JP2000270498A - 無停電電源装置 - Google Patents

無停電電源装置

Info

Publication number
JP2000270498A
JP2000270498A JP11068232A JP6823299A JP2000270498A JP 2000270498 A JP2000270498 A JP 2000270498A JP 11068232 A JP11068232 A JP 11068232A JP 6823299 A JP6823299 A JP 6823299A JP 2000270498 A JP2000270498 A JP 2000270498A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
power supply
rectifier
power
switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP11068232A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Muramoto
雅博 村本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP11068232A priority Critical patent/JP2000270498A/ja
Publication of JP2000270498A publication Critical patent/JP2000270498A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stand-By Power Supply Arrangements (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイオード整流回路を備えた無停電電源装置
において、簡単でかつ経済的な交流入力電力の急変を抑
制する回路を提供する。 【解決手段】 交流電源1にダイオード整流回路2とバ
ッテリ充電回路を備えた無停電電源装置において、バッ
テリ充電用であるサイリスタ整流器10をバッテリ9か
ら一時的に切り離すスイッチ15と、サイリスタ整流器
10の出力電圧がバッテリ9に印加されないようにする
ためのダイオード16を付加し、交流電源1の復電時、
サイリスタ整流器10に一時的にインバータ負荷を負わ
せることによって、バッテリ電力から交流入力電源電力
への移行を円滑にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電力用半導体素
子を使用した無停電電源装置(UPS;Uninterruptibl
e power supply)の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の無停電電源装置としては、従
来、電気学会技術報告(2部、第372号「無停電電源
装置の動向」第29頁、4.31図(a))に記載され
たものがあり、これを図6に基づいて説明する。
【0003】図6の無停電電源装置において、交流電源
1は交流を直流に変換するためのダイオード整流器2に
接続され、ダイオード整流器2はその出力電圧を平滑に
するためのリアクトル3及びコンデンサ4に接続され、
さらにインバータ6に接続されている。このインバータ
6は直流を交流に変換して負荷に電力を供給する役割を
果すものであり、上記資料に記載はないが無停電電源装
置の説明上必要であるため付記した。
【0004】一方、交流電源1は、上記ダイオード整流
器2とは並列に、サイリスタを純ブリッジ構成としたサ
イリスタ整流器10に接続され、更にサイリスタ整流器
10の直流出力電圧を平滑にするためのリアクトル11
及びコンデンサ12に接続されている。バッテリ9は交
流電源1が停電した時にインバータ6に直流電力を供給
する役割を果し、サイリスタスイッチ13はダイオード
整流器2の一定でない直流電圧出力がバッテリ9に印加
されないようにするため、あるいはバッテリ9が不要に
放電しないようにするために設けられている。なお、
7,14は交流側に挿入されたトランスである。
【0005】次に、図6の無停電電源装置の動作につい
て説明する。交流電源1が正常である場合、ダイオード
整流器2は交流電源1から得られる交流電力を直流電力
に変換して、インバータ6に直流電力を供給する。同時
