JP2000268956A - 電界発光灯およびその製造方法 - Google Patents

電界発光灯およびその製造方法

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JP2000268956A
JP2000268956A JP7509099A JP7509099A JP2000268956A JP 2000268956 A JP2000268956 A JP 2000268956A JP 7509099 A JP7509099 A JP 7509099A JP 7509099 A JP7509099 A JP 7509099A JP 2000268956 A JP2000268956 A JP 2000268956A
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electrode
lead
conductive pattern
electroluminescent lamp
flexible
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JP7509099A
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Inventor
Takayuki Hora
貴之 洞
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Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
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Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の3電極構造の電界発光灯では、裏面側
のEL素子用電極2カ所と発光面側のシールド用第3電
極1カ所から直接リードを導出するリード接続構造であ
った。このため、リード仮止め工程が表裏2回必要であ
り、本止め工程も表裏2回必要であり、多大な工数がか
かりコスト高となっていた。 【解決手段】 絶縁性フィルム14上にEL素子用リー
ド15、16と第3電極用リード17を形成した第1の
フレキシブル電極13と、絶縁性フィルム21上に第3
電極用リード22を形成した第2のフレキシブル電極2
0とで3電極構造の電界発光灯本体のリード取出し部を
挟み、第1のフレキシブル電極のEL素子用リード1
5、16をEL素子の透明電極4と裏面電極7に接続
し、第2のフレキシブル電極20の第3電極用リード2
2の一端22bを第3電極9に接続し、他端22aを第
1のフレキシブル電極13に形成された第3電極用リー
ド17の一端17aに接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電界発光灯およびそ
の製造方法に関し、特に液晶ディスプレイのバックライ
トなどに好適する騒音防止、電磁シールド等を施した薄
型の電界発光灯のリード接続構造と接続方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶表示部を備えた携帯電話、P
HS、ページャー、デジタルウオッチ、携帯型パーソナ
ルコンピュータなどの小型携帯用電子機器が急速に普及
し、液晶ディスプレイのバックライト用として薄型で面
発光する電界発光灯の需要が増大している。交流高電圧
を印加して電界発光灯を発光させると、電界発光灯自体
から、あるいは電界発光灯と液晶表示部との静電結合な
どによって、騒音が発生することがある。また、電界発
光灯を駆動するインバータ回路などから発生したノイズ
が電界発光灯を経由して液晶表示部や電子機器に悪影響
を及ぼすこともある。このため、騒音防止、電磁シール
ドなどを施した3電極構造の薄型電界発光灯が開発され
ている。
【0003】この種の電界発光灯50は、図6の要部拡
大斜視図に示すように、透明フィルム40aの両面に蒸
着等により形成されたITO等の透明電極40b、40
cを有する透明導電フィルム40を基材としてその片面
である透明電極40b上に発光層41、反射絶縁層4
2、裏面電極43、透明電極40b用電極パッド44を
形成し、他方の面である透明電極40c上に電極パッド
45(破線で表示)を形成後、両面の電極パッド44、
45及び裏面電極43に金属箔からなるリード46、4
7、48をそれぞれ取付けた構造を有している。通常、
リードの取り付けは仮止めと本止めの2段階で実施して
