JP2000268321A - 薄膜磁気ヘッド - Google Patents

薄膜磁気ヘッド

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JP2000268321A
JP2000268321A JP11073713A JP7371399A JP2000268321A JP 2000268321 A JP2000268321 A JP 2000268321A JP 11073713 A JP11073713 A JP 11073713A JP 7371399 A JP7371399 A JP 7371399A JP 2000268321 A JP2000268321 A JP 2000268321A
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JP
Japan
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coil
coil layer
layer
turn
conductor width
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Katsuya Kikuiri
勝也 菊入
Takashi Saito
貴 斉藤
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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    • G11B5/31Structure or manufacture of heads, e.g. inductive using thin films
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来では、上部コア層の基端部の周囲を巻回
形成されるコイル層は、各ターンの導体幅がほぼ同じ大
きさで形成されていたが、コイル長さの長くなる外周側
のターンほどコイル抵抗値が上昇し、よってコイル層全
体のコイル抵抗値が上昇するといった問題があった。 【解決手段】 コイル層4の内周側から外周側にかけて
一定の比率で導体幅を大きく形成し、しかも各ターン毎
の導体幅において、上部コア層6の基端部6aよりも前
方側に形成される導体幅の方を、基端部6aよりも後方
側に形成される導体幅に比べて小さく形成している。こ
れにより、コイル層4全体のコイル抵抗値を低減させる
ことができ、しかも磁気効率を従来と同程度あるいは従
来よりも増加させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コア層間にコイル
層が形成された薄膜磁気ヘッドに係り、磁気効率を低下
させることはなく、コイル抵抗値の低減を図ることが可
能な薄膜磁気ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】例えばハードディスク装置などに装備さ
れる記録媒体に記録信号を記録するためのインダクティ
ブヘッドは、磁性材料製の下部コア層と、上部コア層
と、両コア層の間に形成されるコイル層とを有して構成
される。前記上部コア層は、その基端部が下部コア層に
磁気的に接続されて形成されており、また記録媒体との
対向面(ABS面)では、下部コア層と上部コア層との
間に磁気ギャップが形成されている。
【0003】前記コイル層は、上部コア層の基端部を周
回するように巻回形成されており、前記コイル層の各タ
ーンにおける導体幅は、ほぼ同じ大きさで形成されてい
る。前記コイル層に記録電流が与えられると、両コア層
に記録磁界が誘導され、磁気ギャップ部分からの洩れ磁
界により、ハードディスクなどの記録媒体に磁気信号が
記録される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コイル
層の各ターン毎のコイル長さは、外周側のターンほど長
くなるので、従来のように各ターンの導体幅がほぼ同じ
大きさで形成されていると、外周側のターンほどコイル
抵抗値が急激に大きくなり、コイル層全体のコイル抵抗
値は上昇し、今後の高密度記録化に有効に対応できない
といった問題がある。
【0005】上記問題点を解決するために、特開平7−
57217号公報では、上部コア層の基端部よりも後方
側(記録媒体との対向部側に対して逆側)に形成される
コイル層の導体幅を、コイル層の内周側から外周側にか
