5の下端部に形成された係止溝3
4にその一側の下方への開放部35から係止されて一体
に回転し得るようになっている。なお、リテイニングデ
ィスク30はダウンチューブ15に溶接により固定され
る場合もある。
【0016】ストッパ22のリング状部23とリテイニ
ングディスク30との間にはダウンチューブ15の外周
においてリテイニングディスク30の係止部33におけ
る起立部の内側で位置規制されるように圧縮ばね36が
介在され、この圧縮ばね36の弾性によりストッパ2
2、ダウンチューブ15および弁体20が一体に上方へ
付勢されている。これにより弁体20の上部内周段部が
ダウンチューブ15の上端のフランジ部17に圧接状態
で係合されるとともに、上部外周段部がブッシュ5の上
端内周に突設された弁座37に圧接状態で当接され、ダ
ウンチューブ15の開口部18が外部に対して閉塞され
ている。この閉塞状態においてダウンチューブ15の蓋
部16の上面、弁体20の上面がブッシュ5の上面とほ
ぼ同一平面となるフラットタイプとして構成されてい
る。これとともに、ストッパ22の第1ストッパ部28
および第2のストッパ部29がブッシュ5の下部(内
方)に形成された開放部としての穴38から外方へ突出
され、口金4からの抜け止め状態(ロック状態)となっ
ている。そして、第1のストッパ部28は穴38の幅広
部に対応され、第2のストッパ部29は幅広部の両側下
部より狭い幅で深く形成された溝状部に対応されてい
る。ブッシュ5におけるフランジ部10の外周複数箇所
(図示例では3箇所)には円周の一部が弦状に切除され
て係合部39が形成され、フィッティング40の回転操
作に利用されるようになっている。
【0017】上記構成のフィッティング40において、
第1のストッパ部28および第2のストッパ部29が穴
38から斜め上方へ突出した非動作状態において、第1
のストッパ部28の先端と口金4の内端面との鉛直方向
の距離は口金4の雌ねじ8とブッシュ5の雄ねじ9の螺
合長さよりも長くなるように設定されている。したがっ
て、フィッティング40を口金4の上方から生ビール樽
本体1内に挿入する際、第2のストッパ部29および第
1のストッパ部28が折り返し部25の弾性変形により
口金4の内側面に圧接するが、ブッシュ5の雄ねじ9を
口金4の雌ねじ8に螺合する際には第2のストッパ部2
9および第1のストッパ部28は口金4を通過している
ので、ストッパ22に変形等の損傷を与えるおそれがな
く、組立作業を容易に行うことができる。
【0018】そして、弁体20が上方から押圧されて弁
体20およびストッパ22が圧縮ばね36の弾性に抗し
て下降することにより、弁体20が弁座37から離隔
し、ダウンチューブ15の開口部18およびブッシュ5
が生ビール樽本体1の外部に対して開放される。このと
き、後述する生ビールの注出(注入)時においては、ス
トッパ22の第1、第2のストッパ部28、29の基部
側下縁が穴38における中央部の浅い下縁38a、溝状
部の深い下縁38bと非接触状態が保持されるように設
定されている(図5参照)。なお、第1と第2のストッ
パ部28と29の下縁が穴38の中央部下縁38aと溝
状部下縁38bに弾性変形しない程度で接触したり、多
少弾性変形するように押圧されるのは差支えない。
【0019】また、生ビール樽本体1内の残圧を抜き取
り、ブッシュ5等を口金4から取り外す際に、まず、第
1のストッパ部28の基部側下面が穴38の中央部下縁
38aにより押され、弾性変形により第1のストッパ部
28および第2のストッパ部29がブッシュ5内に収め
られる状態に後退されるようになっている(図8参
照)。このとき、ストッパ22は、まず、折り返し部2
5が変位し、続いて折り曲げ部27が変位し、変位箇所
が二箇所に分散されている。そして、このようにストッ
パ22の変位箇所が分散されることにより、ばね性の劣
化が防止されるので、ストッパ22、穴38等の厳格な
加工、組立精度を不要とすることができることになる。
【0020】上記のように第1のストッパ部28のみを
穴38の中央部下縁38aにより押すようにするか、若
しくは第1のストッパ部28を中央部下縁38aにより
押し、最終段で第2のストッパ部29も溝状部の下縁3
8bにより押し、あるいは下縁38bに当接するように
し、すなわち、実質的に第1のストッパ部28を穴38
