JP2000268736A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP2000268736A
JP2000268736A JP11092204A JP9220499A JP2000268736A JP 2000268736 A JP2000268736 A JP 2000268736A JP 11092204 A JP11092204 A JP 11092204A JP 9220499 A JP9220499 A JP 9220499A JP 2000268736 A JP2000268736 A JP 2000268736A
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boride
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Shinji Watanabe
伸二 渡辺
Atsushi Seki
敦司 関
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Sony Corp
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    • F42B39/00Packaging or storage of ammunition or explosive charges; Safety features thereof; Cartridge belts or bags
    • F42B39/26Packages or containers for a plurality of ammunition, e.g. cartridges
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D19/00Pallets or like platforms, with or without side walls, for supporting loads to be lifted or lowered
    • B65D19/02Rigid pallets with side walls, e.g. box pallets
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有害な水銀蒸気の添加を不要としつつ長寿命
化が可能なプラズマ表示装置を提供する。 【解決手段】 表示装置を構成するプラズマセル2は、
所定の間隙を介して互いに接合し密閉された空間を形成
する一対の基板3,8と、該空間に満たされたイオン化
可能な気体と、下側の基板8に形成され該気体をイオン
化して該空間に放電を発生する放電電極9とを備えてい
る。前記気体はクリプトン及びキセノンから選択された
不活性元素を主体とし、放電電極9はホウ化物からなる
保護膜15で被覆されており、該気体に対する水銀蒸気
の添加を不要にする。好ましくは、保護膜15は、電着
により堆積したホウ化ランタンからなる。場合によって
は、ホウ化イットリウム、ホウ化ジルコニウム、ホウ化
クロム及びホウ化チタンから選ばれた放電電極被覆材料
とキセノンからなる放電ガスとを組み合わせてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプラズマ放電を利用
した表示装置に関する。詳しくは、表示装置を構成する
プラズマセルに充填されるイオン化可能な気体の組成及
び放電電極の保護構造に関する。
【0002】
【従来の技術】プラズマ放電を利用した表示装置は、所
定の間隙を介して互いに接合し密閉された空間を形成す
る一対の基板と、この空間に満たされたイオン化可能な
気体と、少なくとも片方の基板に形成されこの気体をイ
オン化して放電を発生する電極とを備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】放電に用いる電極はイ
オン化された気体の衝撃を受けて劣化又は摩耗する。特
に、DC放電でカソードK側の電極は陽電荷を帯びたイ
オンのスパッタを受けて急激に劣化する。これを防止す
る為、イオン化可能な気体に水銀蒸気を添加していた。
蛍光管と同様に水銀蒸気を添加することで長寿命化を図
ることが可能である。
【0004】しかしながら、DC放電を用いたプラズマ
表示装置で放電電極のスパッタを防ぐ為に水銀を用いる
と、実用上種々の解決すべき課題が生じる。まず第一
に、水銀は有毒であり、取り扱いに配慮が必要となる。
又、水銀蒸気の励起により紫外線が発生し、デバイスに
悪影響を与える。特に、プラズマセルと液晶セルを組み
合わせたプラズマアドレス型の表示装置では、水銀から
