JP2000262856A - 光触媒によるガス浄化装置 - Google Patents

光触媒によるガス浄化装置

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JP2000262856A
JP2000262856A JP11072873A JP7287399A JP2000262856A JP 2000262856 A JP2000262856 A JP 2000262856A JP 11072873 A JP11072873 A JP 11072873A JP 7287399 A JP7287399 A JP 7287399A JP 2000262856 A JP2000262856 A JP 2000262856A
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plate
shaped
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tubular light
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Yutaka Takeda
豊 武田
Terufumi Miyata
輝史 宮田
Yasuyoshi Kato
泰良 加藤
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Babcock Hitachi KK
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    • F01N3/00Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust
    • F01N3/08Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for rendering innocuous
    • F01N3/10Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for rendering innocuous by thermal or catalytic conversion of noxious components of exhaust
    • F01N3/18Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for rendering innocuous by thermal or catalytic conversion of noxious components of exhaust characterised by methods of operation; Control
    • F01N3/20Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for rendering innocuous by thermal or catalytic conversion of noxious components of exhaust characterised by methods of operation; Control specially adapted for catalytic conversion ; Methods of operation or control of catalytic converters
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光触媒の表面積を確保すると共に光触媒面に
光を均一に照射することにより、ガス中の有害物質を効
率良く除去する。 【解決手段】 多数の板状光触媒11が所定の間隔を持
って積層された2個の光触媒ユニット12,12が設け
られ、これら2個の光触媒ユニット12,12は互いに
向き合って設置されている。有害ガスは矢印Aから矢印
Bのように流される。光触媒ユニット12,12間には
2つの管状光源13,13が設けられ、これら2つの管
状光源13,13は、その管長方向が板状光触媒11に
直交するように配置されている。すなわち、板状光触媒
11は水平に設置されているのに対し、管状光源13,
13は垂直に設置されている。また、管状光源13,1
3は有害ガスの流れに対して並列に配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガス浄化装置に係
り、特に、光触媒を利用して、排ガス中の有害成分を酸
化分解し無害化することのできる光触媒によるガス浄化