の中央部下縁38aにより押すようにすれば、第1のス
トッパ部28が弾性変形しやすいので、操作が容易にな
り、ストッパ22のばね性の劣化も生じにくいが、第2
のストッパ部29の下縁29bを溝状部の下縁38bに
より押すようにしてもよく、第1と第2のストッパ部2
8と29の両方を中央部下縁38aと溝状部下縁38b
で押すようにしてもよい。また、生ビール樽本体1内の
残圧抜き取りに伴う弁体20およびストッパ22の最下
降位置においてもストッパ22の内端部である折り返し
部25がリテイニングディスク30の上方に収められ、
リテイニングディスク30に切欠等を形成する必要がな
く、製作、組立てが容易に行われるようになっている。
また、ストッパ22が弾性変形して圧縮ばね36が側方
から押圧されても、圧縮ばね36はリテイニングディス
ク30の係止部33の起立部により位置規制されている
ので、ずれたりするおそれはない。
【0021】上記構成のフィッティング40における弁
体20の下降操作とブッシュ5の回転操作に用いる治具
41は、図7、図8に示すように、本体部42の先端に
ブッシュ5のフランジ部10を一体に回転し得る係合状
態で抱持するアダプタ43が一体的に設けられ、本体部
42とアダプタ43の中央部に弁体20を押圧するため
の筒状押圧部44が軸方向に摺動可能に支持されてい
る。本体部42の基部両側には支持部45が突設され、
支持部45間に軸46が取付けられている。軸46上に
は円柱状の操作部47が偏心位置で回転可能に嵌合さ
れ、操作部47は押圧部44の頂板48上に接触されて
いる。押圧部44にはハンドル49の基部が一体的に設
けられている。そして、ハンドル49の操作により操作
部47を軸46に対して偏心回転させることにより、押
圧部44を下降させ、上記のように弁体20およびスト
ッパ22を圧縮ばね36の弾性に抗してガス抜き位置に
下降させることができ、また、押圧部44の押圧力を解
放して弁体20、ストッパ22および押圧部44を圧縮
ばね36の反撥力により閉塞位置に上昇させることがで
きるようになっている。
【0022】以上の構成において、以下、その動作につ
いて説明する。まず、生ビールの注出動作について説明
すると、図4に示すように、ブッシュ5のフランジ部1
0にディスペンサ50のアダプタ51を装着し、筒状の
押圧部52を下降させて弁体20を押圧し、図5、図6
に示すように、弁体20およびストッパ22を圧縮ばね
36の弾性に抗して下降させる。これに伴い、弁体20
がブッシュ5の弁座37から離隔してダウンチューブ1
5の開口部18およびブッシュ5をディスペンサ50に
対して開放する。そして、ディスペンサ50における押
圧部52の外周部の流路53からブッシュ5の内側とダ
ウンチューブ15の外側との間を通って生ビール樽本体
1内にガスを送り込むことにより、生ビール樽本体1内
の生ビールをダウンチューブ15の内側に通し、開口部
18からディスペンサ50の押圧部52の内側に通して
外部へ注出することができる。
【0023】生ビールの注出後、ディスペンサを50の
押圧部52を図4に示すように上昇させ、弁体20の押
圧状態を解放する。これにより、弁体20およびストッ
パ22を圧縮ばね36の復元弾性により上昇させ、弁体
20をブッシュ5の弁座37に当接させてダウンチュー
ブ15の開口部18およびブッシュ5をディスペンサ5
0に対して閉塞し、生ビールの注出に待機させることが
できる。なお、上記注出時と同様にして生ビールを生ビ
ール樽本体1内に注入することができるが、生ビールの
注入に際し、生ビール樽本体1を倒立させる場合もあ
る。
【0024】上記生ビールの注出に際し、ストッパ22
の第1のストッパ部28の下面がブッシュ5の穴38の
中央部下縁38aに接触しないか、若しくは単に接触
し、また、第2のストッパ部22の外縁部29bが穴3
8の溝状部の下縁38bに接触しないか、若しくは単に
接触するようにしてストッパ22の弾性変形を防止する
ことにより、頻繁に動作させる生ビールの注出時にスト
ッパ22の変形をなくし、若しくは少なく抑制し、ばね
性の劣化を防止して耐久性を向上させることができる。
仮に、弁体20、ストッパ22を圧縮ばね36の弾性に
抗して上記より多少長いストロークで下降させたとして
も第2のストッパ部29の下縁29bが穴38の溝状部
の下縁38bに当接するよりも前に第1のストッパ部2