発生する紫外線により液晶層及び配向膜が劣化する。更
に、水銀の蒸気圧は温度により大きく変化する為、使用
条件により表示装置の寿命が大きく左右される。例え
ば、水銀は20℃と50℃とで蒸気圧が一桁異なり、低
温になる程寿命が短くなってしまう。
【0005】
【課題を解決する為の手段】上述した従来の技術の課題
を解決するために、本発明は水銀蒸気の添加を不要とし
つつ長寿命化が可能なプラズマ表示装置を提供すること
を目的とする。係る目的を達成する為に以下の手段を講
じた。即ち、本発明は、所定の間隙を介して互いに接合
し密閉された空間を形成する一対の基板と、該空間に満
たされたイオン化可能な気体と、少なくとも片方の基板
に形成され該気体をイオン化して該空間に放電を発生す
る電極とを備えた表示装置において、前記気体はクリプ
トン及びキセノンから選択された不活性元素を主体と
し、前記電極はホウ化物からなる保護膜で被覆されてお
り、該気体に対する水銀蒸気の添加を不要にしたことを
特徴とする。好ましくは、前記保護膜は、電着により堆
積したLaBからなることを特徴とする。又好ましく
は、前記不活性ガスの分圧は、400Pa乃至4000
0Paであることを特徴とする。本発明は又、中間基板
を介して互いに重なった表示セルとプラズマセルとから
なるフラットパネル構造を有し、該表示セルは所定の間
隙を介して該中間基板に接合した上側基板と、該間隙に
保持された電気光学物質と、該上側基板に列状に形成さ
れ画像信号が印加される信号電極とを有し、該プラズマ
セルは所定の間隙を介して該中間基板に接合し密閉され
た空間を形成する下側基板と、該空間に満たされたイオ
ン化可能な気体と、該下側基板に行状に形成され該気体
をイオン化して該空間に放電を発生する走査電極とを備
え、該走査電極を順次走査して該信号電極に印加された
画像信号を該電気光学物質に書き込む表示装置におい
て、前記気体はクリプトン及びキセノンから選択された
不活性元素を主体とし、前記走査電極はホウ化物からな
る保護膜で被覆されており、該気体に対する水銀蒸気の
添加を不要にしたことを特徴とする。
【0006】本発明は更に、中間基板を介して互いに重
なった表示セルとプラズマセルとからなるフラットパネ
ル構造を有し、該表示セルは所定の間隙を介して該中間
基板に接合した上側基板と、該間隙に保持された電気光
学物質と、該上側基板に列状に形成され画像信号が印加
される信号電極とを有し、該プラズマセルは所定の間隙
を介して該中間基板に接合し密閉された空間を形成する
下側基板と、該空間に満たされたイオン化可能な気体
と、該下側基板に行状に形成され該気体をイオン化して
該空間に放電を発生する走査電極とを備え、該走査電極
を順次走査して該信号電極に印加された画像信号を該電
気光学物質に書き込む表示装置において、前記気体はキ
セノンを主体とし、前記走査電極はホウ化イットリウ
ム、ホウ化ジルコニウム、ホウ化クロム及びホウ化チタ
ンから選ばれた保護膜で被覆されていることを特徴とす
る。好ましくは、前記気体の圧力は、2500Pa乃至
15000Paであることを特徴とする。又好ましく
は、前記保護膜は電着により形成される。
【0007】本発明によれば、プラズマ放電を利用した
表示装置において、電極保護材としてホウ化ランタン
(LaB6) などのホウ化物を用い、放電ガスとして不
活性元素であるクリプトン又はキセノンをベースとした
ガスを使用することで、水銀を添加することなく放電特
性の改善と寿命の向上を達成することができた。又、本
発明によれば、特にプラズマセルを表示セルのアドレシ
ングに用いたプラズマアドレス型の表示装置において、
電極保護材としてホウ化イットリウム、ホウ化ジルコニ
ウム、ホウ化クロム及びホウ化チタンから選ばれたホウ
化物を用い、放電ガスとして不活性元素であるキセノン
を使用することで、水銀を添加することなく放電特性の
改善と寿命の向上を達成することができた。
【0008】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図1は本発明に係る表示装置
の構成を示す模式的な断面図である。本実施形態はDC
放電を採用したプラズマアドレス型であるが、本発明は
これに限られることはなく、DC放電又はAC放電を利
用した通常のプラズマ表示装置にも適用可能である。図
示する様に、本プラズマアドレス表示装置は表示セル1
とプラズマセル2と両者の間に介在する薄板ガラスなど
からなる中間基板3とを積層したフラットパネル構造を
有する。表示セル1はガラスなどからなる上側基板4を
用いて構成されており、その内側主面には透明導電膜か
らなる複数本の信号電極5が列方向に沿って互いに平行
に形成されている。上側基板4はガラス板などからなり
