JP2000267857A - ファクシミリメンテナンスシステム - Google Patents

ファクシミリメンテナンスシステム

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JP2000267857A
JP2000267857A JP11071143A JP7114399A JP2000267857A JP 2000267857 A JP2000267857 A JP 2000267857A JP 11071143 A JP11071143 A JP 11071143A JP 7114399 A JP7114399 A JP 7114399A JP 2000267857 A JP2000267857 A JP 2000267857A
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JP11071143A
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English (en)
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Masayuki Hirama
雅之 平間
Takaaki Hosoda
隆明 細田
Hirotomo Nonaka
広知 野中
Eiji Azuma
栄次 我妻
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Data Corp
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 リモート機1は、ファクシミリ装置3に
対して通信回線2を通じて、受信バッファメモリ12中
にリモートメンテナンス用プログラムデータ15をロー
ディングする。その後、リモートメンテナンス用プログ
ラムデータ15に含まれる書換え制御プログラムが動作
し、新プログラム14を旧プログラム13に上書きして
プログラムの更新をする。 【効果】 ファクシミリ装置を制御するためのプログラ
ムをファクシミリ装置の持つデータ受信能力を利用して
ダウンロードし、バージョンアップができるので、サー
ビスマンが現地に出向く必要がなく、作業も短時間で終
了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遠隔操作によっ
て、ファクシミリ装置を制御するプログラムを更新した
り、ファクシミリ装置を診断したりするファクシミリメ
ンテナンスシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置は、通信機能、画像読
み取り機能、印刷機能等様々な機能を持つ。これらの制
御は、ファクシミリ制御用のプログラムをマイクロプロ
セッサが読み取って実行される。ファクシミリ制御用の
プログラムは、ROM(リード・オンリ・メモリ)等の
不揮発性メモリに格納される。装置の機能をアップした
りあるいはプログラムの修正を行う場合には、装置に搭
載された不揮発性メモリを交換するといった手段が採ら
れている。
【0003】また、不揮発性メモリがフラッシュメモリ
のように書換え可能なメモリの場合、装置のカバーを外
し、データ書換え用の特殊な基板を装置に装着してプロ
グラムをダウンロードするようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の技術には次のような解決すべき課題があった。
ファクシミリ装置制御用のプログラムを更新するために
は、上記のように、いずれの場合にも、専門のサービス
マンがファクシミリ装置の配置されている場所まで出向
いて装置を解体し、所定の作業を行う必要があった。し
かしながら、その作業中は長時間ファクシミリ装置が使
用できなくなる他、プログラムの更新が必要な装置が多
数ある場合、サービスマンに要求される作業量が膨大に
なるという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点を解決
するため次の構成を採用する。 〈構成1〉リモート機と、メンテナンスを受けるファク
シミリ装置とからなり、上記リモート機は、上記ファク
シミリ装置に対して、ファクシミリ通信制御手順の実行
中にリモートメンテナンスモードの開始を通知し、当該
ファクシミリ装置に、リモートメンテナンス用プログラ
ムデータを送信し、上記ファクシミリ装置は、上記リモ
ート機から受信したリモートメンテナンス用プログラム
データをメモリに格納し、上記メモリに格納された上記
リモートメンテナンス用プログラムデータ中に含まれる
書換え制御プログラムを実行して、上記ファクシミリ装
置を制御するための旧プログラムを、上記リモートメン
テナンス用プログラムデータ中に含まれる新プログラム
に更新することを特徴とするファクシミリメンテナンス
システム。
【0006】〈構成2〉構成1に記載のファクシミリメ
ンテナンスシステムにおいて、ファクシミリ装置は、プ
ログラムの更新結果をリモート機に通知し、リモート機
は、上記プログラムの更新が失敗したと判断したとき
は、再びリモートメンテナンスモードを開始することを
特徴とするファクシミリメンテナンスシステム。
【0007】〈構成3〉構成1に記載のシステムにおい
て、上記ファクシミリ装置は、上記ファクシミリ通信制
御手順の実行中に、当該ファクシミリ装置を制御してい
る既存のプログラムの版数をリモート機に通知し、リモ
ート機は、通知を受けた既存のプログラムの版数と新プ
ログラムの版数とを比較して、既存のプログラムより新
プログラムの方が版数が新しい判定したとき、リモート
メンテナンスモードを開始することを特徴とするファク
シミリメンテナンスシステム。
【0008】〈構成4〉構成1に記載のシステムにおい
て、リモート機は、上記ファクシミリ通信制御手順の実
行中に、新プログラムの版数をファクシミリ装置に通知
し、ファクシミリ装置は、通知を受けた新プログラムの
版数と当該ファクシミリ装置を制御している既存のプロ
グラムの版数を比較した結果をリモート機に通知してリ
モート機は、既存のプログラムより新プログラムの方が
版数が新しいとき、リモートメンテナンスモードを開始
することを特徴とするファクシミリメンテナンスシステ
ム。
【0009】〈構成5〉相互にモジュラーケーブルを通
じて接続されたリモート機と、メンテナンスを受けるフ
ァクシミリ装置とからなり、上記リモート機は、制御用
データ送信モードを開始すると、リモートメンテナンス
用プログラムデータをアナログ信号に変換して、モデム
装置と上記モジュラーケーブルを通じて上記ファクシミ
リ装置に送信し、上記ファクシミリ装置は、上記モジュ
ラーケーブルとモデム装置を通じて上記リモートメンテ
ナンス用プログラムを当該ファクシミリ装置のメモリに
ダウンロードし、上記メモリにダウンロードされた上記
リモートメンテナンス用プログラムデータ中に含まれる
書換え制御プログラムを実行して、上記ファクシミリ装
置を制御するための旧プログラムを、上記リモートメン
テナンス用プログラムデータ中に含まれる新プログラム
に更新することを特徴とするファクシミリメンテナンス
システム。
【0010】〈構成6〉リモート機と、メンテナンスを
受けるファクシミリ装置とからなり、上記リモート機
は、上記ファクシミリ装置に対して、ファクシミリ通信
制御手順の実行中にリモートメンテナンスモードの開始
を通知し、上記ファクシミリ装置は、自己のファクシミ
リ装置のメンテナンス情報を収集してイメージデータに
編集し、上記リモート機に送信することを特徴とするフ
ァクシミリメンテナンスシステム。
【0011】〈構成7〉リモート機と、メンテナンスを
受けるファクシミリ装置とからなり、上記ファクシミリ
装置は、ファクシミリ通信回数をカウントし、そのファ
クシミリ通信回数が一定値を越えたとき、自己のファク
シミリ装置のメンテナンス情報を収集してイメージデー
タに編集し、上記リモート機に送信することを特徴とす
るファクシミリメンテナンスシステム。