けて徐々に大きく形成している実施例が図1に示されて
いる。この公報によれば、上部コア層の基端部より後方
側の導体幅を徐々に大きくすることにより、コイル長さ
の長くなる外周側のターンのコイル抵抗値の増加を抑制
でき、コイル層全体としてのコイル抵抗値を低下できる
としている。
【0006】またこの公報では、前記上部コア層の基端
部よりも前方側(記録媒体との対向部側)の各ターンの
導体幅を従来と同様に同じ幅寸法で形成することが好ま
しいとしている。その理由は、基端部よりも前方側に形
成されるコイル層は、上部コア層の基端部から先端部ま
での間に形成されなければならないという制約があるた
めであり、仮に基端部よりも前方側の各ターンの導体幅
を従来に比べ大きくすると、前記上部コア層の基端部か
ら先端部までの長さを長く形成しなければならず、よっ
て下部コア層から上部コア層に渡って形成される磁路長
が長くなり磁気効率が低下するからである。
【0007】しかしながら、上部コア層の基端部よりも
前方側に形成される各ターンの導体幅を従来と同様に同
じ幅寸法で形成すると、前記基端部よりも前方側での各
ターンのコイル抵抗値は内周側から外周側にかけて急激
に上昇し、有効にコイル層全体のコイル抵抗値を低下で
きないという虞がある。
【0008】またこの公報の第3頁第0014欄第4行
〜第6行には「フロント側も含めてライン幅を内周側か
ら外周側に向かうほど徐々に広げるような形状としても
よい。」と記載されているが、何らの制約も無しに上部
コア層の基端部よりも前方側のコイル層の導体幅を、内
周側から外周側にかけて徐々に大きくしていくと、前記
基端部よりも前方側のコイル層全体の導体幅寸法は大き
くなり、従って、上部コア層の前記基端部から先端部ま
での長さを長くしなければならず、磁路長が長くなって
磁気効率の低下に繋がり好ましくない。
【0009】本発明は上記従来の問題点を解決するため
のものであり、特にコイル層の形状を適正化して、磁気
効率を低下させることなく、コイル抵抗値を有効に低減
させることが可能な薄膜磁気ヘッドを提供することを目
的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、磁性材料製の
下部コア層と、記録媒体との対向部で前記下部コア層と
の間で磁気ギャップを形成する磁性材料製の上部コア層
と、前記上部コア層の基端部の周囲を巻回するようにパ
ターン形成されて前記下部コア層及び上部コア層に記録
磁界を誘導するコイル層とを有する薄膜磁気ヘッドにお
いて、前記コイル層の中心から前記コイル層の外周方向
に延びる法線を測定したときのコイル層の導体幅が、内
周側から外周側にかけて一定の比率で大きく形成されて
おり、且つ各ターンでのコイル層の導体幅は、コイル層
の中心から記録媒体との対向部側に延びる第1の法線上
の導体幅が、前記中心から前記第1の法線と逆向きに延
びる第2の法線上の導体幅よりも小さいことを特徴とす
るものである。
【0011】上記のように本発明では、コイル層の中心
から前記コイル層の外周方向に延びる法線を測定したと
きのコイル層の導体幅を、内周側から外周側にかけて一
定の比率で大きくなるように形成している。特に本発明
では、上部コア層の基端部よりも記録媒体との対向部側
に形成されるコイル層の導体幅をも、内周側から外周側
にかけて一定の比率で大きく形成しているので、前記基
端部よりも記録媒体との対向部側に形成されるコイル層
のコイル抵抗値が極端に大きくなることがない。以上に
より本発明では、内周側から外周側にかけての各ターン
毎のコイル抵抗値の増加を抑制でき、あるいは減少させ
ることが可能であり、コイル層全体のコイル抵抗値を従
来に比べ低減させることができる。また一定の比率で導
体幅を大きく形成していくことにより、内周側から外周
側にかけての各ターン毎のコイル抵抗値の増加量あるい
は減少量をほぼ一定値に設定でき、従って予めコイル層
全体のコイル抵抗値を、ある一定範囲内に設定して、前
記コイル層をパターン形成できる。
【0012】しかも本発明では、コイル層の中心から記
録媒体との対向部側に延びる第1の法線上の導体幅を、
前記中心から前記第1の法線と逆向きに延びる第2の法
線上の導体幅よりも小さく形成することで、実質的に上
部コア層の基端部から先端部までの長さを、従来よりも
長く形成する必要がない。よって本発明では、上部コア
層から下部コア層にかけて形成される磁路長が長くなる
ことはなく、磁気効率を従来と同程度あるいは従来に比
べ増加させることが可能になる。
