JP2000267502A - 回転ドラム装置と画像形成装置 - Google Patents

回転ドラム装置と画像形成装置

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JP2000267502A
JP2000267502A JP11070938A JP7093899A JP2000267502A JP 2000267502 A JP2000267502 A JP 2000267502A JP 11070938 A JP11070938 A JP 11070938A JP 7093899 A JP7093899 A JP 7093899A JP 2000267502 A JP2000267502 A JP 2000267502A
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gear
rotating shaft
rotation
rotary drum
shaft
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JP11070938A
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Makoto Niikura
真 新倉
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Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転ドラム装置の像担持体の回転駆動負荷を
一定の低いレベルに保ち、この回転ドラム装置を用い
た、レジずれ、色ずれ、バンディングなど画像欠陥の少
ない高画質でかつ省資源・省エネルギの電子写真画像形
成装置を提供する 【解決手段】 第1の歯車を固着した第1の回転軸を有
し、該第1の回転軸回りに回転するように構成された回
転ドラムと、第1の歯車に噛み合い、該第1の歯車を駆
動する第2の歯車を固着した第2の回転軸とを備え、第
1の回転軸と第2の回転軸とが、第1の回転軸の回転中
心と第2の回転軸の回転中心とを結ぶ直線の方向に相対
的に可動なように、第1の回転軸と第2の回転軸のうち
いずれかが、弾性的に軸支され、回転ドラムは、その周
面上に直接または記録材を介して間接的に、トナー像を
担持し搬送するように構成されたことを特徴とする回転
ドラム装置とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばデジタル記
録方式のカラー電子写真装置の如く像担持体に走査光線
によって露光像を作成し、顕像化して可視像を得、転写
材に転写、定着して最終画像を得る装置に用いられる、
回転ドラムを備えた回転ドラム装置及び、この回転ドラ
ム装置を備え、高精度で振動が少なくかつ繰返し精度に
優れた品質を要求される画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、アナログ光学系を利用した単色再
現の電子写真方式による画像形成装置においては、像担
持体の回転駆動系の品質は数パーセントの速度変動が含
まれていても画像の伸び・縮みとして再現され、許容さ
れることが一般的であった。
【0003】しかしながら、近年カラー複写機が商品化
され、さらに高画質のデジタル光学系を採用したフルカ
ラー電子写真画像形成装置にいたっては、像担持体の回
転駆動系の品質として従来のアナログ光学系を利用した
単色再現の電子写真方式に比べ、1桁上の駆動品質、す
なわち速度変動率としておよそ±0.5パーセント以下
の性能が要求されるようになった。
【0004】これは、デジタル複写機の以下の特徴に由
来する。例えばレーザービームによる走査光学系を使用
したシステムでは 空間周波数1サイクル/mm前後の
速度変動がバンディングと呼ばれる濃淡縞として画像に
現れやすいので、この周波数における速度変動率は
0.1%以下であることが必要とされている。また、複
数色現像時の比較的長周期の速度変動が、色の変化及び
分解された複数色画像の色ずれとして画像に現れないた
めには、100μm以下の位置精度が必要である。これ
らの要求を満たすために、全速度変動率を0.5%以下
にする駆動性能が要求される。
【0005】図10は、従来の回転ドラム装置111の
配置を示す概略図である。本図では、高い剛性で支持さ
れ像担持体(図1参照)の軸上に精度よく装着された被
駆動ギア102は、像担持体の回転駆動系の品質を向上
させるために、バックラッシュがないように回転中心軸
を一致させて高い剛性をもって支持され精度良く装着さ
れた小アイドラーギア109及び大アイドラーギア10
8を介して、同じくバックラッシュがないように高い剛
性をもって支持され精度良く装着された駆動モータ10
4の出力軸114の出力ギア110により回転駆動され
る。装置の高さを低く抑えるため、小アイドラーギア1