いる。仮止めは表裏2工程必要である。まず図7(a)
に示すように、リード取付装置の基台60上に電界発光
灯50を載置し、電極パッド44上にリード46を、裏
面電極43上にリード48を位置決めし、圧着用ヒータ
61で取付ける。次に、図7(b)に示すように表裏を
逆にして、電極パッド45上にリード47を位置決め
し、同様に圧着用ヒータ61で取付ける。本止めは、図
8に示すように、リードの上から絶縁と補強のためにヒ
ートシールテープ49を熱圧着する。当工程も表裏2回
必要である。かかる電界発光灯の第3電極である透明電
極40cのリード47を裏面電極43のリード48と電
気的に接続することによって、透明電極40bの両側に
位置する第3電極である透明電極40cと裏面電極43
とが同電位になり、交流駆動時の騒音を防止できる。ま
た、接地すれば電磁シールドができる。したがって、こ
の3電極構造の電界発光灯50を液晶のバックライトに
使用すると、EL素子に印加される交流高電圧がシール
ドされるので、電磁ノイズが低減するとともに、液晶と
の静電結合が遮断されて相互に引合う力が減じ、騒音が
低減するという効果を奏する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の3電極構造の電界発光灯50では、裏面側のEL
素子用電極2カ所と発光面側のシールド用第3電極1カ
所から直接リードを導出するリード接続構造であった。
このため、一度に両面に取付ける機構にすることが困難
であり、リード取付工程が表裏2回必要であり、また仮
止め工程も表裏2回必要であり、多大な工数がかかりコ
スト高になるという問題があった。
【0005】そこで、本発明の目的は、上記の問題を解
決してリード接続工数を低減した安価な3電極構造の薄
型電界発光灯とその製造方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の電界発光灯は、
絶縁性透明基板の裏面側に透明電極、発光層、反射絶縁
層、裏面電極を積層してEL素子を形成し、前記絶縁性
透明基板の表面側に透明な第3電極を形成した電界発光
灯本体のリード取出し部を、絶縁性フィルム上にEL素
子用リードとなる導電パターンを形成したフレキシブル
電極と、絶縁性フィルム上に第3電極用リードとなる導
電パターンを形成したフレキシブル電極とで挟み、か
つ、両リード用導電パターンを同一面に形成した一方の
フレキシブル電極に一体化して両リードを導出してなる
ことを特徴とする。この構成により、リードと絶縁補強
テープを一体化し、リード取付け工数を大幅に低減した
安価な3電極構造の薄型電界発光灯を提供できる。
【0007】また、絶縁性透明基板の裏面側に透明電
極、発光層、反射絶縁層、裏面電極を積層してEL素子
を形成し、前記絶縁性透明基板の表面側に透明な第3電
極を形成した電界発光灯本体のリード取出し部を、絶縁
性フィルム上にEL素子用リードとなる導電パターンと
第3電極用リードとなる導電パターンを形成した第1の
フレキシブル電極と、絶縁性フィルム上に第3電極用リ
ードとなる導電パターンを形成した第2のフレキシブル
電極とで挟み、前記第1のフレキシブル電極のEL素子
用リードとなる導電パターンをEL素子の透明電極と裏
面電極に接続し、第2のフレキシブル電極の第3電極用
リードとなる導電パターンの一端を第3電極に接続し、
他端を第1のフレキシブル電極に形成された第3電極用
リードとなる導電パターンに接続したことを特徴とす
る。この構成により、リード取付け工数を大幅に低減し
た安価な3電極構造の薄型電界発光灯を提供できる。
【0008】また、本発明の電界発光灯は、絶縁性透明
基板の裏面側に透明電極、発光層、反射絶縁層、裏面電
極を積層してEL素子を形成し、前記絶縁性透明基板の
表面側に透明な第3電極を形成した電界発光灯本体のリ
ード取出し部を、絶縁性フィルム上にEL素子用リード
となる導電パターンを形成した第3のフレキシブル電極
と、絶縁性フィルム上にEL素子用リードとなる導電パ
ターンと第3電極用リードとなる導電パターンを形成し
た第4のフレキシブル電極とで挟み、前記第3のフレキ
シブル電極のEL素子用リードとなる導電パターンの一
端をEL素子の透明電極と裏面電極に接続し、他端を前
記第4のフレキシブル電極のEL素子用リードに接続
し、前記第4のフレキシブル電極の第3電極用リードと
なる導電パターンを第3電極に接続したことを特徴とす
る。この構成により、リード取付け工数を大幅に低減し
た安価な3電極構造の薄型電界発光灯を提供できる。
【0009】また、本発明の電界発光灯の製造方法は、