にサイリスタ整流器10は交流電源1からの交流電力を
直流電力に変換してバッテリ9を充電する。バッテリ充
電電圧はバッテリセル数に応じて一定電圧に制御する必
要があり、サイリスタ整流器10はサイリスタの位相制
御によって直流電圧を一定に保ちながらバッテリ9を充
電する。
【0006】一方、交流電源1に停電が発生した場合、
サイリスタスイッチ13を点弧させ、バッテリ9からイ
ンバータ6への電力供給がなされる。交流電源1が復電
した場合、サイリスタスイッチ13をOFFし、ダイオ
ード整流器2からの運転に切り換える。
【0007】以上のようなダイオード整流器2を有する
無停電電源装置においては、交流電源1が停電状態にあ
りバッテリ9からインバータ6への電力供給がなされて
いる状態で復電した場合、バッテリ9の出力電力から交
流電力への切換えが瞬時に行われるため、交流電源1に
インバータ6の負荷電力が急激に加わることになる。特
に非常用電源システムの場合、交流電源1として商用電
源とエンジン発電機等の非常用電源を並列にして構成す
る場合があり、商用電源が停電した時、上記発電機に切
り換え、交流電源を復電させる構成となっている。発電
機を立上げ復電する際に、上述のごとき急激な電力急変
があると、発電機がノッキングを起こし、バッテリ電力
から交流電源電力への移行が円滑に行われない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のようにダイオー
ド整流器を備えた従来の無停電電源装置においては、バ
ッテリ運転から交流電源運転への切換えが、場合によっ
ては円滑に行うことができないという問題があった。
【0009】また、バッテリ電圧とダイオード整流器の
直流出力電圧に差がある場合、バッテリ電力から交流電
源電力への切換え時、直流電圧変動が生じてインバータ
出力特性に影響を与えるという問題点もあった。
【0010】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたものであり、交流電源の復電時、バッ
テリ電力から交流電源電力への切換えを円滑に行う回路
を備えた無停電電源装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
交流電源を入力として交流を直流に変換するダイオード
整流器と、ダイオード整流器の直流出力を交流に変換し
負荷に交流電力を供給するインバータと、交流電源が停
電した場合に前記インバータに直流電力を供給するバッ
テリと、前記交流電源に接続されバッテリを充電する機
能を持つサイリスタ整流器とで構成される無停電電源装
置において、前記交流電源の復電の際に、前記サイリス
タ整流器を前記バッテリ電力からダイオード整流器出力
への切換時に介在させ、前記サイリスタ整流器から前記
負荷に供給する出力電力を漸増させることを特徴とす
る。
【0012】請求項2記載の発明は、交流電源を入力と
して交流を直流に変換するダイオード整流器と、ダイオ
ード整流器の直流出力を交流に変換し負荷に交流電力を
供給するインバータと、交流電源が停電した場合に前記
インバータに直流電力を供給するバッテリと、前記交流
電源に接続されバッテリを充電する機能を持つサイリス
タ整流器とで構成される無停電電源装置において、前記
バッテリを前記サイリスタ整流回路から切り離すスイツ
チと、このスイツチによって前記サイリスタ整流回路が
切り離されたときに前記サイリスタ整流器の直流出力電
圧のバッテリヘの印加を阻止するダイオードを備えたこ
とを特徴とする。
【0013】請求項3記載の発明は、前記サイリスタ整
流器の平滑回路をスイッチとバッテリの間に配設したこ
とを特徴とする。
【0014】請求項4記載の発明は、前記サイリスタ整
流器の平滑回路と前記バッテリの間にダイオードを備え
たことを特徴とする。
【0015】請求項5記載の発明は、前記バッテリを前
記サイリスタ整流回路から切り離すスイッチとして自己
消弧形半導体スイツチを使用したことを特徴とする。
【0016】請求項6記載の発明は、交流電源を入力と
して交流を直流に変換するダイオード整流器と、ダイオ
ード整流器の直流出力を交流に変換し負荷に交流電力を
供給するインバータと、交流電源が停電した場合に前記
インバータに直流電力を供給するバッテリと、交流電源
に接続され前記バッテリを充電する機能を持つサイリス
タ整流器とで構成される無停電電源装置において、前記
