JP2000262016A - 回転電機の刷子装置 - Google Patents

回転電機の刷子装置

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JP2000262016A
JP2000262016A JP11063323A JP6332399A JP2000262016A JP 2000262016 A JP2000262016 A JP 2000262016A JP 11063323 A JP11063323 A JP 11063323A JP 6332399 A JP6332399 A JP 6332399A JP 2000262016 A JP2000262016 A JP 2000262016A
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JP
Japan
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holder stay
terminal
positive
brushes
brush
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JP11063323A
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English (en)
Inventor
Atsushi Shimura
篤 志村
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Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホルダステーに刷子給電用の端子板を配線す
るにあたり、確実な絶縁を確保した状態でコンパクトに
なるよう構成する。 【解決手段】 ホルダステー4を樹脂材で一体型成形さ
れたものにし、正極用刷子9に接続される正極用端子板
12、13を、ホルダステー4の板厚内に埋設する構成
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用電装品を構
成する電動モータ等における回転電機の刷子装置の技術
分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種回転電機の刷子装置のな
かには、回転軸(アーマチュア軸)に設けられたコンミ
テータに摺接する少なくとも一対の刷子をホルダステー
に支持する構成としたものがある。そしてこれが電動モ
ータである場合、各刷子には正、負極用の端子板(ター
ミナル)を介して外部電源からの電源供給がなされるこ
とになるが、このようなものでは、正、負極用の端子板
(ターミナル)の一端部を各刷子に接続する一方、各端
子板の他端部同志を絶縁状態で隣接させて外部に引出
し、該外部引出し部に引出された各端子板他端部に外部
電源側のカプラを接続することで、電源供給がなされる
ようにしたものがある。このような刷子装置において、
刷子が円板状のホルダステーの周回り方向に四箇所設け
られているようなものでは、外部引出し部から引き込ま
れた端子板を一つおきに同極となるように配線する必要
があり、このように配線すると、異極端子板同志が交差
するようになっている。このため、異極端子板同志をモ
ータ軸方向に間隔が存するよう立体的に交差させる構成
としたり、一方の端子板を迂回させる構成としたり、さ
らには正、負極用端子板を両者ともホルダステーに埋設
(インサートモールド)する構成として、端子板同志の
絶縁を確保するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、端子板を交
差させたり、迂回させたりするものでは、狭いスペース
で作業を行うこともあって配線が面倒かつ煩雑になる許
りでなく、部品点数が増加するという問題があるうえ、
確実な絶縁を考慮すると端子板同志の間隔を大きくせざ
るを得ず、このため、刷子装置の大型化を招来するとい
う問題がある。一方、正、負極用端子板をホルダステー
に埋設するものでは、両端子板間の間隔を、端子板が露
出したまま立体交差させたり迂回させたりするものほど
大きく確保する必要はないものの、ある程度の間隔は必
要となり、ホルダステーの板厚を増加させることになっ
てモータ軸方向の全長を大型化するという問題があり、
ここに本発明が解決しようとする課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創
作されたものであって、ホルダステーに支持される少な
くとも一対の刷子が回転軸に配されたコンミテータに摺
接する回転電機の刷子装置において、一端部が前記各刷
子にそれぞれ接続され、他端部がホルダステーの外部引
出し部から引出される正、負極用の各端子は、正、負何
れか一方の端子がホルダステーに埋設されているもので
ある。そして、このようにすることにより、ホルダステ
ーの板厚を厚くすることなく、異極端子間の確実な絶縁
を確保できる。このものにおいて、本発明のホルダステ
ーは樹脂材を用いて円板状に形成されたものとし、端子
の外部引出し部はホルダステーの外周部に形成されてい
るものとすることができる。さらにこのものにおいて、
本発明の他方の端子は外部引出し部と刷子とのあいだ
を、ホルダステーに軸方向段差状に形成される段差部外
周面に沿って引き回されているものとすることができ
る。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第一の実施の形態
について、図1〜図4に示す図面に基づいて説明する。