【0012】〈構成8〉構成1に記載のシステムにおい
て、上記メモリはファクシミリ装置のファクシミリ送受
信用バッファメモリであることを特徴とするファクシミ
リメンテナンスシステム。
【0013】〈構成9〉構成1に記載のシステムにおい
て、上記リモート機はメンテナンスを受けるファクシミ
リ装置と同一機種のファクシミリ装置からなり、リモー
ト機を制御するためのプログラムを、新プログラムとし
て上記リモートメンテナンス用プログラムデータ中に含
めることを特徴とするファクシミリメンテナンスシステ
ム。
【0014】〈構成10〉構成1に記載のシステムにお
いて、プログラムデータファイルにはユーザ設定の内容
を示すコンフィグレーションデータが含まれることを特
徴とするファクシミリメンテナンスシステム。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
例を用いて説明する。 〈具体例1〉以下に説明する各具体例の発明は、いずれ
もファクシミリ装置が予め持っているデータ受信能力や
データ送信能力を利用して、リモート機の操作によりフ
ァクシミリ装置を解体することなくプログラムのバージ
ョンアップ等を行う。従って、サービスマンがメンテナ
ンスを必要とするファクシミリ装置まで出向く必要がな
く、またプログラムのバージョンアップ等の作業が短時
間で行えるというものである。
【0016】図1は、具体例1のシステムのブロック図
である。図のシステムは、リモート機1が通信回線2を
介してファクシミリ装置3に接続されている。リモート
機1は、パーソナルコンピュータやあるいはワークステ
ーション、ファクシミリ装置のメンテナンス専用機、そ
の他様々な装置を利用することができる。また、別の具
体例では、メンテナンスを受けるファクシミリ装置3と
同一のファクシミリ装置とすることもできる。
【0017】通信回線2は、通常、ファクシミリ装置3
がファクシミリ通信に使用している電話回線等である。
即ち、ファクシミリ装置3は、通常の使用状態のままメ
ンテナンスを受けることができる。ファクシミリ装置3
には、操作部4、表示部5、読み取り部6、マイクロプ
ロセッサ7、通信制御部8、印刷部9、不揮発性メモリ
11、受信バッファメモリ12等が設けられている。
【0018】操作部4はファクシミリ装置3をオペレー
タが操作するためのスイッチやパネル等から構成され
る。表示部5は、ファクシミリ装置3の状態を表示する
液晶ディスプレイ等から構成される。読み取り部6は、
ファクシミリ通信を行う場合に原稿を読み取るイメージ
スキャナ等である。マイクロプロセッサ7は、ファクシ
ミリ装置全体の動作を制御するためのプロセッサで、こ
のプロセッサの動作制御用プログラムを更新する場合
に、本発明が利用される。
【0019】通信制御部8は、通信回線2を通じてリモ
ート機1と接続され、通信制御を行う部分である。この
通信制御部8は、通常の場合、ファクシミリ通信プロト
コルを所定の手順で実行する部分である。印刷部9は、
受信したファクシミリイメージを印刷する部分である。
不揮発性メモリ11は、マイクロプロセッサ7が動作す
るための制御用プログラムを格納したメモリである。こ
れは、例えばフラッシュメモリ等により構成される。
【0020】受信バッファメモリ12は、ファクシミリ
送受信の際、イメージデータを格納しておくためのメモ
リである。本発明においては、この受信バッファメモリ
12にリモートメンテナンス用プログラムデータ15を
受信し、これに含まれる新プログラム14を不揮発性メ
モリ11に格納された旧プログラム13に上書きする。
【0021】この具体例の場合、リモート機1は、IT
U勧告T.30に規定されたファクシミリ通信手順に従
ってファクシミリ装置3と交信し、ファクシミリ通信用
のデータとしてリモートメンテナンス用プログラムデー
タ15を送信し、ファクシミリ装置3にダウンロードす
る。この制御手順シーケンスを図2に示している。
【0022】この図に示すように、リモート機1とファ
クシミリ装置3とは、公衆網用の交換機2Aあるいは図
示しない構内交換機等を介して接続されている。まず、
リモート機1がファクシミリ装置3に電話を掛ける。フ
ァクシミリ装置3は、ステップS1でリング信号RIを
受信すると、回線を捕捉して、通信手順信号の送信を開
始する。
【0023】予めファクシミリ装置3のリモートメンテ
ナンス機能を動作可能状態に設定しておくと、ステップ
S2において、ファクシミリ装置3からリモート機1に
送信される非標準機能識別信号(NSF)に含まれるリ
モート機能のビットがオンになる。リモート機1はこれ
を検出すると、ステップS3において、以後の通信手順
がリモートメンテナンス用の特殊な手順になるというこ
とをファクシミリ装置3に対して知らせる。このため
に、非標準機能設定信号(NSS)の中のリモートメン
テナンス機能のビットをオンにする。これらの手順を経
て、ファクシミリ装置3は、リモートメンテナンス動作
を行う状態に移行する。
【0024】ここで、リモート機1は、既に説明したリ
モートメンテナンス用プログラムデータ15をファクシ
ミリ装置3に送信する(ステップS4)。ファクシミリ
装置3は、リモートメンテナンス用プログラムデータ1
5の受信を完了すると、アクノリッジACK信号をリモ
ート機1に送信する(ステップS5)。これらの動作
は、通常のファクシミリ受信と全く同様の動作となる。
受信データの内容が特殊なだけである。従って、図1で
説明したように、リモートメンテナンス用プログラムデ
ータ15は、通常のファクシミリ受信と同様にして、受
信バッファメモリ12に格納される。
【0025】その後、リモート機1は、プログラム更新
動作を開始させるためのスタートコマンドをファクシミ
リ装置3に送信する(ステップS6)。プログラム更新
中は、ファクシミリ装置が所定のフラグ信号を送出し、
リモート機1に通知する(ステップS7)。そして、プ
ログラムの更新が終了すると、これを知らせるためにア
クノリッジACK信号をリモート機1に送信する(ステ
ップS8)。
【0026】図3は、上記のようなリモートメンテナン
ス用プログラムデータの内容を説明する説明図である。
リモートメンテナンス用プログラムデータ15は、通信
制御用プログラム16と、書換え制御用プログラム17
と、新プログラム18により構成される。書換え制御用
プログラム17を含めたのは、図1に示す不揮発性メモ
リ11に格納された旧プログラム13を新プログラム1
4に更新する機能は、ファクシミリ装置3に備わってお
らず、また旧プログラム13を更新中は、マイクロプロ
セッサ7が旧プログラム13を使用して動作制御をする
ことができない。従って、プログラム更新中は、マイク
ロプロセッサ7が受信バッファメモリ12に格納された
書換え制御用プログラム17に従って動作をするように
したためである。
【0027】また、書換え制御の間及び書換え終了時
に、リモート機1と通信を行う必要が生じたときのため
に、リモートメンテナンス用プログラムデータ15に
は、通信制御用プログラム16が含められている。
【0028】図4には、具体的なプログラム更新動作の
説明図を示す。図1に示すリモート機1とファクシミリ
装置3とが通信を開始したとき、当初は図4のステップ
S1に示すように、不揮発性メモリ11の旧プログラム
13を使用して、プログラムデータの受信制御を実行す
る。そして、図2のステップS6でスタートコマンドを
受信してメンテナンスモードが開始されると、受信バッ
ファメモリの書換え制御用プログラム17の先頭アドレ
スからプログラムを実行する(ステップS2)。
【0029】これによって、書換え制御用プログラム1
7による制御が開始され、不揮発性メモリ11の旧プロ
グラム13の部分が初期化される。その後、新プログラ
ム14を不揮発性メモリ11の該当する箇所に上書きす
る(ステップS3)。これらの処理が終了した後、通信
制御用プログラム16に制御が移り、リモート機1に対
しプログラムの更新動作終了が通知される。これが、図
2ステップS8に示すACK信号の送信である。
