JP2000262701A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JP2000262701A
JP2000262701A JP2000068002A JP2000068002A JP2000262701A JP 2000262701 A JP2000262701 A JP 2000262701A JP 2000068002 A JP2000068002 A JP 2000068002A JP 2000068002 A JP2000068002 A JP 2000068002A JP 2000262701 A JP2000262701 A JP 2000262701A
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JP
Japan
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prize
discharged
winning
lending
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Withdrawn
Application number
JP2000068002A
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English (en)
Inventor
Seiichiro Fukushima
征一郎 福島
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Sanyo Bussan Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Bussan Co Ltd
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Publication date
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Publication of JP2000262701A publication Critical patent/JP2000262701A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 景品玉の払出の確認と貸出玉の払出の確認を
行うことができるパチンコ機を提供する。 【構成】 景品玉排出装置33から排出された景品玉
は、機構板26に形成された景品玉排出通路39を通っ
て景品玉流出口15aから上皿14に排出され、一方、
遊技者が貸出ボタン23a〜23cのいずれかを操作し
たときには、操作された貸出ボタン23a〜23cに対
応する数の貸出玉が景品玉排出装置33によって機構板
26に形成された貸出玉排出通路40を通って貸出玉流
出口15bから上皿14に排出されるため、上皿14に
排出される景品玉と貸出玉とが別々の通路39,40を
通って排出されるので、いずれの玉が排出されたかを容
易に理解することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、玉タンクと、該玉タン
クと連通し且つ遊技者が借り受ける貸出玉と入賞に基づ
く景品玉を排出する玉排出装置を備えたパチンコ機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、入賞玉の発生に基づいて所定個数
の景品玉を排出するとともに遊技者が遊技を開始するに
当って借り受ける貸出玉を排出する玉排出装置をパチン
コ機の機構板に設け、入賞信号又は貸出要求信号があっ
たときに、その玉排出装置を駆動して景品玉や貸出玉を
排出するパチンコ機が提案されつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したパチンコ機に
あっては、入賞信号と貸出要求信号とが相前後して導出
されたときには、景品玉と貸出玉とが連続して排出され
るため、入賞に基づく景品玉が正確に払い出されたの
か、あるいは貸出要求信号によって払い出された貸出玉
が正確に払い出されたのか確認することができないとい
う問題があった。本発明は、上記した問題点に鑑みなさ
れたもので、その目的とするところは、景品玉の払出の
確認と貸出玉の払出の確認を行うことができるパチンコ
機を提供することにある。