8の下面が穴38の中央部下縁38aに当接するように
すれば、ストッパ22の弾性変形、弾性復元は容易に行
われる。そして、ストッパ22は上記のように折り返し
部25と折り曲げ部27の2箇所に変位を分散している
ので、ばね性の劣化を防止して長期間に亘って確実な抜
け止め状態を得ることができる。
【0025】次に、フィッティング40の取外し動作に
ついて説明する。まず、図7に示すように、治具41の
アダプタ43をブッシュ5のフランジ部10に係合状態
で装着するとともに、押圧部44の下端を弁体20上に
載せる。そして、ハンドル49を図8に示すように倒す
ことにより、操作部47を偏心回転させて押圧部44を
下降させ、弁体20およびストッパ22等を圧縮ばね3
6の弾性に抗し、上記生ビール注出時よりも深く(長い
ストロークで)一体に下降させる。これに伴い、弁体2
0がブッシュ5の弁座37から離隔してダウンチューブ
15の開口部18およびブッシュ5を開放させ、生ビー
ル樽本体1内の残圧を開放部から生ビール樽本体1と治
具41との隙間、治具41の隙間を利用して外部に抜く
ことができる。これとともに、ストッパ22の第1のス
トッパ部28の下面をブッシュ5の穴38の中央部下縁
38aにより押圧し(第2のストッパ部29の下縁29
bを溝状部の下縁38bにより押圧し、あるいは下縁3
8bに単に当接することもある。)、ストッパ22の折
り返し部25と折り曲げ部27の変位による弾性変形
(撓み)により第1、第2のストッパ部28、29を図
8、図9に示すように、ブッシュ5内に圧接状態で収め
るように後退させて抜け止め状態(ロック状態)を解除
することができる。このとき、上記第2のストッパ部2
9の突出長さが第1のストッパ部28の突出長さよりも
短くなるように設定しているので、ストッパ22の変形
量を少なくしてフィッティング40の抜け止め状態を解
除するように後退させることができ、したがって、ブッ
シュ5内のスペースが狭くても確実に抜け止め状態を解
除するように後退させることができる。
【0026】上記解除状態を保ち、治具41の回転操作
を行うことにより、その係合部とブッシュ5の係合部3
9を介してブッシュ5に回転力を加えることができる。
そして、ブッシュ5とリテイニングディスク30が係止
状態であるので、ブッシュ5、リテイニングディスク3
0およびダウンチューブ15を一体的に回転させること
ができるとともに、リテイニングディスク30と弁体2
0の受け具21との間の圧縮ばね36が圧縮状態である
ので、その摩擦抵抗により弁体20等もリテイニングデ
ィスク30等と一体的に回転させることができ、したが
って、ねじ8、9を緩めてフィッティング40を口金4
から外すことができる。このとき、上記のように生ビー
ル樽本体1内の残圧は外部に抜けているので、フィッテ
ィング40を口金4から安全に外すことができる。した
がって、生ビール樽本体1およびフィッティング40の
洗浄、補修等を行うことができる。
【0027】フィッティング40の取外し前において
は、上記のようにストッパ22の第1、第2のストッパ
部28、29がブッシュ5の穴38から外方へ抜け止め
状態に突出している(図1参照)。したがって、この状
態で弁体20の開放操作を行うことなく、図10、図1
1に示すように、ブッシュ5等を口金4に対してねじ
8、9が緩む方向へ回転させてブッシュ5のねじ9を口
金4のねじ8から離脱しても第1のストッパ部28が口
金4の内端面(若しくは上鏡2の内側面)に係合し、第
1のストッパ部28が水平方向に少し倒れるように変形
されると、その両側下面が第2のストッパ部29の上面
29aに当接し、第2のストッパ部29により金属の圧
縮方向でバックアップされ、座屈が規制されることによ
り、それ以上、第1、第2のストッパ部28、29が変
形するのを防止され、ストッパ部28の口金4の内端面
に対する係合状態が保持される。生ビール樽本体1内の
残圧が高く、フィッティング40が強く加圧されても、
ブッシュ5等は圧縮ばね36の圧縮状態で更に少し外方
へ突出するが、ブッシュ5の穴38の溝状部下縁38b
が第2のストッパ部29の下縁29bに係合すると、そ
れ以上の外方への突出が阻止される。したがって、フィ
ッティング40が口金4からそれ以上飛び出すのを確実
に規制することができる。
【0028】なお、上記実施形態においては、組立作業