シール材6を用いて所定の間隙を介し中間基板3に接着
されている。間隙内には液晶などの電気光学物質7が封
入充填されている。
【0009】一方プラズマセル2はガラス板などからな
る下側基板8を用いて構成されている。下側基板8の内
側主面上には信号電極5と直交して行方向に延在する放
電電極(走査電極)9が形成されている。この放電電極
9は一対毎にアノードA及びカソードKとなりプラズマ
放電を発生させる。複数の放電電極9を一対のアノード
A及びカソードK毎に区切る為、隔壁10が形成されて
いる。隔壁10の頂部は中間基板3に当接しておりスペ
ーサとしての役割を果たす。下側基板8はガラスフリッ
ト11を用いて中間基板3に接合している。両者の間に
は気密封止された空間が形成される。この密閉空間は隔
壁10によって区画されており個々に行状の放電チャネ
ル12を構成する。密閉された空間の内部にはイオン化
可能な放電用の気体が封入されている。具体的には、下
側基板8に開口した排気管25及びこれと連通するガラ
スチップ管26を介して内部領域を排気した後所望のイ
オン化可能な気体を充填し、ガラスチップ管26を封じ
切る。ガラスチップ管26の内部にはゲッタが留置され
ており、これを加熱処理することでイオン化可能な気体
以外の不要なアウトガスを吸収する。従来、ガラスチッ
プ管26の内部にゲッタに加え水銀を留置しておき、こ
れを加熱することで水銀蒸気を各放電チャネル12内に
導入していた。しかし、後述するように本発明は水銀蒸
気を導入する必要はない。図から明らかなように、一本
の放電チャネル12は一対のアノードAとカソードKを
含んでおり、互いに反対極性の放電電圧を印加すると、
気体がイオン化し、内部がプラズマで満たされる。
【0010】係る構成を有するプラズマアドレス表示装
置では、列状の信号電極5と行状の放電チャネル12と
の間に画素が規定される。プラズマ放電が行われる行状
の放電チャネル12を線順次で切り換え走査するととも
に、この走査に同期して表示セル1側の列状信号電極5
に画像信号を印加することにより表示駆動が行われる。
放電チャネル12内にプラズマが発生すると内部はほぼ
一様にアノード電位になり、一行毎の画素選択が行われ
る。即ち放電チャネル12はサンプリングスイッチとし
て機能する。プラズマサンプリングスイッチが導通した
状態で各画素に画像信号が印加されると、サンプリング
が行われ画素の点灯もしくは消灯が制御できる。プラズ
マサンプリングスイッチが非導通状態になった後にも画
像信号はそのまま画素内に保持される。
【0011】特徴事項として、プラズマセル2に封入充
填されたイオン化可能な気体はクリプトン及びキセノン
から選択された不活性元素を主体とする。又、放電電極
9の内少なくともカソードKはホウ化物からなる保護膜
15で被覆されており、前述した様にイオン化可能な気
体に対する水銀蒸気の添加を不要にしている。好ましく
は、保護膜15は電着により堆積したLaB6 からな
る。場合によっては、LaB6 に代えNbB6 ,GdB
6 ,YB6 等他のホウ化物を用いることができる。又、
クリプトン及びキセノンから選択された不活性元素の分
圧は400Pa乃至40000Paの間に設定されてい
る。
【0012】LaB6 で代表されるホウ化物は耐スパッ
タ性に優れており、アルミニウムもしくはニッケルなど
からなる放電電極9をプラズマ中に含まれるイオンの衝
撃から有効に保護することができ、水銀を添加しなくて
もプラズマセルの長寿命化が可能である。又、LaB6
で代表されるホウ化物は比較的高い二次電子放出特性を
備えており、放電電極9を被覆してもプラズマ放電の発
生及び維持に悪影響を与えない。この様に、耐スパッタ
性と高二次電子放出特性(低仕事関数)を兼ね備えた材
料を保護膜15とすることで、水銀の添加を省略するこ
とができる。
【0013】本発明では不活性元素として特にクリプト
ン又はキセノンから選択された少なくとも一種を用いて
いる。一般に、不活性元素は高電圧を印加することで基
底状態から励起状態に遷移する。高電圧を解除すること
で励起状態から基底状態に復帰する。励起状態は一般に
極めて不安定であり、10-8秒以下の大変短い時間の内
に元の基底状態に帰る。しかし、励起状態の中でも大変
安定なものがあり、10-4乃至10-2秒の寿命を持つ。
これを準安定状態と称する。イオン化した元素はこの準
安定状態から直接基底状態に戻れず、他の分子、原子又
は器壁への衝突による他はない。準安定状態の存在によ
りプラズマ放電のディケイが遅延し、高速走査の障害に
なる。準安定状態にある粒子はわずかなエネルギーでイ
オン化する為、プラズマアドレス表示装置の画像信号書
込動作において、データを消失させる働きを持つ。以上
の点から、プラズマ放電用の気体としては可能な限り準