09及び大アイドラーギア108の回転中心は、図に示
すように、例えば被駆動ギヤ102の回転中心の図中斜
め左下に配置され、出力ギヤ110の回転中心は、小ア
イドラーギア109及び大アイドラーギア108の回転
中心から図中斜め右下に配置されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、要素部
品の製造過程において、すべての回転体は偏心してお
り、ギアの歯はすべて同一形状ではなく製作誤差を有
し、そのピッチ円は真円になり得ないので、前述の対策
によって得られる性能には限界があり、偏心及び製作誤
差を有するギヤの噛み合いは後述のように負荷の増加に
よる回転速度変動を伴い、必ずしも最適な対策が施され
た回転ドラム装置とは言えず、高品質の画像を達成でき
ない。
【0007】偏心、製作誤差による寸法のずれは、例え
ばギヤの高点(回転中心からの回転半径が設計値を超え
最大となる点)同士が接触する場合、構造的に弱い部分
に弾性変形が発生し、ギアの干渉を回避するが、その弾
性変形を起こす力は駆動モータの駆動力に帰結するため
負荷変動として駆動モータの回転速度に影響を与え、速
度変動を引き起こす。この速度変動は1回転に付き1回
の周波数成分を含む。
【0008】ここで、ある周波数:f[Hz] の速度変動
が ΔV [mm/sec] であるときの 位置変動量 ΔX[mm]
は、ΔX=ΔV/(2π・f) と表わされ、速度変動量
の積分値である位置変動量は、周波数に反比例して大き
くなることがわかる。すなわち、像担持体及びほかの駆
動要素の偏心成分等に起因する駆動要素1回転に付き1
回の長周期振動すなわち低周波数の振動が、大きな位置
変動となって画質に悪影響を与える。
【0009】またギヤの高点同士の接触が終わると、貯
えられた弾性変形部のスプリングバックエネルギが自由
度のある系の振動発生のトリガーとなり、この振動は比
較的高周波数の振動となる。このような観点から、負荷
変動の絶対量を小さくすることは、高精度な駆動系設計
において重要な要素の1つである。
【0010】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、回転ドラム装置の像担持
体の回転駆動負荷を一定の低いレベルに保ち、この回転
ドラム装置を用いた、レジずれ、色ずれ、バンディング
など画像欠陥の少ない高画質でかつ省資源・省エネルギ
の電子写真画像形成装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明に係る回転ドラム装置11a
は、図1に示すように、第1の歯車2aを固着した第1
の回転軸12aを有し、該第1の回転軸12a回りに回
転するように構成された回転ドラム1aと;第1の歯車
2aに噛み合い、該第1の歯車2aを駆動する第2の歯
車3aを固着した第2の回転軸13aとを備え;第1の
回転軸12aと第2の回転軸13aとが、第1の回転軸
12aの回転中心と第2の回転軸13aの回転中心とを
結ぶ直線Lの方向に相対的に可動なように、第1の回転
軸12aと第2の回転軸13aのうちいずれかが、弾性
的に軸支され;回転ドラム1aは、その周面上に直接ま
たは記録材を介して間接的に、トナー像を担持し搬送す
るように構成されたことを特徴とする。
【0012】第1の回転軸と第2の回転軸のうちいずれ
かが、第1の回転軸の回転中心と第2の回転軸の回転中
心とを結ぶ直線Lに平行な方向に相対的に可動なよう
に、弾性的に軸支されているので、図8に示すように、
第1の歯車の回転中心(O1)及び第2の歯車の回転中
心(移動前021、移動後022)の偏心、及び第1の
歯車及び第2の歯車の歯型製作誤差等により、第1の歯
車の回転中心(01)を中心とするピッチ円半径R1及
び第2の歯車の回転中心(移動前021、移動後02
2)を中心とするピッチ円半径R2がともに計算値より
大きい場合は、第1の回転軸と前記第2の回転軸いずれ
かが直線L方向に動いて(図中、第2の回転軸が移動す
るとしている。)、ピッチ円半径R1、R2の増加を吸
収する。図中、第1の歯車の計算値のピッチ半径をR1
1、実際のピッチ円半径をR12、第2の歯車の計算値
のピッチ半径をR21、実際のピッチ円半径をR22で
示した。
【0013】なお、前述の回転中心の偏心及び歯型製作
誤差等がない場合の第1の歯車のピッチ円PC11及び
第2の歯車のピッチ円PC21を図中実線で示し、両者
の接触点をP1とした。回転中心の偏心または歯型製作
誤差等がある場合の第1の歯車のピッチ円PC12を点
線で、第2の歯車のピッチ円P22の移動前のピッチ円
を二点鎖線で、移動後のピッチ円を点線で示し、移動後
の両者の接触点をP2とした。
【0014】よって、原動機としての駆動モータの負荷
変動を減少させることができ、結果として駆動モータの
速度変動を減少させることができ、第1の回転軸の速度
変動を減少させることができる。また、駆動モータの負