バッテリを前記サイリスタ整流回路から切り離すスイツ
チと、前記サイリスタ整流器の出力と前記ダイオード整
流器出力端の間にサイリスタスイッチを備えたことを特
徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1による無停電電源装置を示す回路構成図で
ある。図において、図6と同一符号を付した構成要素は
従来例と同様の機能を有するものであり、交流電源1は
交流を直流に変換するためのダイオード整流器2に、ダ
イオード整流器2はその出力電圧を平滑にするためのリ
アクトル3及びコンデンサ4を介して、直流を交流に変
換して負荷に電力を供給するインバータ6に接続されて
いる。一方、交流電源1は、ダイオード整流器2とは並
列に、サイリスタを純ブリッジ構成としたサイリスタ整
流器10に接続され、更にサイリスタ整流器10の直流
出力電圧を平滑にするためのリアクトル11及びコンデ
ンサ12に接続されている。バッテリ9は交流電源1が
停電した時にインバータ6に直流電力を供給する役割を
果し、サイリスタスイッチ13はダイオード整流器2の
一定でない直流電圧出力がバッテリ9に印加されないよ
うにするため、あるいはバッテリ9が不要に放電しない
ようにするために設けられている。なお、7,14は交
流側に挿入されたトランスである。
【0018】この発明の実施の形態1においては、交流
電源1とダイオード整流器2との間に交流スイッチ5を
挿入し、また、バッテリ9とサイリスタ整流器10の間
に直流スイッチ15を挿入している。ダイオード16は
直流スイッチ15がOFFの時にサイリスタ整流器10
の出力電圧がバッテリ9に印加されるのを阻止するため
に設置されている。さらに、遮断器8はバッテリ9の接
続スイッチとバッテリ回路の保護を兼ね備えたものであ
る。
【0019】次に、実施の形態1の無停電電源装置の動
作を説明する。まず、交流電源1が正常である場合、交
流スイッチ5はON状態にあり、交流電源1の交流電力
はダイオード整流器2により直流電圧に変換され、リア
クトル3及びコンデンサ4により平滑化されて、インバ
ータ6に電力が供給される。また、直流スイツチ15は
ON状態にあり、交流電源1の交流電力はサイリスタ整
流器10及び平滑化手段(リアクトル11及びコンデン
サ12)を介してバッテリ9に供給され、バッテリ9は
一定電圧で充電される。
【0020】交流電源1に停電が発生した場合は、サイ
リスタスイッチ13を点弧させ、バッテリ9よりインバ
ータ6に直流電力を供給する。この時、交流スイッチ5
及び直流スイッチ15をOFFさせる。バッテリ放電電
流はダイオード16を介してインバータ6に流れること
になる。
【0021】一方、交流電源1か復電すると、交流スイ
ッチ5及び直流スイッチ15をOFFした状態で、サイ
リス夕整流器10はサイリスタの位相制御によってその
導通角を徐々に拡げるように制御する。サイリスタ整流
器10の出力電圧がバッテリ9の電圧と同じになるに至
って、インバータ6への負荷供給は交流電源1とバッテ
リ9とで分担することになる。更にサイリスタ整流器1
0のサイリスタの導通角を緩やかに拡げると、インバー
タ負荷への電力供給源は、バッテリ9からサイリスタ整
流器10を通して交流電源1に移行する。上記導通角が
180度に至った時、サイリスタ整流器10はダイオー
ド整流器として動作しており、ダイオード整流器2が出
力する電圧と同一レベルとなっている。なお、上記、サ
イリスタの導通角が0度から180度に至るまでの動作
は、予め設定された時間内に完了するように制御され
る。
【0022】上記状態で交流スイツチ5をONさせる
が、インバータ負荷に必要な電力は既に交流電源1から
サイリスタ整流器10を介して供給されており、この
時、交流電源1に対する負荷急変は生じ得ない。この状
態でサイリスタ整流器10のサイリスタの導通角を絞り
込み、且つサイリスタスイッチ13のゲート指令をOF
Fすることによって、バッテリ電力から交流電源1の電
力への移行を完了する。
【0023】以上のように実施の形態1では、従来、バ
ッテリ充電機能としてのみ動作させていたサイリスタ整
流器10を、復電時の、バッテリ電力からダイオード整
流器出力への切換時に介在させ、サイリスタ整流器10
の出力電力、すなわち交流電源電力を漸増させることに
よって、復電時の交流電源1へのストレスを低減するこ
とができる。
【0024】バッテリ充電器としての機能を果たすサイ