【0030】図5には、上記のようなファイル装置側の
プログラム更新動作を具体的に示したフローチャートを
示す。まず、ステップS1において、リモート機からの
リモートメンテナンス用プログラムデータ送信が要求さ
れると、リモートメンテナンス機能が存在する場合に
は、ステップS2に進む。そうでなければ通常の通信処
理に進む。ステップS2でNSS信号を受信し、ステッ
プS3でプログラムデータを受信すると、ステップS4
で正常受信が完了したかを判断する。正常受信が完了し
ていなければステップS9に進み、エラーを通知し、処
理を終了する。
【0031】正常受信した場合には、ステップS5に進
み、リモート機1に対しACK信号を送信する。ステッ
プS6において、リモート機1からスタートコマンドを
受信すると、プログラムの更新処理を開始する。このス
タートコマンドは、旧プログラムで動作しているマイク
ロプロセッサの動作を書換え制御プログラムに移すため
の命令である。即ち、プログラムを読み出すためのアド
レスを、書換え制御プログラムが書き込まれた受信バッ
ファメモリの該当するアドレスにジャンプさせる処理と
なる。
【0032】次に、ステップS7において、プログラム
更新処理が実行され、ステップS8において、正常に処
理が完了したかどうかを判断する。正常に完了していな
ければステップS9に進み、エラー処理が実行される。
正常に完了した場合には、ステップS10において、既
に説明したACK信号が送信され、処理を終了する。
【0033】図6は、書換え制御プログラムの動作フロ
ーチャートである。図のステップS1で、不揮発性メモ
リの更新領域の初期化処理が行われる。即ち、図4を用
いて説明したように、不揮発性メモリ11の旧プログラ
ム13が記憶されていた領域が初期化される。そして、
ステップS2において、新プログラムの書き込み処理が
行われる。ステップS3で、書き込み処理が正常終了し
たかどうかを判断し、正常終了すればステップS5に進
み、正常終了パラメータを設定する。また、正常に終了
していなければステップS4に進み、異常終了パラメー
タを設定する。
【0034】〈具体例1の効果〉上記のように、この具
体例によれば、リモート機から通常のファクシミリ手順
を用いてメンテナンスを必要とするファクシミリ装置に
対し、リモートメンテナンス用プログラムデータを送信
し、ファクシミリ装置3の側で書換え制御プログラムが
起動してプログラムの更新が行われるため、サービスマ
ンがメンテナンスを必要とするファクシミリ装置まで出
向いて作業をする必要がない。また、この種の処理は極
めて短時間に実行されるため、ファクシミリ装置3の通
常の通信動作を著しく妨げることがない。
【0035】〈具体例2〉この具体例では、上記のよう
にプログラムの更新をした場合に、その更新結果が成功
したかどうかをリモート機に通知し、不成功の場合には
同一の動作を再び実行するという制御を行う。また、リ
モート機がメンテナンスを必要とすると判断して、ある
ファクシミリ装置にリモートメンテナンスモードの開始
を通知した場合であっても、そのファイル装置のプログ
ラムが既に更新済みであればメンテナンスの必要はな
い。従って、プログラム版数を互いに比較して、メンテ
ナンスの必要性を確認する制御を行う。
【0036】図7には、具体例2のシステム主要部ブロ
ック図を示す。リモート機1とファクシミリ装置3と
は、例えば図1に示すような状態で通信回線を介して接
続されている。ファクシミリ装置3の構成は、図1に示
すものとほぼ同様で、これに新たに更新結果通知部21
やプログラム版数通知部23等が追加される。この図で
はその追加ブロックのみを図示した。これらは、いずれ
もマイクロプロセッサ7によって制御される所定の機能
を実行する機能ブロック、あるいはマイクロプロセッサ
7が実行するプログラムのモジュールによって構成され
る。
【0037】また、リモート機1には、プログラムデー
タ再送信制御部22、プログラム版数比較部24及びプ
ログラムデータ送信制御部25が設けられる。プログラ
ムデータ再送信制御部22は、ファクシミリ装置3の更
新結果通知部21から更新結果失敗という通知を受けた
場合に、再度プログラムデータをファクシミリ装置3に
送信し、プログラムの更新処理をやり直す部分である。
【0038】ファクシミリ装置3のプログラム版数通知
部23は、ファクシミリ装置3の不揮発性メモリ11に
格納された動作制御プログラムの版数(バージョン)を
リモート機1に通知する機能を有する部分である。リモ
ート機1のプログラム版数比較部24は、リモート機1
がこれから送信しようとしているプログラムデータに含
まれた新プログラムのバージョンと、ファクシミリ装置
3から通知されたプログラムのバージョンとを比較し
て、両者が一致するかどうかを判断する部分である。
【0039】版数の比較により、ファクシミリ装置3に
格納されたプログラムが古いと判断されると、プログラ
ムデータの送信が開始されることになる。プログラムデ
ータ送信制御部25は、図1を用いて説明したようなリ
モートメンテナンス用プログラムデータをファクシミリ
装置3に送信する動作を実行する部分である。
【0040】図8は、具体例2のシステム動作シーケン
スチャートである。これにより、上記の構成のシステム
の動作を説明する。この通信手順も、既に説明した具体
例1と同様に、ITU勧告T.30に規定されている通
りである。リモート機1がファクシミリ装置3を発呼す
ると、リング信号RIがファクシミリ装置3に送出さ
れ、ファクシミリ装置3では、自動的に図7に示したプ
ログラム版数通知部23が動作し、プログラムのバージ
ョン情報を収集して非標準機能識別信号NSFに付加す
る。プログラム更新可能な情報、即ち図2を用いて説明
したリモートビットをオンすることは、具体例1と同様
である。このとき、被呼側端末識別信号CSIも送信さ
れる。
【0041】リモート機1では、プログラム版数比較部
24が、ファクシミリ装置3から受け取ったバージョン
情報即ちそのプログラムの版数をこれから送信しようと
している新プログラムの版数と比較する。そして、ファ
クシミリ装置3のバージョンが古い場合には、非標準機
能設定信号NSSにより、プログラムデータの送信をフ
ァクシミリ装置3に伝える(ステップS2)。その後、
トレーニングチェック信号TCFと受信準備確認信号C
FRの送受信が行われる。
【0042】以後の手順は具体例1と全く同様で、メッ
セージ終了信号EOMによりプログラムの送信終了が通
知されると、メッセージ確認信号MCF送信後、ステッ
プS3において、ファクシミリ装置3の側でプログラム
が更新される。そして、ステップS4において、ファク
シミリ装置3は、リモート機1に対しその更新結果をN
SF信号を用いて伝える。即ち、この具体例では、プロ
グラムの更新が成功したかどうかをリモート機1に対し
通知する。ここで、ステップS5で、リモート機1は、
更新結果を判定し、成功していれば、回線切断信号DC
Nの送出により処理を終了する。プログラムの更新が成
功していなければ、再びステップS2に戻り、プログラ
ムデータの再送を行う。
【0043】図9には、上記のようなシーケンスを実行
する場合のリモート機の動作フローチャートを示す。ま
ず、ステップS1において、リモート機の操作部からプ
ログラム送信を指示する。ステップS2では、相手機即
ちメンテナンスを必要とするファクシミリ装置に発呼す
る。そして、通信回線の異常に備えて、タイマを起動
し、NSF信号をタイマに設定した時間だけ待つ。そし
て、ステップS4において、NSF信号を受信した場合
には、ステップS6に進み、バージョンの比較判断を行
う。NSF信号を受信しなかった場合には、ステップS
5に進み、タイムアウトかどうかを判断し、タイムアウ
トであれば送信処理を終了する。
【0044】ステップS6で、バージョン比較を行い、
ファクシミリ装置のバージョンが古いと判断すると、ス
テップS7に進み、プログラム送信をNSF信号によっ
て伝える。そして、ステップS8で、プログラムをT.
