JP2000269294A - ワーク搬送移載装置及び容器の検査方法及びワーク及び容器の処理方法 - Google Patents

ワーク搬送移載装置及び容器の検査方法及びワーク及び容器の処理方法

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JP2000269294A
JP2000269294A JP7216299A JP7216299A JP2000269294A JP 2000269294 A JP2000269294 A JP 2000269294A JP 7216299 A JP7216299 A JP 7216299A JP 7216299 A JP7216299 A JP 7216299A JP 2000269294 A JP2000269294 A JP 2000269294A
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Ryoji Matsuyama
良二 松山
Koji Hashizume
幸司 橋詰
Toshikatsu Shimura
敏克 志村
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワーク搬送移載装置に関し、ワークを清浄な
状態で搬送することができ、ワークを清浄な状態で処理
装置へ移載することのできるワーク搬送移載装置を提供
することを目的とする。 【解決手段】 台車12と、ワークを支持したカセット
を収容した少なくとも1つの容器を載置するために該台
車に設けられた載置部分26と、該載置部分に載置され
た該容器を開放するために該台車に設けられた容器開放
手段34、と、該載置部分に載置された該容器が開放さ
れた状態で、該台車から処理装置へカセットを移載し且
つ処理装置から該台車へカセットを移載するためのカセ
ット移載手段36とを備え、該載置部分は実質的に密閉
され且つ窓により開閉できる空間に設けられ、ワークは
該密閉された空間16及び該容器54により二重に密閉
される構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体ウエハや液晶
基板等または光、磁気ディスク等のワーク搬送移載装置
及び搬送容器の検査方法ワーク及び容器の処理方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウエハや液晶基板等(以下ワーク
と言う)は、ワークを挿入する溝を有するカセットに支
持され、ワークを支持したカセットが製造プロセスの処
理装置や検査装置等(以下処理装置と言う)に投入され
る。ワークを支持したカセットは、ある処理装置と他の
処理装置との間を人手によって、あるいは台車に載せて
搬送される。台車は人手で押す台車の場合もあり、ある
いは電動で走行する自動台車の場合もある。ワークを支
持したカセットは処理装置にセットされ、ワークが処理
される。
【0003】半導体装置や液晶パネルの製造工場では、
製品の不良原因となる異物(パーティクル)の極端に少
ないクリーンルームと呼ばれる雰囲気空間で作業が行わ
れている。また、異物のみならず、ガス分子などによる
ワークの汚染も発生し、製品不良の原因となっている。
また、搬送台車や人体からの発塵もワークの汚染の原因
となる。ワークの微細加工化に伴い、クリーンルームの
清浄度はますます高くする必要があり、クリーンルーム
を新規に建設しなければならないこともある。このた
め、クリーンルームの維持管理や、クリーンルームの新
規建設に要するコストが増大している。
【0004】ワークの搬送に起因するワークの汚染を防
止するために、SMIF(StandardMachine Inter Fac
e)システムの提案がある。SMIFシステムは、POD
やFOUP(Front opening unified pod)と呼ばれる標
準化された密閉容器及びその密閉容器に適合したローデ
ィング装置を使用する。ワークを支持したカセットは清
浄な密閉容器(POD)の中に収容され、よってワーク
が汚染されることなく搬送され、あるいは処理装置の外
に置かれることができる。
【0005】ローディング装置は処理装置に並べて配置
され、あるいは処理装置に組み込まれている。ローディ
ング装置は処理装置の外側に密閉容器を載置する載置部
分を有する。ワークを支持したカセットを収容した密閉
容器は、清浄度の比較的に低いエリアを通って目標とす
る処理装置のローディング装置の載置部分へ搬送され、
この載置部に載置されるようになっている。
【0006】ローディング装置は清浄度の比較的に低い
エリアと清浄度の高い処理装置の内部との間のインター
フェース装置である。ローディング装置は、載置部にお
いて密閉容器を開放する容器開放手段と、開放された密
閉容器から処理装置へカセットを移載するカセット移載
手段とを有する。よって、ワークはカセットに支持され
た状態で処理装置の内部へ供給され、それから、ワーク
はロボットによって1枚ずつあるいは複数枚カセットか
ら取り出され、または一括移し替えし、処理される。ワ
ークは処理装置の内部で処理を受け、あるいは検査を受
けた後、処理済のワークは再びカセットに戻され、カセ
ットはローディング装置の載置部へ移載される。ローデ
ィング装置の載置部へ移載されたカセットは密閉容器に
収容される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】SMIFシステムを使
用するためには、標準化された密閉容器及びそれに適合
したローディング装置が必要である。しかし、標準化さ
れた密閉容器は比較的に高価である。そこで、標準化さ
れた密閉容器以外の容器を使用して、ワークを搬送する
ことが望まれる。また、1つの処理装置に対して、1つ