リスタ整流器10の定格はインバータ電力より小さい
が、本実施の形態に適用する場合の電流定格は、バッテ
リ運転からダイオード整流器2を通じての交流電源運転
に至るまでの短時間定格として考えればよく、また、直
流スイッチ15とダイオード16を付加するだけで上述
の機能を容易に得ることができ経済的である。
【0025】また、ダイオード整流器を有する無停電電
源装置の起動時においては、コンデンサ4の初期充電の
インラツシュを避けるため、交流スイツチ5と並列に抵
抗を接続し、該抵抗を通じて上記コンデンサ4を充電し
その後交流スイツチ5を投ずる方法が一般的である。実
施の形態1の発明によれば、直流スイッチ15をOFF
の状態にて、サイリスタ整流器10のサイリスタの導通
角を徐々に大きくすることによって、該コンデンサの初
期充電がインラツシュなく可能となり、上記インラッシ
ュ電流抑制用の抵抗が不要となる第2の効果が得られ
る。
【0026】実施の形態2.上記実施の形態1では、直
流スイツチ15をOFFし、サイリスタ整流器10によ
ってインバータ6に直流電力を供給する際に、バッテリ
充電時より大きい電流が要求され、その電流が短時間で
はあるが直流平滑リアクトル11およびコンデンサ12
に流れるため、該リアクトル11およびコンデンサ12
が過大となる可能性がある。
【0027】実施の形態2はこのような課題を解決する
ためになされたものである。図2はこの発明の実施の形
態2の無停電電源装置の回路図を示したもので、実施の
形態1に対してサイリスタ整流器10後段の平滑リアク
トル11および平滑コンデンサ12を直流スイッチ15
の後段に配置する。なお、その他の回路構成は実施の形
態1と同じである。
【0028】図2に示すように、平滑リアクトル7及び
平滑コンデンサ8を直流スイッチ15の後段に配置する
ことにより、バッテリ充電時の電流のみを考慮すればよ
く、該平滑リアクトル7及び平滑コンデンサ8を大きく
する必要が無く、経済的である。なお、直流スイツチ1
5をOFFした状態でサイリスタ整流器10がインバー
タ6ヘの電力を供給している際には、サイリスタ整流器
10の直流電圧は平滑リアクトル3および平滑コンデン
サ4により平滑化される。
【0029】実施の形態3.上記実施の形態2では直流
スイツチ15とバッテリ9の間に平滑リアクトル11及
び平滑コンデンサ12を配置したが、交流電源1が停電
しバッテリ9が放電状態に転じた時、直流スイッチ15
が開放するまでの間、バッテリ9の放電電流がダイオー
ド16とのインピーダンス分流として流れるため、該リ
アクトル11の破壊の可能性がある。また、遮断器8が
投入されたとき、平清コンデンサ12へのインラツシュ
電流が流れ遮断器8がトリップする可能性かある。
【0030】実施の形態3はこのような課題を解決する
ためになされたものである。図3はこの発明の実施の形
態3の無停電電源装置の回路図を示したもので、直流ス
イツチ15とバッテリ9の間に平滑リアクトル11と平
滑コンデンサ12を配置すると共に、平滑コンデンサ1
2とバッテリ9の間にダイオード17を備え、バッテリ
9の放電電流を阻止するようにしたものである。なお、
その他の回路構成は実施の形態2と同じである。
【0031】図3に示すように、平滑コンデンサ12と
バッテリ9の間に第2のダイオード17を備えることに
よって、バッテリ9の放電電流あるいは遮断器8を投入
した時のインラッシュ電流が平滑リアクトル11あるい
は平滑コンデンサ9に流れず、信頼性ある無停電電源装
置が得られる。
【0032】実施の形態4.上記実施の形態では、バッ
テリ9とサイリスタ整流器10を接続・遮断する直流ス
イッチ15として双方向性である機械スイツチを使用し
ており、交流電源1の停電時、直流スイッチ15をOF
Fするまでの間ダイオード16がONせず、バッテリ9
からの放電電流が双方向性の直流スイッチ15を通じて
流れるため、直流スイツチ15の容量を大きく選定する
必要がある。また、充放電に伴ってスイッチ開閉が頻繁
に行われることが考えられ、寿命が短くなりランニング
コストの面で経済的でない。
【0033】実施の形態4はこのような課題を解決する
ためになされたものである。図4はこの発明の実施の形
態4による無停電電源装置の回路図を示したもので、サ
イリスタ整流器10からのバッテリ充電電流をON/O
FFするための直流スイッチとして、トランジスタ等の
半導体スイツチ18を適用している。
