JP2000263590A - 加飾成形品の製造方法 - Google Patents
加飾成形品の製造方法Info
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Abstract
各成形品に対して個別の図柄を容易に絵付でき、後工程
において各成形品がバラバラになることがない加飾成形
品の製造方法を提供する。 【解決手段】 基体シート6に図柄層7が形成され、少
なくとも図柄層7を含むように基体シート6がハーフカ
ットされ、かつ、キャリアシート10から剥離可能なよ
うにラミネートされ、金型ゲート部2位置に相当する箇
所にゲート貫通孔5が設けられた絵付フィルム1をゲー
ト側金型4内に配置、型締め後、成形樹脂12をゲート
部2を通じてキャビティ内に充満させ、冷却、型開きし
て成形品表面に図柄を形成する。
Description
携帯電話機などに使用されるキーボタンや、雑貨品、玩
具、家電製品、自動車部品、通信機器などの製造に使用
できる加飾成形品の製造方法に関する。
れる部品であるキーボタンに絵付する方法として、あら
かじめ樹脂をキーボタン形状に成形した後、各々のキー
ボタンの表示部にスクリーン印刷法によって絵付を行う
方法がある。
対応した治具を作製し、その治具にあらかじめ成形した
キーボタンをはめ込んだ後、各ボタン表示部にスクリー
ン印刷法によって色数分だけ印刷、乾燥工程を繰り返し
て絵付を行うので非常に手間がかかるという問題点があ
った。
品に対して一度に絵付を行うことが考えられる。インモ
ールド法とは、基体シート上に、剥離層、図柄層、接着
層などからなる転写層を形成した転写材を成形金型内に
挟み込み、金型内に樹脂を射出充満させ、冷却して樹脂
成形品を得るのと同時に成形品表面に転写材を接着させ
た後、基体シートを剥離して、被転写物面に転写層を転
移して装飾を行う方法である。
ように多数の成形品に対して一度に絵付を行う場合は、
インモールド法を適用して絵付を行おうとしても、各成
形品に対応する多数のゲート部を必要とするのでエジェ
クターを設けるスペースがゲート側金型側になくなって
しまい、インモールド成形用金型に特有であるゲート側
金型側にゲート部とエジェクターを一緒に設ける構造を
取るのが困難である。また、ゲート側金型にエジェクタ
ーを設けることができたとしても、ゲート側金型の強度
を確保するのが困難であった。
は、多数の成形品がヒンジ部によって連結したものであ
るので各成形品がランナーからちぎれやすく、成形およ
び絵付が完了した後の組立工程など、後工程における取
り回しや運搬が難しいという問題があった。
点を解消し、キーボタンのような多数の成形品であって
も各成形品に対して個別の図柄を容易に絵付でき、後工
程において各成形品がバラバラになることがない加飾成
形品の製造方法を提供することを目的とする。
その製造方法は、以上の目的を達成するために、つぎの
ように構成した。
ートに図柄層が形成され、少なくとも図柄層を含むよう
に基体シートがハーフカットされ、かつ、キャリアシー
トから剥離可能なようにラミネートされ、金型ゲート部
位置に相当する箇所にゲート貫通孔が設けられた絵付フ
ィルムをゲート側金型内に配置、型締め後、成形樹脂を
ゲート部を通じてキャビティ内に充満させ、冷却、型開
きして成形品表面に図柄を形成するように構成した。
のゲート部を有し、絵付フィルムが複数のゲート貫通孔
を有し、各ゲート部が各々に対応するゲート貫通孔から
突出するよう金型内に配置されるように構成してもよ
い。
厚みが25〜50μmであるように構成してもよい。
トの厚みが50〜100μmであるように構成してもよ
い。
トと基体シートの厚さの比率がキャリアシート/基体シ
ート=2以上であるように構成してもよい。
トのピーリング強度が15〜100g/2インチである
ように構成してもよい。
のゲート部がパーティング面より0.5mm以上高い位
置にあるように構成してもよい。
施の形態について詳しく説明する。
の工程の一実施例を示す断面図である。図2は、この発