荷の上昇を小さくすることができるので、歯車の噛み合
いにより駆動力伝達系に生じる弾性変形量を小さくする
ことができる。よって、ピッチ円半径R1、ピッチ円半
径R2の大きい箇所の接触が終了した後のスプリングバ
ックエネルギが小さく、スプリングバックエネルギによ
って発生する比較的高周波の振動を誘発することはな
い。第2の回転軸を弾性的に軸支し、第2の回転軸が直
線Lに平行な方向に動くようにし、第1の回転軸は移動
しないようにすることが好ましい。
【0015】請求項2に記載の回転ドラム装置は、第1
の歯車を固着した第1の回転軸を有し、該第1の回転軸
回りに回転するように構成された回転ドラムと;前記第
1の歯車に噛み合い、該第1の歯車を駆動する第2の歯
車を固着した第2の回転軸と;前記第2の歯車に噛み合
い、該第2の歯車を駆動する第3の歯車を固着した第3
の回転軸とを備え;前記第3の回転軸の回転中心は、前
記第1の回転軸の回転中心と前記第2の回転軸の回転中
心とを結ぶ直線(LLとする)上にほぼ位置し;前記第
1の回転軸と前記第2の回転軸とが、前記直線の方向に
相対的に可動なように、且つ前記第2の回転軸と前記第
3の回転軸とが、前記直線の方向に相対的に可動なよう
に、前記第1の回転軸と前記第2の回転軸と前記第3の
回転軸のうちいずれか2つが、前記直線の方向に弾性的
に軸支され;前記回転ドラムは、その周面上に直接また
は記録材を介して間接的に、トナー像を担持し搬送する
ように構成されたことを特徴とする。
【0016】第3の回転軸の回転中心が前述のように位
置し、第1の回転軸と第2の回転軸とが、直線LLの方
向に相対的に可動なように、且つ第2の回転軸と前記第
3の回転軸とが、直線LLの方向に相対的に可動なよう
に、第1の回転軸と第2の回転軸と第3の回転軸のうち
いずれか2つが、この直線LLの方向に弾性的に軸支さ
れているので、第1の歯車、第2の歯車及び第3の歯車
の回転中心の偏心、第1の歯車、第2の歯車及び第3の
歯車の歯型製作誤差等により、第1の歯車のピッチ円半
径R1、第2の歯車のピッチ円半径R2がともに計算値
より大きい場合は、第1の回転軸と前記第2の回転軸い
ずれかが直線LLに平行な方向に動いて、このピッチ円
半径の増加を吸収する。
【0017】また、第2の歯車のピッチ円半径R2、第
3の歯車のピッチ円半径R3がともに計算値より大きい
場合は、第2の回転軸と前記第3の回転軸いずれかが直
線LLに平行な方向に動いて、この距離ピッチ円半径R
2、R3の増加を吸収する。
【0018】よって、駆動モータの負荷変動を減少させ
ることができ、結果として駆動モータの速度変動を減少
させることができ、第1の回転軸の速度変動を減少させ
ることができる。また、前述のようにピッチ円半径R
1、R2、R3の大きい箇所が接触した場合、第1〜第
3の回転軸が移動するので、常にほぼ一定の接触圧力で
歯車同士が噛み合う。よって、従来の回転ドラム装置と
は違い、歯車の接触圧力が上昇し、歯車の剛性の低い箇
所の弾性変形が増大し、スプリングバックによる高周波
の振動が発生せず、バックラッシュがなく振動のない安
定した回転が得られる。
【0019】第2の回転軸、第3の歯車を弾性的に軸支
し、第2の回転軸、第3の歯車が直線LLに平行な方向
に動くようにし、第1の回転軸は移動しないようにする
ことが好ましい。
【0020】請求項3に記載の回転ドラム装置は、請求
項1または請求項2に記載の回転ドラム装置において、
前記弾性的に軸支された回転軸は、前記直線と前記回転
軸のいずれにも直角な方向に移動が拘束されていること
を特徴とする。
【0021】直線Lまたは直線LLに直角であって、回
転軸にも直角な方向の移動が拘束されているので、回転
軸が確実に直線Lまたは直線LLの方向にのみ、動き得
るようにすることができる。
【0022】請求項4に記載の回転ドラム装置は、請求
項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の回転ドラム装
置において、前記相対的に可動な範囲が、前記各歯車同
士の噛み合いが失われない範囲となるように、前記相対
的に可動な軸の前記直線方向の動きを制限する制限手段
を備えることを特徴とする。
【0023】前述の制限手段により歯車同士の噛み合い
が失われることがないので、急激な速度変動があっても
歯車同士の噛み合いを確保することができ、起動及び停
止に対処することができる。
【0024】請求項5に記載の画像形成装置は、請求項
1乃至請求項4のいずれか1項に記載の回転ドラム装置
と;前記回転ドラムを介して被転写材に転写されたトナ
ー像を定着する定着装置を備えることを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 なお、各図において互いに同一
あるいは相当する部材には同一または類似の符号を付
し、重複した説明は省略する。
【0026】図 1 は、本発明の画像形成装置としての