【0004 】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、玉タンクと、該玉タンクと
連通し且つ遊技者が借り受ける貸出玉と入賞に基づく景
品玉を排出する玉排出装置を備えたパチンコ機におい
て、前記貸出玉と景品玉とを別々の通路を介して排出さ
れるようにしたことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】上記のように構成することにより、貸出玉と景
品玉とが別々の通路を介して排出されるので、入賞に基
づく景品玉の払出の確認と貸出要求に基づく貸出玉の払
出の確認を正確に行うことができる。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。まず、図1乃至図3を参照して実施例に
係るパチンコ機の全体の構成について説明する。図1
は、パチンコ機1の正面から見た斜視図であり、図2
は、パチンコ機1の背面図であり、図3は、景品玉排出
装置33の拡大図である。図1において、パチンコ機1
は、機枠2の前面に前面枠3を開閉自在に装着してい
る。前面枠3の前面には、ガラス扉枠4及び前面板5が
開閉自在に装着されている。また、前記前面枠3の裏面
には、取付枠を介して遊技盤6が着脱自在に装着され
る。遊技盤6の表面には、発射位置から発射された打球
を誘導するガイドレール7が設けられ、そのガイドレー
ル7で囲まれる遊技部には、その中央に図柄表示装置8
が配置され、該図柄表示装置8の下方に大型の入賞口を
有する変動入賞装置10が配置されている。また、図柄
表示装置8と変動入賞装置10との間には、水平方向に
3つの始動入賞口9が配置され、図柄表示装置8の上部
に通常の入賞口11が配置され、図柄表示装置8の左右
両側方には、チューリップ式入賞口12がそれぞれ配置
されている。また、遊技部の最下部には、アウト口13
が設けられている。
【0007】上記した遊技盤6に配置される各部品は、
以下のように動作される。即ち、ガイドレール7に沿っ
て発射された打球が遊技盤6の表面を落下する際に、い
ずれかの始動入賞口9に入賞すると、図柄表示装置8の
図柄が変動表示され、その変動開始から一定時間(例え
ば、5秒)が経過したとき、又は図示しないストップボ
タンを遊技者が操作したときにその変動を停止する。そ
して、停止したときの図柄の組み合わせが、予め定めた
大当たり図柄の組み合わせであるときに、大当たり状態
となって変動入賞装置10が一定時間(例えば、30
秒)経過するまで、又は、所定個数(例えば、10個)
の入賞玉が発生するまで開放し、その開放中に変動入賞
装置10内に設けられるV入賞口(図示しない)に打球
が入賞すると、再度上記した開放状態を繰り返し、その
ような繰り返しを最高16回行うことができるようにな
っている。また、変動入賞装置10に入賞した入賞玉に
よって排出される景品玉数は、例えば、15個であり、
始動入賞口9に入賞した入賞玉によって排出される景品
玉数は、例えば、7個である。また、変動入賞装置10
及び始動入賞口9以外の入賞口11、及びチューリップ
式入賞口12への入賞玉によって排出される景品玉数
は、例えば、15個である。このように、本実施例にお
いては、排出される景品玉数が2種類となるように遊技
盤6上の入賞口がグループ分けされており、それぞれの
景品玉数が排出されるときに異なる音声が発生されるよ
うになっている。
【0008】前記前面板5の前面には、投入された貸出
玉又は排出された景品玉をガイドレール7の発射位置へ
一個づつ導くための上皿14が取り付けられている。し
かして、図示の上皿14においては、景品玉と貸出玉と
がパチンコ機1の背面から上皿14の上流側に形成され
る流出口15を介して排出されるようになっているが、
打球の入賞に基づく景品玉流出口15aと、遊技者が借
り受ける貸出玉流出口15bとが異なるようになってい
る。このため、遊技者は、景品玉と貸出玉とが共に自動
的に上皿14に排出されるので、便利であると共に、景
品玉が排出されたのか、又は貸出玉が排出されたのかを
容易に理解することができる。
【0009】また、前面枠3の下部には、発射位置の玉
を遊技部へ打出すための操作ハンドル16と、上皿14
に貯留できない余剰の景品玉を溜める下皿17が設けら
れている。この下皿17は、前面枠3の下部に固着され
る支持部材18に灰皿19やカード装置20と一体的に
形成されている。カード装置20は、遊技客が購入した
カードを挿入するカード挿入口21と、該カード挿入口