明の加飾成形品の製造方法において用いる絵付フィルム
の一実施例を示す断面図である。図3は、この発明の加
飾成形品の製造方法において用いる絵付フィルムの一実
施例を示す平面図である。図4〜8は、この発明の加飾
成形品の製造方法の工程の一実施例を示す断面図であ
る。図9は、この発明の加飾成形品の製造方法において
得られた加飾成形品の一実施例を示す平面図である。図
中、1は絵付フィルム、2はゲート部、3はキャビティ
型、4はゲート側金型、5はゲート貫通孔、6は基体シ
ート、7は図柄層、8は接着層、9は微粘着剤または疑
似粘着剤、10はキャリアシート、11はハーフカット
部、12は成形樹脂である。
シート6に図柄層7が形成され、少なくとも図柄層7を
含むように基体シート6がハーフカットされ、かつ、キ
ャリアシート10から剥離可能なようにラミネートさ
れ、金型ゲート部2位置に相当する箇所にゲート貫通孔
5が設けられた絵付フィルム1をゲート側金型4内に配
置、型締め後、成形樹脂12をゲート部2を通じてキャ
ビティ内に充満させ、冷却、型開きして成形品表面に図
柄を形成するように構成されているものである(図1参
照)。
7が形成され、少なくとも図柄層7を含むように基体シ
ート6がハーフカットされ、かつ、キャリアシート10
から剥離可能なようにラミネートされ、金型ゲート部2
位置に相当する箇所にゲート貫通孔5が設けられたもの
である(図2〜3参照)。
樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエ
ステル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂
などの樹脂シート、アルミニウム箔、銅箔などの金属
箔、グラシン紙、コート紙、セロハンなどのセルロース
系シート、織布、不織布、あるいは以上の各シートの複
合体などを使用することができる。
るとよい。基体シート6の厚みが25μmに満たないと
キャリアシート10とラミネートする際にテンション調
整が難しく、ラミネート後も端部がカールするなどの不
具合が発生する。また、厚みが50μmを越える場合、
ハーフカット時に基体シート6のみをカットするのに必
要なキャリアシート10の厚みが大きくなるため、コス
トアップにつながる。
方の面に形成する。また、図柄層7は、隠蔽部分と光透
過性部分ができるようにしてもよい。このような図柄層
7を形成することにより、裏面に光源を配置した場合、
数字などが光るように構成した透光性のキーボタンを得
ることができる。
る。印刷層の材質としては、ウレタン系樹脂、ビニル系
樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリ
ル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリビニルアセタール
系樹脂、ポリエステルウレタン系樹脂、セルロースエス
テル系樹脂、アルキド樹脂、熱可塑性エラストマーなど
の樹脂、好ましくは柔軟な皮膜を作ることができる樹脂
をバインダーとし、適切な色の顔料または染料を着色剤
として含有する着色インキを用いるとよい。印刷層の形
成方法としては、オフセット印刷法、グラビア印刷法、
スクリーン印刷法などの通常の印刷法などを用いるとよ
い。特に、多色刷りや階調表現を行うには、オフセット
印刷法やグラビア印刷法が適している。また、単色の場
合には、グラビアコート法、ロールコート法、コンマコ
ート法などのコート法を採用することもできる。印刷層
は、表現したい図柄に応じて、全面的に設ける場合や部
分的に設ける場合がある。
の、あるいは印刷層と金属薄膜層との組み合わせからな
るものでもよい。金属薄膜層は、図柄層7として金属光
沢を表現するためのものであり、真空蒸着法、スパッタ
ーリング法、イオンプレーティング法、鍍金法などで形
成する。表現したい金属光沢色に応じて、アルミニウ
ム、ニッケル、金、白金、クロム、鉄、銅、スズ、イン
ジウム、銀、チタニウム、鉛、亜鉛などの金属、これら