安定準位に滞留する時間の短いガス種を選ぶことが好ま
しい。不活性元素では、ヘリウム、ネオン、アルゴンに
比べ、クリプトンとキセノンは準安定状態に滞留する時
間が短い。そこで、本発明ではプラズマ放電用の気体と
してクリプトン又はキセノンから選択された少なくとも
一種の不活性元素をベースに用いている。クリプトン又
はキセノンは単独で用いることもできるし、他の気体と
混合して用いることもできる。一般には、クリプトンあ
るいはキセノンの混合比が高くなる程高速動作が可能に
なる。又、放電ガスとしてクリプトンやキセノンを用い
るとヘリウムを用いた場合に比べて放電動作を大幅に短
縮化できるばかりでなく、放電電圧の経時変化が大幅に
抑制されることが分かっている。又、クリプトンやキセ
ノンはヘリウムに比べ表示装置の透過率の経時変化を大
幅に抑制することが分かっている。ヘリウムなどに比
べ、クリプトンやキセノンは放電電極のスパッタの抑制
に効果があり、放電電極材料がガラス基板に被着するこ
とを防いでいるので、その分透過率の経時変化が大幅に
抑制されている。尚、クリプトン又はキセノンから選択
された不活性元素の分圧については40000Paを超
えると放電チャネル12内における放電の広がりが不十
分となり、放電状態が不安定になることが実験的に確認
された。従って、不活性元素の分圧は40000Pa以
下に設定すべきである。又、分圧を400Pa未満にす
ると放電チャネルにおいて適切なプラズマ放電を発生さ
せる為には約500Vを超える放電電圧が必要となり、
駆動ICの耐圧などの新たな問題が生じてしまう。従っ
て、分圧は400Pa以上に設定すべきである。
【0014】本発明の効果を確認する為、実際にプラズ
マアドレス表示装置のサンプルを作成してエージング試
験を行なった。その結果を説明する前に、理解を助ける
為プラズマアドレス表示装置の動作を少し詳しく説明す
る。図2は、図1に示したプラズマアドレス表示装置の
画素を2個だけ切り取って示した模式図である。この図
においては、理解を容易にする為に2本の信号電極5
1,52と一本のカソードKと一本のアノードAのみが
示されている。個々の画素PXLは、信号電極51,5
2と、電気光学物質7と、中間基板3と、放電チャネル
とからなる積層構造を有している。放電チャネルはプラ
ズマ放電中にはほぼ実質的にアノード電位に接続され
る。この状態で画素PXLに画像信号を印加すると電気
光学物質7及び中間基板3に電荷が注入される。一方、
プラズマ放電が終了すると放電チャネルが絶縁状態に戻
る為浮遊電位となり、注入された電荷は各画素PXLに
保持される。いわゆるサンプリングホールド動作が行わ
れている。放電チャネルは個々の画素PXLに設けられ
た個々のサンプリングスイッチとして機能するので模式
的にスイッチングシンボルSWを用いて表わされてい
る。一方、信号電極51,52と放電チャネルとの間に
保持された電気光学物質7及び中間基板3は、サンプリ
ングキャパシタとして機能する。線順次走査によりサン
プリングスイッチSWが導通状態になると画像信号がサ
ンプリングキャパシタにホールドされ、信号電圧レベル
に応じて各画素の点灯あるいは消灯動作が行われる。サ
ンプリングスイッチSWが非導通状態になった後も信号
電圧はサンプリングキャパシタに保持され表示装置のア
クティブマトリクス動作が行われる。サンプリングスイ
ッチSWは接地レベルのアノードAに対して数百V程度
の負電圧をカソードKに印加することでプラズマ放電を
発生しオン状態となる。放電電圧を解除するとサンプリ
ングスイッチSWはオフ状態に戻る。
【0015】図3はエージング試験の結果を示すグラフ
である。この試験に用いたサンプルは5インチの対角寸
法を有し、キセノン100%からなるガスを4000P
a(30Torr)の圧力でプラズマセルに封入したも
のである。放電電極はアルミニウムの薄膜からなり、カ
ソードK側は約4μmの厚みでLaB6 からなる保護膜
により電着法で被覆されている。エージング試験の結果
を示すグラフは横軸に実効経過時間を示し、左側の縦軸
に電圧を取り、右側の縦軸に電流を取ってある。グラフ
中VdはカソードKに印加される放電電圧の絶対値を示
しており、ここでは350Vに設定している。一方、I
dは放電電流を示し、その値は10mA程度である。そ
の他、Viは放電開始電圧を表わし、Vuは表示装置の
全面が放電状態に至る放電電圧を示し、IuはVuに対
応する放電電流を示し、V10は放電電流が10mAと
なった時の電圧レベルを表わしている。グラフから明ら
かな様に、放電開始電圧Viや放電電流Idの経時変化
は少なく、放電特性が安定していることを示している。
【0016】図4は同じくエージング試験の結果を示す
