JP2000268713A - ディスプレイパネルの製造方法 - Google Patents
ディスプレイパネルの製造方法Info
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- JP2000268713A JP2000268713A JP7333899A JP7333899A JP2000268713A JP 2000268713 A JP2000268713 A JP 2000268713A JP 7333899 A JP7333899 A JP 7333899A JP 7333899 A JP7333899 A JP 7333899A JP 2000268713 A JP2000268713 A JP 2000268713A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 低コストで高品位な表示を可能とする。
【解決手段】 基板100の上に隔壁を溶射により形成
する場合、メタルマスクを用いる、特に開溝幅の異なる
複数枚のメタルマスクを用いるもので、開溝幅の広いメ
タルマスク104の上に開溝幅の狭いメタルマスク10
5を設置した状態で溶射を行うことを特徴とする。
する場合、メタルマスクを用いる、特に開溝幅の異なる
複数枚のメタルマスクを用いるもので、開溝幅の広いメ
タルマスク104の上に開溝幅の狭いメタルマスク10
5を設置した状態で溶射を行うことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマディスプ
レイパネルなどのディスプレイパネルの製造方法に関す
るものである。
レイパネルなどのディスプレイパネルの製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、薄型に適したディスプレイ装置と
して注目されているプラズマディスプレイパネルは、例
えば図3に示す構成を有する。このプラズマディスプレ
イパネルは、互いに対向して配置された前面基板300
と背面基板301とを備えている。前面基板300の上
には、表示電極302,303、誘電体層304、及び
MgO誘電体保護層305が、順に形成されている。ま
た、背面基板301の上には、アドレス電極306及び
誘電体層307が形成されており、その上には、更に隔
壁308が形成され、隔壁308の側面には、蛍光体層
309が塗布されている。
して注目されているプラズマディスプレイパネルは、例
えば図3に示す構成を有する。このプラズマディスプレ
イパネルは、互いに対向して配置された前面基板300
と背面基板301とを備えている。前面基板300の上
には、表示電極302,303、誘電体層304、及び
MgO誘電体保護層305が、順に形成されている。ま
た、背面基板301の上には、アドレス電極306及び
誘電体層307が形成されており、その上には、更に隔
壁308が形成され、隔壁308の側面には、蛍光体層
309が塗布されている。
【0003】前面基板300と背面基板301との間に
は、放電ガス310が、所定の圧力で封入されている。
この放電ガス310を表示電極302,303の間で放
電させて紫外線を発生させ、その紫外線を蛍光体層30
9に照射することによって、カラー表示を含む画像表示
が可能になる。尚、実際は一方の基板を90度回転させ
た構成であり、電極302と電極306は交差するよう
に配置されている。
は、放電ガス310が、所定の圧力で封入されている。
この放電ガス310を表示電極302,303の間で放
電させて紫外線を発生させ、その紫外線を蛍光体層30
9に照射することによって、カラー表示を含む画像表示
が可能になる。尚、実際は一方の基板を90度回転させ
た構成であり、電極302と電極306は交差するよう
に配置されている。
【0004】隔壁308は、個々の画素の色(G、B、
R)毎に微小な放電空間を形成して放電セルを形成する
ための仕切りであり、この隔壁308によって、放電を
各セル毎に制御することを可能とし、誤放電や誤表示を
防ぐことができる。隔壁308のサイズは、典型的に
は、40インチのNTSCパネルにおいて、隔壁ピッチ
が一色あたり360μm、隔壁頂部の幅が50μm〜1
00μm、及び隔壁高さが100μm〜150μmであ
る。
R)毎に微小な放電空間を形成して放電セルを形成する
ための仕切りであり、この隔壁308によって、放電を
各セル毎に制御することを可能とし、誤放電や誤表示を
防ぐことができる。隔壁308のサイズは、典型的に
は、40インチのNTSCパネルにおいて、隔壁ピッチ
が一色あたり360μm、隔壁頂部の幅が50μm〜1
