JP2000269028A - ソレノイド装置 - Google Patents

ソレノイド装置

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JP2000269028A
JP2000269028A JP11075458A JP7545899A JP2000269028A JP 2000269028 A JP2000269028 A JP 2000269028A JP 11075458 A JP11075458 A JP 11075458A JP 7545899 A JP7545899 A JP 7545899A JP 2000269028 A JP2000269028 A JP 2000269028A
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JP
Japan
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diodes
coil
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positive
solenoid
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JP11075458A
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English (en)
Inventor
Tsuneo Kaji
恒夫 梶
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Nidec Powertrain Systems Corp
Original Assignee
Nidec Tosok Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配置スペースをとらず、かつ低コストにて信
頼性の高い制御システムの実現を可能とするソレノイド
装置を提供する。 【解決手段】 コイル2の一端が接続されたプラス側接
続端子6に、2つのダイオード11,11の陰極側を接
続し、双方のダイオード11,11の陽極側にプラス側
リード線10,10を接続する。コイル2の他端が接続
されたマイナス側接続端子にマイナス側リード線を2本
接続する。プラス側リード線10,10及びマイナス側
リード線の各々の一方側の組、及び各々の他方側の組の
いずれを用いてもコイル2に電流を供給することがで
き、同一の部品を複数使用することなく、制御システム
に冗長性を持たせることができる。また、コイル2とプ
ラス側接続端子6等を合成樹脂7によりモールディング
した後、ダイオード11,11をエポキシ樹脂により一
体化し、ダイオード11,11の劣化や破損を防止す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車の油
圧(空気圧)回路に使用する電磁弁に用いて好適なソレ
ノイド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、作動流体の圧力や流量、流れの方
向の制御に用いられる電磁弁においては、ソレノイドに
電流を供給したとき生ずる電磁吸引力によって弁体を直
接、又は可動鉄芯を介して駆動する構造が一般的であ
る。
【0003】図7(a)、(b)にその一例を示す。す
なわち、この電磁弁50は自動車の空気圧回路に用いら
れるものであって、空気圧回路を構成する本体51に組
み付けられたソレノイド組立体52を備えている。ソレ
ノイド組立体52は、コイル53が巻装されたボビン5
4に、コイル53の両端がそれぞれ電気溶接された接続
端子55を一部を露出させた状態で合成樹脂材56によ
りモールディングしてモールド体を形成した後、接続端
子55の露出部分にコイル53へ電流を供給するための
2本のリード線57a,57bが接続され、かつ接続部
分が絶縁キャップ58に覆われた構成を備えている。ま
た、前記ボビン54には非磁性材からなる筒状のガイド
59が内嵌されており、その一端側に固定鉄芯60が内
嵌され、その他端側には磁性材からなる弁体61が摺動
自在に内嵌されている。弁体61は、固定鉄芯60との
間に縮設されたリターンスプリング62により一端側に
付勢されており、コイル53へ電流が供給されると固定
鉄芯60側へ吸引駆動される。
【0004】また、この種の電磁弁では、使用期間中
に、例えば前述したコイル53が断線すると、その機能
が失われるため、ソレノイド組立体52に対して厳重な
品質管理が行われており、今日では部品として高い信頼
性が確保されるに至っている。
【0005】しかし、電磁弁の使用時には、例えば図6
に示したもののように自動車に用いられているもので
は、他の部品の交換作業や装置のメインテナンスが行わ
れたとき、誤ってリード線57a,57bに至るハーネ
スが断線されることによってコイル53への電流供給が
不可能となり、結果的に電磁弁が動作不良を起こす場合
があった。このため、近年においては、油圧(空気圧)
回路に同一機能の電磁弁を並列に配置して制御システム
に冗長性を持たせ、例えば一方を通常用とし他方を非常
用として使い分けることにより、前述した動作不良に対
処するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電磁弁を用いた制御システムにおいては、ソレノイドへ
の電流供給系統に生じた不具合に起因する動作不良は回
避できるが、電磁弁を並列配置するためコスト高とな
る。また、例えば自動車のエンジンルームのように、電
磁弁の配置スペースに制限がある場合には実施できない
等の問題があった。
【0007】本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなさ
れたものであり、配置スペースをとらず、かつ低コスト
にて信頼性の高い制御システムの実現を可能とするソレ
ノイド装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明のソレノイド装置にあっては、コイルの両端の
各々が接続された一対の接続端子の一方側に、2つのダ
イオードの同一極側の一端をそれぞれ接続し、前記2つ
のダイオードを前記コイル及び前記一対の接続端子と一
体化したものとした。かかる構成においては、例えば、
一対の接続端子の一方側及び2つのダイオードの他端側
に、各々2本のリード線を接続すれば、常時異なる2つ
の回路へ接続したままで、異なる2つの回路のいずれか
一方側からの電力による励磁が可能である。
【0009】さらに、前記2つのダイオードを、前記コ
イルと前記一対の接続端子とが合成樹脂により一体成形
されたモールド体が有する前記一対の接続端子の一方側
の露出部に接続するとともに、エポキシ樹脂により一体
化したものとした。かかる構成において、2つのダイオ
ードは、モールド体の成形時における熱や成形圧を受け
ることなくモールド体と一体化される。また、他の部品