のローディング装置を設けることが必要である。従っ
て、複数の処理装置に対して、処理装置と同数のローデ
ィング装置が必要である。従って、SMIFシステムは
比較的にコストが高い。
【0008】さらに、ワークを台車で搬送する場合、台
車に空気清浄装置を設けて台車内を清浄に維持するのが
望ましい。空気清浄装置は通常電力によって作動するフ
ァンとフィルタとを含む。台車上のファンに電力を供給
するために、バッテリを台車に搭載する。しかし、バッ
テリは重いので、台車の重量が重くなり,またバッテリ
を充電する等のバッテリの取り扱いの問題が生じる。そ
こで、そのような問題を解決しつつ、ワークを清浄に維
持することができる台車が望まれる。さらに、台車を使
用して、半導体ウエハや液晶基板等のワークへのパーテ
ィクルの付着を低減できるワーク搬送移載装置が望まれ
る。
【0009】また、密閉容器はベース部分と、ベース部
分に取り付けられるカバー部分と、カバー部分をベース
部分にロックするロック手段とを有する。ローディング
装置はロック手段のロックを解除するロック解除手段を
有する。密閉容器を使用するにつれて、密閉容器のロッ
ク手段が老朽化し、ロック手段の機能が低下し、ロック
手段の構成部材のすり減りやガタが生じてくる。
【0010】そこで、従来は、密閉容器が所定の期間使
用された場合、あるいは密閉容器が所定回数使用された
場合に、密閉容器を新しいものに交換することにしてい
る。このために、まだ使用できる密閉容器を廃棄してし
まうことが多く、コストの増大を招いている。また、ロ
ック手段の機能が低下してしまった場合でも密閉容器を
使用し続けることがあり、問題が生じる。従って、密閉
容器の検査を行うことが求められている。
【0011】また、密閉容器の内部が汚染されてしまっ
た場合には、密閉容器を分解して部品を洗浄する。この
ために、分解と洗浄の手間がかかる。あまり手間をかけ
ずに、密閉容器を汚染から回復することが望まれる。密
閉容器の検査や汚染からの回復は、ワークの処理の工程
と組み合わせて行うことが望まれる。本発明の目的は、
ワークを清浄な状態で搬送することができ、ワークを清
浄な状態で処理装置へ移載することのできるワーク搬送
移載装置を提供することである。
【0012】本発明の他の目的は、ワークを収容すべき
容器の検査方法を提供することである。本発明の他の目
的は、ワーク及び容器の処理方法を提供することであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によるワーク搬送
移載装置は、台車と、ワークを支持したカセットを収容
した少なくとも1つの容器を載置するために該台車に設
けられた載置部分と、該載置部分に載置された該容器を
開放するために該台車に設けられた容器開放手段と、該
載置部分に載置された該容器が開放された状態で、該台
車から処理装置へカセットを移載し且つ処理装置から該
台車へカセットを移載するためのカセット移載手段とを
備え、該載置部分は実質的に密閉され且つ開閉窓を有す
る空間に設けられ、ワークは該密閉された空間及び該容
器により二重に密閉されることを特徴とする。
【0014】この構成においては、台車はワークを支持
したカセットを収容した容器を搬送できる。ワークは密
閉された空間及び容器により二重に密閉された状態で搬
送される。台車は容器開放手段とカセット移載手段とを
備え、ワークを支持したカセットは台車から処理装置の
内部へ及び処理装置の内部から台車へ移載される。この
ワーク搬送移載装置では、容器は必ずしも標準化された
ものでなくてもよく、1台の台車を複数の処理装置に対
して使用可能である。
【0015】好ましくは、容器はワークを含むカセット
を上方から覆うカップ状カバーとして形成され、容器開
放手段はカップ状カバーを持ち上げるカバー開放手段か
らなる。あるいは、容器はベース部分と、ベース部分に
取り付けられるカバー部分と、カバー部分をベース部分
にロックするロック手段とを有し、容器開放手段はカバ
ー部分をベース部分から持ち上げるカバー開放手段から
なり、ロック手段のロックを解除するロック解除手段を
さらに備える。このようにして、本発明のワーク搬送移
載装置は、従来のSMIF装置よりも構造が簡単にな
る。
【0016】好ましくは、ワーク移載手段はニューマチ
ック力によって作動し、ワーク移載手段への動力空気の
供給は台車に設けられたカップリング部材と処理装置に
設けられたカップリング部材とのカップリング接続によ
り行われる。好ましくは、清浄空気供給手段は電力によ
って作動し、清浄空気供給手段への電力の供給は台車に
設けられたコネクタ部材と処理装置に設けられたコネク
タ部材とのコネクタ接続により行われる。従って、台車
は必要最低限の部材しか搭載されていず、台車の重量は
非常に低減される。
【0017】好ましくは、台車を処理装置に対して機械
的に位置決めする第1の位置決め部材と、台車を処理装
置に対してニューマチック力によって位置決めする第2
の位置決め部材とを有し、第2の位置決め部材は台車を
処理装置に対して精密に位置決めするとともに台車を処
理装置に対してロックするロック機能を有する。従っ
て、台車は処理装置に対して非常に簡単に且つ確実に位
置決めされる。
【0018】好ましくは、台車は密閉された空間内に清
浄空気を供給する清浄空気供給手段を備え、清浄空気供
給手段は電力によって作動し、該清浄空気供給手段への
電力の供給は該台車に設けられたコネクタ部材と処理装
置に設けられたコネクタ部材とのコネクタ接続により行
われる。第1の位置決め部材が作動されるときに処理装
置から台車へ電力を供給するコネクタが接続され、コネ
クタと該清浄空気供給手段との間には通電スイッチがあ
る。ワーク移載手段はニューマチック力によって作動