絶縁性透明基板の裏面側に透明電極、発光層、反射絶縁
層、裏面電極を積層してEL素子を形成し、前記絶縁性
透明基板の表面側に透明な第3電極を形成した電界発光
灯本体の裏面側に、絶縁性フィルム上にEL素子用リー
ドとなる導電パターンと第3電極用リードとなる導電パ
ターンを形成した第1のフレキシブル電極を重合し、前
記電界発光灯本体の表面側に絶縁性フィルム上に第3電
極用リードとなる導電パターンを形成した第2のフレキ
シブル電極を重合する工程と、第1および第2のフレキ
シブル電極の外側から熱圧着することにより電極にリー
ドを一括接続する工程とを具備することを特徴とする。
この構成により、従来の表面側位置決め−仮止め−本止
め−表裏反転−裏面側位置決め−仮止め−本止めの7工
程が、本発明では表面側位置決め−裏面側位置決め−表
裏同時本止めの3工程に大幅に短縮できるので、材料費
を含めた総合コストは半減できる。さらに、表面側位置
決めと裏面側位置決めを同時に実施すれば、さらにコス
トを低減できる。
【0010】また、本発明の電界発光灯の他の製造方法
は、絶縁性透明基板の裏面側に透明電極、発光層、反射
絶縁層、裏面電極を積層してEL素子を形成し、前記絶
縁性透明基板の表面側に透明な第3電極を形成した電界
発光灯本体の裏面側に、絶縁性フィルム上にEL素子用
リードとなる導電パターンを形成した第3のフレキシブ
ル電極を重合し、前記電界発光灯本体の表面側に絶縁性
フィルム上にEL素子用リードとなる導電パターンと第
3電極用リードとなる導電パターンを形成した第4のフ
レキシブル電極を重合する工程と、第3および第4のフ
レキシブル電極の外側から熱圧着することによりリード
を同時接続する工程とを具備することを特徴とする。こ
の構成により、従来の表面側位置決め−仮止め−本止め
−表裏反転−裏面側位置決め−仮止め−本止めの7工程
が、本発明では表面側位置決め−裏面側位置決め−表裏
同時本止めの3工程に大幅に短縮できるので、材料費を
含めた総合コストは半減できる。さらに、表面側位置決
めと裏面側位置決めを同時に実施すれば、さらにコスト
を低減できる。
【0011】また、EL素子用リードと第3電極用リー
ドの外部用接続部がフレキシブル電極の同一面に形成さ
れていることを特徴とする。この構成により、電源等外
部回路との接続、シールド接続等が容易である。
【0012】また、フレキシブル電極の導電パターン上
に異方導電性接着剤層が形成されていることを特徴とす
る。この構成により、容易かつ強固に接続できる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の電界発光灯の第1の実施
の形態について図を参照しながら説明する。図1は、構
成部品とその組立配置を示す斜視図である。本発明の電
界発光灯1は、PETなどの絶縁性の透明樹脂フィルム
2の裏面側にEL素子3が形成され、表面側にITOな
どの透明電極からなる第3電極9が形成された電界発光
灯本体とリード部分とからなっている。EL素子3は、
ITOなどの透明電極4、硫化亜鉛を銅で付活した蛍光
体をフッ素樹脂中に分散した発光層5、チタン酸バリウ
ム等の白色の高誘電体粉末をフッ素樹脂中に分散した反
射絶縁層6、銀やカーボン等の導電ペーストからなる裏
面電極7、樹脂からなる絶縁保護層8を積層したもので
ある。また、図1の電界発光灯本体の破線で示すリード
取出し部1bでは、EL素子3の透明電極4と裏面電極
7の一部は露出しており、露出部にEL素子用リードを
接続するための導電ペーストからなる導電ランド10、
11が形成されている(裏面電極7には導電ランドを形
成しない場合もある。)。また、前記リード取出し部1
bでの第3電極9の表面の一部には、第3電極用リード
を接続するための導電ペーストからなるL字形の導電ラ
ンド(集電体を兼ねる)12が形成されている。EL素
子用リード、第3電極用リードの取出しは、ヒートシー
ルコネクタ(例えば、シンエツポリマー社のシンエツイ
ンターコネクタJCタイプ、JSタイプ)等のフレキシ
ブル電極で電界発光灯本体のリード取出し部を挟み、フ
レキシブル電極の接続部を導電ランド10、11、12
に熱圧着することによって実施される。
【0014】次に、ヒートシールコネクタの構造につい
て説明する。図1において、第1のヒートシールコネク
タ13は、ポリエステル、ポリイミド等の厚さ25μm
の絶縁性樹脂フィルム14の上に熱硬化性樹脂に銀、カ
ーボン等を単独または複合して混ぜた導電インクを用い
て、3本の導電ライン15、16、17が形成されてい
る。導電ラインのサイズは、ピッチ0.6mm、幅0.