タンデム型カラー電子写真装置に用いられる第1の実施
の形態の回転ドラム装置11aが複数(4台)連なって
配置されている状態を示す概略部分配置図である。回転
ドラム装置11aは、周面上に感光体層を有する回転ド
ラムとしての像担持体1aを備える。像担持体1aの回
りには像担持体1aを帯電させる帯電装置(図9参
照)、像担持体を露光し静電潜像を発生させる露光装置
(図9参照)、静電潜像からトナー像を得る現像装置
(図9参照)、トナー像の転写後に像担持体の表面に残
留するトナーを取り除く清掃装置(図9参照)などが配
置される。像担持体1a上に対応したそれぞれの色のト
ナー像が形成されると、中間転写ベルト6a、若しくは
紙などよりなる被転写体に順次転写され、矢印15aの
方向にフルカラーのトナー像が移送される。
【0027】また、各像担持体1aの第1の回転軸とし
ての回転軸12a上には第1の歯車としての被駆動ギア
2aが固着、すなわち固定して装着され、被駆動ギア2
aは、第2の回転軸としての回転軸13a上に固着され
た第2の歯車としてのアイドラーギア3aを介して駆動
モータ4aにより回転駆動される。駆動モータ4aの第
3の回転軸としての出力軸14aには第3の歯車として
の出力ギヤ10aが加工されている。アイドラーギヤ3
aは回転中心軸を一致させて重ねられ、回転軸13a上
に固着された2枚の径の異なるギヤからなり、径の小さ
い方を小アイドラーギヤ9a、径の大きい方を大アイド
ラーギヤ8aとする。小アイドラーギヤ9aは被駆動ギ
ヤ2aに噛み合い、大アイドラーギヤ8aは駆動モータ
4aの出力ギヤ10aに噛み合う。
【0028】像担持体1aの回転中心線は被駆動ギヤ2
aの回転中心線に一致する。被駆動ギヤ2aの回転中
心、アイドラーギヤ3aの回転中心、及び駆動モータ4
a(出力ギヤ10a)の回転中心は鉛直方向の一の直線
L上に並んでいる。
【0029】このようにして4色に色分解された画像を
1枚の中間転写ベルト、若しくは紙などよりなる被転写
体に重ねあわせるため、各色の位置精度は重要であり、
これがずれるとレジずれ、色ずれ、バンディングなどの
画像欠陥となる。そのため、各色の位置精度は0.1m
m 以下が要求されるのが一般的であり、本実施の形態
の回転ドラム装置を使用することによって達成可能であ
る。
【0030】図2は、本発明による第1の実施の形態の
回転ドラム装置11aの正面図であり、被駆動ギア2a
とアイドラーギア3a及び駆動モータ4aの出力ギア1
0aが鉛直な直線L上に並んで配置されているのが特徴
である。なお、アイドラーギヤ3aを構成する大アイド
ラーギヤ8aと小アイドラーギヤ9aは前述のように回
転中心線が一致している。
【0031】図3に、第1の実施の形態の回転ドラム装
置11aの駆動要素の支持状態を示す。被駆動ギヤ2a
が固着された回転軸12aは、ハウジングによって高い
剛性で支持されている。それ以外の駆動要素は、以下の
ように鉛直方向に弾力的に弾性体によって支持されてい
る。すなわち、アイドラーギヤ3aは、拘束手段として
の1対のアイドラーギア用スライドガイド34aにより
可動方向が鉛直方向(ギヤの軸心をつないだ直線の方
向)のみであり水平方向(前記括弧内の直線に直角な方
向)の移動が拘束されているアイドラーギア用ブラケッ
ト33a上に固定され、かつ弾性体としてのスプリング
35aにより被駆動ギア2aとの間で鉛直方向に一定の
力で付勢されて装着されている。
【0032】スプリング35aはハウジング(不図示)
に取り付けられたピン27aにその一端が掛けられ、他
の一端がアイドラーギア用ブラケット33aの、水平方
向の端部近傍でピン27aに近い部分に加工された貫通
孔28aに掛けられている。アイドラーギア用スライド
ガイド34aは、アイドラーギア用ブラケット33aの
水平方向の端部において、アイドラーギア用ブラケット
33aにアイドラーギア用ブラケット33aが摺動可能
なように接触し、ハウジングに固定されて取り付けられ
ている。
【0033】駆動モータ(図3に不図示)の出力ギア1
0aもまた、1対の駆動モータ用スライドガイド45a
により可動方向が鉛直方向のみでり、水平方向の移動が
拘束された駆動モータ用ブラケット44a上に固定さ
れ、かつ弾性体としてのスプリング46aによりアイド
ラーギア3aとの間で鉛直方向に一定の力を付勢されて
装着されている。スプリング46aはハウジングに取り
付けられたピン29aにその一端が掛けられ、他の一端
がモータ用ブラケット44aの、水平方向の端部近傍で
ピン29aに近い部分にに加工された貫通孔30aに掛
けられている。駆動モータ用スライドガイド45aは、
駆動モータ用ブラケット44aの水平方向の端部におい
て、駆動モータ用ブラケット44aに駆動モータ用ブラ
ケット44aが摺動可能なように接触し、ハウジングに
固定されて取り付けられている。
【0034】また、制限手段としてのストッパー5a