【0034】すなわち、交流電源1が停電した時は、半
導体スイッチ18のベース遮断をかけ半導体スイツチ1
8をOFFし、バッテリ9の放電電流がダイオード16
を通じて流れる。
【0035】以上のように実施の形態4によれば、バッ
テリ9とサイリスタ整流器10を接続・遮断するための
直流スイッチとして半導体スイッチ18を使用すること
により、半導体スイッチ18は充電電流を一方向に流す
のみであり、また閉路/遮断に対する耐欠性も大きいこ
とからより経済的となる効果がある。
【0036】実施の形態5.以下、この発明の実施の形
態5を図5に基づいて説明する。図5において、図6と
同一符号を付けたものは従来例と同様の機能を機能を有
するので説明は省略する。
【0037】この実施の形態においては、交流電源1と
ダイオード整流器2の間に交流スイッチ5が挿入され、
バッテリ9とサイリスタ整流器10の間に直流スイッチ
15が挿入されている。また、10はサイリスタ純ブリ
ツジで構成された整流器であり、19はサイリスタ整流
器10の出力とダイオード整流器2の出力の間に設けら
れたサイリスタスイツチである。
【0038】次に、実施の形態5の動作について説明す
る。交流電源1が正常である場合、ダイオード整流器2
は交流電源1の交流を直流に変換し、平滑回路(リアク
トル3及びコンデンサ4)を介してインバータ6に直流
電力を供給する。一方、サイリスタ整流器10はON状
態にある直流スイツチ15を介して、バッテリ9を一定
電圧で充電する。以上の動作は実施の形態1と同様であ
る。
【0039】交流電源1か停電した場合、交流スイッチ
5及び直流スイッチ15をOFFさせ、サイリスタスイ
ッチ13をONさせバッテリ9からインバータ6に電力
を供給する。交流電源1が復電したとき、サイリスタ整
流器10は位相制御によって導通角を徐々に拡げ、バッ
テリ9から緩やかに電力のシフトを行う。サイリスタ整
流器10の出力電圧かダイオード整流器動作時の電圧レ
ベルに至った時、サイリスタスイツチ13のゲート指令
をOFFさせ、交流スイツチ5をONさせる。
【0040】以上のように実施の形態5によれぱ、復電
の際、交流電源1において電力変動がほとんど発生せ
ず、円滑なバッテリ電力から交流電源電力への移行が可
能となる。実施の形態1に対して、バッテリ放電回路に
ダイオード16が無く、これによる電圧ドロッブの考慮
が不要となる、バッテリ放電時の損失が小さくなる等の
メリットがある。
【0041】
【発明の効果】請求項1及び請求項2の発明によれば、
従来バッテリ充電機能としてのみ動作させていたサイリ
スタ整流器を、交流電源の復電の際、バッテリ電力から
ダイオード整流器出力への切換時に介在させ、サイリス
タ整流器の出力電力、すなわち交流電源電力を漸増させ
ることによって、復電時の交流電源へのストレスを低減
することができる。その結果、バッテリ電力から交流電
源電力への円潜な移行が可能となる。
【0042】特に、請求項2の発明によれば、直流スイ
ッチをOFFの状態にて、サイリスタ整流器のサイリス
タの導通角を徐々に大きくすることによって、コンデン
サの初期充電がインラツシュなく可能となり、インラッ
シュ電流抑制用の抵抗が不要となる効果が得られる。
【0043】請求項3の発明によれば、サイリスタ整流
器の平滑回路を直流スイッチとバッテリの間に配設した
ことより、該平滑手段に使用されるリアクトル及びコン
デンサ等の容量を大きくする必要が無く、経済的であ
る。
【0044】請求項4の発明によれば、サイリスタ整流
器の平滑回路とバッテリの間にダイオードを備えること
によって、バッテリの放電電流あるいは遮断器を投入し
た時のインラッシュ電流が平滑回路に流れず、信頼性の
ある無停電電源装置が得られる。
【0045】請求項5の発明によれば、バッテリをサイ
リスタ整流回路から切り離すスイッチとして自己消弧形
半導体スイツチを使用したので、充電電流を一方向にの
み流すことができ、また閉路/遮断に対する耐欠性も大
きいことからより経済的となる効果がある。
【0046】請求項6の発明によれば、バッテリをサイ
リスタ整流回路から切り離すスイツチと、サイリスタ整
流器の出力とダイオード整流器出力端の間にサイリスタ
スイッチを配設したので、復電の際、交流電源において
電力変動がほとんど発生せず、円滑なバッテリ電力から
交流電源電力への移行が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による無停電電源装
