JP2000267380A - タンデム型画像形成装置 - Google Patents

タンデム型画像形成装置

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JP2000267380A
JP2000267380A JP11072324A JP7232499A JP2000267380A JP 2000267380 A JP2000267380 A JP 2000267380A JP 11072324 A JP11072324 A JP 11072324A JP 7232499 A JP7232499 A JP 7232499A JP 2000267380 A JP2000267380 A JP 2000267380A
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恒雄 野網
Kisho Kojima
紀章 小島
Hiroyuki Koide
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各像担持体毎の作像性能を良好に保ちなが
ら、装置寸法の小型化を確実に実現する。 【解決手段】 タンデム型画像形成装置において、複数
の像担持体1のうち少なくとも一組の隣接する像担持体
1間の距離dを各々電気的に影響を受けない最小間隔以
上に設定し、かつ、前記隣接する像担持体1の最近接部
相互を直接対向配置するか、あるいは、複数の像担持体
1のうち少なくとも一組の隣接する像担持体1間の距離
dを各々電気的に影響を受けない最小間隔以上に設定
し、かつ、前記隣接する像担持体1の最近接部相互を非
作像用補助部材のみを介して対向配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の像担持体を
並列配置し、各像担持体上で形成される各色成分トナー
像を記録材や中間転写体などの記録搬送体に順次転写す
る複写機やプリンタなどのタンデム型画像形成装置に係
り、特に、各像担持体上の残留トナー除去用のクリーナ
を除外する所謂クリーナレスタイプを実現する上で有効
なタンデム型画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のタンデム型画像形成装置と
しては、例えば複数の感光体ドラムを並列配置すると共
に、各感光体ドラムの配列方向に沿って中間転写ベルト
や用紙搬送ベルトを循環移動可能に配設し、各感光体ベ
ルト上に形成された各色成分(例えばブラック、シア
ン、マゼンタ、イエロ)トナー像を中間転写ベルト上に
順次一次転写した後に中間転写ベルト上の色重ね画像を
用紙に二次転写したり、あるいは、用紙搬送ベルト上に
保持される用紙上に順次転写するようにしたものが挙げ
られる(例えば特開平4−149492号公報,特開平
7−287455号公報,特開平8−160839号公
報)。
【0003】ところで、この種のタンデム型画像形成装
置において、感光体ドラムの周囲には作像用デバイスが
通常配設される。ここで、作像用デバイスには、例えば
感光体ドラムを帯電する帯電デバイスと、帯電された感
光体ドラム上に各色成分の静電潜像を書き込む露光デバ
イスと、感光体ドラム上に形成された静電潜像を対応す
る色トナーにて可視像化する現像デバイスと、感光体ド
ラム上に担持されたトナー像を中間転写ベルト若しくは
用紙搬送ベルト上の用紙に順次転写させる転写デバイス
と、感光体ドラム上の残留トナーを除去するクリーナと
が含まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この種のタ
ンデム型画像形成装置にあっては、感光体ドラムに対し
例えばクリーナとしてのクリーニングブレード等の接触
部材を当接し続けているため、感光体ドラム表面を摩耗
させたり、傷の発生で感光体ドラムの寿命を短くしてし
まう。また、各色成分毎の感光体ドラム間には、上流側
感光体ドラムのクリーナと下流側感光体ドラムの現像デ
バイスとが配設されるというレイアウトが多いため、必
然的に、感光体ドラム間のスパンとしては、クリーナ及
び現像デバイスの設置スペースを考慮することが必要不
可欠になり、その分、各色成分毎の感光体ドラムの配列
ピッチを狭めることが難しい。このため、タンデム型画
像形成装置の感光体ドラムの配列方向における装置寸法
を低減させることが困難であるという根本的な技術的課
題がある。
【0005】このような技術的課題を解決するには、ク
リーナレス、つまりクリーニングブレード等の接触部材
を設けずに済むシステムを採用することが考えられる。
この種のクリーナレスシステムとしては、例えば現像デ
バイスで使用するトナーとして、感光体ドラムとの接触
点(面)が少なく付着力も低い、重合法等で作られた球
形トナーを用い、高転写効率を達成するものが挙げられ
る。ところが、各感光体ドラムの作像用デバイスから単
にクリーナを除去したとしても、感光体ドラム間には依