【0013】また本発明では、前記コイル層は、5ター
ン以上巻回形成され、前記コイル層の最も外周側に位置
する1ターン分のコイル抵抗値をDCRout、最もコ
イル層の中心側に位置する1ターン分のコイル抵抗値を
DCRinとしたときに、DCRout/DCRinの
100分率が、約45%以上約230%以下であること
が好ましい。
【0014】本発明では上述のように、コイル層の内周
側から外周側にかけて一定の比率で導体幅を大きくして
形成しているが、それに加えて、最内周側のターンのコ
イル層と、最外周側のターンのコイル層とのコイル抵抗
値が上記した範囲内になるように、前記コイル層をパタ
ーン形成することにより、コイル層の導体幅を内周側か
ら外周側にかけてほぼ同じ大きさで形成していた従来に
比べコイル層全体のコイル抵抗値を低減させることがで
きる。
【0015】さらに本発明では、1ターン分のコイル抵
抗値が、各ターンにおいてほぼ同じ値であることがより
好ましい。このように各ターンのコイル抵抗値がほぼ同
じ値となるようにコイル層をパターン形成することによ
り、コイル層全体のコイル抵抗値をより効果的に低減で
きることが後述する実験結果により明らかにされてい
る。
【0016】また本発明では、それぞれのターンにおけ
るコイル層の導体幅が、前記第1の法線を含む所定の範
囲において一定であることが好ましい。これにより磁路
長を従来と同程度にあるいは短くでき、磁気効率を従来
と同程度にあるいは従来よりも増加させることができ
る。
【0017】さらに本発明では、それぞれのターンにお
けるコイル層の導体幅が、前記第2の法線を含む所定の
範囲において、第2の法線上で最も大きくその両側に向
って徐々に小さく形成されていることが好ましい。これ
により、さらにコイル層全体のコイル抵抗値を低減させ
ることが可能である。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明における例えばハ
ードディスク装置などに装備される薄膜磁気ヘッドの部
分平面図、図2は図1における薄膜磁気ヘッドの縦断面
図である。図1及び図2に示す薄膜磁気ヘッドは、記録
用のインダクティブヘッドであり、又は前記インダクテ
ィブヘッドの図示下側に磁気抵抗効果を利用した再生用
ヘッド(MRヘッド)が積層された、いわゆる複合型薄
膜磁気ヘッドであってもよい。
【0019】図2に示す符号1は、パーマロイ(NiF
e系合金)などの磁性材料で形成された下部コア層であ
り、前記下部コア層1の上にはアルミナ(Al23)や
SiO2などの非磁性材料で形成されたギャップ層2が
形成されている。また前記ギャップ層2の上には、ポリ
イミドまたはレジスト材料製の絶縁層3が形成されてお
り、この絶縁層3の上に、コイル層4が、後述する上部
コア層6の基端部6aの周囲を巻回するようにパターン
形成されている。
【0020】さらに図2に示すように、前記コイル層4
は、ポリイミドまたはレジスト材料で形成された絶縁層
5に覆われ、前記絶縁層5の上に磁性材料製の上部コア
層6が形成されている。
【0021】図2に示すように上部コア層6の基端部6
aは、絶縁層3,5及びギャップ層2に形成された穴部
を介して下部コア層1上に磁気的に接続されて形成され
ており、上部コア層6の先端部6bは、記録媒体との対
向面(ABS面)において、下部コア層1の上に前記ギ
ャップ層2を介して対向し、ハードディスクなどの記録
媒体に記録磁界を与える磁気ギャップGlが形成されて
いる。
【0022】図1に示すコイル層4は銅(Cu)などの
電気抵抗の低い導電性材料で形成されており、前記コイ
ル層4は、その巻き中心4aが、上部コア層6の基端部
6aが形成されるべき付近に形成され、前記巻き中心4
aから、前記上部コア層6の基端部6aの周囲を巻回す
るようにパターン形成されている。
【0023】図1に示す実施例では、前記コイル層4の
ターン数は5であり、例えば巻き中心4aから区切線A
までを第1ターン4b、区切線Aから区切線Bまでを第
2ターン4c、区切線Bから区切線Cまでを第3ターン
4d、区切線Cから区切線Dまでを第4ターン4e、及
び区切線Dから巻き終端部4gまでを第5ターン4fと
する。
【0024】本発明では、コイル層4の中心4hから前
記コイル層4の外周方向に延びる法線を測定したときの
コイル層4の導体幅が、内周側から外周側にかけて一定
の比率で大きく形成されており、且つ各ターンでのコイ
ル層4の導体幅は、コイル層4の中心4hから記録媒体
との対向部側(前方側;図示X1方向)に延びる第1の