30手順の画情報として送信する。即ち、ファクシミリ
装置による通常の通信手段を用いて、ダウンロードすべ
きプログラムを送信する。
【0045】そして、ステップS9において、送信終了
後のEOM信号を送信し、着呼側からMCF信号を受信
するのを待つ。MCF信号が受信されるとステップS1
1において、正常かどうかを判断し、正常ならばDCN
信号を受信し、処理を終了する。正常でなければ再びス
テップS7に進み、プログラムの送信を再開する。
【0046】図10は、ファクシミリ装置の動作フロー
チャートである。ステップS20で、交換機からの呼び
出しに応答し、ステップS21において、NSF信号に
バージョン情報及びプログラム更新機能有りという通知
を付加し、これをリモート機に対して宣言する。ステッ
プS22では、タイマをセットし、NSS信号あるいは
DCS信号(ディジタル命令信号)が受信されるのを待
つ。
【0047】ステップS24でタイムアウトと判断され
ると、処理を終了する。NSS信号あるいはDCS信号
が受信されると、ステップS25に進み、プログラムの
受信かどうかを判断する。プログラムの受信でなければ
通常受信に移る(ステップS26)。一方、プログラム
の受信であればステップS27に進み、通常のファクシ
ミリ通信と同様、フレーム毎の受信を行う。
【0048】受信フレームに異常があった場合には、
T.30に規定されているフレーム再送手段を用いてフ
レーム単位の再送を要求する。プログラムの受信が正常
に終了した場合、既に具体例1で説明した通りの手順で
プログラムを更新する(ステップS28)。
【0049】ここで、ステップS29で、正常終了かど
うかを判断する。正常終了であればステップS30に進
み、正常終了の旨をリモート機に伝える。異常終了であ
ればステップS30に進み、異常終了である旨をリモー
ト機に伝える。
【0050】〈具体例2の効果〉上記の手順により、リ
モート機は、多数のファクシミリ装置を任意のタイミン
グで発呼し、プログラムのバージョンを確認しながら更
新処理を実行するので、無駄な更新処理が防止できる。
また、更新処理が何らかの原因で不成功に終わった場
合、再びその処理を開始する手順を設けたので、確実に
各ファクシミリ装置のプログラム更新が可能になる。
【0051】〈具体例3〉この具体例でも、具体例2と
同様に、プログラム版数の比較とプログラムの更新を行
う。具体例2では、リモート機の側でプログラム版数の
比較を行った。この具体例3では、ファクシミリ装置の
側でプログラム版数の比較を行う。
【0052】図11は、具体例3のシステム主要部ブロ
ック図である。リモート機1には、プログラムデータ再
送信制御部22、プログラム版数通知部27及びプログ
ラムデータ送信制御部25が設けられている。ファクシ
ミリ装置3には、更新結果通知部21と、プログラム版
数比較部26とが設けられている。各ブロックの機能
は、具体例2の対応する各ブロックとほぼ同様である。
【0053】リモート機1のプログラム版数通知部27
は、リモート機1がファクシミリ装置へダウンロードす
るために用意したプログラムデータのプログラム版数を
調べて、ファクシミリ装置3に通知する部分である。ま
た、ファクシミリ装置3のプログラム版数比較部26
は、リモート機1から通知を受けたプログラム版数と自
己のプログラムのプログラム版数とを比較して、その結
果をリモート機1に通知する部分である。プログラムデ
ータ送信制御部25は、ファクシミリ装置3の通知に従
って、更新が必要な場合、プログラムデータの送信を行
い、ファクシミリ装置3のプログラムを更新する制御を
行う部分である。
【0054】図12に、具体例3のシステム動作シーケ
ンスチャートを示す。図において、この例では、メンテ
ナンスを受けるファクシミリ装置3の側からリモート機
1を発呼する。各ファクシミリ手順信号の送受信につい
ては、具体例2と同様のため説明を省略する。
【0055】リモート機1は、ファクシミリ装置3から
発呼を受けると、NSFにバージョン情報及びプログラ
ムデータ送信可能という機能情報を付加し、その旨を宣
言する(ステップS1)。ファクシミリ装置3は、この
宣言を受けると、リモート機1から通知を受けたバージ
ョンと自己のファクシミリ装置制御用のプログラムとを
比較する。そして、リモート機1の持つプログラムのバ
ージョンが新しい場合には、NSCを利用して、プログ
ラムデータ送信を指示する。即ち、プログラムデータの
送信を要求する(ステップS2)。
【0056】リモート機1は、これに対応して、ファク
シミリ装置3に対しプログラムデータを送信する。ファ
クシミリ装置3は、プログラムデータを受信すると、ス
テップS3において、プログラムデータを更新する。そ
して、ステップS4において、その更新結果をMSFを
用いて、リモート機1に送信する(ステップS4)。リ
モート機1は、MSFを受信し、更新結果の成否を判定
して、成功していればDCNを送信し、送信は終了す
る。また、不成功であれば、もう一度プログラムデータ
を送信する(ステップS5)。
【0057】図13は、具体例3のファクシミリ装置の
更に具体的な動作フローチャートである。図のステップ
S40において、ファクシミリ装置の操作部からオペレ
ータがプログラム受信を指示する。ステップS41で、
相手機に発呼する。次に、ステップS42で、タイマを
セットし、ステップS43,S44を用いて所定時間、
NSF信号の受信を行う。ステップS45で、バージョ
ンを比較し、リモート機のバージョンが新しい場合に
は、ステップS46に進み、プログラム送信をNSC信
号を用いて伝える。
【0058】ステップS47では、再びタイマをセット
し、所定時間NSS信号を受信するように待機する。ス
テップS48で、NSS信号を受信すると、ステップS
50で、プログラムの受信かどうかを判断する。プログ
ラムの受信であれば、ステップS51に進み、具体例2
と同様、フレーム毎の受信を行う。必要に応じてフレー
ム再送の要求を行う。
【0059】更に、ステップS52において、プログラ
ムを更新し、ステップS53において、その更新処理が
正常終了かどうかを判断する。更新処理が正常終了であ
れば、ステップS55に進み、正常に終了したという旨
をリモート機に伝える。また、受信誤りがあればステッ
プS54に進み、不成功をリモート機に伝え、ステップ
S47に戻る。
【0060】正常終了を伝達した後、リモート機からD
CN信号を受信し(ステップS56)、処理を終了す
る。なお、タイムアウトで中断した場合にも、ステップ
S57で、リモート機からDCN信号を受信し、処理を
終了する。
【0061】図14は、具体例3におけるリモート機の
動作フローチャートである。まず、ステップS60にお
いて、リモート機が交換機からの呼び出しに応答する。
次のステップS61において、NSF信号にバージョン
情報及びプログラム送信機能有りという情報を付加し、
その旨を宣言する。ステップS62で、タイマをセット
し、ステップS63,S64において、NSSあるいは
DCS、あるいはNCS信号の受信を待つ。これらのい
ずれかの信号が受信されると、ステップS65に進み、
プログラム送信かどうかの判断をする。