は、起動・停止時などの急激な速度の変動で前記2個所
のギアの噛合いが外れるのを防ぐ目的で、1組のギアの
噛合い高さ以下の可動範囲となるようにモータ用ブラケ
ット44aの鉛直方向の端部の中央部下側に所定の隙間
だけ離れて設置されている。
【0035】ストッパー5aは、ハウジングに取り付け
られており、モータ用ブラケット44aの鉛直方向の動
きを拘束し、出力ギヤ10aと大アイドラーギヤ8aの
噛み合いが外れないようにしている。本発明実施上の留
意点として、アイドラーギア3a及び出力ギヤ10aを
回転中心を結んだ線上に弾性的に支持するときに、噛合
う2つのギア中心距離移動範囲が、噛合いを失わない範
囲であることが、起動・停止時に歯飛びによる騒音・ギ
アの摩耗や破損が発生することを防止する上で重要であ
る。
【0036】本実施の形態の回転ドラム装置11aで
は、駆動モータ4aで発生した駆動力は、ギア間で発生
する負荷トルクの合計に等しく、あるギヤの負荷トルク
[Tg]は、そのギヤの回転中心間方向の力[Nf]、摩擦係
数[μ]、半径[R] より、Tg = Nf×μ×Rで表され、
弾性的な支持により力[Nf]をほぼ一定とすると、半径
[R]の変動量すなわち偏心による影響がもっとも大き
く、一般的に使われているギヤでは、負荷トルク[Tg]
変動量は駆動モータ軸上で±0.7%程度であり、駆動
モータの定格トルク値 0.062N・m に対して、
0.0009N・m という極めて小さいトルク変動と
なる。
【0037】これに対して剛性を高く各部品を固定した
図10に示す従来の回転ドラム装置111の構成では、
半径[R]の変動量(回転中心の偏心成分)は軸の弾性撓
みで吸収されるので、2つのギアの外形寸法公差累積値
0.18mmが駆動モータ軸(直径6mm:E=19.
6 N/mm2)、加重位置がモータ軸支持部から10m
mとしたときの力[Nf]の増加は 7060N、支持して
いるボールベアリングの摩擦係数[μ] 0.0013、
実効半径[R] 4.5mmとしたときの、負荷トルク[T
g]変動量は 0.04N・m となる。これは、駆動モ
ータ仕様トルク値の60%以上に当たり、またモーター
脱調トルクの20% に相当する量である。
【0038】駆動モータ4aの駆動力発生が電磁気力に
基づいていることから、このようにアイドラーギア3
a、出力ギヤ10aを弾性的に支持することにより、負
荷トルク変動が約1/50に減少するので、その位置の
変動が少なくなり、結果として速度変動が小さくなる。
同時に本発明の回転ドラム装置では、ギア列が1つの回
転中心間を結んだ線上に直列に配置され、その相対的な
可動範囲がこの線に平行であることを特徴としている
が、これは以下に説明するギアの公転運動を防止するた
めに必要な処置である。
【0039】図10の、上記従来例で示した「剛性の高
い固定」では、回転軸は一般的に片持ちの丸棒であり、
その廻りでどの方向にも同じ剛性を持っているので、回
転中心の偏心成分を回避するための撓み方向は回転中心
を結んだ直線の方向とは限らず、この直線に対して直角
な方向への撓みも起こり得た。このとき、駆動モータ1
04によって発生した駆動力は、駆動モータ104軸上
に設けられた出力ギア110及びアイドラーギア103
の、噛合っている被駆動ギア102に対する公転運動と
して使われるため、最終の被駆動体である像担持体へ駆
動力が正確に伝達されない、すなわち速度変動が発生す
る原因となっていた。
【0040】また、このような3つ以上のギアが1つの
回転中心を結んだ線上に直列に存在しない構成では、噛
合っている1組のギア間の中心距離の変化が起きた場
合、この変化の方向がその次のギアの回転中心を通らな
いので、次のギヤを回転させる成分を有し、次のギアに
1組のギヤに対する公転運動を起こさせ、駆動力が次の
ギヤに正確に伝達されない、すなわち次のギヤの速度変
動が発生する原因となっていた。
【0041】以上のように、本発明ではギア列を1つの
回転中心を結んだ線上に直列に並べ、この線に平行な方
向にのみ弾性的に支持することにより、ギアの公転運動
を防止するとともに、回転中心の偏心成分、歯型製作誤
差成分に起因するトルク変動も大幅に減少することがで
きるため、最終的な被駆動体である像担持体を回転振動
なく良好に駆動することが可能になった。前述のよう
に、負荷変動の駆動モータ速度変動への影響と、該負荷
変動・歯型誤差などに起因する駆動品質の劣化は、従来
の構成に比べて下記表1に示されたように改善された。
【0042】すなわち、指定速度に対する変動率は46
%減少し、その積分値である位置の誤差は、0.1mm
以上あったものが、0.074mmに減少した。また、
周波数成分の分析結果では、振動周波数の最大値を示し
ていた共鳴周波数での速度変動率がなくなり、剛性が下
がったためより低い周波数へピークがさがるとともに、
その変動量も0.432%から0.096%とおよそ1
/5に減少した。この値は、一般的なデジタルカラー画