法線8上の導体幅が、前記中心4hから前記第1の法線
8と逆向き(後方側;図示X2方向)に延びる第2の法
線9上の導体幅よりも小さく形成されている。
【0025】すなわち本発明では、上部コア層6の基端
部6aよりも前方側に形成されるか後方側に形成される
かを問わず、コイル層4の中心4hから前記コイル層4
の外周方向に延びる法線を測定したときのコイル層4の
導体幅が、コイル長さの長くなる最内周側の第1ターン
4bから最外周側の第5ターン4fにかけて、一定の比
率で大きく形成され、それに加えて、各ターン毎の導体
幅は、上部コア層6の基端部6aよりも前方側の方が、
基端部6aよりも後方側に比べて小さく形成されるので
ある。
【0026】このように、各ターン毎の導体幅を、上部
コア層6の基端部6aよりも前方側の方を、基端部6a
よりも後方側に比べ小さく形成するのは、前方側の導体
幅は、下部コア層1(図2参照)から上部コア層6にか
けて形成される磁路長に影響を与えるからである。
【0027】すなわち上部コア層6の基端部6aよりも
前方側に形成される各ターンの導体幅をあまり大きく形
成しすぎると、基端部6aよりも前方側でのコイル層4
の幅寸法T11が大きくなりすぎ、上部コア層6の先端
部6bから基端部6aまでの長さを長くしなければなら
ないので、その長くなった分だけ磁路長が長くなり、磁
気効率の低下に繋がる。
【0028】特に本発明では、コイル層4の中心4hか
ら前方側(図示X1方向)に延びる第1の法線8上の各
ターン毎における導体幅を、内周側から外周側にかけて
一定の比率で大きく形成しているので、コイル層4の中
心4hよりも前方側での各ターンの導体幅を適正に調整
して、基端部6aよりも前方側のコイル層4の幅寸法T
11が、従来のコイル層と同程度あるいは従来よりも小
さく形成されるようにしている。
【0029】これに対し上部コア層6の基端部6aより
も後方側(図示X2方向)に形成されるコイル層4で
は、上記のような磁路長の制約等がないので、比較的自
由に導体幅を設定して形成することができ、よって図1
に示すように、コイル層4の中心4hから後方側に延び
る第2の法線9上の各ターン毎における導体幅を、大き
く形成することが可能である。
【0030】以上のように本発明では、コイル層4の中
心4hから前記コイル層4の外周方向に延びる法線を測
定したときのコイル層4の導体幅を、コイル長さの長く
なる最内周側の第1ターン4bから最外周側である第5
ターン4fにかけて、一定の比率で大きくしている。抵
抗は長さに比例し断面積に反比例するから、コイル長さ
の長くなる外周側のターンほど導体幅を大きくすること
で、内周側から外周側にかけての各ターン毎のコイル抵
抗値の増加を抑制でき、あるいは減少させることが可能
である。
【0031】特に本発明では、上部コア層6の基端部6
aよりも前方側に形成されるコイル層4の導体幅をも内
周側から外周側にかけて一定の比率で大きく形成してい
るので、前記基端部6aよりも前方側での各ターンのコ
イル抵抗値は、内周側から外周側にかけてあまり増加せ
ず、あるいは減少させることができ、有効に各ターン毎
のコイル抵抗値の増加を抑制でき、あるいは減少させる
ことが可能である。
【0032】このように本発明では、コイル層4の内周
側から外周側にかけての各ターンのコイル抵抗値の増加
を抑制でき、あるいは減少させることが可能であり、よ
って各ターンのコイル抵抗値の合計値で求められるコイ
ル層全体のコイル抵抗値を従来に比べ低減させることが
できる。
【0033】また一定の比率で導体幅を大きく形成して
いくことにより、内周側から外周側にかけての各ターン
毎のコイル抵抗値の増加量あるいは減少量をほぼ一定値
に設定でき、従って各ターンでのコイル抵抗値の合計値
で求められるコイル層4のコイル抵抗値を、予めある一
定範囲内に設定して、前記コイル層4を形成できる。ま
た内周側から外周側にかけて一定の比率で導体幅が大き
くなるので、コイル層4のパターン形状を設計しやすい
という利点もある。
【0034】しかも各ターン毎の導体幅において、コイ
ル層4の中心4hから記録媒体との対向部側(前方側;
図示X1方向)に延びる第1の法線8上の導体幅を、前
記中心4hから前記第1の法線8と逆向き(後方側;図
示X2方向)に延びる第2の法線9上の導体幅よりも小
さく形成し、実質的に上部コア層6の基端部6aから先
端部6bまでの長さが従来よりも長くならないようにし
ている。よって本発明では、上部コア層6から下部コア