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車台数の増大に伴って排ガスの排出
量が増え、また生活レベルの向上と共に各家庭や工場か
ら出される廃棄物の量も増加して、自動車排ガス中の窒
素酸化物などの有害物質または廃棄物中の悪臭を伴った
有機有害物質による汚染が深刻な問題となってきてい
る。
【0003】近年、光触媒に光を照射し光触媒の強力な
酸化力により有害物質を分解する光触媒反応が注目さ
れ、気体に含まれる有害物質を分解し無害化しようとす
る試みがなされている。一般に、光触媒反応は表面反応
であり、有害物質が光触媒の表面に接触または吸着して
反応する。このため、有害物質を効率良く除去するため
には触媒面積を増大させることが必要である。
【0004】このような観点から、例えば、「光触媒の
最新技術動向」,東レリサーチセンタ編,新名弘社出
版,第46頁には、光触媒にハニカム状のものを用いる
ことにより、大きな光触媒面積を有する光触媒を狭いス
ペースにも充填可能とした技術が示されている。光触媒
にハニカム状のものを用いた場合は、例えば図7に示す
ように、ハニカム状光触媒1に対向させて管状光源2が
配置され、この管状光源2からの光がハニカム状光触媒
1の前面に照射される。
【0005】また、特開平7−108138号公報に
は、図8に示すように、板状光触媒3がブラインド形式
に配列され、管状光源2からの光を板状光触媒4に照射
するとともに、有害成分含有ガスと光触媒とを良好に接
触させ、更には光触媒に邪魔板の効果も加えることによ
り、有害成分含有ガスの撹拌度合いを促進させることが
提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、光触
媒面積の増大やガスの撹拌効果による性能向上という点
には配慮され、優れたものであったが、光触媒に光を均
一に照射させるという点について十分考慮されておら
ず、次のような問題を有している。
【0007】すなわち、図9はハニカム状光触媒および
管状光源の水平断面を示したもので、符号4は縦方向の
光触媒壁であるが、光源2からの光は、光触媒壁4のう
ち光源2近傍にある光触媒壁で光源2に面した側だけに
照射され、光源2から離れた位置にある光触媒壁や、光
源2近傍にある光触媒壁でも光源2の反対側の面には照
射されない。このために、同じ光触媒壁上でも、光強度
が大きな部分と光強度が極めて小さい部分があって、光
強度の分布に大きな差が生じている。このように光強度
に大きな差が生じていると、光触媒の表面にガスを通過
させたときに、光強度が強い部分ではガス中の有害物質
を効率良く除去することができるが、光強度の小さい部
分では効率が低く、全体として有害物質除去の効率向上
に対する障害となっている。
【0008】また、板状の光触媒をブラインド形式に配
置した場合も、照射される光は、前述と同様に光強度が
大きな部分と光強度が小さい部分があり、光強度の分布
に大きな差が生じており、全体として有害物質除去の効
率向上に対する障害となっている。さらに、この場合
は、光触媒を傾斜状にし邪魔板効果を持たせようとする
と、光触媒の裏面が影になるため光触媒面積を有効に利
用できず、この点からも改良の余地がある。
【0009】このように、従来の光触媒によるガス浄化
装置では、光を均一に照射して光触媒面を有効に使用す
るという点についての配慮が十分でなく、ガス中の有害
物質を効率良く除去することができないという問題があ
る。
【0010】本発明の課題は、光触媒の表面積を確保す
ると共に光触媒面に光を均一に照射することにより、ガ
ス中の有害物質を効率良く除去することができる光触媒
によるガス浄化装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、所定の間隔を持って積層された板状光触
媒と、該板状光触媒に光を照射する管状光源とを備え、
前記積層された板状光触媒の間にガスを流して光触媒反
応を起こさせることにより、前記ガス中に含まれる有害
成分を除去する光触媒によるガス浄化装置において、前
記管状光源を前記板状光触媒に直交させて配置し、かつ
前記管状光源からの光を前記板状光触媒に均一に照射す
るための手段を設けたことを特徴としている。
【0012】上記構成によれば、管状光源が板状光触媒
に直交して配置されているので、管状光源からの光は板
状光触媒に遮られることが無く、全ての板状光触媒の裏
表の両面に照射される。また、管状光源からの光を板状
光触媒に均一に照射するための手段を設けたので、光触
媒上では光触媒反応がほぼ均等に進み、ガス中の有害物
質を効率良く除去することができる。
【0013】そして本発明では、管状光源からの光を板
状光触媒に均一に照射するための手段として、管状光源