像形成装置にそのまま適用できるレベルである。
【0043】本発明の第1の実施の形態と従来例による
駆動品質測定結果例を表1に示す。
【表 1】 本実施の形態の回転ドラム装置11aによれば、回転ド
ラム装置11aの駆動系、すなわち被駆動ギヤ2a、ア
イドラーギヤ3a、駆動モータ4aの出力ギヤ10aに
発生していた負荷変動の要因が取り除かれるため、回転
ドラム装置11aの駆動系の回転むら、振動などが解消
され、ひいてはこの回転ドラム装置11aを用いた画像
形成装置は、レジずれ、色ずれ、色むら、バンディング
などが生じない高品質の画像を得ることができる。
【0044】回転ドラム装置の回転むらに対処する方法
として、回転要素にブレーキを追加して負荷変動の相対
量を減少することは、駆動力伝達系の中に貯えられ振動
源となる弾性エネルギ量が増大するとともに、駆動のた
めのモータ及び消費電力が大きくなるなど2次的な欠点
も多く、好ましい対策とは言い難い。回転要素に慣性負
荷を取り付ける方法も、モータ及び消費電力が大きくな
るという欠点を有するので同様である。
【0045】本実施の形態では、被駆動ギヤ2aの連結
された像担持体(図1参照)の回転むら対策用として、
ブレーキなどによる摩擦負荷、慣性負荷の付加が原則的
に必要でなくなるため、駆動モータ4aの負担が減少
し、小型・低トルクモータの採用が可能になる。その結
果、省資源、省エネルギ、さらには装置の小型化、低価
格化が可能になるものである。
【0046】また、さらに画像形成装置において、高品
質の画像を得るべくサーボ制御を導入する場合にも、回
転速度の素性の良い駆動系であるため、従来に比べて容
易に駆動品質を高めることが可能となるものである。
【0047】以上、第1の実施の実機の形態に基づい
て、その概要構造・効果を述べたが、本発明は、以下に
示すさまざまな構成において同様の効果が得られるもの
である。
【0048】図4に、第2の実施の形態の回転ドラム装
置11bを示す。第1の実施の形態の回転ドラム装置1
1a(図2、図3)との相違は、アイドラーギア用ブラ
ケット33b及び駆動モータ用ブラケット44bにそれ
ぞれ一対のスプリングを取り付ける代わりに、スプリン
グは1本を取り外して1本をそのまま残し、取り外した
スプリングの元の取付位置近傍に、それぞれピボット3
6b、47bを取り付けている。また、アイドラーギア
用ブラケット33b、駆動モータ用ブラケット44bは
それぞれピボット36b、47bの廻りで回転可能に固
定され、他方に一定の力がほぼ、ギヤの回転中心間を結
んだ線に平行な方向7bに働くように、スプリング35
b、46bがブラケット33b、44bのそれぞれ対向
する端部に取り付けられている。駆動モータ用スライド
ガイド及びアイドラーギア用スライドガイドは取り付け
られていない。この回転ドラム装置11bの場合もスト
ッパー5bは有効に働く。
【0049】また、図5に第3の実施の形態の回転ドラ
ム装置11cを示す。第1の実施の形態の回転ドラム装
置11a(図2、図3)との相違は、駆動モータ(図7
に不図示)がアイドラーギヤ3cの鉛直方向上側に配置
され、被駆動ギヤ2cがアイドラーギヤ3cの鉛直方向
下側に配置されている点、ストッパー5cが駆動モータ
用ブラケット44cの鉛直方向上側に配置されている
点、及びスプリングがアイドラーギア用ブラケット33
c、駆動モータ用ブラケット44cに取り付けられてい
ない点である。本実施の形態では、ギア間にギヤの回転
中心間を結んだ直線に平行な方向7cに働く力として重
力を利用している。また、アイドラーギア用ブラケット
33c、駆動モータ用ブラケット44cは、それぞれス
ライドガイド34c、45cによって鉛直方向上下に可
動なようにスライド支持されているのみである。したが
って、それぞれのギア間で方向7cの方向に働く力とし
て、上方に配置された部材の重力を採用しているので、
部品数が少なく、また力も一定となっている。また、こ
の回転ドラム装置11cの場合もストッパー5cは有効
に働く。
【0050】また、本発明は図6に示す第4の実施の形
態の回転ドラム装置11dにも有効である。第4の実施
の形態の回転ドラム装置11dの、第1の実施の形態の
回転ドラム装置11aとの相違は、像担持体(図6に不
図示)軸上に固定された被駆動ギア2dが、直接に駆動
モータ4dの出力ギア10dによって駆動され、アイド
ラーギアのない構成となっている点である。本実施の形
態では、回転中心の偏心成分、歯型誤差などによる軸間
距離の変動は、ギヤの回転中心を結んだ線に平行な方向
7d に発生する。
【0051】すなわち、例えば図7に示すように、駆動
モータ(図7に不図示)が被駆動ギア2dに対してギヤ
の回転中心を結んだ線に平行な方向7dにのみ可動にな
るよう、駆動モータをスライドガイド45dでスライド
保持した駆動モータ用ブラケット44dに取り付け、か
つ一対のスプリング46dで一定の鉛直方向の力を印加
