JP2000271796A - トランスファプレスラインの加工方法 - Google Patents

トランスファプレスラインの加工方法

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JP2000271796A
JP2000271796A JP11087401A JP8740199A JP2000271796A JP 2000271796 A JP2000271796 A JP 2000271796A JP 11087401 A JP11087401 A JP 11087401A JP 8740199 A JP8740199 A JP 8740199A JP 2000271796 A JP2000271796 A JP 2000271796A
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Yukiyoshi Takayama
幸良 高山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工工程が多くなっても新規の加工ラインを
増設することなしに対応できるトランスファプレスライ
ンの加工方法を提供する。 【解決手段】 所定方向に成形品を自動搬送し、かつそ
れぞれ個別に成形加工を行う第1、第2プレスを有する
トランスファプレスラインの加工方法において、第1、
第2プレス1a,1bが連続して1つのラインとして成
形加工する連続加工と、第1、第2プレス1a,1bが
それぞれ個別に成形加工する単独加工とを選択的に行
う。また連続加工を行うとき、上流側のプレスの加工能
力を下流側以上とする。第1プレス1aと第2プレス1
bとの間に中間搬送装置41を移動し、上流側から下流
側に中間成形品を搬送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定方向に成形品
を自動搬送するトランスファフィーダを設けたトランス
ファプレスラインの加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、1台のプレスで成形品を複数
工程で成形するプレス加工を自動化により連続的に行う
場合、スライドの一行程毎に成形品を生産できる方法と
してトランスファプレスを有するトランスファプレスラ
インによるトランスファ加工が広く使用されている。
【0003】図9は、トランスファプレスラインの一例
を表す平面図である。図9に示すようにトランスファプ
レスライン10は、成形素材をトランスファプレス1に
搬送する素材供給装置11と、複数の金型(加工ステー
ションに相当する)を有し、複数のプレス工程が可能な
トランスファプレス1と、主操作盤2と、成形品を各工
程間で搬送するトランスファフィーダ5と、成形品をプ
レス外部に搬送する成形品搬送装置31と、完成成形品
を収納する成形品受け台51等とで構成されている。ト
ランスファフィーダ5は、把持具が取り付けられた2本
のフィードバー6,6とフィードバー6,6を駆動する
電動サーボモータ4とを備えており、電動サーボモータ
4によりフィードバー6,6を所定の2次元モーション
又は3次元モーションで駆動して成形品を搬送するよう
になっている。成形品は、矢印のように上流側から下流
側へ(ここでは主操作盤2を基準にして左から右へ)搬
送されるようになっている。尚、図示のトランスファフ
ィーダ5は、電気サーボ式であるが、電動サーボモータ
4の代わりに、スライド駆動軸に連結された図示しない
回転軸とカムとを備えた機械式でもよい。
【0004】トランスファプレス1は金型内に複数の加
工ステーションW1〜Wnを有している。第1番目の加
工ステーションをW1として、これらの加工ステーショ
ン間の成形品の搬送は、フィードバー6,6に取着した
把持具により成形品を把持し、フィードバー6,6を予
め設定されたモーションに基づいて、電動サーボモータ
4によりスライドのクランク角度に同期させて駆動する
ことにより、行われるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のトランスファプレスラインにおいては、次のような
問題がある。すなわち、通常、トランスファプレスライ
ンは成形品の必要な加工工程と成形品寸法の大きさとに
よりグループ分けをした専用ラインとして工場内に設備
されている。ところが、新しく生産する成形品が、既設
の専用ラインでは対応できないほどの多工程の加工が必
要な場合には、新規ラインを増設するために新たな設備
を導入しなければならない。この結果、増設の度に高い
設備コスト、設置場所及び長期の製作期間等が必要とな
るという問題がある。
【0006】本発明は、上記の問題点に着目してなされ
たもので、加工工程が多くなっても新規の加工ラインを
増設することなしに対応できるトランスファプレスライ
ンの加工方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記目的
を達成するために、第1発明は、所定方向に成形品を自
動搬送し、かつそれぞれ個別に成形加工を行う第1、第
