JP2000270728A - 魚釣用スピニングリール - Google Patents

魚釣用スピニングリール

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JP2000270728A
JP2000270728A JP8145599A JP8145599A JP2000270728A JP 2000270728 A JP2000270728 A JP 2000270728A JP 8145599 A JP8145599 A JP 8145599A JP 8145599 A JP8145599 A JP 8145599A JP 2000270728 A JP2000270728 A JP 2000270728A
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JP
Japan
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bail
fishing
fishing line
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bale
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JP8145599A
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English (en)
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Masayuki Amano
誠之 天野
Naomi Okamoto
尚己 岡本
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Globeride Inc
Original Assignee
Daiwa Seiko Co Ltd
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Publication date
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Priority to US09/535,535 priority patent/US6318654B1/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】釣糸をベールに沿ってスムーズに導くことが可
能な魚釣用スピニングリールを提供する。 【解決手段】ベール20の他端部20bは、他方側のベ
ール取付アーム16bに支持されたベール支持部材(揺
動アーム18)の取付面Pに対して所定角度θだけスプ
ール12寄りに傾斜させて、ベール支持部材(揺動アー
ム18)に取り付けられている。この場合、取付面P
は、一対のベール取付アーム16a,16bの回動反転
軸Rに直交する面として規定されている。また、角度θ
は、ベール20の他端部20bの延出軸Sと取付面Pと
の成す角度として規定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、糸切れや糸傷並び
にバックラッシュの発生を防止することが可能な魚釣用
スピニングリールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、魚釣用スピニングリールのロータ
の腕部には、ベールと、このベールを支持する一対のベ
ール支持部材とが取り付けられており、これら一対のベ
ール支持部材を回動反転させることによって、ベールを
釣糸繰出位置と釣糸巻取位置に回動反転させることがで
きるように構成されている。また、一対のベール支持部
材の一方側には、釣糸案内部と、ベールの一端部を取付
可能なベール取付部を有する釣糸導入部とが設けられて
おり、一対のベール支持部材の他方側には、ベールの他
端部が直接取り付けられている。この場合、他方側のベ
ール支持部材とベールの他端部との接合部は、例えば実
開平5−43865号公報に開示されているように、一
対のベール支持部材の回動反転軸に直交する方向に沿っ
て延出している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような他方側のベール支持部材とベールの他端部との
接合部の構成には、以下のような問題がある。
【0004】スプールの釣糸接触領域とベールの釣糸接
触領域との間の間隔が、上記接合部からベールの延出方
向に沿って徐々に広がっているため、釣糸巻取時にベー
ルを反転させたとき、他方側に位置するベールで拾われ
た釣糸を一方側のベール支持部材の釣糸案内部に導くこ
とができなくなってしまう場合がある。そして、このよ
うな状態に気が付かずに、そのまま釣糸を巻き取り続け
ると、例えばベールに溝状の糸傷が入ったり、糸切れが
生じる場合があるだけで無く、糸巻き状態が悪化するこ
とによって、釣糸繰出時にバックラッシュが生じる場合
がある。
【0005】本発明は、このような問題を解決するため
に成されており、その目的は、釣糸をベールに沿ってス
ムーズに導くことが可能な魚釣用スピニングリールを提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、一対のベール支持部材を介して一