し、ワーク移載手段への動力空気の供給は台車に設けら
れたカップリング部材と処理装置に設けられたカップリ
ング部材とのカップリング接続により行われる。そし
て、カップリング接続により導入された空気圧力で該通
電スイッチを作動させる。
【0019】好ましくは、台車は、該台車と処理装置の
間で情報を伝達するためにワイヤ接続なしの情報伝達手
段を有する。さらに、本発明は、ベース部分と、該ベー
ス部分に取り付けられるカバー部分と、カバー部分をベ
ース部分にロックするロック装置とを有し、ワークを収
容すべき容器の検査方法であって、容器に気体を加圧封
入し、カバー部分にかかる力を測定することにより、ロ
ック手段の機能を検査することを特徴とする容器の検査
方法を提供する。
【0020】好ましくは、カバー部分にかかる力がカバ
ー部分を開閉するモータの負荷電流として検出される。
好ましくは、容器を密閉した状態で気体を注入し、該気
体を排気し、再度気体を容器に注入し、該気体を排気
し、このサイクルを数回繰り返すことにより、容器の内
部の清浄度を回復する工程を含むことを特徴とする請求
項10に記載の容器の検査方法。
【0021】さらに、本発明は、ベース部分と、該ベー
ス部分に取り付けられるカバー部分と、カバー部分をベ
ース部分にロックするロック装置とを有し、ワークを収
容すべき容器の検査方法であって、容器に気体を加圧封
入し、カバー部分にかかる力を測定することにより、ロ
ック手段の機能を検査する工程と、ワークを収容した該
容器から該ワークを取り出して処理装置へ移載する工程
とを備えるワーク及び容器の処理方法を提供する。
【0022】さらに、本発明は、容器を密閉した状態で
気体を注入し、該気体を排気し、再度気体を容器に注入
し、該気体を排気し、このサイクルを数回繰り返すこと
により、容器の内部の清浄度を回復する工程と、ワーク
を収容した該容器から該ワークを取り出して処理装置へ
移載する工程とを備えるワーク及び容器の処理方法を提
供する。
【0023】
【発明の実施の形態】図1から図4は本発明の第1実施
例のワーク搬送移載装置10を示す図である。図1はワ
ーク搬送移載装置10の正面図、図2はワーク搬送移載
装置10の平面図、図3はワーク搬送移載装置10の側
面図である。図4はワーク搬送移載装置10の機能を説
明するために一部の部材を省略し、台車12を図解的に
示した図である。
【0024】ワーク搬送移載装置10は車輪12aを有
する台車12からなる。この実施例では、台車12は把
手14を有し、オペレータが把手14をつかんで台車1
2を押すようになっている。台車12は半導体ウエハや
液晶基板等のワークを搬送し、ワークを台車12から処
理装置50の内部に移載するためのものである。あるい
は、ワークを処理装置50の内部から台車12に移載す
る。処理装置50は、半導体ウエハや液晶基板等のワー
クの製造プロセスの処理装置や検査装置の1つである。
【0025】台車12が処理装置50の前に位置すると
きに、処理装置50を向いた台車12の側を正面とす
る。図2及び図3では台車12の左側が台車12の正面
であり、図1は台車12の正面を示している。ワークを
出し入れするための前窓23が台車12の正面に設けら
れている。処理装置50はワークの入出口を有し、ファ
ン及びフィルタを含む空気清浄装置(図示せず)がワー
クの入出口に隣接した処理装置50の内部に配置されて
いる。処理装置50の内部は高い空気清浄度に維持さ
れ、処理装置50の外側は処理装置50の内部よりも空
気清浄度は低い。台車12は空気清浄度の比較的に低い
領域でもワークが汚染されないように、ワークの清浄度
を維持しながらワークを処理装置50の内部へ搬送す
る。
【0026】図1から図4において、台車12は、密閉
された空間16を有する。密閉された空間16は、底壁
18と、天井壁19と、両側壁20と、前壁21と、後
壁22とから形成されている。前壁21には上記した前
窓23が設けられている。後壁22にも後窓24が設け
られている。通常は前窓23を開放してワークを台車1
2と処理装置50との間で移載する。しかし、後窓24
を開放することもできる。
【0027】台車12は、密閉された空間16内でワー
クを支持したカセットを収容した少なくとも1つの容器
を載置するための載置部分26を有する。実施例では、
載置部分26は底壁18で形成されている。しかし、載
置部分26は底壁18に固定されたその他の部材として
形成されることもできる。容器54を載置する載置部分
26は図4に明瞭に示されている。前窓23及び後窓2
4は図4の矢印Aで示される方向にスライド式に開閉さ
れる。
【0028】図7はカセット52及び容器54の例を示
す図である。カセット52は並行に延びる複数の溝52
aを有し、複数のワーク56はカセット52の溝52a
に挿入され、よってワーク56はカセット52に支持さ
れる。例えば、半導体ウエハや液晶パネルの基板はこの
ようにしてカセット52に支持された状態で、ある処理
装置から他の処理装置へ搬送される。容器54は、ベー
ス部分54aと、ベース部分54aに取り付けられるカ
バー部分54bとからなる。ワーク56を支持したカセ
ット52は容器54に収容され、カセット52を収容し
た容器54が図4に示されるように台車12の載置部分
26に載置される。
【0029】図8はカバー部分54bをベース部分54
aにロックするロック装置28を示す一般的な図であ
る。ベース部分54aは、ベース部分54aに回転可能
に配置された円板28aと、ベース部分54aに往復動
可能に配置されたラッチ部材28bとを有する。ラッチ
部材28bは円板28aに枢着され、円板28aを矢印
の方向に回転させると、ラッチ部材28bが矢印で示さ
れるように往復動する。一方、カバー部分54bの周辺
部には、ラッチ溝28cが設けられる。ラッチ部材28