グラフであり、横軸に実効経過時間を取り縦軸に表示装
置の透過率を取ってある。放電電極のスパッタリングが
進む程透過率が下がる。放電による透過率の劣化は10
000時間経過後で10乃至20%であった。このレベ
ルは十分実用に耐えるものである。一般に、透過率の寿
命終点は70乃至75%程度であり、本サンプル品は1
0000時間経過時点で透過率がまだ90%程度を維持
している。
【0017】次に、図5を参照して、本発明に係る表示
装置の製造方法を簡単に説明する。まず(A)に示す様
に、洗浄した下側基板8の上に放電電極9を形成する。
ここでは、金属アルミニウムをスパッタリングし、スト
ライプ状にパタニングして放電電極9としている。これ
に代えて、ニッケルなどを含有した導電ペーストを印刷
した後数百度程度で焼成してもよい。放電電極9を形成
した後これを2本ずつ区切る様に隔壁10を形成する。
2本ずつ対になった放電電極9は一方がアノードAとな
り他方がカソードKとなる。隔壁10は例えばガラスペ
ーストを印刷した後焼成することで形成可能である。続
いて(B)に示す様に、放電電極9の内少なくともカソ
ードKの保護膜15となるLaB6 を電着法で形成す
る。電着で使用する電着液は一般に、溶媒として水又は
イソプロピルアルコールなどを使い、その中に被膜とし
たい材料粉末やバインダになる低融点ガラス、加えてこ
れらの粉末に電荷を付与する為のイオンを混ぜたコロイ
ド溶液になっている。本実施例では、溶媒として1%の
水を混入したイソプロピルアルコールを用い、被膜材料
としてホウ化物の内特にLaB6 を用い、バインダとし
て低融点鉛ガラスを用い、電荷を与える為のイオンとし
てMgイオンを用いた。このコロイド溶液を満たした電
着槽に基板8を浸漬し、カソードKを全て負極に接続す
る一方、ステンレスなどで作られた対向電極との間に直
流電圧を加える。電界により電着液中の陽イオンを付与
された材料粉末がカソードK上に降り積もっていくこと
で保護膜15が形成される。保護膜15の膜厚は印加電
圧と電着時間により制御する。電着された保護膜15は
乾燥後、400℃程度の不活性雰囲気で焼成され、基板
8に固定される。この後(C)に示す様に、下側基板8
に対して薄板ガラスなどからなる中間基板3をガラスフ
リット11などで接合し、放電チャネル12を設ける。
個々の放電チャネル12にクリプトン又はキセノンを主
体とした不活性ガスを封入充填してプラズマセル2とす
る。最後に(D)に示す様に、プラズマセル2の上に表
示セル1を形成してアクティブマトリクス型表示装置が
得られる。図示する様に、表示セル1は上側基板4を用
いて組立てられており、その内表面には信号電極5が形
成されている。上側基板4はシール材6を介して中間基
板3に接合している。上側基板4と中間基板3の間の間
隙には電気光学物質7として液晶などが封入される。
【0018】ところで、従来のプラズマアドレス型の表
示装置では、プラズマセルに形成される放電電極の内カ
ソードの電極材料として一般的にニッケルNiを用いて
いる。放電中、プラズマ化したガスイオンがカソードに
衝突して電極表面のスパッタが生じる。スパッタによっ
て飛散したカソード材料であるニッケルが表示パネルの
画素開口部に付着すると、パネルの透過率が低下する。
ここで水銀蒸気を導入しておくと、放電中にガスイオン
が水銀分子と衝突するので、カソード表面へのイオン衝
撃が弱まり、スパッタを大幅に抑制することができる。
この為、従来のプラズマアドレス表示装置においては、
前述した様に、イオン化可能な放電ガス中に水銀蒸気を
添加することによって、経時的なパネルの透過率劣化を
抑制し、実用的に見て必要な寿命を確保していた。
【0019】しかし、水銀を用いることは環境上好まし
くない。この為、耐スパッタ性に優れたカソード材料を
用いて、水銀を使用しなくてもパネルの透過率劣化を実
用上問題ないレベルに抑制することが本発明の目的であ
ることはすでに説明した通りである。本発明では、こう
した耐スパッタ性に優れたカソード材料として前述の実
施形態ではホウ化ランタン(LaB )を用いてい
る。発明者は、更に他のホウ化物も詳細に評価した結
果、特定の放電ガス種と組み合わせることでホウ化ラン
タンと同等もしくはこれより優れたホウ化物が存在する
ことを見出した。即ち、カソード材料としてホウ化イッ
トリウム、ホウ化ジルコニウム、ホウ化チタン、ホウ化
クロムのいずれかを用い、放電ガスとしてキセノンを用
いることによって、プラズマアドレス表示装置の寿命を
大幅に改善できることが判明した。
【0020】こうしたカソード材料と放電ガスの組み合
わせによってパネルの透過率劣化が抑制できる理由は次
の様に推測される。まず放電ガスについては、キセノン