は複数個設けられていることを特徴としている。管状光
源が複数個あれば、一つの場合に比べて板状光触媒上で
の光強度分布の差を少なくすることができる。
【0014】また、本発明では、管状光源からの光を板
状光触媒に均一に照射するための手段として、板状光触
媒がスペーサを介して積層されている場合、管状光源を
前記スペーサの正面に配置したことを特徴としている。
管状光源がスペーサの正面に配置されていれば、管状光
源からの光がスペーサで遮られることが無く、板状光触
媒上での光強度分布の差を小さくすることができる。
【0015】さらに、本発明では、管状光源からの光を
板状光触媒に均一に照射するための手段として、板状光
触媒の側端に半円状の切り込みを形成し、その切り込み
内に管状光源を配置したことを特徴としている。このよ
うに構成すれば、半円状の切り込み内周縁部では管状光
源の表面からの距離がどこでもほぼ等しくなり、この切
り込み内周縁部においては光が均一に照射されることに
なり、全体としての光強度分布の差を小さくすることが
できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って説明する。図1は本発明に係る光触媒によるガ
ス浄化装置10の概略構成を示している。図に示すよう
に、多数の板状光触媒11が所定の間隔を持って積層さ
れた2個の光触媒ユニット12,12が設けられ、これ
ら2個の光触媒ユニット12,12は互いに向き合って
設置されている。そして、例えば有害ガスは矢印Aから
矢印Bのように流される。
【0017】光触媒ユニット12,12間には2本の管
状光源13,13が設けられ、これら2本の管状光源1
3,13は、その管長方向が板状光触媒11に直交する
ように配置されている。すなわち、図1においては、板
状光触媒11は水平に設置されているのに対し、管状光
源13,13は垂直に設置されている。また、管状光源
13,13は有害ガスの流れに対して並列に配置されて
いる。なお、管状光源13は3本以上あっても良い。
【0018】上記構成によれば、管状光源13が板状光
触媒11に直交するように配置されているので、図2に
示すように、管状光源13から放射状に照射された光C
は板状光触媒11により遮られることがなく、光触媒面
全体に均一に照射される。その結果、板状光触媒11上
での光強度の差は小さくなり、管状光源13近傍は勿論
のこと、管状光源13から離れた位置でもガス中の有害
物質を効率良く除去することができる。
【0019】特に光触媒式脱臭装置では、微量な有機物
が残存しても臭気が残るため、従来技術によるガス浄化
装置では多量の光触媒と大きな光源を必要としたが、本
実施の形態によるガス浄化装置では、光触媒性能能分布
が均一で、少ない光触媒量と光源エネルギで高い脱臭性
能が得られ、装置全体を大幅にコンパクト化することが
可能となる。
【0020】ここで、板状光触媒11は光酸化性能を有
し、二酸化チタン、チタン酸ストロンチウム、酸化亜
鉛、酸化鉛およびセレン化カドミウムなどの多くの酸化
物半導体を、そのまま平板状に成形したものか、または
二酸化チタン、チタン酸ストロンチウム、酸化亜鉛、酸
化鉛およびセレン化カドミウムなどの多くの酸化物半導
体を、無機繊維織布、ガラス、セラミックス、金属基板
などに担持して平板状に成形したものである。一般に用
いる光触媒成分は酸化チタンが好適であるが、金、銀、
銅、白金およびパラジウムなどの貴金属などの元素を添
加して、活性・選択制の向上を図ったものであっても良
い。
【0021】また、多数の板状光触媒11は所定の間隔
を持って積層されている。板状光触媒11を積層させる
方法として、図3(a)に示すように、板状光触媒11
と板状光触媒11との間にスペーサ14を介装させる方
法がある。また、他の方法として、図3(b)のように
板状光触媒11に波形突起11Aを形成したり、図3
(c)のように板状光触媒11に角形突起11Bを形成
しても良い。板状光触媒11と板状光触媒11との間の
積層間隔は、光触媒のガス流れ方向の長さにより適宜選
定すれば良いが、光触媒長が短い場合には小さく、長い
場合には広くする方が光を有効に利用できる。
【0022】一方、管状光源13は光触媒を励起可能な
ものであれば、どのようなものであっても良いが、酸化
チタンを光触媒に用いる場合には、400nm以下の波
長を効率よく発生できるブラックライト、低圧水銀灯、
殺菌灯などを使用するのが適切である。
【0023】板状光触媒11と管状光源13との配置
は、管状光源13が板状光触媒11に対して直交するよ
うに配置されていれば特に制限はない。図1に示したよ
うに管状光源13が板状光触媒11から少し離れて配置
されていても良い。