層1にかけて形成される磁路長が長くなることはなく、
磁気効率を従来と同程度あるいは従来に比べ増加させる
ことが可能になる。
【0035】また本発明では、前記コイル層4が5ター
ン以上で形成される場合、前記コイル層4の最も外周側
に位置するターン(図1で言えば、第5ターン4f)の
コイル抵抗値DCRoutを、最も内周側に位置する第
1ターンコイル層4bのコイル抵抗値DCRinで割っ
たDCRout/DCRinの100分率が、約45%
以上約230%以下となるように、前記コイル層4の内
周側から外周側にかけての導体幅の増加比率を設定する
ことが好ましい。この範囲内であると、コイル層の導体
幅を各ターン全て同じ導体幅で形成していた従来に比べ
てコイル層4全体のコイル抵抗値を有効に低減させるこ
とが可能である。
【0036】また本発明では、1ターンのコイル抵抗値
が、各ターンにおいてほぼ同じ値になるように、前記コ
イル層4の内周側から外周側にかけての導体幅の増加比
率を設定することがより好ましい。
【0037】すなわち最外周側のターン(図1で言え
ば、第5ターン4f)のコイル抵抗値DCRoutと、
最内周側である第1ターン4bとのコイル抵抗値DCR
inとがほぼ同じ値となり、上述したDCRout/D
CRinの100分率がほぼ100%になることがより
好ましい。このように各ターン毎のコイル抵抗値をほぼ
同じ値に設定すると、最も効果的にコイル層4全体のコ
イル抵抗値を低下できることが後述する実験によってわ
かっている。
【0038】また本発明では図1に示すように、それぞ
れのターンにおけるコイル層4の導体幅が、前記第1の
法線8を含む所定の範囲において一定であることが好ま
しい。ここで所定の範囲とは、例えば基端部6aよりも
前方側を示しており、図1に示すように、第1ターン4
bの導体幅は上部コア層6の基端部6aより前方側で
は、一定の幅寸法T1で形成されていることがわかる。
同様に第2ターン4cから第5ターン4fの導体幅は、
上部コア層6の基端部6aより前方側では、一定の幅寸
法T2ないしT5で形成されていることが好ましい。
【0039】あるいは前記所定の範囲とは、少なくとも
上部コア層6と重なる範囲を示しており、図1に示すよ
うに上部コア層6と重なる範囲では、各ターンの導体幅
は、一定の幅寸法T1ないしT5で形成されていること
がわかる。
【0040】このように基端部6aよりも前方側での導
体幅、あるいは上部コア層6と重なる範囲での導体幅
を、各ターン毎で一定の幅寸法で形成することで、基端
部6aよりも前方側におけるコイル層4の幅寸法T11
を所定範囲内で形成しやすくでき、上部コア層6の基端
部6aから先端部6bまでの長さを延ばす必要がなくな
り、磁気効率を従来と同程度、あるいは増加させること
が可能である。
【0041】また本発明では、それぞれのターンにおけ
るコイル層4の導体幅が、前記第2の法線9を含む所定
の範囲において、第2の法線9上で最も大きくその両側
に向って徐々に小さく形成されていることが好ましい。
換言すれば図1に示すように、各ターンにおける導体幅
は、上部コア層6の基端部6aから後方にかけて徐々に
大きく形成され、前記基端部6aの後端側(第2の法線
9上)で各ターンの導体幅T6〜T10は最も大きくな
っている。
【0042】前述したように、上部コア層6の基端部6
aよりも後方側では、コイル層4を比較的自由な形状で
形成できるため、特に各ターン毎でのコイル抵抗値を低
下させてコイル層4全体のコイル抵抗値を低下させるに
は、基端部6aよりも後方側での各ターンの導体幅を徐
々に大きくして断面積を大きくし、断面積に反比例する
コイル抵抗値を低減させることが好ましい。
【0043】なお図1に示す実施例では、ターン数が5
ターンのコイル層4を示したが、ターン数は5ターン以
上であってもよいし、あるいは5ターン以下であっても
本発明を適用することができる。
【0044】また本発明では、コイル層4の各ターン間
のスペース7については言及していないが、このスペー
ス7の幅寸法は、各ターン間で一定の幅寸法で形成され
ることが好ましく、しかも前記スペース7の幅寸法は小
さい方がより好ましい。このスペース7の幅寸法も各タ
ーンのコイル長さに影響を及ぼし、ひいてはコイル層4
全体のコイル抵抗値に影響を及ぼすことから、適正な範
囲内で形成される必要がある。
【0045】
【実施例】本発明では、図1に示すコイル層4のよう
に、前記コイル層4の中心4hから前記コイル層4の外
周方向に延びる法線を測定したときのコイル層の導体幅