図面において、1は電装品に搭載される電動モータであ
って、該電動モータ1を構成する有底筒状のヨーク2
は、内周面に永久磁石3が止着され、その開口端部2a
が後述するエンドブラケット兼用型のホルダステー4に
より覆蓋される構成となっている。そして、ヨーク2の
底面に形成される軸受部2bと、ホルダステー4に形成
される軸受部4aとに、軸受5、6を介して回動自在に
軸承される回転子7の回転軸(アーマチュア軸)7a
は、その一端部が、ヨーク軸受部2bを貫通して外部に
突出し、該突出端部に適宜アクチュエータが連動連結さ
れる構成となっている。
【0006】さて、前記ホルダステー4は樹脂材を一体
型成形して所定の板厚を有した円板状に形成されてい
る。そして、ホルダステー4の内側面(ヨーク2側の面
であって板厚方向内側面)4bの内径部には前記軸受部
4aが小径凹溝状に形成されており、該軸受部4aに嵌
着される軸受6を介して回転軸7aの他端部が軸承され
ている。さらに、ホルダステー内側面4bには、前記軸
受部4aの外径側に位置し、かつ周回り方向等間隔(等
角度)を存する状態で四個の刷子ホルダ8が一体形成さ
れている。これら各刷子ホルダ8には、それぞれ外部電
源を回転子7側に給電するための正、負極用刷子9、1
0が径方向移動自在に内装され、付勢弾機9a、10a
によって径方向内方に向けて付勢されている。これによ
って、刷子ホルダ8の内端面から突出する刷子9、10
の内径側端部が、回転軸7aの他端部側に位置して外嵌
状に固着されたコンミテータ11の外周面に弾圧状に摺
接する設定となっている。ここで、ホルダステー4の外
径部には、板厚方向に段差部が一体形成されており、こ
れによって、ホルダステー4の軸方向内、外側に位置し
て小径外周面部4cと大径外周面部4dとが形成されて
いる。そして、前記小径外周面部4cには、隣接する一
対の刷子ホルダ8のあいだに位置して突出する支持部4
eが形成され、図示しない外部電源との接続部を構成す
るための端子板引出し部(本発明の外部引出し部に相当
する)4fに構成されている。
【0007】一方、12、13、14、15は第一、第
二、第三、第四端子板であって、これら各端子板12、
13、14、15は、ホルダステー4の前記端子板引出
部4fと、各刷子ホルダ8の周回り方向側部に位置して
形成される凹溝部4gとのあいだに配線される設定とな
っている。ここで、本実施の形態において、第一、第二
端子板12、13は外部電源の正極に接続される端子で
あって、これら第一、第二端子板12、13は、図2の
左上方と右下方に位置して配される正極用刷子9にそれ
ぞれ接続される設定となっている。一方、第三、第四端
子板14、15は外部電源の負極に接続される端子であ
って、これら第三、第四端子板14、15は、図2の右
上方と左下方に位置して配される負極用刷子10にそれ
ぞれ接続される設定となっている。
【0008】そして、第一、第二の正極用端子板12、
13はホルダステー4を型成形する際にインサートモー
ルド(埋設)することにより配線されており、基端部1
2a、13aは端子板引出し部4fの板厚方向中間部か
ら周回り方向に隣接する状態で外部に突出しており、先
端部12b、13bは対応する正極用刷子9の側部に形
成された凹溝部4gから露出する設定となっている。一
方、第三、第四の負極用端子板14、15は、基端部1
4a、15aの板面が端子板引出し部4fの支持部4e
に沿う状態で、かつ周回り方向に隣接して外部に引出さ
れており、これによって、前記負極用端子板13、12
の基端部12a、13aとのあいだに回転軸7a方向に
クリアランスSがそれぞれ形成されるように設定されて
いる。そして正極用端子板14、15のうち、第三端子
板14は、先端部14bが支持部材14cにより右上方
の刷子10側部に位置する凹溝部4gに支持されるよ
う、中間部をホルダステー小径外周面部4cに沿わせる
ようにして配線されている。また、第四端子板15は、
先端部15bが端子板引出し部4fから最も近接してい
る凹溝部4gに配線されるが、この場合、第四端子板1
5は刷子ホルダ内側面4bに沿った状態で湾曲状に折曲
され支持部材15cにより支持されている。因みに、各
刷子9、10から引出されるピグテール9b、10bと
各対応する第一、第二、第三、第四端子板12、13、
14、15とは、凹溝部4g部位においてスポット溶接
等の溶着手段により電気的に接続されている。そして、
各刷子9、10、各端子板12、13、14、15等の
必要な部材を配線組込みした状態のホルダステー4をヨ
ーク開口端部2aに組込むが、このときホルダステー4
は、大径外周面部4dがヨーク開口端部2aに嵌め込ま
れるように設定され、小径外周面部4cに沿って配され
る第三端子板14の外周面がヨーク2の内側面から離間
するように設定されている。
【0009】叙述の如く構成された本発明の実施の形態
において、端子板引出し部4fから外方に突出する第
一、第二、第三、第四端子板12、13、14、15に
外部電源からのカプラ(図示せず)を接続することで、
各端子板12、13、14、15、ピグテール9a、1
0aを介して各刷子9、10に給電され、これに基づい
て、回転子7が回転軸7aと共に一体回動することにな
るが、この場合に、第一、第二の正極用端子板12、1
3はホルダステー4に埋設されると共に、埋設されるこ
となく露出している第三、第四の負極用端子板14、1
5のうち、第三端子板14はホルダステー4の小径外周
面部4cに沿う状態で配線され、そして、第四端子板1
5はホルダステー内側面4bに沿う状態で配線されてお
り、ホルダステー4上での配線は互いの端子板12、1
3、14、15同志のクリアランスが充分に確保され、