00μm、及び隔壁高さが100μm〜150μmであ
る。
【0005】従来の隔壁の形成方法としては、(1)ス
クリーン印刷技術を用いて隔壁を形成する印刷法、
(2)隔壁材料を背面基板の全面に塗布後に感光性フィ
ルム層を塗布された隔壁材料の上に形成し、写真法によ
り所定パターンを形成した後に、サンドブラストにより
隔壁材料の不要部分を除去して感光性フィルム層を剥離
し、隔壁を形成するサンドブラスト法、(3)感光性ペ
ーストを塗布後に、写真法により不要部分を除去して隔
壁を形成するフォトペースト法、(4)基板に感光性フ
ィルム層を形成し、その後に写真法によって所定パター
ンを形成し、更にパターンの溝部にペーストを埋め込ん
でから感光性フィルムを剥離し、その後にペーストを焼
成工程で焼き固めるフォト−埋め込み法(またはリフト
オフ法)、などが挙げられる。
クリーン印刷技術を用いて隔壁を形成する印刷法、
(2)隔壁材料を背面基板の全面に塗布後に感光性フィ
ルム層を塗布された隔壁材料の上に形成し、写真法によ
り所定パターンを形成した後に、サンドブラストにより
隔壁材料の不要部分を除去して感光性フィルム層を剥離
し、隔壁を形成するサンドブラスト法、(3)感光性ペ
ーストを塗布後に、写真法により不要部分を除去して隔
壁を形成するフォトペースト法、(4)基板に感光性フ
ィルム層を形成し、その後に写真法によって所定パター
ンを形成し、更にパターンの溝部にペーストを埋め込ん
でから感光性フィルムを剥離し、その後にペーストを焼
成工程で焼き固めるフォト−埋め込み法(またはリフト
オフ法)、などが挙げられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの従来
の隔壁形成方法は、それぞれ以下のような問題点を有し
ている。
の隔壁形成方法は、それぞれ以下のような問題点を有し
ている。
【0007】(1)まず、印刷法では、1回の印刷工程
で形成できる隔壁の高さが10μm程度であるため、1
00μm程度の高さの隔壁を形成するためには、印刷工
程及び乾燥工程を繰り返す必要がある。
で形成できる隔壁の高さが10μm程度であるため、1
00μm程度の高さの隔壁を形成するためには、印刷工
程及び乾燥工程を繰り返す必要がある。
【0008】これは、工程数が多くなるとともにコスト
高の原因となる、また、スクリーンが大型化するほどス
クリーン版の非線形伸縮が著しくなり、形成した隔壁の
位置ずれや膜厚または形状のばらつきが大きくなる。
高の原因となる、また、スクリーンが大型化するほどス
クリーン版の非線形伸縮が著しくなり、形成した隔壁の
位置ずれや膜厚または形状のばらつきが大きくなる。
【0009】(2)サンドブラスト法は、除去する材料
の量が多いことや、切削量の制御が難しく基板や電極に
ダメージを与えやすいという問題点を有している。
の量が多いことや、切削量の制御が難しく基板や電極に
ダメージを与えやすいという問題点を有している。
【0010】(3)感光性ペースト法では、ペースト材
料のコストが高い。
料のコストが高い。
【0011】(4)フォト−埋め込み法は、高精細なプ
ラズマディスプレイパネルの実現が可能であるが、隔壁
形成のために焼成工程を有することが、低コストでの製
造の実現を妨げている。
ラズマディスプレイパネルの実現が可能であるが、隔壁
形成のために焼成工程を有することが、低コストでの製
造の実現を妨げている。
【0012】本発明は、上記のような従来の技術の課題
を克服するためになされたものであり、その目的は、低
コストで高精度に隔壁などの凸部分を形成して高品位な
表示を可能とするディスプレイパネルを実現することで
ある。
を克服するためになされたものであり、その目的は、低
コストで高精度に隔壁などの凸部分を形成して高品位な
表示を可能とするディスプレイパネルを実現することで
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、基板の上に隔
壁を溶射により形成する場合、開溝幅の異なる複数枚の
メタルマスクを用いることを特徴とする。
壁を溶射により形成する場合、開溝幅の異なる複数枚の
メタルマスクを用いることを特徴とする。
【0014】また、開溝幅の広いメタルマスクの上に開
溝幅の狭いメタルマスクを設置した状態で溶射を行うこ
とを特徴とする。
溝幅の狭いメタルマスクを設置した状態で溶射を行うこ
とを特徴とする。
【0015】また、基板の上に隔壁を溶射により形成す
る場合、開溝幅の異なる複数枚のメタルマスクを用いて
幅よりも高さの方が長い隔壁を形成することを特徴とす
る。
る場合、開溝幅の異なる複数枚のメタルマスクを用いて