21の内部に設けられるカード読取器(図示しない)
と、カードに記録された持ち玉情報に関連する残額表示
器22と、カードに記録された持ち玉情報の範囲内で遊
技者の所望する数の貸出玉を借り出す際に操作する貸出
ボタン23a〜23cと、前記カード挿入口21に差込
んだカードを返却してもらう際に操作する終了スイッチ
24とから構成されている。これらのカード装置20
は、図2に示すように前記前面枠3の下部裏面に止着さ
れるカード装置制御基板25によって制御される。
【0010】ところで、前記カードには、遊技者が借り
受けた貸出玉に係る情報、例えば、1000円であれ
ば、1000円という金額情報(又は250個という個
数情報)、5000円であれば、5000円という金額
情報(又は1250個という個数情報)、が記録されて
おり、カードをカード挿入口21に挿入した後、貸出ボ
タン23a〜23cのいずれかを操作すると、それに対
応する金額に相当する貸出玉が後述する景品玉排出装置
33から排出される。即ち、貸出ボタン23aを操作し
たときには、100円に相当する貸出玉25個分が景品
玉排出装置33から排出され、貸出ボタン23bを操作
したときには、300円に相当する貸出玉75個分が景
品玉排出装置33から排出され、貸出ボタン23cを操
作したときには、500円に相当する貸出玉125個分
が景品玉排出装置33から排出される。そして、本実施
例においては、それぞれの貸出ボタン23a〜23cを
操作したときに異なる音声が発生されるようになってい
る。また、カード装置20の内部には、図示しないが貸
出ボタン23a〜23cに対応する貸出スイッチが内蔵
されている。
【0011】なお、図示した実施例では、カード装置2
0を上皿17が形成される支持部材18に一体的に形成
したものを示したが、これを着脱可能に分離できるよう
にしてもよい。この分離した場合、装着する位置は、支
持部材18、前面枠3、機枠2のいずれでもよい。ま
た、カード装置制御基板25を前面枠3の裏面下部に取
着したものを示したが、カード装置制御基板25をカー
ド装置20を構成する部品を収納するボックス内に一体
的に収納しても良い。
【0012】一方、図2に示すように、前記遊技盤6の
裏面には、機構板26が開閉自在に装着されている。こ
の機構板26は、遊技盤6の裏面に相対する板状部26
aを有し、その板状部26aと遊技盤6の裏面との間に
入賞玉集合空間が形成され、更にその下方部に樋状の第
2入賞玉集合樋28が形成されている。この第2入賞玉
集合樋28は、遊技盤6に設けられる複数の入賞口のう
ち、15個の景品玉を排出するための入賞口10、1
1、12に入賞した入賞玉を集合させるものである。こ
れに対し、7個の景品玉を排出させるための始動入賞口
9の後方は、前記板状部26aから後方に突出してお
り、その下方に第2入賞玉集合樋28と前後方向に積層
して設けられる第1入賞玉集合樋27に集合せしめられ
るようになっている。そして、第1入賞玉集合樋27と
第2入賞玉集合樋28の流下端には、流下する入賞玉を
検出する第1入賞玉検出スイッチ29と第2入賞玉検出
スイッチ30とがそれぞれ設けられている。第1入賞玉
検出スイッチ29と第2入賞玉検出スイッチ30とを通
過した玉は、パチンコ機1の外に排出される。なお、第
1入賞玉検出スイッチ29と第2入賞玉検出スイッチ3
0の配置位置で一旦入賞玉を停止させ、その入賞玉に対
応する景品玉の排出動作が終了した後に、当該入賞玉を
パチンコ機1の外に排出するようにしてもよい。このよ
うに構成することにより、停電時等に景品玉の排出を終
了していない証拠玉を残留することができて、遊技者と
の間でトラブルが生じない。
【0013】また、機構板26の裏面上部には、景品玉
タンク31が固着される。景品玉タンク31の下方に
は、景品玉を1列に整列して景品玉排出装置33へ導く
ための景品玉誘導樋32が形成される。景品玉排出装置
33は、図3に示すように一列になって流下する景品玉
の1個づつと係合する凹部が外周に形成されたスプロケ
ット34と、該スプロケット34の外周と係合してその
回転を許容する排出ソレノイド35と、排出された景品
玉数を計数するための排出玉検出スイッチ36(投受光
方式)とから構成される。しかして、景品玉排出装置3
3は、カードの金額情報の範囲内での排出指令信号があ
ったとき、又は入賞玉の発生に基づいて排出指令信号が
あったときに、排出ソレノイド35が励磁され、スプロ
ケット34の回転を許容して貸出玉又は景品玉を排出玉