の合金または化合物を使用する。部分的な金属薄膜層を
形成する場合の一例としては、金属薄膜層を必要としな
い部分に溶剤可溶性樹脂層を形成した後、その上に全面
的に金属薄膜を形成し、溶剤洗浄を行って溶剤可溶性樹
脂層と共に不要な金属薄膜を除去する方法がある。この
場合によく用いる溶剤は、水または水溶液である。ま
た、別の一例としては、全面的に金属薄膜を形成し、次
に金属薄膜を残しておきたい部分にレジスト層を形成
し、酸またはアルカリでエッチングを行い、レジスト層
を除去する方法がある。
に切断せずに基体シート6のみを切断する程度の切れ込
みを意味する。ハーフカットを形成するには、トムソン
法、レーザー法、ダイスカット法などを用いるとよい。
すなわち、トムソン法であれば、プレス機にトムソン刃
を固定し、フィルムを所定位置にセットした後、プレス
することにより切れ込みを入れる。レーザー法、ダイス
カット法の場合、カットする部分をレーザーやダイスが
スキャンするようにして連続した切れ込みを入れる。ま
た、ハーフカットの形状は、連続した溝状であっても破
断線状の穿孔であってもよい。
よい。接着層8は、成形樹脂12に絵付フィルム1を接
着するものであり、絵付フィルム1の図柄層7側または
基体シート6側に形成する。接着層8としては、成形樹
脂12の素材に適した感熱性あるいは感圧性の樹脂を適
宜使用する。たとえば、成形樹脂12の材質がアクリル
系樹脂の場合はアクリル系樹脂を用いるとよい。また、
成形樹脂12の材質がポリフェニレンオキシド・ポリス
チレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、スチレン共重
合体系樹脂、ポリスチレン系ブレンド樹脂の場合は、こ
れらの樹脂と親和性のあるアクリル系樹脂、ポリスチレ
ン系樹脂、ポリアミド系樹脂などを使用すればよい。さ
らに、成形樹脂12の材質がポリプロピレン樹脂の場合
は、塩素化ポリオレフィン樹脂、塩素化エチレン−酢酸
ビニル共重合体樹脂、環化ゴム、クマロンインデン樹脂
が使用可能である。接着層8の形成方法としては、グラ
ビアコート法、ロールコート法、コンマコート法などの
コート法、グラビア印刷法、スクリーン印刷法などの印
刷法がある。
た基体シート6を保持し、絵付成形後は成形品を保持す
るためのものである。また、キャリアシート10は、基
体シート6として柔軟な材質を用いる場合、絵付フィル
ム1に寸法安定性を付与する効果がある。キャリアシー
ト10としては、たとえば、ポリエチレンテレフタレー
トフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルムなどを
用いることができる。キャリアシート10と基体シート
6は、その厚みの比率が、キャリアシート/基体シート
=2以上になるようにするとよい。厚みの比率が2を下
回ると、ハーフカット工程において基体シート6のみを
カットできず、トムソン刃がキャリアシート10まで達
してしまう恐れがある。したがって、キャリアシート1
0の厚みとしては、厚さ50〜100μmのものを用い
るのがよい。キャリアシート10の厚みが50μmに満
たない場合、基体シート6の厚みも25μm未満に抑え
る必要があり、ラミネート時の加工適性が悪くなり、絵
付フィルム1のこしがなくなるため金型に配置する時の
取り扱いも難しくなる。また、キャリアシート10の厚
みが100μmを越える場合、基体シート6の厚みに対
しハーフカット加工性を確保できるキャリアシート10
の厚みが必要以上に厚くなってしまうのでコストアップ
につながる。
可能にラミネートするには、どちらか一方のシートに疑
似接着剤または微粘着剤9をコートしながら貼り合せる
とよい。また、いったん疑似接着剤または微粘着剤9を
コートしエイジング処理をした後に貼り合せてもよい。
程、ハーフカット工程、成形工程、組立工程において基
体シート6をキャリアシート10に保持し、かつ基体シ
ート6をキャリアシート10から剥離する際には容易に
基体シート6を剥離させ、かつ基体シート6側に移行せ