2トランスファプレスを有するトランスファプレスライ
ンの加工方法において、第1、第2トランスファプレス
が連続して1つのラインとして成形加工する連続加工
と、第1、第2トランスファプレスがそれぞれ個別に成
形加工する単独加工とを選択的に行う方法としている。
【0008】第1発明によると、第1トランスファプレ
スライン及び第2トランスファプレスラインは、それぞ
れ個別に成形加工を行う単独加工と、2つのトランスフ
ァプレスラインを連続して全体で1つのトランスファプ
レスラインとして成形加工する連続加工とを選択的に行
う。このとき、2つのトランスファプレスラインは、対
向、平行又は直交する搬送方向を有していてもよい。こ
れにより、新しく生産する成形品が、既設の専用ライン
では対応できないほどの多工程の加工が必要なものであ
る場合でも、それぞれの搬送方向を1つのラインとして
成形品がスムーズに流れるようにし、連続する1つのラ
インとして構成することにより、従来は対応できなかっ
た多工程の成形品の加工も可能となる。この結果、既設
ラインで対応できないトランスファ加工が新規ラインを
増設することなく可能となるので、設備コストを大幅に
削減でき、また増設のための設置場所も製作期間も不要
となる。
【0009】第2発明は、第1発明において、連続加工
を行うとき、第1トランスファプレス及び第2トランス
ファプレスの内、上流側のトランスファプレスの加工能
力を下流側のトランスファプレスの加工能力以上とする
方法としている。
【0010】第2発明によると、連続加工時、加圧能力
の大きい方のトランスファプレスを上流側に配置するの
で、トランスファプレス加工の際に最初の加工工程で大
きな加圧能力が得られる。これにより、第1発明の効果
に加えて、2つのトランスファプレスの加圧能力、成形
可能寸法を有効に活用して可能な最大加圧能力のトラン
スファプレスラインを構成でき、大型の成形品の成形加
工が容易に可能となる。
【0011】第3発明は、第1発明において、連続加工
を行うとき、第1トランスファプレスと第2トランスフ
ァプレスとの間に単独加工時退避させていた中間搬送装
置を移動設置させ、この中間搬送装置により上流側から
下流側に中間成形品を搬送する方法としている。
【0012】第3発明によると、第1発明の作用及び効
果に加えて、連続加工のとき、第1トランスファプレス
と第2トランスファプレスとの間に、単独加工時退避さ
せていた、中間成形品を搬送する中間搬送装置を移動設
置するようにしたので、単独加工から連続加工への切り
換えが容易となり、段取り換え時間がかからない。ま
た、上流側のトランスファプレスラインから下流側のト
ランスファプレスラインへの中間成形品の搬送が中間搬
送装置により可能となり、全体で1つのラインとして能
率的に成形加工できる。
【0013】第4発明は、第1発明において、連続加工
を行うとき、第1トランスファプレス及び第2トランス
ファプレスのいずれか一方の搬送方向を単独加工時と反
対方向とする方法としている。
【0014】第4発明によると、2つのトランスファプ
レスラインの搬送方向の設置の仕方によっては、1つの
ラインについては単独加工時と連続加工時とで搬送方向
を替えた方が成形品の流れがスムーズになる場合があ
り、この場合には一方の搬送方向を単独加工時と連続加
工時とで反対方向にして加工を行うようにする。これに
より、第1発明の効果に加えて、単独加工時及び連続加
工時の両方において、常に能率的なトランスファ加工が
可能となる。
【0015】
【発明の実施形態】以下に、本発明の実施形態について
図1〜図8を参照して説明する。なお、トランスファフ
ィーダを備えたトランスファプレスラインの構成は前記
図9と同一であるため、以下の説明では省略する。
【0016】まず、図1に基づき第1実施形態の説明を
行う。図1に示すように第1トランスファプレスライン
(以後、第1プレスラインと言う。)10aの搬送方向
と第2トランスファプレスライン(以後、第2プレスラ
インと言う。)10bの搬送方向は、略一直線上に並ん
でいる。第1プレスライン10aには、第1トランスフ
ァプレス(以後、第1プレスと言う。)1aの主操作盤
2aを基準として左側面に素材供給装置11としてのデ
ィスタックフイーダ21を設置し、右側面に成形品搬送
装置31を設置している。
【0017】また第2プレスライン10bには、第2ト
ランスファプレス(以後、第2プレスと言う。)1bの
主操作盤2bを基準として左側面に成形品搬送装置31
aを設置しており、右側面にコイル材供給装置12のア
ンコイラ13、レベラ14及びロールフィーダ15を移
動自在に設置している。このアンコイラ13及びレベラ
14は第2プレスライン10bから退避する方向に(こ
こでは、ライン搬送方向に略垂直に)布設されたレール
18の上面を移動自在に設置されており、同様にロール
フィーダ15はレール19の上面を移動自在に設置され
ている。また、コイル材供給装置12に並列に、第2プ
レスライン10bから退避する方向に布設されたレール
36の上面に移動自在に成形品搬送装置31bが設置さ
れている。さらに、これらのコイル材供給装置12及び
