JP2000261864A - 無線によるコンセントの管理システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】無線制御端末によりコンセントと電気製品を管
理し電気製品の電源ｏｎ／ｏｆｆ管理を行う。 【解決手段】無線制御端末１と電源タップ２、電源タッ
プ２から電源の供給を受けている電気製品３は、お互い
に無線通信が可能である。電気製品３がそのリモコン４
から電源ｏｆｆの指示を受信した際、電気製品３は無線
制御端末１に電源ｏｆｆ通知と現在の環境設定情報と電
源ｏｎ予約時間を送信する。無線制御端末は、電気製品
の予約時間が来た場合、または、リモコン４から電源ｏ
ｎの指示があった場合、電源タップ２に電源ｏｎの指示
を出す。立ち上がった電気製品３は、無線制御端末１に
環境設定情報受信要求を出すことで、無線制御端末１か
ら環境設定情報を受信し以前の設定で動作することが可
能となる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】多くの電気製品は、電源をｏｆｆにして
も時計機能や復帰時のための環境設定情報を保持してお
くための待機電力まではカットできなかった。こういっ
た環境設定情報を記憶する機能を持った電気製品はこれ
からも更に増えていくことが予想され、待機電力の総和
が問題となり、その低減が期待される。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は各電
気製品の待機電力の総和を低減させることを目的とす
る。

【０００４】

【課題を解決するための手段】請求項１記載の無線によ
るコンセントの管理システムは、無線通信が可能な電源
タップと電気製品と無線制御端末があることを特徴とす
る。

【０００５】上記構成により、電源タップと電気製品か
ら無線制御端末が情報を得ることで各電気製品の電源を
接続された電源タップから制御できる効果を有する。

【０００６】請求項２記載の電源タップは、無線通信で
の送受信機能と検知機能と電源ｏｎ／ｏｆｆ切り替え機
能とそれらの制御機能とを具備することを特徴とする。

【０００７】上記構成により、コンセントの挿入、抜き
出しの際、無線制御端末に通知する効果と、無線制御端
末からの電源ｏｎ又はｏｆｆ通知を受信し、そのコンセ
ントに対し電源ｏｎ又はｏｆｆの切り替えが行える効果
を有する。

【０００８】請求項３記載の電気製品は、無線通信での
送受信機能と環境設定用の記憶機能とを具備したことを
特徴とする。

【０００９】上記構成により、電気製品は電源ｏｆｆを
行う時、環境設定用の記憶領域のデータを無線制御端末
に送信し、電源ｏｎにより無線制御端末から環境設定用
のデータを受信することで以前の状態に復帰できる効果
を有する。

【００１０】請求項４記載の無線制御端末は上記記載の
電気製品が送信する環境設定データを保存しておく記憶
機能を具備していることを特徴とする。

【００１１】上記構成により、無線制御端末が電気製品
の電源ｏｆｆ時に環境設定データを受信し家電製品の電
源ｏｎ時に家電製品に送信することで、家電製品が電源
ｏｆｆ前の環境に復帰できるという効果を有する。

【００１２】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。

【００１３】（実施例）図１は本発明の概要を示すもの
である。無線制御端末１は、電源タップ２とそれにつな
がる電気製品３と通信が可能である。また、電気製品３
にリモコン４が付属している場合、電気製品３と同様に
リモコン４からの信号を受信できる。

【００１４】電気製品が電源ｏｎ状態から電源ｏｆｆ状
態に移行する場合を説明する。電気製品３から無線制御
端末１へ電源ｏｆｆ要求が送信される。電気製品３は環
境設定用の記憶部のデータをパケット化して無線制御端
末１に送信する。また、電気製品３が自動で電源を起動
したい場合などは、電源ｏｎ希望時間を無線制御端末１
に送信しておく。

【００１５】無線制御端末１は、受信した電気製品３の
環境設定用データを記憶部に保存しておく。電源ｏｎ希
望時間を受信した場合は、時計部にセットしておく。時
計部は設定された時間が来れば制御部に通知する。ま
た、電気製品３の電源をｏｆｆするよう電源タップ２に
電源ｏｆｆ要求を送信する。

【００１６】電源タップ２は、電源ｏｆｆ要求により電
気製品３がささっている差し込み口の電源をｏｆｆす
る。

【００１７】次に、電気製品３が電源ｏｆｆ状態から電
源ｏｎ状態に移行する場合を説明する。電気製品３のリ
モコン４から電源ｏｎ指示が無線制御端末１で受信した
場合や、時計部から電源ｏｎ要求がきた場合、または無
線制御端末の入力部から電源ｏｎ指示がきた場合、無線
制御端末１は電源タップ２に電気製品３の電源ｏｎ要求
を送信する。

【００１８】電源タップ２は無線制御端末１から電気製
品３の電源ｏｎ要求により電気製品３のささっている差
し込み口の電源をｏｎにする。

【００１９】電気製品３は、電源タップ２からの電源供
給により立ち上がり、無線制御端末１に環境設定情報要
求を送信する。

【００２０】無線制御端末１は、家電製品３へ環境設定
情報を送信する。また、初めて家電製品３からの受信を
受けた場合は、家電製品３へ製品情報要求を送信し以降
の無線通信に反映させる。

【００２１】

【発明の効果】以上で述べたように、本発明のコンセン
ト管理システムによれば、電気製品の電源ｏｆｆ時に無
線制御端末で設定環境を保存することで、複数の電気製
品の使用が考えられる場合に、電源ｏｆｆ時の待機電力
の総和を低減できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のシステム全体の概要図である。電気製
品は複数存在しても構わない。

【図２】電源タップのブロック図である。

【図３】家電製品のブロック図の一部である。

【図４】無線制御端末のブロック図である。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】無線通信が行われるシステムで、無線通信
   が可能な交流電源を供給する電源タップと、無線通信が
   可能な交流電源から電力を得る電気製品と、前記記載の
   電源タップと電気製品を管理・制御を行う無線制御端末
   を具備したことを特徴とする無線によるコンセントの管
   理システム。
2. 【請求項２】交流電源を供給する電源タップで、無線通
   信が可能な送受信機能と、何番目の差込口にコンセント
   が挿入と抜き出しとを検知できる検知機能と、コンセン
   トが挿入されたまま電源の供給を断つことができる電源
   ｏｎ／ｏｆｆ切り替え機能と、前記各機能を制御する制
   御機能とを具備したことを特徴とする電源タップ。
3. 【請求項３】交流電源から電力を得る電気製品で、その
   電気製品に特有な機能の環境設定データを保存しておく
   記憶機能と、無線通信が可能な送受信機能とを具備した
   ことを特徴とする電気製品。
4. 【請求項４】無線制御端末で、電気製品が送信する環境
   設定データを保存しておく記憶機能を具備したことを特
   徴とする無線制御端末。