検出スイッチ36で検出しながら排出し、排出玉検出ス
イッチ36の検出信号数が排出指令信号の種類に対応し
て予め定められた所定値に達すると排出ソレノイド35
の励磁を終了して再度スプロケット34と係合してその
回転を停止するようになっている。
【0014】景品玉排出装置33の下方には、景品玉排
出装置33から放出された景品玉をパチンコ機前面の上
皿14又は下皿17へ導くための景品玉排出通路が形成
されるが、本実施例においては、前記したように1つの
景品玉排出装置33で景品玉の排出動作と、貸出玉の排
出動作とを行うようにしており、且つそれぞれを別々の
流出口15a,15bから排出するようにしているた
め、図2及び図3に示すような構造となっている。即
ち、景品玉排出装置33の下流側の玉の通路は、前記景
品玉流出口15aに接続される景品玉排出通路39と、
前記貸出玉流出口15bに接続される貸出玉排出通路4
0とが並列するように立設され、その上部に流路切換弁
37が回動自在に設けられると共に、該流路切換弁37
を駆動するための流路切換ソレノイド38が設けられて
いる。しかして、流路切換弁37は、通常の状態で図3
に破線で示すように、傾斜した位置となって景品玉排出
装置33と景品玉排出通路39とを連通させ、流路切換
ソレノイド38が励磁されたときに図3に一点鎖線で示
すように、ほぼ起立した位置となって景品玉排出装置3
3と貸出玉排出通路40とを連通させるようになってい
る。そして、上記流路切換ソレノイド38が励磁される
のは、前記貸出ボタン23a〜23cのいずれかが操作
されたときである。このように、景品玉排出通路39と
貸出玉排出通路40とを介してそれぞれ景品玉と貸出玉
とを排出することにより、入賞に基づく景品玉の払出の
確認と貸出要求に基づく貸出玉の払出の確認を正確に行
うことができる。
【0015】上記した排出通路のうち、景品玉排出通路
39の途中には、排出された景品玉が衝突して音を発生
するベル41が設けられ、該ベル41に衝突した景品玉
が前記景品玉流出口15a方向に誘導されるようになっ
ている。そして、排出される景品玉が多くなって上皿1
4に景品玉が多量に貯留されて満杯となったときには、
ベル41の下方から景品玉が溢れて余剰玉排出通路42
に流れ出し、前記下皿17に導かれるようになってい
る。また、余剰玉排出通路42を構成する後面壁には、
音声を発生するスピーカ43が取着されている。このス
ピーカ43は、前記した景品玉の排出時及び貸出玉の排
出時の音声を発生するものであり、下皿17の開口を通
って遊技者に音声が到達するようになっている。
【0016】また、パチンコ機1の背面には、前記遊技
盤6の後方に遊技動作を制御する遊技制御基板(図示し
ない)が設けられ、前記前面枠3の裏面下部には、打球
を発射する打球発射装置44と前記カード装置制御基板
25と主として前記景品玉排出装置33を駆動制御する
排出制御基板45とが設けられている。カード装置制御
基板25と排出制御基板45とは、相互に接続され、必
要な情報をやり取りしている。
【0017】以上、説明したように、図1乃至図3に示
す実施例においては、打球が入賞して第1入賞玉検出ス
イッチ29又は第2入賞玉検出スイッチ30のいずれか
がONしたときには、そのON信号が記憶され、その記
憶値に基づいて所定個数の景品玉が景品玉排出装置33
によって排出される。景品玉排出装置33から排出され
た景品玉は、機構板26に形成された景品玉排出通路3
9を通って景品玉流出口15aから上皿14に排出され
る。一方、遊技者が貸出ボタン23a〜23cのいずれ
かを操作したときには、まず、流路切換ソレノイド38
が励磁されて流路切換弁37を回動し、景品玉排出装置
33と貸出玉排出通路40とを連通させる。その後、操
作された貸出ボタン23a〜23cに対応する数の貸出
玉が景品玉排出装置33によって排出される。景品玉排
出装置33から排出された貸出玉は、機構板26に形成
された貸出玉排出通路40を通って貸出玉流出口15b
から上皿14に排出される。このため、遊技者は、単に
貸出玉を借り受けるだけの操作を行うだけで確実に貸出
玉が上皿14に排出されると共に、上皿14に排出され
る景品玉と貸出玉とが別々の通路39,40を通って別
々の流出口15a,15bから排出されるので、いずれ
の玉が排出されたかを容易に理解することができる。
【0018】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明においては、貸出玉と景品玉とが別々の通路