(Xe)は他の不活性元素であるヘリウム、ネオン、ア
ルゴン、クリプトンに比べ重い元素であり、キセノンイ
オンがカソードに与える衝撃が大きい為に、一見スパッ
タの能力は高くなる。これに対し、上述したホウ化物を
構成するイットリウム(Y)、ジルコニウム(Zr)及
びチタン(Ti)はキセノン(Xe)よりも軽い為、ス
パッタによってカソード表面から叩き出されてもキセノ
ン分子に衝突してカソード表面に舞い戻る確率が比較的
高く、パネルの画素開口部にまで飛散して付着すること
が少なくなる。従って、パネルの透過率劣化が遅い。因
みに、Xeの原子量が131であるのに対し、Yの原子
量は89であり、Zrの原子量は91であり、Tiの原
子量は48であり、Crの原子量は52である。尚、放
電ガスとして用いるキセノンの圧力は2500Pa乃至
15000Paの範囲に設定することが好ましい。キセ
ノンの圧力が15000Paを超えると放電が不安定に
なる。又、キセノンの圧力が2500Paを下回ると放
電に必要な電圧が実用的な範囲を超えて高くなってしま
う。より好ましくは、キセノンのガス圧力は3500P
a乃至8000Paに設定するとよい。
【0021】ホウ化イットリウム、ホウ化ジルコニウ
ム、ホウ化クロム及びホウ化チタンから選ばれたカソー
ド材料とキセノンからなる放電ガスの各組み合わせで実
際にプラズマアドレス表示装置を作成し、寿命の評価を
行なった。図6は寿命評価に用いたプラズマセルのサン
プルを模式的に表わしたものである。図示する様に、ガ
ラス基板8の上にストライプ状の隔壁10が印刷により
形成されており、隔壁10の間に一対の放電電極9が形
成されている。放電電極9の一方はカソードKとなり、
他方はアノードAとなる。本例では真空蒸着もしくはス
パッタによる薄膜プロセスで金属アルミニウムを成膜
し、ストライプ状にパタニングして放電電極9としてい
る。一対の放電電極9の間隔は0.3mmであり、各放
電電極9の幅寸法は0.1mmである。ストライプ状に
配列された隔壁10の間隔は1.1mmである。隔壁の
高さは0.2mmであり、幅は0.1mmである。これ
らの寸法は実施例であり、本発明はこれらの寸法条件に
限定されるものではない。尚、実際には隔壁10の頂部
に薄板ガラスなどからなる中間基板を接合し、空隙にイ
オン化可能な気体を封入してプラズマセルとする。
【0022】一対の放電電極9の内少なくともカソード
Kとして機能する方には、特定のホウ化物を被覆してい
る。本実施例ではホウ化物を被覆する為に電着法を採用
しており、図7にその概要を示す。図7は電着膜の形成
に用いる電着槽を示す模式的な断面図である。図示する
様に、電着槽100には電着液101が満たされてお
り、処理対象となる電極基板8と対向電極102が浸漬
されている。両者の間には電源103が接続されてお
り、電極基板8は負極側となり、対向電極102が正極
側となる。電極基板8側ではカソードKとなる放電電極
が共通接続され、電源103の負極に導かれる。電源1
03は例えば30V程度の出力電圧を有し、電極基板8
と対向電極102の間は例えば10mm程度に保たれて
いる。対向電極102は例えばステンレスを用いること
ができる。このような電着槽100の構成で、電着を例
えば1乃至10分行なうことにより、放電電極の上に数
μm乃至十数μmの電着膜を堆積することができる。特
に、電着法を用いることで特定のホウ化物を比較的低温
成膜することが可能となり、成膜プロセス中での酸化を
ある程度防ぐことができる。
【0023】まず第一実施例として、プラズマセルの放
電電極にホウ化イットリウム(YB 4)を被覆したプラ
ズマセルを作成した。具体的には、ホウ化イットリウム
粉末(新日本金属製)と鉛ガラス粉末(Ferro製C
F8463)とを、電解質として硝酸マグネシウムを溶
解したイソプロピルアルコール90%、純水1%の溶媒
中に分散する。ホウ化イットリウム粉末と鉛ガラス粉末
の比率は重量比で3:1とした。続いて放電電極(アル
ミニウム配線)を薄膜プロセスで形成した基板をステン
レス製の対向電極と向かい合わせて、蒸気分散媒中に浸
漬する。アルミニウム配線が負極となる様にステンレス
製の対向電極との間に電圧をかけて、ホウ化イットリウ
ム粉末と鉛ガラス粉末をアルミニウム配線上に電着す
る。電着膜の厚さは5乃至8μmとなる様に電着時間を
制御した。ホウ化イットリウムを電着した基板を420
℃で加熱処理し、鉛ガラス粉末を軟化させてから冷却し
て、ホウ化イットリウム粉末をアルミニウム配線上に固
着する。この様にしてホウ化イットリウムで被覆された
放電電極を有する基板、を従来のプラズマアドレス表示
装置と同様のプロセスでパネル化した。放電ガスとして
はキセノン(Xe)を封入した。圧力は30Torr