【0024】また、図4のように、板状光触媒11に半
円形の切り込み11Cを形成しておき、2つの板状光触
媒11,11を向かい合わせて配置したときに、切り込
み11Cで形成されるほぼ円形の空間内に管状光源13
を配置することもできる。このようにすれば、半円状の
切り込み11Cの内周縁部では管状光源13の表面から
の距離がどこでもほぼ等しく、この切り込み11Cの内
周縁部においては光が均一に照射されることになり、光
強度分布に差が生じない。この方法は、光触媒強度が十
分な場合や、板状光触媒の間隔が小さく光触媒同士が接
触する場合には有効な方法である。
【0025】さらに、図3(a)で示したスペーサを介
装させた場合には、図5に示すように、管状光源13を
スペーサの正面に配置する。このようにすれば、管状光
源13からの光がスペーサで遮られることが無く、板状
光触媒上での光強度分布の差を少なくすることができ
る。
【0026】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。 (実施例1)デグッサ製酸化チタンP25を水に加えて
スラリ状にし、E−ガラス製織布に塗布後、焼成して得
た厚さ0.5mmの板状光触媒を幅200mm、長さ1
00mmの長方形に切断し、10mm高さのスペーサを
介装させて積層して、幅200mm×高さ300mm×
長さ100mmの光触媒ユニットを作成した。このよう
な光触媒ユニットを図1に示したように向かい合わせて
2個設置し、これら2個の光触媒ユニット間に管状光源
として10Wブラックライトを2本、管長方向が板状光
触媒面と直交するようにして配置した。なお、2個の光
触媒ユニット間の間隔は5mmであった。
【0027】そして、図6に示す装置によりベンゼンの
除去性能を測定した。反応条件は表1の通りである。な
お、図6において、15は光触媒ユニット12,12お
よび管状光源13,13を収納する反応器、16はベン
ゼン、17はベンゼンを空気と共に反応器15に送り込
むブロア、18A,18Bは分析用ガス、19は分析計
である。分析計19には、反応器15に送り込まれる以
前(光触媒反応前)の分析用ガス18Aと、反応器15
からの(光触媒反応後)の分析用ガス18Bとが供給さ
れ、これら2つの分析用ガスからベンゼンの除去性能を
測定した。
【0028】
【表1】
【0029】(比較例1)実施例1の場合と同様の板状
光触媒を幅200mm、長さ100mmの長方形に切断
し、10mm高さのスペーサを介装させて積層して、幅
200mm×高さ300mm×長さ100mmの光触媒
ユニットを作成した。このような光触媒ユニットを向か
い合わせて2個設置した。この比較例1では、2個の光
触媒ユニット間に10Wブラックライトを2本、管長方
向が板状光触媒面と平行となるようにして配置した。な
お、2個の光触媒ユニット間の間隔は5mmであった。
そして、実施例1の場合と同様に、図6に示す装置によ
りベンゼンの除去性能を測定した。
【0030】(比較例2)デグッサ製酸化チタンP25
を水に分散させたスラリ中に、8mmピッチの150角
−50Lのコージライトハニカムを浸漬させて、触媒表
面にTi02を担持した光触媒を得た。この光触媒を切
断後積層することにより縦100mm、横200mm、
高さ300mmの光触媒ユニットを得た。そして、実施
例1の場合と同様に、図6に示す装置によりベンゼンの
除去性能を測定した。
【0031】実施例1と比較例1および比較例2を一覧
表としてまとめると表2のようになる。
【表2】
【0032】本発明になる実施例1は、比較例1および
比較例2に比べて、ベンゼン除去率が極めて高く、本発
明のガス浄化装置が優れた性能を有することは明白であ
る。これに対し、ハニカム状光触媒や板状光触媒に管状
光源を平行に配置した従来のガス浄化装置では、光の照
射量にムラができ高い性能が得られない。
【0033】(実施例2)実施例1で作成した光触媒ユ
ニットを用い、ただし管状光源を図5のようにスペーサ
の正面となるように配置して、同様にベンゼンの除去性
能を測定した。スペーサの正面となるように管状光源を
配置することにより、管状光源から放射される光を遮る
ことなく、板状光触媒面に均一に照射することができる
ため、高いベンゼン除去率を得ることができた。
【0034】(実施例3)実施例1で作成した光触媒ユ
ニットを用い、さらに板状光触媒に図4のように半円状
の切り込みを形成し、その切り込み内に管状光源を配置
して、同様にベンゼンの除去性能を測定した。半円状の
切り込み内周縁部では管状光源の表面からの距離がどこ
でもほぼ等しくなり、この切り込み内周縁部において
は、光は漏れずに万遍なく光触媒に照射されるので、実
施例1の場合より光のロスを20%低減することができ