然として現像デバイスなどが配設されるスペースを確保
しなければならないし、また、感光体ドラム相互の干渉
を有効に防止するためのスペースをある程度確保するこ
とが必要と考えられているため、感光体ドラム間のスパ
ンを狭めるには限度があり、タンデム型画像形成装置の
小型化については有効な解決策が存在していないのが実
状である。
【0006】本発明は、以上の技術的課題を解決するた
めになされたものであって、各像担持体毎の作像性能を
良好に保ちながら、装置寸法の小型化を確実に実現する
ことが可能なタンデム型画像形成装置を提供するもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、図
1に示すように、複数の像担持体1(例えば1a〜1
d)を並列配置すると共に、各像担持体1に対応して記
録転写体2を順次搬送し、各像担持体1の周囲には、各
色成分の静電潜像を形成する潜像形成デバイス3(例え
ば3a〜3d)と、この潜像形成デバイス3にて形成さ
れた静電潜像を対応する色成分トナーにて可視像化する
現像デバイス4(例えば4a〜4d)と、像担持体1上
に担持されたトナー像を記録転写体2上に順次転写する
転写デバイス5(例えば5a〜5d)とを具備させ、像
担持体1上の残留トナー除去用のクリーナを除外するよ
うにしたタンデム型画像形成装置において、複数の像担
持体1のうち少なくとも一組の隣接する像担持体1間の
距離dを各々電気的に影響を受けない最小間隔以上に設
定し、かつ、前記隣接する像担持体1の最近接部以外の
箇所に前記作像用の周辺デバイス3〜5を配置すること
を特徴とするものである。
【0008】ここで、本発明の代表的な態様としては、
複数の像担持体1のうち少なくとも一組の隣接する像担
持体1間の距離dを各々電気的に影響を受けない最小間
隔以上に設定し、かつ、前記隣接する像担持体1の最近
接部相互を直接対向配置するものが挙げられる。この態
様は、小型化をする上で最も好ましいものである。ま
た、本発明の他の態様としては、複数の像担持体1のう
ち少なくとも一組の隣接する像担持体1間の距離dを各
々電気的に影響を受けない最小間隔以上に設定し、か
つ、前記隣接する像担持体1の最近接部相互を非作像用
補助部材のみを介して対向配置するものが挙げられる。
この態様は、隣接する像担持体の最近接部相互を直接対
向配置する態様を回避するために、隣接する像担持体1
相互間に形式的な板状部材などを置く態様を排除するも
のである。この態様において、「非作像用補助部材」と
は、例えばエアフロー、トナークラウド防止、シールド
(電気的な相互作用カット)などのための部材であり、
板状、ブロック状など任意形状で差し支えない。
【0009】このような技術的手段において、本願は、
像担持体1上の残留トナー除去用のクリーナを除外する
所謂クリーナレスタイプのタンデム型画像形成装置を主
対象とするが、クリーナを使用するタイプについても適
用することは可能である。そして、像担持体1はトナー
像を形成担持するものであり、ドラム状、ベルト状を問
わないし、一つの像担持体1は一つの色成分トナー像を
形成担持するものばかりでなく、複数の色成分トナー像
を形成担持するものも含む。また、記録転写体2は各像
担持体1に対応して順次搬送するものであり、各像担持
体1に対して循環搬送される中間転写体や、記録材搬送
体上の記録材を意味する。
【0010】更に、「潜像形成デバイス3」には、帯電
+露光デバイス、帯電+イオン照射デバイス、イオン照
射デバイスのみなど広く含む。更にまた、「現像デバイ
ス4」には、一成分現像方式、二成分現像方式、接触、
非接触を問わず、トナーにて可視像化するものであれば
広く含む。但し、クリーナレスタイプを実現するには、
高転写効率が得られる球形トナーなどを用いるのがよ
い。また、「転写デバイス5」には、像担持体1上のト
ナー像を記録転写体2側に転写し得るものであれば、静
電転写方式、加圧転写方式、あるいは、これら両者など
適宜選定して差し支えなく、また、例えば静電転写方式
であっても接触型、非接触型を問わず適宜選定すること
ができる。更に、作像用の周辺デバイスについては、こ
れらに限られるものではなく、例えば像担持体1を除電
する除電デバイスや、転写前に像担持体1上の電位を調
整する転写前処理デバイスなども必要に応じて含まれ
る。
【0011】また、「隣接する像担持体1間の距離dを
各々電気的に影響を受けない最小間隔以上に設定」とい
う要件は、各像担持体1における作像プロセスを保証す
ることを意味するものであり、例えば隣接する像担持体
1間の距離dで各々電気的に影響を受けない最小間隔
は、隣接する像担持体1の最近接部で生成される最大電
位差によって前記最近接部を通過するいずれかの像担持
体1上に形成されるトナー像の乱れを回避する間隔以上
であることを指す。特に、小型化する上で最も好ましい
態様としては、隣接する像担持体1が、電気的に影響を
受けない最小間隔近傍に離間配置されるものが挙げられ