【0062】プログラム送信でなければ、ステップS6
6に進み、通常通信処理に移る。また、プログラム送信
であれば、ステップS67に進み、NSSによってプロ
グラム送信を相手方ファクシミリ装置に伝える。そし
て、ステップS68において、T.30手順の画情報と
してプログラムデータをファクシミリ装置に送信する。
ステップS69では、EOMコマンドを送信し、ステッ
プS70で、MSFを受信する。こうして正常にプログ
ラムデータの送信が終了したかどうかを判断する(ステ
ップS71)。
【0063】正常終了と判断すると、ステップS72に
進み、DCNを送信して処理を終了する。異常終了の場
合には、ステップS71からステップS67に戻り、再
送を行う。
【0064】〈具体例3の効果〉以上説明した具体例3
によれば、リモート機からポーリングによりファクシミ
リ装置に対しプログラム送信を通知し、更にそのプログ
ラム版数を確認後、必要に応じてプログラムデータの送
信を行うことができる。また、ファクシミリ装置の側か
らポーリングによってリモート機を呼び出し、ファクシ
ミリ装置がリモート機からプログラム版数を問い合わせ
て、その版数比較を行い、リモート機に対してプログラ
ムデータの更新を要求することもできる。
【0065】また、プログラムの更新処理が不成功の場
合には、再度、プログラムデータの送信を自動的に行う
ことができる。従って、プログラムのバージョンアップ
のための処理を自動的にファクシミリ通信機能を用い
て、迅速に行うことができる。しかも、リモート機側あ
るいはファクシミリ装置側から自由にポーリングをし
て、プログラム更新を行うことができるため、きめの細
かいバージョン管理ができる。
【0066】また、例えばリモート機がメンテナンスを
するファクシミリ装置と全く同一のファクシミリ装置で
あっても、上記の機能を付与することにより、同様のプ
ログラム更新制御を行うことができ、広くこの発明を利
用することができる。
【0067】〈具体例4〉図15は、具体例4のシステ
ムブロック図である。この具体例では、更にこれまでの
具体例を発展させて、例えば1台のファクシミリ装置の
プログラムを最新のものに更新した後、そのファクシミ
リ装置をリモート機として、他の同一機種のファクシミ
リ装置を自動的にバージョンアップする。この例では、
リモート機1が最新のプログラムを持つファクシミリ装
置で、メンテナンスをされるファクシミリ装置3も同一
機種のファクシミリ装置である。
【0068】リモート機1には、モデム31と通信制御
部33とが設けられている。ファクシミリ装置3にも同
様にして、モデム32と通信制御部34とが設けられて
いる。通信制御部33と通信制御部34とは、相互にモ
ジュラーケーブル30によって接続されている。モジュ
ラーケーブル30というのは、一般に公衆電話回線の電
話機と電話回線との間や、ファクシミリ装置と電話回線
との間を接続するための規格化されたコネクタ付きケー
ブルのことである。
【0069】即ち、図のように、リモート機1が、モデ
ム31と、通信制御部33と、モジュラーケーブル3
0、通信制御部34、モデム32を通じて、ファクシミ
リ装置3に対し、これまで説明したと同様のプログラム
データ送信をする。モデム31は、プログラムデータを
アナログ電話送信用データに変調し、通信制御部33
は、ネットワーク制御により通信制御部34を通じてモ
デム32にその信号を送る。
【0070】通信制御部33と通信制御部34とは、構
内交換機のような動作を行う。これによって、リモート
機1とファクシミリ装置3とは、アナログ電話網を通じ
て相互に接続されたのと同様の状態で、プログラムデー
タの送受信が可能になる。このように、ファクシミリ装
置同士をモジュラーケーブル30を用いて接続すること
によって、公衆網や構内交換機を介在させることなくプ
ログラムデータの送信が可能となる。なお、この場合の
プログラムデータの送信手順や動作は、これまで説明し
たシステムと全く同一であるため説明を省略する。
【0071】〈具体例4の効果〉例えば複数の同一機種
のファクシミリ装置を備えたユーザーの場合、これまで
説明したような手順で、1台のファクシミリ装置に新し
いプログラムをダウンロードした後、他のファクシミリ
装置のプログラムを、この具体例に示す手順で更新する
ことができる。従って、専門技術を持ったサービスマン
によらなくても、簡便に、多数のファクシミリ装置のプ
ログラム更新ができる。
【0072】〈具体例5〉これまで説明してきたリモー
ト機からメンテナンスを必要とするファクシミリ装置へ
のプログラムデータの転送は、プログラムデータ全体の
転送でも、あるいはその一部だけの転送であってもよ
い。また、必ずしもコンピュータの動作を制御するため
のプログラムのみならず、コンピュータを制御するため
のデータやその一部であってもよい。この具体例では、
ファクシミリ装置の状態を表示して、ファクシミリ装置
の診断等に利用することができる診断情報をファクシミ
リ装置からリモート機に送信して、ファクシミリ装置の
メンテナンスに利用する。システムのハードウェア構成
は、具体例2とほぼ同様で、図7のプログラム版数通知
部23が、プログラム版数のみならず、診断情報をリモ
ート機1に通知する。
【0073】図16には、具体例5のリモート診断手順
シーケンスチャートを示す。この図によって、具体的に
リモート機1とファクシミリ装置3との間のリモート診
断情報の送受信動作を説明する。なお、診断のための情
報としては、例えばサービスマンがファクシミリ装置の
動作制御のために設定した情報、ユーザがファクシミリ
装置を利用する場合に必要な設定情報、またプログラム
のバージョン情報、通信管理記録等が含まれる。
【0074】図16も、主要部のみステップ番号を付
け、これまでの具体例で説明した通常のファクシミリ手
順の部分は簡略して説明をする。まず、ステップS1に
おいて、リモート機1からファクシミリ装置3に対して
送信されたリング信号をファクシミリ装置3が検出する
と、ファクシミリ装置3は、NSF信号、CSI信号、
DIS信号を送出する。この場合に、NSF信号にリモ
ート診断レディビットという情報を含める(ステップS
2)。
【0075】リモート機1は、この信号を受信すると、
ステップS3において、NSC信号にリモート診断要求
ビットオンという情報を含めてファクシミリ装置3に送
信する(ステップS3)。ファクシミリ装置3では、こ
こでレポート編集を開始する(ステップS4)。レポー
ト編集方法はプログラムの版数を調べる方法と同様で、
診断情報が記録された所定のメモリアドレスをアクセス
して、その情報を適当な文書フォーマットに編集すれば
よい。その後、ステップS4で、ファクシミリの通常の
手順であるTSI信号、NSS信号、トレーニング信
号、及びTCF信号の送信を行うと、ステップS6にお
いて、リモート機1からCFR信号の応答がある。
【0076】これに対して、ファクシミリ装置3は、編
集を終了したレポートをリモート機1に送信する(ステ
ップS5)。レポートの送信が終了すると、ファクシミ
リ装置3からEOP信号がリモート機1に送信され、リ
モート機1は、MCF信号をファクシミリ装置3に送信
して処理を終了する。ファクシミリ装置3は、DCN信