成形品搬送装置31bよりも搬送ライン方向の外方に
は、第2プレスライン10bから退避する方向に布設さ
れたレール54cの上面に移動自在に成形品受け台51
cが設置されている。
【0018】また、第1プレスライン10aの右側面の
成形品搬送装置31と第2プレスライン10bの左側面
の成形品搬送装置31aとの間には、第1,第2プレス
ライン10a,10bから退避する方向に布設されたレ
ール46の上面に移動自在に中間搬送装置41が設置さ
れ、また第1,第2プレスライン10a,10bから退
避する方向にそれぞれ布設されたレール54a及びレー
ル54bの上面に移動自在に成形品受け台51a,51
bが設置されている。
【0019】ディスタックフイーダ21は成形用素材を
供給する素材供給装置11の一例であり、ここではシー
ト状のブランク材を第1プレス1aに供給しており、第
1プレス1aに対する設置位置は固定されている。
【0020】コイル材供給装置12は成形用素材を供給
する素材供給装置11の一例であり、ここではコイル材
を第2プレス1bに供給しており、第2プレス1bに対
する設置位置がレール18,19に沿って移動自在とな
っている。図2は、移動自在に構成されたコイル材供給
装置12を示す。コイル材供給装置12はアンコイラ1
3、レベラ14及びロールフィーダ15を備えている。
アンコイラ13とレベラ14はベースフレーム16の上
面に設置され、ベースフレーム16の下部には複数の車
輪17が回動自在に取着されており、アンコイラ13と
レベラ14はこれらの車輪17によりプレスラインのフ
ロアに布設されたレール18上を移動自在となってい
る。また、ロールフィーダ15の下面にも複数の車輪1
7が回転自在に取着されており、ロールフィーダ15は
車輪17によりレール19上を移動自在となっているい
る。
【0021】成形品搬送装置31bは第2プレス1bの
成形品を外部に搬送するものであり、例えば搬送速度を
制御可能なコンベア装置により構成されている。図3
は、成形品搬送装置31bの構成例である。コンベア3
2は、スプロケット33を介して搬送方向と速度を制御
する図示しない電動モータにより駆動されている。ま
た、スプロケット33の回転軸の位置は移動可能となっ
ており、このスプロケット33の位置を移動することに
よりコンベア32の長さを伸縮自在としている。またフ
レーム34の下部には複数の車輪35が回転自在に取着
されており、成形品搬送装置31bは車輪35によりフ
ロアに布設されたレール36上を移動自在となってい
る。尚、成形品搬送装置31,31aはそれぞれ第1プ
レス1a及び第2プレス1bの成形品を外部に搬送する
ものであり、構成は上記成形品搬送装置31bと略同じ
でよい。ただし、成形品搬送装置31,31aの第1,
第2プレス1a,1bに対するそれぞれの設置位置は固
定なので、図3で示した車輪35は設けなくてもよい。
【0022】なお、図3において、スプロケット33が
A位置の時の搬送長さをLaとし、スプロケット33が
B位置の時の搬送長さをLbとすると、スプロケット3
3の位置を移動することによりコンベア32の搬送長さ
をLaからLbの間で任意の長さに伸縮することができ
る。成形品搬送装置31,31aの場合、コンベア32
の搬送長さをLaに伸長してトランスファープレス内に
コンベア32の一端側を挿入し、成形品又は中間成形品
をフィードバーにより搬送し易く、又はコンベア32上
に受け取り易くする。
【0023】中間搬送装置41は、第1プレスライン1
0aと第2プレスライン10bを連動して成形加工する
際に、一方のラインから他方のラインに(本実施形態で
は、第1プレスライン10aから第2プレスライン10
bに)成形品を搬送するものである。図4は、この中間
搬送装置41の構成例である。中間搬送装置41は正転
と逆転の制御、及び回転速度の制御が可能な電動モータ
42により駆動されるコンベア43で構成されている。
フレーム44の下部には複数の車輪45が回転自在に取
着されており、中間搬送装置41は車輪45によりフロ
アに布設されたレール46上を移動自在となっている。
【0024】成形品受け台51a,51b,51cは搬
送装置により搬送された成形品をストックするものであ
り、図5はこれらの成形品受け台51a,51b,51
cの構成例を示す。フレーム52の上部にはパレットな
どの容器55が設けられ、フレーム52の下部には複数
の車輪53が回転自在に取着されており、成形品受け台
51a,51b,51cはこの車輪53によりフロアに
布設されたレール54a,54b,54c上を移動自在
となっている。
【0025】以上の構成による、加工手順を図1により
説明する。本発明では、第1プレスライン10a及び第
2プレスライン10bを、成形品の加工工程数や大きさ
に応じて、それぞれ個別に単独加工する場合と、2つの
ラインで連続して成形加工する場合にライン構成を切換
えるようにしている。
【0026】まず、第1、第2プレスライン10a,1
0bがそれぞれ個別に成形加工する単独加工の場合につ
いて説明する。単独加工時の成形品の搬送方向を第1プ
レスライン10aでは図1に示す矢印a方向とし、第2