bはカバー部分54bのラッチ溝28cに係合可能にな
っている。さらに、円板28aはロック解除穴54cを
有する。
【0030】ロック解除装置が台車12の載置部分26
に配置されている。ロック解除装置は図示しないアクチ
ュエータと図7に示されるロック解除ピン30とを含
む。ロック解除ピン30は円板28aのロック解除穴5
4cに挿入される。よって円板28aはロック解除ピン
30を含むロック解除装置によって回転せしめられる。
図8においてはロック装置28がロック状態になってお
り、円板28aが矢印で示されるように時計回り方向又
は反時計回り方向に回転すると、ラッチ部材28bが往
復動し、ラッチ溝28cから抜ける。よって、ロック装
置28がロック解除状態になり、カバー部分54bをベ
ース部分54aから持ち上げることができるようにな
る。このラッチ部材28bが図4に示されており、ラッ
チ部材28bは図4の矢印Bの方向に作動する。
【0031】図4において、容器固定部材32が台車1
2の載置部分26に設けられている。容器固定部材32
は図4の矢印Cの方向に移動可能であり、容器54を台
車12の載置部分26に固定し、台車12の走行中に容
器54が動かないようにする。容器固定部材32は容器
54のカバー部分54b及びベース部分54aの一方に
係合するようにしておけばよい。
【0032】容器開放部材34が容器54を開放するた
めに設けられる。容器開放部材34は矢印D及び矢印E
の方向に移動可能であり、容器54のカバー部分54b
の突起54dに係合する。容器開放部材34はロック解
除ピン30がロック装置28のロックを解除した後で
(且つ容器固定部材32が容器54のカバー部分54b
に係合する場合には容器固定部材32が解除作動された
後で)作動され、容器54のカバー部分54bをベース
部分54aに対して持ち上げる。よって容器54が開放
され、容器54に収容されていたカセット52(図7)
が露出されることになる。
【0033】さらに、カセット移載アーム36がカセッ
ト52を台車12と処理装置50の間で移載するために
設けられる。カセット移載アーム36は一対のフォーク
状のブレードからなる。カセット移載アーム36は矢印
F、矢印G及び矢印Hの3つの互いに直交する方向に移
動可能である。カセット移載アーム36はさらにフォー
ク状のブレードの開閉動作のために矢印Iの方向に移動
可能である。
【0034】図2及び図3はカセット移載アーム36が
カセット52を台車12から処理装置50に移載した状
態を示している。この作動において、カセット移載アー
ム36は、矢印Fの方向に作動されてカセット52の上
方位置へ上昇し、矢印Hの方向に作動されてカセット5
2と整列する位置へ移動し、矢印Gの方向に作動されて
カセット52の直上の位置へ移動し、矢印Iの方向に作
動されて一対のフォーク状のブレードがカセット52の
幅よりも大きくなるように開かれ、矢印Fの方向に作動
されてカセット52の底部の位置へ下降し、矢印Iの方
向に作動されて一対のフォーク状のブレードがカセット
52の幅よりも小さくなるように閉じられ、矢印Fの方
向に作動されてカセット52を持ち上げ、矢印Gの方向
に作動されてカセット52を処理装置50へ運ぶ。な
お、カセット移載アーム36の構成及び作動はこの例に
限定されるものではない。カセット移載アーム36及び
カセット52は、カセット移載アーム36が容器54の
ベース部分54aとカセット52の底部との間に容易に
挿入され、カセット52を持ち上げることができるよう
に適切な形状になっている。例えば、カセット52の底
部はリブを含み、フォーク状のブレードがリブの両側に
位置するようになっている。またはカセットの上部にハ
ンドリング用の突起した板とすることもある。
【0035】さらに、台車12は密閉された空間16内
に清浄空気を供給する空気清浄装置38を備える。空気
清浄装置38は天井壁19に設けられ、電動ファンとフ
ィルタとを含む。従って、前窓23及び後窓24が閉じ
られた状態で密閉された空間16内は、台車12が位置
する環境よりも清浄な環境に維持される。また、ワーク
56は密閉された容器54に収容されている。従って、
ワーク56は密閉された空間16及び容器54により二
重に密閉される。
【0036】図9はワーク56の清浄度の試験結果を示
す図である。縦軸はワーク56への0.1μm以上の大
きさのパーティクルの付着個数を示し、横軸は時間であ
る。曲線Uはクラス1000のクリーンルーム内で台車
12の外部にワーク56を露出して置いた場合のワーク
56へのパーティクルの付着個数を示す。曲線Vは同ク
リーンルーム内で台車12の内部にワーク56を露出し
て置いた場合のワーク56へパーティクルの付着個数を
示す。ワーク56を台車12の内部に置くことによって
最初はパーティクルの付着個数は少ないが、時間が経過
するとともにパーティクルの付着個数は多くなる。曲線
Wは同クリーンルーム内で台車12の外部にワーク56
を容器54に収容して置いた場合のワーク56へのパー
ティクルの付着個数を示す。ワーク56を容器54に収
容することにより、パーティクルの付着個数は非常に少
なくなる。曲線Xは同クリーンルーム内で台車12の内
部にワーク56をを容器54に収容して置いた場合のワ
ーク56へのパーティクルの付着個数を示す。ワーク5
6を容器54に収容して台車12の内部に置くことによ
ってパーティクルの付着個数は非常に少なくなる。従っ
て、ワーク56を密閉された空間16及び容器54によ
り二重に密閉して置くことは、非常に好ましい。そのた
め、それほど密閉度の高くない容器54を使用しても、
ワーク56の清浄度を維持することができる。
【0037】空気清浄装置38のファンは電力により駆
動される。この台車12はバッテリ等の電源を積んでい