が、内周側から外周側にかけて一定の比率で大きくなる
コイル層を形成し、前記コイル層の最も外周側に位置す
るターンのコイル抵抗値DCRoutを、最も内周側に
位置する第1ターンのコイル抵抗値DCRinで割った
DCRout/DCRinと、コイル層全体のコイル抵
抗値との関係について実験を行なった。
【0046】実験では、まずターン数を5ターンとし
て、導体幅の増加比率がそれぞれ異なる8個のコイル層
を形成し、各コイル層の各ターン毎のコイル抵抗値を測
定した。その実験結果を図3に示す。
【0047】なお図3に示すNo.1試料のコイル層の
導体幅の増加比率は−1.017、No.2試料のコイ
ル層の導体幅の増加比率は1(比較例)、No.3試料
のコイル層の導体幅の増加比率は1.02305、N
o.4試料のコイル層の導体幅の増加比率は1.050
91、No.5試料のコイル層の導体幅の増加比率は
1.07581、No.6試料のコイル層の導体幅の増
加比率は1.10379、No.7試料のコイル層の導
体幅の増加比率は1.11929、No.8試料のコイ
ル層の導体幅の増加比率は1.15であった。
【0048】図3に示すように、No.1試料からN
o.3試料におけるコイル層の各ターンのコイル抵抗値
は、第1ターンから第5ターンにかけて徐々に増加して
いることがわかる。そして、No.1試料からNo.3
試料における各ターンでのコイル抵抗値の増加量は、N
o.1試料からNo.3試料にかけて大きくなっている
ことがわかる。
【0049】またNo.5試料からNo.8試料におけ
るコイル層のコイル抵抗値は、第1ターンから第5ター
ンにかけて徐々に減少していることがわかる。そして、
No.5試料からNo.8試料における各ターンでのコ
イル抵抗値の減少量は、No.5試料からNo.8試料
にかけて大きくなっていることがわかる。またNo.4
試料のコイル層のコイル抵抗値は、各ターンにおいてほ
ぼ同程度あることがわかる。
【0050】これは、No.1試料からNo.8試料に
かけて導体幅の増加比率が大きくなっているからであ
る。また図3に示すように各試料におけるコイル層の各
ターン毎のコイル抵抗値の変化量は、ほぼ一定であるこ
とがわかる。これは、コイル層の各ターン毎の導体幅を
一定の比率で大きくしているからであると考えられる。
【0051】以上のように図3では、導体幅の増加比率
が0、すなわち各ターンの導体幅が全て同じ幅寸法で形
成されているNo.2試料(比較例)の場合に比べて、
導体幅の増加比率が大きくなるNo.2試料からNo.
8試料における各ターンのコイル抵抗値は、その増加量
が抑制され、あるいは減少することがわかる。
【0052】次に本発明では、各試料における第5ター
ンのコイル抵抗値を、第1ターンのコイル抵抗値で割っ
たDCRout/DCRinと、コイル層全体のコイル
抵抗値との関係について調べた。その結果を図4に示
す。なお図4に示す横軸のDCRout/DCRinは
100分率で示されている。
【0053】図4に示すように、コイル層全体のコイル
抵抗値は、DCRout/DCRin値が最も小さいN
o.8試料から徐々に低下していき、DCRout/D
CRin値がほぼ100%になるとコイル層のコイル抵
抗値が最も小さくなることがわかる。また100%を越
えるとコイル層全体のコイル抵抗値は、DCRout/
DCRin値の最も大きいNo.1試料まで上昇してい
ることがわかる。
【0054】本発明では、導体幅の増加比率が1、すな
わち各ターンの導体幅が全て同じ幅寸法で形成されてい
る比較例の場合に比べて、コイル層全体の抵抗値が小さ
くなるDCRout/DCRin値が約45%から約2
30%を好ましい範囲とした。
【0055】なおDCRout/DCRin値が100
%となるときは、各ターンのコイル抵抗値がすべて同じ
値になるときであり、この場合図4に示すように最もコ
イル層の抵抗値を低下させることができるので、本発明
では、各ターンのコイル抵抗値がすべて同じ値になると
きを最も好ましい条件とした。
【0056】次に本発明では、ターン数を14ターンと
して、導体幅の増加比率がそれぞれ異なる8個のコイル
層を形成し、各コイル層の各ターン毎のコイル抵抗値を
測定した。その実験結果を図5に示す。
【0057】なお図5に示すNo.1試料のコイル層の
導体幅の増加比率は−1.002、No.2試料のコイ
ル層の導体幅の増加比率は1(比較例)、No.3試料
のコイル層の導体幅の増加比率は1.00192、N