プレスライン10bでは同じく矢印b方向とする。この
ために、生産を開始する前に、各装置を所定位置に設置
する。すなわち、中央の中間搬送装置41はラインから
退避した位置(2点鎖線で図示された位置)に移動さ
れ、成形品受け台51a,51bがライン上に移動され
て設置される。また、成形品搬送装置31bは第2プレ
ス1b内に伸長されているコンベアが縮小された後に、
ラインから退避した位置(2点鎖線で図示された位置)
に移動され、成形品受け台51cも同じく退避した位置
(2点鎖線で図示された位置)に移動される。つぎに、
コイル材供給装置12がライン上に移動されて設置され
る。
【0027】第1プレスライン10aの加工手順を説明
する。ディスタックフイーダ21によりブランク材が、
待機工程W0の位置の受け台26の所定位置にセットさ
れる。次に、ブランク材はフィードバー6,6により第
1工程目の加工ステーションW1に搬送される。次に、
図示しないスライドの下降により第1工程でのプレス加
工後、成形品はフィードバー6,6により第2工程目の
加工ステーションW2に搬送される。このようにして、
成形品は順次次工程の加工ステーションに搬送され、ス
ライドの下降により成形される。そして、最終工程の加
工ステーションWnでトランスファ成形を完了した成形
品は、最終加工ステーションWnからフィードバー6,
6により成形品搬送装置31の上に搬送され、成形品搬
送装置31により成形品受け台51aに搬出される。
【0028】また、第2プレスライン10bの加工手順
を説明する。まず、コイル材供給装置12により第1工
程目の加工ステーションの所定の位置にコイル材がセッ
トされる。次に、スライドの下降により第1工程目のプ
レス加工後、1枚のブランク材に分離される。次に、フ
ィードバー6,6により第2工程目の加工ステーション
に搬送される。このように成形品は順次、次工程の加工
ステーションに搬送され、スライドの下降により成形さ
れる。そして最終工程目の加工ステーションで成形を完
了した成形品は、最後の加工ステーションからフィード
バー6,6により成形品搬送装置31bの上に搬送さ
れ、成形品搬送装置31bにより成形品受け台51bに
搬出される。
【0029】次に、第1,第2プレスライン10a,1
0bが連続して1つのトランスファラインとして生産す
る場合について説明する。第1,第2プレスライン10
a,10bによる連続加工時の搬送方向を図1に示す矢
印aの方向とする。第1プレス1aに付設しているトラ
ンスファフィーダ5のモーションは、単独加工時と同一
である。第1プレスライン10aのディスタックフイー
ダ21及び成形品搬送装置31は、単独加工時と同じ状
態で使用される。
【0030】また第2プレス1bに付設してあるトラン
スファフィーダ5は、搬送方向を単独加工時と反対方向
に変えるために、フィードバー6,6を駆動する電動サ
ーボモータ4の回転方向を図示しない制御器により変換
する。第2プレス1bの右側面のコイル材供給装置12
をレール18及びレール19に沿って移動して第2プレ
スライン10bから退避し、その元の位置に成形品搬送
装置31bをレール36に沿って移動して第2プレスラ
イン10b上に(図に実線で示された位置に)配置す
る。また、成形品受け台51cも待機位置からレール5
4に沿って移動して同ライン10b上に(図に実線で示
された位置に)配置する。第2プレス1bの左側面にあ
る成形品搬送装置31aの図示しない電動モータの回転
方向を逆転してコンベア32の搬送方向を矢印a方向に
制御する。さらに、成形品受け台51a,51bをそれ
ぞれレール54a,54bに沿って第1,第2プレスラ
イン10a,10bのライン外に移動して退避させた
後、中間搬送装置41をレール46に沿って移動して同
ライン10b上に(図に実線で示された位置に)固定す
る。中間搬送装置41のコンベア43の長さは、左右の
成形品搬送装置31,31aの各コンベアと近接するよ
うに調整される。
【0031】図1に基づいて、第1,第2プレスライン
10a,10bが連続して1つのラインとして生産する
トランスファプレスラインの加工方法の加工手順を説明
する。まず、ディスタックフイーダ21によりブランク
材が待機工程W0 の位置にセットされ、次にスライドの
作動によりトランスファ加工され、この後順次加工され
た成形品は搬送される。そして、第1プレス1aの最終
工程目の加工ステーションで成形された中間成形品は、
フィードバー6,6により成形品搬送装置31の上に搬
送され、成形品搬送装置31により第1プレス1aの外
に搬送される。
【0032】上記中間成形品は、成形品搬送装置31、
中間搬送装置41及び成形品搬送装置31aを経由し
て、第2プレス1bの待機位置に搬送される。次に、フ
ィードバー6,6により第2プレス1bの第1加工ステ
ーション(連続した全体のラインでは第n加工ステーシ
ョン)に搬送されてトランスファ加工される。この後、
順次トランスファ加工が行われ、加工が終了した完成成
形品はフィードバー6,6により成形品搬送装置31b
の上に搬送され、成形品搬送装置31bにより第2プレ
ス1bの外に搬送されて成形品受け台51cに収納され