対の腕部に回動反転自在に取り付けられたベールを備え
た魚釣用スピニングリールにおいて、一方側の腕部に支
持されたベール支持部材には、釣糸案内部と、ベールの
一端部を取付可能なベール取付部とが設けられ、他方側
の腕部に支持されたベール支持部材には、ベールの他端
部が直接取り付けられており、ベールの他端部は、他方
側の腕部に支持されたベール支持部材の取付面に対して
所定の角度だけスプール寄りに傾斜させて、ベール支持
部材に取り付けられている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態に係
る魚釣用スピニングリールについて、添付図面を参照し
て説明する。
【0008】図1及び図2に示すように、魚釣用スピニ
ングリールのリール本体2には、ハンドル10の回転操
作によって回転駆動される駆動歯車(図示しない)が設
けられており、この駆動歯車には、中空のピニオン(図
示しない)が噛合している。ピニオン内には、スプール
軸(図示しない)が軸方向に挿通されており、このスプ
ール軸の先端には、釣糸(図示しない)が巻回されるス
プール12が取り付けられている。
【0009】また、ピニオンには、このピニオンと一体
的に回転するロータ14が取り付けられており、このロ
ータ14には、一対のベール取付アーム(腕部)16
a,16bが設けられている。これらベール取付アーム
16a,16bには、夫々、揺動アーム18を介してベ
ール20が釣糸繰出位置と釣糸巻回位置に回動反転自在
に支持されている。なお、一方側のベール取付アーム1
6aに支持された揺動アーム18とベール20の端部と
の間には、釣糸案内部(ラインローラ)22が設けられ
ている。
【0010】また、上記の駆動歯車には、オシレーティ
ング機構(図示しない)が係合しており、ハンドル10
を回転操作して駆動歯車を回転させることによって、上
述したスプール軸を前後動させることができるように構
成されている。
【0011】上述したような構成を有する魚釣用スピニ
ングリールにおいて、ベール20を釣糸繰出位置に回動
させた状態でキャスティングした後、ハンドル10を回
転操作すると、ベール20が釣糸巻取位置に反転すると
共に、ハンドル10の回転運動は、駆動歯車を介してピ
ニオンに伝達され、このピニオンを回転させる。同時
に、ハンドル10の回転運動は、オシレーティング機構
を介してスプール軸に伝達され、このスプール軸を前後
動させる。このとき、ロータ14が回転しつつスプール
12が前後動することによって、釣糸は、釣糸案内機部
(ラインローラ)22を介してスプール12に平行且つ
均等に巻回される。
【0012】このような釣糸巻回動作において、釣糸を
ベール20に沿ってスムーズに導くことがことができる
ように、魚釣用スピニングリールには、以下のような構
成が施されている。
【0013】即ち、本実施の形態において、ベール20
は、一対のベール支持部材を介して一対のベール取付ア
ーム(腕部)16a,16bに回動反転自在に取り付け
られている。
【0014】一方側のベール取付アーム16aに支持さ
れたベール支持部材は、揺動アーム18と、この揺動ア
ーム18に回転可能に取り付けられた釣糸案内部(ライ
ンローラ)22と、この釣糸案内部22の近傍に設けら
れた釣糸導入部24とを備えており、釣糸導入部24の
先端側には、ベール20の一端部20aを取付可能なベ
ール取付部26が突出形成されている。なお、釣糸導入
部24の形状は、上記の形状に限定されることは無く、
従来型の構成(例えば、釣糸導入部24に対してベール
20の一端部20aが屈曲して取り付けられている構
成)を適用しても良い。
【0015】他方側のベール取付アーム16bに支持さ
れたベール支持部材は、揺動アーム18を備えており、
この揺動アーム18に対してベール20の他端部20b
が直接取り付けられている。
【0016】このような構成において、図2及び図3に
示すように、ベール20の他端部20bは、他方側のベ
ール取付アーム16bに支持されたベール支持部材(揺
動アーム18)の取付面Pに対して所定角度θだけスプ
ール12寄りに傾斜させて、ベール支持部材(揺動アー
ム18)に取り付けられている。
【0017】この場合、取付面Pは、一対のベール取付
アーム16a,16bの回動反転軸Rに直交する面とし
て規定されている。また、角度θは、ベール20の他端
部20bの延出軸Sと取付面Pとの成す角度として規定
され、0°<θ≦30°の範囲に設定することが好まし
い。
【0018】このような構成によれば、ベール20の他
端部20bを所定角度θだけスプール12寄りに傾斜さ
せたことによって、スプール12の釣糸接触領域とベー
ル20の他端部20bの釣糸接触領域との間の間隔が、
他方側のベール支持部材(揺動アーム18)とベール2
0の他端部20bとの接合部Gからベール20の他端部
20bの延出方向に沿って徐々に狭められ、その結果、
釣糸巻取時にベール20を反転させたとき、ベール20
の他端部20b側で拾われた釣糸を一方側のベール取付
アーム16aに支持されたベール支持部材の釣糸案内部
(ラインローラ)22にスムーズに導くことができる。
このため、ベール20に溝状の糸傷が入ったり、糸切れ
が生じたり、或いは、糸巻き状態が悪化することによる