o.4試料のコイル層の導体幅の増加比率は1.005
52、No.5試料のコイル層の導体幅の増加比率は
1.007、No.6試料のコイル層の導体幅の増加比
率は1.00967、No.7試料のコイル層の導体幅
の増加比率は1.0122、No.8試料のコイル層の
導体幅の増加比率は1.01444であった。
【0058】図5に示すように、No.1試料からN
o.4試料におけるコイル層の各ターンのコイル抵抗値
は、第1ターンから第5ターンにかけて徐々に増加して
いることがわかる。そして、No.1試料からNo.4
試料における各ターンでのコイル抵抗値の増加量は、N
o.1試料からNo.4試料にかけて大きくなっている
ことがわかる。
【0059】またNo.6試料からNo.8試料におけ
るコイル層のコイル抵抗値は、第1ターンから第5ター
ンにかけて徐々に低下していることがわかる。そして、
No.6試料からNo.8試料における各ターンでのコ
イル抵抗値の減少量は、No.6試料からNo.8試料
にかけて大きくなっていることがわかる。またNo.5
試料のコイル層のコイル抵抗値は、各ターンにおいてほ
ぼ同程度あることがわかる。
【0060】以上のように図5では、導体幅の増加比率
が1、すなわち各ターンの導体幅が全て同じ幅寸法で形
成されているNo.2試料(比較例)の場合に比べて、
導体幅の増加比率が大きくなるNo.2試料からNo.
8試料における各ターンのコイル抵抗値は、その増加量
が抑制され、あるいは減少することがわかる。
【0061】次に本発明では、各試料における第14タ
ーンのコイル抵抗値を、第1ターンのコイル抵抗値で割
ったDCRout/DCRinと、コイル層全体のコイ
ル抵抗値との関係について調べた。その結果を図6に示
す。なお図6に示す横軸のDCRout/DCRinは
100分率で示されている。
【0062】図6に示すように、コイル層全体のコイル
抵抗値は、DCRout/DCRin値が最も小さいN
o.8試料から徐々に低下していき、DCRout/D
CRin値がほぼ100%になるとコイル層のコイル抵
抗値が最も小さくなることがわかる。また100%を越
えるとコイル層全体のコイル抵抗値は、DCRout/
DCRin値の最も大きいNo.1試料まで上昇してい
ることがわかる。
【0063】図6に示すように、導体幅の増加比率が
1、すなわち各ターンの導体幅が全て同じ幅寸法で形成
されている比較例の場合に比べて、コイル層全体の抵抗
値が小さくなるときのDCRout/DCRin値は約
20%から約300%であることがわかる。
【0064】前述したように、ターン数が5ターンの場
合、導体幅の増加比率が1(比較例)の場合に比べて、
コイル層全体の抵抗値が小さくなるDCRout/DC
Rin値は約45%から約230%であったが、14タ
ーンの場合は、この範囲よりDCRout/DCRin
値の範囲が広くても、導体幅の増加比率が1(比較例)
の場合に比べて、コイル層全体の抵抗値を小さくできる
ことがわかる。
【0065】すなわちターン数が多くなればなるほど、
導体幅の増加比率が1(比較例)の場合に比べて、コイ
ル層全体の抵抗値を小さくできるDCRout/DCR
in値の範囲は広くなるものと考えられ、よって本発明
ではターン数が5ターン以上で形成される場合、導体幅
の増加比率が1(比較例)の場合に比べて、コイル層全
体の抵抗値を小さくできる好ましいDCRout/DC
Rin値の範囲を、5ターンのときと同じ約45%から
約230%とした。
【0066】また最も好ましいDCRout/DCRi
n値はほぼ100%となるときであり、このとき各ター
ン毎のコイル抵抗値はほぼ同じ値となり、コイル層全体
のコイル抵抗値を最も効果的に低減させることが可能で
ある。
【0067】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、コイル層
の中心から前記コイル層の外周方向に延びる法線を測定
したときのコイル層の導体幅を、内周側から外周側にか
けて一定の比率で大きく形成して巻回形成することによ
り、コイル長さの長くなる外周側に向かうにつれて、各
ターン毎のコイル抵抗値の増加を抑制でき、あるいは減
少させることが可能であり、コイル層全体のコイル抵抗
値を従来に比べ低減させることができる。また一定の比
率で導体幅を大きく形成していくことにより、内周側か
ら外周側にかけての各ターン毎のコイル抵抗値の増加量
あるいは減少量をほぼ一定値に設定でき、従って予めコ
イル層全体のコイル抵抗値を、ある一定範囲内に設定し