ず、処理装置50において電力を供給されるようになっ
ている。台車12はその正面で底部の中央の位置に電源
位置決めユニット40を有する。電源位置決めユニット
40は、コネクタ部材40aと第1の位置決め部材40
bとを有する。処理装置50は電源位置決めユニット4
0に対応する電源位置決めユニット41(図3)を有す
る。
【0038】台車12が処理装置50の前にきたら、台
車12の電源位置決めユニット40と処理装置50の電
源位置決めユニット41とを接続する。この場合、第1
の位置決め部材40bは電源位置決めユニット41の対
応する位置決め部材と嵌合し、台車12は処理装置50
に対して機械的に位置決めされる。同時に、台車12の
コネクタ部材40aが処理装置50の電源位置決めユニ
ット41に設けられたコネクタ部材とコネクタ接続さ
れ、よって空気清浄装置38のファンは電力により駆動
されることができる。図21は空気清浄装置38のファ
ンが起動された後の空間16内の清浄度を示す図であ
る。ファンの起動後約12秒たつと空間16内は十分に
清浄になり、容器54を開放してもワーク56が汚染さ
れることはない。パーティクル数は大きさ0.1μm以
上のパーティクルの数である。
【0039】電力供給系には通電スイッチが設けられ
る。通電スイッチは、次に説明するカップリング部材4
2に空気圧力を導入することにより有効になる空圧スイ
ッチとした。通電スイッチは、二重回路の機能にした。
カップリング部材42をカップリング接続し、通電スイ
ッチを押した場合に、清浄空気供給装置38のファンを
作動させることができる。ロック解除ピン30、容器固
定部材32、容器開放部材34も電力で駆動される。こ
れらの部材はニューマチック力によって作動するように
することもできる。
【0040】台車12のカセット移載アーム36は、ニ
ューマチック力(空気圧力)によって作動するようにな
っている。つまり、カセット移載アーム36はモーター
や送りネジ等ではなく、エアシリンダによって作動され
る。エアシリンダを使用したことにより、カセット移載
アーム36の駆動部の重量が軽減した。カセット移載ア
ーム36のエアシリンダへの動力空気の供給は台車12
に設けられたカップリング部材42と処理装置50に設
けられたカップリング部材43(図3)とのカップリン
グ接続により行われる。
【0041】さらに、2つの第2の位置決め部材44が
把手14の高さとほぼ同じ高さで台車12の両側に設け
られている。対応する位置決め部材45が処理装置50
に設けられる。第2の位置決め部材44はニューマチッ
ク力によって作動し、台車12を処理装置50に対して
ニューマチック力によって精密に位置決めする。すなわ
ち、第2の位置決め部材44はエアシリンダによって前
進するロッド状の部材であり、対応する位置決め部材4
5は第2の位置決め部材44を受けるキャビティを含
む。
【0042】電源位置決めユニット40の第1の位置決
め部材40bは台車12を機械的に予備的に位置決め
し、第2の位置決め部材44は台車12をニューマチッ
ク力によって精密に位置決めする。従って、オペレータ
はバッテリのない軽量の台車12を処理装置50の前に
押してきて、台車12を電源位置決めユニット40が電
源位置決めユニット41に接続されるように動かし、カ
ップリング部材42をカップリング部材43にカップリ
ング接続すると、台車12は処理装置50に対して精密
に位置決め、固定され、ワーク56を支持したカセット
52を移載可能な状態になる。
【0043】電源位置決めユニット40,41のセット
だけでは、精密な位置決めができず、また強固な固定が
できず、ずれも生じるため、第2の位置決め部材44に
はエアシリンダによる固定機構を用いた。これによっ
て、位置決めの再現性が確実にできるようになった。ま
た、設置接続の信頼性も確実な機能となった。台車12
は図3に示される操作パネル45を有する。さらに、台
車12は図1に示される入出力信号ユニット46を有す
る。図5は台車12と処理装置50との間の信号のイン
ターフェースを示す図である。台車12の入出力信号ユ
ニット46に対応して、処理装置50は入出力信号ユニ
ット47を有する。入出力信号ユニット46、47はそ
れぞれ入力部及び出力部46a−b、47a−bを有す
る。入力部46a、47aは例えば発光素子を含み、出
力部46b、47bは受光素子を含む。入力部46aと
出力部47b、入力部47aと出力部46bとは、上記
したように位置決めされたときにそれぞれ対向する。入
出力信号ユニット46、47は、台車12と処理装置5
0の間で情報を伝達するためにワイヤ接続なしの情報伝
達手段を構成する。
【0044】図6は台車12と処理装置50間のワーク
の取り扱い時のインターロック(インターフェース)の
例を示す。4つの発光素子─受光素子で7つの状態を示
す判断パターンを伝達することができる。判断パターン
aは例えば台車12の位置決めが終了したことを示し、
判断パターンbは例えば台車12からカセット52を移
載することの許可を求めることを示す。
【0045】ワーク56をセットあるいは取り出しをす
るか、相手方となる製造装置、検査装置等の処理装置5
0の状態を出力表示することにより、台車側でその信号
を読取り、自動移載動作できるようにした。人によるワ
ーク56の入れ換えミスが起きることのないように、台
車12と処理装置50との間で、センサ入出力機能によ
る、ハードウエアインターロックを設置した。信号線に
よる通信でないので、接続ミスにがなくなった。発光素
子と受光素子による信号判断機能の例のようにしたこと
により、接触不良を回避した。
【0046】図10は本発明の他の実施例のワーク搬送
移載装置10を示す図である。この実施例のワーク搬送