号をリモート機1に送信し、回線を切断する。
【0077】図17には、上記のリモート診断動作のフ
ローチャートを示す。まず、ステップS1において、受
信側のファクシミリ装置がリング信号を検出し、ステッ
プS2において、リモート診断レディビットをオンし
て、NSF信号を送信すると、ステップS3において、
送受反転信号のリモート診断要求ビットを受信する。こ
の信号が受信できないときはステップS9に進み、回線
切断のための信号を送出し、ステップS10で待機状態
に戻る。
【0078】NSC信号を受信すると、ステップS4に
おいて、レポート編集を開始する。そして、ステップS
5で、レポートの編集が終了したかを判断する。編集終
了後は、ステップS6に進み、画データの圧縮処理を開
始する。レポートの編集はレポート編集用のプログラム
を予め用意しておき、該当する情報が書き込まれている
メモリのアドレスを順に読み取ることによって編集が可
能になる。編集されたデータは、ステップS6におい
て、通常のファクシミリ装置同様イメージデータに変換
し、圧縮処理が行われる。
【0079】そして、ステップS7において、符号器内
のバッファメモリがいっぱいかどうかを判断し、バッフ
ァメモリがいっぱいになったらステップS8に進み、そ
のレポートを送信する。バッファメモリ1回分の送信で
は送信が終了しない場合は、同様の処理が繰り返される
ことになる。通常、この種のレポートの内容は比較的簡
単なため、短時間で送信が可能になる。その診断の結果
例えばプログラムの更新が必要と判断されると、これま
での具体例で説明した処理が実行される。
【0080】〈具体例5の効果〉以上のようにして、フ
ァクシミリ装置のメンテナンスに必要な診断情報が各フ
ァクシミリ装置によって自動的に編集され、これがリモ
ート機に送信されるので、サービスマンがリモート機を
操作して、多数のファクシミリ装置を短時間に正確に診
断することが可能になる。そして、その診断情報の中に
プログラムのバージョン情報が含まれていれば、これま
での具体例と同様の要領で、プログラムの更新要否を判
断することができ、必要に応じてプログラムの更新を実
行することができる。
【0081】〈具体例6〉上記の具体例5場合、リモー
ト機から対象のファクシミリ装置を呼び出してレポート
作成を開始したが、各ファクシミリ装置が自動的にレポ
ートを作成して、リモート機にレポートの送信を行うよ
うにしても差し支えない。また、具体例5で作成したレ
ポート中には、ユーザ設定情報も含めることができる。
ユーザ設定情報というのは、コンフィグレーションとも
呼ばれ、利用者がファクシミリ装置を利用する場合の様
々な設定である。これは、ファクシミリ装置を新規に購
入して設置した場合、あるいはファクシミリ装置を移設
した場合等に入力しセットアップする必要がある。
【0082】しかしながら、例えばユーザーが、多数の
ファクシミリ装置を同時に備え付けたり、あるいは多数
のファクシミリ装置を一挙に移転したような場合には、
こうしたユーザ設定操作が非常に煩わしい。ここでは、
これまでのプログラムの更新処理と同様に、1台のファ
クシミリ装置に設定したユーザ情報を他の複数台のファ
クシミリ装置にコピーし、自動的にコンフィグレーショ
ン設定をする例を説明する。
【0083】図18(a)は、具体例6のシステムブロ
ック図である。また、(b)は、送信側の手順フローチ
ャートである。更に、(c)は、受信側の手順フローチ
ャートである。図において、ファクシミリ装置41は、
公衆回線44を介して他のファクシミリ装置42,43
と接続されている。ここで、この例では、コンフィグレ
ーションをファクシミリ装置41からファクシミリ装置
42やファクシミリ装置43に送信する例を説明する。
【0084】まず、(b)に示す送信側の手順について
説明する。初めに、ステップS1において、コンフィグ
レーション通信を実行するかどうかを判断する。実行し
なければステップS5に進み、通常送信をする。実行す
る場合にはステップS2に進み、各設定をファイル化す
る。即ち、ユーザ設定情報を所定のアドレスから読み出
し、これをコンフィグレーションファイルとして編集す
る。そして、ステップS3において、これまで同様、フ
ァクシミリ送信のためのECM信号を用いて送信をす
る。ステップS4で、送信が全て終了すると、処理が終
了する。
【0085】(c)の受信側手順を次に説明する。ま
ず、ステップS1において、コンフィグレーション受信
かどうかを判断する。受信側のファクシミリ装置が、コ
ンフィグレーション受信と判断すると、ステップS2に
進み、コンフィグレーションファイルを受信用のバッフ
ァメモリにストアする。即ち、これまでのプログラムデ
ータの受信と全く同様の方法でコンフィグレーションフ
ァイルを受信する。そして、ステップS3において、設
定データが入るべきメモリアドレスにそのデータを転送
する。
【0086】このデータ転送は、プログラム自体の転送
でないため、既にファクシミリ制御のためにインストー
ルされているプログラムをそのまま実行させてもよい。
ステップS4では、その転送を完了し、処理が終了す
る。なお、コンフィグレーション通信でなければステッ
プS5に進み、通常の受信が行われる。
【0087】図19には、具体例6の送信側手順フロー
チャートを示す。まず、ステップS1において、これま
で同様、NSS信号を用いてコンフィグレーションビッ
トの送信を行う。コンフィグレーションビットがオンで
なければステップS2に進み、それ以外の通信処理に進
む。また、コンフィグレーションビットがオンの場合に
はステップS3に進み、ストアしたデータを符号化す
る。
【0088】ステップS4では、符号化データをメモリ
にストアし、ステップS5で、相手番号をダイヤルす
る。即ち、オペレータの操作によってコンフィグレーシ
ョン送信用の制御スイッチがオンされ、コンフィグレー
ションビットがオンになると、予めコンフィグレーショ
ンデータを収集し、コンフィグレーションファイルをメ
モリに記憶した上で送信処理が開始される。ステップS
6では、所定の通信手順によって相手の能力を認識し、
ステップS7において、相手がコンフィグレーション通
信可能と判断すると、ステップS8に進み、コンフィグ
レーションデータの転送を行う。
【0089】ステップS9で、転送が終了すると、ステ
ップS10において、正常終了かどうかの判断をする。
正常終了の場合、これで送信側のファクシミリの動作が
終了する。コンフィグレーション通信が不可能な場合、
正常でない終了の場合には、ステップS11に進み、通
信エラーが発生するので、その処理を行う。
【0090】図20は、具体例6の受信側の動作フロー
チャートである。まず、ステップS1において、通信手
順によって相手機能能力を認識し、ステップS3で、コ
ンフィグレーション受信が可能かどうかを判断する。可
能でなければステップS2に進み、通常のファクシミリ
通信が行われる。ステップS3で、コンフィグレーショ
ン受信が可能と判断されると、ステップS4に進み、コ
ンフィグレーションオペレーションモードに切り換え
る。
【0091】ステップS5では、受信データをデコード
し、ステップS6では、受信バッファにデータをストア