を介して排出されるので、入賞に基づく景品玉の払出の
確認と貸出要求に基づく貸出玉の払出の確認を正確に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るパチンコ機の正面から見た斜視図
である。
【図2】パチンコ機の背面図である。
【図3】景品玉排出装置の拡大図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機 14 上皿 15 流出口 15a 景品玉流出口 15b 貸出玉流出口 33 景品玉排出装置(玉排出装置) 39 景品玉排出通路 40 貸出玉排出通路 52、54 貸出玉排出パイプ
【手続補正書】
【提出日】平成12年4月12日(2000.4.1
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 パチンコ機
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、玉タンクと、該玉タン
クと連通し且つ遊技者が借り受ける貸出玉と入賞に基づ
く景品玉を排出する玉排出装置を備えたパチンコ機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、入賞玉の発生に基づいて所定個数
の景品玉を排出するとともに遊技者が遊技を開始するに
当って借り受ける貸出玉を排出する玉排出装置をパチン
コ機の機構板に設け、入賞信号又は貸出要求信号があっ
たときに、その玉排出装置を駆動して景品玉や貸出玉を
排出するパチンコ機が提案されつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したパチンコ機に
あっては、入賞信号と貸出要求信号とが相前後して導出
されたときには、景品玉と貸出玉とが連続して排出され
るが、これらが明確に区別されずに処理されることか
ら、玉処理のための装置設計や玉処理の円滑性や玉処理
過程の確認等の点で問題があった。本発明は、上記した
問題点に鑑みなされたもので、その目的とするところ
は、玉排出装置が排出する玉が景品玉であるか貸出玉で
あるかを明確に区別しながら排出処理を行うことができ
るパチンコ機を提供することにある。
【0004 】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、遊技者が借り受ける貸出玉
と入賞に基づく景品玉のいずれをもその前面に設けられ
る玉受皿に排出する玉排出装置を備えたパチンコ機にお
いて、前記貸出玉と景品玉とを前記玉受皿と前記玉排出
装置との間に形成される別々の通路を介して排出される
ようにしたことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】上記のように構成することにより、玉排出装置
と玉受皿との間において、遊技者が借り受ける貸出玉の
ための通路と、遊技者に付与される景品玉のための通路
とが別々に設けられているので、玉排出装置が排出する
玉が貸出玉であるか景品玉であるかを明確に区別しなが
ら排出処理を行うことができる。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。まず、図1乃至図3を参照して実施例に
係るパチンコ機の全体の構成について説明する。図1
は、パチンコ機1の正面から見た斜視図であり、図2
は、パチンコ機1の背面図であり、図3は、景品玉排出
装置33の拡大図である。図1において、パチンコ機1
は、機枠2の前面に前面枠3を開閉自在に装着してい
る。前面枠3の前面には、ガラス扉枠4及び前面板5が
開閉自在に装着されている。また、前記前面枠3の裏面
には、取付枠を介して遊技盤6が着脱自在に装着され
る。遊技盤6の表面には、発射位置から発射された打球
を誘導するガイドレール7が設けられ、そのガイドレー
ル7で囲まれる遊技部には、その中央に図柄表示装置8
が配置され、該図柄表示装置8の下方に大型の入賞口を
有する変動入賞装置10が配置されている。また、図柄
表示装置8と変動入賞装置10との間には、水平方向に
3つの始動入賞口9が配置され、図柄表示装置8の上部
に通常の入賞口11が配置され、図柄表示装置8の左右
両側方には、チューリップ式入賞口12がそれぞれ配置
されている。また、遊技部の最下部には、アウト口13
が設けられている。
【0007】上記した遊技盤6に配置される各部品は、