移載装置10は図1から図4のワーク搬送移載装置10
と類似している。この実施例のワーク搬送移載装置10
では、台車12の密閉された空間16内の載置部分26
が、2つの容器54を支持できるようになっている。ロ
ック解除ピン30、容器固定部材32、容器開放部材3
4、及びカセット移載アーム36は、2つの容器54及
び2つのカセット52に係合できるように構成される。
台車12が2つの容器54を支持できるようになってい
ると、処理装置50において処理すみのワーク56を支
持したカセット52を処理装置50から台車12へ移載
し、そして新しいワーク56を支持したカセット52を
台車12から処理装置50へ移載することができる。従
って、ワークの投入、取り出しを、1台の台車で、連続
してできる。
【0047】図11は本発明の他の実施例のワーク搬送
移載装置10を示す図である。この実施例のワーク搬送
移載装置10は図1から図4のワーク搬送移載装置10
と類似している。この実施例のワーク搬送移載装置10
は、バッテリ60及びセンサ61を備えている。バッテ
リ60は台車12を走行させるモータへ電力を供給す
る。センサ61は床面に設けられた走行誘導マーカー6
2を検出し、台車12の自動走行を可能にする。
【0048】図12は本発明の他の実施例のワーク搬送
移載装置10を示す図である。この実施例のワーク搬送
移載装置10は図1から図4のワーク搬送移載装置10
と類似している。この実施例のワーク搬送移載装置10
は、駆動電源ケーブル63を有し、駆動電源ケーブル6
3は台車12を走行させるモータへ電力を供給する。台
車12は床面に設けられた走行ガイドレール64に沿っ
て走行する。
【0049】図13は本発明の他の実施例のワーク搬送
移載装置10を示す図である。この実施例のワーク搬送
移載装置10は図1から図4のワーク搬送移載装置10
と類似している。しかし、これまで説明した実施例では
容器54がベース部分54aとカバー部分54bとから
なるものであったのに対して、この実施例の容器はカセ
ットを上方から覆うカップ状カバー54xとして形成さ
れている。カップ状カバー54xはワーク56を支持し
たカセット52を収容し、ワーク56を清浄に維持する
機能を有する。
【0050】従って、この場合にも、図9を参照して説
明したように、ワーク56を密閉された空間16及び容
器54により二重に密閉して置くことができる。そし
て、この実施例では、カバー部分54bをベース部分5
4aに対してロックするロック装置及びロック解除装置
30は不要である。清浄空間の維持に空気清浄装置38
を用いているが、ワーク搬送中はファンが止まってしま
うと、徐々に清浄度が低下するが、ワーク56をカップ
状カバー54xで簡易にカバーして二重に保護してやる
ことにより、清浄度を保持できるようになった。
【0051】図14は本発明による容器の検査方法の実
施例を説明する図である。図14は図7に示したものと
同様の容器54を示している。容器54は、ベース部分
54aと、ベース部分54aに取り付けられるカバー部
分54bと、カバー部分54bをベース部分54aにロ
ックするロック装置28(ラッチ部材28b)とからな
る。容器54は載置部分26に載置されており、容器固
定部材32が容器54を抑えている。
【0052】この実施例は、容器54内に加圧空気を導
入する手段と、カバー部分54bにかかる力Qを測定
し、ロック装置28(ラッチ部材28b)の機能を検査
する検査装置70とを含む。容器54に気体を加圧封入
することにより、容器54内に圧力Pが生じる。カバー
部分54bは容器固定部材32で固定されているので、
カバー部分54bにかかる力Qはベース部分54aを押
しつける力となって表れる。
【0053】図15は圧力Pと力Qとの関係を示す図で
ある。カバー部分54bとベース部分54aとの間にあ
る程度の磨耗があり、ロック装置28(ラッチ部材28
b)にはある程度のガタがあるので、最初はベース部分
54aはカバー部分54bに対して移動でき、力Qは圧
力Pに対して直線Lで示されるように比例関係にある。
圧力Pが大きくなると、ロック装置28(ラッチ部材2
8b)のガタの影響等がなくなり、ベース部分54aは
カバー部分54bに対して移動できなくなり、力Qは直
線Mで示されるようにほぼ一定になる。
【0054】ところが、ロック装置28(ラッチ部材2
8b)にガタがあったり、その他の磨耗等があると、ベ
ース部分54aはカバー部分54bに対してさらに移動
し続け、力Qは圧力Pに対して直線Nで示されるように
なる。従って、予め直線Mと直線Nとの関係を調べてお
けば、カバー部分54bにかかる力Qを測定することに
より、ロック装置28(ラッチ部材28b)の機能、あ
るいはロック装置28(ラッチ部材28b)の老朽度を
検査することができる。
【0055】図16は本発明による容器の検査方法の他
の実施例を示す図である。この例は、SMIFシステム
のローディング装置72を利用している。図17に示さ
れるように、SMIFシステムのローディング装置72
は処理装置50と組み合わせて配置されている。ローデ
ィング装置72は容器のための載置部分26を含み、載
置部分26は移動可能なポートプレート74を含む。
【0056】容器54のベース部分54aがポートプレ
ート74の上に載置され、ロック機構28が解除された
ときに、容器54の固定されたカバー54bに対してベ
ース部分54aがポートプレート74とともに下降せし
められるようになっている。図7のカセット52はワー
ク56を支持した状態でベース部分54aに支持され、
ベース部分54aとともに下降する。ベース部分54a
が下降した位置に前の実施例の移載アーム36に相当す
る移載アームがあり、ワーク56を支持したカセット5
2が処理装置50の内部へ移載されるようになってい
る。