る。更に、「前記隣接する像担持体1の最近接部以外の
箇所に前記作像用の周辺デバイスを配置」という要件
は、隣接する像担持体1の最近接部間に作像デバイスを
配置しないことを意味する。
【0012】また、像担持体1の作像用の周辺デバイス
の基本的レイアウトとしては、隣接する像担持体1の最
近接部から像担持体1の周長1/2未満で、かつ、転写
デバイス5と反対側の領域に、潜像形成デバイス3の少
なくとも一部及び現像デバイス4を配設するものが挙げ
られる。ここで、「潜像形成デバイス3の少なくとも一
部」としているのは、例えば帯電+露光デバイスを使用
する態様にあっては、帯電デバイスのみを像担持体1の
周辺に配置し、露光デバイスについては光学部品などで
露光位置を調整し得るため、像担持体1から離れた位置
配置することを考慮したものである。このような基本的
レイアウトのうち、小型化する上で最も好ましい態様と
しては、潜像形成デバイス3の少なくとも一部及び現像
デバイス4が像担持体1の投影面積内に配置されている
ものが挙げられる。但し、投影面積の投影方向について
は任意の方向を含む。
【0013】更に、各作像デバイスの交換作業を簡略化
するという観点からすれば、各色成分毎に少なくとも像
担持体1、潜像形成デバイス3の一部及び現像デバイス
4が一体的に組込まれる画像形成モジュールを構成し、
かつ、各画像形成モジュールを一体交換可能に装置本体
に組込むようにすることが好ましい。このような画像形
成モジュールを作成する場合であっても、装置の小型化
ということを考慮すれば、像担持体1の最近接部相互を
直接対向配置する態様が好ましい。
【0014】また、本発明にあっては、現像デバイス4
の現像方式については特に問わないが、絶対値で画像部
電位が非画像部電位よりも低い静電潜像の画像部を可視
像化する反転現像方式である現像デバイス4を使用した
態様は、像担持体相互間での電気的な影響度合が大きい
ので、本発明を有効に利用することが可能である。更に
また、現像デバイス4の設置スペースをより低減すると
いう観点からすれば、現像デバイス4としては、像担持
体1内に格納されたトナー供給用カートリッジからトナ
ー供給されているものが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づいて本発明を詳細に説明する。 ◎実施の形態1 図2は本発明が適用されたタンデム型画像形成装置の実
施の形態1を示す。同図において、タンデム型画像形成
装置は、例えば電子写真方式にて四つの各色成分(本実
施の形態ではブラック、イエロ、マゼンタ、シアン)ト
ナー像が形成担持される四つの感光体ドラム20(20
a〜20d)を横方向に並列配置し、各感光体ドラム2
0の配列方向に沿って中間転写ベルト30を循環搬送さ
せ、各感光体ドラム20上に形成された各色成分トナー
像を中間転写ベルト30上に順次一次転写させると共
に、中間転写ベルト30上に転写された重ねトナー像を
用紙50に二次転写(一括転写)させるものである。
【0016】本実施の形態において、各感光体ドラム2
0(20a〜20d)の周囲には、感光体ドラム20を
帯電する帯電デバイス21(21a〜21d)、帯電さ
れた感光体ドラム20上に静電潜像を書き込む露光デバ
イス22(22a〜22d:本例では露光ビームに符号
を付す)、感光体ドラム20上の静電潜像を対応する色
トナーにて可視像化する現像デバイス23(23a〜2
3d)、感光体ドラム20上のトナー像を中間転写ベル
ト30上に順次転写させる一次転写デバイス24(24
a〜24d)が配設されている。また、中間転写ベルト
30は例えば3つの張架ロール31〜33に掛け渡され
て循環移動するものである。ここで、張架ロール31は
駆動ロール、張架ロール32は従動ロール、張架ロール
33は二次転写デバイス40の一部を構成するバックア
ップロールを兼用する。更に、二次転写デバイス40は
中間転写ベルト30のバックアップロール33に対応し
た位置に二次転写ロール34を圧接配置したものであ
り、二次転写ロール34とバックアップロール33との
間に二次転写電界を作用させ、中間転写ベルト30上の
重ねトナー像を用紙50上に転写するものである。
【0017】また、感光体ドラム20及びその周辺デバ
イスについてより詳しく述べる。本実施の形態では、感
光体ドラム20は、負極性感光体層の表面に高離型層を
具備しており、この高離型層はドラム表面にフッ素系或
いはシリコン系滑性を付与する材料の含有或いは塗布、
または、ステアリン酸亜鉛/酸化チタン/シリコン等の
微粉末を塗り付けたものである。このような高離型層
は、転写時のトナー粒子と感光体との非静電的付着力を
減じ、転写効率略100%を達成する。ここで、非静電
的付着力の低減は、主に皮膜形成であるが、微粉末の塗
り付けの態様にあっては、微粒子の介在による低減効果
をも含む。
【0018】更に、帯電デバイス21については、本実
施の形態では感光体ドラム20に接触する帯電ロールが