確実な絶縁ができる。しかも、ホルダステー小径外周面
部4cに形成される端子板引出し部4fにおいては、同
極同志の端子板12と13、14と15とはそれぞれ周
回り方向に隣接しているが、異極同志の端子板12と1
5、13と14とは互いに回転軸7a方向に所定クリア
ランスSが形成されていて、該端子板引出し部4fにお
ける絶縁も確実になされる。
【0010】このように、本発明が実施されたものにお
いては、正極用端子板12、13は埋設し、負極用端子
板14、15はホルダステー4に沿って露出状に設けら
れるため、異極同志のものにおける絶縁が確実に確保で
きることになって、製品の歩留りを向上させることがで
きる。しかも、一方の極である正極用の端子板12、1
3のみがホルダステー4に埋設されているので、両極の
端子板を埋設するもののようにホルダステー4の板厚を
不要に厚くする必要がなく、コンパクト化を計ることが
できる。しかも、予め正極用端子板12、13が埋設さ
れたホルダステーに、露出する側の負極用の端子板1
4、15を配線すればよいことになり、ホルダステー4
に露出する部材が少なくなると共に、該部位での配線作
業が容易となって作業性が向上するうえ、ホルダステー
4上に配される各部材のレイアウトの自由度が向上す
る。
【0011】尚、本発明は前記実施の形態に限定される
ことは勿論なく、負極用端子板を埋設する構成としても
よいことは勿論である。また、端子板引出し部におい
て、前記第一の実施の形態のものは同極の端子板が一対
づつ並列して露出する構成となっており、都合四枚の端
子に電源側の端子を接続させているが、並列する同極同
志の端子を接続して一つの端子板として外部に引き出す
ようにすることも容易にでき、このようにすることによ
って、異極同志の端子が一対あるものとして電源側に接
続することができる。
【0012】さらに、ホルダステーに露出して設けられ
る端子板の配線レイアウトとしては、図5に示す第二の
実施の形態のようにしてもよい。このものは、露出側の
端子板16、17を両者ともホルダステー4の小径外周
面部4cに沿わせて配線すると共に、端子板引出し部4
fにおいて基端部を折り曲げてホルダステー4の外径側
に突出させている。一方、埋設される側の端子板18、
19の両基端部は、板厚方向内側に位置するよう段差状
に折曲げられている。そして、この場合でも、端子板引
出し部4fにおける異極同志の端子板16と19、17
と18とのあいだに所定のクリアランスを設けることで
確実な絶縁が確保されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】電動モータの一部側面断面図である。
【図2】ホルダステーの正面図である。
【図3】ホルダステーの斜視図である。
【図4】図2におけるA−A断面図である。
【図5】第二の実施の形態におけるホルダステーの斜視
図である。
【符号の説明】
1 電動モータ 4 ホルダステー 4c 小径外周面部 4f 端子板引出し部 7a 回転軸 8 刷子ホルダ 9 正極用刷子 11 コンミテータ 13 端子板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H604 AA08 AA10 BB07 BB14 CC02 DB02 5H613 AA01 AA02 BB04 BB15 BB28 BB38 GA12 GA14 GA17 GB02 GB09 GB17 KK03 KK05 KK07 PP03 5H615 AA01 BB04 BB14 PP02 PP26 SS12 TT31

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホルダステーに支持される少なくとも一
    対の刷子が回転軸に配されたコンミテータに摺接する回
    転電機の刷子装置において、一端部が前記各刷子にそれ
    ぞれ接続され、他端部がホルダステーの外部引出し部か
    ら引出される正、負極用の各端子は、正、負何れか一方
    の端子がホルダステーに埋設されている回転電機の刷子
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、ホルダステーは樹脂
    材を用いて円板状に形成されたものとし、端子の外部引
    出し部はホルダステーの外周部に形成されている回転電
    機の刷子装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、他方の端子は外部引
    出し部と刷子とのあいだを、ホルダステーに軸方向段差
    状に形成される段差部外周面に沿って引き回されている
    回転電機の刷子装置。
JP11063323A 1999-03-10 1999-03-10 回転電機の刷子装置 Pending JP2000262016A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006320152A (ja) * 2005-05-13 2006-11-24 Asmo Co Ltd ブラシホルダ及びモータ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006320152A (ja) * 2005-05-13 2006-11-24 Asmo Co Ltd ブラシホルダ及びモータ
JP4563864B2 (ja) * 2005-05-13 2010-10-13 アスモ株式会社 ブラシホルダ及びモータ

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