3mmである。3本の導電ライン15、16、17は両
端の接続部15a、15b等を露出して他の部分が熱可
塑性ゴム等の絶縁保護層18で被覆されている。なお、
絶縁保護層18を形成しない場合もある。導電ライン1
5、16はEL素子用リードであり、導電ライン17は
第3電極用リードである。第3電極用リードの接続部1
7aの形成位置は、後述する第2のヒートシールコネク
タ20の第3電極用リード22の接続部22aと直接接
合するように、EL素子の端面の外側に位置するように
形成されている。図2は、図1に示す第1のヒートシー
ルコネクタ13のA−A線に沿う接続部15a,16
a、17aの要部拡大断面図であり、接続部の導電ライ
ン15、16、17の上に、導電性粒子(カーボン粒
子、金メッキしたカーボン粒子、金などの金属メッキを
施した樹脂粒子など)19aを接着剤(熱可塑性樹脂、
熱硬化性樹脂等)19bに混ぜた異方導電性接着剤層1
9が形成されている。カーボン粒子を金メッキすること
により接続部の抵抗を改善できる。次に、第2のヒート
シールコネクタ20では、ポリエステル、ポリイミド等
の絶縁性樹脂フィルム21の片面に、熱硬化性樹脂に
銀、カーボン等を混ぜた導電インクを用いて、L字形の
導電ライン22が形成されている。導電ライン22は第
3電極用リードである。導電ライン22の接続部22
a、22bには同様にカーボン粒子を接着剤に混ぜた異
方導電性接着剤層19(図示せず)が形成されている。
【0015】次に、ヒートシールコネクタの接続方法に
ついて説明する。図1に示すように、EL素子の下方に
第1のヒートシールコネクタ13を、EL素子の導電ラ
ンド10、11と第1のヒートシールコネクタ13の接
続部15a,16aとが各対面するように位置決めして
重合する。また、第3電極9の上方に第2のヒートシー
ルコネクタ20を、第3電極の導電ランド12と第2の
ヒートシールコネクタ20の接続部22bとが対面する
ように、かつ、第2のヒートシールコネクタ20の接続
部22aと第1のヒートシールコネクタ13の接続部1
7aとが対面するように位置決めして重合する。図3
(a)は重合状態を示す斜視図である。次いで、重合部
を上下からヒータ(図示せず)を用いて熱圧着し、対面
する上記接続部、導電ランド等を接続固定する。熱圧着
(ヒートシール)条件は、温度110〜130℃、時間
(110℃での保持時間)3〜7秒、圧力15〜25k
g/cm2が望ましい。図3(b)は熱圧着後の電界発
光灯のリード取出し部を示す斜視図である。対面する上
記接続部、導電ランドは、熱圧着により異方導電性接着
剤層19のカーボン粒子を介して電気的に接続され、接
着剤によって機械的に固定される。異方導電性接着剤層
19により、容易かつ強固に接続できる。以上に説明し
たように、第1の実施の形態では、3本のリード15、
16、17の他の回路装置との外部用接続部15b,1
6b、17bはヒートシールコネクタ(フレキシブル電
極)13の同一面(発光面側)に露出している。このた
め、電源等外部回路との接続が容易である。
【0016】次に、本発明の電界発光灯の第2の実施の
形態について説明する。第2の実施の形態では、ヒート
シールコネクタの導電ラインの形成パターンが第1の実
施の形態と異なる。第1の実施の形態とは逆に、3本の
リードは電界発光灯の表面側に配設され、他の回路装置
との接続部は裏面側に露出している。以下、図4を参照
して説明する。第3のヒートシールコネクタ23は、ポ
リエステル、ポリイミド等の絶縁性樹脂フィルムの上に
熱可塑性樹脂に銀、カーボン等を混ぜた導電インクを用
いて、EL素子用の2本の導電ライン24、25が形成
されている。両端は接続部24a、24b等である。第
4のヒートシールコネクタ26は、ポリエステル、ポリ
イミド等の絶縁性樹脂フィルムに熱可塑性樹脂に銀、カ
ーボン等を混ぜた導電インクを用いて、3本の導電ライ
ン27、28、29が形成されている。3本の導電ライ
ンは両端の接続部27a、27b等を露出して他の部分
が絶縁保護層で被覆されている。導電ライン27、28
はEL素子用リードであり、導電ライン29は第3電極
用リードである。EL素子用リードの接続部27a、2
8aの形成位置は、後述する第3のヒートシールコネク
タ23のEL素子用リードの接続部24a、25aと直
接接合するように、EL素子の端面の外側に位置するよ
うに形成されている。全ての接続部には、カーボン粒子
を接着剤に混ぜた異方導電性接着剤層19が形成されて
いる。
【0017】次に、ヒートシールコネクタの接続方法に
ついて説明する。図4に示すように、EL素子の下方に
第3のヒートシールコネクタ23を、EL素子の導電ラ
ンド10、11と第3のヒートシールコネクタ23の接
続部24b,25bとが各対面するように位置決めして
重合する。また、第3電極9の上方に第4のヒートシー