用いられるが、汚れ(微小な転写残りトナーによる汚
れ)に対する画質欠陥(白筋・黒筋/帯電ムラ)が発生
しにくい点では、接触型よりも非接触型(スコロトロン
やピンコロトロンなど)の方が好ましい。一方、一次転
写デバイス24についても、本実施の形態では、中間転
写ベルト30に接触する転写ロールが用いられている。
【0019】更にまた、露光デバイス22についてはR
OS(Raster Output Scanner)が用いられているが、
小型化という観点からすれば、イメージバー(例えばL
EDアレイ)が好ましい。尚、露光デバイス22に代え
て、イオン照射ヘッドにて静電潜像を書き込むようにし
てもよいし、更に、小型化を企図するには、帯電デバイ
ス21を用いずに、イオン照射ヘッドのみで静電潜像を
書き込むようにしてもよい。
【0020】また、現像デバイス23については、小型
化の観点から、接触或いは非接触型一成分非磁性現像方
式の適用が好ましく、本実施の形態では、この方式を用
いた。図2において、現像デバイス23は、感光体ドラ
ム20に向かって開口する現像ハウジング231を有
し、この現像ハウジング231の開口に面して現像ロー
ル232を配設すると共に、層規制部材233にて現像
ロール232上の層厚を規制するようにしたものであ
る。尚、符号234は現像ハウジング231と現像ロー
ル232との間を気密に保つシール部材である。一方、
高寿命の観点からは、接触或いは非接触型二成分非磁性
現像方式の適用が好ましく、また、転写残りトナーの現
像デバイス内への混入による混色を回避するという観点
からすれば、非接触現像方式の適用が好ましい。
【0021】更に、使用するトナーとしては、球形トナ
ーが好ましく、この球形トナーの製法については、乳化
凝集合一法、懸濁重合法、溶解懸濁法、乳化重合法、混
練連粉砕法など各種方法が挙げられる。トナーの球形化
は、感光体との接触面積を減じ、非静電付着力等の所謂
転写抗力を低減し、転写効率を高める上で好ましい。そ
して、トナーに対する外添剤種も、転写での電荷注入に
よる帯電量低下或いは極性反転を防止すべく、比較的高
抵抗の材料が好ましい。そしてまた、トナー粒径は3〜
10μmで、粒径分布が1.25以下であることが好ま
しい。
【0022】また、トナーの形状は、形状係数ML2
Aで表し、光学顕微鏡(ミクロフォトFXA:ニコン社
製)で得た該トナーの拡大写真を、イメージアナライザ
ーLuzex3(NIRECO社製)により画像解析を
行って以下の数式1により算出した値である。 数式1:形状係数(ML2/A)={(トナー径の絶対
最大長)2/(トナーの投影面積)}×(π/4)×1
00 ここで、ML2/Aは、トナーの投影面積と、それに外
接する円の面積の比で表しており、真球の場合100と
なり、形状が崩れるにつれ、増加する。形状係数はトナ
ー粒子複数個に対して計算され、その平均値を代表値と
する。本実施の形態では、形状係数100〜120の略
球形なトナーが用いられる。
【0023】特に、本実施の形態では、隣接する感光体
ドラム20(20a〜20d)の最近接部相互は直接対
向配置されており、隣接する感光体ドラム20の最近接
部から感光体ドラム20の周長1/2未満で、かつ、一
次転写デバイス24の反対側の領域に、帯電デバイス2
1、露光デバイス22及び現像デバイス23が配設さ
れ、ている。そして、これらのデバイス21〜23は対
応する感光体ドラム20の鉛直方向から見た投影面積S
内に配置されている。
【0024】更に、図3及び図4に基づいて、隣接する
感光体ドラム20(上流側感光体ドラムを20f,下流
側感光体ドラムを20rとする)間の距離dの設定方法
について説明する。図3に示すように、前後の感光体ド
ラム20f,20rの最近接部対向部をA部、B部と
し、A部,B部の電位分布について検討してみるに、
今、現像デバイス23が反転現像方式であるとすると、
図4(a)に示すように、上流側感光体ドラム20fの
A部は転写域通過後の状態であるから、その電位VM
(例えば−50V)はほとんど減衰する。一方、下流側
感光体ドラム20rのB部は現像終了後の状態であるか
ら、画像部電位VL(例えば−100V)にトナーTが
付着する。尚、本例の非画像部電位VHは例えば−70
0Vとする。従って、感光体ドラム20f,20r間の
電位差ΔVは50V程度であるが、下流側感光体ドラム
20r側のトナーT(-)(負極性)には上流側感光体ド
ラム20f側に向かう静電転移力が作用する。このと
き、感光体ドラム20f,20r間の距離をd(cm)
とすると、両者間に作用する静電転移力F=ΔV/d
(V/cm)で表される。ここで、トナーの種類にもよ
るが、トナーが飛散する静電転移力を実験にて求めたと
ころ、例えば静電転移力F≧1×105(V/cm)で
あることが求められた。それゆえ、静電転移力Fが許容
値以下になるように、両感光体ドラム20f,20r間
の距離dを選定するようにすればよい。本例の場合、例
えばd=0.3cmとすれば、F=50/0.3=1.