幅よりも高さの方が長い隔壁を形成することを特徴とす
る。
【0016】また、基板の上に隔壁を溶射により形成す
る場合、開溝幅の異なる複数枚のメタルマスクを用いて
複数の基板の隔壁形成に繰り返し用いることを特徴とす
る。
る場合、開溝幅の異なる複数枚のメタルマスクを用いて
複数の基板の隔壁形成に繰り返し用いることを特徴とす
る。
【0017】また、基板の表面上に隔壁を溶射により形
成する場合、前記基板の裏面に磁石を設置するとともに
メタルマスクを用いることを特徴とする。
成する場合、前記基板の裏面に磁石を設置するとともに
メタルマスクを用いることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態につい
て、図面を参照しながら説明する。尚、以下の各図にお
いて、同一部分には同一番号を付して説明を省略する場
合がある。
て、図面を参照しながら説明する。尚、以下の各図にお
いて、同一部分には同一番号を付して説明を省略する場
合がある。
【0019】本実施の形態では、溶射法の一種であるプ
ラズマ溶射法(例えば、特願平10ー295891号)
を使用する場合を一例にとって、プラズマディスプレイ
パネルの隔壁の形成過程を、以下に説明する。
ラズマ溶射法(例えば、特願平10ー295891号)
を使用する場合を一例にとって、プラズマディスプレイ
パネルの隔壁の形成過程を、以下に説明する。
【0020】(プラズマ溶射装置の構成)まず、最初に
プラズマ溶射装置の構成について説明する。図2は、プ
ラズマ溶射装置の構成を模式的に示す図である。図2に
示すように、プラズマ溶射装置に含まれるプラズマ溶射
トーチ200は、水冷された陰極201と水冷された陽
極202とを有する。両電極201及び202の間に直
流電源203から直流電圧を印加して、アーク放電20
4を発生させる。
プラズマ溶射装置の構成について説明する。図2は、プ
ラズマ溶射装置の構成を模式的に示す図である。図2に
示すように、プラズマ溶射装置に含まれるプラズマ溶射
トーチ200は、水冷された陰極201と水冷された陽
極202とを有する。両電極201及び202の間に直
流電源203から直流電圧を印加して、アーク放電20
4を発生させる。
【0021】プラズマ溶射トーチ200の後部に取り付
けられたガスポート205からプラズマ作動ガス206
が供給される。供給されたプラズマ作動ガス206は、
電極201及び電極202の間で発生したアーク放電2
04によって加熱電離され、プラズマジェット207と
してノズル208から噴出される。プラズマ作動ガス2
06としては、アルゴン、ヘリウム、窒素、水素などが
使用できる。本実施形態では、アルゴン、またはアルゴ
ンとヘリウムとの混合気体を用いる。
けられたガスポート205からプラズマ作動ガス206
が供給される。供給されたプラズマ作動ガス206は、
電極201及び電極202の間で発生したアーク放電2
04によって加熱電離され、プラズマジェット207と
してノズル208から噴出される。プラズマ作動ガス2
06としては、アルゴン、ヘリウム、窒素、水素などが
使用できる。本実施形態では、アルゴン、またはアルゴ
ンとヘリウムとの混合気体を用いる。
【0022】隔壁の材料となる溶射材料209は、粉末
の状態で供給ポート210からキャリアーガスにのせら
れてプラズマジェット207の中へ吹き込まれる。供給
された溶射材料209は、プラズマジェット207によ
って加熱溶融され、感光性フィルムやメタルマスクなど
の被覆層212によるパターンが形成されている基板2
11(厚さ:t)へ高速で衝突する。これによって、基
板211の表面に被膜(溶射膜)213を堆積する。
の状態で供給ポート210からキャリアーガスにのせら
れてプラズマジェット207の中へ吹き込まれる。供給
された溶射材料209は、プラズマジェット207によ
って加熱溶融され、感光性フィルムやメタルマスクなど
の被覆層212によるパターンが形成されている基板2
11(厚さ:t)へ高速で衝突する。これによって、基
板211の表面に被膜(溶射膜)213を堆積する。
【0023】また、好ましくは、冷却ガスポート214
を設置して、プラズマジェット207の溶射と同時に、
冷却ガスを基板211へ吹き付ける。但し、ここでは簡
略化のために、冷却ガスポート214の具体的な配管構
成の説明や図示は省略する。
を設置して、プラズマジェット207の溶射と同時に、
冷却ガスを基板211へ吹き付ける。但し、ここでは簡
略化のために、冷却ガスポート214の具体的な配管構
成の説明や図示は省略する。
【0024】(溶射法を使用した隔壁形成プロセス)以
