JP2000263632A - パイプフォーマ装置 - Google Patents

パイプフォーマ装置

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JP2000263632A
JP2000263632A JP11065468A JP6546899A JP2000263632A JP 2000263632 A JP2000263632 A JP 2000263632A JP 11065468 A JP11065468 A JP 11065468A JP 6546899 A JP6546899 A JP 6546899A JP 2000263632 A JP2000263632 A JP 2000263632A
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JP
Japan
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pipe
net
cooling water
water tank
forming
Prior art date
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Pending
Application number
JP11065468A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Ikeno
進 池野
Naoto Katsuki
直人 香月
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Mitsubishi Plastics Inc
Original Assignee
Mitsubishi Plastics Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】パイプの押出し成形工程で使用されるフォーマ
装置において、パイプを冷却する過程でキャビテーショ
ンなどによって表面に付着する気泡を除去する。 【解決手段】押出機の口金107から溶融押し出しされ
たパイプPを成形するフォーミングダイ101と、パイ
プPを冷却する真空冷却水槽102を備え、真空冷却水
槽102内のパイプPの移動路上に、伸縮性を有する素
材を用いてパイプPが挿通し得るように環状に形成され
たネット109を配置する。パイプ表面に付着した気泡
は、パイプPがネット109の内部を通過する際にパイ
プ表面に密着して接触したネット109によって拭いと
られ、パイプPの表面から除去される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂製パイプ
の押出し成形工程において、押出機から所定の速度で押
し出されるパイプを成形しつつ冷却して引取機へ送り出
すフォーマ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のパイプフォーマ装置の一例
を示し、これは、押出機の口金107から溶融押し出し
されるパイプPを引き込んで成形するフォーミングダイ
101と、冷却水が貯められた内部をある程度の真空圧
(30〜40mmHg)とした冷却水槽102とを備
え、冷却水槽102内にフォーミングダイ101の一部
を突出させ、且つこの突出した部分に径方向に延びる複
数本のスリット103を設けるとともに、フォーミング
ダイ101の入口部にはパイプPの表面とフォーミング
ダイ101の内周面の間の滑り抵抗を減らす目的で空気
と水を噴出する供給口104,105をそれぞれ設けて
構成されていた。図中、符号108は引取機である。
【0003】この装置によるパイプPの成形は、押出機
から押し出されるパイプPをフォーミングダイ101内
に引き込み、スリット103を介してパイプPの表面を
フォーミングダイ101の内周面に吸引密着させて径方
向の膨張力を付与しつつ冷却水で冷却し、パイプPが冷
却水槽102内を通過する間に真円状に矯正し冷却固化
して行われるようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来装置において、フ
ォーミングダイ101の入口部で供給口105からパイ
プPの表面に噴出された水はパイプPと接触して高温且
つ低圧状態となってキャビテーションによる気泡を発生
させ、また、パイプが冷却水槽内を移動している間にも
高温なパイプ表面部で水中の空気溶解度が下がるためキ
ャビテーションによる気泡を発生させる。このような気
泡はパイプPの表面に長時間付着していると付着した部
分の冷却が十分に行われず、気泡の付着した跡が残って
外観不良を引き起こすことがある。そのため、冷却水槽
102内を移動するパイプPの周囲四方にノズル106
を配置し、このノズル106からパイプPの表面に水を
噴出して、パイプ表面に付着した気泡を除去するように
していた。しかし、ノズル106からパイプPに水を噴
出するのみではパイプ表面に付着した気泡を完全には除
去することができない。
【0005】本発明は従来技術のこのような問題点に鑑
み、合成樹脂製パイプの押出し成形工程で使用されるフ
ォーマ装置において、パイプを冷却する過程でキャビテ
ーションなどによってパイプ表面に付着する気泡を十分
に除去できるようにすることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、合成樹脂製パイプをフォーミングダイで成形しつつ
真空冷却水槽を通過させて冷却する本発明のパイプフォ
ーマ装置は、真空冷却水槽内のパイプの移動路上に、パ
イプが挿通し得るように環状に形成されたネットを配置
して構成した。これによれば、パイプがネット内部を通
過する際、パイプ表面に接触するネットによって、パイ
プ表面に付着した気泡を拭いとることができる。
【0007】上記構成において、パイプ表面に付着した
気泡を除去するには、伸縮性を有するネットを用い、ネ
ットがパイプ表面に密着状態で接触することがより好ま
しい。この場合、ネットは少なくともパイプの径方向に
伸縮すればよく、パイプが挿通していない状態でネット
の開口がパイプ外径より小さく収縮し、パイプが挿通し
ている状態ではネットの開口がパイプ径方向に伸長し
