JP2000265717A - 着脱可能なシリンダ錠 - Google Patents

着脱可能なシリンダ錠

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JP2000265717A JP11067218A JP6721899A JP2000265717A JP 2000265717 A JP2000265717 A JP 2000265717A JP 11067218 A JP11067218 A JP 11067218A JP 6721899 A JP6721899 A JP 6721899A JP 2000265717 A JP2000265717 A JP 2000265717A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 素人でも容易にシリンダを交換でき、しかも
シリンダ着脱装置の内筒軸線方向の寸法を小さくして、
鍵違いを減らすことのない着脱可能なシリンダ錠を提供
する。 【解決手段】 着脱用鍵16を鍵孔9に挿入したとき、
切替えピン12とドライバーピン13との接合部を外筒
5と内筒と一体のカラー7との間の第2シアーラインS
2に揃え、内筒と共にカラー7が外筒5に対して相対回
動できるようにし、係止ピン18を係止ピンばね19の
弾力によりカラー外周に形成された凹陥部8に係入さ
せ、以て係止ピンの外端を受け座の係止孔23から引き
抜いてシリンダを受け座から自由にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、着脱可能なシリ
ンダ錠(以下単にシリンダ錠という)に係り、特に、所
謂素人でも極めて容易に、しかも短時間でシリンダを交
換できるようにしたシリンダ錠に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばホテルの客室等の不特定多数の人
が使用する部屋、或いはアパートやマンションの部屋の
シリンダ錠の鍵は、宿泊客或いは前入居者がこれを複製
することは容易である。
【0003】そして、後日、この複製された鍵を用いて
当該部屋に侵入することは可能であり、また、そのよう
な悪意で複製された鍵を使用しての盗難事件が実際に発
生している。
【0004】そこで、本出願人は、先に、特公平6−7
4684号を以て、シリンダ全体を素人でも極めて容易
に交換でき、しかも種々な型式のタンブラー錠に適用し
得る新規なシリンダ錠を提案した。
【0005】このシリンダ錠は、小径にした内筒内端部
と外筒との間に、外周部が外筒と、内孔が内筒小径部と
それぞれ回動可能に嵌合する環状体で、外周部に凹陥部
を、外端面に受け溝をそれぞれ形成したカラーを設ける
と共に、上記内筒の内端部に、上記受け溝と係合し得る
形状を有し、受け溝から離間する方向の外方に付勢され
たクラッチ体を、内筒の軸線回りの回動を拘束しつつ鍵
孔に沿って内筒の軸線方向に移動可能に設け、一方、内
筒の軸線方向において上記凹陥部とほぼ同じ位置におけ
る外筒の部分を外筒の半径方向に貫通し、内方に付勢さ
れた係止ピンを外筒の半径方向に移動可能に案内すると
共に、この係止ピンの長さを外筒の厚さより大きく設定
し、他方、扉の外面に固定された筒状体で内孔に上記外
筒を嵌合させた受け座の内孔面の、上記カラーの凹陥部
とは異なる角度位置に、上記係止ピンの外端部が係入す
る係止孔を開口させ、合鍵の先端部のみを長くした着脱
用鍵を内筒の鍵孔に挿入したとき、その先端が上記クラ
ッチ体をその付勢力に抗してカラーに向けて押勤し、ク
ラッチ体をカラーの受け溝に係合させることにより内筒
とカラーとを一体的に結合し、着脱用鍵を回して内筒お
よびカラーを外筒に対して相対的に回動させることによ
りカラーの凹陥部と係止ピンとを角度的に整合させたと
き、係止ピンの付勢力によりその内端部をカラーの凹陥
部に係入させ、もって係止ピンの外端部を受け座の係止
孔から引き抜いて外筒と受け座との係合を解くようにし
たものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した構成の着脱可
能なシリンダ錠は、勿論所期の機能を発揮して実用され
ているが、内筒をカラーと結合させるためのクラッチ機