7×102であり、許容値(本例では、例えば1×1
5)に比べて十分に小さいことが把握される。
【0025】一方、現像デバイス23が正規現像方式で
あると仮定すると、図4(b)に示すように、上流側感
光体ドラム20fのA部は転写域通過後の状態であるか
ら、その電位VM(例えば−50V)はほとんど減衰す
る。一方、下流側感光体ドラム20rのB部は現像終了
後の状態であるから、画像部電位VH(例えば−700
V)にトナーT(正極性トナー)が付着する。尚、本例
の非画像部電位VLは例えば−100Vとする。従っ
て、感光体ドラム20f,20r間の電位差ΔVは65
0V程度であるが、下流側感光体ドラム20r側のトナ
ーT(+)(正極性)には上流側感光体ドラム20f側に
向かう静電転移力が作用するから、下流側感光体ドラム
20r上のトナーTが上流側感光体ドラム20f側へ転
移する懸念はない。それゆえ、正規現像方式を採用する
場合には、感光体ドラム20f,20r間をぎりぎりま
で接近配置したとしても、両者間で電気的に影響し合う
ことは起こらない。
【0026】従って、本実施の形態に係るカラー画像形
成装置においては、各感光体ドラム20毎に帯電、露
光、現像のプロセスを経て各色成分トナー像を形成し、
中間転写ベルト30上に順次一次転写させ、中間転写ベ
ルト30上に転移した各色成分の重ねトナー像を用紙5
0に一括転写するものである。このような作像プロセス
において、現像デバイス23で用いられるトナーなどを
工夫しているので、各感光体ドラム20の転写工程後の
転写残りトナーはほとんどなく、クリーナレスタイプの
タンデム型画像形成装置を実現することができる。
【0027】そして、本実施の形態においては、現像デ
バイス23に反転現像方式を適用したとしても、感光体
ドラム20(20a〜20d)間の距離dを0.3cm
程度に接近配置することが可能である。従って、感光体
ドラム20の配列方向の寸法Lについては、感光体ドラ
ム径をDとすれば、L=4D+3d程度に抑えられ、簡
単に小型化を実現することができる。
【0028】本実施の形態においては、現像デバイス2
3として一成分現像方式を採用しているが、高寿命を確
保するという観点から、図5に示す変形形態のように、
二成分現像方式の現像デバイス63を用いるようにして
もよい。尚、図5において、現像デバイス63は、感光
体ドラム20に向かって開口する現像ハウジング631
を有し、この現像ハウジング631の開口に面して現像
ロール632を配設すると共に、この現像ロール632
の奥側には現像剤供給用の搬送ロール633を配設し、
層規制部材634にて現像ロール632上の層厚を規制
するようにしたものである。ところで、この種の二成分
現像方式の現像デバイス63を採用する場合には、一成
分現像方式の現像デバイス23に比べて設置スペースが
大きくなるため、図6に示す変形形態のように、感光体
ドラム20の周辺デバイス、例えば帯電デバイス21、
露光デバイス22及び現像デバイス63の設置スペース
が感光体ドラム20の投影面積内からはみ出すという事
態が起こり得る。ところが、このような変形形態におい
ても、隣接する感光体ドラム20間の最近接部相互を直
接対向配置したままで、はみ出した周辺デバイス(本例
では、現像デバイス63)を隣接する周辺デバイスと干
渉しないように配置するようにすれば、装置の小型化と
各感光体ドラム20の作像性能とを両立させることは可
能である。
【0029】更に、本実施の形態では、中間転写型の横
配列タンデム型画像形成装置に本発明を適用している
が、これに限られるものではなく、例えば図7に示す変
形形態のように、感光体ドラム20(20a〜20d)
を縦方向に配列すると共に、これに沿って用紙搬送ベル
ト70を縦方向に配設し、隣接する各感光体ドラム20
の最近接部相互を直接対向配置し、かつ、各感光体ドラ
ムの最近接部間の距離dを電気的に影響しない最小距離
以上に設定するようにしてもよい。更にまた、図8に示
す変形形態のように、感光体ドラム20(20a〜20
d)を横方向に配列すると共に、これに沿って用紙搬送
ベルト70を横方向に配設した態様において、帯電デバ
イス21、露光デバイス22及び現像デバイス63を感
光体ドラム20の斜め方向から見た投影面積S’内に収
めるようにしてもよい。
【0030】◎実施の形態2 図9は、本発明が適用されたタンデム型画像形成装置の
実施の形態2を示す。同図において、タンデム型画像形
成装置の基本的構成は、実施の形態1と略同様である
が、実施の形態1と異なり、各色成分毎に感光体ドラム
20、帯電デバイス21及び現像デバイス23が一体的
に組込まれる画像形成モジュール90を構成し、かつ、
各画像形成モジュール90を一体交換可能に装置本体に
組込むようにしたものである。本実施の形態において、
画像形成モジュール90は、感光体ドラム20の上部半
周未満を覆うモジュールケース91を有し、このモジュ
ールケース91内に帯電デバイス21及び現像デバイス
23を収容し、露光デバイス22のビームが通過するビ