た。また、従来ではロス分の光量を補うために複数のラ
イトが必要であったが、その分のライト数が減り、消費
電力を低く抑えることができ、ランニングコストを低く
抑えることができた。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
管状光源からの光が板状光触媒に均一に照射されるの
で、板状光触媒面における光強度のムラが小さくなり、
ガス中の有害物質を効率良く除去することが可能とな
る。また、光強度のムラが小さくなるので、光量の少な
い管状光源を使用しても、有害物質の除去性能に優れた
ガス浄化装置を得ることができる。その結果、ガス浄化
装置をコンパクト化することが可能となる。さらに、光
触媒面や光が有効に利用されるため、ライト数を減らし
て消費電力やランニングコストの低減を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光触媒によるガス浄化装置の概略構成
を示した斜視図である。
【図2】本発明の作用を説明するための光の分布を示し
た図である。
【図3】板状光触媒間に隙間を形成するための例を示し
ており、(a)はスペーサによる例、(b)は波形突起
による例、(c)は角形突起による例を示した図であ
る。
【図4】板状光触媒に半円状の切り込みを形成し、その
切り込み内に管状光源を配置した例を示した図である。
【図5】スペーサの正面に管状光源を配置した例を示し
た図である。
【図6】光触媒性能を測定するための装置の系統図であ
る。
【図7】ハニカム状光触媒による従来技術を示した図で
ある。
【図8】板状光触媒をブラインド形式に配列させた従来
技術を示した図である。
【図9】従来技術の問題点を説明するための図である。
【符号の説明】
10 ガス浄化装置 11 板状光触媒 11A 波形突起 11B 角形突起 11C 半円状の切り込み 12 光触媒ユニット 13 管状光源 14 スペーサ 15 反応器 16 ベンゼン 17 ブロア 18A,18B 分析用ガス 19 分析計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 泰良 広島県呉市宝町3番36号 バブコック日立 株式会社呉研究所内 Fターム(参考) 4C080 AA07 AA10 BB02 CC12 HH05 JJ03 KK08 LL10 MM02 QQ11 4D048 AA06 AA22 AB01 AB03 BA07X BA13X BA41X BB03 BB08 BB13 CA02 CC29 CC36 CD08 EA01 4G069 AA02 AA03 AA11 BA04A BA04B BA48A BB02A BB04A BB06A BC12A BC21A BC35A BC36A BC50A BD09A CA03 CA04 CA07 CA10 CA13 CA17 EA11 EB14Y EB15Y EE06 EE07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の間隔を持って積層された板状光触
    媒と、該板状光触媒に光を照射する管状光源とを備え、
    前記積層された板状光触媒の間にガスを流して光触媒反
    応を起こさせることにより、前記ガス中に含まれる有害
    成分を除去する光触媒によるガス浄化装置において、 前記管状光源を前記板状光触媒に直交させて配置し、か
    つ前記管状光源からの光を前記板状光触媒に均一に照射
    するための手段を設けたことを特徴とする光触媒による
    ガス浄化装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光触媒によるガス浄化
    装置において、 前記手段として、前記管状光源を複数個設けたことを特
    徴とする光触媒によるガス浄化装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の光触媒によるガ
    ス浄化装置において、 前記板状光触媒がスペーサを介して積層されている場
    合、前記手段として、前記管状光源を前記スペーサの正
    面に配置したことを特徴とする光触媒によるガス浄化装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載の光触媒によるガ
    ス浄化装置において、 前記手段として、前記板状光触媒の側端に半円状の切り
    込みを形成し、その切り込み内に前記管状光源を配置し
    たことを特徴とする光触媒によるガス浄化装置。
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