構を内筒軸線方向に移動するクラッチ体の動きを利用し
て作動させるようにしているので、このクラッチ機構の
ため内筒の軸線方向において一定の長さが必要となる。
【0007】このクラッチ機構の部分には勿論タンブラ
ーを設けることができないから、その分シリンダ錠の鍵
違いが少なくなる、という若干の恨みが残り、すなわち
このシリンダ錠には未だ改良の余地がある。
【0008】この発明は、上記の不都合を解消し、クラ
ッチ機構の内筒軸線方向に寸法を小さくして、鍵違いを
多くすることができるシリンダ錠を提供することを目的
としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明は、小径にした内筒内端部と外筒との間
に、外周部が外筒と、内孔が内筒小径部とそれぞれ回動
可能に嵌合する環状体で、外周部に凹陥部を形成したカ
ラーを設け、外筒及びこのカラーを半径方向に貫通して
内筒の鍵孔に至るガイド孔に、内筒の中心方向に付勢さ
れた切替えピン及びドライバーピンの組を切替えピンを
内側にして内筒半径方向に移動可能に収納し、一方、内
筒の軸線方向において上記凹陥部とほぼ同じ位置におけ
る外筒の部分を外筒の半径方向に貫通し、内方に付勢さ
れた係止ピンを外筒の半径方向に移動可能に案内すると
共に、この係止ピンの長さを外筒の厚さより大きく設定
し、他方、扉の外面に固定される筒状体で、内孔に上記
外筒を嵌合させた受け座の内孔面の、上記カラーの凹陥
部とは異なる角度位置に、上記係止ピンの外端部が係入
する係止孔を開口させ、更に、上記切替えピンに届かな
い合鍵を鍵孔に挿入したとき、切替えピンとドライバー
ピンとの接合部がカラーと内筒との間のシアーラインに
揃うように、また、合鍵の先端部のみを長くした着脱用
鍵を内筒の鍵孔に挿入し、その先端部により上記切替え
ピンをその付勢力に抗して外方に押勤したとき、切替え
ピンとドライバーピンとの接合部がカラーと外筒との間
のシアーラインに揃うように切替えピンの長さを設定
し、着脱用鍵を内筒に挿入し、内筒とカラーとを一体的
に連結して外筒に対して相対的に回動させることによ
り、カラーの凹陥部と係止ピンとを角度的に整合させた
とき、係止ピンの付勢力によりその内端をカラーの凹陥
部に係入させ、もって係止ピンの外端部を受け座の係止
孔から引き抜いて外筒と受け座との係合を解くようにし
たことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施例に基いて
この発明について説明する。なお、図示の実施例はこの
発明を所謂ロータリーディスクタンブラー(レバータン
ブラー)錠に適用したものである。
【0011】図1において符号1は内筒を示し、図示の
実施例における内筒1は、図面を明瞭にするため内部の
タンブラー等の図示を省略してある。
【0012】この内筒1の内端には尾栓2が一体に装着
されており、この尾栓2の外径は内筒1のそれよりも小
径になっている。
【0013】尾栓2の内端には、図示を省略する結合方
法によりテールピース3と、抜け止めの係止板4とが一
体に結合されている。
【0014】そして、上記した構造の内筒1は、例えば
円筒状の外筒5に回動可能に嵌装される。
【0015】この外筒5の外端面(図1で左端面)に
は、内筒1に一体に結合され、中央部に鍵孔(図示せ
ず)を開口させた大径のキーガイド6の内面に摺接可動
に接合しており、このようにして内筒1及び外筒5は一
体的に結合され、シリンダを構成している。
【0016】しかして、この発明によれば、内筒1より
も小径の尾栓2と外筒5との間に環状のカラー8が嵌装
されている。
【0017】図示の実施例におけるカラー7は、フラン
ジ付短筒状に成形されており、その外周部が外筒5と、
内孔が尾栓2と夫々回動可能に嵌合している。
【0018】そして、カラー7の外周部には、図2に示
すように、カラー7の中心軸線に平行な母線を有し、断
面形状が円弧の一部をなす一対の凹陥部8、8が形成さ
れている。
【0019】一方、シリンダの内端部には、図1及び図
2に示すように、外筒5及びカラー7を半径方向に貫通
するようにして、内筒1の鍵孔9に至るガイド孔11が
形成されている。
【0020】上記ガイド孔11内には、図1及び図2に
