JP2000263238A - プラズマ加工用トーチ装置 - Google Patents

プラズマ加工用トーチ装置

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JP2000263238A
JP2000263238A JP11065646A JP6564699A JP2000263238A JP 2000263238 A JP2000263238 A JP 2000263238A JP 11065646 A JP11065646 A JP 11065646A JP 6564699 A JP6564699 A JP 6564699A JP 2000263238 A JP2000263238 A JP 2000263238A
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JP
Japan
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nozzle
pilot arc
electrode
torch
orifice
Prior art date
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Pending
Application number
JP11065646A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoyuki Morita
倫行 森田
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Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノズルの長寿命化を図ると共に切断品質の安
定性を図るようにしたプラズマ加工用トーチ装置を提供
することにある。 【解決手段】 トーチ本体3内におけるほぼ軸心部に電
極5を設け、この電極5に装着された絶縁体7を介して
下方に前記電極5に離間してパイロットアークノズル9
を設け、このパイロットアークノズル9の下部に設けら
れ、かつ前記トーチ本体3の先端部にオリフィスノズル
11を装着せしめてなり、前記パイロットアークノズル
9とオリフィスノズル11とが分割されていて、前記オ
リフィスノズル11がセラミックからなることを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プラズマ加工機
に用いられるプラズマ加工用トーチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプラズマ加工用トーチ装置101
は、図3に示されているように、トーチ本体103を備
えており、このトーチ本体103内における軸心部には
電極105が設けられている。この電極105に離間し
て前記トーチ本体103の先端にはノズル107が装着
されている。
【0003】上記構成により、電極105とワークWの
間にアークが形成され、アークのエネルギーでブラズマ
化したガスGと共にアークを絞り、高密度、高温化しそ
の熱をもってワークWが切断されることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のプラズマ加工用トーチ装置101では電極105と
ノズル107は銅製で冷却水で冷却しているが、短い期
間のうちにノズル107が消耗し交換することが必要で
あった。特に、ノズル107の穴107Hが消耗して変
形すると、ワークWの切断品質が低下する。例えば、一
つには図4(A)、(B)に示されている新品ノズルの
ときの切断面WAが垂直の状態から図5(A)、(B)
に示した消耗ノズルのときの切断面WAが垂直でなく穴
加工時には穴WHの変形が目立つことがあった。
【0005】ノズル107の穴107Hの変形をおさえ
るには高温での耐熱性の高いセラミックを使う方法が考
えられるが、プラズマの点火ではノズル107と電極1
05との間にパイロットアークと呼ぶ種火を使うため、
ノズル107の導電性が必要となりセラミック化が進ん
でいないのが現状である。
【0006】この発明の目的は、ノズルの長寿命化を図
ると共に切断品質の安定性を図るようにしたプラズマ加
工用トーチ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明のプラズマ加工用トーチ装置
は、トーチ本体内におけるほぼ軸心部に電極を設け、こ
の電極に装着された絶縁体を介して下方に前記電極に離
間してパイロットアークノズルを設け、このパイロット
アークノズルの下部に設けられ、かつ前記トーチ本体の
先端部にオリフィスノズルを装着せしめてなることを特
徴とするものである。
【0008】したがって、電極からパイロットアークノ
ズルへパイロットアークが点火された後、ガスによって
パイロットアークをオリフィスノズル外へ押し出す。そ
して、パイロットアークがワークに接触したらメインア
ークに切り替え、電極とワークとの間のアークとしてワ
ークにプラズマ加工が行われる。
【0009】その結果、オリフィスノズルの長寿命化が
図られると共に切断品質の安定化が図られる。
【0010】請求項2によるこの発明のプラズマ加工用
トーチ装置は、請求項1によるこの発明のプラズマ加工
用トーチ装置において、前記パイロットアークノズルと
オリフィスノズルとが分割されていることを特徴とする
ものである。
【0011】したがって、前記パイロットアークノズル
とオリフィスノズルとが分割されているから、電極、パ
イロットアークノズルが消耗したときには簡単に交換が
行われる。
【0012】請求項3によるこの発明のプラズマ加工用
トーチ装置は、請求項1または2によるこの発明のプラ
ズマ加工用トーチ装置において、前記オリフィスノズル
がセラミックからなることを特徴とするものである。
【0013】したがって、オリフィスノズルがセラミッ
クからなっているから、消耗がなくなり長寿命化が図ら
れる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。
【0015】図1を参照するに、プラズマ加工用トーチ