る。
【0033】本実施形態によると、第1プレスラインの
搬送方向と第2プレスラインの搬送方向とが略一直線上
に並んだトランスファプレスラインにおいて、それぞれ
個別に成形加工を行う単独加工と、第1,第2プレスラ
イン10a,10bの搬送方向を同一にして2つのトラ
ンスファプレスラインを連続して成形加工する連続加工
とを選択的に行うようにしている。このとき、単独加工
時の搬送方向が互いに異なる場合には、いずれか1方の
ライン(ここでは、第2プレスライン10b)の搬送方
向を逆転させて同一搬送方向とする。また、第1,第2
プレスライン10a,10bの内、加圧能力及び成形可
能寸法の大きい方のトランスファプレスを上流側とする
方が加工能力上望ましい。
【0034】これにより、新しく生産する成形品が、既
設の専用ラインでは対応できないほどの多工程の加工が
必要なものである場合でも、互いの搬送方向が略一直線
上に並んでいる2つのトランスファプレスラインの搬送
方向を同一にして連続する1つのラインとして構成する
ことにより、従来は対応できなかった多工程の成形品の
加工も可能となる。さらに、通常トランスファ加工の初
めの加工工程は、後半の加工工程に比較して大きな加圧
能力を必要とし、かつ金型寸法が大きいことから、第
1,第2プレスラインのそれぞれの加圧能力、成形可能
寸法を有効に活用して2つのトランスファプレスライン
を連続して1つのラインとして多工程の成形品の生産が
できる。
【0035】この結果、既設ラインで対応できないトラ
ンスファ加工が新規ラインを増設することなく可能とな
るので、設備コストを大幅に削減でき、また増設のため
の設置場所も製作期間も不要となる。
【0036】次に、図6に基づき第2実施形態の説明を
行う。同図において、図1と同一の構成要素には同一符
号を付し、ここでの説明を省く。本実施形態では、第1
プレスライン10aと第2プレスライン10bはその搬
送方向が略平行であり、並列に設置されている。第1プ
レスライン10aには、第1実施形態と同様に、第1プ
レス1aの主操作盤2aを基準として左側面にディスタ
ックフイーダ21を設置し、右側面に成形品搬送装置3
1を設置している。
【0037】また第2プレスライン10bには、第2プ
レス1bの主操作盤2bを基準として右側面に成形品搬
送装置31aを設置しており、左側面にディスタックフ
イーダ21bを移動自在に設置している。このディスタ
ックフイーダ21bは第2プレスライン10bから退避
する方向に布設されたレール29の上面を移動自在に設
置されている。またディスタックフイーダ21bに並列
に、第2プレスライン10bから退避する方向に布設さ
れたレール36の上面に移動自在に成形品搬送装置31
bが設置されている。さらに、ディスタックフイーダ2
1b及び成形品搬送装置31bよりも搬送ライン方向の
外方には、第2プレスライン10bから退避する方向に
布設されたレール54cの上面に移動自在に成形品受け
台51cが設置されている。
【0038】また、第1プレスライン10aの右側面の
成形品搬送装置31と第2プレスライン10bの右側面
の成形品搬送装置31aとの間には、両搬送装置を結ぶ
中間搬送装置41が設置されており、中間搬送装置41
は第1,第2プレスライン10a,10bから退避する
方向に布設されたレール46の上面に移動自在となって
いる。また成形品搬送装置31よりも第1プレス1aの
搬送方向の外方には第1プレスライン10aから退避す
る方向に布設されたレール54aの上面に移動自在に成
形品受け台51aが設置されており、成形品搬送装置3
1aよりも第2プレス1bの搬送方向の外方には第2プ
レスライン10bから退避する方向に布設されたレール
54bの上面に移動自在に成形品受け台51bが設置さ
れている。
【0039】ディスタックフイーダ21bはシート状の
ブランク材を成形用素材として供給する素材供給装置1
1の一例であり、ここでは設置位置が移動自在となって
いる。図7は、本実施形態のディスタックフイーダ21
bの説明図を示す。所定の寸法に予め裁断されたブラン
ク材22を積載するボックス23は、ディスタックフイ
ーダ21b内のトランスファプレスライン上に装着され
ている。ボックス23の上方にバキュームカップ24が
上下方向及び水平方向に移動自在に装着されており、バ
キュームカップ24によりブランク材22が1枚ずつト
ランスファプレス内の所定の受け台26に搬送されるよ
うになっている。またベースフレーム27の下面には、
複数の車輪28が回転自在に取着されており、ディスタ
ックフイーダ21bは車輪28によりフロアに布設され
たレール29上を移動自在となっている。
【0040】以上の構成による、加工手順を図6により
説明する。まず、第1,第2プレスライン10a,10
bがそれぞれ個別に成形加工する単独加工の場合につい
て説明する。単独加工時の成形品の搬送方向を第1プレ
スライン10aでは図6に示す矢印a方向とし、第2プ
レスライン10bでは同じく矢印a方向とする。生産を
開始する前に、各装置を所定位置に設置する。すなわ
ち、中間搬送装置41はラインから退避した位置(2点