下、図面を参照して、本発明における溶射法を使用した
隔壁形成プロセスの一実施例を説明する。本実施例は、
被覆層としてメタルマスクを用いる点、特に、被覆層と
して複数のメタルマスクを用いる点にある。
下、図面を参照して、本発明における溶射法を使用した
隔壁形成プロセスの一実施例を説明する。本実施例は、
被覆層としてメタルマスクを用いる点、特に、被覆層と
して複数のメタルマスクを用いる点にある。
【0025】一般に、図4に示すように、メタルマスク
400は開溝幅Wと厚さTの比(以下アスペクト比とい
う)W/Tが1程度で、アスペクト比が1未満のメタル
マスクを作成することは困難であった。従って、溶射法
を用いて隔壁などの凸部を形成するに際して、メタルマ
スクでは所定の凸部を自由に形成することが困難と考え
られていた。
400は開溝幅Wと厚さTの比(以下アスペクト比とい
う)W/Tが1程度で、アスペクト比が1未満のメタル
マスクを作成することは困難であった。従って、溶射法
を用いて隔壁などの凸部を形成するに際して、メタルマ
スクでは所定の凸部を自由に形成することが困難と考え
られていた。
【0026】本実施例では、開溝幅の異なる2枚または
それ以上のメタルマスクを用いて、所定形状の隔壁など
の凸部を形成するものである。
それ以上のメタルマスクを用いて、所定形状の隔壁など
の凸部を形成するものである。
【0027】図1は、本実施例における隔壁形成プロセ
スの工程を示す基板部分の要部拡大断面図で、図1にお
いて、101はガラス基板、102はアドレス電極、1
03は下地層、104は開溝幅の広い第1のメタルマス
ク、105は開溝幅の狭い第2のメタルマスク、106
はプラズマ溶射トーチ、107はストライプ状の隔壁な
どとなる凸部、108は凸部とメタルマスクの間に形成
された空隙である。
スの工程を示す基板部分の要部拡大断面図で、図1にお
いて、101はガラス基板、102はアドレス電極、1
03は下地層、104は開溝幅の広い第1のメタルマス
ク、105は開溝幅の狭い第2のメタルマスク、106
はプラズマ溶射トーチ、107はストライプ状の隔壁な
どとなる凸部、108は凸部とメタルマスクの間に形成
された空隙である。
【0028】以下、本実施例の動作について説明する。
まず、図1に示すように、ガラス基板101の上にアド
レス電極102が形成されている。このガラス基板10
1は、例えば、厚さ2.8mmのソーダガラスや高歪点
ガラスなどが用いられる。また、ガラス基板101とア
ドレス電極102上には、例えば誘電体ガラスからなる
下地層103が形成されている。
まず、図1に示すように、ガラス基板101の上にアド
レス電極102が形成されている。このガラス基板10
1は、例えば、厚さ2.8mmのソーダガラスや高歪点
ガラスなどが用いられる。また、ガラス基板101とア
ドレス電極102上には、例えば誘電体ガラスからなる
下地層103が形成されている。
【0029】なお、以下の説明では、便宜上、ガラス基
板101、アドレス電極102、及び下地層103を含
む構成を、総称的に基板100とも称する。また、以下
の説明でも、同様に、基板とその上に形成されているア
ドレス電極及び下地層を含む構成を、総称的に基板と称
することにするが、下地層がない構成なども含めて種々
の構成が考えられることはいうまでもない。
板101、アドレス電極102、及び下地層103を含
む構成を、総称的に基板100とも称する。また、以下
の説明でも、同様に、基板とその上に形成されているア
ドレス電極及び下地層を含む構成を、総称的に基板と称
することにするが、下地層がない構成なども含めて種々
の構成が考えられることはいうまでもない。
【0030】次に、図1に示すように、基板100の上
に、複数毎のメタルマスクを所定の位置に配置する。本
実施例では、例えば厚さ80μmと60μmのメタルマ
スク104,105を2層重ねて140μmの厚さとす
る。各メタルマスクにはストライプ状の所定パターンの
溝(開溝部)が形成され、溝同士が長手方向に重なり合
うように配置されている。メタルマスクの溝のサイズ
は、典型的には、上部の開溝幅w1を60μm、ピッチ
を360μmとし、下部の開溝幅w2を90μmとす
る。
に、複数毎のメタルマスクを所定の位置に配置する。本
実施例では、例えば厚さ80μmと60μmのメタルマ
スク104,105を2層重ねて140μmの厚さとす
る。各メタルマスクにはストライプ状の所定パターンの
溝(開溝部)が形成され、溝同士が長手方向に重なり合
うように配置されている。メタルマスクの溝のサイズ
は、典型的には、上部の開溝幅w1を60μm、ピッチ
