JP2000265602A - ブレース鉄筋を内蔵した耐震壁 - Google Patents
ブレース鉄筋を内蔵した耐震壁Info
- Publication number
- JP2000265602A JP2000265602A JP11070910A JP7091099A JP2000265602A JP 2000265602 A JP2000265602 A JP 2000265602A JP 11070910 A JP11070910 A JP 11070910A JP 7091099 A JP7091099 A JP 7091099A JP 2000265602 A JP2000265602 A JP 2000265602A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】耐力を向上できると共に施工工数を減少でき、
また、界壁に使用した場合でも厚さが増大するのを防止
可能なブレース鉄筋を内蔵した耐震壁を提供する。 【解決手段】本発明に係るブレース鉄筋を内蔵した耐震
壁1は、ブレース鉄筋11にスパイラル鉄筋12を巻き
付け、壁体形成用のコンクリート13内にブレース鉄筋
11及びスパイラル鉄筋12を埋設したことを特徴とす
る。
また、界壁に使用した場合でも厚さが増大するのを防止
可能なブレース鉄筋を内蔵した耐震壁を提供する。 【解決手段】本発明に係るブレース鉄筋を内蔵した耐震
壁1は、ブレース鉄筋11にスパイラル鉄筋12を巻き
付け、壁体形成用のコンクリート13内にブレース鉄筋
11及びスパイラル鉄筋12を埋設したことを特徴とす
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブレース鉄筋を内
蔵した耐震壁に関する。
蔵した耐震壁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のブレース材を用いた耐震壁には、
ブレース鋼材を配置したものがあった。このブレース鋼
材を用いた耐震壁においては、ブレース鋼材の座屈を防
止するために、ブレース鋼材を鋼管内に挿入し、この鋼
管内にモルタルを充填することにより補強し、更に、こ
の耐震壁を住宅などの界壁として使用する場合にはブレ
ース鋼材を挿入した鋼管を耐火材で被覆していた。
ブレース鋼材を配置したものがあった。このブレース鋼
材を用いた耐震壁においては、ブレース鋼材の座屈を防
止するために、ブレース鋼材を鋼管内に挿入し、この鋼
管内にモルタルを充填することにより補強し、更に、こ
の耐震壁を住宅などの界壁として使用する場合にはブレ
ース鋼材を挿入した鋼管を耐火材で被覆していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ブレース鋼材を用いた耐震壁においては、耐震壁の施工
時にブレース鋼材を挿入した鋼管内にモルタルを注入し
なければならないので、施工工数が増大するという問題
があった。
ブレース鋼材を用いた耐震壁においては、耐震壁の施工
時にブレース鋼材を挿入した鋼管内にモルタルを注入し
なければならないので、施工工数が増大するという問題
があった。
【0004】また、この耐震壁を住宅の界壁として使用
する場合、ブレース鋼材を挿入した鋼管を耐火材で被覆
しなければならないので耐震壁の全体の厚さが大きくな
り、その分だけ床面積が小さくなってしまうという問題
があった。
する場合、ブレース鋼材を挿入した鋼管を耐火材で被覆
しなければならないので耐震壁の全体の厚さが大きくな
り、その分だけ床面積が小さくなってしまうという問題
があった。
【0005】本発明の目的は、このような問題点を解決
するためになされたものであり、耐力を向上できると共
に施工工数を減少でき、また、界壁として使用する場合
に厚さが増大するのを防止することが可能なブレース鉄
筋を内蔵した耐震壁を提供することにある。
するためになされたものであり、耐力を向上できると共
に施工工数を減少でき、また、界壁として使用する場合
に厚さが増大するのを防止することが可能なブレース鉄
筋を内蔵した耐震壁を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はブレース鉄筋を
内蔵した耐震壁であり、前述の技術的課題を解決するた
めに以下のように構成されている。すなわち、本発明の
ブレース鉄筋を内蔵した耐震壁は、ブレース鉄筋にスパ
イラル鉄筋を巻き付け、壁体を形成するコンクリート内
に前記ブレース鉄筋及び前記スパイラル鉄筋を埋設した
ことを特徴とする。
内蔵した耐震壁であり、前述の技術的課題を解決するた
めに以下のように構成されている。すなわち、本発明の
ブレース鉄筋を内蔵した耐震壁は、ブレース鉄筋にスパ
イラル鉄筋を巻き付け、壁体を形成するコンクリート内
に前記ブレース鉄筋及び前記スパイラル鉄筋を埋設した
ことを特徴とする。
【0007】このブレース鉄筋を内蔵した耐震壁は、ブ
レース鉄筋の座屈がスパイラル鉄筋によって抑えられ
る。また、住宅の界壁として使用する場合でも、ブレー
ス鉄筋を耐火材で被覆する必要がないので、耐震壁の厚