鎖線で図示された位置)に移動され、成形品受け台51
a,51bがライン上に移動されて設置される。また、
成形品搬送装置31bは第2プレス1b内に伸長されて
いるコンベアが縮小された後に、ラインから退避した位
置(2点鎖線で図示された位置)に移動され、成形品受
け台51cも同じく退避した位置(2点鎖線で図示され
た位置)に移動される。次に、ディスタックフイーダ2
1bがライン上に移動されて設置される。
【0041】第1プレスライン10aの加工手順は、第
1実施形態の単独加工の場合と同様であるため説明を省
略する。第1プレスライン10aでは、成形品は矢印a
で示す方向に順次加工されて搬送される。
【0042】第2プレスライン10bの加工手順は上記
第1プレスライン10aの単独加工の場合と略同様であ
り、ここでの説明を省略する。第2プレスライン10b
においても、成形品は矢印aで示す方向に順次加工され
て搬送される。
【0043】次に、第1,第2プレスライン10a,1
0bが連続して1つのトランスファラインとして生産す
る場合について説明する。連続加工時の搬送方向を第1
プレスライン10aでは図6に示す矢印aの方向とし、
第2プレスライン10bでは図6に示す矢印bの方向と
し、成形品が連続的にコの字状に流れるようにする。第
1プレス1aに付設しているトランスファフィーダ5の
モーションは、単独加工時と同一である。第1プレスラ
イン10aのディスタックフイーダ21及び成形品搬送
装置31は、単独加工と同じ状態で使用する。
【0044】また第2プレス1bに付設してあるトラン
スファフィーダ5は、搬送方向を単独加工時と反対方向
に変えるために、フィードバー6,6を駆動する電動サ
ーボモータ4の回転方向を図示しない制御器により変換
する。第2プレス1bの左側面のディスタックフイーダ
21bをレール29に沿って移動して第2プレスライン
10bから退避し、その元の位置に成形品搬送装置31
bをレール36に沿って移動して第2プレスライン10
b上に(図に実線で示された位置に)配置する。また、
成形品受け台51cも待機位置からレール54cに沿っ
て移動して同ライン10b上に(図に実線で示された位
置に)配置する。第2プレス1bの右側面にある成形品
搬送装置31aの図示しない電動モータの回転方向を逆
転してコンベア32の搬送方向を矢印b方向に制御す
る。さらに、成形品受け台51a,51bをそれぞれレ
ール54a,54bに沿って第1,第2プレスライン1
0a,10bのライン外に移動して退避させた後、中間
搬送装置41をレール46に沿って移動して搬送ライン
上に(図に実線で示された位置に)固定する。中間搬送
装置41のコンベア43の長さは、両端部近傍の成形品
搬送装置31,31aの各コンベアと近接するように調
整される。
【0045】図6に基づいて、第1,第2プレスライン
10a,10bが連続して1つのラインとして生産する
トランスファプレスラインの加工方法の加工手順を説明
する。ディスタックフイーダ21からブランク材が第1
プレス1aに供給され、所定工程数のトランスファ加工
が順次行われ、最終工程目の加工ステーションで成形さ
れた中間成形品がフィードバー6,6により成形品搬送
装置31の上に搬送され、成形品搬送装置31により第
1プレス1aの外に搬送されるまでは、前第1実施形態
の場合と同一である。
【0046】次に、上記中間成形品は、成形品搬送装置
31、中間搬送装置41及び成形品搬送装置31aを経
由して、第2プレス1bの待機位置に搬送される。な
お、この搬送のときに中間成形品の搬送方向が途中で9
0度変わるので、90度以上旋回して搬送可能な搬送ロ
ボット等を使用してもよい。次に、中間成形品はフィー
ドバー6,6により第2プレス1bの第1加工ステーシ
ョン(連続した全体のラインでは第n加工ステーショ
ン)に搬送されてトランスファ加工される。この後、順
次トランスファ加工が行われ、加工が終了した完成成形
品はフィードバー6,6により成形品搬送装置31bの
上に搬送され、成形品搬送装置31bにより第2プレス
1bの外に搬送されて成形品受け台51cに収納され
る。
【0047】本実施形態によると、第1プレスラインと
第2プレスラインがその搬送方向が略平行で、並列に配
設されたトランスファプレスラインにおいて、それぞれ
個別に成形加工を行う単独加工と、第1,第2プレスラ
イン10a,10bの搬送方向を互いに異ならせ、かつ
2つのトランスファプレスラインをコの字状に接続し
て、連続して成形加工する連続加工とを選択的に行うよ
うにしている。このとき、単独加工時の搬送方向が同一
の場合には、いずれか1方のライン(ここでは、第2プ
レスライン10b)の搬送方向を逆転させて異なる方向
とする。ここで、第1,第2プレスライン10a,10
bの内、加圧能力及び成形可能寸法の大きい方のトラン
スファプレスを上流側とする方が、前実施形態同様に加
工能力上望ましい。
【0048】これにより、新しく生産する成形品が、既
設の専用ラインでは対応できないほどの多工程の加工が
必要なものである場合でも、互いの搬送方向が略平行
で、並列に並んで設けられている2つのトランスファプ
レスラインの搬送方向を異ならせてコの字状に成形品が