を360μmとし、下部の開溝幅w2を90μmとす
る。
【0031】図1に示すように配置されたメタルマスク
の上方向からプラズマ溶射トーチ106を使用してプラ
ズマ溶射を行い、溝の中に溶射膜107を堆積させる。
の上方向からプラズマ溶射トーチ106を使用してプラ
ズマ溶射を行い、溝の中に溶射膜107を堆積させる。
【0032】また、プラズマ溶射トーチ106の移動
は、溝の長手方向に平行に走査していく走査パターンと
溝の長手方向に直交する方向に走査していく走査パター
ンをとることができる。
は、溝の長手方向に平行に走査していく走査パターンと
溝の長手方向に直交する方向に走査していく走査パター
ンをとることができる。
【0033】また、この溶射工程で、溶射膜107は、
溝の内部に主として堆積される。また、メタルマスクの
表面から上方に盛り上がるように堆積される場合がある
が、その周囲のメタルマスクの上には、溶射膜はほとん
ど堆積(付着)しない。
溝の内部に主として堆積される。また、メタルマスクの
表面から上方に盛り上がるように堆積される場合がある
が、その周囲のメタルマスクの上には、溶射膜はほとん
ど堆積(付着)しない。
【0034】尚、メタルマスクの表面から飛び出した溶
射膜の部分を主に研磨により除去して、溝の内部に堆積
された溶射膜107の表面を平坦化することも可能であ
る。
射膜の部分を主に研磨により除去して、溝の内部に堆積
された溶射膜107の表面を平坦化することも可能であ
る。
【0035】このようにして、ストライプ状の溶射膜の
パターンとして、所定の形状の隔壁が形成されることに
なる。
パターンとして、所定の形状の隔壁が形成されることに
なる。
【0036】以上のように本実施例では、開溝幅の広い
第1のメタルマスク104の上に開溝幅の狭い第2のメ
タルマスク105を設置して溶射を行うと、開溝幅に応
じて溶射粒子が堆積するので、各メタルマスクのアスペ
クト比が1以上でも、アスペクト比が1未満の凸部を容
易に作成することができる。
第1のメタルマスク104の上に開溝幅の狭い第2のメ
タルマスク105を設置して溶射を行うと、開溝幅に応
じて溶射粒子が堆積するので、各メタルマスクのアスペ
クト比が1以上でも、アスペクト比が1未満の凸部を容
易に作成することができる。
【0037】また、空隙108がメタルマスク間の開溝
部分にできるので、メタルマスクのとりはずしが容易に
行える利点もある。
部分にできるので、メタルマスクのとりはずしが容易に
行える利点もある。
【0038】また、メタルマスクは、複数の基板の各々
に隔壁などの凸部を形成する場合でも、繰り返し使用す
ることができ、廃棄物が極めて少なく、工程が少ないの
で短時間、低コストでの生産が可能となる。
に隔壁などの凸部を形成する場合でも、繰り返し使用す
ることができ、廃棄物が極めて少なく、工程が少ないの
で短時間、低コストでの生産が可能となる。
【0039】また、図5に示すように、基板100の裏
面に磁石109を設置すれば、上記効果に加え、磁石1
09の磁力により基板100上にメタルマスクが引きつ
けられるので、メタルマスクの位置決めや位置の保持が
容易に行える。
面に磁石109を設置すれば、上記効果に加え、磁石1
09の磁力により基板100上にメタルマスクが引きつ
けられるので、メタルマスクの位置決めや位置の保持が
容易に行える。
【0040】尚、3枚以上のメタルマスクを用いても良
い。この場合、枚数と開溝幅の組み合わせにより、階段
状の隔壁や、種々の形状を有する隔壁など、複雑な形状
の凸部を容易に形成することができる。
い。この場合、枚数と開溝幅の組み合わせにより、階段
状の隔壁や、種々の形状を有する隔壁など、複雑な形状
の凸部を容易に形成することができる。
【0041】また、基板の上に隔壁を溶射により形成す
る場合、開溝幅の同じ複数枚のメタルマスクを用いて隔
壁を形成しても良い。また、例えば高さよりも幅の方が
広い一枚のメタルマスクを用いて形成しても良い。
る場合、開溝幅の同じ複数枚のメタルマスクを用いて隔
壁を形成しても良い。また、例えば高さよりも幅の方が
広い一枚のメタルマスクを用いて形成しても良い。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、低コス
ト、短時間で表示品位の優れた表示装置を製造できる。
ト、短時間で表示品位の優れた表示装置を製造できる。
【図1】本発明の一実施例における隔壁形成プロセスの
工程を示す要部拡大断面図
工程を示す要部拡大断面図
【図2】本実施例で使用するプラズマ溶射装置の一構成
例を模式的に示す図
例を模式的に示す図
【図3】プラズマディスプレイパネルの構成を模式的に