以下のように動作される。即ち、ガイドレール7に沿っ
て発射された打球が遊技盤6の表面を落下する際に、い
ずれかの始動入賞口9に入賞すると、図柄表示装置8の
図柄が変動表示され、その変動開始から一定時間(例え
ば、5秒)が経過したとき、又は図示しないストップボ
タンを遊技者が操作したときにその変動を停止する。そ
して、停止したときの図柄の組み合わせが、予め定めた
大当たり図柄の組み合わせであるときに、大当たり状態
となって変動入賞装置10が一定時間(例えば、30
秒)経過するまで、又は、所定個数(例えば、10個)
の入賞玉が発生するまで開放し、その開放中に変動入賞
装置10内に設けられるV入賞口(図示しない)に打球
が入賞すると、再度上記した開放状態を繰り返し、その
ような繰り返しを最高16回行うことができるようにな
っている。また、変動入賞装置10に入賞した入賞玉に
よって排出される景品玉数は、例えば、15個であり、
始動入賞口9に入賞した入賞玉によって排出される景品
玉数は、例えば、7個である。また、変動入賞装置10
及び始動入賞口9以外の入賞口11、及びチューリップ
式入賞口12への入賞玉によって排出される景品玉数
は、例えば、15個である。このように、本実施例にお
いては、排出される景品玉数が2種類となるように遊技
盤6上の入賞口がグループ分けされており、それぞれの
景品玉数が排出されるときに異なる音声が発生されるよ
うになっている。
【0008】前記前面板5の前面には、投入された貸出
玉又は排出された景品玉をガイドレール7の発射位置へ
一個づつ導くための上皿14が取り付けられている。し
かして、図示の上皿14においては、景品玉と貸出玉と
がパチンコ機1の背面から上皿14の上流側に形成され
る流出口15を介して排出されるようになっているが、
打球の入賞に基づく景品玉流出口15aと、遊技者が借
り受ける貸出玉流出口15bとが異なるようになってい
る。このため、遊技者は、景品玉と貸出玉とが共に自動
的に上皿14に排出されるので、便利であると共に、景
品玉が排出されたのか、又は貸出玉が排出されたのかを
容易に理解することができる。
【0009】また、前面枠3の下部には、発射位置の玉
を遊技部へ打出すための操作ハンドル16と、上皿14
に貯留できない余剰の景品玉を溜める下皿17が設けら
れている。この下皿17は、前面枠3の下部に固着され
る支持部材18に灰皿19やカード装置20と一体的に
形成されている。カード装置20は、遊技客が購入した
カードを挿入するカード挿入口21と、該カード挿入口
21の内部に設けられるカード読取器(図示しない)
と、カードに記録された持ち玉情報に関連する残額表示
器22と、カードに記録された持ち玉情報の範囲内で遊
技者の所望する数の貸出玉を借り出す際に操作する貸出
ボタン23a〜23cと、前記カード挿入口21に差込
んだカードを返却してもらう際に操作する終了スイッチ
24とから構成されている。これらのカード装置20
は、図2に示すように前記前面枠3の下部裏面に止着さ
れるカード装置制御基板25によって制御される。
【0010】ところで、前記カードには、遊技者が借り
受けた貸出玉に係る情報、例えば、1000円であれ
ば、1000円という金額情報(又は250個という個
数情報)、5000円であれば、5000円という金額
情報(又は1250個という個数情報)、が記録されて
おり、カードをカード挿入口21に挿入した後、貸出ボ
タン23a〜23cのいずれかを操作すると、それに対
応する金額に相当する貸出玉が後述する景品玉排出装置
33から排出される。即ち、貸出ボタン23aを操作し
たときには、100円に相当する貸出玉25個分が景品
玉排出装置33から排出され、貸出ボタン23bを操作
したときには、300円に相当する貸出玉75個分が景
品玉排出装置33から排出され、貸出ボタン23cを操
作したときには、500円に相当する貸出玉125個分
が景品玉排出装置33から排出される。そして、本実施
例においては、それぞれの貸出ボタン23a〜23cを
操作したときに異なる音声が発生されるようになってい
る。また、カード装置20の内部には、図示しないが貸
出ボタン23a〜23cに対応する貸出スイッチが内蔵
されている。
【0011】なお、図示した実施例では、カード装置2
0を上皿17が形成される支持部材18に一体的に形成
したものを示したが、これを着脱可能に分離できるよう
にしてもよい。この分離した場合、装着する位置は、支
持部材18、前面枠3、機枠2のいずれでもよい。ま