ずキャリアシート10側に残るよう、各シートに対し必
要十分な粘着力を呈するものを用いる。
然ゴム系、合成ゴム系または合成樹脂系など、通常の感
圧接着剤に使用されているものの中から、基体シート6
およびキャリアシート10の材質に応じて適宜選定すれ
ばよい。
ル系、ウレタン系、ゴム系など、通常の粘着剤に使用さ
れているものの中から、基体シート6およびキャリアシ
ート10の材質に応じて適宜選定すればよい。
形された基体シート6のハーフカット部11がキャリア
シート10から容易に剥離するよう、ピーリング強度が
15〜100g/2インチになるようにするとよい。1
5g/2インチに満たないとキャリアシート10から基
体シート6が剥がれやすく印刷工程から組立工程に至る
途中の工程でおのおのが剥離してしまう危険性がある。
100g/2インチを越えると組立工程でキャリアシー
ト10を剥がす際に剥れ難く、微粘着剤が基体シート6
側に残ってしまうおそれがある。
型ゲート部2位置に相当する箇所にゲート貫通孔5を設
ける。ゲート貫通孔5を設ける手段として、パンチング
法またはトムソン打ち抜き法を用いるとよい。
どを用いて直径1〜4mm程度のパンチにより孔を開け
る方法である。
にハーフカットするには、トムソン型打ち抜き法を用い
るとよい。
ヤ盤の一部を所定形状にくり貫いた箇所に刃を仕込み、
樹脂盤から突き出ている刃の周囲をスポンジによって囲
むようにしたトムソン型とアクリルなど樹脂製のあて板
とで対象物を挟んでセットした後、油圧プレス機などに
よって対象物を所定形状に打ち抜く方法であり、プレス
機の押し込み量の調整によって対象物をハーフカットす
ることができる。ハーフカットは、基体シート6面がト
ムソン型と対向するよう配置した後、基体シート6の厚
み分のみ刃が出るようプレス機の押し込み量を調節する
ことで行われる。
方法について説明する。
成形用金型内に絵付フィルム1を送り込む(図4参
照)。あらかじめ所望の形状に切断あるいは予備成形し
た枚葉の絵付フィルム1を1枚ずつ送り込んでもよい
し、長尺の絵付フィルム1の必要部分を間欠的に送り込
んでもよい。長尺の絵付フィルム1を使用する場合、位
置決め機構を有する送り装置を使用して、絵付フィルム
1の図柄層7と成形用金型との見当が一致するようにす
るとよい。また、絵付フィルム1を間欠的に送り込む際
に、絵付フィルム1の位置をセンサーで検出した後に絵
付フィルム1をキャビティ型3とコア型とで固定すれ
ば、常に同じ位置で絵付フィルム1を固定することがで
き、図柄層7の位置ずれが生じないので便利である。こ
こで、絵付フィルム1が成形用金型に沿いやすくするた
めに、絵付フィルム1を加熱してもよい。加熱をするに
は、赤外線ヒーターやニクロムヒーターなどを絵付フィ
ルム1の近傍に配置するとよい。
部2を設け、キャビティ型3側にエジェクターを設けた
ものを用い、ゲート部2から絵付フィルム1越しにキャ
ビティ内に成形樹脂12を射出充満させてることで成形
同時加飾を行う。ゲート部2は、絵付フィルム1のゲー
ト貫通孔5から突出するように、パーティング面から
0.5mm以上高い位置になるように設けるとよい。ま
た、成形樹脂12が位置決めされた絵付フィルム1のゲ
ート貫通孔5から絵付フィルム1の背面に回り込まない
ように吸着して固定させる吸引手段を有するものを用い
るとよい。また、成形品がキャビティ型3側キャビティ
からスムースに離型するようにするため、キャビティ面
にテフロン加工やサンドブラスト加工などを施してもよ
い。また、絵付フィルム1として長尺フィルムを用いる
場合、キャリアシート10を切り取るために、トムソン
刃を仕込んでもよい。
金型内に支給された絵付フィルム1のゲート貫通孔5が
各々ゲート部2に対応するように位置決めするとよい
(図5参照)。ゲート貫通孔5とゲート部2が対応しな
い状態で絵付フィルム1を配置し、成形樹脂12を射出
成形した場合、絵付フィルム1とゲート側金型4との間
に成形樹脂12が回り込んでしまいキャリアシート10
の剥離ができなくなる恐れがある