(4000Pa)である。
【0024】第一実施例で作成したパネルの寿命試験を
行なった。放電の為にカソードにパルス幅が5μs、周
期32μs、350Vのパルス電圧を印加して、点灯試
験を行ない、パネルの透過率劣化を評価した。透過率が
70%まで低下するのに要した点灯時間は20000時
間以上であった。充分実用に耐えるレベルである。ここ
では、透過率が70%まで低下するのに要する点灯時間
が約15000時間以上であることを以て実用の目安と
した。
【0025】第二実施例では、第一実施例のホウ化イッ
トリウムの代わりにホウ化ジルコン(ZrB2 )(新日本
金属製)を用いてパネルを作成し、同様な寿命試験を行
なったところ、透過率が70%まで低下するのに要した
点灯時間は20000時間以上であった。
【0026】第三実施例では、第一実施例のホウ化イッ
トリウムの代わりにホウ化チタン(TiB2 )(新日本金
属製)を用いてパネルを作成し、同様な寿命試験を行な
ったところ、透過率が70%まで低下するのに要した点
灯時間は15000時間以上であった。
【0027】第四実施例では、第一実施例のホウ化イッ
トリウムの代わりにホウ化クロム(CrB )(新日本金
属製)を用いてパネルを作成し、同様な寿命試験を行な
ったところ、透過率が70%まで低下するのに要した点
灯時間は15000時間以上であった。
【0028】第一比較例として、第一乃至第四実施例で
用いた放電ガスキセノン(Xe)の代わりにアルゴン
(Ar)を用いてパネルを作成し、同様な寿命試験を行
なったところ、透過率が70%まで低下するのに要した
点灯時間は約10000時間で、15000時間に満た
なかった。原因は定かでないが、アーク状の異常放電発
生による電極の破損が50%の割合で試料パネルに発生
した。
【0029】第二比較例として、第一乃至第四実施例に
おける放電ガスキセノン(Xe)の代わりにネオン(N
e)を用いてパネルを作成し、同様な寿命試験を行なっ
たところ、透過率が70%まで低下するのに要した点灯
時間は5000乃至10000時間で、15000時間
に満たなかった。
【0030】第三比較例として、第一乃至第四実施例に
おける放電ガスキセノン(Xe)の代わりにヘリウム
(He)を用いてパネルを作成し、同様な寿命試験を行
なったところ、放電に必要な電圧が経時的に上昇し、全
てのパネルが点灯時間5000時間以内で連続点灯不能
になった。通常放電に必要な電圧は300V程度であ
り、放電ガスとしてヘリウムを用いるとこれが経時的に
400V迄上昇する。従って、350Vのパルス電圧を
印加した点灯試験では、時間の経過とともに放電不能な
サンプルが増えていった。
【0031】尚、特開平9−55168号公報には、放
電電極材料としてホウ化イットリウムを用いたガス放電
表示パネルが開示されている。又、特開平6−1767
00号公報にはホウ化ジルコニウムあるいはホウ化チタ
ンを放電電極材料に用いたガス放電表示パネルが開示さ
れている。しかし、これらの公報では放電ガスに関して
は一般的に「稀ガス」としているのみで、このうちでど
のガス種が優位かについては言及していない。又、これ
らの公報で記載されているガス放電表示パネルはプラズ
マアドレス型の表示装置とは異なる。本発明は、稀ガス
の中で特にキセノンによってのみ所望のプラズマアドレ
ス表示装置の特性が得られる。即ち、特定のホウ化物と
キセノンとを組み合わせることによってプラズマアドレ
ス表示装置の実用的に充分な寿命を得ることが可能にな
る。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
放電用の気体はクリプトン及びキセノンから選択された
不活性元素を主体とし、放電電極はホウ化物からなる保
護膜で被覆されており、放電用気体に対する水銀蒸気の
添加を不要にしている。係る構成によれば、水銀蒸気を
添加しなくても透過率の劣化が少なく寿命が長くなる。
又、放電電圧や放電電流の経時変化が少なく、制御が容
易になる。加えて、放電電流や消費電力が少なく、パネ
ルの動作保証温度の下限も低くできる。又、本発明によ
れば、ホウ化イットリウム、ホウ化ジルコニウム、ホウ
化クロム及びホウ化チタンから選ばれた電極材料とキセ
ノンからなるガス種とを組み合わせることによって実用
上充分な寿命を有するプラズマアドレス表示装置を作成
することが可能となり、環境上問題となる水銀を使用す
る必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表示装置を示す模式的な断面図で
ある。
【図2】本発明に係る表示装置の動作説明に供する模式
図である。
【図3】本発明に係る表示装置のエージング試験結果を
示すグラフである。