する。ステップS7で通信を終了すると、ステップS8
で、受信データを設定メモリエリアに転送する。こうし
てその後このコンフィグレーションで操作が可能にな
る。その後、ステップS9で、転送された設定データを
プリントし、オペレータにその旨を伝える。オペレータ
に新たなコンフィグレーションの内容を伝えるためであ
る。
【0092】〈具体例6の効果〉以上の処理により、例
えば1台のファクシミリ装置に設定されたコンフィグレ
ーションが多数の同一機種のファクシミリ装置に一斉に
コピーされ、オペレータがそれぞれ設定を行う手間を省
略できる。
【0093】〈具体例7〉この具体例では、各ファクシ
ミリ装置がこれまで説明したような診断情報やその他の
通信管理記録を、リモート機に対して自動的に送信する
タイミングを説明する。自動送信のきっかけは、例えば
この例では通信回数とする。即ち、あるファクシミリ装
置が所定回数ファクシミリ送受信を実行すると、自動的
にその診断情報や通信管理記録がリモート機に向けて送
信される、いわゆる定期診断が自動的に行われる。この
場合、各ファクシミリ装置では、通信回数を記録したカ
ウンタを備え、その回数を所定の閾値と比較する処理を
実行する。
【0094】図21には、具体例7の管理される側のフ
ァクシミリ装置における動作フローチャートを示した。
図の(a)において、まずステップS1で、そのファク
シミリの通信数が規定数に達したかどうかを判断する。
通信回数は、例えば予めカウンタを用いて1回毎にイン
クリメントするようにセットしておく。そのカウント値
は、不揮発性メモリに記憶しておき、常に使用中は累積
値が表示されるようにしておく。
【0095】通信回数が規定回数に達して定期検診が必
要と判断された場合には、ステップS2に進む。そし
て、ステップS3で、通信管理記録を編集しイメージデ
ータにして、そのイメージデータをメモリ送信で利用す
るエリアに転送する。この通信管理記録はこれまで説明
したようなコンフィグレーション、その他様々な診断用
の情報とする。ステップS3では、その結果をこれまで
と同様の手順によって管理用のファクシミリ装置やリモ
ート機に送信する。そして、ステップS4において、送
信が終了すると処理が終了する。
【0096】〈具体例7の効果〉以上により、診断の必
要な時期に自動的に。各ファクシミリ装置が診断情報等
を管理用のリモート機に送信して、これらの管理を行う
ことが出来る。従って、定期検診のために、オペレータ
が診断情報をプリントしてからリモート機に送信する作
業も省略できる。なお、通信は、G3ファクシミリの手
順で行うことができる。従って、1台のファクシミリ装
置をリモート機とし、複数台のファクシミリ装置の管理
を行うことができる。また、リモート機は管理専用のパ
ーソナルコンピュータやワークステーションとすること
ができる。
【0097】〈具体例8〉次の例では、パーソナルコン
ピュータやワークステーションのようなリモート機が多
数のファクシミリ装置をポーリングしながらコンフィグ
レーションを送信する動作を説明する。そのハードウエ
アは具体例1と同様である。プログラムデータのダウン
ロードの代わりに、リモート機から各ファクシミリ装置
にコンフィグレーションの送信をする。
【0098】図22(a)は、具体例8のユーザ側ファ
クシミリ装置の動作フローチャート、図22(b)は、
具体例8のサービス側のリモート機の動作フローチャー
トである。まず、図22(a)のステップS1におい
て、相手機即ちリモート機がコンフィグレーションポー
リング待ちかどうかの判断をする。ポーリング待ちでな
ければ、通常の通信処理に進む(ステップS6)。ポー
リング待ちであれば、ステップS2に進み、G3ファク
シミリ通信手順によって、ファクシミリ装置はリモート
機からコンフィグレーションデータを受信する。
【0099】ステップS3では、受信したデータをメモ
リにストアし、ステップS4では、設定データ(コンフ
ィグレーション)が入るべきメモリエリアにデータを転
送する。これで、このファクシミリ装置は、新しいコン
フィグレーションにより操作が可能になる。ステップS
5では、そのユーザ設定をレポートして、印刷を行う。
オペレータにコンフィグレーションの内容を知らせるた
めである。
【0100】(b)に示すサービス側のリモート機は、
まずステップS1において、ポーリング待ち状態にす
る、そして、ステップS2において、ファクシミリ装置
からのポーリングを受信する。ステップS3で、コンフ
ィグレーション通信が可能かどうかを判断し、可能でな
ければステップS7でエラー処理を行う。可能であれば
ステップS4に進み、通信メモリにコンフィグレーショ
ンデータをストアする。
【0101】そして、ステップS5において、ポーリン
グを行ったファクシミリ装置に対しそのコンフィグレー
ションデータを送信する。ステップS6で、送信が終了
すると、サービス側のリモート機の動作は終了する。
【0102】〈具体例8の効果〉上記のように、リモー
ト機が各ファクシミリ装置からポーリングがあったと
き、に自動的にコンフィグレーションデータを送信し、
オペレータによるユーザ設定の手間を省くことができ
る。また、設定の際のユーザの誤操作によってデータが
破壊されたりする問題、あるいは装置が正常に機能しな
いといった問題を防ぐことができる。
【0103】また、ファクシミリ装置からのリモート機
に対するポーリングあるいはリモート機からのファクシ
ミリ装置に対するポーリングによって、自動的にコンフ
ィグレーションの設定ができるので、様々な環境におい
て最も適切な方法によってそのメンテナンスやコンフィ
グレーションの管理を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】具体例1のシステムのブロック図である。
【図2】ファクシミリ通信制御手順シーケンスチャート
である。
【図3】プログラムデータの内容を説明する説明図であ
る。
【図4】プログラム更新動作の説明図である。
【図5】プログラム更新動作を具体的に示したフローチ
ャートである。
【図6】書換え制御プログラムの動作フローチャートで
ある。
【図7】具体例2のシステム主要部ブロック図である。
【図8】具体例2のシステム動作シーケンスチャートで
ある。
【図9】リモート機の動作フローチャートである。
【図10】ファクシミリ装置の動作フローチャートであ
る。
【図11】具体例3のシステム主要部ブロック図であ
る。
【図12】具体例3のシステム動作シーケンスチャート
である。
【図13】ファクシミリ装置の具体的な動作フローチャ
ートである。
【図14】リモート機の動作フローチャートである。
【図15】具体例4のシステムブロック図である。
【図16】具体例5のリモート診断手順シーケンスチャ
ートである。
【図17】リモート診断動作のフローチャートである。
【図18】(a)は、具体例6のシステムブロック図、
(b)は、送信側の手順フローチャート、(c)は、受
信側の手順フローチャートである。
【図19】具体例6の送信側手順フローチャートであ
る。
【図20】具体例6の受信側の動作フローチャートであ
る。
【図21】具体例7の管理される側のファクシミリ装置