を容易に行うことができるように、生ビール樽本体1内
の残圧を抜くことなくブッシュ5を回転させてフィッテ
ィング40を取り外そうとした場合、ブッシュ5が口金
4から離脱した後にストッパ22の第1のストッパ部2
8を口金4の内端面(若しくは上鏡2の内側面)に当接
させてフィッティング40が生ビール樽本体1内の残圧
により飛び出さないように規制しているが、ブッシュ5
の雄ねじ9が口金4の雌ねじ8から離脱する前に、スト
ッパ22の第1のストッパ部28を口金4の内端面(若
しくは上鏡2の内側面)に当接させてフィッティング4
0が生ビール樽本体1内の残圧により飛び出さないよう
に規制してもよい。また、ストッパ22は、リング状部
23に連設された下垂部24に第1のストッパ部と第2
のストッパ部を突設してもよい。また、第2のストッパ
部29は下垂部等の中央部等に溶接等により一体的に設
け、穴38の溝状部を幅広部の中央部等から深く形成す
ることもできる。更に、ストッパ部はいずれか一方のみ
でもよい。本発明は、このほか、その基本的技術思想を
逸脱しない範囲で種々設計変更することができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、弁
体をストッパと共にばねの弾性に抗して後退させ、生ビ
ール樽本体を開放して生ビール樽本体内の残圧を抜くと
ともに、ストッパの弾性変形によりそのストッパ部をブ
ッシュ側に後退させて抜け止め状態を解除し、この解除
状態でブッシュ等のフィッティングを一体的に回転さ
せ、生ビール樽本体の口金から外すことができる。ま
た、弁体の開放操作を行わないで生ビール樽本体内の残
圧を抜くことなくブッシュを強制的に回転させ、ブッシ
ュ等のフィッティングを生ビール樽本体から取り出そう
としても、ストッパのストッパ部が口金の内端面、若し
くは生ビール樽本体の上鏡の内側面に係合するので、ブ
ッシュ等のフィッティングが口金から飛び出すのを規制
することができる。このように弁体等を押圧して生ビー
ル樽本体内の残圧を抜かなければストッパのストッパ部
をブッシュ側へ後退させてフィッティングの口金からの
抜け止め状態を解除することができないので、フィッテ
ィングの取外し時には生ビール樽本体内の残圧を確実に
抜くことができる。したがって、常に安全に取外すこと
ができるようにして安全性の向上を図ることができる。
【0030】また、弁体がストッパと共に生ビール注出
位置に下降される際に、上記ストッパのストッパ部が弾
性変形しないように構成することにより、ストッパの長
寿命化による経済性の向上を図ることができる。
【0031】また、弁体およびストッパの上昇位置で、
上記ストッパのストッパ部先端と口金の内端面との鉛直
方向の距離がブッシュの上記口金に対する螺合部の鉛直
方向の長さよりも長くなるように設定することにより、
フィッティングを生ビール樽本体内に組み込む際、ブッ
シュの口金に対する螺合開始時にストッパのストッパ部
が口金を通過しているので、組み込み作業を簡単に行う
ことができる。
【0032】また、ストッパは、下垂部と立ち上がり部
が折り返し部を介して間隔を有するように連設され、第
1のストッパ部が上記立ち上がり部に折り曲げ部により
先端側に至るに従い、次第に口金側に接近するように傾
斜されて連設され、第2のストッパ部が上記立ち上がり
部に上記第1のストッパ部の下側で直角方向に連設さ
れ、上記第1のストッパ部が口金の内端面、若しくは生
ビール樽本体の上鏡の内側面に係合してブッシュ等の飛
び出しを規制する際、上記第1のストッパ部を上記第2
のストッパ部により金属の圧縮方向でバックアップする
ように構成されることにより、ストッパが変形と復元を
繰り返しても折り返し部および立ち上がり部と第1のス
トッパ部との折り曲げ部の2箇所で変位し、変位箇所を
分散することができるので、ばね性の劣化を防止して長
寿命化による経済性の向上を図ることができるととも
に、厳格な加工および組立精度を不要とすることができ
て低コスト化を図ることができ、しかも、フィッティン
グが口金から飛び出すのを一層確実に防止することがで
きる。
【0033】また、ブッシュの開放部が、ストッパの第
1のストッパ部に対応する幅広部と、ストッパの第2の
ストッパ部に対応し、上記幅広部より深く形成された幅
狭の溝状部とを有し、弁体および上記ストッパの下降時