て、ネットがパイプ周面に接触することが好ましい。ネ
ットは、伸長した状態で、開口が少なくともパイプが挿
通可能な径(大きさ)になるように形成されていればよ
い。
【0008】ネットは、植物繊維や動物繊維などの天然
繊維、ナイロンやポリエステル繊維、ポリエチレン繊維
などの合成繊維、ガラス繊維その他の素材を用い、これ
ら素材よりなる適宜な太さの糸を、升形などの目に編ん
で形成することができる。合成樹脂材やゴム材など帯状
に形成し、これを網状に編んだり、合成樹脂材により格
子状又は網状の如く複数の開口を有して形成された板材
をパイプが挿通し得るように筒形にしたりしたものでも
よい。パイプ表面に傷が付かないよう、柔らかい材質の
ものや弾性のある材質のものを用いることが好ましい。
ネットの目の大きさ(粗さ)は、大きすぎるとネットと
パイプ表面との接触面積が減って気泡を十分に除去する
ことができず、小さすぎるとパイプ表面から拭いとった
気泡をネットの外に放出できないため、成形するパイプ
のサイズや成形中にできる気泡の状態などに応じて適宜
に選定することができる。パイプ表面から拭いとった気
泡を再びパイプに付着させずにネットの外に放出できる
限り、肉眼では目(孔)の大きさを確認することが難し
い布や生地類なども利用できる。ネットの長さもパイプ
のサイズや気泡の状態などに応じて適宜に選定すること
ができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態のパイ
プフォーマ装置の構成を示した図、図2はネットにパイ
プが挿通する前後の状態を示した図である。図中、図3
に示した従来装置と同一の構成要素には同一符号を用い
説明は省略する。
【0010】図示された形態のフォーマ装置は、押出機
の口金107から溶融押し出しされるパイプPを引き込
んで成形するフォーミングダイ101と、フォーミング
ダイ101で成形されたパイプPを冷却水に浸して冷却
し引取機108へと送出する冷却水槽102と、冷却水
槽102内に設置されたネット109より構成されてい
る。
【0011】ネット109は、ポリエチレン繊維よりな
る糸を用いて升形の目に編まれ、且つ四方に伸縮し得る
ように設けられており、パイプPが挿通可能な開口を有
する適宜な長さの円筒状に形成されている。ネット10
9は、その一側の開口周縁を冷却水槽102の底部に立
設されていてリング状の支持部110aを有する支持体
110により支持されて、フォーミングダイ101から
押し出されたパイプPが冷却水槽102内を移動する移
動路上に配置されている。また、ネット109は、その
開口径rをパイプPの外径Rよりも小さく設定して形成
されており、図2に示されているように、パイプPが挿
通していない状態でネット109の開口は小さく収縮し
(同図(A))、パイプPが挿通している状態ではネッ
ト109の開口が径方向に伸長して、ネット全体がパイ
プPの外周面に密着状態で接触するようになっている
(同図(B))。
【0012】このように構成された本形態のフォーマ装
置によれば、押出機から溶融押し出しされたパイプPを
サイジングダイ101内に引き込んで成形する際、サイ
ジングダイ101の入口部で供給口105から噴出され
る水は水蒸気の泡となってパイプ表面に付着し、また、
パイプPが冷却水槽102で冷却される際にもパイプ表
面部の空気溶解度が下がるため気泡が発生しパイプ表面
に付着するが、これらの気泡は、パイプPがネット10
9の内部を通過する際に、パイプ表面に密着して接触し
たネット109によって拭いとられ、パイプPの表面か
ら除去される。これにより、フォーマ装置を通過する間
に、真円状に矯正されて冷却固化され、且つ表面に気泡
の跡などのないパイプPを成形し、次工程の引取機へと
送り出すことができる。
【0013】
【発明の効果】本発明のパイプフォーマ装置によれば、
パイプを冷却する過程でキャビテーションなどによって
パイプ表面に付着した気泡を、パイプ外周面に密着させ
たネットによって拭いとって除去し、表面に気泡の跡な
どがない真円状に矯正されたパイプに成形することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパイプフォーマ装置の一実施形態の構
成を示した図である。
【図2】(A),(B)はネットにパイプが挿通する前
後の状態を示した図である。
【図3】従来のパイプフォーマ装置の構成の一例を示し
た図である。
【符号の説明】
101 フォーミングダイ 102 冷却水槽 103 スリット 104 空気供給口 105 水供給口 107 口金 108 引取機 109 ネット 110 支持体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出機の口金から溶融押し出しされた合
    成樹脂製パイプをフォーミングダイで成形しつつ真空冷
    却水槽を通過させて冷却するパイプフォーマ装置におい
    て、上記真空冷却水槽内のパイプの移動路上に、パイプ
    が挿通し得るように環状に形成されたネットを配置した
    ことを特徴とするパイプフォーマ装置。
  2. 【請求項2】 伸縮性を有するネット用いてなる請求項
    1に記載のパイプフォーマ装置。
JP11065468A 1999-03-11 1999-03-11 パイプフォーマ装置 Pending JP2000263632A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113199729A (zh) * 2021-05-17 2021-08-03 安徽畅通管业有限公司 一种聚乙烯变径管件接头成型工艺
KR102659214B1 (ko) * 2024-01-29 2024-04-19 주식회사 와이디컴퍼니 튜브 압출성형용 사이징 장치

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CN113199729B (zh) * 2021-05-17 2022-04-08 安徽国登新材料科技有限公司 一种聚乙烯变径管件接头成型工艺
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