ーム通過口92を備えている。尚、本実施の形態では、
画像形成モジュール90は、装置本体に組み込まれる前
段階では感光体ドラム20のモジュールケース91で覆
っていない部位を図示該のシール部材で被覆し、装置本
体に組み込む際に、前記シール部材がめくれて感光体ド
ラム20面が露呈し、隣接する感光体ドラム20の最近
接部相互を直接対向配置するようにしたものである。
【0031】◎実施の形態3 図10は本発明が適用されたタンデム型画像形成装置の
実施の形態3を示す。同図において、タンデム型画像形
成装置の基本的構成は、感光体ドラムを横方向に配列
し、各感光体ドラム20(20a〜20d)の上方に横
方向に沿って中間転写ベルト30を配設し、感光体ドラ
ム20の鉛直方向上方側から見た投影面積S内に帯電デ
バイス21(21a〜21d)、露光デバイス22(2
2a〜22d)及び現像デバイス103(103a〜1
03d)を収容配置したものである。特に、本実施の形
態にあっては、現像デバイス103は、例えば二成分現
像方式を採用したものであり、感光体ドラム20内に格
納されたトナー供給用カートリッジ109から搬送ダク
ト104を介して現像ハウジング105内にトナーを供
給し、搬送部材106,107でトナーとキャリアとか
らなる現像剤を攪拌搬送した後に現像ロール108へ現
像剤を供給するようにしたものである。
【0032】従って、本実施の形態によれば、感光体ド
ラム20内にトナーカートリッジ109を内蔵させ、現
像デバイス103自体にトナーカートリッジを付設する
必要がなくなるため、現像デバイス103の設置スペー
スを低減できるほか、感光体ドラム20内のトナーカー
トリッジ109から現像ハウジング105へは自重でト
ナーをスムースに供給することが可能になるため、トナ
ーの搬送構造を不必要に複雑化することもない。
【0033】◎実施の形態4 図11は本発明が適用されたタンデム型画像形成装置の
実施の形態4を示す。同図において、タンデム型画像形
成装置の基本的構成は、実施の形態1と略同様である
が、実施の形態1と異なり、隣接する感光体ドラム20
の最近接部相互を非作像用の補助プレート110のみを
介して対向配置するようにしたものである。ここで、非
作像用の補助プレート110としては、感光体ドラム2
0間のエアフローを確保したり、トナークラウドの防止
壁として用いたり、感光体ドラム20間のシールドを行
うようにするなどの目的で使用される。尚、実施の形態
1と同様な符号については実施の形態1と同様な符号を
付してここではその詳細な説明を省略する。
【0034】従って、本実施の形態にあっては、隣接す
る感光体ドラム20相互の寸法dは、実施の形態1に比
べて補助プレート110の厚さ分だけ広くなってしまう
が、それでも、感光体ドラム20間の寸法dは十分に狭
くなるから、装置の小型化は本形態においても有効に実
現される。
【0035】◎実施の形態5 図12は二連タンデム型の画像形成装置に本発明を適用
した実施の形態5を示す。同図に示すタンデム型画像形
成装置は、実施の形態1と略同様に構成されているが、
実施の形態1と異なり、中間転写ベルト30に対し、夫
々2色の色成分トナー像が形成可能な感光体ドラム12
0(120a,120b)例を並列配置し、この感光体
ドラム120の配列方向に沿って中間転写ベルト30を
配設し、中間転写ベルト30を2回転させることで、各
感光体ドラム120a,120b上で順次形成された2
色の色成分トナー像を中間転写ベルト30上に順次一次
転写した後、二次転写デバイス40にて用紙に一括(二
次)転写するようにしたものである。ここで、各感光体
ドラム120a,120bの周囲には、帯電デバイス1
21(121a,121b)、露光デバイス122(1
22a,122b)、2つの現像デバイス123(12
3a,123b),124(124a,124b)及び
転写バイアス125(125a,125b)が配設され
ている。特に、本実施の形態では、隣接する感光体ドラ
ム120の最近接部相互が直接対向配置され、かつ、両
者間の距離dが感光体ドラム120相互で電気的に影響
を受けない程度に設定されている。従って、本実施の形
態においても、感光体ドラム120間の配列寸法が短縮
化されることから、二連タンデムの画像形成装置につい
ても小型化を容易に実現することが可能である。
【0036】◎実施の形態6 図13は本発明が適用されたタンデム型画像形成装置の
実施の形態6を示す。同図において、タンデム型画像形
成装置は、用紙50を保持する転写ドラム130の周囲
に、複数の感光体ドラム140(140a〜140b)
を配列し、各感光体ドラム140の周囲に夫々作像用の
周辺デバイス(帯電デバイス141(141a〜141
d)、露光デバイス142(142a〜142d)、現
像デバイス143(143a〜143d)、転写デバイ
ス144(144a〜144d))を配設したものであ
り、各感光体ドラム140の投影面積内に、帯電デバイ
ス141、露光デバイス142、現像デバイス143を