に上記第1および第2のストッパ部の少なくとも一方が
上記開放部における自身の対応する下縁で押圧されるこ
とにより、上記ストッパが上記第1および第2のストッ
パを上記ブッシュ側に後退するように弾性変形されるよ
うに構成することにより、第1のストッパ部が弾性変形
しやすいので、操作が容易となり、ストッパのばね性も
劣化しにくく、耐久性を向上させることができる。
【0034】また、第2のストッパ部の突出長さが第1
のストッパ部の突出長さより短くなるように構成するこ
とにより、ストッパの変形量を少なくしてフィッティン
グの抜け止め状態を解除するように後退させることがで
き、したがって、ブッシュ内のスペースが狭くても確実
に抜け止め状態を解除するように後退させることがで
き、しかも、ストッパ等の下降ストロークも短くて済
み、操作性を向上させることができる。
【0035】また、ストッパの内端部側がリテイニング
ディスクの内方に収められるように形成することによ
り、リテイニングディスクに切欠等を形成する必要がな
く、製作および組立てを容易に行うことができる。
【0036】また、ストッパを板ばね材により形成する
ことにより、変形、復元が容易となり、更に一層長寿命
化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る生ビール樽用フィッ
ティングを示し、ダウンチューブの開口部を閉塞した状
態の断面図である。
【図2】同フィッティングを示し、図1の状態の平面図
である。
【図3】同フィッティングを示し、図1の状態の一部側
面図である。
【図4】同フィッティングを示し、生ビールの注出に際
し、ブッシュにディスペンサを取付けた状態の断面図で
ある。
【図5】同フィッティングを示し、生ビール注出時の状
態の断面図である。
【図6】同フィッティングを示し、図5の状態の一部側
面図である。
【図7】同フィッティングを示し、フィッティングの取
り外しに際し、ブッシュに治具を取付けた状態の断面図
である。
【図8】同フィッティングを示し、フィッティングの取
り外しに際し、ガス抜きを行っている状態の断面図であ
る。
【図9】同フィッティングを示し、図8の状態の一部側
面図である。
【図10】同フィッティングを示し、フィッティングの
飛び出し規制状態の断面図である。
【図11】同フィッティングを示し、図10の状態の一
部側面図である。
【符号の説明】
1 生ビール樽本体 4 口金 5 ブッシュ 15 ダウンチューブ 18 開口部 20 弁体 22 ストッパ 24 下垂部 25 折り返し部 26 立ち上がり部 27 折り曲げ部 28 第1のストッパ部 29 第2のストッパ部 30 リテイニングディスク 36 圧縮ばね 37 弁座 40 フィッティング 41 治具 50 ディスペンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 一善 東京都品川区東品川二丁目2番24号 ナス トーア株式会社内 Fターム(参考) 3E082 AA05 BB03 CC01 DD01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生ビール樽本体の口金に取外し可能に螺
    合され、上端部内側に弁座を有し、スカート部に開放部
    を有するブッシュと、このブッシュの内側に設けられ、
    上端が閉塞され、上端部の外周部に開口部を有するダウ
    ンチューブと、このダウンチューブの外側に固定され、
    このダウンチューブを上記ブッシュに固定関係に保持す
    るリテイニングディスクと、上記ブッシュおよび上記ダ
    ウンチューブの上端部間で昇降可能に設けられ、上昇位
    置で上記ブッシュの弁座に当接されて上記ダウンチュー
    ブの開口部を外部に対して閉塞し、下降位置で上記ブッ
    シュの弁座から離隔されて上記ダウンチューブの開口部
    を外部に対して開放する弁体と、この弁体を上昇位置に
    付勢するばねと、上記弁体と共に移動し得るように設け
    られ、上記開放部から突出し得るストッパ部を有する金
    属製のストッパとを備え、上記ストッパは、少なくとも
    上記生ビール樽本体内の残圧の抜き取り時における上記
    弁体の下降位置で、上記ストッパ部が上記ブッシュの開
    放部の下縁部で押圧されることによる弾性変形により上