流れるように接続し、連続する1つのラインとして構成
することにより、従来は対応できなかった多工程の成形
品の加工も可能となる。さらに、前実施形態同様に第
1,第2プレスラインのそれぞれの加圧能力、成形可能
寸法を有効に活用して2つのトランスファプレスライン
を連続して1つのラインとして多工程の成形品の生産が
できる。この結果、第1実施形態と同様の効果が得られ
る。
【0049】次に、図8に基づき第3実施形態の説明を
行う。同図において、図1と同一の構成要素には同一符
号を付し、ここでの説明を省く。本実施形態では、第1
プレスライン10a及び第2プレスライン10bの構成
は第1実施形態の場合と同様であり、第1プレスライン
10aと第2プレスライン10bはその搬送方向が略直
交するように設置されている。
【0050】また、第1プレスライン10aの主操作盤
2aを基準として右側面の成形品搬送装置31と第2プ
レスライン10bの主操作盤2bを基準として左側面の
成形品搬送装置31aとの間には、第1実施形態と同様
に、第1,第2プレスライン10a,10bから退避す
る方向にそれぞれ布設されたレール46,54a,54
bの上面に移動自在に中間搬送装置41及び成形品受け
台51a,51bがそれぞれ設置されている。
【0051】以上の構成による、加工手順を図8により
説明する。まず、第1、第2プレスライン10a,10
bがそれぞれ個別に成形加工する単独加工の場合につい
て説明する。単独加工時の成形品の搬送方向を第1プレ
スライン10aでは図8に示す矢印a方向とし、第2プ
レスライン10bでは同じく矢印b方向とする。中間搬
送装置41はラインから退避した位置に移動され、成形
品受け台51a,51bがライン上に移動されて設置さ
れる。また、成形品搬送装置31b及び成形品受け台5
1cがそれぞれラインから退避した位置に移動され、こ
の後コイル材供給装置12がライン上に移動されて設置
される。
【0052】第1プレスライン10aの加工手順は、第
1実施形態の単独加工の場合と同様であり、成形品は矢
印aで示すように主操作盤2aを基準として左から右に
順次加工されて搬送される。また第2プレスライン10
bの加工手順も第1実施形態の単独加工の場合と同様で
あり、成形品は矢印bで示すように主操作盤2bを基準
として右から左に順次加工されて搬送される。
【0053】次に、第1,第2プレスライン10a,1
0bが連続して1つのトランスファラインとして生産す
る場合について説明する。第1,第2プレスライン10
a,10bによる連続加工時の搬送方向を図8に示す矢
印aの方向とする。第1プレス1a、第2プレス1b及
び周辺の各装置の作動は第1実施形態と略同様なので、
ここでは簡単に説明する。第1プレスライン10aの各
装置は、単独加工時と同じ状態で使用される。第2プレ
ス1bに付設してあるトランスファフィーダ5bは、搬
送方向を単独加工時と反対方向に変換される。コイル材
供給装置12はラインから退避し、その元の位置に成形
品搬送装置31bを配置し、また成形品受け台51cも
ライン上に配置する。また成形品搬送装置31aの搬送
方向を矢印a方向に変換する。さらに、成形品受け台5
1a,51bをそれぞれ退避させた後、中間搬送装置4
1をライン上に固定する。
【0054】第1,第2プレスライン10a,10bが
連続して1つのラインとして生産する加工手順も第1実
施形態と略同様であり、以下簡単に説明する。ディスタ
ックフイーダ21からブランク材が第1プレス1aに供
給され、第1プレス1aで成形された中間成形品が、成
形品搬送装置31により第1プレス1aの外に搬送され
る。次に、この中間成形品は、成形品搬送装置31、中
間搬送装置41及び成形品搬送装置31aを経由して、
第2プレス1bの待機位置に搬送される。そして、中間
成形品は第2プレス1bで順次トランスファ加工され、
加工が終了した完成成形品は成形品搬送装置31bによ
り搬送されて成形品受け台51cに収納される。
【0055】本実施形態によると、第1プレスラインと
第2プレスラインがその搬送方向を略直交させるように
配設されたトランスファプレスラインにおいて、それぞ
れ個別に成形加工を行う単独加工と、第1,第2プレス
ライン10a,10bの搬送方向を同一方向として連続
して成形加工する連続加工とを選択的に行うようにして
いる。このとき、単独加工時の搬送方向が異なる場合に
は、いずれか1方のライン(ここでは、第2プレスライ
ン10b)の搬送方向を逆転させて同一方向とする。こ
こで、第1,第2プレスライン10a,10bの内、加
圧能力及び成形可能寸法の大きい方のトランスファプレ
スを上流側とする方が、前実施形態同様に加工能力上望
ましい。
【0056】したがって、新しく生産する成形品が、既
設の専用ラインでは対応できないほどの多工程の加工が
必要なものである場合でも、互いの搬送方向が直交して
いる2つのトランスファプレスラインの搬送方向を同一
にして連続する1つのラインとして構成することによ
り、従来は対応できなかった多工程の成形品の加工も可
能となる。さらに、前実施形態同様に第1,第2プレス