置を示す回路構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態2による無停電電源装
置を示す回路構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態3による無停電電源装
置を示す回路構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態4による無停電電源装
置を示す回路構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態5による無停電電源装
置を示す回路構成図である。
【図6】 従来の無停電電源装置を示す回路構成図であ
る。
【符号の説明】
1 交流電源、2 ダイオード整流器、3 直流平滑用
リアクトル、4 直流平滑用コンデンサ、5 交流スイ
ッチ、6 インバータ、7 トランス、8 遮断器、9
バッテリ、10 サイリスタ整流器、11 直流平滑
用リアクトル、12 直流平滑用コンデンサ、13 サ
イリスタスイッチ、14 トランス、15 直流スイッ
チ、16 ダイオード、17 ダイオード、18 トラ
ンジスタスイツチ、19 サイリスタスイッチ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源を入力として交流を直流に変換
    するダイオード整流器と、ダイオード整流器の直流出力
    を交流に変換し負荷に交流電力を供給するインバータ
    と、交流電源が停電した場合に前記インバータに直流電
    力を供給するバッテリと、前記交流電源に接続され前記
    バッテリを充電する機能を持つサイリスタ整流器とで構
    成される無停電電源装置において、 前記交流電源の復電の際に、前記サイリスタ整流器を前
    記バッテリ電力からダイオード整流器出力への切換時に
    介在させ、前記サイリスタ整流器から前記負荷に供給す
    る出力電力を漸増させることを特徴とする無停電電源装
    置。
  2. 【請求項2】 交流電源を入力として交流を直流に変換
    するダイオード整流器と、ダイオード整流器の直流出力
    を交流に変換し負荷に交流電力を供給するインバータ
    と、交流電源が停電した場合に前記インバータに直流電
    力を供給するバッテリと、前記交流電源に接続され前記
    バッテリを充電する機能を持つサイリスタ整流器とで構
    成される無停電電源装置において、 前記バッテリを前記サイリスタ整流回路から切り離すス
    イツチと、このスイツチによって前記サイリスタ整流回
    路が切り離されたときに前記サイリスタ整流器の直流出
    力電圧のバッテリヘの印加を阻止するダイオードを備え
    たことを特徴とする無停電電源装置。
  3. 【請求項3】 前記サイリスタ整流器の平滑回路を前記
    スイッチとバッテリの間に配設したことを特徴とする請
    求項1又は請求項2記載の無停電電源装置。
  4. 【請求項4】 前記サイリスタ整流器の平滑回路と前記
    バッテリの間にダイオードを備えたことを特徴とする請
    求項3記載の無停電電源装置。
  5. 【請求項5】 前記バッテリを前記サイリスタ整流回路
    から切り離すスイッチとして自己消弧形半導体スイツチ
    を使用したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載
    の無停電電源装置。
  6. 【請求項6】 交流電源を入力として交流を直流に変換
    するダイオード整流器と、ダイオード整流器の直流出力
    を交流に変換し負荷に交流電力を供給するインバータ
    と、交流電源が停電した場合に前記インバータに直流電
    力を供給するバッテリと、交流電源に接続され前記バッ
    テリを充電する機能を持つサイリスタ整流器とで構成さ
    れる無停電電源装置において、 前記バッテリを前記サイリスタ整流回路から切り離すス
    イツチと、前記サイリスタ整流器の出力と前記ダイオー
    ド整流器出力端の間にサイリスタスイッチを備えたこと
    を特徴とする無停電電源装置。