示すように、内端を丸めた切替えピン12とドライバー
ピン13とが、切替えピン12を内側にしてガイド孔1
1の軸線方向、すなわち内筒1の半径方向に移動可能に
収納されている。
【0021】そして、これら切替えピン12及びドライ
バーピン13は、圧縮コイルばねとしてのドライバーば
ね14の弾力により、内筒中心軸線方向に、すなわち図
1においては下方に付勢されている。
【0022】なお、図2に示すように、鍵孔9厚さ方向
の寸法よりガイド孔11の内径の方が大きく設定されて
おり、これらの間に付番しない段部が形成されるから、
切替えピン12が後述の着脱用鍵と係合しない常態にお
いては、切替えピン12がこの段部に係止され、図1及
び図2に示す常態位置を占める。
【0023】そして、切替えピン12が常態位置にある
とき、図1及び図2に示すように、切替えピン12とド
ライバーピン13との接合部がカラー7と尾栓2との間
の第1シアーラインS1に揃うように、上記ガイド孔1
1の段部の位置及び切替えピンの長さ(内筒軸線方向の
寸法)が設定されている。
【0024】また、図3に示すように、合鍵15(図1
参照)の先端部のみを長くした着脱用鍵16を鍵孔に挿
入したとき、切替えピン12はこの着脱用鍵16の先端
部によって外方に押動されるが、このとき、切替えピン
12とドライバーピン13との接合部がカラー7と外筒
5との間の第2シアーラインS2に揃うように、切替え
ピン12の長さ及びカラー7の厚さ等が設定されてい
る。
【0025】なお、ここで合鍵とは、いわゆるスペアー
キー(予備の鍵)のことではなく、一の錠前を解錠する
ための正規の鍵溝形状を有する鍵をいうものとする。
【0026】他方、図2に示すシリンダの装着状態にお
いて、前記カラーの凹陥部8、8とは異なる角度位置
(図示の実施例では一対の凹陥部8、8の中間の角度位
置)で、内筒1の軸線方向において凹陥部8とほぼ同位
置における外筒5の部分に、これを半径方向に貫通する
段付の案内孔17が形成されている。
【0027】この案内孔17内には、内端における頭部
を例えば球の一部をなすように成形した18が、その軸
線方向、すなわち外筒5の半径方向に移動可能に案内さ
れて収納されている。
【0028】この係止ピン18は、その基部に巻装され
た圧縮コイルばねとしての係止ピンばね19の弾力によ
って、内方、すなわち内筒の中心軸線に向かう方向に付
勢されている。
【0029】また、この係止ピン18の長さは、外筒5
の厚さより大きく設定されている。具体的には、例えば
外筒5の厚さにカラーの凹陥部8の深さを加えた値に設
定されている。
【0030】そのため、図2に示すようにカラー7の凹
陥部8の角度位置と外筒の案内孔17のそれとが異なる
ときには、係止ピン18の外端部は外筒3外に突出する
が、後述するように着脱用鍵を用いて内筒1及び外筒5
を一体的に結合して回し、カラー8の凹陥部8と係止ピ
ン18とを角度的に整合させると、係止ピン18がカラ
ーの凹陥部8に係入し(図4参照)、係止ピン18の外
端面は外筒5の外面とほぼ同一面となる。
【0031】しかして、通常のシリンダ錠は外筒5が扉
に固定されるが、本発明によるシリンダ錠は、図1乃至
図5に示すように、扉に固定された筒状の受け座21の
内孔に外筒5が着脱可能に嵌装される。
【0032】上記受け座21は、例えば厚肉の円筒状
で、図示しない錠箱及び受け座21の基部に形成された
装着孔22、22(図5参照)を挿通する図示しない係
止ロッドを介して、扉に固定される。
【0033】ちなみに、扉外面に突出する受け座の外端
部(図1、図3及び図5において左端部)の回りには、
通常、化粧リングが嵌装される。
【0034】そして、受け座に嵌装された外筒5の前記
案内孔17と整合する部分には、図2及び図4に示すよ
うに、係止ピン18の外端部が係入する係止孔23が開
口している。
【0035】なお、図1及び図3に示すように、外筒5
の外周面の所定の角度位置には、母線に沿うようにして
ガイド溝24が形成されており、このガイド溝24に受
け座内面に植設された25が係合している。
【0036】上記のように構成されたこの発明によるシ
リンダ錠は、常態では、図1に示すように、切替えピン
12に届かない短い合鍵15が施解錠に用いられる。