で使用されるモールド体との共用化が可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
にしたがって説明する。図1〜図3は、本発明にかかる
ソレノイド組立体1を示す図である。このソレノイド組
立体1は、従来技術で図7に示したソレノイド組立体5
2と互換性を有するものであって、コイル2が巻装され
たボビン3に、コイル2の両端がそれぞれ電気溶接され
たマイナス側接続端子5及びプラス側接続端子6を合成
樹脂材15よりモールディングして形成したモールド体
Mを備えている。マイナス側接続端子5及びプラス側接
続端子6には合成樹脂材15から露出した露出部5a,
6aが存在している。マイナス側接続端子5の露出部5
aには、マイナス側リード線7,7が端子線8を介して
接続されている。マイナス側リード線7,7は、双方の
一端が図4に示すように予め金属カラー9により端子線
8と圧着接合されたものであって、端子線8と露出部5
aとは電気溶接によって接続されている。
【0011】プラス側接続端子6の露出部6aには、プ
ラス側リード線10,10がそれぞれダイオード11,
11を介して接続されている。プラス側リード線10,
10は、各々の一端が図5に示すように予め金属カラー
9,9により各ダイオード11,11と圧着接合された
ものであって、各ダイオード11,11は、図6に示す
ように同一極側(本実施の形態では陰極側)にてそれぞ
れが露出部6aと電気溶接によって接続されている。な
お、一方側のダイオード11とプラス側リード線10の
接合部分には絶縁チューブ12が外挿されている。
【0012】マイナス側接続端子5及びプラス側接続端
子6と、端子線8及びダイオード11,11の接続部分
の周囲は、端子線8及びダイオード11,11が接続さ
れた後に前記モールド体Mに装着された合成樹脂製の絶
縁キャップ13によって覆われている。そして、絶縁キ
ャップ13内にはエポキシ樹脂14が充填されており、
充填後に硬化したエポキシ樹脂14によって、端子線8
及びダイオード11,11が絶縁キャップ13と共に前
記モールド体Mと一体化されている。
【0013】以上の構成からなる本実施の形態において
は、例えばマイナス側リード線7,7及びプラス側リー
ド線10,10の各々の一方側の組、及び各々の他方側
の組のいずれを用いてもコイル2に電流を供給すること
ができる。しかも、例えば一方側の組を通常用とし、か
つ他方側の組を非常用として使用する場合であっても、
通常用の電力供給回路と非常用の電力供給回路に、別途
回路を断続する手段を設けることなく、双方の電力供給
回路に常時接続したままで使用することができる。した
がって、前記ソレノイド組立体1を備えた電磁弁を用い
れば、それを複数使用することなく冗長性を持たせ、電
力供給ラインの断線に起因する動作不良に対処すること
ができる、つまり配置スペースをとらず、かつ低コスト
にて信頼性の高い空気圧制御システムの実現が可能とな
る。
【0014】しかも、本実施の形態においては、コイル
2が巻装されたボビン3と、マイナス側接続端子5及び
プラス側接続端子6とを一体化した後、そのモールド体
Mとダイオード11,11とをエポキシ樹脂14によっ
て一体化した構成であるため、製造時においては、モー
ルド体Mの成形時の熱や成形圧の影響によるダイオード
11,11の劣化や破損が未然防止でき、歩留まりが向
上する。また、従来技術で示したソレノイド組立体52
と、モールド体Mの共用化が可能であることから、低コ
スト化である。
【0015】なお、本実施の形態においては、ソレノイ
ド組立体1に、マイナス側リード線7,7及びプラス側
リード線10,10がそれぞれ設けられたものを示した
が、それらの一方又は双方が廃止されたものであって
も、前述したものと同様の効果が得られる。例えば、使
用時にマイナス側がボディーアースされる電磁弁に使用
する場合にはマイナス側リード線7,7は不要である。
また、自動車に用いられる電磁弁用のソレノイド組立体
1のみを示したが、これに限らず電磁弁以外の他の部品
に本発明を採用した場合であっても、本実施の形態の場
合と同様の効果を得ることができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明のソレノイド
装置においては、常時異なる2つの回路へ接続したまま
で、異なる2つの回路のいずれか一方側からの電力によ
る励磁を可能としたことから、かかるソレノイド装置を
備えた部品を用いる制御システムにおいては、そうした
部品を複数使用することなく冗長性を持たせ、電力供給
ラインの断線に起因する前記部品の動作不良に対処する
ことが可能となる。よって、配置スペースをとらず、か
つ低コストにて信頼性の高い制御システムの実現が可能
となる。
【0017】また、2つのダイオードが、モールド体の
成形時における熱や成形圧を受けることなくモールド体
と一体化されるようにした。よって、製造時におけるダ
イオードの熱や成形圧の影響による劣化や破損を未然防
止することができ、歩留まりが向上する。また、他の部
品で使用されるモールド体との共用化が可能となること
から、低コスト化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す平面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図2のB矢視図である。
【図4】マイナス側リード線の接続形態を示す図であ
る。
【図5】プラス側リード線の接続形態を示す図である。
【図6】本発明の一実施の電気的構成を示す実態配線図
である。
【図7】従来技術を示す図であって、(a)は電磁弁の
断面図、(b)は、(a)のC−C断面図である。
【符号の説明】
1 ソレノイド組立体(ソレノイド装置) 2 コイル 5 マイナス側接続端子 5a 露出部 6 プラス側接続端子 6a 露出部 7 マイナス側リード線 10 プラス側リード線 11 ダイオード 14 エポキシ樹脂 M モールド体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルの両端の各々が接続された一対の
    接続端子の一方側に、2つのダイオードの同一極側の一
    端をそれぞれ接続し、前記2つのダイオードを前記コイ
    ル及び前記一対の接続端子と一体化したことを特徴とす
    るソレノイド装置。
  2. 【請求項2】 前記2つのダイオードを、前記コイルと
    前記一対の接続端子とが合成樹脂により一体成形された
    モールド体が有する前記一対の接続端子の一方側の露出
    部に接続するとともに、エポキシ樹脂により一体化した
    ことを特徴とする請求項1記載のソレノイド装置。
JP11075458A 1999-03-19 1999-03-19 ソレノイド装置 Pending JP2000269028A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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