    記ブッシュ側に後退され、上記弁体の上昇位置で、反撥
    弾性により上記ストッパ部が上記ブッシュの開放部から
    外方へ抜け止め状態に突出され、上記ストッパ部の抜け
    止め状態における上記ブッシュの回転による上記口金か
    らの離脱時に、上記ストッパ部が上記口金の内端面、若
    しくは上記生ビール樽本体の上鏡の内側面に係合される
    ことにより、ブッシュ等を飛び出し規制するように構成
    された生ビール樽用フィッティング。
  2. 【請求項2】 弁体がストッパと共に生ビール注出位置
    に下降される際に、上記ストッパのストッパ部が弾性変
    形しないように構成された請求項1記載の生ビール樽用
    フィッティング。
  3. 【請求項3】 弁体およびストッパの上昇位置で、上記
    ストッパのストッパ部先端と口金の内端面との鉛直方向
    の距離がブッシュの上記口金に対する螺合部の鉛直方向
    の長さよりも長くなるように設定された請求項1または
    2記載の生ビール樽用フィッティング。
  4. 【請求項4】 ストッパは、下垂部と立ち上がり部が折
    り返し部を介して間隔を有するように連設され、第1の
    ストッパ部が上記立ち上がり部に折り曲げ部により先端
    側に至るに従い、次第に口金側に接近するように傾斜さ
    れて連設され、第2のストッパ部が上記立ち上がり部に
    上記第1のストッパ部の下側で直角方向に連設され、上
    記第1のストッパ部が口金の内端面、若しくは生ビール
    樽本体の上鏡の内側面に係合してブッシュ等の飛び出し
    を規制する際、上記第1のストッパ部を上記第2のスト
    ッパ部により金属の圧縮方向でバックアップするように
    構成された請求項1または2記載の生ビール樽用フィッ
    ティング。
  5. 【請求項5】 ブッシュの開放部が、ストッパの第1の
    ストッパ部に対応する幅広部と、ストッパの第2のスト
    ッパ部に対応し、上記幅広部より深く形成された幅狭の
    溝状部とを有し、弁体および上記ストッパの下降時に上
    記第1および第2のストッパ部の少なくとも一方が上記
    開放部における自身の対応する下縁部で押圧されること
    により、上記ストッパが上記第1および第2のストッパ
    部を上記ブッシュ側に後退するように弾性変形されるよ
    うに構成された請求項4記載の生ビール樽用フィッテイ
    ング。
  6. 【請求項6】 第2のストッパ部の突出長さが第1のス
    トッパ部の突出長さより短くなるように構成された請求
    項4または5記載の生ビール樽用フィッティング。
  7. 【請求項7】 生ビール樽本体の残圧抜き取りに伴う弁
    体およびストッパの下降時に上記ストッパの内端部側が
    リテイニングディスクの上方に収められる請求項1ない
    し6のいずれかに記載の生ビール樽用フィッティング。
  8. 【請求項8】 ブッシュが上端部にフランジ部を有し、
    このフランジ部が口金の上端外方へ突出されるように形
    成され、上記フランジ部の外周部に、生ビール樽本体内
    の残圧抜き取り時に弁体をばねの弾性に抗して押圧する
    治具と一体に回転し得るように係合する係合部が形成さ
    れた請求項1ないし7のいずれかに記載の生ビール樽用
    フィッティング。
  9. 【請求項9】 ストッパが板ばね材により形成された請
    求項1ないし8のいずれかに記載の生ビール樽用フィッ
    ティング。
JP11077372A 1999-03-23 1999-03-23 生ビール樽用フィッティング Pending JP2000272696A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11077372A JP2000272696A (ja) 1999-03-23 1999-03-23 生ビール樽用フィッティング

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11077372A JP2000272696A (ja) 1999-03-23 1999-03-23 生ビール樽用フィッティング