【0037】このときには、前記したように、切替えピ
ン12とドライバーピンとの間の接合部は内筒1とカラ
ー7との間の第1シアーラインS1に揃っており、ドラ
イバーピン13が外筒5とカラー7との間の第2シアー
ラインS2に跨がっている。
【0038】また、図2に示すように、係止ピン18の
内端がカラーの凹陥部8、8の中間の大径部に乗り上が
っているので、係止ピンばね19の弾力に抗して係止ピ
ン18が外方に押出されており、係止ピン18の外端が
係止孔23に径入して、受け座21と外筒5とが連結さ
れた状態にある。
【0039】すなわち、受け座21に固定された外筒5
に対し内筒1が相対回動できる状態にあるから、合鍵1
5によるシリンダ錠の施解錠操作が可能である。
【0040】一方、この発明によるシリンダ錠を受け座
21から抜くには、図3に示すように、合鍵と比較して
先端部のみを単に長くした着脱用鍵16を鍵孔に挿入す
る。
【0041】すると、鍵先の傾斜端縁部と切替えピン1
2との間に生じる楔作用により、切替えピン12がその
付勢力に抗して外方に押動されて内筒半径方向に移動
し、切替えピン12とドライバーピン13との接合部が
カラー7と外筒5との間の第2シアーラインS2に揃う
と共に、切替えピン12が第1シアーラインに跨がるよ
うになる。
【0042】その結果、内筒1とカラー7とが一体に結
合された回転体が外筒5に対し相対回動可能となるの
で、この状態で着脱用鍵16を少し時計方向に回すと、
図4に示すように、係止ピン18とカラー7の凹陥部8
との相対角度位置が変化して係止ピン18がカラー8と
角度的に整合するに至る。
【0043】図示の実施例では凹陥部8を一対設けたか
ら、着脱用鍵16を反時計方向に回してもよく、使い勝
手が向上している。
【0044】すると、係止ピン18が係止ピンばね19
の弾力により内筒中心軸方向に移動する結果、その外端
部が受け座の係止孔23から引き抜かれ、外筒5に対す
る受け座21の拘束が解かれる。
【0045】この状態で着脱用鍵を手前側に引くと、着
脱用鍵16は内筒のタンブラーに拘束されているから、
着脱用鍵16、内筒1及び外筒5が一体に連結された状
態で受け座21から引出される。
【0046】前記したように、ガイド溝24と案内ピン
25との係合により外筒5と受け座21との相対回動が
拘束されているから、この場合着脱用鍵を真っ直ぐに引
くべきである。
【0047】シリンダを受け座21から抜き出したら、
着脱用鍵を反対方向に回して内筒1を外筒5に対し施解
錠角度位置(鍵挿入角度位置)に戻してから着脱用鍵を
内筒から引き抜く。
【0048】次いで、他のシリンダに当該シリンダ専用
の着脱用鍵を挿入し、外筒5のガイド溝24を受け座2
1の内孔に突設された案内ピンに嵌込む要領でこのシリ
ンダを受け座21内に挿入する。
【0049】このときには、前以て外筒5に対する内筒
1の相対角度位置を調節し、図4に示すように、係止ピ
ン18がカラーの凹陥部8に係入した状態にしておくべ
きことはもちろんである。
【0050】そして、シリンダを受け座21内に完全に
挿入した状態で着脱用鍵を回し、外筒5に対し内筒1を
施解錠角度位置に戻すと、図2に示すように、カラー7
の凹陥部8以外の外周面によって係止ピン18が外方に
押動され、その外端部が係止孔23と係合するに至り、
このようにして再び外筒5が受け座21に固定される。
【0051】なお、図示の実施例のようにガイド溝24
と案内ピン25との係合による外筒5の角度位置規制装
置を設けると、係止ピン18を係止孔23に整合させる
ことが容易になる。
【0052】また、図示の実施例におけるガイド孔11
は、特に図2において明示されているように、鍵孔9の
幅方向に延在するように形成されているが、これは鍵孔
9の厚み方向(図1において紙面方向、図2において上
下方向)に穿設し、着脱用鍵の厚さ方向の変移を利用し
て切替えピン12を駆動するようにしても良いが、この
場合には切替えピン12の移動量が小さくなる。
【0053】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明は、合鍵と着脱用鍵との切替えによって切替えピンを
内筒半径方向に移動させ、着脱時内筒とカラーとを一体