における動作フローチャートである。
【図22】(a)は、具体例8のユーザ側の動作フロー
チャート、(b)は、具体例8のサービス側の動作フロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 リモート機 2 通信回線 3 ファクシミリ装置 4 操作部 5 表示部 6 読み取り部 7 マイクロプロセッサ 8 通信制御部 9 印刷部 11 不揮発性メモリ 12 受信バッファメモリ 13 旧プログラム 14 新プログラム 15 リモートメンテナンス用プログラムデータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野中 広知 東京都港区芝浦四丁目11番地22号 株式会 社沖データ内 (72)発明者 我妻 栄次 東京都港区芝浦四丁目11番地22号 株式会 社沖データ内 Fターム(参考) 5B076 BB06 BB14 5C062 AA02 AA30 AB42 AB43 AB44 AC22 AC35 AC56 AE14 AE16 AF14

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リモート機と、メンテナンスを受けるフ
    ァクシミリ装置とからなり、 前記リモート機は、 前記ファクシミリ装置に対して、ファクシミリ通信制御
    手順の実行中にリモートメンテナンスモードの開始を通
    知し、当該ファクシミリ装置に、リモートメンテナンス
    用プログラムデータを送信し、 前記ファクシミリ装置は、 前記リモート機から受信したリモートメンテナンス用プ
    ログラムデータをメモリに格納し、 前記メモリに格納された前記リモートメンテナンス用プ
    ログラムデータ中に含まれる書換え制御プログラムを実
    行して、前記ファクシミリ装置を制御するための旧プロ
    グラムを、前記リモートメンテナンス用プログラムデー
    タ中に含まれる新プログラムに更新することを特徴とす
    るファクシミリメンテナンスシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のファクシミリメンテナ
    ンスシステムにおいて、 ファクシミリ装置は、プログラムの更新結果をリモート
    機に通知し、 リモート機は、前記プログラムの更新が失敗したと判断
    したときは、再びリモートメンテナンスモードを開始す
    ることを特徴とするファクシミリメンテナンスシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のファクシミリメンテナ
    ンスシステムにおいて、 前記ファクシミリ装置は、前記ファクシミリ通信制御手
    順の実行中に、当該ファクシミリ装置を制御している既
    存のプログラムの版数をリモート機に通知し、 リモート機は、通知を受けた既存のプログラムの版数と
    新プログラムの版数とを比較して、既存のプログラムよ
    り新プログラムの方が版数が新しい判定したとき、 リモートメンテナンスモードを開始することを特徴とす
    るファクシミリメンテナンスシステム。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のファクシミリメンテナ
    ンスシステムにおいて、 リモート機は、前記ファクシミリ通信制御手順の実行中
    に、新プログラムの版数をファクシミリ装置に通知し、 ファクシミリ装置は、通知を受けた新プログラムの版数
    と当該ファクシミリ装置を制御している既存のプログラ
    ムの版数を比較した結果をリモート機に通知して、 リモート機は、 既存のプログラムより新プログラムの方が版数が新しい
    とき、リモートメンテナンスモードを開始することを特
    徴とするファクシミリメンテナンスシステム。
  5. 【請求項5】 相互にモジュラーケーブルを通じて接続
    されたリモート機と、メンテナンスを受けるファクシミ
    リ装置とからなり、 前記リモート機は、 制御用データ送信モードを開始すると、リモートメンテ
    ナンス用プログラムデータをアナログ信号に変換して、
    モデム装置と前記モジュラーケーブルを通じて前記ファ
    クシミリ装置に送信し、 前記ファクシミリ装置は、 前記モジュラーケーブルとモデム装置を通じて前記リモ
    ートメンテナンス用プログラムを当該ファクシミリ装置
    のメモリにダウンロードし、前記メモリにダウンロード
    された前記リモートメンテナンス用プログラムデータ中
    に含まれる書換え制御プログラムを実行して、前記ファ
    クシミリ装置を制御するための旧プログラムを、前記リ
    モートメンテナンス用プログラムデータ中に含まれる新
    プログラムに更新することを特徴とするファクシミリメ
    ンテナンスシステム。
  6. 【請求項6】 リモート機と、メンテナンスを受けるフ
    ァクシミリ装置とからなり、 前記リモート機は、 前記ファクシミリ装置に対して、ファクシミリ通信制御
    手順の実行中にリモートメンテナンスモードの開始を通
    知し、 前記ファクシミリ装置は、 自己のファクシミリ装置のメンテナンス情報を収集して
    イメージデータに編集し、前記リモート機に送信するこ
    とを特徴とするファクシミリメンテナンスシステム。
  7. 【請求項7】 リモート機と、メンテナンスを受けるフ
    ァクシミリ装置とからなり、 前記ファクシミリ装置は、 ファクシミリ通信回数をカウントし、そのファクシミリ
    通信回数が一定値を越えたとき、自己のファクシミリ装
    置のメンテナンス情報を収集してイメージデータに編集
    し、前記リモート機に送信することを特徴とするファク
    シミリメンテナンスシステム。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載のファクシミリメンテナ
    ンスシステムにおいて、 前記メモリはファクシミリ装置のファクシミリ送受信用
    バッファメモリであることを特徴とするファクシミリメ
    ンテナンスシステム。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載のファクシミリメンテナ
    ンスシステムにおいて、 前記リモート機はメンテナンスを受けるファクシミリ装
    置と同一機種のファクシミリ装置からなり、リモート機
    を制御するためのプログラムを、新プログラムとして前
    記リモートメンテナンス用プログラムデータ中に含める
    ことを特徴とするファクシミリメンテナンスシステム。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載のファクシミリメンテ
    ナンスシステムにおいて、 プログラムデータファイルにはユーザ設定の内容を示す
    コンフィグレーションデータが含まれることを特徴とす
    るファクシミリメンテナンスシステム。
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