収容配置したものである。特に、本実施の形態にあって
は、第1、第2の感光体ドラム140間、及び第3、第
4の感光体ドラム140間の最近接部相互を直接対向配
置し、かつ、これらの間の距離dを感光体ドラム120
相互で電気的に影響を受けない程度に設定したものであ
る。そして、第2、第3の感光体ドラム140間には装
置内の他の部品などの設置スペース(必要スペース)1
50を確保するようにしたものである。
【0037】本実施の形態によれば、複数の感光体ドラ
ム140の全てではなく、隣接する感光体ドラム140
間の一部に対して位置調整したものであるが、この態様
によつても、感光体ドラム140の配列方向に沿った寸
法を短縮化することができるほか、必要スペース150
を簡単に確保することができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、タンデム型画像形成装置において、複数の像担持体
のうち少なくとも一組の隣接する像担持体間の距離を各
々電気的に影響を受けない最小間隔以上に設定し、か
つ、前記隣接する像担持体の最近接部以外の箇所に前記
作像用の周辺デバイスを配置するようにしたので、少な
くとも一組の隣接する像担持体間の距離を像担持体毎の
作像性能を損なわない範囲で可能な限り短縮化すること
ができる。このため、各像担持体毎の作像性能を良好に
保ちながら、装置寸法の小型化を確実に実現することが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るタンデム型画像形成装置の概要
を示す説明図である。
【図2】 実施の形態1に係るタンデム型画像形成装置
の全体構成を示す説明図である。
【図3】 実施の形態1に係る上流側感光体ドラムと下
流側感光体ドラムとの関係を示す説明図である。
【図4】 (a)は反転現像方式を採用した態様におけ
る上流側感光体ドラムのA部と下流側感光体ドラムのB
部との電位分布を示す説明図、(b)は正規現像方式を
採用した態様における上流側感光体ドラムのA部と下流
側感光体ドラムのB部との電位分布を示す説明図であ
る。
【図5】 実施の形態1に係るタンデム型画像形成装置
の変形形態を示す説明図である。
【図6】 実施の形態1に係るタンデム型画像形成装置
の別の変形形態を示す説明図である。
【図7】 実施の形態1に係るタンデム型画像形成装置
の更に別の変形形態を示す説明図である。
【図8】 実施の形態1に係るタンデム型画像形成装置
の更にまた別の変形形態を示す説明図である。
【図9】 実施の形態2に係るタンデム型画像形成装置
の全体構成を示す説明図である。
【図10】 実施の形態3に係るタンデム型画像形成装
置の全体構成を示す説明図である。
【図11】 実施の形態4に係るタンデム型画像形成装
置の全体構成を示す説明図である。
【図12】 実施の形態5に係るタンデム型画像形成装
置の全体構成を示す説明図である。
【図13】 実施の形態6に係るタンデム型画像形成装
置の全体構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1(1a〜1d)…像担持体,2…記録転写体,3(3
a〜3d)…潜像形成デバイス,4(4a〜4d)…現
像デバイス,5(5a〜5d)…転写デバイス,d…隣
接する像担持体1間の距離
フロントページの続き (72)発明者 小出 弘行 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 Fターム(参考) 2H030 AA06 AB02 AD05 BB02 BB23 BB44 BB46 2H071 BA05 BA16 BA27 DA02 DA06 DA08 DA09 DA13 DA15 EA18

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の像担持体を並列配置すると共に、
    各像担持体に対応して記録転写体を順次搬送し、各像担
    持体の周囲には、各色成分の静電潜像を形成する潜像形
    成デバイスと、この潜像形成デバイスにて形成された静
    電潜像を対応する色成分トナーにて可視像化する現像デ
    バイスと、像担持体上に担持されたトナー像を記録転写
    体上に順次転写する転写デバイスとを具備させ、像担持
    体上の残留トナー除去用のクリーナを除外するようにし
    たタンデム型画像形成装置において、 複数の像担持体のうち少なくとも一組の隣接する像担持
    体間の距離を各々電気的に影響を受けない最小間隔以上
    に設定し、かつ、前記隣接する像担持体の最近接部以外
    の箇所に前記作像用の周辺デバイスを配置することを特
    徴とするタンデム型画像形成装置。
  2. 【請求項2】 複数の像担持体を並列配置すると共に、
    各像担持体に対応して記録転写体を順次搬送し、各像担
    持体の周囲には、各色成分の静電潜像を形成する潜像形
    成デバイスと、この潜像形成デバイスにて形成された静