しているので、同様の効果が得られるものである。ま
た、この構成の場合もストッパー5dは必要である
【0052】以上、いくつかの実施例をあげて本発明の
詳細を説明したが、ギア列を一直線上に並べ、ギヤをそ
の回転中心を結んだ直線方向に可動としつつ、ギヤに一
定の力を付勢して弾性的に保持する、という要件を満た
すためには、ここに記載した実施例以外にも、スプリン
グ・重力に代えて、空気圧・ゴム・プラスチックなどの
弾性体を使用する方法が、本発明に含まれるものであ
る。空気圧・油圧を使用するとダッシュポットとして作
用させることができ、振動の軽減化を図ることができ
る。また変位に比例する弾性力に加えて、速度に比例す
る力を同時に作用させてもよい。
【0053】次に、図9を用いて、本発明の回転ドラム
装置を用いた画像形成装置61について説明する。この
画像形成装置61には、通常の電子写真方式の画像形成
装置に用いられる、例えば、回転ドラム装置としての感
光体ドラム62、帯電装置63、レーザースキャナなど
からなる露光装置64、現像装置65、転写装置66、
定着装置67、クリーニング装置68、除電装置69な
どがそれぞれ備えられている。
【0054】この画像形成装置61を用いて画像を出力
する場合の工程を簡単に説明する。まず始めに、感光体
ドラム62が帯電装置63によって一様に帯電される。
次に、露光装置64によって画像部を露光し、表面電位
を減衰させて静電潜像を得る。感光体ドラムは回転速度
変動が抑えられているので精度のよい静電潜像を得るこ
とができる。この静電潜像を現像装置65によって現像
し精度のよいトナー像を得ることができる。このトナー
像は転写装置66によって被転写材としての用紙70に
静電転写された後、定着装置67によって熱定着され排
出される。用紙70には、精度のよい画像を定着させる
ことができる。感光体ドラム62の表面は、転写残留ト
ナーをクリーニング装置68によって除去された後、除
電装置69によって除電され、静電潜像は消去される。
【0055】回転ドラムは、感光体ドラム、周面上にト
ナー像が転写される転写ドラム、中間転写ドラム等の像
端持体の他、無端移動する転写ベルトを張架するプーリ
ードラム、さらに担持された像を転写される被転写材シ
ート、記録紙をその周面上に担持する紙担持ドラムも含
む概念とする。画像形成装置は、例えばプリンター、複
写機、ファックス装置、モノクロ画像の形成装置であっ
てもよいが、特にカラー画像の形成装置が好ましい。モ
ノクロ画像形成装置では、担持体の回転速度の変動は画
像の伸び、縮みとして再現されるが、カラー画像形成装
置では、担持体の速度変動は、レジずれ、色ずれ、バン
ディングとして再現されるので、効果が高いからであ
る。
【0056】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、第1の回
転軸と第2の回転軸とが、第1の回転軸の回転中心と第
2の回転軸の回転中心とを結ぶ直線Lの方向に相対的に
可動なように、第1の回転軸と第2の回転軸のうちいず
れかが、弾性的に軸支されるので、回転要素の回転中心
の偏心、歯車の製作誤差等によるピッチ円半径の変動に
よる回転駆動負荷の変動を、第1の回転軸と第2の回転
軸の前記直線L方向の動きによって吸収することができ
るので回転ドラム装置の回転負荷を一定のレベルに保つ
ことができ、回転変動が少ない回転ドラム装置すること
ができる。また、外部から回転負荷を加える必要がない
ので、負荷のレベルを低く抑えることができる。
【0057】よってこの回転ドラム装置が使用された画
像形成装置は、レジずれ、色ずれ、バンディングなど画
像欠陥の少ない高画質でかつ省資源・省エネルギの画像
形成装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施の形態の回転ドラム装
置を用いたタンデム型カラー電子写真装置の概略部分配
置図である。
【図2】本発明による第1の実施の形態の回転ドラム装
置の模式的正面図である。
【図3】図2の回転ドラム装置の駆動要素の支持状態を
示す模式的正面図である。
【図4】本発明による第2の実施の形態の回転ドラム装
置の模式的正面図である。
【図5】本発明による第3の実施の形態の回転ドラム装
置の模式的正面図である。
【図6】本発明による第4の実施の形態の回転ドラム装
置の模式的正面図である。
【図7】図7の回転ドラム装置の駆動要素の支持状態を
示す模式的正面図である。
【図8】歯車の噛み合いにより回転中心が移動すること
を説明する概念図である。
【図9】本発明の回転ドラム装置を用いた画像形成装置
を示す模式図である。
【図10】従来の回転ドラム装置の模式的正面図であ
る。
【符号の説明】