て、前記コイル層をパターン形成できる。
【0068】しかも本発明では上部コア層の基端部より
も前方に形成されるコイル層の導体幅も、内周側から外
周側に向かうにつれて大きく形成しているので、前記基
端部よりも前方側のコイル層のコイル抵抗値を有効に低
減でき、よってコイル層全体のコイル抵抗値を効果的に
低減できると同時に、各ターンでのコイル層の導体幅に
おいて、コイル層の中心から記録媒体との対向部側に延
びる第1の法線上の導体幅を、前記中心から前記第1の
法線と逆向きに延びる第2の法線上の導体幅よりも小さ
く形成し、実質的に上部コア層の基端部から先端部まで
の長さが従来よりも長くならないようにしている。よっ
て本発明では、上部コア層から下部コア層にかけて形成
される磁路長が長くなることはなく、磁気効率を従来と
同程度あるいは従来に比べ増加させることが可能にな
る。
【0069】また本発明では、コイル層の内周側から外
周側にかけての各ターンのコイル抵抗値がほぼ同じ値と
なるように、導体幅の増加比率を設定することがより好
ましい。各ターンのコイル抵抗値をほぼ同じ値にする
と、最も効果的にコイル層全体のコイル抵抗値を低減で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の薄膜磁気ヘッドの構造を示
す部分平面図、
【図2】図1に示す薄膜磁気ヘッドの縦断面図、
【図3】ターン数が5ターンの場合における8個の試料
の各ターンのコイル抵抗値のグラフ、
【図4】ターン数が5ターンの場合における各試料のD
CRout/DCRin値とコイル層全体のコイル抵抗
値との関係を示すグラフ、
【図5】ターン数が14ターンの場合における8個の試
料の各ターンのコイル抵抗値のグラフ、
【図6】ターン数が14ターンの場合における各試料の
DCRout/DCRin値とコイル層全体のコイル抵
抗値との関係を示すグラフ、
【符号の説明】
1 下部コア層 2 ギャップ層 3、5 絶縁層 4 コイル層 6 上部コア層 6a (上部コア層の)基端部 6b (上部コア層の)先端部 7 (各ターン間の)スペース

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性材料製の下部コア層と、記録媒体と
    の対向部で前記下部コア層との間で磁気ギャップを形成
    する磁性材料製の上部コア層と、前記上部コア層の基端
    部の周囲を巻回するようにパターン形成されて前記下部
    コア層及び上部コア層に記録磁界を誘導するコイル層と
    を有する薄膜磁気ヘッドにおいて、 前記コイル層の中心から前記コイル層の外周方向に延び
    る法線を測定したときのコイル層の導体幅が、内周側か
    ら外周側にかけて一定の比率で大きく形成されており、
    且つ各ターンでのコイル層の導体幅は、コイル層の中心
    から記録媒体との対向部側に延びる第1の法線上の導体
    幅が、前記中心から前記第1の法線と逆向きに延びる第
    2の法線上の導体幅よりも小さいことを特徴とする薄膜
    磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記コイル層は、5ターン以上巻回形成
    され、前記コイル層の最も外周側に位置する1ターン分
    のコイル抵抗値をDCRout、最もコイル層の中心側
    に位置する1ターン分のコイル抵抗値をDCRinとし
    たときに、DCRout/DCRinの100分率が、
    約45%以上約230%以下である請求項1または2記
    載の薄膜磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 1ターン分のコイル抵抗値が、各ターン
    においてほぼ同じ値である請求項1または2のいずれか
    に記載の薄膜磁気ヘッド。
  4. 【請求項4】 それぞれのターンにおけるコイル層の導
    体幅が、前記第1の法線を含む所定の範囲において一定
    である請求項1ないし3のいずれかに記載の薄膜磁気ヘ
    ッド。
  5. 【請求項5】 それぞれのターンにおけるコイル層の導
    体幅が、前記第2の法線を含む所定の範囲において、第
    2の法線上で最も大きくその両側に向って徐々に小さく
    形成されている請求項1ないし4のいずれかに記載の薄
    膜磁気ヘッド。
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