さが増大するのを防止することができる。
レース鉄筋の座屈がスパイラル鉄筋によって抑えられ
る。また、住宅の界壁として使用する場合でも、ブレー
ス鉄筋を耐火材で被覆する必要がないので、耐震壁の厚
さが増大するのを防止することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るブレース鉄筋
を内蔵した耐震壁を図示の実施の形態について詳細に説
明する。
を内蔵した耐震壁を図示の実施の形態について詳細に説
明する。
【0009】図1は、本発明に係るブレース鉄筋を内蔵
した耐震壁1を示す。この耐震壁1は、複数のブレース
鉄筋11と、ブレース鉄筋11に巻き付けられたスパイ
ラル鉄筋12と、ブレース鉄筋11及びスパイラル鉄筋
12を埋設した壁体形成用のコンクリート13によって
構成されている。
した耐震壁1を示す。この耐震壁1は、複数のブレース
鉄筋11と、ブレース鉄筋11に巻き付けられたスパイ
ラル鉄筋12と、ブレース鉄筋11及びスパイラル鉄筋
12を埋設した壁体形成用のコンクリート13によって
構成されている。
【0010】ブレース鉄筋11はX字状に配置され、そ
れぞれの側に複数本、本実施の形態では4本ずつ配置さ
れている。スパイラル鉄筋12は、2本のブレース鉄筋
11、11を1組にして巻き付けられている。ブレース
鉄筋11及びスパイラル鉄筋12は、コンクリート13
の幅の略中央に埋設されている。
れぞれの側に複数本、本実施の形態では4本ずつ配置さ
れている。スパイラル鉄筋12は、2本のブレース鉄筋
11、11を1組にして巻き付けられている。ブレース
鉄筋11及びスパイラル鉄筋12は、コンクリート13
の幅の略中央に埋設されている。
【0011】なお、ブレース鉄筋11をシース管に挿入
し、このシース管の外側にスパイラル鉄筋12を巻き付
けることにより、ブレース鉄筋11とコンクリート13
との付着を切って使用することもできる。
し、このシース管の外側にスパイラル鉄筋12を巻き付
けることにより、ブレース鉄筋11とコンクリート13
との付着を切って使用することもできる。
【0012】このように、本発明に係るブレース鉄筋を
内蔵した耐震壁1は、ブレース鉄筋11にスパイラル鉄
筋12が巻き付けられているので、ブレース鉄筋11の
座屈がスパイラル鉄筋12によって抑えられる。これに
より、耐力が向上するため、十分な構造性能を発揮する
ことができる。
内蔵した耐震壁1は、ブレース鉄筋11にスパイラル鉄
筋12が巻き付けられているので、ブレース鉄筋11の
座屈がスパイラル鉄筋12によって抑えられる。これに
より、耐力が向上するため、十分な構造性能を発揮する
ことができる。
【0013】また、ブレース鉄筋11及びスパイラル鉄
筋12がコンクリート13に埋設されているので、住宅
の界壁として使用する場合でも、耐火材で被覆する必要
がなくなる。したがって、耐震壁1の厚さが増大するの
を防止できるので、床面積が減少するのを防止できる。
筋12がコンクリート13に埋設されているので、住宅
の界壁として使用する場合でも、耐火材で被覆する必要
がなくなる。したがって、耐震壁1の厚さが増大するの
を防止できるので、床面積が減少するのを防止できる。
【0014】更に、ブレースを主体とした壁剛性となる
ので、一般のRC構造の壁よりも低い剛性の壁として設
計できるため、高層建物での使用が可能になる。また、
通常の鉄筋コンクリートの壁と同様のコンクリート打設
で済むので、従来のブレース材を用いた耐震壁に比べて
施工工数を低減することができる。
ので、一般のRC構造の壁よりも低い剛性の壁として設
計できるため、高層建物での使用が可能になる。また、
通常の鉄筋コンクリートの壁と同様のコンクリート打設
で済むので、従来のブレース材を用いた耐震壁に比べて
施工工数を低減することができる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のブレース
鉄筋を内蔵した耐震壁によれば、ブレース鉄筋の座屈が
スパイラル鉄筋によって抑えられるので、耐力が向上
し、十分な構造性能を発揮することができる。また、ブ
レース鉄筋及びスパイラル鉄筋を壁体形成用のコンクリ
ートに埋設したので、住宅の界壁として使用する場合で
もブレース鉄筋及びスパイラル鉄筋を耐火材で被覆する
必要がないため、耐震壁の厚さが増大するのを防止で
き、これにより床面積が減少するのを防止できる。
鉄筋を内蔵した耐震壁によれば、ブレース鉄筋の座屈が
スパイラル鉄筋によって抑えられるので、耐力が向上
し、十分な構造性能を発揮することができる。また、ブ
レース鉄筋及びスパイラル鉄筋を壁体形成用のコンクリ
ートに埋設したので、住宅の界壁として使用する場合で
もブレース鉄筋及びスパイラル鉄筋を耐火材で被覆する
必要がないため、耐震壁の厚さが増大するのを防止で
き、これにより床面積が減少するのを防止できる。
【図1】本発明に係るブレース鉄筋を内蔵した耐震壁を
示す図である。
示す図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