JP11068232A 1999-03-15 1999-03-15 無停電電源装置 Abandoned JP2000270498A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11068232A JP2000270498A (ja) 1999-03-15 1999-03-15 無停電電源装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11068232A JP2000270498A (ja) 1999-03-15 1999-03-15 無停電電源装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000270498A true JP2000270498A (ja) 2000-09-29

Family

ID=13367850

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11068232A Abandoned JP2000270498A (ja) 1999-03-15 1999-03-15 無停電電源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000270498A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012151977A (ja) * 2011-01-18 2012-08-09 Takasago Thermal Eng Co Ltd 負荷平準化システム
CN112821377A (zh) * 2021-01-04 2021-05-18 深圳市伊力科电源有限公司 直流母线电压控制方法、设备及存储介质

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012151977A (ja) * 2011-01-18 2012-08-09 Takasago Thermal Eng Co Ltd 負荷平準化システム
CN112821377A (zh) * 2021-01-04 2021-05-18 深圳市伊力科电源有限公司 直流母线电压控制方法、设备及存储介质
CN112821377B (zh) * 2021-01-04 2023-08-04 深圳市伊力科电源有限公司 直流母线电压控制方法、设备及存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5437707B2 (ja) 重要負荷の自立運転制御システム
JPH04325832A (ja) 多機能電力変換システム
JP5602158B2 (ja) 無停電電源における損失を制限するシステム及び方法
JP2005294080A (ja) 直流コンセント
JP2001061238A (ja) 電力供給システム
JP2024075630A (ja) 無瞬断電源供給制御装置及びその電源供給制御装置が適用されたupsモジュール
WO2020021925A1 (ja) 電源システム
JP6953885B2 (ja) 電源装置および遮断スイッチ回路
WO2021044686A1 (ja) 直流配電システム
JP6746046B1 (ja) 電力変換装置
JP6801788B2 (ja) 電力変換装置、電力システムおよび電力システムの無効電力抑制方法
JP2004112929A (ja) 交流−直流変換装置
JP3748394B2 (ja) 無停電電源装置
JPWO2021005793A1 (ja) 直流分電盤
JP2000270498A (ja) 無停電電源装置
JPH06209533A (ja) 電源装置
JP4751306B2 (ja) 電気車用電源装置
JP2006014456A (ja) 直流多端子配電システム
JP2001178024A (ja) 非常用電源装置
JPS63305725A (ja) 無停電電源装置
JP4189985B2 (ja) 瞬時受電電力制御システム
JP2004139810A (ja) 燃料電池の給電システム
JP2004015962A (ja) 瞬時電圧低下対策装置
US11489356B2 (en) MVDC link-powered battery chargers and operation thereof
JP2937525B2 (ja) 無停電電源装置

Legal Events

Date Code Title Description
A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20031225