【0057】ポートプレート74はモータ76によって
ボールネジ78を介して動かされるようになっている。
電源80及び電流計82がモータ76に接続される。こ
の例では、カバー部分54bにかかる力Qが、カバー部
分54bを開閉するモータ76の負荷電流として電流計
82で検出される。なお、容器54のベース部分54a
を下方に下降させることにより容器54を開放する構成
は、前の実施例の台車12に設けることもできる。
【0058】この実施例によれば、ロック装置28の機
能を検査する工程と、ワーク56の移載工程とを実施す
ることができる。ワーク56の移載工程は、ワーク56
を収容した容器54からワーク56をカセット52とと
もに取り出して処理装置50へ移載する工程である。こ
の場合、ワーク56をカセット52とともに容器54か
ら取り出した後で、ポートプレート74をベース部分5
4aとともに上昇させ、ベース部分54aをロック装置
28によってカバー部分54bに密閉させた状態で、上
述の検査を行う。
【0059】図18は本発明による容器の検査方法の他
の実施例を示す図である。この例では、気体の導入管8
4及び気体の排気管85が容器54のベース部分54a
に接続されている。気体の導入管84はバルブ85を有
し、気体の排気管85はバルブ87を有する。圧力計8
8が気体の導入管84に設けられている。この構成によ
れば、図14では省略したが、窒素やCDA等の気体の
導入管84から加圧気体を容器54内に導入することが
でき、カバー部分54bにかかる力Qを適切な手段によ
って測定する。
【0060】さらに、図18の例によれば、容器54を
密閉した状態で気体の導入管84によって気体を注入
し、気体の排気管85によって気体を真空排気し、再度
気体を容器54に注入し、該気体を排気し、このサイク
ルを数回繰り返すことにより、容器の内部の清浄度を回
復する工程を実施することができる。これによって、容
器54の内部では気体が激しく動き、容器54の内部に
付着していたパーティクルを除去することができる。こ
うすれば、容器54を分解して洗浄する手間を省くこと
ができる。
【0061】カバー部分54bにかかる力Qはモータ7
6の負荷電流として検出する他にあらゆる手段によって
検出することができる。図19はカバー部分54bにか
かる力Qをバネ秤90で測定する例を示している。図2
0はカバー部分54bにかかる力Qを歪みゲージ92で
測定する例を示している。動歪み計94が歪みゲージ9
2に接続されている。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ワークを清浄な状態で搬送することができ、ワークを清
浄な状態で処理装置へ移載することのできるワーク搬送
移載装置を提供することができる。また、本発明によれ
ば、ワークを収容すべき容器の検査を簡単に実施し、容
器の実際の機能が保証されるまでその容器を使用するこ
とができる。また、ワークの処理及び容器の検査や回復
処理を同一のローディング装置で実施することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のワーク搬送移載装置を示
す正面図である。
【図2】図1のワーク搬送移載装置の平面図である。
【図3】図1のワーク搬送移載装置の側面図である。
【図4】図1から図3のワーク搬送移載装置の機能を説
明するためのワーク搬送移載装置の斜視図である。
【図5】ワーク搬送移載装置と処理装置(製造装置)と
の間の信号のインターフェースを示す図である。
【図6】信号の判断パターンの例を示す図である。
【図7】カセット及び容器の例を示す図である。
【図8】密閉容器のロック機構を示す図である。
【図9】ワークの清浄度の試験結果を示す図である。
【図10】本発明の他の実施例のワーク搬送移載装置を
示す図である。
【図11】本発明の他の実施例のワーク搬送移載装置を
示す図である。
【図12】本発明の他の実施例のワーク搬送移載装置を
示す図である。
【図13】本発明の他の実施例のワーク搬送移載装置を
示す図である。
【図14】本発明の容器の検査方法の実施例を示す図で
ある。
【図15】図14の装置における気体の圧力とカバー部
分にかかる力との関係を示す図である。
【図16】本発明による容器の検査方法の他の実施例を
示す図である。
【図17】処理装置とローディング装置を示す図であ
る。
【図18】本発明による容器の検査方法の他の実施例を
示す図である。
【図19】本発明による容器の検査方法の他の実施例を
示す図である。
【図20】本発明による容器の検査方法の他の実施例を
示す図である。
【図21】空気清浄装置のファンが起動された後の台車
の空間内の清浄度を示す図である。
【符号の説明】
10…ワーク搬送移載装置 12…台車 14…把手 16…密閉された空間 23…前窓 26…載置部分 28…ロック装置 30…ロック解除ピン 32…容器固定部材 34…容器開放部材 36…カセット移載アーム 38…清浄空気供給装置 40…電源位置決めユニット 40a…コネクタ部材 40b…第1の位置決め部材 41…電源位置決めユニット 42…カップリング部材 44…第2の位置決め部材 45…操作パネル 46…入出力信号ユニット 47…入出力信号ユニット 50…処理装置 52…カセット 54…容器 54a…ベース部分 54b…カバー部分 56…ワーク 60…バッテリ 63…駆動電源ケーブル 70…検査装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋詰 幸司 愛知県春日井市高蔵寺町二丁目1844番2 富士通ヴィエルエスアイ株式会社内 (72)発明者 志村 敏克 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5F031 CA01 CA02 CA05 FA03 GA25 GA58 JA51 MA33 NA02 NA17 PA26