【図4】本発明に係る表示装置のエージング試験結果を
示すグラフである。
【図5】本発明に係る表示装置の製造方法の一例を示す
工程図である。
【図6】寿命試験に用いるプラズマセルの具体例を示す
断面図である。
【図7】プラズマセルに形成する放電電極の保護膜被覆
に用いる電着槽を示す模式図である。
【符号の説明】
1・・・表示セル、2・・・プラズマセル、3・・・中
間基板、4・・・上側基板、5・・・信号電極、7・・
・電気光学物質、8・・・下側基板、9・・・放電電
極、10・・・隔壁、12・・・放電チャネル、15・
・・保護膜

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の間隙を介して互いに接合し密閉さ
    れた空間を形成する一対の基板と、該空間に満たされた
    イオン化可能な気体と、少なくとも片方の基板に形成さ
    れ該気体をイオン化して該空間に放電を発生する電極と
    を備えた表示装置において、 前記気体はクリプトン及びキセノンから選択された不活
    性元素を主体とし、 前記電極はホウ化物からなる保護膜で被覆されており、
    該気体に対する水銀蒸気の添加を不要にしたことを特徴
    とする表示装置。
  2. 【請求項2】 前記保護膜は、電着により堆積したLa
    からなることを特徴とする請求項1記載の表示装
    置。
  3. 【請求項3】 前記不活性ガスの分圧は、400Pa乃
    至40000Paであることを特徴とする請求項1記載
    の表示装置。
  4. 【請求項4】 中間基板を介して互いに重なった表示セ
    ルとプラズマセルとからなるフラットパネル構造を有
    し、 該表示セルは所定の間隙を介して該中間基板に接合した
    上側基板と、該間隙に保持された電気光学物質と、該上
    側基板に列状に形成され画像信号が印加される信号電極
    とを有し、 該プラズマセルは所定の間隙を介して該中間基板に接合
    し密閉された空間を形成する下側基板と、該空間に満た
    されたイオン化可能な気体と、該下側基板に行状に形成
    され該気体をイオン化して該空間に放電を発生する走査
    電極とを備え、 該走査電極を順次走査して該信号電極に印加された画像
    信号を該電気光学物質に書き込む表示装置において、 前記気体はクリプトン及びキセノンから選択された不活
    性元素を主体とし、 前記走査電極はホウ化物からなる保護膜で被覆されてお
    り、該気体に対する水銀蒸気の添加を不要にしたことを
    特徴とする表示装置。
  5. 【請求項5】 中間基板を介して互いに重なった表示セ
    ルとプラズマセルとからなるフラットパネル構造を有
    し、 該表示セルは所定の間隙を介して該中間基板に接合した
    上側基板と、該間隙に保持された電気光学物質と、該上
    側基板に列状に形成され画像信号が印加される信号電極
    とを有し、 該プラズマセルは所定の間隙を介して該中間基板に接合
    し密閉された空間を形成する下側基板と、該空間に満た
    されたイオン化可能な気体と、該下側基板に行状に形成
    され該気体をイオン化して該空間に放電を発生する走査
    電極とを備え、 該走査電極を順次走査して該信号電極に印加された画像
    信号を該電気光学物質に書き込む表示装置において、 前記気体はキセノンを主体とし、 前記走査電極はホウ化イットリウム、ホウ化ジルコニウ
    ム、ホウ化クロム及びホウ化チタンから選ばれた保護膜
    で被覆されていることを特徴とする表示装置。
  6. 【請求項6】 前記気体の圧力は、2500Pa乃至1
    5000Paであることを特徴とする請求項5記載の表
    示装置。
  7. 【請求項7】 前記保護膜は、電着により堆積したもの
    であることを特徴とする請求項5記載の表示装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100560640B1 (ko) * 1999-06-21 2006-03-16 삼성전자주식회사 평판형 형광방전 램프
CN102522296A (zh) * 2011-12-30 2012-06-27 四川虹欧显示器件有限公司 等离子显示屏的介质保护膜及其制作方法和含有其的等离子显示屏

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100560640B1 (ko) * 1999-06-21 2006-03-16 삼성전자주식회사 평판형 형광방전 램프
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