ラインのそれぞれの加圧能力、成形可能寸法を有効に活
用して2つのトランスファプレスラインを連続して1つ
のラインとして多工程の成形品の生産ができる。この結
果、第1実施形態と同様の効果が得られる。
【0057】なお、上記いずれの実施形態も、第1プレ
スラインにディスタックフィーダを、第2プレスライン
にコイル材供給装置を素材供給装置として使用している
が、第1プレスライン及び第2プレスラインの両者共
に、ディスタックフィーダ又はコイル材供給装置を使用
してもよい。
【0058】以上説明したように、複数の異なるプレス
ラインがそれぞれ単独加工の場合と各搬送方向が連続し
て流れるように中間を接続した連続加工の場合とを選択
的に行うトランスファ加工方法により、既設のトランス
ファプレスラインでは加工が困難であった多工程のトラ
ンスファ加工ができる。したがって、トランスファプレ
スラインを新規に設備せずに、従来は困難であった多工
程のトランスファ加工の成形品を生産できるので、設備
費用が大幅に低減できると共に、その設置場所と製作期
間が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の構成図である。
【図2】本発明の実施形態に用いるコイル材供給装置の
説明図である。
【図3】本発明の実施形態に用いる成形品搬送装置の説
明図である。
【図4】本発明の実施形態に用いる中間搬送装置の説明
図である。
【図5】本発明の実施形態に用いる成形品受け台の説明
図である。
【図6】本発明の第2実施形態の構成図である。
【図7】本発明の実施形態に用いるディスタックフイー
ダの説明図である。
【図8】本発明の第3実施形態の構成図である。
【図9】トランスファプレスラインの平面図を示す。
【符号の説明】
1,1a,1b…トランスファプレス(プレス)、2,
2a,2b…主操作盤、5…トランスファフィーダ、6
…フィードバー、10,10a、10b…トランスファ
プレスライン(プレスライン)、11…素材供給装置、
12…コイル材供給装置、13…アンコイラ、14…レ
ベラ、15…ロールフィーダ、18,19,29,3
6,46,54…レール、21…ディスタックフィー
ダ、26…受け台、31,31a,31b…成形品搬送
装置、32,43…コンベア、41…中間搬送装置、5
1,51a,51b,51c…成形品受け台。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定方向に成形品を自動搬送し、かつそ
    れぞれ個別に成形加工を行う第1、第2トランスファプ
    レスを有するトランスファプレスラインの加工方法にお
    いて、第1、第2トランスファプレス(1a,1b)が連続し
    て1つのラインとして成形加工する連続加工と、第1、
    第2トランスファプレス(1a,1b)がそれぞれ個別に成形
    加工する単独加工とを選択的に行うことを特徴とするト
    ランスファプレスラインの加工方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のトランスファプレスライ
    ンの加工方法において、連続加工を行うとき、第1トラ
    ンスファプレス(1a)及び第2トランスファプレス(1b)の
    内、上流側のトランスファプレスの加工能力を下流側の
    トランスファプレスの加工能力以上とすることを特徴と
    するトランスファプレスラインの加工方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のトランスファプレスライ
    ンの加工方法において、連続加工を行うとき、第1トラ
    ンスファプレス(1a)と第2トランスファプレス(1b)との
    間に単独加工時退避させていた中間搬送装置(41)を移動
    設置させ、この中間搬送装置(41)により上流側から下流
    側に中間成形品を搬送することを特徴とするトランスフ
    ァプレスラインの加工方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のトランスファプレスライ
    ンの加工方法において、連続加工を行うとき、第1トラ
    ンスファプレス(1a)及び第2トランスファプレス(1b)の
    いずれか一方の搬送方向を単独加工時と反対方向とする
    ことを特徴とするトランスファプレスラインの加工方
    法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009006385A (ja) * 2007-06-29 2009-01-15 Aida Eng Ltd 複数プレス機械の制御方法及び装置
KR101404627B1 (ko) 2014-04-01 2014-06-09 무송기공(주) 가공라인용 연속운전 시스템
JP2016221550A (ja) * 2015-06-01 2016-12-28 株式会社メトーカケフ プレノッチ成形装置及びプレノッチ成形方法

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