ルコネクタ26を、第3電極の導電ランド12と第4の
ヒートシールコネクタ26の接続部29aとが対面する
ように、かつ、第3のヒートシールコネクタ23の接続
部24a、25aと第4のヒートシールコネクタ26の
接続部27a、28aとが対面するように位置決めして
重合する。図5(a)は重合状態を示す斜視図である。
次いで、重合部を上下から熱圧着し、対面する上記接続
部、導電ランド等を接続固定する。図5(b)は熱圧着
後の電界発光灯を示す斜視図である。対面する上記接続
部、導電ランドは、異方導電性接着剤層のカーボン粒子
を介して電気的に接続され、接着剤によって機械的に固
定される。以上に説明したように、第2の実施の形態で
は、3本のリード27、28、29の他の回路装置との
外部用接続部27b,28b、29bはヒートシールコ
ネクタ(フレキシブル電極)26の同一面(この場合は
裏面側)に露出している。このため、電源等外部回路と
の接続が容易である。
【0018】なお、上記の実施の形態では、フレキシブ
ル電極としてヒートシールコネクタを用いた例について
説明したが、フラットケーブル、FPC基板等でもよ
い。要は、絶縁性樹脂フィルムにリードとして使用でき
る導電パターンが形成されているものであればよい。接
着剤は導電パターン材にあらかじめ混合してもよいし、
導電パターン上に薄く形成してもよいし、電界発光灯に
形成された導電ランドに混合してもよいし、導電ランド
上に薄く形成してもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明の電界発光灯は、絶縁性透明基板
の裏面側に透明電極、発光層、反射絶縁層、裏面電極を
積層してEL素子を形成し、前記絶縁性透明基板の表面
側に透明な第3電極を形成した3電極構造の電界発光灯
本体のリード取出し部を、絶縁性フィルム上にEL素子
用リードと第3電極用リードを形成したフレキシブル電
極と、絶縁性フィルム上に第3電極用リードまたはEL
素子用リードを形成したフレキシブル電極とで挟み、か
つ、EL素子用リードと第3電極用リードを同一面に形
成した一方のフレキシブル電極に一体化して導出するこ
とを特徴とする。この構成により、リードと絶縁補強テ
ープを一体化し、リード取付け工数を大幅に低減した安
価な3電極構造の薄型電界発光灯を提供できる。
【0020】また、本発明の電界発光灯の製造方法は、
3電極構造の電界発光灯本体を上下から上記のフレキシ
ブル電極で挟んだ重合体を、上下から熱圧着することに
より、一回のヒートシールで電界発光灯の表裏に同時に
リードを強固に取り付けることができ、リード取付け工
数を大幅に低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の電界発光灯の組
立配置を示す斜視図
【図2】 図1のA−A線に沿うフレキシブル電極の接
続部の要部拡大断面図
【図3】 本発明の第1の実施の形態の電界発光灯本体
とフレキシブル電極との重合状態を示す斜視図(a)
と、熱圧着でリードを導出した3電極構造の電界発光灯
の斜視図(b)
【図4】 本発明の第2の実施の形態の電界発光灯の組
立配置を示す斜視図
【図5】 本発明の第2の実施の形態の電界発光灯本体
とフレキシブル電極との重合状態を示す斜視図(a)
と、熱圧着でリードを導出した3電極構造の電界発光灯
の斜視図(b)
【図6】 従来の3電極構造の電界発光灯の斜視図
【図7】 従来の3電極構造の電界発光灯のリード接続
(仮止め)を示す図((a)は裏面側リードを接続する
場合、(b)は表面側リードを接続する場合)
【図8】 従来の3電極構造の電界発光灯のリード接続
(本止め)を示す図
【符号の説明】
1 電界発光灯 2 透明樹脂フィルム 3 EL素子 4 透明電極 5 発光層 6 反射絶縁層 7 裏面電極 8、18 絶縁保護層 9 第3電極 10、11 EL素子リード接続用導電ランド 12 第3電極リード接続用導電ランド 13 第1のヒートシールコネクタ(フレキシブル電
極) 14、21 絶縁性樹脂フィルム 15、16、24、25、27、28 EL素子リード
用導電ライン 17、22、29 第3電極リード用導電ライン 19 異方導電性接着剤層 20 第2のヒートシールコネクタ(フレキシブル電
極) 23 第3のヒートシールコネクタ(フレキシブル電
極) 26 第4のヒートシールコネクタ(フレキシブル電
極)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁性透明基板の裏面側に透明電極、発光
    層、反射絶縁層、裏面電極を積層してEL素子を形成
    し、前記絶縁性透明基板の表面側に透明な第3電極を形
    成した電界発光灯本体のリード取出し部を、絶縁性フィ
    ルム上にEL素子用リードとなる導電パターンを形成し
    たフレキシブル電極と、絶縁性フィルム上に第3電極用