た、カード装置制御基板25を前面枠3の裏面下部に取
着したものを示したが、カード装置制御基板25をカー
ド装置20を構成する部品を収納するボックス内に一体
的に収納しても良い。
【0012】一方、図2に示すように、前記遊技盤6の
裏面には、機構板26が開閉自在に装着されている。こ
の機構板26は、遊技盤6の裏面に相対する板状部26
aを有し、その板状部26aと遊技盤6の裏面との間に
入賞玉集合空間が形成され、更にその下方部に樋状の第
2入賞玉集合樋28が形成されている。この第2入賞玉
集合樋28は、遊技盤6に設けられる複数の入賞口のう
ち、15個の景品玉を排出するための入賞口10、1
1、12に入賞した入賞玉を集合させるものである。こ
れに対し、7個の景品玉を排出させるための始動入賞口
9の後方は、前記板状部26aから後方に突出してお
り、その下方に第2入賞玉集合樋28と前後方向に積層
して設けられる第1入賞玉集合樋27に集合せしめられ
るようになっている。そして、第1入賞玉集合樋27と
第2入賞玉集合樋28の流下端には、流下する入賞玉を
検出する第1入賞玉検出スイッチ29と第2入賞玉検出
スイッチ30とがそれぞれ設けられている。第1入賞玉
検出スイッチ29と第2入賞玉検出スイッチ30とを通
過した玉は、パチンコ機1の外に排出される。なお、第
1入賞玉検出スイッチ29と第2入賞玉検出スイッチ3
0の配置位置で一旦入賞玉を停止させ、その入賞玉に対
応する景品玉の排出動作が終了した後に、当該入賞玉を
パチンコ機1の外に排出するようにしてもよい。このよ
うに構成することにより、停電時等に景品玉の排出を終
了していない証拠玉を残留することができて、遊技者と
の間でトラブルが生じない。
【0013】また、機構板26の裏面上部には、景品玉
タンク31が固着される。景品玉タンク31の下方に
は、景品玉を1列に整列して景品玉排出装置33へ導く
ための景品玉誘導樋32が形成される。景品玉排出装置
33は、図3に示すように一列になって流下する景品玉
の1個づつと係合する凹部が外周に形成されたスプロケ
ット34と、該スプロケット34の外周と係合してその
回転を許容する排出ソレノイド35と、排出された景品
玉数を計数するための排出玉検出スイッチ36(投受光
方式)とから構成される。しかして、景品玉排出装置3
3は、カードの金額情報の範囲内での排出指令信号があ
ったとき、又は入賞玉の発生に基づいて排出指令信号が
あったときに、排出ソレノイド35が励磁され、スプロ
ケット34の回転を許容して貸出玉又は景品玉を排出玉
検出スイッチ36で検出しながら排出し、排出玉検出ス
イッチ36の検出信号数が排出指令信号の種類に対応し
て予め定められた所定値に達すると排出ソレノイド35
の励磁を終了して再度スプロケット34と係合してその
回転を停止するようになっている。
【0014】景品玉排出装置33の下方には、景品玉排
出装置33から放出された景品玉をパチンコ機前面の上
皿14又は下皿17へ導くための景品玉排出通路が形成
されるが、本実施例においては、前記したように1つの
景品玉排出装置33で景品玉の排出動作と、貸出玉の排
出動作とを行うようにしており、且つそれぞれを別々の
流出口15a,15bから排出するようにしているた
め、図2及び図3に示すような構造となっている。即
ち、景品玉排出装置33の下流側の玉の通路は、前記景
品玉流出口15aに接続される景品玉排出通路39と、
前記貸出玉流出口15bに接続される貸出玉排出通路4
0とが並列するように立設され、その上部に流路切換弁
37が回動自在に設けられると共に、該流路切換弁37
を駆動するための流路切換ソレノイド38が設けられて
いる。しかして、流路切換弁37は、通常の状態で図3
に破線で示すように、傾斜した位置となって景品玉排出
装置33と景品玉排出通路39とを連通させ、流路切換
ソレノイド38が励磁されたときに図3に一点鎖線で示
すように、ほぼ起立した位置となって景品玉排出装置3
3と貸出玉排出通路40とを連通させるようになってい
る。そして、上記流路切換ソレノイド38が励磁される
のは、前記貸出ボタン23a〜23cのいずれかが操作
されたときである。このように、景品玉排出通路39と
貸出玉排出通路40とを介してそれぞれ景品玉と貸出玉
とを排出することにより、入賞に基づく景品玉の払出の
確認と貸出要求に基づく貸出玉の払出の確認を正確に行
うことができる。
【0015】上記した排出通路のうち、景品玉排出通路
39の途中には、排出された景品玉が衝突して音を発生