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000272696A true JP2000272696A (ja) 2000-10-03

Family

ID=13632081

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11077372A Pending JP2000272696A (ja) 1999-03-23 1999-03-23 生ビール樽用フィッティング

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000272696A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004527423A (ja) * 2001-03-30 2004-09-09 ハイネケン テクニカル サービシーズ ビー.ブイ. 圧力源を容器に接続する装置および方法。
JP2005530653A (ja) * 2002-05-22 2005-10-13 ハイネケン テクニカル サービシーズ ビー.ブイ. 改良された操作手段と滴下防止手段とを有する分配バルブを備える飲料容器
JP2010516570A (ja) * 2007-01-25 2010-05-20 シェーファー・ヴェルケ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 使い捨ての樽の形態の飲料注入装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004527423A (ja) * 2001-03-30 2004-09-09 ハイネケン テクニカル サービシーズ ビー.ブイ. 圧力源を容器に接続する装置および方法。
JP2005530653A (ja) * 2002-05-22 2005-10-13 ハイネケン テクニカル サービシーズ ビー.ブイ. 改良された操作手段と滴下防止手段とを有する分配バルブを備える飲料容器
JP2010516570A (ja) * 2007-01-25 2010-05-20 シェーファー・ヴェルケ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 使い捨ての樽の形態の飲料注入装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1769186B1 (fr) Cartouche d' implantation pour un raccord de tuyau destine a prendre place dans un logement
WO2019100764A1 (zh) 液体泵
JP2735696B2 (ja) 流体カップリングのシール構造
LT3739B (en) Siphon
US4351456A (en) Valved keg closure
KR100456814B1 (ko) 디스펜서 펌프
JP2000272696A (ja) 生ビール樽用フィッティング
US20120138639A1 (en) Enhanced Valve Sealing In Pressurized Dispensing Container
JPH07232799A (ja) 生ビール樽用フィッティング
WO2019026542A1 (ja) 吐出ポンプ
JP7378319B2 (ja) 吐出器
JP3765293B2 (ja) ディスペンサーポンプ
JPH09255096A (ja) 生ビール樽用フィッティング
JPH0948496A (ja) 生ビール樽用フィッティング
JP3229908B2 (ja) 生ビール樽
JP7093542B2 (ja) 位置決め装置
JP4899216B2 (ja) エアゾール容器
JP7361619B2 (ja) 吐出器
JP7378320B2 (ja) 吐出器
JP2000255693A (ja) 生ビール樽用フィッティングにおけるダウンチューブ
JPH09207994A (ja) 生ビール樽用フィッティング
JP2007119053A (ja) 液体噴出エアゾール缶
JP3655419B2 (ja) 液体注出ポンプ
JPH09207995A (ja) 生ビール樽用フィッティング
JP3746571B2 (ja) 加圧式ビア樽用専用栓