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台車と、ワークを支持したカセットを収
    容した少なくとも1つの容器を載置するために該台車に
    設けられた載置部分と、該載置部分に載置された該容器
    を開放するために該台車に設けられた容器開放手段と、
    該載置部分に載置された該容器が開放された状態で、該
    台車から処理装置へカセットを移載し且つ処理装置から
    該台車へカセットを移載するためのカセット移載手段と
    を備え、該載置部分は実質的に密閉され且つ開閉窓を有
    する空間に設けられ、ワークは該密閉された空間及び該
    容器により二重に密閉されることを特徴とするワーク搬
    送移載装置。
  2. 【請求項2】 該容器はワークを含むカセットを上方か
    ら覆うカップ状カバーとして形成され、該容器開放手段
    は該カップ状カバーを持ち上げるカバー開放手段からな
    ることを特徴とする請求項1に記載のワーク搬送移載装
    置。
  3. 【請求項3】 該容器はベース部分と、該ベース部分に
    取り付けられるカバー部分と、カバー部分をベース部分
    にロックするロック手段とを有し、該容器開放手段は該
    カバー部分を該ベース部分から持ち上げるカバー開放手
    段からなり、該ロック手段のロックを解除するロック解
    除手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載
    のワーク搬送移載装置。
  4. 【請求項4】 該ワーク移載手段はニューマチック力に
    よって作動し、該ワーク移載手段への動力空気の供給は
    該台車に設けられたカップリング部材と処理装置に設け
    られたカップリング部材とのカップリング接続により行
    われることを特徴とする請求項1に記載のワーク搬送移
    載装置。
  5. 【請求項5】 該台車を処理装置に対して機械的に位置
    決めする第1の位置決め部材と、該台車を処理装置に対
    してニューマチック力によって位置決めする第2の位置
    決め部材とを有し、該第2の位置決め部材は該台車を処
    理装置に対して精密に位置決めするとともに該台車を処
    理装置に対してロックするロック機能を有することを特
    徴とする請求項1に記載のワーク搬送移載装置。
  6. 【請求項6】 該台車は該密閉された空間内に清浄空気
    を供給する清浄空気供給手段を備え、該清浄空気供給手
    段は電力によって作動し、該清浄空気供給手段への電力
    の供給は該台車に設けられたコネクタ部材と処理装置に
    設けられたコネクタ部材とのコネクタ接続により行わ
    れ、 該第1の位置決め部材が作動されるときに該処理装置か
    ら該台車へ電力を供給するコネクタが接続され、該コネ
    クタと該清浄空気供給手段との間には通電スイッチがあ
    り、 該ワーク移載手段はニューマチック力によって作動し、
    該ワーク移載手段への動力空気の供給は該台車に設けら
    れたカップリング部材と処理装置に設けられたカップリ
    ング部材とのカップリング接続により行われ、 カップリング接続により導入された空気圧力で該通電ス
    イッチを作動させることを特徴とする請求項1に記載の
    ワーク搬送移載装置。
  7. 【請求項7】 該台車は、該台車と処理装置の間で情報
    を伝達するためにワイヤ接続なしの情報伝達手段を有す
    ることを特徴とする請求項1に記載のワーク搬送移載装
    置。
  8. 【請求項8】 ベース部分と、該ベース部分に取り付け
    られるカバー部分と、カバー部分をベース部分にロック
    するロック装置とを有し、ワークを収容すべき容器の検
    査方法であって、容器に気体を加圧封入し、カバー部分
    にかかる力を測定することにより、ロック手段の機能を
    検査することを特徴とする容器の検査方法。
  9. 【請求項9】 カバー部分にかかる力がカバー部分を開
    閉するモータの負荷電流として検出されることを特徴と
    する請求項8に記載の容器の検査方法。
  10. 【請求項10】 容器を密閉した状態で気体を注入し、
    該気体を排気し、再度気体を容器に注入し、該気体を排
    気し、このサイクルを数回繰り返すことにより、容器の
    内部の清浄度を回復する工程を含むことを特徴とする請
    求項8に記載の容器の検査方法。
  11. 【請求項11】 ベース部分と、該ベース部分に取り付
    けられるカバー部分と、カバー部分をベース部分にロッ
    クするロック装置とを有し、ワークを収容すべき容器の
    検査方法であって、容器に気体を加圧封入し、カバー部
    分にかかる力を測定することにより、ロック手段の機能
    を検査する工程と、 ワークを収容した該容器から該ワークを取り出して処理
    装置へ移載する工程とを備えるワーク及び容器の処理方
    法。
  12. 【請求項12】 容器を密閉した状態で気体を注入し、
    該気体を排気し、再度気体を容器に注入し、該気体を排
    気し、このサイクルを数回繰り返すことにより、容器の
    内部の清浄度を回復する工程と、 ワークを収容した該容器から該ワークを取り出して処理
    装置へ移載する工程とを備えるワーク及び容器の処理方
    法。
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