するベル41が設けられ、該ベル41に衝突した景品玉
が前記景品玉流出口15a方向に誘導されるようになっ
ている。そして、排出される景品玉が多くなって上皿1
4に景品玉が多量に貯留されて満杯となったときには、
ベル41の下方から景品玉が溢れて余剰玉排出通路42
に流れ出し、前記下皿17に導かれるようになってい
る。また、余剰玉排出通路42を構成する後面壁には、
音声を発生するスピーカ43が取着されている。このス
ピーカ43は、前記した景品玉の排出時及び貸出玉の排
出時の音声を発生するものであり、下皿17の開口を通
って遊技者に音声が到達するようになっている。
【0016】また、パチンコ機1の背面には、前記遊技
盤6の後方に遊技動作を制御する遊技制御基板(図示し
ない)が設けられ、前記前面枠3の裏面下部には、打球
を発射する打球発射装置44と前記カード装置制御基板
25と主として前記景品玉排出装置33を駆動制御する
排出制御基板45とが設けられている。カード装置制御
基板25と排出制御基板45とは、相互に接続され、必
要な情報をやり取りしている。
【0017】以上、説明したように、図1乃至図3に示
す実施例においては、打球が入賞して第1入賞玉検出ス
イッチ29又は第2入賞玉検出スイッチ30のいずれか
がONしたときには、そのON信号が記憶され、その記
憶値に基づいて所定個数の景品玉が景品玉排出装置33
によって排出される。景品玉排出装置33から排出され
た景品玉は、機構板26に形成された景品玉排出通路3
9を通って景品玉流出口15aから上皿14に排出され
る。一方、遊技者が貸出ボタン23a〜23cのいずれ
かを操作したときには、まず、流路切換ソレノイド38
が励磁されて流路切換弁37を回動し、景品玉排出装置
33と貸出玉排出通路40とを連通させる。その後、操
作された貸出ボタン23a〜23cに対応する数の貸出
玉が景品玉排出装置33によって排出される。景品玉排
出装置33から排出された貸出玉は、機構板26に形成
された貸出玉排出通路40を通って貸出玉流出口15b
から上皿14に排出される。このため、遊技者は、単に
貸出玉を借り受けるだけの操作を行うだけで確実に貸出
玉が上皿14に排出されると共に、上皿14に排出され
る景品玉と貸出玉とが別々の通路39,40を通って別
々の流出口15a,15bから排出されるので、いずれ
の玉が排出されたかを容易に理解することができる。ま
た、両通路39,40は、景品玉排出装置33の下流側
においてパチンコ機1の背面側で既に分岐された状態と
されているので、パチンコ機1の設計者や製造者やホー
ル関係者にとっても、景品玉排出装置33が排出する玉
が貸出玉であるか景品玉であるかを明確に区別すること
ができる。
【0018】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明においては、玉排出装置と玉受皿との間にお
いて、遊技者が借り受ける貸出玉のための通路と、遊技
者に付与される景品玉のための通路とが別々に設けられ
ているので、玉排出装置が排出する玉が貸出玉であるか
景品玉であるかを明確に区別しながら排出処理を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るパチンコ機の正面から見た斜視図
である。
【図2】パチンコ機の背面図である。
【図3】景品玉排出装置の拡大図である。
【符号の説明】 1 パチンコ機 14 上皿 15 流出口 15a 景品玉流出口 15b 貸出玉流出口 33 景品玉排出装置(玉排出装置) 39 景品玉排出通路 40 貸出玉排出通路 52、54 貸出玉排出パイプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 玉タンクと、該玉タンクと連通し且つ遊
    技者が借り受ける貸出玉と入賞に基づく景品玉を排出す
    る玉排出装置を備えたパチンコ機において、 前記貸出玉と景品玉とを別々の通路を介して排出される
    ようにしたことを特徴とするパチンコ機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8931547B2 (en) 2010-06-09 2015-01-13 Nissan Motor Co., Ltd. Vehicle air conditioning system

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