示す図
示す図
【図4】メタルマスクの開溝部断面を拡大して示す概略
図
図
【図5】本発明の他の実施例における隔壁形成プロセス
の工程を示す要部拡大断面図
の工程を示す要部拡大断面図
101 ガラス基板 102 アドレス電極 103 下地層 104 開溝幅の広い第1のメタルマスク 105 開溝幅の狭い第2のメタルマスク 106 プラズマ溶射トーチ 107 凸部 108 空隙 200 プラズマ溶射トーチ 201 陰極 202 陽極 203 直流電源 204 アーク放電 205 ガスポート 206 プラズマ作動ガス 207 プラズマジェット 208 ノズル 209 溶射材料 210 供給ポート 212 感光性被覆層 211 基板 213 溶射膜 214 冷却ガスポート
フロントページの続き (72)発明者 米原 浩幸 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 芦田 英樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C027 AA09 5C040 FA01 GB03 GB14 GF02 GF19 JA07 JA32 MA23
Claims (10)
- 【請求項1】基板の上に隔壁を溶射により形成する場
合、開溝幅の異なる複数枚のメタルマスクを用いること
を特徴とするディスプレイパネルの製造方法。 - 【請求項2】開溝幅の広いメタルマスクの上に開溝幅の
狭いメタルマスクを設置した状態で溶射を行うことを特
徴とする請求項1記載のディスプレイパネルの製造方
法。 - 【請求項3】基板の上に隔壁を溶射により形成する場
合、開溝幅の異なる複数枚のメタルマスクを用いて幅よ
りも高さの方が長い隔壁を形成することを特徴とするデ
ィスプレイパネルの製造方法。 - 【請求項4】基板の上に隔壁を溶射により形成する場
合、開溝幅の異なる複数枚のメタルマスクを用いて複数
の基板の隔壁形成に繰り返し用いることを特徴とするデ
ィスプレイパネルの製造方法。 - 【請求項5】基板の表面上に隔壁を溶射により形成する
場合、前記基板の裏面に磁石を設置するとともにメタル
マスクを用いることを特徴とするディスプレイパネルの
製造方法。 - 【請求項6】開溝幅の広いメタルマスクの上に開溝幅の
狭いメタルマスクを設置した状態で溶射を行うことを特
徴とする請求項5記載のディスプレイパネルの製造方
法。 - 【請求項7】開溝幅の異なる複数枚のメタルマスクを用
いて幅よりも高さの方が長い隔壁を形成することを特徴
とする請求項5記載のディスプレイパネルの製造方法。 - 【請求項8】開溝幅の異なる複数枚のメタルマスクを用
いて複数の基板の隔壁形成に繰り返し用いることを特徴
とする請求項5記載のディスプレイパネルの製造方法。 - 【請求項9】基板の上に隔壁を溶射により形成する場
合、開溝幅の同じ複数枚のメタルマスクを用いることを
特徴とするディスプレイパネルの製造方法。 - 【請求項10】基板の上に隔壁を溶射により形成する場
合、メタルマスクを用いて隔壁を形成することを特徴と
するディスプレイパネルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7333899A JP2000268713A (ja) | 1999-03-18 | 1999-03-18 | ディスプレイパネルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7333899A JP2000268713A (ja) | 1999-03-18 | 1999-03-18 | ディスプレイパネルの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000268713A true JP2000268713A (ja) | 2000-09-29 |
Family
ID=13515286
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7333899A Pending JP2000268713A (ja) | 1999-03-18 | 1999-03-18 | ディスプレイパネルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000268713A (ja) |
-
1999
- 1999-03-18 JP JP7333899A patent/JP2000268713A/ja active Pending
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