部2を通じてキャビティ内に充満させる(図6、図1参
照)。このとき、ゲート部2から射出された成形樹脂1
2は、進行方向にあるキャビティ面に突き当たった後に
キャビティ内すべてに充満するので、絵付フィルム1を
ゲート側金型4に押し付けながら流れ込むことになり、
絵付フィルム1背面への樹脂回りを防ぐことができる。
ポリスチレン系樹脂、ポリアクリロニトリルスチレン系
樹脂、ポリアクリロニトリルブタジエンスチレン系樹脂
などを用いることができる。成形樹脂12として透明な
ものを用いれば、成形樹脂12を通して裏面に形成した
図柄を見ることができる。
柄を形成することができる。成形品取り出しの工程にお
いて、型開き後、絵付フィルム1または絵付けラミネー
トシートで成形品を仮保持したまま取り出してもよい
(図7参照)。また、組立工程において成形品からキャ
リアシート10を剥がすようにしてもよい(図8参
照)。多数の細かな成形品がヒンジ部によって連結して
いる場合は、組立工程まで絵付フィルム1で仮保持した
まま運搬することによって、各成形品がバラバラになる
のを防ぐことができる。
ム1が一体成形された加飾成形品が得られる。
フィルムを基体シートとし、基体シートと厚みの比率=
3になるよう厚さ75μmのポリエチレンテレフタレー
トフィルムをキャリアシートとして選択し、キャリアシ
ート側に塩酢ビ樹脂系による微粘着剤をコートしながら
ニップロールの間を通して合計厚み100μm、ピーリ
ング強度30g/2インチの積層フィルムを得た。
法によりウレタン系樹脂からなる図柄層と塩酢ビ系樹脂
からなる接着層を順次積層した後、トムソン打ち抜き法
によりラミネートされた基体シートおよびキャリアシー
トの両方の金型ゲート部位置に相当する箇所にゲート貫
通孔を一括で打ち抜き、同時に110mm×120mm
の枚葉サイズに断裁し、図柄層を含む箇所の基体シート
のみをハーフカットして絵付フィルムを得た。
が金型固定側に対向し、かつ絵付フィルムのゲート貫通
孔がそれぞれのゲート部に対応するように絵付フィルム
を位置決めし、型締め、成形樹脂を射出し、冷却、型開
き後、成形品をゲート貫通孔付き絵付けラミネートシー
トで仮保持したまま取り出した。
シートに仮保持した状態で運搬し、そこで基体シートの
ハーフカット部を除く絵付けラミネートシートを成形品
から剥がすことで基体シートのハーフカット部が一体成
形された家庭用電話機用絵付フィルム一体成形キーボタ
ンが得られた。
が基体シートに保護されており、キーボタンとして使用
しても図柄が剥がれないものであった。
で、次のような効果を有する。
は、基体シートに図柄層が形成され、少なくとも図柄層
を含むように基体シートがハーフカットされ、かつ、キ
ャリアシートから剥離可能なようにラミネートされ、金
型ゲート部位置に相当する箇所にゲート貫通孔が設けら
れた絵付フィルムをゲート側金型内に配置、型締め後、
成形樹脂をゲート部を通じてキャビティ内に充満させ、
冷却、型開きして成形品表面に図柄を形成するので、キ
ーボタンのような多数の成形品であっても各成形品に対
して個別の図柄を容易に絵付でき、キャリアシートに各
成形品が保持されるので、後工程において各成形品がバ
ラバラになることがない。また、図柄層が基体シートに
保護されており、図柄の耐久性が高いものとなる。
施例を示す断面図である。
る絵付フィルムの一実施例を示す断面図である。
る絵付フィルムの一実施例を示す平面図である。
施例を示す断面図である。
施例を示す断面図である。
施例を示す断面図である。
施例を示す断面図である。
施例を示す断面図である。
れた加飾成形品の一実施例を示す平面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 基体シートに図柄層が形成され、少なく
とも図柄層を含むように基体シートがハーフカットさ
れ、かつ、キャリアシートから剥離可能なようにラミネ
ートされ、金型ゲート部位置に相当する箇所にゲート貫
通孔が設けられた絵付フィルムをゲート側金型内に配