1 ブレース鉄筋を内蔵した耐震壁 11 ブレース鉄筋 12 スパイラル鉄筋 13 壁体形成用のコンクリート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 一條 祐三 東京都千代田区富士見二丁目10番26号前田 建設工業株式会社内 (72)発明者 加藤 慎司 東京都千代田区富士見二丁目10番26号前田 建設工業株式会社内 (72)発明者 一柳 成幸 東京都千代田区富士見二丁目10番26号前田 建設工業株式会社内 Fターム(参考) 2E002 EB13 FA02 FA07 FA09 FB04 FB15 HA02 HB08 MA07 MA12 MA13
Claims (1)
- 【請求項1】 ブレース鉄筋にスパイラル鉄筋を巻き付
け、壁体を形成するコンクリート内に前記ブレース鉄筋
及び前記スパイラル鉄筋を埋設したことを特徴とするブ
レース鉄筋を内蔵した耐震壁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11070910A JP2000265602A (ja) | 1999-03-16 | 1999-03-16 | ブレース鉄筋を内蔵した耐震壁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11070910A JP2000265602A (ja) | 1999-03-16 | 1999-03-16 | ブレース鉄筋を内蔵した耐震壁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000265602A true JP2000265602A (ja) | 2000-09-26 |
Family
ID=13445152
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11070910A Pending JP2000265602A (ja) | 1999-03-16 | 1999-03-16 | ブレース鉄筋を内蔵した耐震壁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000265602A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7174680B2 (en) | 2002-05-29 | 2007-02-13 | Sme Steel Contractors, Inc. | Bearing brace apparatus |
US7185462B1 (en) | 2003-07-25 | 2007-03-06 | Sme Steel Contractors, Inc. | Double core brace |
US7305799B2 (en) | 2002-05-29 | 2007-12-11 | Sme Steel Contractors, Inc. | Bearing brace apparatus |
-
1999
- 1999-03-16 JP JP11070910A patent/JP2000265602A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7174680B2 (en) | 2002-05-29 | 2007-02-13 | Sme Steel Contractors, Inc. | Bearing brace apparatus |
US7284358B2 (en) | 2002-05-29 | 2007-10-23 | Sme Steel Contractors, Inc. | Methods of manufacturing bearing brace apparatus |
US7305799B2 (en) | 2002-05-29 | 2007-12-11 | Sme Steel Contractors, Inc. | Bearing brace apparatus |
US7716882B2 (en) | 2002-05-29 | 2010-05-18 | Sme Steel Contractors, Inc. | Bearing brace apparatus |
US7762026B2 (en) | 2002-05-29 | 2010-07-27 | Sme Steel Contractors, Inc. | Bearing brace apparatus |
US7185462B1 (en) | 2003-07-25 | 2007-03-06 | Sme Steel Contractors, Inc. | Double core brace |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051220 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070815 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080108 |