    電潜像を対応する色成分トナーにて可視像化する現像デ
    バイスと、像担持体上に担持されたトナー像を記録転写
    体上に順次転写する転写デバイスとを具備させ、像担持
    体上の残留トナー除去用のクリーナを除外するようにし
    たタンデム型画像形成装置において、 複数の像担持体のうち少なくとも一組の隣接する像担持
    体間の距離を各々電気的に影響を受けない最小間隔以上
    に設定し、かつ、前記隣接する像担持体の最近接部相互
    を直接対向配置することを特徴とするタンデム型画像形
    成装置。
  3. 【請求項3】 複数の像担持体を並列配置すると共に、
    各像担持体に対応して記録転写体を順次搬送し、各像担
    持体の周囲には、各色成分の静電潜像を形成する潜像形
    成デバイスと、この潜像形成デバイスにて形成された静
    電潜像を対応する色成分トナーにて可視像化する現像デ
    バイスと、像担持体上に担持されたトナー像を記録転写
    体上に順次転写する転写デバイスとを具備させ、像担持
    体上の残留トナー除去用のクリーナを除外するようにし
    たタンデム型画像形成装置において、 複数の像担持体のうち少なくとも一組の隣接する像担持
    体間の距離を各々電気的に影響を受けない最小間隔以上
    に設定し、かつ、前記隣接する像担持体の最近接部相互
    を非作像用補助部材のみを介して対向配置することを特
    徴とするタンデム型画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のタンデム型画像形成装置
    において、 前記隣接する像担持体は、電気的に影響を受けない最小
    間隔近傍に離間配置されることを特徴とするタンデム型
    画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のタンデム型画像形成装置
    において、 隣接する像担持体の最近接部から像担持体の周長1/2
    未満で、かつ、転写デバイスと反対側の領域に、潜像形
    成デバイスの少なくとも一部及び現像デバイスを配設す
    ることを特徴とするタンデム型画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のタンデム型画像形成装置
    において、 潜像形成デバイスの少なくとも一部及び現像デバイスは
    像担持体の投影面積内に配置されていることを特徴とす
    るタンデム型画像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のタンデム型画像形成装置
    において、 隣接する像担持体間の距離で各々電気的に影響を受けな
    い最小間隔は、隣接する像担持体の最近接部で生成され
    る最大電位差によって前記最近接部を通過するいずれか
    の像担持体上に形成されるトナー像の乱れを回避する間
    隔以上であることを特徴とするタンデム型画像形成装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載のタンデム型画像形成装置
    において、 各色成分毎に少なくとも像担持体、潜像形成デバイスの
    一部及び現像デバイスが一体的に組込まれる画像形成モ
    ジュールを構成し、かつ、各画像形成モジュールを一体
    交換可能に装置本体に組込むようにしたことを特徴とす
    るタンデム型画像形成装置。
  9. 【請求項9】 請求項1記載のタンデム型画像形成装置
    において、 現像デバイスは、絶対値で画像部電位が非画像部電位よ
    りも低い静電潜像の画像部を可視像化する反転現像方式
    であることを特徴とするタンデム型画像形成装置。
  10. 【請求項10】 請求項1記載のタンデム型画像形成装
    置において、 現像デバイスは、像担持体内に格納されたトナー供給用
    カートリッジからトナー供給されていることを特徴とす
    るタンデム型画像形成装置。
  11. 【請求項11】 複数の像担持体を並列配置すると共
    に、各像担持体に対応して記録転写体を順次搬送し、各
    像担持体の周囲には、各色成分の静電潜像を形成する潜
    像形成デバイスと、この潜像形成デバイスにて形成され
    た静電潜像を対応する色成分トナーにて可視像化する現
    像デバイスと、像担持体上に担持されたトナー像を記録
    転写体上に順次転写する転写デバイスとを具備させるよ
    うにしたタンデム型画像形成装置において、 複数の像担持体のうち少なくとも一組の隣接する像担持
    体間の距離を各々電気的に影響を受けない最小間隔以上
    に設定し、かつ、前記隣接する像担持体の最近接部以外
    の箇所に前記作像用の周辺デバイスを配置することを特
    徴とするタンデム型画像形成装置。
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