置、型締め後、成形樹脂をゲート部を通じてキャビティ
内に充満させ、冷却、型開きして成形品表面に図柄を形
成することを特徴とする加飾成形品の製造方法。 - 【請求項2】 金型が複数個のゲート部を有し、絵付フ
ィルムが複数のゲート貫通孔を有し、各ゲート部が各々
に対応するゲート貫通孔から突出するよう金型内に配置
される請求項1に記載の加飾成形品の製造方法。 - 【請求項3】 基体シートの厚みが25〜50μmであ
る請求項1に記載の加飾成形品の製造方法。 - 【請求項4】 キャリアシートの厚みが50〜100μ
mである請求項1に記載の加飾成形品の製造方法。 - 【請求項5】 キャリアシートと基体シートの厚さの比
率がキャリアシート/基体シート=2以上である請求項
1に記載の加飾成形品の製造方法。 - 【請求項6】 キャリアシートのピーリング強度が15
〜100g/2インチである請求項1に記載の加飾成形
品の製造方法。 - 【請求項7】 ゲート側金型のゲート部がパーティング
面より0.5mm以上高い位置にある請求項1に記載の
加飾成形品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11074956A JP2000263590A (ja) | 1999-03-19 | 1999-03-19 | 加飾成形品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11074956A JP2000263590A (ja) | 1999-03-19 | 1999-03-19 | 加飾成形品の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000263590A true JP2000263590A (ja) | 2000-09-26 |
Family
ID=13562294
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11074956A Pending JP2000263590A (ja) | 1999-03-19 | 1999-03-19 | 加飾成形品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000263590A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004284269A (ja) * | 2003-03-24 | 2004-10-14 | Sumitomo Chem Co Ltd | 多層成形品の製造方法 |
JP2018024141A (ja) * | 2016-08-09 | 2018-02-15 | Nissha株式会社 | 加飾品の製造方法と加飾品の製造装置 |
JP7432911B1 (ja) | 2023-05-23 | 2024-02-19 | エレファンテック株式会社 | インモールド成形方法 |
-
1999
- 1999-03-19 JP JP11074956A patent/JP2000263590A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2004284269A (ja) * | 2003-03-24 | 2004-10-14 | Sumitomo Chem Co Ltd | 多層成形品の製造方法 |
JP4486787B2 (ja) * | 2003-03-24 | 2010-06-23 | 住友化学株式会社 | 多層成形品の製造方法 |
JP2018024141A (ja) * | 2016-08-09 | 2018-02-15 | Nissha株式会社 | 加飾品の製造方法と加飾品の製造装置 |
JP7432911B1 (ja) | 2023-05-23 | 2024-02-19 | エレファンテック株式会社 | インモールド成形方法 |
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