1a 像担持体 2a、2b、2c、2d 被駆動ギヤ 3a、3c アイドラーギヤ 4a、4d 駆動モータ 5a、5b、5c、5d ストッパー 6a 中間転写ベルト 7a、7c、7d 方向 8a 大アイドラーギヤ 9a 小アイドラーギヤ 10a、10d 出力ギヤ 11a、11b、11c、11d 回転ドラム装置 12a 回転軸 13a 回転軸 14a 回転軸 15a 矢印 27a ピン 28a 貫通孔 29a ピン 30a 貫通孔 33a、33b、33c アイドラーギア用ブラケット 34a、34c アイドラーギア用スライドガイド 35a 35b アイドラーギア用スプリング 36b アイドラーギア用回転保持ピボット 44a、44b、44c、44d 駆動モータ用ブラケ
ット 45a、45c、45d 駆動モータ用スライドガイド 46a、46b、46c、46d 駆動モータ用スプリ
ング 47b 駆動モータ用回転保持ピボット 61 画像形成装置 62 感光体ドラム 63 帯電装置 64 露光装置 65 現像装置 66 転写装置 67 定着装置 68 クリーニング装置 69 除電装置 70 用紙 L 直線 O1 回転中心 O21、O22 回転中心 P1 接触点 P2 接触点 R11、R12 ピッチ円半径 R21、R22 ピッチ円半径 PC11、PC12 ピッチ円 PC21、PC22 ピッチ円

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の歯車を固着した第1の回転軸を有
    し、該第1の回転軸回りに回転するように構成された回
    転ドラムと;前記第1の歯車に噛み合い、該第1の歯車
    を駆動する第2の歯車を固着した第2の回転軸とを備
    え;前記第1の回転軸と前記第2の回転軸とが、前記第
    1の回転軸の回転中心と前記第2の回転軸の回転中心と
    を結ぶ直線の方向に相対的に可動なように、前記第1の
    回転軸と前記第2の回転軸のうちいずれかが、弾性的に
    軸支され;前記回転ドラムは、その周面上に直接または
    記録材を介して間接的に、トナー像を担持し搬送するよ
    うに構成されたことを特徴とする;回転ドラム装置。
  2. 【請求項2】 第1の歯車を固着した第1の回転軸を有
    し、該第1の回転軸回りに回転するように構成された回
    転ドラムと;前記第1の歯車に噛み合い、該第1の歯車
    を駆動する第2の歯車を固着した第2の回転軸と;前記
    第2の歯車に噛み合い、該第2の歯車を駆動する第3の
    歯車を固着した第3の回転軸とを備え;前記第3の回転
    軸の回転中心は、前記第1の回転軸の回転中心と前記第
    2の回転軸の回転中心とを結ぶ直線上にほぼ位置し;前
    記第1の回転軸と前記第2の回転軸とが、前記直線の方
    向に相対的に可動なように、且つ前記第2の回転軸と前
    記第3の回転軸とが、前記直線の方向に相対的に可動な
    ように、前記第1の回転軸と前記第2の回転軸と前記第
    3の回転軸のうちいずれか2つが、前記直線の方向に弾
    性的に軸支され;前記回転ドラムは、その周面上に直接
    または記録材を介して間接的に、トナー像を担持し搬送
    するように構成されたことを特徴とする;回転ドラム装
    置。
  3. 【請求項3】 前記弾性的に軸支された回転軸は、前記
    直線と前記回転軸のいずれにも直角な方向の移動が拘束
    されていることを特徴とする;請求項1または請求項2
    に記載の回転ドラム装置。
  4. 【請求項4】 前記相対的に可動な範囲が、前記各歯車
    同士の噛み合いが失われない範囲となるように、前記相
    対的に可動な軸の前記直線方向の動きを制限する制限手
    段を備えることを特徴とする、 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の回転ドラ
    ム装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に
    記載の回転ドラム装置と;前記回転ドラムを介して被転
    写材に転写されたトナー像を定着する定着装置を備え
    る;画像形成装置。
JP11070938A 1999-03-16 1999-03-16 回転ドラム装置と画像形成装置 Withdrawn JP2000267502A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010033002A (ja) * 2008-06-30 2010-02-12 Ricoh Co Ltd 減速装置、回転体駆動装置、像担持体駆動装置及び画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010033002A (ja) * 2008-06-30 2010-02-12 Ricoh Co Ltd 減速装置、回転体駆動装置、像担持体駆動装置及び画像形成装置

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