に連結して外筒1に対して相対回動可能とし、カラーに
形成された凹陥部を外筒に支持された係止ピンに角度的
に整合させることにより係止ピンを受け座の係止孔から
引き抜き、シリンダを受け座から自由にするようにした
ので、シリンダの交換を可能にするという本発明の所期
の目的を達成している。
【0054】また、切替えピンは内筒半径方向に移動す
るので、前記クラッチの内筒軸線方向の寸法を小さくす
ることができ、クラッチのためタンブラーの数を減少さ
せなくともよい。
【0055】更にまた、着脱用鍵を用いて内筒を一定角
度回すだけで外筒の受け座への係脱が自動的に行われる
から、素人でもシリンダの交換を短時間でかつ容易に行
うことができ、しかもこのシリンダの交換には、錠前に
関する知識や経験は勿論のこと、着脱用鍵の他には特殊
な工具や治具を必要としない。
【0056】加えて、上記した切替え装置の作動はシリ
ンダ錠の型式に依存していないから、この発明を図示の
実施例のようにレバータンブラー錠に限らず、ピンタン
ブラー錠、ディスクタンブラー錠、或いは磁石タンブラ
ー錠等種々のタンブラー錠に適用できる、等種々の優れ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるシリンダ錠の縦断面
図で、受け座に固定されている状態を示す。
【図2】図1のII−II線によるシリンダ錠の横断面
図で、90度反時計方向に回転させた状態で示す。
【図3】図1と同様の縦断面図で、鍵孔に着脱用鍵を挿
入した状態を示す。
【図4】図2と同様のシリンダ錠の横断面図で、鍵孔に
着脱用鍵を挿入した後内筒を少し時計方向に回し、外筒
に対する受け座の係止を解いた状態を示す。
【図5】図2のV−V線による断面図。
【符号の説明】
1 内筒 2 尾栓 5 外筒 7 カラー 8 凹陥部 9 鍵孔 11 ガイド孔 12 切替えピン 13 ドライバーピン 14 ドライバーばね 15 合鍵 16 着脱用鍵 17 案内孔 18 係止ピン 19 係止ピンばね 21 受け座

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小径にした内筒内端部と外筒との間に、
    外周部が外筒と、内孔が内筒小径部とそれぞれ回動可能
    に嵌合する環状体で、外周部に凹陥部を形成したカラー
    を設け、外筒及びこのカラーを半径方向に貫通して内筒
    の鍵孔に至るガイド孔に、内筒の中心方向に付勢された
    切替えピン及びドライバーピンの組を切替えピンを内側
    にして内筒半径方向に移動可能に収納し、一方、内筒の
    軸線方向において上記凹陥部とほぼ同じ位置における外
    筒の部分を外筒の半径方向に貫通し、内方に付勢された
    係止ピンを外筒の半径方向に移動可能に案内すると共
    に、この係止ピンの長さを外筒の厚さより大きく設定
    し、他方、扉の外面に固定される筒状体で、内孔に上記
    外筒を嵌合させた受け座の内孔面の、上記カラーの凹陥
    部とは異なる角度位置に、上記係止ピンの外端部が係入
    する係止孔を開口させ、更に、上記切替えピンに届かな
    い合鍵を鍵孔に挿入したとき、切替えピンとドライバー
    ピンとの接合部がカラーと内筒との間のシアーラインに
    揃うように、また、合鍵の先端部のみを長くした着脱用
    鍵を内筒の鍵孔に挿入し、その先端部により上記切替え
    ピンをその付勢力に抗して外方に押勤したとき、切替え
    ピンとドライバーピンとの接合部がカラーと外筒との間
    のシアーラインに揃うように切替えピンの長さを設定
    し、着脱用鍵を内筒に挿入し、内筒とカラーとを一体的
    に連結して外筒に対して相対的に回動させることによ
    り、カラーの凹陥部と係止ピンとを角度的に整合させた
    とき、係止ピンの付勢力によりその内端をカラーの凹陥
    部に係入させ、もって係止ピンの外端部を受け座の係止
    孔から引き抜いて外筒と受け座との係合を解くようにし
    たことを特徴とする着脱可能なシリンダ錠。
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