装置1はトーチ本体3を備えており、このトーチ本体3
は図示省略のX、Y、Z軸の駆動モータにより、X、
Y、Z軸方向へ移動自在に設けられている。しかも、こ
のトーチ本体3内におけるほぼ軸心部には電極5が設け
られている。この電極5にはスワールリングからなる絶
縁体7が装着されている。この絶縁体7における下方に
は前記電極5に離間して例えば、銅またはそれに準ずる
導体からなるパイロットアークノズル9が設けられてお
り、このパイロットアークノズル9の下部に設けられ、
かつ前記トーチ本体3の先端部にはセラミックからなる
オリフィスノズル11が装着されている。このオリフィ
スノズル11の下方にはワークWを載置したワークテー
ブル13が設けられている。
【0016】前記電極5には接続線15の一端が接続さ
れていると共にこの接続線15の他端には電源17が設
けられている。この電源17には接続線19が接続され
ていると共にこの接続線19の他端にはスイッチ21が
設けられている。このスイッチ21の先端には接点Aが
設けられている。また、前記パイロットアークノズル7
には接続線23が接続されていると共にこの接続線23
の他端には接点Bが設けられている。さらに、前記ワー
クWには接続線25が接続されていると共にこの接続線
25の他端には接点Cが設けられている。
【0017】上記構成により、スイッチ21の先端に設
けられた接点Aが接点Bに接続されると、電極5に電流
が流れて電極5からパイロットアークノズル9へパイロ
ットアークが点火される。電極5とパイロットアークノ
ズル9との間に設けられた空間27に流れてきたガスG
によってパイロットアークがオリフィスノズル11外に
押し出される。
【0018】ついで、パイロットアークがワークWに接
触したらメインアークに切り替えてスイッチ21の先端
に設けられた接点Aが接点Cに接続されて電極5とワー
クWとの間のアークとなり、メインアークがワークWに
流れてワークWにプラズマ加工を行うことができること
となる。
【0019】その結果、オリフィスノズル11の長寿命
化を図ることができると共に、通常のプラズマ加工機に
比べ切断品質の安定化を図ることができる。しかも、長
時間運転を可能にすることができる。
【0020】前記パイロットアークノズル9とオリフィ
スノズル11とが図2に示されているように、分割され
ているから、電極5、パイロットアークノズル9が消耗
したときには簡単に交換を行うことができる。しかも、
オリフィスノズル11がセラミックからなっているか
ら、消耗がなくなり長寿命化を図ることができる。
【0021】なお、この発明は前述した発明の実施の形
態に限定されることなく、適宜な変更を行うことによ
り、その他の態様で実施し得るものである。前記発明の
実施の形態ではオリフィスノズル11がセラミックから
なる例で説明したが合金または融点の高い金属からなっ
ていても構わない。
【0022】
【発明の効果】以上のごとき発明の実施の形態の説明よ
り理解されるように、請求項1の発明によれば、電極か
らパイロットアークノズルへパイロットアークが点火さ
れた後、ガスによってパイロットアークをオリフィスノ
ズル外へ押し出す。そして、パイロットアークがワーク
に接触したらメインアークに切り替え、電極とワークと
の間のアークとしてワークにプラズマ加工が行われる。
【0023】その結果、オリフィスノズルの長寿命化を
図ることができると共に切断品質の安定化を図ることが
できる。
【0024】請求項2の発明によれば、前記パイロット
アークノズルとオリフィスノズルとが分割されているか
ら、電極、パイロットアークノズルが消耗したときには
簡単に交換を行うことができる。
【0025】請求項3の発明によれば、オリフィスノズ
ルがセラミックからなっているから、消耗がなくなり長
寿命化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のプラズマ加工用トーチ装置を説明す
る説明図である。
【図2】パイロットアークノズルとオリフィスノズルと
の分解した説明図である。
【図3】従来のプラズマ加工用トーチ装置を説明する説
明図である。
【図4】(A)、(B)は従来の新品ノズルでワークに
プラズマ加工を行った加工状態を示した図である。
【図5】(A)、(B)は従来の消耗ノズルでワークに
プラズマ加工を行った加工状態を示した図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トーチ本体内におけるほぼ軸心部に電極
    を設け、この電極に装着された絶縁体を介して下方に前
    記電極に離間してパイロットアークノズルを設け、この
    パイロットアークノズルの下部に設けられ、かつ前記ト
    ーチ本体の先端部にオリフィスノズルを装着せしめてな
    ることを特徴とするプラズマ加工用トーチ装置。
  2. 【請求項2】 前記パイロットアークノズルとオリフィ
    スノズルとが分割されていることを特徴とする請求項1
    記載のプラズマ加工用トーチ装置。
  3. 【請求項3】 前記オリフィスノズルがセラミックから
    なることを特徴とする請求項1または2記載のプラズマ
    加工用トーチ装置。
JP11065646A 1999-03-11 1999-03-11 プラズマ加工用トーチ装置 Pending JP2000263238A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006297446A (ja) * 2005-04-20 2006-11-02 Sumitomo Titanium Corp プラズマトーチ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006297446A (ja) * 2005-04-20 2006-11-02 Sumitomo Titanium Corp プラズマトーチ
JP4516472B2 (ja) * 2005-04-20 2010-08-04 株式会社大阪チタニウムテクノロジーズ プラズマトーチ

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