    リードとなる導電パターンを形成したフレキシブル電極
    とで挟み、かつ、両リード用導電パターンを同一面に形
    成した一方のフレキシブル電極に一体化して両リードを
    導出した電界発光灯。
  2. 【請求項2】絶縁性透明基板の裏面側に透明電極、発光
    層、反射絶縁層、裏面電極を積層してEL素子を形成
    し、前記絶縁性透明基板の表面側に透明な第3電極を形
    成した電界発光灯本体のリード取出し部を、絶縁性フィ
    ルム上にEL素子用リードとなる導電パターンと第3電
    極用リードとなる導電パターンを形成した第1のフレキ
    シブル電極と、絶縁性フィルム上に第3電極用リードと
    なる導電パターンを形成した第2のフレキシブル電極と
    で挟み、前記第1のフレキシブル電極のEL素子用リー
    ドとなる導電パターンをEL素子の透明電極と裏面電極
    に接続し、第2のフレキシブル電極の第3電極用リード
    となる導電パターンの一端を第3電極に接続し、他端を
    第1のフレキシブル電極に形成された第3電極用リード
    となる導電パターンに接続したことを特徴とする請求項
    1に記載の電界発光灯。
  3. 【請求項3】絶縁性透明基板の裏面側に透明電極、発光
    層、反射絶縁層、裏面電極を積層してEL素子を形成
    し、前記絶縁性透明基板の表面側に透明な第3電極を形
    成した電界発光灯本体のリード取出し部を、絶縁性フィ
    ルム上にEL素子用リードとなる導電パターンを形成し
    た第3のフレキシブル電極と、絶縁性フィルム上にEL
    素子用リードとなる導電パターンと第3電極用リードと
    なる導電パターンを形成した第4のフレキシブル電極と
    で挟み、前記第3のフレキシブル電極のEL素子用リー
    ドとなる導電パターンの一端をEL素子の透明電極と裏
    面電極に接続し、他端を前記第4のフレキシブル電極の
    EL素子用リードに接続し、前記第4のフレキシブル電
    極の第3電極用リードとなる導電パターンを第3電極に
    接続したことを特徴とする請求項1に記載の電界発光
    灯。
  4. 【請求項4】絶縁性透明基板の裏面側に透明電極、発光
    層、反射絶縁層、裏面電極を積層してEL素子を形成
    し、前記絶縁性透明基板の表面側に透明な第3電極を形
    成した電界発光灯本体の裏面側に、絶縁性フィルム上に
    EL素子用リードとなる導電パターンと第3電極用リー
    ドとなる導電パターンを形成した第1のフレキシブル電
    極を重合し、前記電界発光灯本体の表面側に絶縁性フィ
    ルム上に第3電極用リードとなる導電パターンを形成し
    た第2のフレキシブル電極を重合する工程と、第1およ
    び第2のフレキシブル電極の外側から熱圧着することに
    よりリードを同時接続する工程とを具備する電界発光灯
    の製造方法。
  5. 【請求項5】絶縁性透明基板の裏面側に透明電極、発光
    層、反射絶縁層、裏面電極を積層してEL素子を形成
    し、前記絶縁性透明基板の表面側に透明な第3電極を形
    成した電界発光灯本体の裏面側に、絶縁性フィルム上に
    EL素子用リードとなる導電パターンを形成した第3の
    フレキシブル電極を重合し、前記電界発光灯本体の表面
    側に絶縁性フィルム上にEL素子用リードとなる導電パ
    ターンと第3電極用リードとなる導電パターンを形成し
    た第4のフレキシブル電極を重合する工程と、第3およ
    び第4のフレキシブル電極の外側から熱圧着することに
    よりリードを同時接続する工程とを具備する電界発光灯
    の製造方法。
  6. 【請求項6】EL素子用リードと第3電極用リードの外
    部用接続部がフレキシブル電極の同一面に形成されてい
    ることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の電
    界発光灯。
  7. 【請求項7】フレキシブル電極の導電パターン上に異方
    導電性接着剤層が形成されていることを特徴とする請求
    項2または請求項3に記載の電界発光灯。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007141956A (ja) * 2005-11-15 2007-06-07 Three M Innovative Properties Co プリント回路基板の接続方法
JP2009259479A (ja) * 2008-04-14 2009-11-05 Fujifilm Corp 発光システム

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