釣糸繰出時のバックラッシュ等の発生を防止することが
できる。
【0019】なお、上述した図3の構成に加えて、例え
ば図4(a)に示すように、接合部Gから所定の長さL
(例えば、0mm<L≦50mm、好ましくは、0mm
<L≦25mm)だけベール20の他端部20bを取付
面Pに沿って延出させた後、この他端部20bを延出軸
S方向(スプール12寄り)に傾斜させるように構成し
ても同様の作用効果を得ることができる。
【0020】また、上述した構成に加えて、例えば図4
(b)に示すように、他方側のベール取付アーム16b
に支持されたベール支持部材(揺動アーム18)に対す
るベール20の他端部20bの取付角度Tを釣糸繰出方
向に傾斜させて設定する。この場合、取付角度Tは、0
°<T≦30°の範囲に設定することが好ましい。
【0021】取付角度Tは、図3に示すような角度でベ
ール支持部材(揺動アーム18)に取り付けられたベー
ル20の他端部20bの延出軸Sを基準に設定すること
が可能であり、この延出軸Sを基準にベール20の他端
部20bを取付角度Tだけ釣糸繰出方向に傾斜させた際
の他端部20bの延出軸がS′として規定される。
【0022】このような構成によれば、ベール20の他
端部20bを所定角度θだけスプール12寄りに傾斜さ
せると共に、ベール20の他端部20bの取付角度Tを
釣糸繰出方向に傾斜させることによって、釣糸をベール
20に沿って更にスムーズに導くことが可能となる。そ
の他の効果は、上述した内容と同一であるため、その説
明は省略する。
【0023】なお、上述した図4(b)の構成に加え
て、例えば図4(c)に示すように、接合部Gから所定
距離D(例えば、0mm<D≦50mm、好ましくは、
0mm<D≦25mm)だけベール20の他端部20b
を延出軸S方向(スプール12寄りに傾斜した方向)に
延出させた後、この他端部20bを延出軸S′方向(釣
糸繰出方向)に傾斜させるように構成しても同様の効果
を得ることができる。
【0024】また、上述したような構成によれば、ベー
ル20の太さ寸法を従来のベールよりも太くすることが
可能となり、その結果、例えば図2に示すように、ベー
ル20の表面に所望の文字や模様等の装飾28(具体的
には、リールのサイズ表示など)を施すことが容易に行
うことが可能となる。この場合、ベール20に装飾を施
す方法としては、例えば、レーザー加工、印刷、彫刻な
どの各種の方法を適用することが可能である。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、釣糸をベールに沿って
スムーズに導くことが可能な魚釣用スピニングリールを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る魚釣用スピニング
リールの側面図。
【図2】本発明の一実施の形態に係る魚釣用スピニング
リールの正面図。
【図3】(a),(b),(c)は、夫々、ベールの他
端部がスプール寄りに傾斜している状態を示す図。
【図4】(a)は、ベールの他端部の傾斜状態の他の仕
様例を示す図、(b)は、ベールの他端部の取付角度を
釣糸繰出方向に傾斜させた状態を示す図、(c)は、ベ
ールの他端部の取付角度の他の仕様例を示す図。
【符号の説明】
2 リール本体 12 スプール 16a 一方側のベール取付アーム 16b 他方側のベール取付アーム 18 揺動アーム 20 ベール 20b ベールの他端部 P 取付面 R 回動反転軸 S 延出軸 θ 延出軸と取付面との成す角度

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のベール支持部材を介して一対の腕
    部に回動反転自在に取り付けられたベールを備えた魚釣
    用スピニングリールにおいて、 一方側の腕部に支持されたベール支持部材には、釣糸案
    内部と、ベールの一端部を取付可能なベール取付部とが
    設けられ、他方側の腕部に支持されたベール支持部材に
    は、ベールの他端部が直接取り付けられており、 ベールの他端部は、他方側の腕部に支持されたベール支
    持部材の取付面に対して所定の角度だけスプール寄りに
    傾斜させて、ベール支持部材に取り付けられていること
    を特徴とする魚釣用スピニングリール。
  2. 【請求項2】 前記角度は、ベールの他端部の延出軸と
    取付面との成す角度として規定されることを特徴とする
    請求項1に記載の魚釣用スピニングリール。
  3. 【請求項3】 前記他方側の腕部に支持されたベール支
    持部材に対するベールの他端部の取付角度は、釣糸繰出
    方向に傾斜させて設定されていることを特徴とする請求
    項1又は2に記載の魚釣用スピニングリール。
JP8145599A 1999-03-07 1999-03-25 魚釣用スピニングリール Pending JP2000270728A (ja)

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DE2000604908 DE60004908T2 (de) 1999-03-25 2000-03-24 Angelwinde
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